Google
WWW を検索 http://blog.livedoor.jp/sugiyama_dental/ を検索

2009年11月12日

OAM(大口式)インプラント方法:その2

11/12(木曜日)です。

先日、年末になると忙しくなることをお話しました。
やはり、今年も年末が近づくにつれ、忙しくなってきました。

病院は、不況に大きく左右されないと言われますが、そのようなことはなく、
経営が厳しい歯科医院も増えてきていると言います。

実際に、東京都内の歯科医院では、年間 300件程度が倒産もしくは、廃業しているようです。
どの業種も同じように厳しい状況です。

当医院でも 今年の初め頃は、インプラント治療を希望される患者様も減少傾向にありましたが、政権交代もあったせいか 年末になるとだいぶ変わってきました。

年内になんとかしたいと 考えられている方が多いからでしょうか?
インプラント治療を希望されて受診される方が多くなってきています。

昨晩も診療終了後、初診の患者様にお渡しする『 治療計画書』を朝方まで作っていました。
この治療計画書が結構大変なんです。

簡単な症例ですと、10〜20分程度で完成しますが、
大変な症例ですと、1症例で 2時間以上もかかることがあります。

お渡しする治療計画書は、治療内容等により変わりますが、
簡単なケースでは、A4用紙で 5〜10ページ程度、
難しいケースですと A4用紙で 30ページ程度の量があります。
簡単な本のようです。

新規の患者様が多いと この治療計画書を作成するだけでも 毎日大変なのです。
昨晩も6名の治療計画書を作成していましたので、朝4:00までかかってしまいました。

インプラント治療は 単に欠損部の問題を解決するだけではありません。
噛み合わせをきちんとすることは、口腔内全体にとって重要なことです。

現在欠損部がある方で、インプラント治療を考えてはいるが、
どうするか迷っている方もいらっしゃるかと思います。
このような場合には、インプラントを行わなくても欠損部を放置しないことが大切です。
仮歯を利用したり、仮の義歯を使用したりすることが重要です。
欠損部をそのままにするこは、結果的にさらに多くの問題を生じてしまいます。

また、欠損があるということは、 歯周病等も問題が起きている可能性も高いのです。

歯周病は、放置するとどんどんと状態は悪くなり、さらに多くの歯を失うことになります。
早期に対応することが最も重要なのです。




それでは、本日の本題に入ります。
今日も前回の続きで、『OAM(大口式)インプラント:その2』になります。

OAM(大口式)インプラントは、インプラント治療で一般的に使用される
骨に穴を開けるための『ドリル』を ほとんど使用しないで治療を行います。

OAM(大口式)インプラントの最大の利点は、骨を押し広げるように行いますので、骨幅が少ない症例でも骨幅を広げることが可能になります。
(ドリルで骨を削らないことが最大の利点です)

その結果、骨を増大させるようなGBR法を最小限にすることが可能になります。
実際に 私自身も 『スプリッティング法』を行うようになってから GBR法を行う頻度がだいぶ少なくなってきました。

骨吸収が大きい場合には、GBR法を行うことがあっても 簡単な処置のみで終了させることができるため、患者様の負担もずいぶんと少なくなってきています。

GBR法は、骨吸収の程度にもよりますが、それなりに大変な治療です。

手術時間が かかれば かかるほど 術後の腫れ 等も大きくなります。

私もインプラント治療を始めた頃から もっと患者様に負担の少ない治療法はないのかと考えていました。
以前のインプラント治療は、骨の吸収がある場合には、骨の移植を積極的に行い、インプラントを埋め込むといった方法が主体であり、治療優先の考えがありました。

もちろん骨吸収がある部位には、インプラントは適切に行えませんので、骨を増大させることは重要なことです。
しかし、骨を増大させることと同程度で患者様の負担を軽減することも重要です。
もちろんOAM(大口式)インプラントで全ての問題が解決できるわけではありませんが、多くの症例で手術にかかわる負担を軽減させるこが可能になります。

今後は、さらに負担の少ない治療が開発されることと思います。



次回のブログは11/16(月曜日)になります。

  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


2009年11月09日

OAM(大口式)インプラント方法

11/9(月曜日)です。
昨日の日曜日は、私(院長)は 名古屋でインプラントの勉強会がありました。
どんな勉強会だったかを ご紹介します。

通常、インプラントを顎骨内に埋め込むためには、専用のドリルで穴を形成します。

インプラントの直径は、使用するインプラントメーカーにより多少違いますが、
3.5〜4.5ミリ程度あります。

そのため、適切なインプラントを埋入するためには、それ以上(インプラントの太さ以上)の骨の幅が必要になるのです。

具体的には、インプラントの周囲に1ミリ以上の余剰な骨幅が存在することが必要です。
つまり、6ミリ以上は 骨幅が必要だということです。

しかし、多くの症例で6ミリ以上の骨幅が存在するケースは、少ないのです。

骨幅が少ない場合には、骨を増大させるGBR法(骨再生治療法) が必要になります。

この治療は、骨を増大(再生)できる大きな利点もありますが、大変な面もあります。
大変というのは、手術後の 腫れ や 疼痛 が起こる確率が高いということです。

もちろん、骨吸収が大きく、大幅に骨の増大(再生)を行おうとすれば、それだけ大変になります。

また、骨の再生量には 限界があり、どのような状態でも骨を元通りの状態に回復させることが可能なわけではありません。詳細は、以下をクリック
    •GBR法(骨再生療法)の限界
     
できれば、GBR法(骨再生治療法) を行わない方が楽なことになります。

今回、聴講してきた話は、ドリルをほとんど使用しないで、骨幅を増大させて インプラントを埋入する方法です。

私自身もこの方法は、数年前から行っていました。
しかし、『OAM(大口式)という方法は 非常に良い!』ということを学会や多くの先生から聞いていたので、もっと詳しい話を実際に話を聞いてみたい と思っていました。
それが、昨日の名古屋での聴講になったのです。

話は、また一般的なインプラントの手術方法になります。
通常、骨に穴を開けるドリルですが、2〜4種類程度の太さがあります。
細いドリルから始め、最終的なインプラントの直径に近いサイズまで 順番にドリルを太くし、穴を開けていくのです。

OAM(大口式)インプラントは、ドリルではなく、細いキリのような器具です。
骨を削る刃は 付いていないので、骨が削られることはありません。
細いキリのような器具から 少しずつ 太くし、穴を押し広げて拡大します。

一番細い器具(キリ)で、0.5ミリです。
そこから約0.2ミリづつ 器具(キリ)は、太くなります。
最終的に、インプラントを埋め込むことが可能になるまで、16〜20種類の器具(キリ)を使用します。

一般的なインプラントに使用するドリルが2〜4種類なので、いかにOAM(大口式)が少しずつ穴を拡大しているかが分かるかと思います。

ドリルは、骨を削りとり、穴を開けますが、
OAM(大口式)は、骨を削らないため、穴が大きく拡大されるたびに 骨幅が、押し広げられるのです。

骨には弾性があります。
例えば、厚さ3ミリの骨幅があったとします。
この骨の真ん中に 小さい 器具(OAMのキリ)を挿入し、穴を4ミリ程度まで拡大したとします。
計算上は、骨幅は、7ミリまで拡大されることになります。

現実的には、骨の吸収状態は、凸凹していたり、硬さも違うため、全て理論上とは違いますが、
確実に骨幅は、太くなります。

ただし、時間はかかります。
通常、ドリルを使用すれば、骨幅に問題がなければ1本の埋入で5〜10分程度で十分終了しますが、
OAM(大口式)では、16〜20種類の器具(キリ)を使用し、他にも使用する器具がありますので、
大変時間がかかります。

しかし、非常に有効な治療法であることは間違いないことです。

当医院でも早速 来週にでもこの器具を購入し、インプラント治療を行いたいと思います。

当医院でも 今までに 骨幅を押し広げる治療法を行ってきましたが、
その器具は、OAM(大口式)のように多種類の器具ではありませんでした。
そのため、適応範囲は限られてきました。

OAM(大口式)は、0.2ミリ間隔で 少しずつ拡大できることが 大きなポイントです。

また、実際の症例については、今後ブログで紹介します。



次回のブログは11/12(木曜日)になります。
次回も今日の続きになります。



今週(11/6〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日は私が不在でしたので、一昨日のインプラント手術報告を行います。

一昨日は、3件のインプラント手術がありました。
いつもは、難症例の話をしますが、この3件は、どれも さほど難しい症例ではありませんでした。

難しいかどうかは、骨の状態に左右されます。
骨の吸収が大きいケースでは大変ですが、
骨吸収がさほどなければ、治療は簡単です。

インプラントの埋入本数も 2症例が2本の埋入、1症例は1本のみ の手術でしたので、
手術時間も10〜15分程度でした。
全ての症例がこのような状態であれば、私も患者様も楽で良いのですが、そうはいかないのが現実です。

来週は、大変なインプラント手術が何件もあります。

骨吸収を起こさないためには、悪い状態を放置しないことです。
具体的には、
歯根破折を放置しない!
歯周病を放置しない!
歯がないままにしない!
ことが重要です。

良くあることとして、どうしてもダメな歯を 治療 も 抜歯もせず、そのままに放置することです。

悪い状態がある方は、そのまま放置せず、早めに治療を行うことが重要です。




  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。





大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


2009年11月05日

ワンピースインプラント:その5

11/5(木曜日)です。

今日は、木曜日ですが、一昨日が祝日だったため、診療します。

ブログの前に今週のお知らせです。
今度の日曜日(11/8)は、院長は インプラントの勉強会のため、不在です。
他にも北浜先生も学会のため 不在ですので、日曜日は、山科先生と真鍋先生の2人での診療になります。


今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その5』になります。

このシリーズも今日で最終回です。

まずは、 今までの おさらいをしたいと思います。
同じような話にはなってしまいますが、分かりづらい話でしたので…

最初に インプラントの基本構造のおさらいです。
通常 使用されているインプラントのほとんどが、ツーピースタイプのインプラント です。

以下は、ツーピースタイプのインプラントのの写真です。
3つのパーツでできています。
28665515111
クリックすると拡大されます。






1. 上記写真の 最もの部分は、 インプラント本体: 『フィクスチャー』と
  言います。

2. 上記写真の 間の部分は、 アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』
  のことです。

3. 上記写真の 最もの部分は、 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも
言います。:被せ物のことです。

上記のように インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

一般的な手術方法は、第一段階として『フィクスチャー』と言われる ネジ の部分のみを 骨の中に埋め込みます。(インプラントの手術時です)
そして、骨とインプラントが結合(くっつく)まで 約2〜4ヶ月程度待ちます。
その後、『フィクスチャー』の上に 『アバットメント』を接合します。
そして、型を取るのです。
この3つのパーツは、全て別々である ということです。

しかし、ワンピースインプラントは、始めから 『フィクスチャー』と『アバットメント』が一体型になっています。

インプラント と アバットメント が結合する部分は、緩んだり 取れたりすると問題になってしまいますので、非常に精密な構造になっています。

コストの面からすると このアバットメントの価格は、インプラント本体(フィクスチャー)とさほど変わらないのです。
そのため、インプラント と アバットメント が一体型になっている ワンピースインプラントは、コストが安くできるのです。

もう少し 違いについてのおさらいは続きます。

インプラント手術後には、インプラントと骨が結合するまで、安静にすることが重要です。
具体的には、インプラントに外力が加わらないようにすることが重要なのです。

ツーピースタイプのインプラント は、インプラントを埋入する手術直後には、インプラント自体は、歯肉の中に埋め込まれることになります。
(インプラントの種類 等によっては、インプラントの蓋のみが歯肉の上に見える  1回法 の場合もあります)

これは、インプラント自体に外力が加わらないようにするためです。
しかし、ワンピースインプラントは、インプラント本体(フィククチャー)と土台(アバットメント)が一体型になっているため、手術直後から棒状のアバットメントが見えるのです。
そのため、舌に触れたり …等外力が加わりやすいのです。

また、インプラント手術を行う際には、インプラントを埋め込むための骨の状態が大きく関係してきます。
骨の幅や高さが十分に存在することが重要です。
しかし、現実的には、骨の吸収が起こっていることが多いのです。

骨の吸収が起こっている場合には、 骨増大治療(GBR法) を行います。
この場合には、インプラント本体(フィクスチャー)を歯肉の中に埋め込むことが基本になります。

そのため、骨吸収が起こっているケースでは、ワンピースインプラントは一般的には、使用されないことが多いのです。

また、インプラントの土台(アバットメント)についても解説しました。
ツーピースタイプのインプラント の場合、このアバットメントを選択することが可能です。
アバットメントの高さ や 角度を自由に選択できるのです。
これは、大きな利点になります。

次に、セラミック等のインプラントの被せ物です。
インプラントの被せ物には、
セメント(接着剤)で固定する『セメント固定式』と
ネジで固定する『スクリュー固定式』があることも解説してきました。
症例によっては、後で取り外しが可能な『スクリュー固定式』の方が有利なことが多いのです。
『スクリュー固定式』は、ツーピースタイプのインプラント でしか行えません。

それでは、『ワンピースインプラントは良くないのか?』
ということですが、
そうではありません。
確かに ツーピースタイプのインプラント と比較すると 治療の選択範囲は遥かに少ないですが、利点もあります。

ワンピースインプラントの最大の利点は、コストです。
治療費は、 ツーピースタイプのインプラント に比べ、圧倒的に安くなります。

インプラント治療は どうしても治療費が大きな問題になりますので、安く行えるワンピースインプラントは、大きなポイントになります。

現在、世界的にみて ほとんどのインプラントは、ツーピースタイプのインプラント です。

ツーピースタイプのインプラント の方が圧倒的に利点が多いからです。

しかし、きちんとした適応症さえ守れば、ワンピースインプラントも十分可能であると考えられます。


本日は、診療中で 朝途中まで書いていたブログを 現在 お昼休み中に書き終えました。

もうすぐ午後の診療ですので、本日のブログはこれで終了です。
午後は、インプラントの手術から診療開始です。
骨吸収が進行した上顎に5本のインプラントを埋入します。


次回のブログは11/9(月曜日)になります。


  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。



大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


sugiyama_dental at 14:24|Permalinkclip!インプラント 

2009年11月02日

ワンピースインプラント:その4

11/2(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その4』になります。

当医院は、2日(月)と3日(水)は休診です。
そのかわり、通常は、休診の木曜日(11/5)は、診療致します。
11/5(木)のご予約は、オンライン予約は行えませんので、電話でご予約お願い致します。

また、救急の場合には、メール(info@sugiyama-d.sakura.ne.jp)でご連絡下さい。



さて、今日もツーピース インプラントの利点についてです。

前回から解説しているように世界中のインプラントのほとんどがツーピース インプラントです。
その理由として、ワンピースインプラントと比較して 圧倒的に多くの利点があるからです。

本日は、その中でも 前回予告した セメント固定式 と スクリュー固定式について解説します。

スクリュー固定式は、具体的に言うと、型を取ってできた被せ物を接着剤で付けるのではなく、『ネジ』で固定する方法です。

完成した被せ物の噛む面や 被せ物の横の部分に メガネで使用するような『小さなネジ』が付いています。
インプラントとは この『ネジ』で固定されることになります。

インプラントに被せ物を取り付ける際に、ドライバーのネジのようなもので、
締め付けて固定します。

『スクリュー固定』の最大の特徴として『取り外し』ができることです。
この『取り外し』ができることは 将来性を考えた場合、非常に利点となります。

被せものが セラミック や ハイブリッドセラミックのような白い材質の場合、 歯ぎしり や くいしばりの程度等によりますが、磨り減ったり、欠けたりする可能性があります。

もし、欠けたりした場合、『取り外し』ができれば、一度取り外して修理できます。
長期間の間に磨り減った場合でも取り外し、修理が可能になります。
また、万が一、インプラント自体に問題があった場合、取り外しができた方が
その後の治療を行いやすいという利点があります。

この取り外し式ができるスクリュー固定式は、非常に利点が多いのです。

たたし、欠点として、小さな歯(セラミック等)の内部にネジが入ってるため、構造が非常に複雑になります。
そのため、作成するコストは、セメント固定式と比較すると圧倒的に高くなります。


次にセメント固定式ですが、これは、通常の天然歯の被せ物と同様に 接着剤でセラミック等をくっつけることになります。
非常にシンプルな術式で治療が行えます。
治療に対するエラーが少ない方法とも言えます。

また、治療に関わる材料費等のコストを抑えることができます。

しかし、セメント固定式は、審美性を重視した前歯部では、問題が生じることがあります。

前歯部の場合等、インプラントを審美的に行う場合、インプラントと上部構造(被せ物)の境目が見えないように この境目の部分を歯肉の内部に設置します。

なんのことだかわからない方のために、天然歯において被せ物を行う際の治療方法について解説します。
通常、天然歯を削って、被せ物を行う時には、削る境目をどこに設定するかは、前歯、奥歯等により異なります。
奥歯は、削る境目を 歯肉と同じ位置もしくは 若干歯肉より少し上に設定します。
つまり、被せ物と削った境目が歯肉の上になり、直接見える状態にします。
こうすることにより、境目に直接歯ブラシを当てることが可能となります。
また、被せ物は接着剤でつけますので、つける際にできる余分な接着材を取り除くことが確実に行えます。

しかし、削った境目が歯肉の上に直接見えるということは 前歯では審美的に問題を生じることがあります。
そのため、前歯等の審美性を重視する場合にはこの境目を歯肉の中(約1〜1.5ミリ)に設置します。
境目は、歯肉の内部にあるため、審美的には優れていますが、問題点もでてきます。
一つは 型を取ることが困難なため、エラー(再度型を取ったり、完成した被せ物がぴったりと合わない等)がでてきます。
次に先程あった、境目にある余剰な接着剤を正確に取り除くことが難しいのです。
これは 余剰な接着剤がきちんと取り除けたか確認することが困難であることとつながります。
もし、余剰な接着材が歯肉内部に残ると それが、原因で炎症が起ります。

話は長くなりましたが、審美性を重視する部位にインプラントを行う場合、
インプラントと被せ物の境目を歯肉の内部(歯肉縁下1〜1.5ミリ)に設定しますので、接着剤を取り残す可能性があります。
審美性重視するために、歯肉縁下にインプラントを埋入した場合には『スクリュー固定』の方が優れていると言えます。


本日の内容は、なかり難しい話になりました。

前回のブログにも書きましたようにインターネット等で良く広告されている 格安インプラント の多くは、
ワンピースインプラントです。
インプラントの土台(アバットメント)が一体型になっているタイプです。

全てが一体型になっているため、非常に安価でできます。

骨吸収がなく、埋入部位 や 欠損数…等さまざまな条件さえあえば、ワンピースインプラントでも 十分対応ができると考えられます。

しかし、現実的には、土台(アバットメント)の長さ や 角度 等の種類を後から選択できないことや 『スクリュー固定』も選択できない 等 多くの問題点を抱えてることも事実です。

ワンピース インプラント か ツーピース インプラントかの選択は、さまざまな条件を考慮に入れて選択することが大切です。


次回は、今回のシリーズの最終回になります。
次回のブログは11/5(木曜日)になります。

今週(10/30〜31)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

毎回この手術報告では、難症例を解説しています。
今回のケースも本当に難しい症例でした。

骨の吸収が非常に大きかったケースです。

インプラントの埋入部位は、下顎の奥歯でした。
骨の幅は、約3ミリ程度です。

インプラントを適切に埋入するためには、約6ミリの骨幅が存在しないといけません。
骨幅が3ミリですから 適切な範囲の約半分しかありません。

そのため、インプラントを埋入する際に、骨幅を広げる方法と併用しました。
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法) です。

決行大変な治療でしたが、予定どおり、行うことができました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが3本でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×3本です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法、GBR法の費用も全て含まれています。




  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。


大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


sugiyama_dental at 06:00|Permalinkclip!インプラント 

2009年10月29日

ワンピースインプラント:その3 

10/29(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その3』になります。


このテーマも3回目になりました。
ワンピースインプラント についてお分かりにならない方は、前回と前々回のブログを御覧になって下さい。

前回までのブログでは、インプラントと骨が結合するまで期間は、 安静にすることが重要であることを解説しました。

ワンピースインプラントは、インプラント手術当日からインプラントの土台(アバットメント)が口腔内に見えるため、どうしてもインプラントに力が加わってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に GBR法(骨増大法)を行います。
この場合には、インプラントは、歯肉の中に埋め込みます。
つまり、骨吸収がある場合には、ワンピースインプラントは適していないことになります。

ここまでが、前回解説した内容でした。

本日は、 ツーピース インプラントの 他の利点について解説します。

ちょっと難しい話にはなりますが、他のHPではまず掲載されていないマニアックな内容ですので、御興味のある方は是非御覧になって下さい。

前回も解説しましたように 現在世界中で行われ入るインプラント治療のほとんどが ツーピース インプラントです。

先にも書きましたように インプラントと骨が結合した後で インプラントの土台(アバットメント)は、装着されます。

この土台(アバットメント)は、噛み合う歯との噛み合せ等により、その 長さ や 角度 が変わってきます。

メーカーに違いはありますが、土台(アバットメント)は、その長さ や 角度により 10種類以上が存在します。

細かく選択すれば、もっと数多くのアバットメント(土台)があります。

この角度 や 長さにを選択できることは 非常に有効です。

例えば、前歯部には、ワンピースインプラントはほとんど使用されません。

この理由として、前歯にインプラントを埋入した時には、インプラントの埋入角度と アバットメントの角度を変えることがほとんどだからです。

もし、前歯部に インプラントと土台(アバットメント)が一体型の、ワンピースインプラントを埋入した場合、どうしても 土台(アバットメント)が斜め前方に出っ張ってしまいます。

簡単に言えば、ワンピースインプラントを前歯部で使用した場合、出っ歯になってしまうのです。
(ちょっと分かりにくかもしれません)

そのため、ワンピースインプラントを行っている先生でも
前歯部は、 ツーピース インプラントを使用していることが多いのです。

ワンピースインプラント場合、土台の角度 や 長さを調節する必要性があった場合には、インプラントと骨が結合した後で、口腔内で直接土台を削ることになります。

削ることは可能ですが、足すことはできなくなりますし、角度をつけるために削ると 土台(アバットメント)の維持力が落ちることもあります。

土台と一体型のワンピースインプラントより
後から土台(アバットメント)を選択できる ツーピース インプラントの方が圧倒的に利点が多いのが事実です。

また、インプラントの被せ物は、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、 セメント固定式で、
2つめは、  スクリュー固定式です。

これは、インプラントの被せ物を行う際に、大きなポイントになります。

次回のブログでは、
セメント固定式とはなにか?
  スクリュー固定式とはなにか?
という話から
それぞれの利点、欠点について解説します。

次回の話の内容にはなりますが、ワンピースインプラントは、セメント固定式しか選択できません。
それに対し、 ツーピース インプラントの方は、両方とも選択が可能です。

こうしたことが分かると、なぜ世界で使用されているインプラントメーカーのほとんどが ツーピース インプラントを製造しているかが分かります。


『インプラントについてもっともっと知りたい!』
と思っている方は、他では知ることができないことが分かります。


また、『格安インプラントのほとんどがワンピースインプラントを選択している理由』も分かります。

お楽しみに!!



次回のブログは11/2(月曜日)になります。


今週(10/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が初めてのインプラント手術ではありませんでした。

初診時には、骨吸収が非常に高度に起っていました。

どれくらい骨の吸収が起っていたかと言えば、
下顎の骨の高さが 1/3〜1/4程度 になってしまっていました。
つまり、顎の骨の60〜70%が吸収していたのです。

大変なことです。

インプラントを埋め込むことすらできなかったのです。

そのため、先に骨の増大法のみを行いました。
GBR法(骨増大法)です。

『骨増大を行えば、骨は、増えるの?』
『それなら 骨が吸収しても大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、そう簡単にはいきません。

骨を再生させることは、大変難しいのです。

多少骨の吸収がある程度であれば、さほど大変ではありませんが、骨の吸収が大きい場合にはかなり大変です。

大変というのは、手術自体が大変だということです。
もちろん 骨吸収が大きければ、それだけ、手術時間はかかりますし、手術後の腫れ 等も大きくなります。

また、骨の再生には限界があり、どのような状態でも元通りに復元できるわけではありません。

骨の再生には限界があるのです


さて話は症例に戻ります。
数カ月前に GBR法(骨増大法)を行ったため、本日はインプラントを埋め込むことができるまで、骨の再生が認められました。

骨の再生は、十分達成できたので、手術時間はさほどかかりませんした。

今後は、インプラントと骨が結合するまで約3ヵ月待ちます。

初診時から  GBR法(骨増大法)によって骨が増大するまで、約3〜4ヵ月、
インプラントを埋入してから骨と結合するまで約3ヶ月、
トータルで約7ヵ月以上かかってしまいます。

骨吸収がさほどなければ、半分以下で治療は終了できるのですが…

骨吸収が起きないうちにきちんと対応することが重要なのです。

・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

・ インプラントの基礎についてのブログは、 基礎ブログ(毎週金曜アップ)をクリックして下さい。

・歯周病専門ブログについては、こちらをクリック

・歯周病専門サイトは、以下をクリック 歯周病は横浜歯周病情報センター

・インプラント専門サイトは、以下をクリック 鎌倉インプラント情報センター


インプラントなら横浜の大船駅北口歯科インプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。


sugiyama_dental at 06:34|Permalinkclip!インプラントの基礎(NEW) 

2009年10月26日

ワンピースインプラント:その2 と インプラント症例報告5

10/26(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その2』になります。

前回のブログでは、ワンピース インプラント と ツーピース インプラントの違いについて解説しました。

その中で、世界中で使用されているいインプラントのほとんどは、ツーピース インプラントであることを解説しました。

本日は、その理由について解説します。

まず、ワンピース インプラントは、インプラント手術当日から歯肉の上に土台(アバットメント)が見えます。
長い棒状の 金属製の土台です。
インプラントと一体型になっているためです。

以下の話は、前回と同様の話にはなりますが、非常に重要なことなので再度解説します。


世界的に一般的に使用されているツーピース インプラントは、 インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋込まれます。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合したで装着するのです。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合したになります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。

以上のことが前回の話でした。

ワンピース インプラントは、どうしても手術直後から土台(アバットメント)が口腔内に露出(見えている)しているので、インプラントに外力が加わりやすいのです。

また、インプラントを埋込むための骨がしっかりしていないと ワンピース インプラントは適切にできません。

インプラント治療を行う方の多くは、
歯周病 歯根破折欠損状態を長く放置していた …等により骨吸収を起こしています。

骨吸収があった場合には、インプラントを適切に埋入することはできません。
適切にインプラントが埋入できないということは、埋入したインプラントが安定しないということです。
安定しないインプラントに外力が加われば、インプラント自体もダメになってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に吸収部位に骨の増大法を行います。
この方法をGBR法(骨増大法) と言います。

一般的にGBR法(骨増大法) を行った場合には、インプラント自体を歯肉の中に埋込みます。
インプラント手術時にインプラントを完全に歯肉の中に埋込む方法を2回法 と言います。

GBR法(骨増大法) を行った場合には、骨吸収がまったくなかった場合と比較してより手術後の感染に注意が必要です。

GBR法(骨増大法) には、人工骨を使用したり、骨の増大を行うためのGBR膜 等を使用します。
こうした骨増大に使用した材料が感染しないように インプラント本体も含め、全てを歯肉の中に埋込んでしまう2回法 がほとんどです。

また、上記以外にもさまざまな理由により、GBR法(骨増大法) を行った場合には、歯肉の完全閉鎖が基本になります。

インプラントを歯肉の中に埋込む(2回法 )ということは、ワンピース インプラントはできないということです。

私が日々インプラント手術を行う中で、骨の吸収がまったくなく、インプラントを埋入できるケースは、半数以下です。

半分以上のケースでは、GBR法(骨増大法) を行うのです。

つまり、骨吸収が起っている場合には、ツーピース インプラントが適応症ということになります。

他にもツーピース インプラントの利点があります。
これは、次回で解説します。
次回のブログは10/29(木曜日)になります。



今週(10/23〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎同時にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日も1日中 インプラントの手術でした。
その中でも難症例であった 上下顎に合計8本のインプラントを埋入した症例をご紹介します。

患者様は、長い間 歯科治療を繰り返されてきた方です。

虫歯、 歯周病
歯がない状態が長くあった 等の問題が長期的に続いたことにより、さまざまな問題が起っていました。

具体的なこととしては、
 今まで治療してきた被せ物 等が何度も取れてしまう!
 年々 歯がダメになり、抜歯を繰り返している!
 欠損部位がどんどんと増えていき、噛むところがなくなってきた!

そして、『このままでは、もっと もっと 歯を失うことになり、
噛むこともできなくなってしまうのではないか!』 という不安になり、
全体的に きちんと治療を行いたい というご希望があり、
紹介を受けて 当医院を受診されました。

このような 歯科治療を繰り返している方は 多くいらっしゃいます。

治療部位がすぐにダメになる大きな原因の一つとして、
『神経がない歯が多い!』ことがあげられます。

今回ご紹介する患者様も 2/3以上の歯がすでに欠損しており、
残っている歯は、全て神経がない歯です。
神経のない歯は非常に脆く、 通常の噛む力でも折れてしまうことが多いのです。

そのため、少しでも残っている歯に負担をかけないようにするためにも 欠損部位にインプラントを行うことは有効です。

今回ご紹介する患者様のように 多くの歯が欠損しており、噛むことが御不自由になっている方が本当に多くなっています。


全ての欠損部位にインプラントを埋入する方法ももちろん有効ですが、
まず、必要な部位にのみインプラントを行うことも 重要なことです。
最初に審美的な改善、噛むことの改善が必要です。


話は戻りますが、今回の治療は、本当に難症例でした。
大変なインプラント手術でした。

骨の吸収も多くあり、8本全てにおいて、
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまな方法を併用し、インプラントを埋入しました。
(これらの骨増大治療費用は 全てインプラント埋入費用に含まれています)

使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

麻酔方法は、 静脈内鎮静法(無痛治療)です。
完全に寝ている間に治療が行えますので、治療が恐い方(心配な方) や インプラントの埋入本数が多い方、骨吸収が大きく治療時間がかかる方 には、非常に有効な麻酔方法です。

難症例であったため、治療時間もだいぶかかりました。
通常、骨吸収がさほどなければ、1本のインプラントを埋入する時間は、約5分程度です。

しかし、今回は、約3時間かかりました。
今年行ったインプラント手術の中で最も大変な手術でした。

私自身は、この手術の直前にも困難な手術があっため、連続のオペで だいぶ大変でしたが、
静脈内鎮静法(無痛治療)で行ったため、患者様ご自身は、苦痛もなく、ぐっすりと眠っている間に終了します。


昨日は、大変でしたので、休診の今日は少しゆっくりしたいと思います。

次回のブログは、10/29(木)です。


・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

・ インプラントの基礎についてのブログは、 基礎ブログ(毎週金曜アップ)をクリックして下さい。

・歯周病専門ブログについては、こちらをクリック

・歯周病専門サイトは、以下をクリック 歯周病は横浜歯周病情報センター

・インプラント専門サイトは、以下をクリック 鎌倉インプラント情報センター




インプラントなら横浜の大船駅北口歯科インプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。



sugiyama_dental at 06:00|Permalinkclip!インプラントの基礎(NEW) 

2009年10月22日

ワンピース タイプ のインプラント

10/22(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピース タイプ  インプラント』になります。

メール相談で インプラント治療に関するご質問が毎日のようにあります。
先日今までにないご質問がありました。
それが、今回のタイトルの『ワンピース タイプ  インプラント』です。

それでは、『ワンピース タイプ  インプラント』という話の前に
一般的なインプラントについて簡単にご説明します。

インプラントの基本構造は下図のようになっています。

1. インプラント本体: 『フィクスチャー』と言います。

2. アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』のことです。

3. 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも言います。: 被せ物のことです。

インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

28665515111
クリックすると拡大されます。







一般的なインプラントは、インプラントの手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれます。

土台となるアバットメントは、後で装着されるのです。
後とは、インプラントと骨が結合(くっつく)する数ヶ月後です。

つまり、一般的なインプラント治療の手順として、
1.インプラント本体(フィクスチャー)を骨に埋込む手術を行う
2.インプラントと骨が結合するまで数ヶ月待つ
3.インプラント本体(フィクスチャー)に 土台(アバットメント)をつける
4.型を取り、被せ物(セラミック 等)を装着する

以上のようなステップでインプラント治療は進んでいきます。

重複しますが、インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれるのです。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合した後で装着するのです。
土台(アバットメント)は、インプラント本体の上に装着される 棒状の装置です。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合した後になります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。
これが、一般的なインプラントです。
こうしたインプラントをツーピース インプラントと言います。
現在インプラントのほとんどがこのタイプです。
世界的にシェアーの高いインプラントメーカーの全てこのスステムを採用しています。
   以下を参考にして下さい。
     ・世界3大インプラント


それに対し、始めから インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が一体型になっているインプラントも存在します。
このタイプのインプラントをワンピース インプラントと言います。

ワンピスタイプのインプラントの最大の利点として、
コストが抑えられることです。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が噛む力で脱落することなく、適切に安定するためには、精密な構造が必要です。
インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が結合するための精度が低いインプラントメーカーは、ダメということになります。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)の結合は、精密さが非常に重要視されるのです。

それに対し、ワンピース インプラントは、インプラント本体 と 土台が一体型ですので、構造がシンプルです。
作製段階でも 比較的に簡単に作製ができるので、エラーも少ないインプラントです。

また、ワンピース インプラントは、型を取る行程や、使用する器具 等もシンプルに行うことが可能です。

そのため、インプラント自体のコストが非常に安価にできます。
インプラントに使用される コスト(インプラント本体、土台、型取りの器具 等を含める)は、
ワンピース インプラント と ツーピース インプラントを比較すると1/3〜1/5程度になります。

圧倒的にワンピース インプラント が安くできるのです。

インターネット等で『格安インプラント』と広告されているインプラントの多くは、こうしたワンピース インプラントを使用しています。

逆に言えば、ワンピース インプラントを使用しなければ、安くは提供できないのです。

先程、インプラントメーカーのほとんどがツーピース インプラントを採用しており、ワンピース インプラントは非常に少数派であることを書きました。

私自身も現在、ツーピース インプラントしか使用していません。

その理由については、次回のブログで解説します。
次回のブログは10/26(月曜日)になります。


・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

・ インプラントの基礎についてのブログは、 基礎ブログ(毎週金曜アップ)をクリックして下さい。

・歯周病専門ブログについては、こちらをクリック

・歯周病専門サイトは、以下をクリック 歯周病は横浜歯周病情報センター

・インプラント専門サイトは、以下をクリック 鎌倉インプラント情報センター




インプラントなら横浜の大船駅北口歯科インプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

sugiyama_dental at 08:53|Permalinkclip!インプラントの基礎(NEW) 

2009年10月19日

インプラント症例報告:GBR法

10/19(月曜日)です。

前回のブログで、年末が近づくと、
インプラント治療を希望される患者様が急激に増えてくることをお話しました。

昨日も1日中 インプラント手術を行っていました。
その症例の全ては、骨幅が少ない状態でした。

今日は、骨幅が少ない場合の治療方法について 昨日行った症例を元にして解説します。

昨日行ったインプラント手術は、全て下顎の奥歯です。

これらの症例の経過で 共通していることは、長期間 歯が欠損している状態が長くあったということです。
それぞれ、10年〜20年以上 歯がない状態(欠損している状態)です。

長期的に歯が欠損していると 顎の骨は、痩せてしまいます。
時間(期間)の経過とともに どんどんと骨は吸収してしまうのです。

特に上顎の前歯部は、骨吸収が大きい部位です。
それに対し、下顎の奥歯は、比較的骨吸収が少ない部位ですが、それでもさまざまな理由で骨は、吸収していきます。

先にも書きましたが、歯が長期間欠損 していたり、
歯の根が折れている状態を放置したり、
歯周病を放置 していると顎の骨は、吸収します。

今回行ったケースは、確かに長期的に歯が欠損していましたが、もともと歯がなくなった原因が、歯根破折歯周病 だったのかもしれません。

骨吸収が行っていた部位では、骨約3ミリ程度でした。

このブログでも良く書くことですが、通常使用するインプラントの太さ(直径)は、約4ミリです。
4ミリの太さのインプラントを埋入するためには、6ミリ以上の骨が必要です。
埋入するインプラントよりも骨の方が太いことが重要なのです。

今回行ったケースでは、それぞれ 骨幅が3ミリ程度であったため、どうしても骨幅を増やす治療が必要だったのです。

今回骨幅を増大させるために行った方法は、以下の2つです。

   ・GBR法(骨増大法)
    ・スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)

これらの方法を組み合わせて骨増大を行いました。

両方ともインプラント治療には かかせない治療方法です。

現実問題として、これらの骨増大法を併用しないで、インプラントを埋入できるケースの方が少ないのです。

治療法の詳細は、それぞれをクリックして下さい。

今回使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。
私が ストローマンインプラント(ITIインプラント)を使用し始めて10年になります。

10年前から ストローマンインプラント(ITIインプラント)は、インプラント界のトップブランドでした。

インプラントの品質、歴史、基礎研究の内容、長期的な臨床データ…どれをとっても世界のトップメーカーです。
特に日本人の顎の形態には適したインプラントと言えます。
また、1回法手術 が基本となるインプラントです。
1回法手術というのは、その名前にあるように1回の手術のみで終了するのが基本コンセプトになっています。
それに対し、2回法というのは、インプラント埋入時(1回目) と インプラントと骨が結合する時期(2回目) の2回の手術が必要になります。
さまざまな理由により、このインプラントメーカーを使用してきました。

また、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)を使用しながら他のメーカーのインプラントも何種類が使用してきたこともあります。
(現在も 上記以外にも数種類のインプラントメーカーを使用しています)

他の数種類のメーカーのインプラントを使用したところ、特に悪いことはまったくありませんでした。
現在、インプラントを製造しているメーカーは、世界中で100種類程度存在すると言われています。
多くのインプラントメーカーでは、その品質は、かなり近いものとなっており、大きな差は、ほとんどないと考えられます。

しかし、私達がインプラントメーカーを選択するにあたり、
基礎研究データ や 長期的な臨床データがしっかりしていないと 使用するわけにはいきません。

ただし、この ストローマンインプラント(ITIインプラント)は、年々コストが高くなっています。
年々です。
また、他のインプラントメーカーと違い、基本的に値引きがないメーカーですので、定価で購入するしかありません。
当医院では、使用(購入)本数が多いので 特別割引という制度で購入できるため、多少は割引がありますが、他のインプラントメーカーと比較すると圧倒的に高いのが現状です。

インプラント本体、土台(アバットメント) 、型と取る器具、手術器具…等どれをとっても高いのです。

利益率を考えれば、原価が1/3以下のメーカーもいっぱいあります。
しかし、信頼できる長期的なデータが存在するインプラントメーカーですので使用しています。

確かに原材料が安価なメーカーも存在しますが、どれだけ信頼できるかは もう少し経過を見てみないとわかりません。

もし、将来的にきちんとした臨床データがそろい、信頼性が高いと思われるインプラントがでてくれば、使用することもあります。
もちろん原価が安ければ、治療費も抑えられることになります。

昨日行ったインプラント手術は、全て静脈内鎮静法
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。


インプラント手術費用の中にGBR法(骨増大法) スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)の費用も含まれています。



次回のブログは10/22(木曜日)になります。







・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

・ インプラントの基礎についてのブログは、 基礎ブログ(毎週金曜アップ)をクリックして下さい。

・歯周病専門ブログについては、こちらをクリック

・歯周病専門サイトは、以下をクリック 歯周病は横浜歯周病情報センター

・インプラント専門サイトは、以下をクリック 鎌倉インプラント情報センター


ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科インプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

sugiyama_dental at 08:47|Permalinkclip!インプラント症例報告 

2009年10月15日

カンチレバーによる治療方法

10/15(木曜日)です。

今年も後 2ヶ月ちょっとで終わってしまいますね。
早いものです。

毎年そうですが、年末になると インプラント治療をご希望されて来院される方が急激に増えます。

昨日も 4名の方がインプラント治療をご希望されて来院されました。

『なんとか年内に噛めるようにしたい!』
というご希望が強いのだと思います。

インプラント治療はどうしても時間(期間)が かかる治療ですので、
1回、2回で終了することが難しいのです。

年内になんとか噛めるようにしたい と 考えられている方は、できる限り早い受診が大切です。

また、審美的な改善 や 噛むことを短期的に達成するのであれば、
まずきちんとした仮歯を作製することで 問題が解決できる場合も多くあります。


さて、本日の本題です。

今日は、『カンチレバーによる治療方法』の話を症例と合わせて解説します。

まず、カンチレバーとはなにか?
という話から始めたいと思います。

この話は、以前にもこのブログで取りあげた話ですが、ご覧になっていない方も多いかと思いますので、
再度ご説明致します。


カンチレバーとはなにか? という話の前に 天然歯での『ブリッジ』について解説します。
天然歯におけるブリッジとは、歯が欠損している部位に対して行う治療法です。

例えば、歯が1歯欠損しているとします。
この場合の治療方法として、
1. 義歯(入れ歯)
2. インプラント
3. ブリッジ
が考えられます。
ブリッジとは、欠損部の両側の歯を削除し、3歯分の連結した被せ物を行う治療法です。
以下の写真は、1歯欠損に対し、両側を削り ブリッジを行った症例です。
burijji1
クリックすると拡大されます。





このブリッジという方法は、インプラントに対しても行える治療法です。
それでは、インプラントブリッジの症例を見ながら解説していきたいと思います。
下の症例は、初診時の状態です。
今回は、右下奥に注目して下さい。
右下奥の歯を抜歯し、インプラントブリッジの計画を立てました。
555
クリックすると拡大されます。




下の写真は、治療後になります。
999
クリックすると拡大されます。




右下の奥歯の3歯欠損部に2本のインプラントを埋入し、ブリッジとしました。
ブリッジの場合、通常はこのように欠損部の両端にインプラントを埋入して行います。

しかし、両端にインプラントを埋入するためには、
埋入部位にしっかりとした骨が存在しないとできません。

例えば、下の写真5では 左下の奥に3歯分の欠損が存在します。
これを先ほどの 写真3と写真4のように両端にインプラントを埋入しようとすると 奥の部位には骨の吸収があり、確実にインプラントを埋入することができません。
写真6の点線が骨の吸収しているライン(外形)を表しています。
1111
クリックすると拡大されます。




この点線部に 骨の再生(GBR法)を行い、インプラントを行うことは可能ですし、そうした方が良いことになります。
しかし、骨を再生(GBR法)させることは時間、治療費もかかりますし、治療を受けられる患者さん本人の大変さもあります。
そうしたことを解決する治療法が「カンチレバー」という方法です。
この症例は、実際にカンチレバーにて治療を行っています。
治療後の状態が下の写真7です。
9946
クリックすると拡大されます。




これで、ブリッジとカンチレバーの違いが少し分かってきたかと思います。

この話をふまえて、今週のインプラント手術報告になります。

今週(10/13〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

欠損は、下顎の奥歯3歯です。
通常、歯が3歯分欠損している場合には、2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。

埋入する部位は、欠損の両側(両端)です。

もともと、同部位は、天然歯のブリッジでした。

しかし、骨吸収が進行する ことにより、ブリッジ全体が歯がグラグラ してきました。

歯周病の検査 の結果、同歯は、歯周病の治療 を行ってもとれも残すことができない状態でした。

抜歯です。

しかし、問題なのは、その後の治療です。

歯周病細菌による感染によって吸収してしまった顎の骨には、大きな穴 があいている状態です。

インプラントという治療は、顎の骨の中に チタンでできたネジを埋込む治療です。
そのため、骨の状態によって、インプラントが可能かどうかが決まってきます。

今回は、3歯欠損のうち、一番奥の部位で骨吸収がかなり起っていました。

手術前の治療計画としては、3歯欠損の両端にインプラントを埋入する計画を立てました。
ただし、骨吸収が大きいので、インプラントを埋入すると同時にGBR法(骨増大法) を行う計画を立てました。

そして、実際の手術時、想像していた以上に骨の吸収程度は進行しており、骨の回復程度も良くありませんでした。

もちろん、予定通りインプラントを埋入し、GBR法(骨増大法) を行うことも可能ですが、今回は、骨吸収が大きかった部位に埋入するのを避けました。

真ん中の欠損部には、骨吸収がまったくなかったので、埋入部位をそちらに変更しました。

その結果、今回のインプラント手術は、カンチレバーになったのです。

このことにより骨吸収部位への埋入が避けられたために、術後の腫れ等は、最小限に抑えられました。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。

次回のブログは10/19(月曜日)になります。



・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

・ インプラントの基礎についてのブログは、 基礎ブログ(毎週金曜アップ)をクリックして下さい。

・歯周病専門ブログについては、こちらをクリック

・歯周病専門サイトは、以下をクリック 歯周病は横浜歯周病情報センター

・インプラント専門サイトは、以下をクリック 鎌倉インプラント情報センター


ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科インプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。



sugiyama_dental at 06:49|Permalinkclip!インプラント症例報告 

2009年10月12日

ドリルを使用しないインプラント治療:その3

10/12(月曜日)です。

昨日まで、宮崎で日本歯周病学会が開催され、参加してきました。

今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その3』になります。

前回 と 前々回を見られていない方は、先にご覧になって下さい。

今日は まず おさらい として『ドリルを使用しないインプラント治療の利点』の再確認から始めたいと思います。

前回までで ドリルを使用しないインプラント治療は、以下の利点があることを解説してきました。

1. 骨の削除量が最小限 !

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
 
3. 切開を最小限にできる !

4. 骨幅を増大できる!
 
5. 『初期固定』に優れている !

6. 『骨密度が向上』する !

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!

*それぞれの詳細は、前回までのブログを見て下さい。

これらの利点をお話すると いいことばかりのように思えます。
では、『ドリルを使用しないインプラント治療』の欠点は、ないのでしょうか?

最大の欠点として、『手術時間が長くかかる!』ことです。

例えば、骨吸収が少ない状態の方にインプラント手術を行う場合、
どのくらいの手術時間がかかるかと言いますと
1本の埋入で約5分程度です。
   (ただし、さまざまな条件により多少変わってくることがあります。また、麻酔時間 等を除きます)

思っているより、ずいぶん 短時間で手術が終わると思われるかもしれません。

5分程度ですからね。

しかし、『ドリルを使用しないインプラント治療』は、時間がかかります。

3倍は 時間がかかります。

手術時間がかかるということは、それだけ 患者様には、負担(苦痛)があるということです。

手術の成功基準の一つに、手術時間があります。
短時間で手術を終了することは、手術時の感染を防止するだけでなく、治療後の腫れも少なくなります。

そのため、なにがなんでも『ドリルを使用しないインプラント治療』を全てのケースに行う わけではありません。

今まで通常に行われてきた『ドリルを使用する方法』の方が 楽に行えることもあります。

私が診療する中では、骨幅が少ないケースでは、骨幅を増大させることが可能な『ドリルを使用しない方法』を行うことが多いのですが、
骨幅が十分存在する場合には、今までの『ドリルを使用する方法』で行います。

この方が結果的に患者様に苦痛が少ないからです。

インプラント治療は、年々進化しています。
さまざまな治療方法が開発されています。
しかし、その新しい治療方法は、時間(期間)の経過とともに 消滅(なくなって)していく方法もあります。

治療法の開発当初は、良い方法と思われたことが、後に否定されることもありますし、
欠点が見つかることもあります。
また、さらに良い方法が開発され、自然になくなっていくこともあります。

インプラント治療は、治療を受ける患者様にとっては、場合により大変な治療です。
以前は、治療技術のみが先攻し、治療を受けられる患者様の立場が置き去りにされてきた時代もあります。

一般外科においてもそうですね。
お腹の開腹手術 等においても 大きく切開して手術を行う時代もありました。
大きく切開をすることにより、手術視野が確実となるからです。

しかし、大きく切開をすることにより、手術後の回復時間も長くかかり、患者様には、負担が大きかったのです。
そうしたことから 内視鏡を使用した手術が増えたり、切開を極力少なくした手術方法が開発されています。

インプラント治療もまったく同じです。
少しでも治療を受ける患者様の立場にたって考えた場合、
『ドリルを使用しないインプラント治療』は、非常に優れた方法になります。

今後のインプラント分野は、単に技術的なことや 新しい開発以外にも
患者様に負担の少ない手術方法がどんどんとでてくるでしょう。

当医院においてもそうしたことを 十分に考え、より安全に より負担の少ない治療を選択していきたいと考えています。



次回のブログは10/15(木曜日)になります。
次回からは、新しいテーマになります。





・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。

・ インプラントの基礎についてのブログは、 基礎ブログ(毎週金曜アップ)をクリックして下さい。

・歯周病専門ブログについては、こちらをクリック

・歯周病専門サイトは、以下をクリック 歯周病は横浜歯周病情報センター

・インプラント専門サイトは、以下をクリック 鎌倉インプラント情報センター


ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ
クリックしていただくとランキングに1票入ります。

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科インプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。