最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2008年12月

総入れ歯でもインプラントはできるのか?

12/22(月曜日)です。
今日から新しいテーマになります。
『総入れ歯でもインプラントはできるのか?』になります。


現在、『総入れ歯を使用』していたり、
『何本か歯は残っているが、残っている歯もすでにダメな状態』
というような方には、以下の2つの方法があります。
1. インプラント・ブリッジ
2. アタッチメント・義歯

今回と次回に分けてこの2つを解説します。

インプラント・ブリッジとは?

これは、複数(数本)のインプラントを埋め込み、インプラントを土台とした歯(ブリッジ)を作製する方法です。
具体的には、歯が1本もないような方の場合、
上顎では6〜8本、
下顎では6本の
インプラントを埋め込み、連結した被せ物を行う方法です。
 (*埋入本数は、骨の状態等により変わります)
インプラント・ブリッジとは、以下の写真のような状態のことです。
の写真の2枚は、治療の口腔内の状態 と そのレントゲン写真です。
の2枚の写真は、治療の口腔内の状態 と そのレントゲン写真です。
上顎では、6本のインプラントを埋め込み12歯分の歯を作製しました。

130aa1e8.jpg
クリックすると拡大されます。






インプラントブリッジの利点・欠点

この『インプラント・ブリッジ』の最大の利点は、
固定式であるということです。
入れ歯のように取り外すことはありません。
そのため、もともと歯があった状態と同じような状態で食事や会話をする
ことが可能になります。

欠点は、インプラントを複数本埋め込む必要があるため、
治療費がかかること
治療期間がかかることです。
また、場合によりインプラントを埋め込むための骨の幅等が少ない(吸収している)場合には、
治療が困難(大変)になります。
治療期間に関して言えば、通常インプラントを埋め込んでから骨結合(くっつく)まで、
顎で約3〜4ヶ月
顎で約2〜3ヶ月かかります。
その後、型を取りますので、被せ物の歯(インプラント・ブリッジ)が完成するまで かなりの治療期間がかかってしまいます。
この問題を解決する方法としては、『インプラント即時負荷(荷重)』 という方法があります。
これは、インプラントを埋め込むと同時に固定式の仮歯をインプラントに装着する方法です。
インプラントの手術当日から義歯でない状態で噛むことができるため、患者様にとっては非常に良い方法ですが、適応症が限られています。

次に費用に関して言えば、さまざまな対策があります。
まず、歯が全てない方(総義歯の方)の場合、
インプラント・ブリッジ(完全固定式)で歯を作製する場合、
全ての歯を作製すると片顎(上下顎の片側)で14歯分作製する必要性があります。
14歯作製するとなると治療費はかなりかかります。
そのため、
12歯分までとか、
10歯分までとかまで歯(被せ物)を作製することがあります。
つまり、12歯分まで作製するということは、左右の奥歯が1歯分づつ少ないということです。
歯(被せ物)の数が少ない分、作成費(治療費)も安くなります。

それでは、『完全に奥まで歯を作製しなくても問題なく噛めるのか?』
という疑問があるかもしれません。
もちろん元の歯があった状態にまで回復させた方が良い(14歯分)と思います。
しかし、一番奥まで歯を作製しなくても
現時点で多くの歯がなかったり、
義歯を使用できない方であれば、
12歯分の歯を作製するだけで、固定式の歯になりますので、十分噛むことができます。
また、例えば 上顎に歯が1本もない場合で、下顎の歯も奥歯がない場合には、
下顎の歯が残っている歯と合わせた数のみ 上顎にインプラントを行うことがあります。
つまり、インプラントの必要な本数は、歯がない数ではありません。
患者様が噛めるようになる状態が必要な本数なのです。

必要以上にインプラントを埋め込んだりすることは、
治療費が高くなったり、
治療が大変になったりします。

特に歯が1本もないような場合には、
全ての欠損にインプラントを行うのではなく、
残っている歯の数や 噛み合わせ等を考慮して インプラントの必要本数を考えることが大切です。
決して歯のない部分全てにインプラントを埋め込む必要性はありません。

今年のブログは、今日で終了です。

12/31〜1/3まで休診になります。

次回のブログは1/5(月曜日)になります。


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歯科治療と金属アレルギー:その95

12/18(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その9』になります。

このシリーズも今日で最終回ですが、日々の臨床の中で
『金属アレルギーがあるんです!』
というご質問があります。
もちろん、金属アレルギーでなくても 金属イオンが体内に蓄積することは良いことではありませんので、金属をまったく使用しない治療は有効です。

しかし、現実的には、金属をまったく使用しない治療では、費用の問題もでてきます。
このシリーズの5回目でも書きましたが、歯の噛む面にある小さな金属の詰め物(1970年前の治療ではアマルガム製が多く使用されてきました)の場合、撤去し、保険診療の範囲内で白い樹脂(レジン)に変えられます。(1歯 1.000円程度)
レジン治療以外では、保険診療では、金属を使用しない被せ物の治療は ほぼ不可能になってしまいます。
特に『オールセラミック』 による治療は、被せ物の材質の中でも最も費用がかかるものです。
そのため、金属製の被せ物が多く装着されている方にとっては、全ての治療をやり変えるとなると大変なことになってしまいます。

金属アレルギーがご心配な方は、まず、皮膚科 や アレルギー外来 にてアレルギー反応がある金属を特定するための検査を受けてから考えることが必要です。
金属アレルギー検査を行うと全ての金属に反応があるということは少なく、
歯科で使用する金属で言えば、
水銀(アマルガム合金) や ニッケル、クロム、といった金属には反応はあるが、
金等の材質には反応がでないことがあります。
まず、金属アレルギー検査を行ってから歯科治療内容を決定することが必要です。

また、今まで行ってきた被せ物の治療は『セラミックだから大丈夫!』ということはありません。
セラミック や ハイブリッドセラミック の被せ物も内部は金属です。
何度も書きますが、金属をまったく使用しない被せ物は、『オールセラミック』 になります。
また、保険診療で行う前歯の被せ物(白い歯)も内部は金属(パラジウム合金)です。

ただし、金属をまったく使用しない材質が良いということではありません。
長期的な安定(強度)という点から考えると金属製の被せ物の方が優れています。

例えば、インプラントの被せ物の場合、奥歯においては、金属製の被せ物をお勧めします。
奥歯は、噛む力が強いので、セラミック等の被せ物を使用した場合には 欠けたりする可能性があります。
安定性(強度)を考えると金属にかなうものはありません。
さらに、 『歯ぎしり』や『くいしばり』が強い方は、金属製の被せ物が良いでしょう。

このシリーズでは、金属アレルギーについてさまざまなことを書いてきましたが、
どういった材質が良いかは、金属アレルギー検査を行い、噛み合わせ等も含め、決定することが大切です。


次回から新しいテーマになります。
『総入れ歯(歯が1本もない方)でもインプラント治療は可能か?』です。



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歯科治療と金属アレルギー:その84

12/15(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その8』になります。

『インプラントと金属アレルギー』
金属の中で最も安全性の高い金属は『チタン』であることは先に説明したとおりです。
私の知る限り、現在のところチタンと断定したアレルギーの報告は聞いたことがありません。
(*ただし、チタンアレルギーが疑われる報告はあります)
そのため、『純チタン』であるインプラントは、金属アレルギーに対して最も安全性が高い治療と言えます。

また、インプラントの土台となる部分に 『オールセラミックの土台(ジルコニア・アバットメント)』を使用し、
被せ物を 『ジルコニア』オールセラミッククラウンにすれば、ベストな治療になります。
欠点としては、インプラント自体保険が適応されないことと、 『オールセラミックの土台(ジルコニア・アバットメント)』、『オールセラミック・クラウン』 ともに最もコストの高い素材になります。

ただし、審美性、安全性を考えれば現在考えられるベストな治療方法と言えます。

今日は、『金属アレルギー』の話はここまでで、インプラントを行うための骨の状態(骨吸収)について以下でお話をしたいと思います。

次回のブログは12/18(木曜日)になります。
次回でこのシリーズも最終回になります。

今週(12/12〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

毎回のこのコーナーで紹介する症例の多くは、骨吸収が進行しており、治療が難しいことを解説してきました。
最近本当にこのような骨吸収が進行したケースが増えています。
骨吸収の理由は、よく書いていますが、以下のような状況です。
  ・ 歯根破折
  ・ 歯を欠損のままにしていた
  ・ 歯周病

特に歯周病を放置すると歯を支えている骨は、どんどんと吸収してしまいますので、
歯がダメになった時には、なかりの骨吸収が起っているのです。

歯周病の場合、できるかぎり早期に治療することが非常に大切です。
歯周病が初期の場合であれば、さほど難しい治療でなく、十分回復するのです。

しかし、歯周病が進行してしまった場合には、治療は困難になりますし、治療自体も大変になります。

また、歯周病の治療を行うと 確かに歯周病の進行を停止させるこはできますが、
吸収してしまった骨を完全に元の状態に戻すことはできません
そのため、早く歯周病の治療を行えば、それだけ、歯を残すことが可能になります。

ただし、歯周病が進行しすぎてしまった場合には、歯周病治療ができなくなってしまいます。

歯周病は、歯周病細菌 による『感染症』 です。
歯周病の治療は、歯肉の内部に入ってしまった歯周病細菌を取り除くことです。
歯周病細菌を取り除くことができれば、歯周病の進行を抑えることが可能になります。

しかし、進行してしまった歯周病では、その 歯周病細菌を完全に取り除くことができません。
歯周病細菌を取り除けないということは、 歯周病細菌を歯肉の中に取り残した状態で放置することです。

このような状態は、治療不可能とし、抜歯しなければなりません。
歯周病専門医だからといって、全ての歯周病を治せるということではありません。

歯周病専門医は、口腔内から 歯周病細菌を除去することを治療の目的としています。

取りきれない 歯周病細菌は、必ず感染するのです。

感染が進行した結果、先に書きましたように骨の吸収がさらに進行してしまうだけでなく、
他の歯にも感染してしまいます。
その結果、最終的には、問題となっている歯だけでなく、
多くの歯がダメになってしまいます。
共倒れしてしまうのです。

また、骨吸収が進行してしまった結果、その後にインプラント治療を行おうと思っても難易度が高くなってしまったり、場合によってはインプラントができないこともあります。

最近は、重度歯周病疾患の患者様に 上記のようにご説明を行った場合、
『どうしても抜歯したくない!』
『自然に取れる(抜ける)まで待ちたい!』
という方が増えています。
私は、 歯周病専門医ですから、歯周病細菌を取り除く治療(方法)をもちろん知っています。
しかし、全てのケースで 歯周病の治療が行えるわけではありません。
あまりにも進行してしまった 歯周病の場合、治療自体が不可能になってしまいます。

違う言い方をすれば、
『きちんと治療すれば残すことができる歯』と
『治療しても残すことができない歯』の判断をきちんとすることが重要なのです。
完全に治療できない歯を的確に判断することは、他の歯への感染を防ぐことになります。

そのような適切な判断ができるからこそ 歯周病専門医と言えるのです。

完全にダメな歯をそのままにすることは、
『骨吸収が進行している悪い状態の歯をそのまま放置する』ということです。
歯周病を放置した結果、歯周病は必ず他の歯にも感染してしまいます。

また、歯周病が進行する前にきちんと治療を行うことが最も大切です。


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歯科治療と金属アレルギー:その73

12/11(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その7』になります。

  今週は、金属アレルギーの治療として『デトックス治療』について
  解説します。

  口腔内から金属を全て取り除いたら『金属アレルギー』が完治するという
  ことではありません。
  治らないケースもあります。
  体内に蓄積された有害金属は容易には排出されないためです。
  そのため、体内に蓄積された有害金属の『デトックス(排泄・解毒)』
  を行った方がより良いと言えます。
  『デトックス』という言葉は、最近美容界で聞くことがあるかと思います。

  金属アレルギーにおける『デトックス治療』には、以下の方法があります。

  まず、『食事改善(サプリメント等の服用も含む)』や
  『運動』といった生体本来の能力を高める方法です。
  もちろん、こうしたことは、『金属アレルギー』だけに効果があるのでは
  ありませんので、きちんと行っていただきたいことです。
  
  『サウナ』『岩盤浴』 もある程度の効果があると言われています。

  ただし、食事改善や運動療法には、実行できる内容には個人差があり、
  時間もかかるものです。
  そのため『EDTA点滴キレーション療法』という方法があります。
  これは、血管内に金属やミネラルと結合する性質をもつキレート剤を
  点滴して行う療法です。
   EDTA薬剤を体内に点滴することにより、体内に蓄積する有害金属の
  尿中排泄を促進させる方法です。
  『EDTA点滴キレーション療法』はもともと鉛中毒の患者さんに
  行っていた治療法です。
  現在は、動脈硬化の治療等に有効とされている治療法です。
  アメリカでは、過去30年間に40万人の患者さんが400万回以上の
  治療を受けています。
  また、アンチエイジング治療として、シミ、くすみ、肌荒れ、ニキビ、
  美肌効果に対し行われています。
  *治療内容等の詳細については、お近くの専門医もしくは
   『キレーション療法』を取り扱っている医院にご相談下さい。




次回のブログは12/15(月曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その8:最終回』で『インプラントと金属アレルギー』です。
インプラントは金属アレルギーに対して最も安全な歯科治療であることの話です。

今週(12/9〜10)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

先週、難しいインプラント治療が多かったということをお話しました。
昨日のインプラント治療も結構大変な治療でした。
インプラントを埋め込んだ場所は、上顎の奥歯です。
最も難しい場所の一つです。
その理由として、骨の高さが少ないことが多いからです。
通常上顎の奥歯では、10ミリ以上の長さのインプラントを埋入することが理想的ですが、
実際には、2〜3ミリ程度しか骨の高さが残っていないことが多いのです。

今回の症例でも骨の高さは、2〜3ミリ程度しかありませんでした。

このような難症例は、さまざまな治療法を駆使して行うのです。


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歯科治療と金属アレルギー:その65

12/8(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その6』になります。

  また、金属アレルギーが起るのは、被せ物だけではありません。
  神経のない歯には、『土台』というものが装着されています。
  専門用語で『コア』と言います。
  神経のない歯は、まず『コア』を作製し、その上に『セラミック』等の
  被せ物を行うことになります。
  以前この『コア』の材質は金属がほとんどでした。
  特に保険診療においては『銀合金』コアがほとんどでした。
  しかし、近年では金属ではない『コア』が使用されるようになっています。
  『ファイバーコア』と言われるものです。

  金属アレルギーがある方は、被せ物だけでなく、その内部にある『コア』
  から金属を使用しない材質を選択した方がより良いことになります。
  『ファイバーコア』については、以下を参考にして下さい。
       ・ 『ファイバーコア』

  また、義歯(入れ歯)においても金属は使用されます。
  部分義歯(入れ歯)を歯に固定するための金具です。
  この金具のことを『クラスプ』と言います。
  『クラスプ』に使用される金属は『金銀パラジウム合金』
  『コバルトクロム』です。
  そのため、部分義歯を使用することによる金属アレルギーもあるのです。
  しかし、『金属の金具』をまったく使用しない義歯(入れ歯)もあります。
  『ノン・クラスプ・デンチャー』と言います。
  また『ノン・クラスプ・デンチャー』は、金属の金具が見えないため、
  審美性にも優れています。
  『ノン・クラスプ・デンチャー』の詳細は以下を参考にして下さい。
        ・ ノン・クラスプ・デンチャー

金属アレルギーが疑われる方は、
1 レジン
2 オールセラミッククラウン
3 『ファイバーコア』
4  ノン・クラスプ・デンチャー
にすれば、金属フリーの口腔内(安全性の高い口腔内)になります。


次回のブログは12/11(月曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その7』で『デトックス治療』になります。
今週(12/5〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週は、難しい症例が多かったですね。

どんな症例だったと言いますと

1症例は、上顎の骨が非常に狭いケースでした。(骨吸収が大きかったということです)
を広げるための 『スプリッティング法』を行い、骨再生(骨増大)のための GBR法を行いました。
これを埋入したインプラント6本全てに行う必要性性があったため、時間もかかりました。
ただし、骨の高さは結構あったため、長さ12ミリの ストローマン・インプラントが埋入できました。

他の症例は 上顎の奥歯で 骨の高さともに非常に少ないケースでした。(骨が吸収している)
高さを増大し、長いインプラントを埋入するための 『ソケットリフト法』を行いました。
また、骨自体も増大(増骨)するために 『GBR法』も併用しました。
埋入したインプラントは、 ストローマン・インプラント ・ ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプを3本です。

両ケースとも時間がかかる症例です。

インプラントの埋入本数が多かったり、治療が複雑で時間がかかるような場合には、
『静脈内鎮静法』 にて手術を行います。
静脈内鎮静法は、眠っている状態で手術が行えますので、患者様にとっては、非常に楽です。
患者様も長時間口を開けているのは大変ですしね。

実際のインプラント手術は、虫歯で歯を削る時のように、少しひびく程度です。
麻酔の量も、虫歯の治療と同程度です。(場合により虫歯の治療より少ないことも多くあります)
麻酔をしていますので、もちろん痛みはありません。
骨の状態に問題(骨吸収)がなく、埋め込む本数も少なければ、さほど時間もかかりません。
1本で5〜6分程度です。

そのため、虫歯を削ったりするより、はるかに短時間で、簡単に終了します。
このようなケースで治療を終えた患者様の多くは、
『もう終わったのですか?』
と驚かれる方の方が多いくらいです。

しかし、インプラントを埋め込む本数が多かったり、
骨吸収が大きくあり、骨を増大(骨再生)するための治療を併用したりする場合には、通常のインプラント手術より時間がかかります。

先程、骨の状態に問題がなければ インプラント1本を埋入する時間は、5〜6分程度と書きましたが、骨吸収が大きく複雑なケースでは、1本でも20分以上かかることもあります。

今回の解説するケースは、インプラントの本数も多かったり、骨吸収が大きかったりしたため、難易度が高かった症例です。

骨吸収が少なければ、骨増大治療(GBR法)もさほど大変ではありませんが、高度に骨の吸収が起っている場合には、治療時間もかかるため、治療を受ける患者様には、大変なことになります。

一番大切なのは、骨吸収が起らないようにすることです。
つまり、悪い状態を放置しないということが大切です。
そのためには、定期的に検査(メインテナンス)を受けたり、
抜歯しかないような悪い状態の歯を放置しないことが重要です。

今年もあと1ヶ月をきりました。
1年なんてあっという間です。
早いものです。
年内は、12/30(火)まで診療致します。
新年は、 1/ 4(日)から診療致します。



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歯科治療と金属アレルギー:その55

12/4(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その5』になります。

『安全性の高い歯科治療は?:金属アレルギーの治療』

金属アレルギーの治療は、以下のように行います。

1 まず、金属アレルギーの原因を検査することです。
  
  これは、前回までの『金属アレルギー検査』の項目で解説しました
  『パッチテスト』
  『リンパ球幼弱化テスト』
  『金属含有レベルテスト』
  『毛髪ミネラル検査』
  等です。

2 次に 金属の被せ物 や 詰め物 を撤去することになります。
  
  金属アレルギー検査で問題のない金属に変更することも考えられます。
  『金』『プラチナ』はアレルギーが起きにくい金属です。
  しかし、稀ではありますが、『金』や『プラチナ』にも反応する方もいら
  っしゃいます。
  そのため、金属をまったく使用しない治療が最も安全性が高いと言えます。
  『アマルガム』等の詰め物は撤去し、『レジン』といわれる白色の樹脂を
  詰めたり、型を取り『セラミック』『ハブリッドセラミック』をつける
  治療を行います。
  『レジン』『セラミック』『ハブリッドセラミック』ともに白い素材
  ですので、審美的にも優れていますし、『レジン』の場合には
  保険も適応されます。
  (3割負担の場合1.000円程度で行えます)

  次に、クラウン(歯を全体的に削って被せる治療)治療 や
  ブリッジ(欠損部分の前後の歯を削り、連結した被せ物を行う治療)の場
  合には、型を取り『オールセラミック』という被せ物を行うことになりま
  す。
  『オールセラミック』『セラミック』は違います。
  通常『セラミック』と言われている物は、表面はセラミックでできていま
  すが、内部は金属で作製されています。
  これは『セラミック』作製方法をお話すると分かるかと思います。
  まず、歯型を取ってできた模型上で、金属のフレーム(枠組み)を作製し
  ます。
  その後、金属のフレーム(枠組み)セラミックを焼き付けて完成です。
  そのため、見えない内側は金属でできているのです。
  金属のフレーム(枠組み)を作製する理由は、
  セラミックのみでは強度不足になり、破折してしまうからです。
  そこで、セラミックの欠点を克服すべく近年、金属以上の強度をもった
  セラミックが開発されました。
  『ジルコニア』オールセラミッククラウンです。

  この詳細は以下を参考にして下さい。 
    ・『ジルコニア』オールセラミッククラウン

次回もこの続きになります。

次回のブログは12/8(月曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その6』です。

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『歯科治療と金属アレルギー:その4』4

12/1(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その4』になります。

3回目の今日は、歯科治療と金属アレルギー:日本の歯科治療の問題点』について解説します。

先の『アレルギーを起こしやすい金属』でも解説したように、
歯科治療で使用する金属は、ほとんどが『合金』と言われるものです。

つまり、金、銀、銅、プラチナ、パラジウムなど様々な金属が含まれているのです。

特に保険診療で主に使用されている
『金銀パラジウム合金』は、
金(12〜20%)、
銀(47〜58%)、
銅(10〜18%)、
パラジウム(20%)、
その他(亜鉛、イリジウム、インジウム、スズ、ガリウム)で
構成されていることは、先に書いたとおりです。

つまり、上記のどれかにアレルギー反応がある方は、歯科治療が困難になってしまいます。

私が毎日診療する中で ほとんどの方の口腔内には、金属が使用されています。
しかし、金属アレルギーを起こしていると確定されるようなケースはさほど多くありません。
しかし、金属アレルギー患者様が増加しているのは事実です。

金属アレルギーにならないためには、まず金属を使用しない治療を心がけることが必要です。
『現在問題ないから大丈夫』と思っていても何十年経ってから突然症状を引き起こすこともあります。

最近は使用されることはほとんどなくなりましたが、
以前は、小さな虫歯の場合『アマルガム』という金属を使用し治療を行っていました。
『アマルガム』アレルギー反応が起りやすいので、ご心配な場合には、撤去し、再治療を行った方が良いでしょう。
『アマルガム』治療のほとんどは奥歯の噛む面のみに詰めてある
『光沢のないグレー色』に見えるものです。

また、歯科治療において金属を使用しなければならない場合でも、
金属アレルギーが出にくい物を使用することも有効なことです。
例えば、『金』『プラチナ』です。
『アレルギーを起こしやすい金属』で解説したように『金』や『プラチナ』等は
アレルギーが起きにくい金属です。

しかし、日本の保険診療では、使用できる金属は決まっていますので、
上記のような種類の金属を使用する場合には自費診療になってしまいます。

次回のブログは12/4(木曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その5』で、『安全性の高い歯科治療は?:金属アレルギーの治療』についてです。

今週(11/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日のインプラント手術は、上顎の奥歯です。
いつも、上顎の奥歯は、骨の高さがあまりなく、治療が困難な場合が多いことを書いています。

具体的には、上顎の奥歯に単独でインプラントを埋入する場合(1本のみ埋入)、
噛み合わせにもよりますが、最低10ミリ程度は骨の高さがあった方が良いでしょう。
理想的には、12ミリ以上が良いですね。

しかし、上顎の奥歯の場合、ほとんどのケースで、骨の高さが不足しています。
骨の高さ(厚み)が1〜2ミリしか存在しないというケースも良くあります。

骨の高さが、1〜2ミリしか存在しなければ、
埋め込むインプラントも1〜2ミリということになります。
1〜2ミリの長さのインプラントに 歯を被せるのですから
これは、どう考えても無理であると思いますよね。

通常、上顎の奥歯において、
骨の高さが、5ミリ以下の場合には、 サイナスリフト法という治療を行います。
しかし、この方法は結構大変なことです。

また、骨の高さが、5〜10ミリ程度存在する場合には、 『ソケットリフト法』という治療を行います。
この治療法は、患者様にとってさほど負担が少ない方法です。

一番良い状態は、12ミリ以上の骨の高さが存在することです。
長いインプラントが埋め込むことができれば、
それだけ将来性が高くなります。

さて、話を今回の症例に戻します。
今回は、骨の高さが15ミリ程度存在する方でした。
上顎の奥歯において骨の高さが15ミリ以上も存在する方はあまりいません。

今回使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ12ミリでした。

手術自体は、約10分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
今回の手術費用は、インプラントが1本21万円(税込)になります。
最終的には、これに被せ物(金属製で73500円、白い素材で105.000円になります)がかかります。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
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