最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

日本口腔インプラント学会学術大会に参加して

2015年 9月24日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。

昨日まで 岡山県で日本口腔インプラント学会学術大会 が開催されました。
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今回の学会のテーマは
健康維持と口腔インプラント治療 
ー 口腔インプラント治療のメリットを再考する ー
でした。

私が主に見た講演は、
デジタル デンティストリー
という内容が多かったです。

デジタル デンティストリーとは、
今まで手作業が主だった歯科治療の中に
コンピュータ等を駆使して行なう治療です。

インプラント治療で言えば、
診査時にCT撮影を行い、
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そのデータを元にコンピュータ上でインプラントを埋め込むシュミレーションを行ないます。
コンピュータ上で実際のインプラントを埋め込むことで
インプラントの方向性や長さ等を明らかにすることが可能になります。

また 骨の吸収状況もはっきりと分かりますので、
GBR法と言われる骨の増大治療をどの程度行なった方が良いのか?
どのような方法で行なうことが良いのか?

さまざまなことが手術前から分かります。
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また、以前にはここから行なうインプラント手術は、
上記のような検査データを見ながら
実際に手術でインプラントを埋め込むのですが、
もちろん手作業です。

しかし、近年ではガイデットサージェリー という
インプラントを埋め込む方向 等を規格する装置を作製することで
ピンポイントでインプラントを埋入することができるようになりました。

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例えて言えば、
車の カーナビゲーションのようなものです。
カーナビを使用することで
どの道を通って行けば迷わないで
到達できるようなことと同じです。

CT撮影から得られたデータを
シュミレーションソフトで解析し、
上記のガイド用ステント という器具を作製します。

実際のインプラント手術時には、
このガイド用ステントに器具を挿入するだけで、
シュミットした位置に的確にインプラントを埋め込むことが可能になりました。

当医院でも症例によってこうしたガイデットサージェリーを行なうようになりました。
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またデジタルはここまでではありません。

インプラントの型取りから
インプラントの被せ物作製までも
デジタルで行なうようになってきています。

今まで被せ物は、
歯科技工士という方が
全て手作業で作製していました。

しかし、近年では
セラミックをコンピュータ上で設計し、
ミリングマシンという器械で
セラミックのブロックを削りだし作製することが可能となりました。

当医院でも3〜4年ほど前から
こうした方法でセラミックの作製を行なうようになりました。

今までの手作業の被せ物作製と比較すると
圧倒的に作製時間が短くなり、
コストも下がりました。
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歯科業界は大きく変わってきているのです。






 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
      インプラント無料相談

  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

  ・ インプラントオンライン見積もりは こちらをクリック
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

オールセラミック ジルコニアオールセラミック モニター募集

2015年 9月10日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。

始めに休診案内です。
9月12日(土曜日)
9月13日(日曜日)
第58回秋季日本歯周病学会学術大会 のため休診となります。

患者様にはご不自由をおかけ致します。

今週の診療は、
明日(9月11日:金曜日)のみとなります。
木曜日は休診ですので
ご予約希望の方は
当院HPより24時間インターネットオンライン予約 をご利用下さい。



本日はインプラントの話ではありません。

オールセラミックについてです。

現在オールセラミックのサイトを作成中です。

そのサイトに掲載させていただく症例を期間限定で募集しています。
平成27年9月15日〜平成27年10月31日まで
第2期オールセラミック モニター募集




オールセラミック や ジルコニアオールセラミックは、非常に審美性の高い 治療です。

以下のような方に適しています。

1.歯の色を白くしたい方!
     ・オールセラミックの色は、見本の中から ご希望の色を選択していただけます

2.歯の形をきれいにしたい方!
     ・歯並びが悪いが矯正治療は行ないたくない

     ・歯が前に出ている

     ・歯と歯の間に隙間がある

      ただし、多少の歯並びが悪い程度であれば
      オールセラミックで審美的に改善可能ですが、
      歯並びに大きく問題がある場合には、
      オールセラミックのみで対応することは難しいです。
      対応可能かどうかは、口腔内をみてから診断致します。 

3.現在被せ物を行なっているが、審美的に問題を感じている方!
     ・歯肉が退縮して被せ物と歯肉との境目が黒く見える
       従来のセラミックは、セラミック内面は金属製なので、
       場合により金属部分が見えることがある。
       オールセラミックは一切金属を使用していない。

     ・以前被せ物を行なったが、変色した
       保険の差し歯は、プラスチック製なので必ず変色します。
       オールセラミックは変色しない。

     ・被せ物の色が悪い、白くしたい
       保険の差し歯は内部は金属製ででてきるので、
       色の透過性が悪く、暗い色になる。

     ・被せ物の形が悪い
       歯の長さ、形態に問題を感じられている場合には改善させることも可能
       どのような状態に改善できるかは、噛み合わせ や 歯並び 等により決まります。

     ・被せ物が前に出ている(出っ歯)
       歯が出ている状態を気にされる方は多くいらっしゃいます。
       噛み合わせ 等によってもどこまで改善できるかが違います。


オールセラミックモニター治療費

オールセラミック  1歯 43.200円(消費税込)

ジルコニアオールセラミック  1歯 86.400円(消費税込)

まずこの治療費で行なえる歯科医院はないと思いますので、
ご希望の方は、この募集中の機会に是非ご利用下さい。

症例が集まり次第オールセラミックモニターは終了します。


募集症例
上顎前歯部


募集期間
平成27年10月31日まで


ご希望の方は、
電話(045-891-3334)
もしくは、インターネットオンライン予約(ネットでは担当医の指定はできません)
をご利用下さい。


初診時は、口腔内診査と今後の治療についての説明となります。
2回目には、治療計画書をお渡しし、治療方法、治療期間、治療費 棟をご説明致します。
その後、ご希望により治療開始となります。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
      インプラント無料相談

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 さい。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例240回目

2015年 9月3日(木曜日)です。

始めに休診案内です。

9月12日(土曜日)
9月13日(日曜日)
第58回秋季日本歯周病学会学術大会 のため休診となります。

患者様にはご不自由をおかけ致します。



このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


『240回目のインプラント症例』になります。

毎回、さまざまな症例をご紹介していますが、
本日のケースは、インプラントの症例としては 簡単な治療でした。
最も簡単なケースと言ってもいいでしょう。

毎回このブログで紹介する症例は、
骨吸収が大きかったり、
歯周病の問題があったり、
残っている歯に問題があったり
等 さまざまな問題があるようなケースです。

しかし、本日の症例は 歯周病の問題は大きくありましたが、
インプラントを行った部分に関しては、骨吸収もさほどなく
簡単なケースでした。

本日ご紹介する症例は、
「患者様にとって有効な治療法とはなにか?」
というテーマで話しを進めていきたいと思います。

患者様は、下顎の歯がグラグラすることと、歯肉の腫れ…等で来院されました。

以下が初診時のレントゲンです。
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下顎の前歯部は、グラグラです。
指で引っ張れば、とれそうな状態でした。
スライド02

多くの歯が欠損しており、
上顎は、義歯をご使用されていました。

下顎の奥歯は、左右とも欠損していました。
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先程説明しましたように 下顎の前歯部は、グラグラしていました。
歯周病による骨吸収 があったからです。

骨吸収が非常に大きかったのです。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。

青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。

何度かこのブログをご覧になっていられる方は、
この青線赤線が分かってきたのではないでしょうか?
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さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
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下顎の前歯部では、骨吸収が非常に大きいのが分かるかと思います。
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下顎前歯部の動揺のある4歯は、抜歯と判断しました。
スライド08

上記の4歯を抜歯した後の治療方法として、
1.義歯(入れ歯)
2.ブリッジ
3.インプラント
が考えられます。

今回 選択した治療方法は、ブリッジです。

この理由として、以下のことがあります。

1.患者様は、義歯を使用することはご希望ではありませんでした。

2.インプラント治療を行うには、欠損数が多く、治療費の問題があります。

3.インプラント治療を選択したとしても 骨吸収が大きく 治療が大変になるため、
  現状ではインプラントは適していない。

4.今回抜歯しなかった歯も決して良い状態ではなく、
  今回抜歯した部位にインプラントを行ったとしても 残っている歯がダメになった場合、
  新たにできた欠損部をどうするか?という問題もでてきます。
  歯が欠損(抜歯)するたびに インプラントを追加埋入することは
  費用といったことを考えても けして良い方法とは言えません。

5.残っている歯自体も多少の動揺があるため、
  残っている歯同士を連結させることにより 動揺の減少をはかることが必要であり、
  そのためには、ブリッジとした方が良い!

上記のような理由から
下顎前歯部は、4歯を抜歯した後 徹底した歯周病の治療 を行い、
ブリッジで対応することに決定しました。

ちなみに 今回のブリッジは、保険が適応されるケースですので、
保険を使用すれば、治療費はもっとも抑えることが可能です。

以下の●印の歯を土台として、ブリッジを作製するのです。
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ブリッジを行うとにより、抜歯当日から歯がないことはありません。

抜歯と同時にブリッジの仮歯を作製します。

これが大切なことです。

抜歯となると
さまざまな不安があるかと思います。

その一つが
抜歯後に歯がない期間があるのではないか?
という不安です。

抜歯後に 歯が欠損したままだと困りますよね。

噛めない!
見た目に困る!

当然のことです。

治療期間中は そうしたことがないように
それぞれの口腔内状況に合わせて対策をとります。

今回の場合には抜歯と同時に固定式の仮歯を作製しましたので
抜歯当日から審美的にもまったく問題ありませんし、
噛むことにも問題はありません。

そして この仮歯のまま、
歯周病治療 を行い、
歯周病の状態が改善した後に型を取り、
ブリッジを装着します。

残っている歯の動揺も抑えることができますし、
患者様のご希望である義歯を使用しないことにもなります。

また、抜歯部の骨吸収が大きいため、
複雑なインプラント治療は避けることができました。

上顎は、現在使用されている義歯のままで良いとのことでした。
スライド11

上顎は、多数の欠損があります。

義歯が嫌ということであれば、
インプラントを埋入し、固定式になることも可能です。

しかし、そのためには、
治療も大変になりますし、
治療費も高額になります。

どのような治療をご希望されているかは、患者様のご希望によります。

ただし、最も 重要なことは、残っている歯の将来性です。
残っている歯がダメになれば、さらに大きい義歯(入れ歯)を使用することになります。

義歯が大きくなれば、義歯の違和感がさらに大きくなります。

食生活も大きく変わる可能性もあります。

もちろん 歯がなくなることの 患者様のお気持ちも重要なことです。

残っている歯をどれだけ、長く維持させるかが大きな 治療の大きなポイントになるのです。

そのためには、「今 なにをした方が良いのか?」
ということを考えなければいけません。

将来性を考えると
下顎の奥歯の欠損を そのままにしておくことは 良いことではありません。

患者様は、下顎の奥歯の欠損は、義歯を希望されていませんでした。
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下顎の左右の奥歯は、2歯づつ欠損しています。
スライド13

ここで問題となるのが、欠損部の手前の歯です。

神経がないのです。
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このブログでも良く解説しますが、神経がない歯は、非常に将来性が悪いです。

神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。

生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。

神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。

神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

この続きは、以下をご覧になって下さい。
     歯根破折

下顎の左右の奥歯が欠損していると
どうしても噛む力の負担は、欠損の手前の歯が加わります。

その手前の歯が神経がないのですから 将来的には問題が起こりやすいことが考えられます。

将来性を考えれば、下顎の奥歯に負担をかけないことが重要なのです。

もし、下顎の左右の神経がない歯が歯根破折 した場合には、
義歯なしでは十分に噛むことはできなくなります。

将来性を考えた上でも
下顎の左右の欠損部にインプラントを行うことは有効な治療方法です。

理想的には、以下のように下顎の左右奥歯に
合計4本のインプラントを埋入することが良いでしょう。
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しかし、インプラントの本数が多いと治療費が高額になってしまうことが欠点です。
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そこで最終的なインプラント治療計画は、以下のようになりました。
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下顎の左右の奥歯に1本づつ行うのです。

これにより、その手前の神経のない歯に負担が加わるのを少なくできます。

もちろん義歯を使用しないで、奥歯で噛めることにもなります。
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以下が治療が終了した状態です。
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上顎は、義歯で対応!

下顎の前歯部は、固定をかねてブリッジで対応!

下顎の奥歯は、最小限の範囲でインプラントで対応!

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これにより下顎の神経がない歯の負担を最小限にできたことが
将来性を高めることにつながるのです。

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インプラントは単に欠損に埋め込めば良いということではありません。
患者様のご希望(治療費負担 等)や
将来性を考えた上で 最も有効な選択肢があるはずです。



治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

インプラントモニターは今年終了予定でしたが、
ご希望される方が多いため、
もう暫く継続します。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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本日のインプラント症例ブログは休みです

本日はインプラント症例ブログは休みになります。

休診案内のみです。

9月12日(土曜日)
9月13日(日曜日)
は日本歯周病学会のため休診となります。

患者様にはご不自由をおかけ致します。

第58回秋季日本歯周病学会学術大会
です。

糖尿病と骨粗鬆症の接点

超高齢社会における歯科の役割

歯周病と骨粗鬆症−基礎と臨床から−
 
在宅者への歯周病ケア

といったことが今学会の内容になるようです。

さまざまなことを学ぶことができそうです。

歯周病学会の詳細は、後日歯周病ブログでアップします。

最新インプラント症例:239回目

2015年 8月20日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。

『239回目のインプラント症例』になります。


本日の症例(再アップケース)は、骨吸収が非常に大きかったケースです。
最近は、本当に骨吸収が大きい患者様が多くいらっしゃいます。

骨吸収が大きくなるとインプラント治療は本当に大変になります。
また、治療費にも影響をしてきます。

歯が多数欠損していても 骨吸収が少ない場合には、
使用するインプラントの本数が少なくてすみます。

例えば、歯が4歯欠損しているとします。
骨の高さ や 幅 に大きな問題がなければ、
長いインプラントを埋め込むことが可能となりますので、
少ないインプラントの本数でも安定性は良いのです。

そのため、4歯欠損でも2本のインプラントで4歯分の被せ物を作製する
インプラントブリッジという方法が可能となります。

以下は、本日の症例ではありませんが、
インプラントブリッジの参考として見ていただきましょう!

以下の症例は、上顎に7歯欠損ありますが、
4本のインプラントで7歯分を支えるインプラントブリッジとなっています。
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次のケースです。
以下の症例は、下顎左側の奥歯が4歯欠損しています。
2本のインプラントを埋入し、4歯分の被せ物を行なう
インプラントブリッジとなっています。
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以下の症例は上顎前歯部が7歯分欠損しています。
4本のインプラントを埋入し、7歯分の被せ物を行う
インプラントブリッジとしました。
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次の症例は、下顎左右に3歯づつの欠損があります。
左右ともに2本のインプラントを埋入し、3歯分の被せ物を作製する
インプラントブリッジとしました。
右側は、インプラントブリッジの中でもカンチレバー という方法で対応しました。
スライド20


次にの症例もインプラントブリッジで対応したケースです。
上顎の奥歯の部分には骨吸収が大きいため、
骨の高さの少ない部分にはインプラント埋入を避けて、
インプラントの傾斜埋入 という方法でブリッジ対応しました。
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このようにインプラント治療は全ての欠損に対して、
インプラントを埋め込む必要性はありません。
骨吸収がさほど少なければ、インプラント治療も簡単になるだけでなく、
治療費削減にもなるのです。

それでは、本日の症例になります。
患者様は、上顎のブリッジ(天然歯同士のブリッジ)がグラグラして噛めないとのことで
来院されました。
以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

奥歯が欠損していることもあり、上顎前歯部のブリッジには、
噛む力の負担が強く起こっており、グラグラな状態でした。
スライド02

グラグラな理由は、ブリッジの土台となっている歯が虫歯だからです。
スライド03

上顎の歯は、全て神経がない歯です。
このブログでも何度も神経のない歯のリスクについて説明してきました。

始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

下顎も欠損が多くあります。
スライド04


上顎の歯は残せる状態ではありませんでした。
全て抜歯となります。
スライド05


以下は、抜歯後です。
スライド06


抜歯後の治療方針として、
患者様は、
義歯は避けたいので インプラント治療をご希望されました。
それでは、どのような治療方法になるのでしょうか?

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド08


さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
非常に骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド09


さらに問題なのは、奥歯の骨吸収です。
これが大変な状態でした。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド11


上顎の左右の奥歯は、骨の高さがまったくない状態です。
スライド12


このままでは、奥歯にインプラントを埋め込むことは不可能です。
どうしたら良いのでしょうか?
スライド13


このような場合には、上顎の奥歯の上顎洞の中に骨を移植することが必要になります。
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) と言います。
スライド14


このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なえば、奥歯にインプラントを埋め込むことが可能となります。
スライド15


しかし、このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、かなり大変な治療です。
特に今回のケースでは、左右側とも行なう必要性がありますし、
移植する骨の量もかなり多くなります。
そのため、治療を受けられる患者様には、大変な治療と言えます。
また、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なうと
治療費もそれなりに多くかかります。

患者様に治療(サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) )に対する説明を行なったところ、
「大変な治療は避けたい!」
とのご希望がありましたので、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行なわない治療方針を考えることにしました。
スライド16


そこで奥歯には、インプラント治療を行なわないで
前歯部を中心としてインプラント治療を行なうことにしました。
スライド18


最終的なインプラント計画は、以下のようになりました。
スライド19



それでもインプラント治療には、困難を極めました。
前歯部も骨吸収が非常に大きく、骨の幅は、平均して約2〜3ミリ程度しか存在しない状態でした。
以下は、インプラントを埋入した後です。
骨吸収が少なければ、長いインプラントを埋入することが可能です。
そうすれば、インプラントの埋入本数も少なくすることが可能となります。
しかし、今回のようなケースではある程度の数のインプラントが必要となります。
スライド20

インプラント手術も 以下のような さまざなま治療方法を駆使して行ないました。
ソケットリフト法
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
PRP法
等です。

以下は、インプラント治療が終了した状態です。
スライド21

使用したインプラントは、
アンキロス インプラント
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
です。

骨吸収が大きくならなう状態でインプラント治療を行なうことは、
治療費の削減にもなりますし、
治療自体も楽に行なえます。

現在インプラント治療を考えられている方は、
病状が悪化する前に治療を開始することが本当に大切です。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:238回目

2015年 8月 6日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


『238回目のインプラント症例』になります。


本日は2症例アップ(再アップ)します。
本日の症例のポイントとなるキーワードは
1.徹底した歯周病治療
2.現在できる最小限のインプラント治療
です。

当医院を受診される患者様の多くは、重度歯周病の方です。
これは私自身が日本歯周病学会の 歯周病専門医 ということもあるためですが、
重度歯周病の場合、治療計画が非常に複雑になります。
その理由の一つとして、
重度歯周病の場合、歯を支えている骨が吸収 していることが多く、
いくら歯周病治療 を行っても骨吸収が100%治り、
元の状態に回復するわけではありません。
そのため、治療後10年、20年という長期的なことを考えると
やはり重度歯周病の場合には将来的な不安が大きいのです。
重度歯周病が本当に治るのか?
という話しについては以下を参考にして下さい。
    歯周病は治るのか?

理想的には将来性の低い歯については、
抜歯を行いインプラント治療を行った方がより良い場合あります。
しかし、全ての欠損部にインプラント治療を行うことは治療費も高額になり、
治療自体も大変になります。
また、重度歯周病の方の場合には骨が吸収 していることが多く、
抜歯後にインプラント治療を行うことが難しいケースも多く存在します。

治療計画とは、1つのプランしかないのではなく、
口腔内の状態や
患者様のご希望、
将来性、
治療費
等を考慮して立てることが重要です。

始めに本日の症例のキーワードを
1.徹底した歯周病治療
2.現在できる最小限のインプラント治療
と説明しましたが、以下の2症例とも
患者様のご希望等をふまえて 現在行える範囲で最も効果的な治療を行ったケースです。

それでは1症例目から見てみましょう!
以下は初診時です。
下顎の左右の奥歯 と 下顎前歯部が欠損しており、
歯肉は大きく腫れ、出血があり、グラグラしている歯も非常に多い状態でした。
スライド1

スライド2


歯周病検査 の結果、重度歯周病でした。
骨吸収 も大きく起こっていました。
それでは骨吸収の状態を見てみましょう!
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
スライド3

骨吸収が著しく起こっているのが分かるかと思います。
将来性が低い歯は、以下の赤丸 :●印です。

スライド4

もし、これらの将来性の低い歯を抜歯すると欠損部はさらに多くなります。
スライド5

もし、上記のように将来性の低い歯を抜歯して
欠損部にインプラント治療を行った場合には、以下のような治療計画となります。
スライド6

確かにこの治療計画であれば、将来的な不安は少なくなります。
しかし、患者様にとっても少しでもご自身の歯は長く維持していきたいものです。
抜歯したくないのは当然のことです。

それではどうしたら良いのでしょうか?
下顎の歯がグラグラしている理由として
1.骨吸収が起こっている(歯周病のため)
2.奥歯が欠損しているために 前歯に負担が加わっている

そのため、まず残っている歯の歯周病の進行を止めるために
徹底した歯周病治療 が必要です。
また、欠損部をきちんと治すことも重要です。
最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド7


まず、徹底した 歯周病治療 です。
その後
下顎左側の欠損部はインプラント治療を行い、
下顎右側はブリッジ(保険ブリッジ)で対応することにしました。
こうした治療プランには当然のことながら患者様の治療費に対するご希望もあります。
以下が治療終了後です。
スライド8

下顎左側の奥歯の欠損部にインプラント治療を行うことにより
他の歯への噛む力の負担が少なくなります。
もし、下顎左側にインプラント治療を行わなかった場合には、
残っている歯を支えている骨が少なくなっているため、
どうしても残っている歯の将来性は低くなってしまいます。
最小限で最大の効果を得ることができた症例と言えます。
スライド9


さて2症例目になります。
次のケースも重度歯周病の患者様です。
左右の奥歯が欠損しており、上顎の前歯がグラグラの方です。
他歯科医院で上顎前歯部は抜歯しか治療法はないと診断されたため、
歯周病専門医 である当医院を受診されました。
スライド01

スライド02

奥歯が欠損しているために、前歯に負担が加わり、
上顎前歯部が動揺(グラグラ)しているのです。
こうした歯周病の場合には、単に歯周病治療 を行っただけでは
上顎前歯部を助けることはできません。
奥歯がきちんと噛めるようにすることが大切です。
スライド03

先程の症例と同様に骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド04

当然のことながら治療計画として
1.徹底した歯周病治療
2.欠損部のきちんと治す
ことが必要です。
そのためには、理想的には欠損部は全てインプラント治療を行うことです。
スライド05

以下のようにです。
スライド06

しかし、上顎右側の奥歯(欠損部)には大きな問題がありました。
スライド07

上顎洞の存在です。
緑線の上方は上顎洞という空洞です。
空洞なのです。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド08

このように上顎の奥歯において
骨吸収が大きく、上顎洞の問題がある場合には、インプラントを埋め込むことが非常に困難なケースがあります。
このような場合には、この上顎洞内部に骨の移植を行います。
この治療はかなり大変です。
骨の移植ですから…
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法が必要なのです。
患者様にも上顎右側の奥歯の欠損部については、インプラント治療を行う場合にはサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) が必要であることを説明しました。
しかし、患者様は
1.大変な治療は避けたい!
2.可能なかぎり治療費を最小限に抑えたい!
ということでしたので 上顎右側の奥歯にインプラント治療を行うことは断念しました。
スライド09

以下は、歯周病治療と下顎左側のインプラント治療が終了した後です。
スライド10

以下のような治療を行ったのです。
1.徹底した歯周病治療を行った後で 上顎前歯部の動揺の強い歯は、
  連結した被せ物(保険診療の範囲で治療可能:1歯 約5.000円)を行いました。
2.下顎左側の奥歯に2本のインプラント治療を行いました。
こうしたことにより 最低限の噛み合わせの安定を得ることができました。
スライド11



本日ご紹介した2症例とも
最小限ではありますが、インプラント治療を行うことにより
残っている歯の将来性を高めることが可能となりました。
全ての欠損にインプラント治療を行わないとダメ ということではありません。
現在できる範囲でインプラント治療を行うことより、
残っている歯の将来性が高くなるのです。
また、こうしたインプラント治療の基礎には
きちんとした歯周病治療を行うことは最低限必要なことです。



来週の木曜日もインプラント症例ブログをアップする予定ですが、
今月は講演の数が3つあり、
毎日発表スライド作製に追われています。

もしかすると来週のインプラント症例ブログは延期するかもしれませんが、
できるかぎり来週もアップしたいと思います。




治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


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治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
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現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
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最新インプラント症例:237回目

2015年 7月30日(木曜日)です。


始めに夏期休診の案内です。
8月12日(水曜日)〜17日(月曜日)まで休診となります。

休み中に痛みが出たり、噛めないという状態は避けたいですよね。

歯科治療は、歯石除去 や 簡単な虫歯治療でないかぎり
1回の治療で終了しないことが多いです。

そのため、休み前になんとかしたいと考えられている方は
早めの治療開始が必要です。

以下からインターネット予約可能です。
24時間オンライン予約可能



このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。

『237回目のインプラント症例』になります。


本日の症例は、今まで紹介してきた症例とはちょっと違う考え方で
インプラント治療を行った方です。

インプラント治療を行う理由は、
1.歯が欠損しているため噛めない
2.歯が痛い、腫れている、グラグラする 等の問題がある
3.他歯科医院で抜歯と言われた
4.入れ歯では違和感があり、使用できない
等があるかと思います。

また、歯を抜歯する理由には、以下のことが考えられます。
1.虫歯
2.歯根破折
3.歯周病

治療を受けられる患者様にとっては、抜歯はできるかぎり避けたいことです。
そのため、歯周病 であれば、徹底した歯周病治療を行ったり、虫歯 が深ければ最善の方法で治療を行います。
しかし、治療を行ったからといって、全てのケースで保存できるわけではありません。
抜歯しなければならない状態もあります。
また、治療が可能であったとしても 元通りに回復させることが難しい状態もあります。

本日ご紹介する症例は、歯自体のことだけを考えれば、治療が可能なケースでしたが、
元通りに回復させることが難しい状態であったことと
将来性、
治療の簡素化(単純化)、
患者様のご希望を考えた上で抜歯してインプラントを行った症例をご紹介します。

治療方法としては、稀なケースですが、この インプラント症例ブログ では
できるかぎり さまざまな症例をご紹介したいと思います。
インプラント治療を考えられている方のご参考になればと思います。

以下が初診時です。
スライド01

患者様の来院理由は、
1.上顎右側の奥歯がグラグラして噛めない!
2.同部位を他歯科医院で抜歯と言われた!
とのことで来院されました。
スライド02

また、上顎右側の一番奥の歯が欠損していました。
この欠損していることで噛めないということも患者様が治療したい
理由の一つになっていました。
スライド03

それでは、実際の状態を見ましょう。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド04

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド05

骨吸収が非常に進行しているのが分かるかと思います。
次に上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド06

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド07

それでは、現在の患者様の症状を再度考えていきたいと思います。
まずは、上顎右側の一番奥の歯が欠損しているために噛む場所がない!
次に 上顎の奥歯がグラグラしているので しっかり噛めない、痛い!
ということです。
スライド08

それでは、この奥歯のグラグラしていて 痛い ことの原因は
どのようなことなのでしょうか?
1.上顎右側の奥歯が欠損しているため、欠損部位では噛めないため、
  残っている奥歯に負担が加わっている
2.上顎右側の奥歯は、骨吸収が非常に大きいので、グラグラしている

このようなことが原因として考えられます。
それでは、この上顎右側の奥歯は、治療が可能なのでしょうか?
抜歯しなくても保存可能なのでしょうか?
スライド10

答えとしては、保存は可能です。
しかし、上顎右側の奥歯の骨吸収を 元の状態に回復させることは不可能です。
歯周病の治療の中には、失った骨を再生させる治療があります。
この治療をGTR法
エムドゲイン法 と言います。
ただし、こうした治療法は 魔法の治療ではありません。
骨が元通りの回復するのではありません。
現在の状態では、骨の回復はほとんど無理でしょう。
そのため、上顎右側の奥歯のグラグラを100%改善させることは無理なことです。
スライド11

それでは、上顎右側の奥歯の欠損部には、インプラント治療は可能なのでしょうか?
先程あった骨吸収の状態、上顎洞の存在 等を考えると
現時点ではインプラント治療は不可能です。
スライド12

もし、この部分にインプラントを埋め込むためには、骨の移植手術が必要になります。
骨の移植手術とは、サイナスリフト法(上顎底挙上術) のことです。
私自身もサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うことはあります。
しかし、可能なかぎり避けたい治療です。
その理由として、かなり大変な治療だからです。
まず、移植を行う骨を 口腔内のどこからか取ってこないといけません。
これが、大変なのです。
また、取ってきた骨を上顎洞の中に挿入する治療も大変です。
治療後に大きく腫れる確立が非常に高く、
治療を受ける患者様にとって非常に大変な治療になります。
そのため、可能であれば、避けたいと考えています。

患者様自身も
『仕事のこともあり、腫れるような大変な治療は行いたくない!』
とのご希望がありました。
スライド14


また、今後の治療計画を立てる際に重要なのが患者様のご希望です。
現在 問題のある歯 や 全体的な患者様のご希望は以下のようなことでした。
1.抜歯にはさほど抵抗はない!
2.将来的に痛みがあったり、トラブルがある治療方法は避けたい!
  延命治療ではなく、将来的に安定した リスクのない治療法を選択したい!
3.上顎右側の奥歯の欠損部も噛めるようになりたい!
というご希望でした。
スライド13


上顎右側の奥歯の欠損部については、骨吸収が著しいので、骨移植を行わないとインプラント治療が不可能であることは先にご説明したとおりです。
しかし、患者様は、骨移植はご希望されていません。
でも、欠損部は、噛めるようにしたい とのご希望があります。
難しいですね。

骨吸収を含めた口腔内の状態、
患者様のご希望
等を考え、以下を抜歯することにしました。
スライド15

そして、2本のインプラントを埋入し、3歯分を作製する
インプラントブリッジという治療計画になりました。
スライド16

具体的には
ソケットリフト法
カンチレバー
という治療法で骨吸収を起こった部位と欠損部の治療を行いました。
スライド17


以下が治療後です。
スライド18


現在メインテナンス(定期検査) にきちんと通われていることもあり、非常に良い状態です。

治療計画というのは、決まった方法があるのではありません。
今回は、患者様の
1.抜歯にはさほど抵抗はない!
2.将来的に痛みがあったり、トラブルがある治療方法は避けたい!
  延命治療ではなく、将来的に安定した リスクのない治療法を選択したい!
3.上顎右側の奥歯の欠損部も噛めるようになりたい!
というご希望を最優先させて治療を行いました。

今回の症例は少し特殊なケースではありましたが、
結果的に 骨移植等の大変な治療を避けて、奥まで歯を作製することが可能になりました。
また、グラグラしていた歯があったために噛めない ということも改善されました。


本日のケースは再アップ症例でした。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

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最新インプラント症例:236回目

2015年 7月 9日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


『236回目のインプラント症例』になります。


本日のケースは昨日行なった症例です。

上顎に4本のインプラントを行なったケースです。


患者様は上顎に2歯のみ残っており、
他の歯は欠損していました。

そのため、現在 上顎の欠損部は義歯を使用しています。


今回の治療前のレントゲンが以下になります。
スライド1



上顎の左側に2歯分歯が残っています。
この残っている歯に義歯の金具を付けて使用しています。

ここで問題なのは、義歯の違和感です。

患者様は、義歯の口蓋部にプラスチックがつくことに非常に違和感を感じていました。

通常 総義歯 等の大きな義歯になると下の写真のように
口蓋を覆うような義歯になります。
スライド4


総義歯は、
口蓋をプラスチックで覆うことで、
安定を得ることができるのです。

現在総入れ歯をご使用されている方は、お分かりのことと思います。

個人差はありますが、
この口蓋部のプラスチック部分に違和感を感じられる方が多くいらっしゃいます。

今回治療される方も義歯への違和感が強いために
以下のようなタイプの義歯を長年ご使用されていました。
スライド2


こうした口蓋を切り取った義歯は、
違和感は少ないのですが、
義歯の安定は悪いために、
義歯の金具がかかっている歯に負担が加わりやすい設計です。

そのため、義歯の金具がかかっている歯に負担が加わり、
ダメになってきたため、
今回上顎左側の義歯の金具がかかっている歯の抜歯となりました。

問題なのは、上顎左側の2歯を抜歯すると
口蓋がついた大きな義歯になってしまうということです。

患者様は以前にも口蓋がついた義歯をご使用された経験があるようで
そうしたタイプの義歯に非常に違和感があったそうです。

そのため、今回上顎左側を抜歯した後の義歯に
非常に不安をお持ちでした。

そこで
どうにかならないのか?
というご質問がありました。


方法としては、以下の2つが考えられます。
一つは、上顎に複数のインプラントを埋め込み、
インプラントでブリッジとする方法です。
以下のような方法です。
p_img_01



インプラントブリッジとすることで、
義歯ではなくなります。

義歯に違和感がある方では、最も良い方法です。

しかし、こうした方法ですと治療費がかかることが欠点です。

インプラントの使用本数も多くなり、
セラミック等の被せ物の本数も多くなるため、
どうしても治療費が高額になってしまいます。


そこで、できるかぎりインプラントの使用本数を減らし、
治療費を抑える方法を提案しました。

患者様は、長い年月義歯をご使用されているので
義歯に対する問題はありませんでした。

ただ、口蓋を覆うようなタイプの義歯は
避けたいとのご希望があったのです。


そのため、4本のインプラントのみ埋入して
そのインプラントに義歯を固定するための装置を取り付けることで、
最小限の治療費の範囲で、
口蓋のないタイプの義歯とする方法を提案しました。


先日の手術後のレントゲンが以下になります。
スライド5



骨吸収が大きかったので、
骨の再生治療等を行なっていますので
約3〜4ヶ月後に
義歯とインプラントを結合させるための装置を取り付けることになります。











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 さい。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例235回目

2015年 7月 2日(木曜日)です。

始めに休診案内です。
7月4日(土曜日)
7月5日(日曜日)
日本口臭学会出席のため休診となります。



次のお知らせです
オールセラミック ジルコニアオールセラミック モニター募集

少し前にもブログでオールセラミック症例モニター募集を行なっていましたが、
追加症例を募集しています。


現在オールセラミックのサイトを作成中です。
そのサイトに掲載させていただく症例を募集しています。


オールセラミック や ジルコニアオールセラミックは、非常に審美性の高い 治療です。

以下のような方に適しています。

1.歯の色を白くしたい方!
     ・オールセラミックの色は、見本の中から ご希望の色を選択していただけます

2.歯の形をきれいにしたい方!
     ・歯並びが悪いが矯正治療は行ないたくない

     ・歯が前に出ている

     ・歯と歯の間に隙間がある

      ただし、多少の歯並びが悪い程度であれば
      オールセラミックで審美的に改善可能ですが、
      歯並びに大きく問題がある場合には、
      オールセラミックのみで対応することは難しいです。
      対応可能かどうかは、口腔内をみてから診断致します。 

3.現在被せ物を行なっているが、審美的に問題を感じている方!
     ・歯肉が退縮して被せ物と歯肉との境目が黒く見える
       従来のセラミックは、セラミック内面は金属製なので、
       場合により金属部分が見えることがある。
       オールセラミックは一切金属を使用していない。

     ・以前被せ物を行なったが、変色した
       保険の差し歯は、プラスチック製なので必ず変色します。
       オールセラミックは変色しない。

     ・被せ物の色が悪い、白くしたい
       保険の差し歯は内部は金属製ででてきるので、
       色の透過性が悪く、暗い色になる。

     ・被せ物の形が悪い
       歯の長さ、形態に問題を感じられている場合には改善させることも可能
       どのような状態に改善できるかは、噛み合わせ や 歯並び 等により決まります。

     ・被せ物が前に出ている(出っ歯)
       歯が出ている状態を気にされる方は多くいらっしゃいます。
       噛み合わせ 等によってもどこまで改善できるかが違います。


オールセラミックモニター治療費

オールセラミック  1歯 43.200円(消費税込)

ジルコニアオールセラミック  1歯 86.400円(消費税込)

まずこの治療費で行なえる歯科医院はないと思いますので、
ご希望の方は、この募集中の機会に是非ご利用下さい。

症例が集まり次第オールセラミックモニターは終了します。



募集症例
上顎前歯部





さて本題です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


『最新インプラント症例235回目のインプラント症例』になります。



本日ご紹介する症例は、さほど難しいケースではありません。
本日の症例のテーマは、
「将来性のある治療計画!」
「患者負担の少ない治療!」
という内容で解説していきます。
再アップ症例です。

以下は、初診時です。
スライド01

下顎の左右奥歯が欠損しています。
問題となったのが、下顎左側の奥歯です。
奥歯がグラグラして腫れて痛みがあったのです。
スライド02

この歯は、歯根破折 を起こしていました。
スライド03


神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

結論として この歯は抜歯です。
スライド04

先にも解説しましたようにダメ(抜歯)となった原因は、 神経がない歯だからです。
スライド05

また、他にもダメ(抜歯)となった原因があります。
それは 噛み合わせです。
下顎の左右の奥歯が欠損していたため、噛む力が残っている歯へ加わってしまったのです。
こうしたことは、良くあることです。
歯が欠損しているままの患者様は多くいらっしゃいます。
歯が欠損していると 残っている歯へ負担が加わります。
残っている歯が
歯周病や
神経がない歯
の場合には、どうしてもトラブルが起こりやすくなります。
現在、歯が欠損したままの方がいらっしゃれば、
できるかぎり早く治療されて下さい。
そのままにしている さらに多くの歯を失うことになるかもしれません!

今回の症例もそのようなことが起こったのです。
スライド06

ちなみに 神経のない歯は、以下の黄色まるの歯です。
多くの歯が神経がありません。
スライド07

インプラント治療を考える場合、
単に欠損部のみをみて判断してはいけません。
残っている歯の状態 や 噛み合わせ 等を考慮しないといけません。
現状のままの噛み合わせでいると
将来的にはさらに問題が大きくなると考えられます。
まず、上顎です。
上顎の歯の多くは、神経がない歯でブリッジとなっています。
ブリッジは欠損部を治療する方法として 一般的に行われる治療ですが、
ブリッジの場合、どうしても残っている土台となる歯に負担が加わりやすい治療です。
上顎のブリッジの土台となる歯は、神経がない歯が多いのです。
しかも、下顎の奥歯が欠損しているため、
前歯部に噛む力の負担が加わりやすくなっています。
スライド08

それでは、実際の治療の解説になります。
まず、歯根破折 を起こしている下顎左側の奥歯は、抜歯になりました。
スライド09

ここで将来性を考えた治療計画を立てて、
患者様にご説明します。
最も大きな治療の目的として
下顎の左右 奥歯できちんと噛めるようにすることが重要です。
スライド10

患者様は、固定式である インプラント治療をご希望されました。
もし、インプラント以外の治療法であると
義歯(入れ歯)が考えられます。
入れ歯 と インプラント 今度のことを考えると
どちらの治療法が良いのでしょうか?
これは明らかです。
義歯(入れ歯)は噛み合わせを安定させることは、困難な治療方法です。
義歯(入れ歯)を支えている顎(骨)は年々痩せていきます。
顎の土手(骨)が痩せる(吸収する)と 奥歯できちんと噛み合わせを支えることが
困難になってきます。
また、義歯自体も年々劣化してきます。
また、義歯を支えるための歯に負担も加わりやすくなります。
こうしたことを考えると
もし、今回義歯にした場合には、神経がないことを含め
長期的にはさらに多くの歯を失う結果になることが考えられます。
やはり インプラント治療がベストと言えます。

インプラントの治療計画を立てる前に
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
下顎の 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド11

下顎左側の歯根破折 を起こしていた部位では、骨吸収が起こっています。
さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
さらに骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
スライド12

今回のインプラント治療計画は、以下のようになりました。
スライド13

インプラント治療としては、さほど難しいケースではありません。

次に 左右 それぞれの インプラント治療計画について解説します。
まず、左側です。
左側の骨吸収が大きい部位には、無理をしてインプラントを埋入しない計画を立てました。
骨吸収が大きい部位には、GBR法(骨増大法) を行い、骨の増大を行います。
しかし、このGBR法(骨増大法) は、魔法の治療ではありません。
どのよううな状況でも骨が回復するわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
また、難症例であれば あるほど 治療後の腫れ も大きくなります。
今回の治療計画では、無理をせず、3歯欠損の奥の2部位にインプラントを2本埋入して
3歯分の被せ物を作製する カンチレバー によるインプラントブリッジを計画しました。
スライド14

次に右側です。
右側は、4歯分欠損しています。
4歯欠損に対して、3本のインプラントを埋入し インプラントブリッジとする治療計画です。
スライド15

ここで他に考えられる治療方法として
4歯欠損に対して、2本のインプラントを埋入して
4歯分の被せ物を作製することができないのでしょうか?
スライド16

通常、4歯欠損の場合には、2本のインプラントで4歯分を作製する治療法で問題ありません。
しかし、今回のケースでは、2本ではなく、3本のインプラントを選択しました。
この理由として、下顎神経の存在です。
この患者様の場合、検査の結果、下顎神経が比較的上方に位置していたため、
長いインプラントを埋め込むことが難しい状態であったのです。
以下のインプラントの下にある 黄色の線が 下顎神経です。
この下顎神経の存在のために、短いインプラントを埋入する結果となり、
3本のインプラントが必要であったのです。
スライド17

以下がインプラント治療が終了した後のレントゲンです。
スライド18

今回のインプラント治療で得られたことは、
単に奥歯で噛めるようになったことだけではありません。
奥歯での噛み合わせが安定することにより、残っている歯の将来性が高まったのです。
また、インプラントの埋入部位 や 本数についても さまざまなことを考慮して
計画を立てることが必要なのです。
スライド19



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。










このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:234回目

2015年6月25日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


始めに休診案内です。
7月4日(土曜日)
7月5日(日曜日)
日本口臭学会出席のため休診となります。



『234回目のインプラント症例』になります。

久しぶりのブログアップです。

このところ本当に忙しく、
仕事が大量に溜まってしまっています。

毎日 溜まっている仕事を頑張って行なっているのですが、
溜まる一方です。

うーん 大変だ!

そうしたこともあり、なかなかブログのアップが遅れています。




それでは本日のブログの開始です。



このブログでよく紹介する症例として
上顎の奥歯に骨吸収を起こしているケースがあります。

上顎の奥歯に骨吸収を起こすと インプラント治療が難しくなります。

その理由の一つには、上顎洞 という空洞の存在があるからです。

このブログを良く読まれている方はすでにご存知のことと思います。

本日の症例の話しを紹介する前に 
骨吸収 と 
上顎洞 
という話しからしたいと思います。

これが分からないと今回の症例をご理解するのは難しいのです。


上顎の奥歯の上方には『上顎洞』という空洞があります。

上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。

多くの場合、歯が存在すると この上顎洞 と 上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、
歯周病等で骨が吸収してしまうと 上顎 と 上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。

以下は、上顎洞の図です。
p_img_01


A 歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。

B 歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
  インプラントを行うのに問題はない。

C 歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
  インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
  上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような状態である。
  このように歯を抜いた場所は年々やせて、場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいます。

骨吸収と上顎洞の存在から上顎の奥歯には、
インプラントを埋入するための骨の高さが存在しないことが多いのです。

上顎の奥歯において、インプラントが安定するための必要な骨の高さは、
約10ミリ以上です。

これ以下であるとインプラントは安定しません。

そのため、10ミリ以下の場合 さまざまな治療方法を行いインプラントを埋入するのです。

ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)
と言われる治療方法がその代表的な治療方法です。
これらの方法は、上顎洞という空洞の中に骨(人工骨を含む)を移植する方法です。

ソケットリフト法 は 患者様の負担も少なく、比較的簡単な治療ですが、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、
かなり大変な治療になりますので、できれば避けたい治療です。

上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ程度あれば、
ソケットリフト法 で対応が可能です。

しかし、5ミリ以下(状況により3ミリ程度あればOK)の場合には、
骨移植を伴う 大変な サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うことが必要です。

患者様にとっては、できるかぎり大変な治療は避けたいものです。

そのため、骨吸収が大きい部位には、
インプラントを埋入しないで治療を行う方法もあります。

こうした方法は、
カンチレバー

インプラントの傾斜埋入
という治療方法です。

私自身の考えとして、骨移植を伴う 大変な サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は最終手段であり、
可能なかぎり 負担の少ない治療法を行いたいと思います。

このブログでも
ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった症例を何度もご紹介してきました。



前置きが長くなりましたが、本日の症例(再アップ)になります。

15年ほど前の症例になります。
初診のレントゲンは古いものですので、写りが悪いですが…


以下が初診時になります。

初診時上顎は歯が1本もありませんでした。

下の歯もグラグラしていました。
スライド01


患者様は、義歯に抵抗があり、
なんとか義歯でない治療方法をご希望されて当医院を来院されました。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。

青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02


さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。

スライド03


骨の吸収が非常に進行しているのが分かるかと思います。

次に本日の最初にも解説しました上顎洞です。

以下の緑線は上顎洞という空洞です。

緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。

スライド04


これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。

スライド05


上顎の奥歯では、インプラントを埋入するための骨の高さがほとんどないことが分かると思います。

具体的には、上顎の右側では骨の高さが1〜3ミリ程度、
上顎の左側では骨の高さが1〜2ミリ程度しか存在しません。

この状態では とてもインプラントを行うことはできません。

スライド06


また、下顎にも大きな問題が起こっていました。

これも同様に骨吸収の状態を線で書いてみます。

スライド07


さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド08


下顎も大変な骨吸収です。

歯周病専門医 でなければ、全て抜歯してもおかしくないケースです。

下顎右側の奥歯だけは抜歯になりました。

スライド09

後で治療終了後 のレントゲン写真もでてききますが、
現在でも下顎はまったく問題なく維持されています。

徹底した歯周病治療
患者様の維持管理、メインテナンス(定期検査) が行われれば、
このような重度歯周病であっても維持できる可能性はあるのです。

さて、このように上顎の奥歯に骨吸収が高度に起こっている場合には、
どのように治療を進めれば良いのでしょうか?

スライド10

理想的には、上顎の奥歯に骨移植サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行ってからインプラントを埋入することです。

スライド11

スライド12


しかし、この方法であるとさまざまな問題がでてきます。
1.骨移植の費用やインプラントの本数も増えるため、治療費が高額になる!
2.骨移植に伴う腫れが起こり、患者様の負担が増える!
3.骨移植には非常に長い治療期間がかかる!

そのため、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うかどうかは、
患者様のご希望にもよります。

スライド13


また、下顎の問題も考えなければいけません。
スライド14


上顎だけを考えて治療を行っても
噛み合う下顎の歯がダメになった場合にどうするのか?
ということも考えなければいけません。

患者様のご希望は、
1.上顎は、大変な骨移植は避けたい!
2.しかし、上顎は固定式のインプラントにしたい!
3.治療費は最小限にしたい!
4.治療期間も長くかかるのは避けたい!
5.下顎は、義歯を使用しても違和感がさほどないので、義歯でも良い!

といったことから最終的なインプラントの治療計画は以下のようになりました。

スライド15

骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行わずに、
比較的簡単なソケットリフト法 を行い、
骨の高さがほとんどない部分には、インプラントを埋入せずにカンチレバー という方法で対応しました。

スライド16


下顎の右側は義歯で対応し、
残った下顎の歯は徹底した 歯周病治療 を行いました。

スライド17



以下のレントゲンは、現在の状態です。
スライド18


現在は、患者様の徹底した歯磨き や 適正な生活習慣を行うとともに
毎回必ずメインテナンス(定期検査) に来院されています。
その結果、下顎の歯周病状態ともに問題はなく、良い状態を維持できています。

治療方法といのは、必ず決まった治療になるわけではありません。
患者様の口腔内の状態、
ご希望
等を考え、最終的な治療計画が決まるのです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


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インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(手術費用20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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