最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2007年09月

医療費控除4

さて、今年も残すところ後3ヶ月程です。

今日は医療費控除についての話です。

特にインプラント治療を受けられた患者様は是非申告して下さい。

医科、歯科で支払った医療費が一定の金額以上の場合は控除の対象になります。
1年間(1月1日から12月31日)に医科、歯科の治療費(保険、自費診療とも含まれる)として支払った金額の合計が10万円以上の場合は控除の対象になります。(ただし上限は200万円までです)
具体的な控除額は(支払った医療費―保険等で補填された額)
―10万円もしくは所得金額の5%(いずれか低い金額)です。
確定申告時に源泉徴収票と一緒に医療費の領収書を税務署に提出します。

*領収書の再発行はできませんので領収書は大切に保管して下さい。

医療費控除:参考例

所得金額500万円(妻:所得なし、子供2人)で、
1年間に支払った医療費の合計が100万円だった場合。
100万円―10万円=90万円が医療費控除になり、
所得税として9万円、
住民税として77,500円の合計167,500円が還付されます。

*上記は参考例であり、年度、特別減税等は考慮していません。詳細は税務署にお問い合わせ下さい。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?:その54

今日は歯科治療が中断される原因の最終回です。
昨日と同様にメインテナンスについての研究報告です。


 『メインテナンスを行うと本当に歯は保存できるのか?』


研究 4.
例え進行した歯周疾患であっても、歯周治療を受け、適切な口腔内管理とメインテナンスを行った場合はかなりの確率で歯を維持することが可能であるという報告が多数あります。
0liver(1969)は5年から17年間(平均10.1年)のメインテナンスケアーを行っている歯周疾患患者さん 442人について報告した。
この研究によれば歯の喪失率は1.6%という非常に低いものであった。
Ross(1971)らは 2〜20年メインテナンスを受けた患者さん 180人について歯の喪失率は患者1人当たり0.78歯であった、と報告している。
同様に、口腔内管理をし、メインテンスをきちんと受ければ歯周疾患にかかった人でもメインテナンス期間中に失う歯の平均はHirschfeld (1978)は 1.8歯、Becker(1984)は0.72歯、Nabers(1988)らは0.29歯であったと報告している。


『もともとの歯周疾患の程度やどこまで治療するかによってもその予後は異なりますが、口腔内の管理がきちんとできて、適切なメインテナンスを行えば、その予後はメインテナンスを受けない方よりはるかに良いことはまちがいないことです。
治療が終わった患者さんが良くする言葉があります。「また痛くなったり、問題があったら来ます。」もし本当に問題があってからくれば当然歯を抜歯したりすることになるのです。特に歯周病は自覚症状がある状態はかなり進行していることがほとんどです。
歯を抜きに歯科に来院するのか?歯を保存するために来院するのか?ということです。ご自身の歯はご自身で守ることができるのです。もう痛みがあってから治療するという考え方を変えてみてはいかがでしょうか?』

5回に分けて解説してきました『歯科治療が中断する原因』どうでしたか?
歯科治療は場合により、治療期間が長く大変なことですが、ご自身の歯の健康のことです。
がんばって通院して下さい。
それにはまず、歯科治療に対するご理解が大切です。
わからないことがあれば、まず、担当歯科医師に聞いて
治療方針や治療期間等をきちんとご理解してから治療を進めることが中断せず、通院できることにつながるかと思います。

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インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?:その44

さて今日も『歯科治療が中断される原因について』です。

 『どれくらいの間隔でメインテナンスは必要か?』になります。

歯周外科処置後にメインテナンスを行わなかった場合どうなるか?   
歯周外科処置後にメインテナンス治療が行われなかったり、歯ブラシが不十分であれば、結果的に歯周病は再発することが多くの研究により実証されています。
研究 2.
WestfelとNyman(1983)により歯周外科処置後に専門家による歯面清掃を繰り返し行うことの重要性が報告されました。
24名の患者さんは2週、4週、12週の間隔をもってメインテナンスグループにわけられました。
その結果メインテナンス間隔が短いほど再発が少なかった。

『メインテナンスの期間はその人の歯ブラシ(口腔管理のレベル)の程度や歯周疾患の程度により違いますが、特に問題が大きいとされる患者さんは来院期間を短くした方が再発のリスクは少ないことが実証されています。
当医院では歯周外科処置を行った患者さんおよびご自身では完全に口腔内のケアーができない方は基本的に1〜3ケ月に1回、軽度の歯周病であり、口腔内のケアーも良くできている方は6ケ月に1回メインテナンスを行っています。』

次の研究です。
『口腔管理がきちんと行われ、適切なメインテナンスを』
行うことで歯周病で失った骨は再生する!』という研究内容です。

研究 3.
RoslingとNyman(1976)らは口腔内の管理とメインテナンスがきちんと行われた場合、口腔内管理およびメインテナンスがあまり行われなかっった場合に比べて、骨の再生に効果があることを報告した。
また逆に、歯周外科処置を行っても、その後の口腔内管理とメインテナンスが行われなかった場合は再発することをKeer(1981)が報告した。
この報告によると歯周外科処置後 5年の再検査の結果、口腔内管理とメインテナンスがきちんと行われなかった患者さんのうちその45%に失敗が認められたと報告した。

『メインテナンスにおいて何年かおきにレントゲンで骨の再生状態を確認しますが、口腔内の管理(日常の歯ブラシの程度)やきちんとメインテナンスが行われなかった場合は明らかに骨の再生は認められない場合が多いです。
歯周病の治療が終わった患者さんには、メインテナンスは実際の治療以上に大切なことであり、ご自身の歯で一生過せるかどうかはこのメインテナンスにかかっていることを話します。
しかし、このメインテナンスは日本ではまだ一般的でないのが現状です。ご自身の歯で一生を過ごしたいと思われる方は必ずこのメインテナンスを受けて下さい。』

メインテナンスは大切なのです。
明日も『メインテナンス』の続きになります。
明日でこのシリーズの最後になります。


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インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?:その34

昨日は歯周病認定衛生士試験の合格報告でした。
今日はまた『インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?』の続きになります。

今日のテーマは『 治療後が最も大切! : 定期検査を受けないと…再発します 』
になります。

歯周病(インプラントの治療も)の治療が終了したとしても安心してはいけません。
歯周病は一生つき合っていく病気ですから治療自体が終了したからといってその後一生歯周病にならないということではありません。
特に初診時に重度の歯周病であった場合は再発する可能性が高いため治療終了後も定期検査(メインテナンス)が非常に大切になっていきます。
メインテナンスは治療と同じくらい大切であると言われています。
実際に一度良くなってもメインテナンスを受けない人は再発し、抜歯にいたることもあります。
それではメインテナンスはなぜ必要なのか?
歯周病の治療が終了したとしても、きちんとした管理ができていないと必ずと言ってもよい程再発してしまいます。
実際に歯周病で時間をかけて治療したにもかかわらず、再発をしてしまい抜歯をしなければならない状態になった方も多くいらっしゃいます。
歯周病の治療中や治療終了直後は歯周病菌(歯周病を悪化させる問題の菌のこと)が非常に少なくなっています。
はじめは歯ブラシも非常に注意をし、時間をかけて行っていますが、だんだんおろそかになっていく場合もあり、ふたたび問題となる歯周病菌が繁殖しやすい環境となるため再発を起こしてしまいます。
メインテナンスとは定期的に口腔内を管理することにより、歯周組織の健康を維持していくことです。
アメリカの歯周病学会では歯周病のメインテナンスを『歯周病の治療の延長であり、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである』としています。
そしてこのメインテナンスの有効性や期間を科学的に実証する論文も多数あります。
以下にはなぜメインテナンスが必要なのかということと、どれくらいの頻度で受ければ良いのかということを論文をもとに説明いたします。

 『なぜメインテナンスは必要か?』

歯周外科処置後にメインテナンスを行わなかった場合どうなるか? 
歯周外科処置後にメインテナンス治療が行われなかったり、歯ブラシが不十分であれば、結果的に歯周病は再発することが多くの研究により実証されています。

研究 1.
AxellsonとLindhe(1981)は6年間にわたり歯周外科治療を受けた患者さんが適切なメインテナンスが行われないとどうなるかを調べました。
2〜3ケ月の間隔でメインテナンスを受け、
その時に診査と指導、および歯石除去等のクリーニングをした患者さん(メインテナンス群)と、
メインテナンスを受けなかった患者さん(指導やクリーニングはしないで検査のみに来院してもらった)
ではあきらかにメインテナンスを受けなかった患者さんは再発していました。

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明日もこのようなメインテナンスの必要性についての研究報告をしたいと思います。

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日本歯周病学会認定歯科衛生士合格の報告4

今日は話の昨日始まった『インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?』の話ではなく、
昨日行われた日本歯周病学会の話をしたいと思います。

当医院の歯科衛生士2名が日本歯周病学会の認定歯科衛生士の最終試験に合格しました。
いやー良かった。良かった。
2名とも無事に合格できました。

今日は『日本歯周病学会認定歯科衛生士』について書きたいと思います。

『歯周病学会認定歯科衛生士』は歯周病治療のスペシャリストとして
日本歯周病学会から正式に認定された歯科衛生士です。

日本歯周病学会では認定衛生士を以下のように位置づけています。

 『日本歯周病学会は、歯周病の予防・治療を通じて国民の健康 な生活を確保するため様々な活動を行ってまいりました。 平成16年10月5日には歯周病専門医が厚生労働省により承認され歯周治療の新しい時代を迎えようとしております。 このような時代にあって、歯周治療を普及させるためには有能な歯科衛生士の協力が必要であり、またこれらの歯科衛生士の養成が重要であるとの観点より、 平成17年度より認定歯科衛生士制度を発足させました。』

現在は単に『歯科医師』のみや『歯科衛生士』といった資格のみではなく、歯周病の専門医であるとか、矯正の専門医であるとか、小児歯科専門医であるとかといった専門医制の診療になっています。
これは、歯科医師自身が『私は子供を専門に診察しているから小児歯科の専門だ!』というわけにはいきません。
厚生労働省が認可するそれぞれの学会の専門医の資格を取得する必要性があります。
専門医を取得するには単に毎日診療しているだけでなく、その実績等を症例報告として発表する必要性があったり、学会等で発表
(学会により違いますが、学会の出席や論文の発表)、や研修施設での研修義務(学会により違いますが、5年以上の専門施設での研修が義務づけられています)等それなりに大変なノルマが専門医を受験できる最低条件になります。
その後、試験を合格できて初めてそれぞれの専門医を取得できるのです。

歯科衛生士も日本では初めて厚生労働省が歯周病学会の認定歯科衛生士を許可した制度になります。

明日からまた『インプラント治療が中断される原因』の話に戻ります。

このブログもそうですが、ホームページに記載してある歯科用語の意味がよくわからない という意見があったため、このたび新しく インプラント用語集を作製しました。
今後、どんどんと増やしていきたいと思います。
分からない内容等がありましたら、『この言葉が分からない!』とメール下さい。

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インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?:その23

さて連休も終わりました。
今日から当医院も仕事です。

休み前は院長の体調不良によりご迷惑をおかけしてしまった患者様には大変申し訳ありませんでした。

今日のテーマは先日と同様の内容になります。
『インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?』
ということになります。
歯周病治療を中心に解説していきたいと思います。

『治療中断は必ず歯周病を悪化させる!』
『その先に待っているのは歯を失うこと』

一度歯周病治療を中断した患者さんが再度来院した場合、ほとんどの患者さんが悪化しています。
これは一度治療を中断すると再度治療を受けるまでにある程度の期間(時間)が経っていることがほとんどであり、治療に対する積極性が劣るためブラッシング自体も不足になっている場合がほとんどであり、再度検査を行うと必ずといっていいほど検査結果は悪化しています。
一度治療を中断したとしてもあきらめず、再度治療を行う行動力をもって下さい。

歯周病治療において大切なこと

1 歯周病に対する正しい知識を理解すること
2 現在の歯周病の進行程度および治療内容を把握すること
3 毎食後、人の2倍の時間をかけ徹底して歯ブラシを行うこと!
  歯ブラシを少しでも怠ると、治療の効果はないと思って下さい。
4 絶対に禁煙すること!
  喫煙者は歯周病は治りませんし、インプラントもダメになります!
5 歯周病も全身的な病気の一つですから、食生活、睡眠、適度な運動、
  ストレスをためない等の生活習慣に十分注意すること!
6 根気強く治療を行うこと
7 定期検査(メインテナンス)を必ず受けること

上記全てをみてどうですか?
喫煙し、食生活や睡眠?ましてはストレスまで…
無理だ!
と思われている方は歯周病治療は難しいと思って下さい。
歯周病も全身疾患の一つです。
例えば、糖尿病の方がいたとします。
重度の糖尿病とします。
食生活、喫煙、運動…
どれをとっても改善しなければ、治りません。
徹底してです。

喫煙したり、脂っこい食生活していても長生きしている人もいるじゃないか?
と本気で思っている方は治療はあきらめた方が良いと思います。
喫煙を例にとると、歯周病の方と歯周病ではない方ではリクスの程度はまったく違います。
歯周病で歯を失った後にインプラントをされた患者様で、喫煙されている方はいらしゃいます。
喫煙されている本人はさほど深刻には思っていらしゃらないと思いますが、これは意識があまりにも低いことです。

話は長くなりましたが、上記の7つは最低限守らなければ、ならないことです。

歯周病になってしまい、抜歯後にインプラントを希望される場合、どうしてもインプラントを行い、噛むことに集中してしまいがちですが、本当に注意しなければならないことは歯を失った原因です。
歯のない部分に単にインプラントを行っても原因を改善しないとインプラントもダメになってしまいます。
また、現在問題がない歯までもがダメになってしまう可能性があります。
インプラントを行う際にはまず、
『どうして抜歯に至ったのか?』
ということをきちんと把握する必要性があります。

それでは、また明日。

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インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?:その13

3日間ブログを中断していましてすみませんでした。
体調もだいぶ回復しましたので、今日は新しいテーマで書きたいと思います。

新しいテーマは『インプラント治療が中断される原因-どうして歯科治療は中断されるのか?』です。

治療中断で失敗する患者様が非常に多い!

インプラント治療を希望される方はもちろん歯が欠損しているわけです。歯がなくなる原因として
1 歯周病
2 虫歯
3 歯根破折
が考えられます。
そして多数の欠損をもつ患者様の多くは欠損状態を放置していた経緯があります。
そして、だんだんと噛めなくなり、痛みも伴い、『そろそろまずい!』と思って歯科医院を来院される方が多くいらしゃいます。
そうした場合の治療は虫歯1本の治療とは異なり、数回の治療で終了することはほとんどの場合ありません。
特に重度の歯周病を併発している場合、治療期間が半年や1年かかることもあります。
インプラント治療を行う前に歯周病の治療はどうしても終了させておく必要性があります。
それは、歯周病細菌はインプラントにも感染してしまうからです。
これをインプラント周囲炎と言います。
この詳細は こちらを御覧下さい。
インプラントと歯周病の治療を希望されて来院した患者さんのうち何割かの人は治療を中断してしまいます。
それでは何故このように治療を中断する人が多いのでしょう。
ここでは歯周病患者様に焦点を絞って話たいと思います。

治療中断患者様の共通点
1 自覚症状がないから。
2 初期の治療により出血等の症状が改善したから。
3 仕事等が忙しく、通院する時間がない。
4 治療に対する痛み等があったから。
5 治療の必要性はわかっていてもなかなか行動に移せない。
6 一度予約をキャンセルしてしまったために通院しにくくなった。
7 治療に対する理解が得られなかった。

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2日間、ブログを書けなくてすみません。

9/21(金)、9/22(土)とブログを書けずにすみません。
また、診療に際しても私の担当する患者様の予約を変更していただだきまことにすみませんでした。
9/20(木)の夜から体調が悪くなり、病院で1日過ごしました。
急性胃炎ということで、現在は自宅療養しています。
仕事は明後日9/25(火)から通常どうり開始しますが、念のため、その後2日にわたり検査を行う予定でいます。

ご迷惑をおかけしてすみません。

日本歯周病学会について3

今日も昨日と同様に学会について解説したいと思います。

今週末は日本歯周病学会です。
歯周病の場合、画期的な歯周病の治療法が発表されることはまずありませんが、
歯周病治療の考え方は以前と比較した若干変わりつつあります。
特に、先日までブログで書いていたような細菌検査の有用性は高まっています。
問題は保険診療との関係です。
歯周病や虫歯の細菌検査(リアルタイムPCR法等)は患者様のリスク診断という点からも非常に有効な検査です。
リスク診断という点では、もしあなたが、『癌』になりやすいことがあらかじめ分かったとすれば、どうでしょう?
『ガン』にならない努力をすると思いますよね。
『歯周病』や『虫歯』もそうです。
なりやすいと分かれば、治療や予防に対する意識もかなり違うと思います。
歯科ではこうしたリスク診断は可能なのです。
しかし、先程も先日までの『リアルタイムPCR法』の話しでも書きましたように保険適応ではないため、まったく普及していません。
また、虫歯や歯周病の治療と同時(並行して)に、こうした検査を行うことは禁じられています。
行ってはいけないということです。
健康保険で、虫歯の治療を行いながら、リスク診断のために細菌検査のみを保険以外(自費診療)で行った場合、日本の法律では医療サイドに厳しい罰則があります。
患者様の予防のため、行ったとしてもそれは『混合診療』とみなされるのです。

学会等で新しい治療法や予防法が研究され、実証されても日本の医療ではなかなか普及していかないのが現状です。

何でもかんでも新しい治療法やリスクのある治療にすぐ飛びつくもの問題だとは思いますが、慎重すぎてあまりも対応が遅れるものどうかと思います。

例えば、子供の生体移植は日本では禁止されています。
そのため、子供の生命を助けるために海外に治療を求めて行く方を時々テレビ等で見ますよね。
数千万円だとか1億円以上にもなることもあるようです。
実際にはそうしたことから断念する方が多いのも事実です。
この話は子供の生体移植を勧めている話ではありません。
もちろん、いろいろな問題があることも事実です。

しかし、医療の根本的なこととして患者様を治す(救う)ためのものです。

学会で新しい治療法等が発表され、それを見て『すばらしい』と思っても、
実際に診療室に戻り、日常の臨床に接すると、日本の保険診療の考え方とはあまりにもギャップを感じることが多いにも事実です。

『歯を削って なんぼ!』
『薬を出して なんぼ!』
といった出来高場合制の医療システムでは予防は普及してきません。
医療費もどんどんとかさむだけです。
ふくれあがった医療費負担は必ず国民へと返ってきます。
医療費の自己負担増 や 健康保険料の増額です。

『もっともっと医療の無駄をなくすことはできるのに…』
と思います。

しかし、あまり文句ばかり言っても始まりませんから…
現場での努力が必要です。

個々の医療現場で、

無駄な治療はしない!
(できるかぎり歯を削ったり、神経を取らない治療を心がける。
 神経を取らなければ、歯がダメになるリスクは低くなります。
 そうすれば、結果的に医療費の削減になります。
 医療費の削減の結果、その分予防に回せる)

できるかぎり予防を中心とした医療を心がける!
(現状ではメインテナンスを中心としたシステムの構築を診療所単位で努力
 する)

といったことが大切です。

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先日のインプラント学会について3

今日は昨日行われた日本インプラント学会の話です。

まず、学会に行って感じたことは参加人数がものすごいことです。
現在日本の歯科の学会は口腔外科学会、歯周病学会、保存学会、補綴学会、
矯正学会、接着学会…等いっぱいあります。
全ての学会を知っているわけではありませんが、100くらいはあると思います。
その中で日本インプラント学会に加入している人数は日本で2番目だそうです。
急激に学会加入者は増加しているようです。
1ヶ月に200人くらいづつ増えているようです。
私が初めて日本インプラント学会に参加した15年前はかなり小さな学会だったことを記憶しています。
新しい治療法やトピックスはあまりありませんでしたが、インプラントが普及するにつれ、起ってきた問題点を取り上げるようなテーマが以前と比較すると増えてきました。
その一つとして 『インプラント周囲炎』と言われるインプラントの歯周病の話とその対処法等です。
私と共同研究者である先生がシンポジストとしてこのテーマで講演をしました。
多くの歯科医師がこのテーマを聞きにきていました。
やはり、興味があるテーマなのでしょうね。
また、今までより発表内容として増えてきたこととして、
先日までこのブログでも書きました CAD/CAM:(コンピューターによる被せ物自動作製器械)
や、 オールセラミクスクラウン:ジルコニアの話です。
後は審美的なインプラントの話や 抜歯即時インプラントの話も以前と比較してかなり多くなってきました。
さらに、インプラントの長期予後の研究発表が増えてきました。
このインプラントの長期予後は私達臨床家にとって非常に大切なことです。
新しい治療法等は初めて聞くと、画期的な話のように聞こえます。
しかし、実際にその治療が行われてどのような結果になるかは経過を見てみないと正確な判断はできません。
そのため、新しい治療法ができてもすぐにその治療法を取り入れるわけにはいきません。
臨床的にきちんと実証できるだけのデータがないとダメなのです。
そのため、長期予後報告は大切なことです。
インプラントの即時荷重(即時負荷)等も一定の基準があれば、十分臨床可能な治療法であることが分かっています。
ただし、この一定の基準というのが大切です。
どのような症例に行えるというものではありません。
そのためにはきちんとした検査が必要なのです。
歯周病もそうです。
歯周病がある状態でインプラントを行ってもインプラント自体も歯周病になってしまいます。
ですから治療前の歯周病の検査が大切です。

明日もインプラント学会の続きです。

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Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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     sugiyama-d.sakura.ne.jp
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