最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2008年09月

患者様から受ける質問特集:その133

9/27(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その13』になります。

今日の質問の回答は長くなりますので、今回と次回の2回に分けて解説します。


質問18
 歯周病で抜歯したところにインプラントを考えているのですが、
インプラント治療を行うと、もともとあった天然歯と同じような状態にまで回復できますか?
噛んだ感じは、天然歯と同じでしょうか?
また、審美的には、どうでしょうか?

回答18
 インプラントは、義歯(入れ歯)とは違い、固定式ですので、違和感がなく
快適なものです。
今まで義歯(入れ歯)をされていた方で、入れ歯(義歯)の違和感等があり、
どうしても装着できなかった方が インプラント治療後には、
『何でもよく噛める』
『入れ歯のように違和感がない』
『何年ぶりかに食事がおいしく食べられた』
…等
喜んでいただけています。

しかし、非常に少数ですが、インプラント治療後に以下のような意見もあります。
一番多い意見から順番に記載しますと、
『しゃべりづらい』
『歯が長く見える』
『歯と歯の間に隙間がある』
…等です。
この理由について順次解説します。

1.『インプラント治療後しゃべりづらい…』
 長い治療期間の後、ようやく型を取り、
インプラントを応用した固定式の仮歯や
セラミック等の被せ物を装着する段階の話になります。

患者様も『これでようやく噛める!』
…と期待がいっぱいです。

しかし、固定式の仮歯 や セラミック等の被せ物を行った時に
『しゃべりづらい…』
と感じることが 非常に稀なケースですが、あります。

それでは、なぜこのようなことが起ったのかと言いますと…
歯周病
歯根破折
歯が欠損のまま放置していた
等により 骨の吸収が大きかったことが原因です。

このようなことは、
顎で、総義歯のように 歯がほとんどない方
インプラント治療を行った場合に起る可能性があります。

欠損が多い方の場合、暫く歯がない状態でいると、骨が吸収してきます。
骨の吸収は、必ず頬側(外側)から起ります
そのため、歯列が小さくなります。(顎の形が小さくなるということです)
分かりづらいですが、歯を噛む面から見ると、歯は馬蹄形のように“U字型”に並んでいます。
つまり、顎の骨の形が“U字型”ということです。
骨吸収を起こすと この“U字型”が小さくなります。
これが、歯列が小さくなるということです。
このことについての詳細は、以下を参考にして下さい。
歯がないと顎の骨はどんどんと痩せる

歯列(顎の形)が小さくなった状態で、インプラントを行い、最終的に被せ物を装着すると、元々あった歯列より小さい(狭い)状態になります。

その結果、舌を動かす範囲が狭くなり、
『発音がしづらい』、
『舌が動かしづらい』、
『違和感がある』
といったことが起ることがあります。

義歯(入れ歯)を経験されたことがある方は分かるかと思いますが、
初めて義歯をされた時には、かなりの違和感があります。
突然口腔内に異物が入る『違和感』です。

そのため、骨吸収が起こり、歯列が小さくなった状態でインプラントを行うと『違和感』が起るのです。

しかし、これは、時間の経過とともに改善されます。
なれるまで若干時間がかかるのです。


次回のブログは9/30(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『歯が長く見える』、『歯と歯の間に隙間がある』になります。


今週のインプラント手術報告はお休みです。


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患者様から受ける質問特集:その125

9/25(木曜日)です。
今日もシリーズで行っています『患者様から受ける質問特集:その12』になります。

今日は、『歯ぎしり』をしている方からのご質問になります。

質問17
 以前に神経をとった歯が折れてしまい、抜歯となりました。
抜歯後の治療方針として、 ブリッジかインプラントを考えています。
私は、 歯ぎしりが強く、歯が磨り減っている状態です。
さまざまなホームページを見ると、通常の 歯には骨との間にクッションのようなものがあり、それで骨を守っているということですが、
インプラントは直接骨に力が加わるため、 歯ぎしりなど強い力が毎日加わると、
問題が生じやすいということですが、本当でしょうか?
また、 歯ぎしりが強い場合、インプラントは大丈夫なものでしょうか?

回答17
インプラント治療を行う際に、 歯ぎしりは非常に大きな問題です。
歯ぎしりが強い方は、インプラントであっても、ブリッジを選択しても
リスクは高いものです。

・ インプラントとブリッジの違いについては以下を参考にして下さい。
  『インプラントとブリッジの違い』

インプラントだから 歯ぎしりに弱い とか
ブリッジだから 歯ぎしりに強い ということではありません。

『歯ぎしり』の影響は大きいものです。
『歯ぎしり』の強い方ですと、神経のない歯は折れてしまうことがあります。
こうしたことは稀なことではありません。
神経のない歯はかなりの確率で折れます。

ただし、インプラントの場合、ご質問にもあったように、 『歯根膜』(歯と骨との間にあるクッションのようなもの)というクッションが存在しないために、噛む力は、直接インプラントに加わってしまいます。
そのため、 『歯ぎしり』が強い場合には、インプラントは適応症とは言えません。

それでは、 『歯ぎしり』が強い場合、ブリッジが適応かというと
状況により違います。
ブリッジを選択される場合には、ブリッジの土台となる歯が
『神経があるか』
『神経がないか』
によっても変わります。
ブリッジは、欠損部に加わる力を残っている歯で支えるものです。
そのため、土台となる歯には、通常より過大な力が及びます。
もし、この土台に、神経がなかった場合には、将来的に、 歯根破折になる確率はさらに高くなります。
神経がない歯をブリッジの土台とするのであれば、インプラントの方が良いでしょう。

『歯ぎしり』が強い場合には、
インプラントか ブリッジか という選択肢の前に、『歯ぎしり』の対策を検討することが必要です。
これは、『ナイトガード』という『マウスピース』のようなものを就寝時にしていただきます。

結論として、噛み合わせや、残っている歯の状態等によって、
どちらの方法が優れているとどうかの判断をします。
ただし、基本的には、歯を削らないインプラントの方が優れている点が多いのも事実です。

『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯)の平均寿命』については、以下を参考にして下さい。
  ・ 『ブリッジ、インプラント、被せ物(差し歯)の平均寿命』


『歯ぎしり』があることは
インプラント、ブリッジの両方にとって良くないことです。
どちらの治療法を行うかどうかの判断は、
治療期間、
治療費、
将来性、
噛み合わせ、
残存する歯の状態
等をふまえ判断するものです。

また、個人個人により『リスク』というのは違います。

担当医と十分にお話の上、お決めになることが大切です。
ブリッジの場合、削ってしまった歯は、二度と元に戻りませんので…
治療内容を十分ご理解することが必要です。

次回のブログは9/29(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その13』です。


今週(9/24)のインプラント手術報告

それでは、昨日のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

いつも難しいケースを紹介していますが、今回のケースは、簡単でした。

簡単な理由は、『骨の高さや幅が十分ある』ということです。

骨の幅や高さが十分あれば、インプラント治療はさほど難しいものではありません。

1本のインプラント埋入であれば、
 ・麻酔時間に5〜6分程度、
 ・麻酔が効くまで少し待っていただき、
 ・実際の治療(インプラント埋入手術)は、5〜6分程度、
  (仮歯や義歯の調整があれば上記以外にかかります)
 ・治療後の注意事項等の説明に3分程度
ですぐご帰宅できます。

骨が吸収しないうちに的確な判断が大切です。
歯根破折の放置や
歯を欠損のままにしないこと
歯周病を放置しないこと
が大切です。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが1本でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)になります。

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患者様から受ける質問特集:その114

9/22(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その11』になります。

今回の質問も患者様からよく受ける内容です。
治療期間についてです。
何回くらいかかるのか?
どれくらいの期間がかかるのか?
…等です。
特に現在歯がない方にとっては、早く歯が入り、噛めるようになりたいものです。
今回は、そうした内容になっています。

質問16
 下顎の奥歯2本がないのですが、何回くらい治療回数(治療期間)がかかるのでしょうか?

回答16
 まず、インプラントの治療回数を解説する前に
インプラントの手術方法には、1回法と2回法があることを説明します。

1回法は、インプラントを埋入した時点(手術時点)で、インプラントの上の部分が見えます。
上に見える部分は、インプラントではなく、インプラントの“蓋”です。
この“蓋”を取ると、中に穴があいています。
この穴は、インプラントの“土台”を付けるためのものです。
インプラントの構造は、
1 インプラント本体(フィクスチャー)
2 土台(アバットメント)
3 セラミック等の被せ物(上部構造:補綴物)
に分けられます。
インプラント手術時に行うのは、インプラント本体(フィクスチャー)のみです。

2回法は、インプラント手術時に、インプラント本体(フィクスチャー)を歯肉の中に完全に埋め込んでしまいます。
手術後に口腔内を見ても どこにインプラントが埋まっているかは分かりません。
そのため、型を取る段階で、再度麻酔をし、埋まっているインプラント部分を見えるようにします。

なぜこのような違いがあるのでしょうか?

もともとインプラントは1950年にスウェーデンの化学者ペル・イングウァール・ブローネマルク博士によって発見されたもので、その当時は2回法でした。

しかし、2回法では、2回目の手術(実際には、手術という程大変なことではありませんが…)が必要になります。

そうしたこともあり、1回法が開発されたのです。
(他にも1回法の利点は多くあります)
これが ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)です。
現在日本において30種類以上のインプラントが使用されていますが、I.T.Iインプラントはその中でも最も研究報告が多く、優れたインプラントと言えるものです。
つまり、1回法、2回法というものは、もともとはインプラントの開発コンセプトの違いから生じたものです。
現在のインプラントの多くはブロネマルク、I.T.Iを模範して作られたものです。

さて話は、インプラントの治療期間に戻ります。
通常、初診時にレントゲン撮影を行い、歯周病の検査や、噛み合わせの検査等を行います。
そこで問題がなければ、インプラント治療を行うことができます。

以下は、下顎の奥歯にインプラントを行った場合(1回法)の治療回数です。
1回目 インプラントの埋め込み手術
2回目 抜糸(約1週間から10日後)
3回目 型取り(手術から約2ヶ月後)
    *骨の状態により若干変わります
4回目 セラミック等の被せ物を装着(型取りから約10日後)
    *本数等により異なります。
以上です。

以下は、2回法(下顎の奥歯)の治療回数です。
1回目 インプラントの埋め込み手術
2回目 抜糸(約1週間から10日後)
3回目 2回目の手術(手術から約2ヶ月後)
  (埋まっている部分を見えるようにするための簡単な手術)
    *骨の状態により若干変わります
4回目 型取り(2回目の手術から約2週間後)
5回目 セラミック等の被せ物を装着(型取りから約10日後)
    *本数等により異なります。

しかし、どのようなケースでも同じ治療回数ではありません。

まず、 歯周病の問題がある場合には、インプラント治療前に 歯周病の治療を行う必要性があります。
インプラント手術前にきちんと歯周病の治療を行っていかないと
インプラントに歯周病の細菌が感染してしまいます。
インプラントに歯周病細菌が感染した状態を インプラント周囲炎と言います。
歯周病の治療の回数は、症状により違いますので、歯周病の検査後に担当医に治療内容や治療回数を聞いておくことが必要です。

また、噛み合わせ等に問題がある場合、状況によってはインプラント手術前に完了させておく必要性があることもあります。

さらに、インプラント手術に際し、最も大切なのは、骨の状態です。
つまり、インプラントを埋入するための、骨幅や高さ等がしっかりしているかどうかです。
歯根破折 歯周病 歯を欠損のままにしていた期間が長かった(長期間欠損)場合には、骨が吸収してしまっている可能性があります。
この場合には、骨を増大(骨を再生)させる治療法等を行うことが必要になります。
『GBR法』 『ソケットリフト法』 サイナスリフト法等です。

このような治療では、インプラント手術は、2回法になります。
インプラント埋入と同時に骨の増大法を併用した場合には、基本的にインプラント自体を歯肉の中に埋め込むことになります(2回法)。

しかし、骨の吸収が大きく、インプラント自体を埋入できないような場合には、
インプラント手術の前に 『GBR法』等の骨の増大(再生)を行う処置のみ行うことがあります。
この場合には、治療回数は、上記以上にかかります。

まとめますと、下顎の奥歯が少数歯欠損しているようなケースで、
骨の状態もよく、1回法のインプラントを使用すれば、
治療回数は最短で4回です。(2回法では、5回)

しかし、歯周病に問題があったり、骨の吸収が大きい場合には、さらに治療回数はかかります。

どの程度の治療回数が必要かどうかは、検査を行うと分かりますので、担当医にご相談されて下さい。



次回のブログは9/25(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その12』です。


今週(9/19〜21)のインプラント手術報告

今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今週のインプラントは、骨幅も十分にあるケースもあったたのですが、ご紹介するケースは、骨が非常に少ない状態でした。

上顎の左右奥歯に合計5本のインプラントの埋入でした。

5本のうち2本は、骨幅が3ミリ以下と骨が非常に吸収している状態でした。
また、3本は、骨の高さが、4〜6ミリ程度と高さが少ない状態でした。

上顎の奥歯にインプラントを行う場合、
必要な骨の幅は約6ミリで、高さは10〜12ミリです。
つまり、今回のケースは、骨の幅も高さも半分程度であったということです。

骨幅が少ない部位については、まず、 『スプリッティング法』を行いました。
この方法は、ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながらインプラントを埋入するこの方法は骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ない治療法です。
その後、さらに骨の増大を行うために、GBR法も併用しました。
ただし、この部位は、高さは十分あったため、12ミリの長さのインプラントを埋入することができました。

次に、骨の高さが少ない(4〜6ミリ)3カ所の部分ですが、 ソケットリフト法を行い、長さ10ミリのインプラントを埋入しました。
ソケットリフト法もダメージが少ないため、術後の腫れが少ない治療法です。

以前は、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ以下の場合には、 サイナスリフト法という 骨移植を行うことが一般的でした。
しかし、 サイナスリフト法は治療後の腫れ等を伴い、治療としては大変です。

そのため、患者様にとって極力腫れ等が少ない治療法が行われるようになってきています。

しかし、上顎の奥歯において、あまりにも骨の吸収が大きい場合には、 サイナスリフト法を行うしか方法がありません。

今回使用したインプラントは、全て ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプでした。


麻酔は、 『静脈内鎮静法』 でした。
この麻酔方法は、完全に寝ている状態で行えますので、
インプラント手術に不安がある方や
手術時間がかかる場合等には、適した麻酔方法です。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取りを行います。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×5本になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法、GBR法、ソケットリフト法の費用も全て含まれています。


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今日は、お休みです。

今日は、急用があり、ブログを休ませていただきます。

明日の・『基礎から始めるインプラントブログ』 は通常どおりアップします。

患者様から受ける質問特集:その105

9/15(月曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その10』になります。

質問ジリーズも もう10回目です。

今回ご紹介する内容もメール等でよくある質問です。
他歯科医院で『骨が吸収しているため、インプラントができない』と言われた。
ということです。
義歯は嫌なので、どうにかならないのか?
ということです。
こういったご質問もよくありますね。

最初に答えを言いますと、
『骨が少なくてもインプラントはできます』
しかし、治療に伴う大変さはあります。

それでは、詳細について解説します。

質問15
 他歯科医院で上顎の奥歯に骨の吸収がかなりあるため、インプラントができないと言われたのですが、本当にできないのでしょうか?
骨の高さは、2ミリ程度だそうです。

回答15
 上顎の奥歯において、安定するインプラントを行うためには、骨の高さは、
10ミリ程度はあった方がいいです。
上顎の奥歯で骨の高さが2ミリとなると 現状では、厳しい状況です。
すぐにインプラントを行うことはできません。

ただし、多くの症例で、上顎の奥歯の場合、10ミリ以上の骨の高さが残っているということは ほとんどありません。

しかし、骨が吸収して少なくなっているといっても5〜6ミリ残っている場合と1〜3ミリ程度しか残っていない場合では、まったく違います。

上顎の奥歯において 1〜3ミリ程度しか骨の高さが残っていない場合には、
サイナスリフト法という治療法を行います。
これは、骨が吸収している部位に 骨移植を行う治療法です。
治療としてはかなり大変な治療になります。
治療後の腫れや苦痛を伴うこともあります。

私の個人的な考えとしては、上顎の奥歯において 残っている骨の高さが3ミリ以下の場合には、基本的にインプラント治療をお勧めしません。

しかし、現実的には、当医院には、上顎の奥歯において骨の高さが3ミリ以下という方は数多くいらしゃいます。
その際には、 サイナスリフト法を行う大変さ等をご説明させていただきます。
それでも年間10〜15人程度の方は、『どうしてもインプラントを行いたい』というご希望により、 サイナスリフト法を行い、インプラントを埋入しています。

話は、ご質問内容に戻りますが、上顎の奥歯において、骨の量がほとんど存在してなくても基本的にはインプラントができないということはありません。
骨を増大させれば可能です。

私が行うインプラント治療のうち約半数は、骨が吸収しており、骨の増大治療を併用します。

しかし、少しだけ骨が吸収しているのと
高度に骨吸収を起こし、ほとんど骨が存在しないのとでは、
治療の難易度はまったく違います。

特に上顎の奥歯において、骨の高さが3ミリ以下の場合には、治療が困難になります。

また、左右側ともに骨がほとんどない場合や、
全顎的に骨の吸収が起っている場合には、
移植する骨の量も多くなるため、できない場合があります。



次回のブログは9/18(木曜日)になります。
次回も好評につき、質問特集の続きになります。
『患者様から受ける質問特集:その11』です。

今朝はこれからインプラントセミナー(勉強会)に行ってきます。
朝から丸一日なので、ちょっとつらいですが…


今週(9/12〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎に6本のインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今回も骨の吸収が非常に進行したケースでした。
最近は、ものすごく、骨吸収のある症例が多いですね。
悪い状態を長期間放置しておく方が多いのです。
悪い状態とは、重度の 歯周病 歯根破折です。
こうした 抜歯しかないというようなケースでも『どうしても抜歯したくない』という方が増えてきたと思います。

今回のケースとは違いますが、今週いらした方でも、重度の進行した歯周病であったため、抜歯することを薦めました。
歯周病専門医であっても保存できない(治療できない)ケースはあります。
保存できない歯を無理にそのままにしておくと健康な歯にまで感染してしまいます。
無理に残したために、最終的には、多くの歯を失う結果になります。
逆効果ですね。

しかし、その患者様は、『自然に取れるまで、そのままにしたい』というご希望がありました。
自然に取れる頃には、さらに多くの歯に感染し、必ず被害は拡大してしまいます。

歯周病は『感染症』です。
感染源を絶たないと、被害は、どんどんと拡大してしまいます。

話は、今回のケースに戻ります。
今回行ったインプラント手術でも悪い状態を放置していたため、骨の吸収が非常に進行していました。

そのため、手術は非常に大変でした。

インプラント埋入と同時に骨の増大治療(GBR法)を埋入した6本全てにおいて行いました。
また、骨の幅を増大させる 『スプリッティング法』
奥歯においては、骨の高さが少ない部分に 『ソケットリフト法』も行っています。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントです。

インプラント埋入と同時に骨の増大治療(GBR法)を行い、さらに骨の再生効果を高めるために、 P R P法も行いました。


麻酔は、 『静脈内鎮静法』 です。

手術時間は、約60分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。


治療費
インプラントが1本21万円(税込)×6本分
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、 『スプリットクレスト法』『GBR法』 『ソケットリフト法』 P R P法の費用も全て含まれています。


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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

患者様から受ける質問特集:その94

9/11(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その9』になります。


今日も質問特集になります。
つい最近、メールで以下のような質問を受けたので、
まとめてみました。
回答内容はちょっと難しいかもしれません。


質問14
 他歯科医院でインプラントの手術を受けました。
その時に人工の骨(牛の骨?)を使用したと聞きました。
その安全性について聞きたいのですが…

回答14
インプラントは、骨の中にチタンでできた“ネジ”を埋入するわけですが、
ある程度の太さのある“ネジ”を埋入するためには、“ネジ”より骨の幅が太くなければなりません。
つまり、インプラントの直径より、骨幅の方が大きい(太い)ことが必要です。
しかし、現実的には、多くの症例において、骨幅の方が細い(狭い)ことの方が多いのです。
これは、さまざなな 原因により骨が吸収してしまったからです。

骨が吸収している場合、骨を増大させる治療法(GBR法)を行うことが必要になります。

このGBR法時に使用するのが、人工骨です。

一般的にGBR法に使用する『人工骨』と言っても多くの種類があります。
また、単に『人工骨』という表現は正しくはありません。
正確には、GBR法に使用する骨は、骨移植材(骨補填材)と言い、以下の3つに分類されます。

1 同種骨:ヒトの骨( 『DFDBA』や『FDBA』等)
2 異種骨(牛や豚等の骨)
3 代用骨(人工骨: β―TCP等)
になります。

ご質問にあった『人工の骨(牛の骨?)』というのは、おそらく2番の『異種骨』に分類されるものと考えられます。

『異種骨』とは人間以外の動物の骨のことです。
動物もヒトと同じ骨をもつ生き物ですから人工の骨よりは骨の新生(再生)には優れていると考えられます。
しかし、当然と言えば当然ですが、動物の骨をヒトにそのまま移植すると拒否反応が起ります。
そのため、医療に使用される異種骨は化学的処理をほどこすことと、高温で焼成することにより拒否反応が起る有機質部分を除去したものが使用されています。

GBR法で使用される(使用の可能性のある)『異種骨』は、世界中の多くのメーカーが製造しています。
その安全性等の基準もさまざまです。
日本であれば、もちろん 厚生労働省 が安全性を認可したものが使用許可となっています。

臨床で使用される材料は、そうした基準をクリアーしている物ですから『安全である』ということになります。

しかし、実際に ご心配されているということは、
以前大きく問題となった『あの事件』も関係しているのではないでしょうか。
皆さんもご承知の『狂牛病(BSE)』に代表される 感染リスクということもご心配の一つと考えられます。

いくら科学的な裏付けがあり、安全と言っても
『気分的には…』と思われるかもしれません。
そうしたことも考え、当医院では『異種骨』は使用しません。
(これは、私個人の意見であり、安全性が実証されている異種骨は、もちろん使用可能です)
患者さんに『牛や豚の骨を使用します』と言ったらほとんどの人は『嫌』と言うでしょう。
そこまでして使用する理由はありません。
他に選択肢があるのですから…
安全で効果の高いものを使用します。
その選択肢の一つが代用骨(人工骨: β―TCP等)です。

また、世界的には、GBR法の材料として使用されているが、日本では 厚生労働省の認可がない材料もあります。
この場合、日本で使用できるか ということですが、
歯科医師が、患者様の同意のもとで使用することはできます。

日本の 厚生労働省の認可は、非常に厳しい(遅い?)もので、世界的に効果が高いとされている材料であっても日本では、なかなか使用できないのも事実です。

『DFDBA』や『FDBA』
といった骨補填材(同種骨)がその代表的なものです。
また、今回ご質問にあった異種骨も海外では、数多くの製品が販売されています。


*実際に使用された材料についてご心配な場合には、治療を受けられた担当医に安全性等の詳細と聞いてみた方が良いでしょう。
*当医院では、完全に人工的に精製された骨補填材:人工骨( β―TCP)のみを使用しています。


次回のブログは9/15(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その10』です。


今週(9/9〜10)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中からGBR法を行った1症例について解説します。

今回の症例は、骨が高度に吸収してしまい、インプラントを埋入することができなかったため、まず骨を増大(再生) する治療法を行いました。

それでは、なぜインプラントができないほど骨が吸収してしまったのでしょうか?

その理由は、 歯根破折です。

神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも突然折れることがあります。
基本的に歯の根が折れた(割れた)場合には、抜歯になります。

根が折れた場合には、できるかぎり早期に抜歯した方が良いでしょう。

早期に抜歯しないと破折した部分から感染が起こり、根の周囲の骨吸収が起こります。

どれくらいで、骨吸収が起るのかと言いますと
早ければ、数週間です。

特に腫れたりした時には、骨吸収が急速に進行している状態です。
何度も腫れを繰り返している場合には、非常に危険です。

しかし、歯根破折の場合、痛みがさほどでないことが多いので、
患者様の多くは『抜歯したくない』と思っているのも現状です。

今回のケースでも歯の根が割れた状態でかなりの時間が経過したと考えられます。

骨の吸収がかなりありました。
顎の骨の1/3程度の骨吸収です。

実際に骨吸収を高度に起こしている場合、治療は大変です。

GBR法を行えば、骨は完全に元通りに回復できるわけではありません。
骨の再生(増大)には限界があります。

そして、最も大きいのは、治療の大変さです。
骨吸収が大きければ大きい程、難症例になります。
治療による腫れ等があります。

もちろん治療費の問題もあります。
治療期間も長くなります。

また、前歯部では、骨吸収が大きいと審美性の問題も生じる可能性が高くなります。

歯根破折を起こしていても 痛みがない場合には、なかなか抜歯には踏み切れないかもしれません。
しかし、後のことを考えれば、できるかぎり早期に抜歯することが大切です。

今日は、手術内容の話しからは少しズレてしまいましたが、現状をふまえ、的確に判断することは大切なことです。

GBR法では、多くのケースで、今回の質問特集で紹介しました 人工骨(β―TCP)を使用します。
確実な安全性があり、使用しやすい材料だからです。
手術時間は、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後にレントゲンにて骨の再生状況を確認し、
骨の再生に問題がなければ、インプラントを埋入します。


治療費
GBR費用は、52.500円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代も全て含まれています。


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患者様から受ける質問特集:その84

9/8(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その8』になります。


さて、この質問特集もすでに8回目です。
今日も非常によくあるご質問です。
以下のようなご質問です。
『インプラント治療が怖いのですが…』

インプラント治療が怖い理由として、

手術が必要なので…
始めての経験なので…
知り合いがインプラント手術をしたが、腫れたとい言っていたので…

等さまざまな不安があるかと思います。


質問13 
 インプラント手術が怖いのですが、良い方法がありますか?

回答13 
 歯科治療において嫌なこととして『痛み』があります。
誰しも痛いことは嫌なもので、どうしても足を遠ざけてしまいます。
例えば虫歯はそのまま削ると痛みがありますので、麻酔をします。
この麻酔が嫌なものです。
しかし、麻酔はその仕方により痛みを軽減させることができます。
麻酔の痛みには2つあります。
一つは針を刺す時です。
『チック』とする痛みです。
この痛みに対しては『表面麻酔』の使用が有効になります。
これは麻酔をする前に歯肉に麻酔薬が入った塗薬をつけます。塗薬をつけ、30秒〜1分程度すると歯肉の表面が麻痺してきます。
この段階で麻酔を行うと針の痛みを軽減することができます。
次に麻酔液を注入(入れる)時の痛みです。
これに対しては、麻酔を数回に分けて行うことにより軽減できます。

またこうした歯肉に直接麻酔を行う以外にも併用する麻酔があります。
その一つが『笑気麻酔』です。
笑気麻酔は麻酔のガスを鼻から吸うものです。
ガスですからもちろん痛みはまったくありません。
笑気麻酔(無臭のガス)を吸ってから5〜10分程度すると頭が『ぼーと』してきます。
人によっては眠たくなることもあります。
『ぼーと』してくると治療に対する緊張や不安が減少され、リラックスした状態で治療が受けられます。
ただし、この笑気麻酔のみでは歯肉への麻酔効果はないため、通常の歯肉への麻酔も追加します。

こうした方法でも御心配な方にはもっと楽な麻酔方法があります。
『静脈内鎮静法』という方法です。
静脈内鎮静法を行うと治療中のことはほとんど覚えていない状態になります。
眠っている間にインプラント治療が終了することになります。
治療に不安を持っている患者さんには最適な麻酔方法です。
方法としては点滴をするように血管内(静脈内)に麻酔液を入れます(流します)。
麻酔が効くまで5〜10分程度です。
後はインプラント治療が終了するまで寝ている状態です。
欠点として麻酔が終了しても完全に切れるまで時間がかかります。
通常、静脈内鎮静法による麻酔は麻酔を終了すると5分程度で麻酔はきれます。
麻酔により目覚めた後はぐっすり寝て起きた状態に似ています。
すっきりとした状態です。
患者様によっては『ひさしぶりにぐっすり眠った』という方もいらっしゃる程です。
しかし、麻酔が効きやすい方はその後にも若干“ぼーと”することがまれですが、あります。
患者様により麻酔終了後、
1時間程度効いている場合もあります。
そのため、静脈内鎮静法を行った時には車やバイク、自転車での運転(帰宅)はできません。
できれば付き添いの方がいらしていただいた方がよろしいかと思います。
一度静脈内鎮静法でインプラント手術を行った患者様は
次にインプラントを行う時には
ほとんどの方がまた静脈内鎮静法による麻酔をご希望されます。

それだけ楽だったということです。

また、多数のインプラントを一度に行う場合や、治療の難易度が高い場合には、
どうしても手術時間がかかるため、通常の麻酔より、静脈内鎮静法を行った方が
“楽”です。

次回のブログは9/11(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その9』です。


今週(9/5〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から静脈内鎮静法にてインプラント埋入を行った症例について解説します。

この3日間の間に ちょうど質問特集で解説した静脈内鎮静法の手術が2件ありましたのでご紹介します。

2件の手術ともインプラントの埋入本数が多く、インプラント手術自体も難しいものでした。

1件は、上下顎に合計8本のインプラント埋入で、
もう1件は、上下顎に合計6本のインプラント埋入手術でした。

どちらのケースも骨の吸収があったために、インプラントを埋入すると同時に骨幅や高さを増大させる治療(GBR法)や 『スプリッティング法』を行いました。

また、上顎において、骨の高さが少ない部位では、 『ソケットリフト法』も併用しました。

このように、骨の量が少なく非常に難症例であり、多数のインプラントを埋入するような場合には、通常の麻酔ではなく、静脈内鎮静法を行った方が患者様にとっては非常に楽です。

逆にインプラントの本数が少なかったり、時間がさほどかからない場合には、
虫歯等で行うような通常の麻酔の方が治療時間も短く、簡単に終了できます。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ
アンキロス・インプラントでした。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、 スプリッティング法GBR法 ソケットリフト法の費用も全て含まれています。
静脈内鎮静法の費用は、3万円(税込)になります。


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患者様から受ける質問特集:その73

9/4(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者様から受ける質問特集:その7』になります。

時々メールで、『他の歯科医院でインプラント手術を受けたが…』というような質問もきます。
今日はそうした質問の話になります。


質問12
 先日、他歯科医院でインプラント手術を受けたのですが、次の日に大きく腫れました。 このようなものなでしょうか?
また、腫れを早くひく方法はありませんか?

回答12
 インプラント治療(手術)において腫れることはあります。
骨の状態が良く(骨の吸収がない)、インプラントの本数が少なく、手術時間があまりかからない場合には、腫れる確率は非常に低いものです。
また、腫れたとしても大きく腫れることはさほどありません。
しかし、骨の状態が悪い場合には、骨を増大させる治療法( GBR法)を行う必要性があります。この場合には、腫れる可能性が高くなります。

しかし、治療を受ける患者様にとっては、どのような状態でも腫れるのは“ 嫌 ”なものです。

そこで、少しでも腫れないようにすることが大切です。
以下のことを注意することが大切です。

1 出された薬は必ず服用する(抗生剤等)
  ただし、薬を服用後、気分が悪くなったりした場合には、中断し、
  主治医に連絡して下さい。
2 入浴は避ける(シャワー程度なら大丈夫)
3 飲酒は避ける
4 運動は避ける
5 安静にする
6 手術した側では、できるかぎり食事を避ける
  手術当日は、できるかぎり軟らかい食事にし、長時間口を動かすようなこ
  とをしない。
7 うがいをしすぎない(適度に)
  うがいをしすぎると逆に出血が多くなることがあります。
  手術部位では、手術で生じた血液が固まり、“かさぶた”ができます。
  うがいをしすぎるとこの“かさぶた”が取れてしまい、
  出血しやすくなります。

ここまでは、一般的なことです。
それ以外に、

8 安静にするといっても帰宅後、すぐ、横にならない(寝ない)。
  これは、手術部(顔)を心臓より低い位置にすると、血液が手術部位
 (顔面)に行き渡りやすいためです。 
  その結果、腫れやすくなります。
  手術後帰宅した場合には、イスに座る等にして“横にならない”ことが
  大切です。
  また、手術当日は、枕を少し高くして寝る等も効果的です。
9 手術部位を冷やす。
  ただし、長時間冷やし過ぎると血行が悪くなり、逆効果になります。
  1回に冷やす時間は、10〜20分程度が良いでしょう。
  そして、同じ程度の時間をあけ、再度冷やすことが良いでしょう。
10 手術部位には、触らない(指、舌等)。
   歯ブラシ時には、注意する。(歯ブラシで糸をひっかけてしまいます)

また、治療前には、以下のようなことも重要になります。

11 忙しい時や体調不良の時には手術をしない。
   また、手術予約当日に体調不良になった場合には、無理せず、
   キャンセルする。
12 現在の体調が悪い場合には、内科等できちんと検査をし、全身状態を
   把握することが大切です。
   例えば、糖尿病の状態で手術を行うと手術後の治癒(治り)が悪いので、
   インプラント治療前に主治医と相談することが大切です。
13 現在服用している薬は、必ず術前に報告する。
    脳梗塞や心臓病等の既往があり、薬を服用されている方は、
   特に注意が必要です。

14  禁煙する!
   これは、治療前だけではなく、手術直後にも言えることです。

さらに感染に注意することが必要です。
感染防止には、以下のことが重要です。

15  歯周病等の問題がある場合には、インプラント手術前に必ず治療する
   ことが大切です。
   歯周病細菌が、インプラント手術部位にも感染します。
   傷口から細菌感染するとそれが原因で腫れます。
16 処方された『うがい薬』をきちんと使用する。
   7番目で『うがいをしすぎない』と書きましたが、規定された回数は
   必要です。
   通常、『クロルへヘキシジン洗口剤』や『イソジン洗口剤』が
   処方されます。
17 手術部以外の歯は、きれいに歯ブラシを行う。
   口腔内が不潔であると手術部位に感染しますので、衛生的にすることが
   必要です。
18 義歯を使用している方は義歯を徹底してきれいにする。
   (無理して義歯を使用しない)



次回のブログは9/8(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者様から受ける質問特集:その8』です。

『今週のインプラント手術報告』はお休みさせていただきます。

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患者様から受ける質問特集:その65

9/1(月曜日)です。
今日も続きで、『患者様から受ける質問特集:その6』になります。

今日の質問は、
『インプラントは何年保つの?』
『インプラントはダメになるの?』
『インプラントは一生保つの?』
等の質問です。
インプラント治療を考えている患者様の多くは、
『インプラントは天然歯より強い(保つ)』
と考えているようです。
しかし、これは間違いです。
インプラントもダメになります。

今日はそうした話をしたいと思います。


質問11
 インプラントは、一生保つのでしょうか?
ダメになったりしないですか?

回答11
 インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病にはなります。
また、他にもダメになる原因はあります。

インプラントは、人工の物だからといってダメにならない ということではありません。
ご自身の歯がダメになると同じように インプラントもダメになる可能性はあります。

例えば、インプラントの歯の部分になる『セラミック』等は、欠けたりする可能性があります。
毎日噛むことにより被せ物は必ず磨り減るのです。
例えば、右で良く噛む人は 右側が磨り減ったりします。
特に、『歯軋り』や 『くいしばり』がある方は磨り減り方が大きいものです。
ですからセラミック等の被せ物は消耗品です。
噛む力によってはセラミックに日々負担がかかり、かけたりする場合もあります。

インプラントは、天然歯と違い『歯根膜』というクッションのようなものが存在しないため、噛んでも動かない(沈み込まない)ので噛む力が直接インプラントの被せ物にかかります。

被せ物を装着した時にはそうならいように噛み合わせの調節を行いますが、時間の経過とともに噛み合わせは変化し、インプラント部に負担がかかってくることがあります。
特に問題となるのが、先程説明しました『歯軋り』や『くいしばり』による問題です。
私達がインプラントを行う際に最も注意するケースです。
先程インプラントには天然歯と違い『歯根膜』というクッションが存在しないために噛む力が直接加わるという話しをしました。
『歯軋り』や『くいしばり』がある方はこうした力をさらに受けやすいのです。
こうした傾向が強い方にはインプラントをお勧めしないこともあります。

次にインプラントがダメになる原因として、最初に書きましたように 歯周病があります。
インプラントが歯周病になった状態を 『インプラント周囲炎』と言います。
『インプラント周囲炎』になるとご自身の歯(天然歯)を抜歯するようにインプラントも除去(撤去)しなければなりません。
よく、歯周病の方がインプラント治療を受けられる際に 以下のような質問があります。
『インプラントを埋入した隣の歯が歯周病でダメになった場合、先に行ったインプラントを利用して歯を作製することはできますか?』
このような質問です。
ご自身の歯(天然歯)が歯周病でダメになるような状態であれば、
その時には、隣に行ったインプラントもおそらくダメになるでしょう。
ダメになっていなくても 『インプラント周囲炎』にはなっています。
インプラント治療を受ける患者様の多くは、
『自分自身の歯(天然歯)は、ダメになってもインプラントはダメにならないだろう』
と考えています。
これはまったくの間違いです。
逆に言えば、ご自身の歯が歯周病でダメになった場合、その後にインプラントを行っても歯ブラシ等の生活習慣が改善されなければ、インプラントも 『インプラント周囲炎』でダメになります。

『リスク』と言えば、 『インプラントと喫煙の関係』も大きく影響します。

また、それ以外の『リスク』として、食生活運動睡眠ストレス 等の生活習慣もインプラントがダメになる大きな因子です。

インプラント自体は、金属(純チタン)でできた人工の物ですが、インプラントを支えている『骨』や『歯肉』は、患者様ご自身のものです。
生活習慣が乱れ、病気になれば、『骨』や『歯肉』も弱ってきます。
当然、インプラント自体もダメなる確率が高くなります。


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今週(8/29〜31)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎前歯部は、このコーナーでもよく解説する部位です。
前歯部は、他の部位と比較して審美性が大きな問題となるため、難易度が高い部位です。

特に骨の吸収が大きい場合には、完全な審美性を獲得するのは困難です。

前歯部にインプラントを行う場合、十分な骨の高さや幅が存在していることは少なく、ほとんどの症例において骨の増大治療(GBR法)を併用します。

それでは、『骨が少なければ、GBR法で、増大(再生)すれば大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、GBR法は魔法の治療ではなく、どんな状態であっても思い通りに骨を元通りに再生(復元)できるわけではありません。

また、難症例であればあるほど、治療は困難を極めます。

治療のわずかな “エラー” が審美性を損なう結果を生んでしまうこともあります。

また、骨を大幅に増大させるということは移植する骨の量も多くなります。

難易度の高い骨の増大治療(GBR法)は、患者様の負担も大きく、 治療後の腫れが長く続くこともあります。


今回のケースでも骨の吸収は、非常に多く、 CT撮影による インプラントのシュミレーション(シンプラント使用)では、骨幅は、『3ミリ以下』でした。
大幅なGBR法が必要になります。

また、GBR法では、骨を増大するために、『人工の骨』や『ご自身の骨( 自家骨)』を使用します。

使用した『人工の骨』は、 β―TCPです。

β―TCPは完全に人工に生成された骨です。

『β―TCP』は人工的に生成された骨なので、それ自体が完全に骨になったりすることはありませんが、ご自身の骨や血液中の細胞が混ざることにより、骨に置換しやすいものです。

また、完全人工生成のため、非常に安全性が高いのも特徴です。

日本において 『β―TCP』は、歯科よりも整形外科等で、複雑骨折の治療等で普及している材料です。

また、 GBR膜 として吸収性『コラーゲン膜』を使用しました。

吸収性膜は、歯肉とのなじみも良く、インプラント同時の GBR法 では世界的に最も使用されている膜です。

吸収性膜なしでは、 インプラント同時GBR法は成り立たない治療法です。

日本人にインプラント治療を行う場合、骨の幅が不十分であることが多く、

多くのケースにおいて GBR法を行います。

当医院においてもインプラント治療の約半数はGBR法を併用しています。

吸収性膜なしでは、インプラント治療は行えないと言ってもくらい重要な材料です。

使用したインプラントは、 プラットホーム・スイッチング システムの アンキロス・インプラントです。

アンキロス・インプラントは、インプラント自体が細く、幅の狭い部位に適しており、審美的な部位に効果を発揮する プラットホーム・スイッチング になっています。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。


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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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