最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2008年06月

ブリッジ、インプラント、被せ物 の平均寿命は?:その25

6/30(月曜日)です。



今日も前回の続きで、『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命は?:その2』になります。


前回の生存率のデータをもとにし、インプラントブリッジ生存率のデータを具体的に見ていきましょう。

ブリッジは、装着後約10年で50〜70%が生存(残る)

インプラントは、装着後約10年で90〜95%が生存(残る)

という論文が多いのです。

これだけを比較するとインプラントの方が優れているということになります。

しかし、この平均生存率は、患者様 個々によりかなり違います。

例えば、
 1. 歯周病はないか?
 2. 噛み合わせには、問題がないか?
 3. ブラッシングが毎食後きちんとできているのか?
 4. 歯ぎしり等は、ないのか?
 5. 全身疾患(糖尿病 等)は、ないか?
 6. 喫煙していないか?
 7. もともと持っている(歯周病細菌 や 虫歯菌)のリスクは、高くないか?
 8. 定期検査(メインテナンス)をきちんと受けているか?
 9. 被せ物の精度
等 さまざまな因子のより治療の予後(将来性)は変わってきます。

また、ブリッジの場合には、土台となる歯が『神経があるか ないか』によってもかなり違います。

上記の生存率は、さまざまな条件により異なるのです。

あくまでも平均です。

しかし、
ブリッジインプラント のどちらが長く持ちますか?』
という質問があれば、
『インプラントの方が多くの臨床研究(論文)によれば、平均的には、トラブルも少なく、生存率は高い!』
と言ってもいいでしょう。

ただし、インプラントは、平均生存率が高い といっても100%ではありません。

先程、ブリッジ生存率が、装着後約10年で50〜70%と書きましたが、これは、あくまでも平均的なデータです。

ブリッジが20年、30年と問題なく経過している症例もあれば、
ブリッジをして、1年、2年でダメ(抜歯)になる症例もあります。

ダメになるかならないかは、ブリッジ自体の耐久性ではなく、
歯自体の問題 等 上記の1〜9の問題があるからです。

歯自体がダメになってしまえば、当然ブリッジもダメになるわけです。

インプラントは、ブリッジと比較して成功率は、かなり高いものですが、
1〜2年でダメになる症例もあります。

そのため、ブリッジが良くてインプラントが悪いということではありません。

しかし、こうした生存率のデータは、治療方針を決定する上で非常に参考になります。


次回のブログは7/3(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命は?:その3』です。


今週(6/27〜29)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の奥歯にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

患者様は、約6ヶ月前、上顎の奥歯にインプラント治療を希望されて来院されました。
しかし、レントゲン検査の結果、骨の高さは、1ミリ以下であり、そのままでは、インプラントは、まったくできない状態でした。

インプラントを埋入するためには、最低でも6ミリの骨の高さがないと行えません。
理想的には、10〜14ミリ程度の骨の高さがあることが必要です。

患者様は、1ミリ程度しかありませんでしたので、まったく不可能ということでした。

そこで、骨が吸収している部位に骨の移植を行いました。
サイナスリフト法です。

骨が吸収してインプラントができないのであれば、
『骨を増やせば良いのでは?』
と思われている患者様が多くいらしゃいます。

もちろんそうした治療( サイナスリフト法)を行えば、骨を増大(増やす)ことは可能です。
ただし、あまりにも骨が吸収している場合には、治療は困難になってしまいます。
治療後の腫れ や 治療費等を含め、患者様の負担は大きくなります。

また、骨吸収があまりにも大きい場合には、骨を増やす(増大する)ことができなくなってしまうこともあります。

前回のブログのインプラント手術報告にも書きましたが、骨吸収を早く防止することは、その後の治療を簡単にします。

話は、今回の症例に戻ります。
上顎の奥歯に高度の骨吸収が認められていたため、約半年前に サイナスリフト法を行いました。

今回は、レントゲン写真で、骨の増大(再生)を確認できたため、インプラントの埋入になりました。

埋入したインプラントは、合計で5本です。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント   ( I.T.Iインプラント)   SLAタイプ
です。
全て、直径4.1ミリ、長さ10ミリです。
元々(初診時)、骨の高さが1ミリしかなかった状態でしたが、 サイナスリフト法により、10ミリの長さのインプラントが埋入できました。


また、先程骨の再生(増大)に約半年かかったと書きましたが、移植した骨が半年で100%安定した骨になるわけではありません。
そのため、今回埋入したインプラントがさらに安定しやすいように 『スプリッティング法』を応用しました。
この方法は、ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながらインプラントを埋入します。
サイナスリフト法を行った後で、まだ骨の成熟が100%完了していないような場合には、有効な方法です。
また、ドリルをほとんど使用しないため、骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ない治療法でもあります。

さらに骨の増大(再生)促進のため、 P R P法を併用しました。
P R Pは、ご自身の血液を利用した骨増大法ですので、安全性が高い方法です。
最近は、美容整形外科でよく使用されているようですね。

麻酔方法は、 『静脈内鎮静法』 です。
静脈内鎮静法は、寝ている間に治療が完了できるため、治療時間が長くかかる場合や、ご不安が強い患者様に対しては非常に有効な方法です。

手術時間は、 静脈内鎮静法であったため、時間がかかり、約60分程度でした。


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ブリッジ、インプラント、被せ物 の平均寿命は?:その13

6/26(木曜日)です。


今日から新しいテーマになります。
シリーズになります。
『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命は?:その1』です。

今回のテーマは、『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命は?』です。
つまり、『歯科で治療した部位がどれくらいもつのか?』
ということです。

患者様にとっては、最も気になるところです。

特に、一度治療した部位がダメになった場合や
残っている歯が少ない場合、
何度も治療を繰り返している場合、
インプラント等の自費診療で高額な治療費がかかった場合など
治療した部位が、どれくらい保つのかは、大変心配であるかと思います。

もちろん一度治療した部位が、一生ダメにならないことが一番ですが、現実問題として、一度治療した部位が100%大丈夫という治療方法はありません。

それでは、『ブリッジ、インプラント、被せ物の平均寿命』について解説したいと思います。

その前に、
『ブリッジ、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)』とは? 
どのようなものが説明したいと思います。

もちろん分かっていらっしゃる方の方が多いかと思いますが、これがどのようなものか分からないと先に進めないので、説明します。

『ブリッジ』とは、歯が欠損している場合の治療法であり、
欠損した部位の両側の歯を削り、被せ物を行う治療法です。

歯が1歯もしくは、2歯等の欠損があった場合には、、一般的に行われる治療法です。

ブリッジ、インプラント、義歯について違い等は、下記の項目および、下記動画をご覧下さい。

      ・ブリッジ、インプラント、義歯について違い






さてここで、ブリッジ、被せ物(差し歯、セラミック金属冠…等)の平均寿命についてのデータを紹介します。

被せ物の種類       平均寿命

ブリッジ         約8年

セラミック         約8年

クラウン(金属冠)     約7年

これは、多くの論文から得られた情報をまとめたものです。
どう思われますか?

次にインプラントの平均寿命ですが、インプラントについてのデータは、まだまだはっきりとはしませんが、多くの研究論文から
10年以上は問題なく機能する
とされています。(2007年現在)

これは、インプラントの歴史は、他の治療と比較してまだ浅く、インプラント自体も年々進化しているものであり、過去のインプラントのデータとは、違うインプラントになっているためであり、過去のインプラントと現在のインプラントを単純に比較検討することが困難だからです。

そのため、『10年以上は問題なく機能する』
という言い方しかできないのです。

ただし、状況が良ければ、40年以上経過しているインプラントも多数あります。

インプラントは、現在のインプラントの状況を考えると、歯周病や噛み合わせに注意し、きちんと メインテナンスを受けていただければ、長期間維持されることと思われます。


次回のブログは6/30(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命は?:その2』です。


今週(6/24〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

この2日間は、インプラント埋入と同時の骨増大法(GBR法が多かったです。
GBR法を行うということは、骨の吸収が起っていたということです。

その中でも上顎前歯部に、かなりの骨吸収を起こしていたケースについて解説します。

この患者様は、初診時、上顎の前歯部が 歯根破折していました。
歯根破折(歯の根が割れていた)していた状態を長く放置してしまったため、割れた部分から 血液や 細菌が 侵入し、感染を起こし、骨が吸収してしまったのです。

こうなると治療は大変です。

話は今回のケースとは違いますが、先週、同じように 上顎前歯部が 歯根破折を起こした患者様が来院されました。

食事中に、神経のない 被せ物をした 上顎前歯部が、『パキ』と音がしたそうです。
歯が少しグラグラしていたため、すぐ来院されました。

来院時、痛みはまったくありませんでした。

検査後、歯根破折を疑ったため、被せ物を除去しました。

やはり、歯の根が中間部あたりで折れていました。
こうなると抜歯しか方法はありません。

現状を患者様に説明したところ、非常にご理解が高かったため、抜歯を行うことに同意していただけました。

非常に賢い選択です。

歯根破折した場合、できるかぎり早期に抜歯することがその後の治療を大きく左右します。

先程書きましたように、 歯根破折は、痛みを伴わないことが多いため、患者様の多くは、抜歯をためらってしまうのです。

しかし、 歯根破折した状態を放置することは、非常に危険なのです。
割れた部位から感染を起こし、骨はどんどんと吸収してしまうのです。

今回手術を行った患者様は、まさしく そのようなケースです。

骨吸収が進行すると、インプラント治療自体も複雑になりますし、治療後の腫れも起る確立も高くなります。

そして一番は、インプラント治療後の審美性です。
骨が高度に吸収してしまうと、いくら骨増大法(GBR法)を行っても 100%元の状態に回復できるわけではありません。

歯肉が退縮した結果、 『歯と歯の間に隙間がでたり、歯が長く見える』こともあります。

そのため、骨が高度に吸収してしまった場合、審美性に大きな問題を残すことがあります。

『早く、抜歯していれば良かった…』 と
ほとんどの患者様は、言います。



今回使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントです。
最近は、前歯部の審美性が重要視される部位には、使用する頻度が多くなってきたメーカーです。

骨が吸収して不足していた部分には、 自家骨 人工骨(β―TCP)を50%づつの割合で混合したものと、
『吸収性膜を使用しました。

手術時間は、約15分程度でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に仮歯の作製をし、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。


治療費
今回の治療費は、
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、GBR法、GBR膜の費用、も全て含まれています。




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遺伝子検査4

6/23(月曜日)です。

今日は、『遺伝子検査』の話になります。

遺伝子検査?
聞き慣れない言葉ですね。

遺伝子検査を行うことにより、生活習慣病 のかかりやすさが わかります。

生活習慣病と聞くと
偏った食生活、運動、喫煙が一般的に考えられますが、こうしたことに加えて
『遺伝子』が大きくかかわっていることが分かっています。

『遺伝子』の関わりは、さまざまですが、20〜70%の関与があるとされています。

つまり、事前に『遺伝子』が分かっていれば、将来的にかかりやすい病気が分かるということです。

つまり、『遺伝子検査』により、どういった生活習慣病にかかりやすいかどうかを知ることで、予防に取り組むことができます。

『遺伝子検査』とは、ご自身の病気を事前に察知するための検査方法なのです。

それでは、この『遺伝子検査』によりどのようなリスクがわかるのでしょうか?

糖尿病、肥満、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞… 等です。

このような『遺伝子検査』は、実際に行われています。

しかも簡単なものです。

わずかな採血や唾液の採取のみでも行えます。

また、遺伝子は、一生変わりませんので、検査項目が同じであれば、生涯に何度も行う必要性はありません。

当医院では、現在『遺伝子検査』は行っておりませんが、
実施している医院もあります。
(現在、導入を検討中ですが…)

以下を参考にして下さい。

  ・G&Gサイエンス 株式会社



次回のブログは6/26(木曜日)になります。
次回から新しいテーマになります。
『ブリッジ、インプラントの平均寿命は?』です。
どれくらい保つのか? という話です。
5回のシリーズでお伝えする予定です。



今週(6/20〜22)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

骨の状態が悪く、高度の骨吸収を起こしていた患者様です。

今回行った場所とは違いますが、当初予定していた下顎奥歯には、インプラントはできませんでした。
骨が非常に吸収していたためです。

CT撮影を行った結果、下顎にある『下歯槽神経』までの距離が約6ミリしか存在しないケースでした。

インプラント と 神経の距離は、約2〜4ミリ程度ないといけません。
2ミリ以上近づくと神経麻痺が起る可能性があります。
これは、解剖学的なこと等から多くの論文で報告されている距離です。

ただし、インプラントと下歯槽神経の十分安全な距離となると約4ミリです。

そのため、下顎にインプラントを行うためには、4ミリ(神経までの距離)+インプラントの長さが必要です。

インプラントの長さは、
短いもので約6ミリ、
長いもので、16ミリ程度です。
もちろん長いインプラントの方が安定が良く、適しています。

ただし、数本のインプラントを埋入する場合には、短いインプラント と 長いインプラントを組み合わせ、連結することで強度を得ることができます。

しかし、短いインプラントを1本のみ 埋入する場合や、
数本埋入しても、全て短いインプラントだった場合には、インプラントの安定は悪く、適していません。

さて、今回の患者様の話に戻ります。
CT撮影を行った結果、下顎にある『下歯槽神経』までの距離が約6ミリしか存在しなかったため、
安全とされるインプラントの先端 と 神経の距離 4ミリを引くと、
残りは、2ミリしかありません。
これでは、どんなに短いインプラントでも できないことになります。

このため、最初予定していた部位には、インプラントの埋入はできなかったのです。

しかし、こうした場合、絶対にインプラントができないかと言いますと、
そうではありません。
状況によっては、骨の高さを増大(増やす)治療(GBR法)を行えば、可能なこともあります。
しかし、当初予定していた部位は、GBR法を行っても難しい状況でした。

そのため、同部位は、ブリッジとし、他の欠損部位のみをインプラントを行うことになりました。

今回は、そのできなかった部位以外のインプラント治療でした。
インプラントが可能な部位は、歯を削るブリッジよりも適している点が多いため、インプラントを選択しました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント   ( I.T.Iインプラント)   SLAタイプでした。

骨幅が少ないため、インプラント埋入と同時に骨の幅を増大(再生)するGBR法を行いました。

手術時間は、GBR法を併用したため、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
今回の手術費用(インプラント埋入)は、21万円(税込)になります。




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インプラント治療は簡単か?4

6/19(木曜日)です。

今日は、『インプラント治療は簡単か?』になります。

患者様に良く聞かれるご質問の中に
『インプラント手術は大変なのですか?』
ということがあります。

時々、メールでも こうした質問があります。

きちんとした検査後であれば、ある程度きちんとした答えをお話できるのですが、メール等の質問では、難しいことになります。

この理由として、
インプラント(手術)の治療時間や
インプラント治療後の腫れ、
等には、症例の差 や 個人差等があるからです。

まず、症例の差が大きいのです。

このブログでも良く書きますが、骨の幅がしっかりしている場合には、
大変ではありません。
例えば、
骨の幅が十分あり(骨の吸収がない)、
インプラントの埋入本数も少ない、
糖尿病等の病気もなく健康である、
手術当日の注意事項(入浴、運動、喫煙、飲酒…等)もきちんと守る

といった状態であれば、治療(手術)時間も数分で終わりますし、
治療後の腫れもほとんどないでしょう。
治療後の痛み止めもほとんどの方は使用しません。

しかし、骨の吸収が非常に大きかった場合には、治療は、複雑になるため、
治療(手術)時間も長くなり、腫れる確立も高くなります。

骨の状態が良ければ、1本の埋入で3〜5分です。

しかし、骨吸収が大きい場合には、手術時間は、1本でも30分以上かかることもあります。

時間がかかれば、それだけ腫れる確立も高くなります。

話は、戻りますが、レントゲン等の診査がきちんとされた後でれば、どの程度の大変さであるかどうかは分かりますが、メール相談等のなにも分からない状態では、回答するのが困難になってしまいます。

現在インプラント治療を考えられているが、心配があり、踏み込めない!
という方は、まず、現在通院されている歯科医院にて相談されることをお勧めします。

インプラント治療 腫れる!
インプラント治療 腫れない!
ということではありません。

状況によりまったく違うのです。


次回は、『遺伝子検査』です。


今、ブログでご紹介する新しい『ネタ』を作製しているところです。
ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命についてのまとめです。

これも治療を受ける患者様には、非常に気になる内容です。
まとめ終わりましたらブログでアップします。



今週(6/17〜18)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

症例は、上顎に5歯分の欠損がありました。

このように多数の欠損がある場合、欠損全てにインプラントを埋入する必要性はありません。
骨の状態に問題がなければ、一般的には、欠損数に対し、約半数のインプラントを埋入します。
つまり、
4歯欠損であれば、2本のインプラントです。
6歯欠損であれば、3本のインプラントが必要です。

ただし、実際に何本必要かは、骨の状態 や 噛み合わせによっても異なります。

骨の吸収が進行しており、長いインプラントが埋入できない場合には、
インプラントの埋入本数を増やし、強度を得る必要があります。

逆に、十分に長いインプラントが埋入できる場合には、さらにインプラントの埋入本数を少なくしても大丈夫な場合があります。

今回は、骨吸収がある程度ありましたが、高さより幅の吸収の方が大きかったため、
ある程度の長さのインプラントの埋入が可能でした。
骨の状態、噛み合わせ等を考慮し、3本のインプラントを埋入しました。

インプラントの埋入本数が少なければ、治療費も抑えられます。

長さは、ある程度確保できる状態でしたが、幅が非常に少ないケースでした。
そのため、インプラント埋入と同時に骨を増大する治療であるGBR法を行いました。

GBR法には、手術周囲から得た『自家骨』 と 人工骨(・ β―TCP) と 吸収性のGBR膜 を使用しました。

この組み合わせは、 インプラント埋入と同時GBR法(サイマルテイニアスアプローチ)
一般的な治療法になっています。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントです。

アンキロス・インプラントは、一般的なインプラントよりも直径が細いため、骨吸収が進行しているケースでは非常に有利です。

また、 プラットホーム・スイッチング という審美性を重要視する形態も優れています。

当医院でも、今年から審美性が重要視される症例に使用しています。

今回は、インプラント3本の埋入と同時にGBR法を3カ所行いました。
骨幅が少なかったため、難しいケースでした。
そのため、手術時間は、約20分かかりました。



今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に仮歯の作製
3. 仮歯で審美性等の確認を行い、型を取ります。
4. 型取りの後、 約2週間で完成した被せ物を装着し、完了です。



治療費
インプラントが1本21万円(税込)×3本、
ですので、合計630.000円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、GBR法(GBR膜等の費用も含む)の費用も全て含まれています。


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義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?:その24

6/16(月曜日)です。

前回の続きで、『義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?:その2』になります。

前回、義歯についた『傷』等から汚れ(細菌)が付着し、それが原因となり、臭いを発生するという話をしました。
また、臭いの防止方法として、義歯の清掃方法の話もしました。

今日は、義歯の臭いを防止する他の方法について解説します。

まずは、義歯のコーティングです。

ネットでピカパワー というものを見つけました。

銀イオンで義歯をコーティングするそうです。

私自身は、使用したことはありませんので、効果等は分かりませんが、考え方としては良いと思います。

次に、臭いが付着してしまった義歯を効果的に直す方法として、歯科医院で、義歯の研磨を行う方法です。
一度汚れた面を一層削除(研磨)し、きれいにする方法です。

私達歯科医師は、さまざまな義歯を見ています。
時々、義歯の人工歯と人工歯の間に歯石が付着していたり、義歯が傷ついており、その部分に汚れが付着している状態を見ます。
このような場合、義歯からは『臭い』がします。
また、長期的に使用している義歯や、市販されている義歯安定剤を使用し、それが一部分残っていた場合、その部分に汚れが付着していることもあります。

そのような場合、汚れをきれいに取り除き、傷ついた部分を『ツルツルに研磨』すると臭いは減少します。

また、義歯が合わなくなっている場合には、再製した方が良い場合もあります。

義歯の臭いで悩んでいる方は、一度歯科医院でご相談されてはどうでしょうか?
義歯をきれいに研磨することはさほど大変なことではありませんので…

今回2回に分けて、『義歯の臭い』について解説してきました。
なぜ、このようなテーマなのかと言いますと、『口臭』を主訴として来院される方が非常に多いからです。
その中で、『義歯を研磨すれば治る…』という方も多くいらっしゃったからです。

次回のブログは6/19(木曜日)になります。
次回は、『インプラント治療は簡単か?』です。

今、ブログでご紹介する新しい『ネタ』を作製しているところです。
ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯、セラミック、金属冠…等)の平均寿命についてのまとめです。

これも治療を受ける患者様には、非常に気になる内容です。
まとめ終わりましたらブログでアップします。


今週(6/13〜15)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

それでは、今週のインプラント埋入手術は、特に複雑なものではなかったので、
下顎にGBR法 のみを行った1症例について解説します。

まず、なぜインプラント埋入ができず、骨の増大法(GBR法のみを行ったのか? ということですが、 
骨が吸収しており、インプラントを行う骨の高さや幅がまったくなかっためです。

骨が吸収してしまった原因は、 歯根破折です。
骨が吸収してしまったのは、歯の根が割れた状態のまま放置した結果です。

歯の根が割れたままでいると 割れた部分から バイ菌 や 血液 が入り込み、
感染を起こします。
そして、膿み となってしまうのです。
膿みは、歯の周囲の骨を溶かしてしまいます。
そのため、歯の根が割れた場合には、すぐにでも抜歯する必要性があります。

それでは、なぜ 歯根破折したのでしょう?

歯根破折する歯は、神経がない歯です。

神経のある歯は、根が割れることは ほとんどありません。

また、神経がないため、 歯根破折を起こしても痛みがでないことが多いのです。(歯肉が腫れて痛みが起ることもあります)
そのため、 歯根破折しても そのまま放置してしまう方が多いのです。
歯根破折を放置した結果、骨の吸収がどんどんと進行してしまいます。

骨を増大するGBR法は、魔法の治療ではありません。
どのような状況でも骨が元どおりに再生できるわけではありません。

治療には、時間もかかりますし、治療後の腫れ等、患者様自身の負担もあります。
また、骨が吸収しすぎると インプラントができない こともあります。

歯根破折している場合には、できるかぎり早期に対応することが必要です。

今回の治療方法は、GBR膜という特殊な材料を歯肉の中に埋め込むものです。
その後、約3ヶ月程度で骨が増大(再生)されます。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後にインプラントを埋入
3. その後さらに約2〜3ヶ月後待ち、型を取ります。
4. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
GBR法の費用は、52.500円(税込)になります。



医療情報コーナー

前回の医療情報に続き、歯周病と全身疾患の関係です。

歯周病は、動脈硬化と、心臓発作、脳卒中などの冠状動脈性の心臓病とのはっきりとした関係が報告されました。

研究チームは、60歳未満の人々が、歯周病があると、冠動脈心疾患のリスクが6.6倍と高くなることを発見しました。

歯周病と冠状動脈性の心臓病は、多くの人々に見られる状態です。

デンマークのコペンハーゲン大学歯学部歯周療法学のカレン・ガイスマー ( Karen Geismar ) 氏らが、 Journal of Periodontology誌9月号に発表しました。

研究チームは、歯周病による、4ミリメートルを超える歯槽骨の損失がある、60歳未満の人々で、冠動脈心疾患が増加するのを発見しました。

前回の 歯周病と『ガン』の話といい、
歯周病は、さまざまな病気と大きな関係があることが近年、報告されています。

歯周病は、万病の元です!
注意しましょう。

また、歯周病は予防が可能な病気です。
早期発見、早期治療が大切です。


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義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?:その14

6/12(木曜日)です。


今日から新しいテーマです。『義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?:その1』になります。

最近、口臭を主訴として来院される方が非常に多くなっています。

今回のブログでは、口臭の一般的な話ではなく、義歯(入れ歯)を使用している方口臭について解説します。

義歯(入れ歯)の多くは、レジンと言われる 樹脂(プラスチックのような物)でできています。
レジンは、加工がしやすく、調整が行いやすいという義歯には、非常に良い利点があります。

しかし、非常に汚れが付着しやすいものです。

汚れの中には、細菌が潜んでいます。
汚れた義歯を使用するということは、細菌が付着した義歯を常に口腔内に入れているということです。

例えて言うと、汚れが付着した プラスチック製の食器 を 毎日使用しているのと同じようなことです。

陶器 の食器と違い、プラスチック製の食器は、汚れが付着しやすいのが特徴です。
義歯 にも同じようなことが言えます。

プラスチック製の義歯に 汚れが付着しやすいことの特徴として、『義歯の傷』です。
義歯を使用していると 必ずが付着します。
特に、硬い歯ブラシ等でこすると傷がついてしまいます。
義歯についたは、非常に細かいものです。
そのに汚れ(細菌)が付着することにより臭いがします。

お手入れ方法として、硬い歯ブラシ等で 強く擦らない ことが必要です。

義歯のお手入れ方法ですが、食器用の中性洗剤を使用し、スポンジで丁寧に洗って下さい。
その後、流水で十分すすいで下さい。(洗剤を十分落として下さい)

市販されている義歯洗浄剤も有効ですが、洗浄剤のみでは、義歯に付着している
汚れを完全に取り除くことは困難です。

柔らかいスポンジで洗うことが最適です。

できれば、毎食後行っていただければ、いいのですが、外出先では、難しいかと思いますので、最低でも就寝時前には行った方が良いでしょう。

義歯を清潔に保つことは、健康にも重要です。
義歯が汚れているということは、口腔内にいつも『バイ菌』がいるということです。
この後の『医療情報コーナー』でも歯周病と『ガン』の関係の話があります。

次回のブログは6/16(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?:その2』です。


今週(6/10〜11)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

この2日間は、すべて上顎のインプラント手術でした。
上顎のインプラントは、下顎と違う点があります。

まず、上顎の骨は下顎と比較して柔らかいのです。

柔らかいということはどういうことなのでしょう?

いいことなのか? 悪いことなのか?

いい点もあれば、悪い点もある といったところです。

いい点は、骨が柔らかいため、骨の弾性があることです。
インプラントの埋入手術を行う際には、骨の幅が非常に重要です。
このブログでも良く書きますが、インプラントの直径(太さ)は、約4ミリです。

直径4ミリのインプラントを埋入するためには、骨の幅は、約6ミリ必要です。
しかし、実際の問題として、6ミリの骨幅があることは少なく、
多くの症例で、骨の幅を増大させる治療法(GBR法)等を行うことが必要になります。

骨を増大させるGBR法は、治療を複雑にし、患者様の負担もあります。

そのため、狭い骨の幅を押し広げる 治療法が、効果を発揮します。
この治療を 『スプリッティング法、スプリットクレスト法』と言います。
この方法は、ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながら インプラントを埋入するため、骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ないのです。

詳細は、 『スプリッティング法、スプリットクレスト法』のページを見ていただきたいと思います。

しかし、骨の幅を広げるという方法は、骨の硬さに左右されます。
簡単に言えば、硬い骨は、幅を広げるのに大変ですが、
柔らかい骨は、わりと簡単に骨の幅が広がるのです。

上顎は、下顎と比較して柔らかいので、こうした治療法に適しています。

他にも利点はありますが、今回は、省きます。

さて、柔らかい骨(上顎)の欠点ですが、硬い骨(下顎)と比較すると 成功率は低くなります。

ものすごく差があることはありませんが、多くの研究論文で、上顎の成功率が低いことが証明されています。

その理由として、骨が柔らかいため、インプラントとの安定が悪いということです。

そのため、上顎では、できる限り長いインプラントを埋入することが有効とされています。

この2日間で行ったインプラント手術は、全てこの 『スプリッティング法、スプリットクレスト法』を行いました。

使用したインプラントは、状況に合わせ、 ストローマン・インプラント アンキロス・インプラントを使い分けました。


医療情報コーナー

歯周病がある場合、『ガン』のリスクが高まる可能性がある!

 ロイター によると、歯周病により『ガン』のリスクが高まる可能性があるとの研究結果が明らかになった。
インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表したものです。
歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、『ガン』を患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。
論文では、
「喫煙 その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は、肺 や 腎臓、すい臓、血液のガン のリスク増大と 大きな関連性があった」
としています。

これまでの研究では、歯周病で、心臓病 や 糖尿病 の発生リスクが高まる可能性が示されていました。


歯周病の人は、『ガン』にかかる確立が14%も高いのですか?
ビックリ ですね!

歯周病は、歯周病細菌による感染症 です。
歯周病の人は、常時口腔内に細菌が多く潜んでいるということですから、いいわけはありません。

1年に1回は、歯周病の検査 を受けた方が良いでしょう。




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骨補填材は安全か?5

6/9(月曜日)です。

今日は、新しいテーマになります。
『骨補填材は安全か?』です。


今日は、インプラント治療にはかかせない人工骨や骨補填材の話をしたいと思います。
このブログでも良く書きますが、当医院で使用している人工骨は、 『β―TCP』 です。

β―TCPは完全に人工に生成された骨です。

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、
それ自体が完全に骨になったりすることはありませんが、
ご自身の骨や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。

また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。


次に、当医院では使用していませんが、世界的には異種骨(人間以外の動物の骨)が使用されています。

例)Bio-○○○ というものが最も良く使用されています。

なぜ、世界的に使用されているのかと言いますと、ヒトの骨の構造に非常に近いからです。
また、多くの研究結果からも骨再生においては、高い評価を得ています。

前置きが長くなりましたが、今回なぜこのような話をするのかと言いますと、
患者様によく聞かれるからです。

さまざまなサイトで調べられている患者様は、インプラント治療には、骨を増大させるために、人工骨や骨補填材を使用することがあることを知っています。

こうしたものには、さまざまな素材(材料)があります。

以前、『狂牛病(ウシ伝達性海綿状脳症)』が世間を騒がせたのを覚えているかと思います。

* 狂牛病(ウシ伝達性海綿状脳症):(BSE)Bovine Spongiform
  Encephalopathy とは、牛の脳がスポンジ状になり、異常な行動をと
 るようになる病気。
 もともとヒツジの伝染病(スクレイピー)だったが、イギリスでヒツジ
 の骨のくずを牛のえさに使ったことから感染したと考えられている。
   狂牛病にかかった牛を人間が食べると感染し、致死性痴呆症の
   変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(VCJD)にかかると言われてい
   ます。

そうしたことからインプラントで使用する骨補填剤にも患者様の意識が集まっているのです。

当医院では、Bio-○○○等の異種骨はまったく使用していませんが、絶対に否定するものではありませんので、患者様からご質問があった時には以下の話をことを参考にして回答させていただいております。

Bio-○○○は、15時間以上の高温加熱処理を経て製造されているのに加え、「検出可能な感染性無し」とされるカテゴリー4(下記参照)の部位を使用しているため、感染の危険性はないとのことです。

【EU医薬品局審査庁による臓器分類】

カテゴリー1:(高度感染性) 脊髄 

カテゴリー2:(中程度感染性)回腸 リンパ節 近位結腸 脾臓 扁桃 
       硬膜 松果体 胎盤 脳脊髄液 下垂体 副腎

カテゴリー3:(低感染性)遠位結腸 鼻粘膜 抹消神経 骨髄 肝臓 
       肺 膵臓 胸腺 

カテゴリー4:(検出可能な感染性無し)凝血 糞便  心臓 腎臓 乳腺 
       乳汁 卵巣 唾液 唾液腺 精嚢 血清 骨格筋 睾丸 
       甲状腺 子宮 胆汁 軟骨組織 骨 結合組織 胎児組織 
       毛 皮膚 尿

青文字は、感染牛で感染性が認められた臓器です。

当医院でのこうした材料にたいする見解等についての詳細は以下をご覧になって下さい。
   ・『異種骨』とはどんな骨?

   ・骨移植術に使用する骨について



次回のブログは6/12(木曜日)になります。

次回から新しいテーマになります。
『義歯を使用している人は、義歯からの口臭がある?』です。

今週(6/6〜8)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

この3日間は、非常に簡単なケースから難しいケースまでさまざまでした。

今日は、2つのケースについて比較しながら解説したいと思います。

まず、簡単なケースです。
上顎の奥歯が1歯欠損していました。
しかし、骨の幅も高さも非常に良い状態でした。
埋入したインプラントは、長さ12ミリで、骨の増大治療もまったく行わなかったのです。
上顎の奥歯において、12ミリの長さのインプラントが十分に行えるというケースは少ないものです。
骨幅も6〜7ミリもありました。
治療時間は、麻酔を除けば、3〜4分です。
ほとんど腫れることもないでしょう。

次に難しいケースです。
上顎の前歯部を含め、8歯が連続して欠損していた症例です。
8歯欠損に4本のインプラントを埋入しました。
骨の幅が約2ミリ程度しかありませんでした。

先程のケースと比較すると骨幅は、1/3以下です。

骨幅が少ないことは術前から分かっていましたので、インプラント埋入と同時にGBR法を行う計画を立てました。
治療ケースとしては非常に難症例です。

そのため、治療時間がかかることもあり、麻酔は通常の局所麻酔ではなく、 『静脈内鎮静法』 という麻酔を選択しました。

静脈内鎮静法は、患者様は寝ている間に治療が終了するため、楽な方法です。

実際にかかった治療時間は、60分ちょっと でした。

先程のケースは1本でしたので、単純には、比較できませんが、同じインプラント手術と言ってもこんなに治療にかかる時間が違うのです。

この違いは、もちろん『骨の吸収程度の違い』です。

多くの患者様は、抜歯しなければならないような悪い状態でも
『抜歯をできるかぎりしたくない!』ということから
悪い状態のままで、放置してしまうことが多くあります。

その結果、高度の進行した骨吸収になってしまうのです。
骨の吸収が進行してしまった場合、その後にインプラントを行う場合には、非常に難症例になってしまいます。

今週は、難症例が多かったですね。


医療情報コーナー

広島の子どもは虫歯が少ない!
 文部科学省の 2007年度の学校保健統計調査で、広島県内の幼稚園児の 虫歯発生率 が全国で 最低 となるなど、各世代とも全国平均を大きく下回った。

広島県内では、5歳 から 17歳までの 男女計 66.435人 を抽出して健康状態などを調べた。

幼稚園児 の処置済みも合わせた 虫歯発生率は45・4%。
前年度より6・3ポイント悪化したものの全国平均を8・3ポイント下回り、都道府県では最も低かった。
高校生は57・2%で二位の低さ。
中学生も47・6%で二位、小学生も61・9%で九位と、いずれも全国平均より低かった。

規則正しい生活習慣の定着を推進する 県教委指導三課は、
「給食後の歯磨き指導など、学校と歯科医が連携した地道な取り組みの成果」とみて、さらなる虫歯予防を呼び掛けている。


昔から言われていますが、虫歯は地域差があるんです。

言い方を変えれば、予防が可能ということです。



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インプラント治療後のケアー:その54

6/5(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『インプラント治療後のケアー:その5』になります。

今日は、前回の続きで、『ナイトガード』についてお話しします。

前回の最後に『ナイトガード』の作製は型を取るだけの簡単なものであることを解説しました。

完成した『ナイトガード』は、お渡しする際に調整に多少のお時間がかかります。(10分程度)

歯科医院により『ナイトガード』の形は多少違いますが、
一般的には 透明な物で、歯の部分のみ覆います。
(歯科医院によって、赤や、青、模様がある場合もあります)
材質は柔らかいゴムのような柔らかい材質もあれば、硬いプラスチックの場合もあります。

この材質は患者様の状態により異なります。

費用は健康保険診療が適応されますので、約5000円(3割負担の場合)になります。

また この『ナイトガード』の耐久性ですが、噛む力によりだいぶ違います。

噛む力が非常に強い場合には2〜3ヶ月ですり減ってしまうこともありますが、
一般的には1〜2年程の使用が可能になります。

修理はできませんので、すり減ってしまった場合には
新たに型を取り、交換(新規作成)になります。

お手入れの仕方は 歯ブラシを使用し、流水下で洗っていただきます。

また、『ナイトガード』の使用は 通常、『就寝時』になりますが、スポーツをされている場合や、日常 くいしばりがある場合には常時使用されることをお勧めします。

もちろん 食事中には使用できません。

『ナイトガード』を初めて使用される場合には違和感がありますが、
だんだんと慣れてきます。
根気よく使用されて下さい。

歯周病の方、インプラント治療を受けた方で『歯ぎしり』『くいしばり』を 自覚されている場合や、歯科医院で指摘された場合には
できるかぎりこの『ナイトガード』を使用して下さい。

次回のブログは6/9(月曜日)になります。
次回から新しいテーマになります。『骨補填材は安全か?』です。

今週(6/3〜4)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
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それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

部位は、上顎の左右の奥歯です。

左右同時に埋入を行いました。

患者様は、インプラント手術に際し、非常に不安を持っていらっしゃいました。

このように手術に際し、不安を持っていらっしゃる患者様は、今回のように左右同時で行う場合と、左右別々(2回に分けて)行う場合に分かれます。

私の経験からは、患者様のご希望は、半々ですね。

今回の患者様は、嫌なことは1回で終了したいとのご希望がありましたので、左右同時になりました。

ただし、治療方法(治療順)としては、まず、右側のみ行い、大丈夫そうであれば、左(逆)も行うといった計画で、手術を開始しました。

実際に、最初に始めた右側は、5〜6分程度で終了したため、患者様が思っていた以上に楽だったため、
左も続けて行うことになりました。

治療の進め方は、患者様により さまざまです。

無理な方法でなければ、患者様のご希望にそって行うことが 大切であると考えています。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.8ミリ、長さ10ミリ が2本でした。

手術時間は、左右合わせて約15分程度でした。

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治療費
今回の手術は、
インプラントが1本21万円(税込)×2本です。


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前回の続きで、『喫煙』についての情報がありましたので紹介します。

喫煙者のおよそ半数はたばこ「500円以上」で禁煙を考える

 禁煙と、たばこの価格の関係性を調べたところ、禁煙を考える価格の目安としては、
「500円くらい」が38.7%、
「400円くらい」が15.2%

と答えており、半数以上の喫煙者は、たばこの価格が500円くらいになると 禁煙を考えることが分かった。

その一方で「価格に関係なく禁煙しない」と答えた喫煙者も10.6%いた。

喫煙環境では、
「身の回りでたばこを吸いづらいと強く感じる」が32.9%で、
「少し感じる」49.0%となった。

喫煙に対する 社会的な圧力 が強まる中で、喫煙者8割以上 がたばこを吸いづらい と感じている現状が明らかになった。

職場の喫煙環境を調べたところ、
「完全禁煙」19.9%にとどまり、
「分煙」45.4%だった。

地域別にみると、
「完全禁煙」では、東京24.6%、神奈川25.5%、愛知県25.2%と首都圏で高く、
三重高知富山で低いことが分かった。

大都市 を中心に 完全禁煙化 が進んでおり、喫煙環境 での 地域差 が出始めている様子がうかがえる。

パートナーの喫煙が気になるかという項目では、
男性喫煙者の 50.4%が「好ましくない」 と回答したのに対し、
女性喫煙者は13.7%だった。

女性喫煙者の79.0%は 「なんとも思わない」 と回答していることから、
パートナーの喫煙に対する 男女間の感覚の違いがうかがえた。

私は歯科医師ですので、歯周病とインプラントの面から考えたら、
禁煙していただきたいものです。

ちなみに、当医院内は、『完全禁煙』です。


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インプラント治療後のケアー:その44

6/2(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラント治療後のケアー:その4』になります。

今回のシリーズでは、インプラント治療後のケアーとして、ブラッシング、洗口剤、メインテナンスの重要性について解説してきました。

今日の4回目は、『ナイトガード』の重要性についてお話しします。

ナイトガードについては、このブログでも良く書きますが、非常に大切な話です。

『ナイトガード』とは、簡単に言えば、スポーツ選手がする『マウスピース』のことです。

私達がインプラントを行う際に最も注意するケースが
『歯ぎしり』や『くいしばり』です。

インプラントには 天然歯と違い 歯根膜という『クッション』が存在しないために 噛む力が 直接加わってしまいます。

『歯ぎしり』や『くいしばり』がある方はこうした力をさらに受けやすいのです。

『歯ぎしり』や『くいしばり』が強い方にはインプラントをお勧めしないこともあります。
(歯軋りを強くしている方は歯を見ると削れている部分が認められます。また歯軋りで天然歯がダメになった場合にはインプラントを行っても同様にダメになる可能性があります)

私が今まで経験した中で、インプラントがダメになった原因で最も多いのがこの『歯ぎしり』と『くいしばり』によるものです。

『歯ぎしり』と『くいしばり』による『力』はものすごいものです。

『歯ぎしり』と『くいしばり』のことを私達歯科医師は、『ブラキシズム』や『クレンチング』と言います。

ほとんどの方が必ずといっていいほど就寝時に『ブラキシズム』や『クレンチング』をします。

ただし、力の大きさ(強さ)にはかなり差があります。

『ブラキシズム』や『クレンチング』があるかどうかは、歯科医院で検査してもらうと良いでしょう。

また、『ブラキシズム』や『クレンチング』を自覚されている方は必ず 『ナイトガード』を装着して就寝することが必要です。

『ナイトガード』は、インプラント治療後だけでなく、歯周病や顎関節症の予防にもなります。

『ナイトガード』の作製は簡単なものです。

歯の型を取るだけです。
型を取れば、次の日には完成します。
(お待ちいただければ、1〜2時間で完成できますが、具体的な時間は通院されている歯科医院で聞いてみて下さい)
歯科医院によっては作製に1週間程度時間がかかることもありますので、
あらかじめ聞いておいた方がいいでしょう。

次回のブログは6/5(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後のケアー:その5』です。

ナイトガードについてさらに詳しく解説します。


今週(5/30〜6/1)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎の前歯部が1歯欠損しているケースです。

術前に骨幅を十分把握するために、 CT撮影を行い、 インプラントのシュミレーション・ソフト(シンプラント)を使用し、コンピューター解析を行いました。

この診査により、骨幅は十分だったため、骨の増大術(GBR法)が必要なかっただけでなく、ほとんど切開を行わないで、インプラントの埋入が行えました。

こうした インプラントのシュミレーション・ソフト(シンプラント)がなかった時期には、実際の骨幅を正確に把握するのが困難だったために、最終的な骨幅の確認は、手術時でしか分からないものでした。

今回の手術は、患者様の同意を得て、手術状況をビデオ撮影してありますので、まとめ終わりましたら公開する企画を考えています。

また、このケースは、今後 抜糸、手術後の予後、仮歯の作製、型取り、被せ物作製といった全ての治療順をビデオ撮影し、アップする予定でいます。

なかなか全ての手順をビデオ撮影できることは少ないのですが、今回は患者様のご協力によるものです。


これにより、実際の治療が良く分かるかと思います。

もちろん被せ物の完成(装着)まにでは、まだまだ時間(期間)がかかりますが…

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラント 直径3.5ミリ、長さ9.5ミリ が1本でした。
骨増大『GBR法』を行わず、切開も最小限でしたので、手術時間は、約5分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に仮歯を作製
3. 仮歯で2〜3週間程度経過をみて型取りです
4. 型取りの後、 約2週間で完成した被せ物を装着し、完了です。


医療情報コーナー

今日は、このブログで良く書いている『禁煙』の話です。

なぜ良く書いているのかと言いますと、喫煙者は、歯周病にもインプラントにも非常に悪影響だからです。

以下のような記事を見かけましたので、紹介します。

都道府県9400人を対象に調査 喫煙者の7割が「ニコチン依存症」 自覚しているのはそのうち6割

ファイザーが行ったニコチン依存度調査によると、喫煙者のうち約7割の人が「ニコチン依存症」で、そのうちニコチン依存症であることを自覚しているのは約6割であることが明らかになった。
 このインターネット調査は、各都道府県の男女100人ずつ、合計9400人の喫煙者を対象に4月10-15日にかけて行われた。

ニコチン依存症を診断するスクリーニングテスト(TDS)を実施したところ、喫煙者の70.7%がニコチン依存症であることが分かった。

男女別にニコチン依存症の割合を見ると、男性が69.9%、女性は71.7%。

ニコチン依存症の割合を地域別に見ると、最も高いのは鳥取県の79.5%で、最も低いのは京都府の63.5%だった。

ニコチン依存症と判明した喫煙者6656人のうち、ニコチン依存症であることを自覚しているのは60.0%にとどまった。

ニコチン依存症を自覚している人の割合が最も高いのは大阪府の78.9%、自覚している人が最も少ないのは徳島県の48.9%で開きがあった。

ニコチン依存症という病気を知っているか 質問したところ、喫煙者の61.6%がニコチン依存症を知っていると回答した。

ただ、「医療関係者に禁煙について相談したことがありますか?」という項目では、9割を超える喫煙者が相談経験がない実態も明らかになった。

禁煙に挑戦するも、成功しない実態が明らかに
今までに禁煙に挑戦したことがあるか 質問したところ、68.2%が禁煙したことがあると回答。

禁煙経験のある喫煙者6414人に対し、禁煙回数では、「2回」が31.0%で最も割合が高く、「1回」は25.8%だった。

「5回以上」の禁煙経験を持つ喫煙者20.8%と多く、5人に1人は禁煙に5回以上トライするものの失敗している実態も浮き彫りになった。

そのほか、禁煙挑戦者の71.9%「自分の意志のみ」で禁煙にトライしたと答え、禁煙ガムを使用した人8.9%禁煙パッチを使用した人2.4%にとどまった。

「今すぐにでも禁煙に挑戦したいと思うか?」という質問では、
43.1%が「はい」と答えており、喫煙者の半数近くは禁煙に対する意欲があることが分かった。


次回もこの禁煙の話題について書きたいと思います。


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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
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