最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2009年10月

ワンピースインプラント:その3 

10/29(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その3』になります。


このテーマも3回目になりました。
ワンピースインプラント についてお分かりにならない方は、前回と前々回のブログを御覧になって下さい。

前回までのブログでは、インプラントと骨が結合するまで期間は、 安静にすることが重要であることを解説しました。

ワンピースインプラントは、インプラント手術当日からインプラントの土台(アバットメント)が口腔内に見えるため、どうしてもインプラントに力が加わってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に GBR法(骨増大法)を行います。
この場合には、インプラントは、歯肉の中に埋め込みます。
つまり、骨吸収がある場合には、ワンピースインプラントは適していないことになります。

ここまでが、前回解説した内容でした。

本日は、 ツーピース インプラントの 他の利点について解説します。

ちょっと難しい話にはなりますが、他のHPではまず掲載されていないマニアックな内容ですので、御興味のある方は是非御覧になって下さい。

前回も解説しましたように 現在世界中で行われ入るインプラント治療のほとんどが ツーピース インプラントです。

先にも書きましたように インプラントと骨が結合した後で インプラントの土台(アバットメント)は、装着されます。

この土台(アバットメント)は、噛み合う歯との噛み合せ等により、その 長さ や 角度 が変わってきます。

メーカーに違いはありますが、土台(アバットメント)は、その長さ や 角度により 10種類以上が存在します。

細かく選択すれば、もっと数多くのアバットメント(土台)があります。

この角度 や 長さにを選択できることは 非常に有効です。

例えば、前歯部には、ワンピースインプラントはほとんど使用されません。

この理由として、前歯にインプラントを埋入した時には、インプラントの埋入角度と アバットメントの角度を変えることがほとんどだからです。

もし、前歯部に インプラントと土台(アバットメント)が一体型の、ワンピースインプラントを埋入した場合、どうしても 土台(アバットメント)が斜め前方に出っ張ってしまいます。

簡単に言えば、ワンピースインプラントを前歯部で使用した場合、出っ歯になってしまうのです。
(ちょっと分かりにくかもしれません)

そのため、ワンピースインプラントを行っている先生でも
前歯部は、 ツーピース インプラントを使用していることが多いのです。

ワンピースインプラント場合、土台の角度 や 長さを調節する必要性があった場合には、インプラントと骨が結合した後で、口腔内で直接土台を削ることになります。

削ることは可能ですが、足すことはできなくなりますし、角度をつけるために削ると 土台(アバットメント)の維持力が落ちることもあります。

土台と一体型のワンピースインプラントより
後から土台(アバットメント)を選択できる ツーピース インプラントの方が圧倒的に利点が多いのが事実です。

また、インプラントの被せ物は、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、 セメント固定式で、
2つめは、  スクリュー固定式です。

これは、インプラントの被せ物を行う際に、大きなポイントになります。

次回のブログでは、
セメント固定式とはなにか?
  スクリュー固定式とはなにか?
という話から
それぞれの利点、欠点について解説します。

次回の話の内容にはなりますが、ワンピースインプラントは、セメント固定式しか選択できません。
それに対し、 ツーピース インプラントの方は、両方とも選択が可能です。

こうしたことが分かると、なぜ世界で使用されているインプラントメーカーのほとんどが ツーピース インプラントを製造しているかが分かります。


『インプラントについてもっともっと知りたい!』
と思っている方は、他では知ることができないことが分かります。


また、『格安インプラントのほとんどがワンピースインプラントを選択している理由』も分かります。

お楽しみに!!



次回のブログは11/2(月曜日)になります。


今週(10/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が初めてのインプラント手術ではありませんでした。

初診時には、骨吸収が非常に高度に起っていました。

どれくらい骨の吸収が起っていたかと言えば、
下顎の骨の高さが 1/3〜1/4程度 になってしまっていました。
つまり、顎の骨の60〜70%が吸収していたのです。

大変なことです。

インプラントを埋め込むことすらできなかったのです。

そのため、先に骨の増大法のみを行いました。
GBR法(骨増大法)です。

『骨増大を行えば、骨は、増えるの?』
『それなら 骨が吸収しても大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、そう簡単にはいきません。

骨を再生させることは、大変難しいのです。

多少骨の吸収がある程度であれば、さほど大変ではありませんが、骨の吸収が大きい場合にはかなり大変です。

大変というのは、手術自体が大変だということです。
もちろん 骨吸収が大きければ、それだけ、手術時間はかかりますし、手術後の腫れ 等も大きくなります。

また、骨の再生には限界があり、どのような状態でも元通りに復元できるわけではありません。

骨の再生には限界があるのです


さて話は症例に戻ります。
数カ月前に GBR法(骨増大法)を行ったため、本日はインプラントを埋め込むことができるまで、骨の再生が認められました。

骨の再生は、十分達成できたので、手術時間はさほどかかりませんした。

今後は、インプラントと骨が結合するまで約3ヵ月待ちます。

初診時から  GBR法(骨増大法)によって骨が増大するまで、約3〜4ヵ月、
インプラントを埋入してから骨と結合するまで約3ヶ月、
トータルで約7ヵ月以上かかってしまいます。

骨吸収がさほどなければ、半分以下で治療は終了できるのですが…

骨吸収が起きないうちにきちんと対応することが重要なのです。

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ワンピースインプラント:その2 と インプラント症例報告5

10/26(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その2』になります。

前回のブログでは、ワンピース インプラント と ツーピース インプラントの違いについて解説しました。

その中で、世界中で使用されているいインプラントのほとんどは、ツーピース インプラントであることを解説しました。

本日は、その理由について解説します。

まず、ワンピース インプラントは、インプラント手術当日から歯肉の上に土台(アバットメント)が見えます。
長い棒状の 金属製の土台です。
インプラントと一体型になっているためです。

以下の話は、前回と同様の話にはなりますが、非常に重要なことなので再度解説します。


世界的に一般的に使用されているツーピース インプラントは、 インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋込まれます。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合したで装着するのです。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合したになります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。

以上のことが前回の話でした。

ワンピース インプラントは、どうしても手術直後から土台(アバットメント)が口腔内に露出(見えている)しているので、インプラントに外力が加わりやすいのです。

また、インプラントを埋込むための骨がしっかりしていないと ワンピース インプラントは適切にできません。

インプラント治療を行う方の多くは、
歯周病 歯根破折欠損状態を長く放置していた …等により骨吸収を起こしています。

骨吸収があった場合には、インプラントを適切に埋入することはできません。
適切にインプラントが埋入できないということは、埋入したインプラントが安定しないということです。
安定しないインプラントに外力が加われば、インプラント自体もダメになってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に吸収部位に骨の増大法を行います。
この方法をGBR法(骨増大法) と言います。

一般的にGBR法(骨増大法) を行った場合には、インプラント自体を歯肉の中に埋込みます。
インプラント手術時にインプラントを完全に歯肉の中に埋込む方法を2回法 と言います。

GBR法(骨増大法) を行った場合には、骨吸収がまったくなかった場合と比較してより手術後の感染に注意が必要です。

GBR法(骨増大法) には、人工骨を使用したり、骨の増大を行うためのGBR膜 等を使用します。
こうした骨増大に使用した材料が感染しないように インプラント本体も含め、全てを歯肉の中に埋込んでしまう2回法 がほとんどです。

また、上記以外にもさまざまな理由により、GBR法(骨増大法) を行った場合には、歯肉の完全閉鎖が基本になります。

インプラントを歯肉の中に埋込む(2回法 )ということは、ワンピース インプラントはできないということです。

私が日々インプラント手術を行う中で、骨の吸収がまったくなく、インプラントを埋入できるケースは、半数以下です。

半分以上のケースでは、GBR法(骨増大法) を行うのです。

つまり、骨吸収が起っている場合には、ツーピース インプラントが適応症ということになります。

他にもツーピース インプラントの利点があります。
これは、次回で解説します。
次回のブログは10/29(木曜日)になります。



今週(10/23〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎同時にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日も1日中 インプラントの手術でした。
その中でも難症例であった 上下顎に合計8本のインプラントを埋入した症例をご紹介します。

患者様は、長い間 歯科治療を繰り返されてきた方です。

虫歯、 歯周病
歯がない状態が長くあった 等の問題が長期的に続いたことにより、さまざまな問題が起っていました。

具体的なこととしては、
 今まで治療してきた被せ物 等が何度も取れてしまう!
 年々 歯がダメになり、抜歯を繰り返している!
 欠損部位がどんどんと増えていき、噛むところがなくなってきた!

そして、『このままでは、もっと もっと 歯を失うことになり、
噛むこともできなくなってしまうのではないか!』 という不安になり、
全体的に きちんと治療を行いたい というご希望があり、
紹介を受けて 当医院を受診されました。

このような 歯科治療を繰り返している方は 多くいらっしゃいます。

治療部位がすぐにダメになる大きな原因の一つとして、
『神経がない歯が多い!』ことがあげられます。

今回ご紹介する患者様も 2/3以上の歯がすでに欠損しており、
残っている歯は、全て神経がない歯です。
神経のない歯は非常に脆く、 通常の噛む力でも折れてしまうことが多いのです。

そのため、少しでも残っている歯に負担をかけないようにするためにも 欠損部位にインプラントを行うことは有効です。

今回ご紹介する患者様のように 多くの歯が欠損しており、噛むことが御不自由になっている方が本当に多くなっています。


全ての欠損部位にインプラントを埋入する方法ももちろん有効ですが、
まず、必要な部位にのみインプラントを行うことも 重要なことです。
最初に審美的な改善、噛むことの改善が必要です。


話は戻りますが、今回の治療は、本当に難症例でした。
大変なインプラント手術でした。

骨の吸収も多くあり、8本全てにおいて、
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまな方法を併用し、インプラントを埋入しました。
(これらの骨増大治療費用は 全てインプラント埋入費用に含まれています)

使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

麻酔方法は、 静脈内鎮静法(無痛治療)です。
完全に寝ている間に治療が行えますので、治療が恐い方(心配な方) や インプラントの埋入本数が多い方、骨吸収が大きく治療時間がかかる方 には、非常に有効な麻酔方法です。

難症例であったため、治療時間もだいぶかかりました。
通常、骨吸収がさほどなければ、1本のインプラントを埋入する時間は、約5分程度です。

しかし、今回は、約3時間かかりました。
今年行ったインプラント手術の中で最も大変な手術でした。

私自身は、この手術の直前にも困難な手術があっため、連続のオペで だいぶ大変でしたが、
静脈内鎮静法(無痛治療)で行ったため、患者様ご自身は、苦痛もなく、ぐっすりと眠っている間に終了します。


昨日は、大変でしたので、休診の今日は少しゆっくりしたいと思います。

次回のブログは、10/29(木)です。


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ワンピース タイプ のインプラント

10/22(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピース タイプ  インプラント』になります。

メール相談で インプラント治療に関するご質問が毎日のようにあります。
先日今までにないご質問がありました。
それが、今回のタイトルの『ワンピース タイプ  インプラント』です。

それでは、『ワンピース タイプ  インプラント』という話の前に
一般的なインプラントについて簡単にご説明します。

インプラントの基本構造は下図のようになっています。

1. インプラント本体: 『フィクスチャー』と言います。

2. アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』のことです。

3. 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも言います。: 被せ物のことです。

インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

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クリックすると拡大されます。







一般的なインプラントは、インプラントの手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれます。

土台となるアバットメントは、後で装着されるのです。
後とは、インプラントと骨が結合(くっつく)する数ヶ月後です。

つまり、一般的なインプラント治療の手順として、
1.インプラント本体(フィクスチャー)を骨に埋込む手術を行う
2.インプラントと骨が結合するまで数ヶ月待つ
3.インプラント本体(フィクスチャー)に 土台(アバットメント)をつける
4.型を取り、被せ物(セラミック 等)を装着する

以上のようなステップでインプラント治療は進んでいきます。

重複しますが、インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれるのです。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合した後で装着するのです。
土台(アバットメント)は、インプラント本体の上に装着される 棒状の装置です。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合した後になります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。
これが、一般的なインプラントです。
こうしたインプラントをツーピース インプラントと言います。
現在インプラントのほとんどがこのタイプです。
世界的にシェアーの高いインプラントメーカーの全てこのスステムを採用しています。
   以下を参考にして下さい。
     ・世界3大インプラント


それに対し、始めから インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が一体型になっているインプラントも存在します。
このタイプのインプラントをワンピース インプラントと言います。

ワンピスタイプのインプラントの最大の利点として、
コストが抑えられることです。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が噛む力で脱落することなく、適切に安定するためには、精密な構造が必要です。
インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が結合するための精度が低いインプラントメーカーは、ダメということになります。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)の結合は、精密さが非常に重要視されるのです。

それに対し、ワンピース インプラントは、インプラント本体 と 土台が一体型ですので、構造がシンプルです。
作製段階でも 比較的に簡単に作製ができるので、エラーも少ないインプラントです。

また、ワンピース インプラントは、型を取る行程や、使用する器具 等もシンプルに行うことが可能です。

そのため、インプラント自体のコストが非常に安価にできます。
インプラントに使用される コスト(インプラント本体、土台、型取りの器具 等を含める)は、
ワンピース インプラント と ツーピース インプラントを比較すると1/3〜1/5程度になります。

圧倒的にワンピース インプラント が安くできるのです。

インターネット等で『格安インプラント』と広告されているインプラントの多くは、こうしたワンピース インプラントを使用しています。

逆に言えば、ワンピース インプラントを使用しなければ、安くは提供できないのです。

先程、インプラントメーカーのほとんどがツーピース インプラントを採用しており、ワンピース インプラントは非常に少数派であることを書きました。

私自身も現在、ツーピース インプラントしか使用していません。

その理由については、次回のブログで解説します。
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インプラント症例報告:GBR法

10/19(月曜日)です。

前回のブログで、年末が近づくと、
インプラント治療を希望される患者様が急激に増えてくることをお話しました。

昨日も1日中 インプラント手術を行っていました。
その症例の全ては、骨幅が少ない状態でした。

今日は、骨幅が少ない場合の治療方法について 昨日行った症例を元にして解説します。

昨日行ったインプラント手術は、全て下顎の奥歯です。

これらの症例の経過で 共通していることは、長期間 歯が欠損している状態が長くあったということです。
それぞれ、10年〜20年以上 歯がない状態(欠損している状態)です。

長期的に歯が欠損していると 顎の骨は、痩せてしまいます。
時間(期間)の経過とともに どんどんと骨は吸収してしまうのです。

特に上顎の前歯部は、骨吸収が大きい部位です。
それに対し、下顎の奥歯は、比較的骨吸収が少ない部位ですが、それでもさまざまな理由で骨は、吸収していきます。

先にも書きましたが、歯が長期間欠損 していたり、
歯の根が折れている状態を放置したり、
歯周病を放置 していると顎の骨は、吸収します。

今回行ったケースは、確かに長期的に歯が欠損していましたが、もともと歯がなくなった原因が、歯根破折歯周病 だったのかもしれません。

骨吸収が行っていた部位では、骨約3ミリ程度でした。

このブログでも良く書くことですが、通常使用するインプラントの太さ(直径)は、約4ミリです。
4ミリの太さのインプラントを埋入するためには、6ミリ以上の骨が必要です。
埋入するインプラントよりも骨の方が太いことが重要なのです。

今回行ったケースでは、それぞれ 骨幅が3ミリ程度であったため、どうしても骨幅を増やす治療が必要だったのです。

今回骨幅を増大させるために行った方法は、以下の2つです。

   ・GBR法(骨増大法)
    ・スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)

これらの方法を組み合わせて骨増大を行いました。

両方ともインプラント治療には かかせない治療方法です。

現実問題として、これらの骨増大法を併用しないで、インプラントを埋入できるケースの方が少ないのです。

治療法の詳細は、それぞれをクリックして下さい。

今回使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。
私が ストローマンインプラント(ITIインプラント)を使用し始めて10年になります。

10年前から ストローマンインプラント(ITIインプラント)は、インプラント界のトップブランドでした。

インプラントの品質、歴史、基礎研究の内容、長期的な臨床データ…どれをとっても世界のトップメーカーです。
特に日本人の顎の形態には適したインプラントと言えます。
また、1回法手術 が基本となるインプラントです。
1回法手術というのは、その名前にあるように1回の手術のみで終了するのが基本コンセプトになっています。
それに対し、2回法というのは、インプラント埋入時(1回目) と インプラントと骨が結合する時期(2回目) の2回の手術が必要になります。
さまざまな理由により、このインプラントメーカーを使用してきました。

また、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)を使用しながら他のメーカーのインプラントも何種類が使用してきたこともあります。
(現在も 上記以外にも数種類のインプラントメーカーを使用しています)

他の数種類のメーカーのインプラントを使用したところ、特に悪いことはまったくありませんでした。
現在、インプラントを製造しているメーカーは、世界中で100種類程度存在すると言われています。
多くのインプラントメーカーでは、その品質は、かなり近いものとなっており、大きな差は、ほとんどないと考えられます。

しかし、私達がインプラントメーカーを選択するにあたり、
基礎研究データ や 長期的な臨床データがしっかりしていないと 使用するわけにはいきません。

ただし、この ストローマンインプラント(ITIインプラント)は、年々コストが高くなっています。
年々です。
また、他のインプラントメーカーと違い、基本的に値引きがないメーカーですので、定価で購入するしかありません。
当医院では、使用(購入)本数が多いので 特別割引という制度で購入できるため、多少は割引がありますが、他のインプラントメーカーと比較すると圧倒的に高いのが現状です。

インプラント本体、土台(アバットメント) 、型と取る器具、手術器具…等どれをとっても高いのです。

利益率を考えれば、原価が1/3以下のメーカーもいっぱいあります。
しかし、信頼できる長期的なデータが存在するインプラントメーカーですので使用しています。

確かに原材料が安価なメーカーも存在しますが、どれだけ信頼できるかは もう少し経過を見てみないとわかりません。

もし、将来的にきちんとした臨床データがそろい、信頼性が高いと思われるインプラントがでてくれば、使用することもあります。
もちろん原価が安ければ、治療費も抑えられることになります。

昨日行ったインプラント手術は、全て静脈内鎮静法
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。


インプラント手術費用の中にGBR法(骨増大法) スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)の費用も含まれています。



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カンチレバーによる治療方法

10/15(木曜日)です。

今年も後 2ヶ月ちょっとで終わってしまいますね。
早いものです。

毎年そうですが、年末になると インプラント治療をご希望されて来院される方が急激に増えます。

昨日も 4名の方がインプラント治療をご希望されて来院されました。

『なんとか年内に噛めるようにしたい!』
というご希望が強いのだと思います。

インプラント治療はどうしても時間(期間)が かかる治療ですので、
1回、2回で終了することが難しいのです。

年内になんとか噛めるようにしたい と 考えられている方は、できる限り早い受診が大切です。

また、審美的な改善 や 噛むことを短期的に達成するのであれば、
まずきちんとした仮歯を作製することで 問題が解決できる場合も多くあります。


さて、本日の本題です。

今日は、『カンチレバーによる治療方法』の話を症例と合わせて解説します。

まず、カンチレバーとはなにか?
という話から始めたいと思います。

この話は、以前にもこのブログで取りあげた話ですが、ご覧になっていない方も多いかと思いますので、
再度ご説明致します。


カンチレバーとはなにか? という話の前に 天然歯での『ブリッジ』について解説します。
天然歯におけるブリッジとは、歯が欠損している部位に対して行う治療法です。

例えば、歯が1歯欠損しているとします。
この場合の治療方法として、
1. 義歯(入れ歯)
2. インプラント
3. ブリッジ
が考えられます。
ブリッジとは、欠損部の両側の歯を削除し、3歯分の連結した被せ物を行う治療法です。
以下の写真は、1歯欠損に対し、両側を削り ブリッジを行った症例です。
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クリックすると拡大されます。





このブリッジという方法は、インプラントに対しても行える治療法です。
それでは、インプラントブリッジの症例を見ながら解説していきたいと思います。
下の症例は、初診時の状態です。
今回は、右下奥に注目して下さい。
右下奥の歯を抜歯し、インプラントブリッジの計画を立てました。
555
クリックすると拡大されます。




下の写真は、治療後になります。
999
クリックすると拡大されます。




右下の奥歯の3歯欠損部に2本のインプラントを埋入し、ブリッジとしました。
ブリッジの場合、通常はこのように欠損部の両端にインプラントを埋入して行います。

しかし、両端にインプラントを埋入するためには、
埋入部位にしっかりとした骨が存在しないとできません。

例えば、下の写真5では 左下の奥に3歯分の欠損が存在します。
これを先ほどの 写真3と写真4のように両端にインプラントを埋入しようとすると 奥の部位には骨の吸収があり、確実にインプラントを埋入することができません。
写真6の点線が骨の吸収しているライン(外形)を表しています。
1111
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この点線部に 骨の再生(GBR法)を行い、インプラントを行うことは可能ですし、そうした方が良いことになります。
しかし、骨を再生(GBR法)させることは時間、治療費もかかりますし、治療を受けられる患者さん本人の大変さもあります。
そうしたことを解決する治療法が「カンチレバー」という方法です。
この症例は、実際にカンチレバーにて治療を行っています。
治療後の状態が下の写真7です。
9946
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これで、ブリッジとカンチレバーの違いが少し分かってきたかと思います。

この話をふまえて、今週のインプラント手術報告になります。

今週(10/13〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

欠損は、下顎の奥歯3歯です。
通常、歯が3歯分欠損している場合には、2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。

埋入する部位は、欠損の両側(両端)です。

もともと、同部位は、天然歯のブリッジでした。

しかし、骨吸収が進行する ことにより、ブリッジ全体が歯がグラグラ してきました。

歯周病の検査 の結果、同歯は、歯周病の治療 を行ってもとれも残すことができない状態でした。

抜歯です。

しかし、問題なのは、その後の治療です。

歯周病細菌による感染によって吸収してしまった顎の骨には、大きな穴 があいている状態です。

インプラントという治療は、顎の骨の中に チタンでできたネジを埋込む治療です。
そのため、骨の状態によって、インプラントが可能かどうかが決まってきます。

今回は、3歯欠損のうち、一番奥の部位で骨吸収がかなり起っていました。

手術前の治療計画としては、3歯欠損の両端にインプラントを埋入する計画を立てました。
ただし、骨吸収が大きいので、インプラントを埋入すると同時にGBR法(骨増大法) を行う計画を立てました。

そして、実際の手術時、想像していた以上に骨の吸収程度は進行しており、骨の回復程度も良くありませんでした。

もちろん、予定通りインプラントを埋入し、GBR法(骨増大法) を行うことも可能ですが、今回は、骨吸収が大きかった部位に埋入するのを避けました。

真ん中の欠損部には、骨吸収がまったくなかったので、埋入部位をそちらに変更しました。

その結果、今回のインプラント手術は、カンチレバーになったのです。

このことにより骨吸収部位への埋入が避けられたために、術後の腫れ等は、最小限に抑えられました。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。

次回のブログは10/19(月曜日)になります。



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ドリルを使用しないインプラント治療:その3

10/12(月曜日)です。

昨日まで、宮崎で日本歯周病学会が開催され、参加してきました。

今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その3』になります。

前回 と 前々回を見られていない方は、先にご覧になって下さい。

今日は まず おさらい として『ドリルを使用しないインプラント治療の利点』の再確認から始めたいと思います。

前回までで ドリルを使用しないインプラント治療は、以下の利点があることを解説してきました。

1. 骨の削除量が最小限 !

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
 
3. 切開を最小限にできる !

4. 骨幅を増大できる!
 
5. 『初期固定』に優れている !

6. 『骨密度が向上』する !

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!

*それぞれの詳細は、前回までのブログを見て下さい。

これらの利点をお話すると いいことばかりのように思えます。
では、『ドリルを使用しないインプラント治療』の欠点は、ないのでしょうか?

最大の欠点として、『手術時間が長くかかる!』ことです。

例えば、骨吸収が少ない状態の方にインプラント手術を行う場合、
どのくらいの手術時間がかかるかと言いますと
1本の埋入で約5分程度です。
   (ただし、さまざまな条件により多少変わってくることがあります。また、麻酔時間 等を除きます)

思っているより、ずいぶん 短時間で手術が終わると思われるかもしれません。

5分程度ですからね。

しかし、『ドリルを使用しないインプラント治療』は、時間がかかります。

3倍は 時間がかかります。

手術時間がかかるということは、それだけ 患者様には、負担(苦痛)があるということです。

手術の成功基準の一つに、手術時間があります。
短時間で手術を終了することは、手術時の感染を防止するだけでなく、治療後の腫れも少なくなります。

そのため、なにがなんでも『ドリルを使用しないインプラント治療』を全てのケースに行う わけではありません。

今まで通常に行われてきた『ドリルを使用する方法』の方が 楽に行えることもあります。

私が診療する中では、骨幅が少ないケースでは、骨幅を増大させることが可能な『ドリルを使用しない方法』を行うことが多いのですが、
骨幅が十分存在する場合には、今までの『ドリルを使用する方法』で行います。

この方が結果的に患者様に苦痛が少ないからです。

インプラント治療は、年々進化しています。
さまざまな治療方法が開発されています。
しかし、その新しい治療方法は、時間(期間)の経過とともに 消滅(なくなって)していく方法もあります。

治療法の開発当初は、良い方法と思われたことが、後に否定されることもありますし、
欠点が見つかることもあります。
また、さらに良い方法が開発され、自然になくなっていくこともあります。

インプラント治療は、治療を受ける患者様にとっては、場合により大変な治療です。
以前は、治療技術のみが先攻し、治療を受けられる患者様の立場が置き去りにされてきた時代もあります。

一般外科においてもそうですね。
お腹の開腹手術 等においても 大きく切開して手術を行う時代もありました。
大きく切開をすることにより、手術視野が確実となるからです。

しかし、大きく切開をすることにより、手術後の回復時間も長くかかり、患者様には、負担が大きかったのです。
そうしたことから 内視鏡を使用した手術が増えたり、切開を極力少なくした手術方法が開発されています。

インプラント治療もまったく同じです。
少しでも治療を受ける患者様の立場にたって考えた場合、
『ドリルを使用しないインプラント治療』は、非常に優れた方法になります。

今後のインプラント分野は、単に技術的なことや 新しい開発以外にも
患者様に負担の少ない手術方法がどんどんとでてくるでしょう。

当医院においてもそうしたことを 十分に考え、より安全に より負担の少ない治療を選択していきたいと考えています。



次回のブログは10/15(木曜日)になります。
次回からは、新しいテーマになります。





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ドリルを使用しないインプラント治療:その24

10/12(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その2』になります。

前回は、ドリルを使用しないインプラント治療の利点を7つ列挙しました。
(前回のブログを見られていない方は、是非 前回のブログを見て下さい)

その中で、まだ解説していなかったのが、4番目に列挙した『骨幅を増大できる!』です。

それでは、なぜ『ドリルを使用しないインプラント治療』は、『骨幅を増大できる!』のでしょうか?

前回解説しました『ドリルを使用しないインプラント治療』の術式をおさらいします。

まず、顎の骨に 針のような細い器具(リーマー)を挿入します。
その後、リーマーより若干太い器具(キリのようなもの)を挿入します。
少しずつ、この器具を大きくしていきます。

通常のインプラントで使用される『ドリル』は 骨を削るものですが、
『ドリルを使用しないインプラント治療の器具』は、骨を削ることはありませんので、
穴が開いた(押し広げられた)分だけ 骨の幅は広がっていきます。

この時、『骨は本当に広がるのか?』と思われるかもしれません。
骨には弾性があります。
骨をゆっくりと押し広げることにより、穴は少しづつ大きくなるのです。

最終的に押し広げられた 穴 が4ミリになったとします。
結果的に、骨の幅は、押し広げられた分だけ、幅が増大するのです。
(現実的には 4ミリの骨幅が広くなることはありませんが、ある程度は、押し広げられます)

この骨幅が押し広げられるということは、インプラント治療において非常に有効な方法です。

私が日々診療する インプラント治療(手術)の中で 骨の吸収があり、そのままでは、インプラントが埋入できない症例がほとんどを占めます。

つまり、多くの症例において骨吸収が起っているのです。

骨吸収が起る原因として、歯周病 であったり、歯根破折であったり、歯がない状態を放置 したり 等があります。

骨の吸収がある場合には、そのままでは、インプラントを埋込むことができません。

通常インプラントの幅(直径)は、約4ミリあります。
直径4ミリのインプラントを埋込むためには、6ミリ程度の骨幅が存在することが必要です。
もし、骨の幅が3ミリ程度であった場合には、そのままの状態では、インプラントを埋込むことが困難になります。

そこで、骨の増大治療が必要になってくるのです。
骨の増大治療のことをGBR法(骨増大法) と言います。

しかし、GBR法(骨増大法) は、万能な治療法ではありません。

どのような状態でも骨が元通りに再生できるわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。


また、GBR法(骨増大法) の欠点として治療の難しさがあります。

5ミリ程度の骨幅であった場合、1ミリ程度の骨幅を増大させるために GBR法(骨増大法) を行うことはさほど難しくありませんが、
始めの段階で1〜2ミリしか骨幅が無かった場合には、6ミリまで骨の幅を増大させることは非常に難しい治療になります。

治療の難易度が高ければ、手術時間も長くなり、治療に伴う患者様の大変さも高くなります。(腫れたり、痛みを伴うということです)

また、経験の浅い歯科医師では骨幅を4ミリも5ミリも増大させるような治療は困難を極めます。

難易度が高いということは失敗(骨が増大できない)する可能性も高くなります。

その点、骨幅を押し広げるこの治療法は、初診時に狭い骨幅であっても少しずつ押し広げることにより、 GBR法等を行わなくても骨幅を改善させることが可能になります。

もちろんこの方法により、 GBR法(骨増大法) がまったくいらなくなったということではありません。

例えば、2〜3ミリ程度しか骨幅がない場合でも『ドリルを使用しないインプラント治療』により、骨幅を5ミリ程度まで拡大できれば、
あと1ミリ分GBR法(骨増大法) のみで骨幅を増大すれば、
良いことになります。

GBR法(骨増大法) により1ミリ骨幅を拡大させることはさほど難しいことではありません。

治療の難易度も低くなりますし、リスクも低くなります。

これが、ドリルを使用しないインプラント治療の利点の一つなのです。



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ドリルを使用しないインプラント治療:その1

10/8(木曜日)です。


今週末は、日本歯周病学会のため、
10/10(土)午後 と 10/11(日)は、休診になります。


今日は、『ドリルを使用しないインプラント治療』になります。

インプラント治療は、チタンでできたネジを 顎の骨の中に埋込む治療方法です。

具体的には、専用のドリル を使用し、骨に穴をあけます。
そして、その穴の中に チタンのネジを埋込むのです。

この ドリル を使用することは、骨にダメージを与えることになります。
できるかぎり、骨にダメージを加えないためには、ドリルを使用しないことです。
しかし、現実的には、ドリルを使用しないと インプラントを埋込む “ 穴 ”をあけることができません。

まず、一般的な ドリル を使用した インプラント埋入方法について図解します。
30918817177
左の図をクリックすると拡大されます。









このように ドリル を使用することが通常の方法です。


次にドリルを使用しない インプラントの埋入方法を図解します。
1887661661111
左の図をクリックすると拡大されます。









治療の開始は、リーマーと言われる 直径1ミリ程度の小さな 針のようなものを 骨に刺します。
本当に小さな穴があきます。
そして、使用する器具を少しずつ大きくし、穴を拡大します。
最終的には、埋入予定のインプラントの直径に近い状態まで 穴を拡大します。

こうした方法により、ドリルを使用しないで、穴をあけることができるのです。

このような話をすると 
『それでは、全てのインプラント治療をドリルなしで行えば、良いのでは?』
と思うかもしれません。

このドリルを使用しないインプラント治療には、
利点もありますし、欠点もあります。

本日は、利点について解説します。


1. 骨の削除量が最小限 !
   ドリルを使用しないので、骨はほとんど削ることはありません。

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
   骨を削らないため、通常のインプラント治療よりも腫れにくいのです。

3. 切開を最小限にできる !
   ドリルの操作 等が必要ないため、切開自体も最小限で行えます。
   この点も 治療後の腫れ 等 が少なくなる大きなポイントになります。

4. 骨幅を増大できる!
   このことが この治療の最大の利点と言ってもいいでしょう。
   この解説は非常に長くなるので、次回(10/12:月)解説します。
 
5.『初期固定』に優れている !
   骨の弾性により押し広げるため、インプラント埋入後に
   骨が収縮(縮む)します。
   骨が収縮すると、インプラントを『ギュッ』と押さえ込むこと
   になります。
   これが、インプラントの安定につながります。
   インプラント手術直後の安定性のことを
   『初期固定』と言います。
   初期固定はインプラントの成功にとって最も重要なことの一つ
   です。

6. 『骨密度が向上』する !
   骨を削らず、骨を圧迫して穴を開けるため、圧迫された骨の密
   度が向上します。
   骨が柔らかい方や骨粗鬆症の方に有利な方法です。

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!
   ドリルを使用すると ドリルによる振動があります。
   こうした振動による手術中の不快感を最小限にできます。



今日は、話が長くなってしまいましたので、これで終了です。

次回のブログは10/12(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その2』です。


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今週もインプラント手術報告になります

10/5(月曜日)です。
今日も『インプラント症例報告』になります。

このところ 9月の連休も終わったこともあり、インプラント手術が急激に増えています。
昨日も診療開始から終了まで、1日中 ほとんど手術ばかりしていました。
また、難症例が多かったので結構大変な週末でした。

本日は、今週末 行ったインプラント手術の中で、特に難しかった上顎の奥歯について解説します。

このブログでもインプラント手術報告は、良く書きますが、その多くは、上顎の奥歯です。

この理由として、上顎の奥歯は、骨の吸収が大きい部位であり、
インプラントを埋込むための骨量(骨の高さ)が少なくなっていることが多いのです。

この内容も良く書く内容です。

骨が吸収すると インプラント治療が難しくなったり、
場合によっては、できないこともあります。

さまざまな歯科医院のホームページ等で
『骨が少ない場合には、骨の増大を行えば、インプラント治療は可能です』
と書いてありますが、骨の吸収量にもよりますが、こうした治療法は大変なことがあります。
大変というのは、治療時間がかかったり、治療後の腫れ や 痛み を伴う可能性が高くなるということです。

特に骨吸収が大きい場合には、治療は非常に大変になります。
吸収状態によってが、『骨移植手術』ということも必要になることもあります。

具体的には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法です。

通常 上顎の奥歯にインプラントを埋込む場合、理想的な骨の高さは、10ミリ以上 必要です。
10ミリ以上の骨の高さが残っていないと 良い状態とは言えません。

しかし、多くの場合、
歯周病 を放置していたり、
歯根破折を放置していたり、
歯がないまま にしておいたり
等により、歯を支えている骨は、どんどんと 吸収してしまいます。

その結果、上顎の奥歯にインプラントを行おうと思っても
骨の高さが、5ミリとか 3ミリとか 場合によって 1ミリ程度しか存在しないことがあります。
このような場合には、骨を増大(再生)させる治療法が必要になってきます。

しかし、同じ骨吸収があっても
多少骨吸収があるのか?
かなり骨吸収があるのか?
では、治療の難易度はまったく違ってきます。

例えば、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ程度であった場合には、ソケットリフト法 という治療法を行えば、長さが10ミリ程度のインプラントを埋込むことが可能になります。
ソケットリフト法 は、治療の難易度はさほど高くなく、治療後の腫れ等も大きく起ることが少ない治療法です。

しかし、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ以下であった場合には、
治療は非常に難しくなります。
先にも記載しましたようにサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法を行う必要性があります。

この治療法は、骨の移植を伴うことになり、治療後の腫れ 等も大きく起りやすいのです。
当医院でも こうしたサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、行いますが、できるかぎり避けていきたい治療法です。


さて話は、今週のインプラントの症例になります。
今週末も 上記のような 上顎の奥歯に骨吸収が認められる症例が多くありました。
その中の一症例をご紹介します。

患者様は、重度の歯周病です。
働き盛りの忙しい男性です。
歯周病であることは だいぶ以前より分かっていましたが、
忙しく なかなか歯科医院に通院できなかった方でした。
そのうち歯がグラグラとしてきて、1本、2本…とどんどんと歯を失う結果となっていきました。

そして、上顎は 前歯の4本を残して 全ての歯を失ってしまいました。
義歯も作製しましたが、違和感が強く、どうしても使用できなかったため、
インプラント治療を希望され来院されました。

診査の結果、上顎の奥歯は、骨吸収が非常に進行していました。
その理由は、歯周病 の状態を長く放置していたからです。

歯周病を放置すると 歯を支えている骨は どんどんと吸収してしまいます。
骨が吸収してしまうと 抜歯となった後に 治療が困難になってしまいます。

インプラント治療が困難になり、
吸収状態によっては インプラント治療ができなかったり、
また、欠損部位に義歯(入れ歯)を作製しようと思っても、骨が吸収した状態では、入れ歯も合いにくくなってしまいます。
入れ歯(義歯)は、顎の土手(歯肉の高まり)の上にあるものです。
顎の土手が高ければ、その高まりに入れ歯は、フィット(安定)します。
しかし、骨吸収が起った顎であった場合、顎の高まりは なくなり 平になってしまいます。
顎が平になってしまった状態では、その上に義歯(入れ歯)を作製しても 動いてしまいます。

歯周病を放置した方は、インプラントにせよ 義歯にせよ 非常に困難な状態になってしまうのです。

現在歯周病である方は、できるかぎり早急に治療を行うことが大切ですし、
もし、歯周病が完全に治らない状況であれば早期に抜歯しないと 骨の吸収がさらに進行してしまいます。

また、骨の吸収は、周囲の歯にも感染しますので、歯周病の歯が1本でもあると
その歯の周囲の歯から感染が始まり、最終的には、全ての歯に歯周病細菌の感染が拡大します。

話しは、非常に長くなってしまいましたので、昨日の症例に戻ります。
インプラント治療を行った奥歯は、
ソケットリフト法
GBR法(骨増大法)
を行い、なんとかインプラントを埋込むことができました。

使用したインプラントは、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)が3本です。

麻酔は、静脈内鎮静法 で行いました。
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。



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高齢者のインプラント治療

10/1(木曜日)です。
今日のブログは、一昨日行ったインプラント手術について解説します。

一昨日にインプラント手術を行った患者様の年齢は、96歳です。
私が今まで行ってきたインプラント手術の方で最高齢の方です。

今までも90歳近くの方でインプラント手術を行った患者様は、何人かいらしゃいました。
お体が健康であれば、インプラント治療(手術)に年齢制限はありません。

今回インプラント治療をご希望されたのは、義歯が合わないとのことで来院されました。

下顎が長期間 無歯顎(総入れ歯)の状態でした。
歯が欠損すると 顎の骨が吸収を起こします。
個人差はありますが、長期間 歯がないと顎の骨がどんどんと痩せていきます。

この詳細は、以下を参考にして下さい。
     ・歯がないと顎の骨が吸収する!

患者様は、お若い頃から義歯となり、現在96歳ですから かなりの長期間 総入れ歯を使用していたことになります。
96歳の現在では、顎の骨はほとんど平になるくらい吸収してしまっていました。
そのため、義歯がほとんど合わずに、食事も十分にできない状態でした。

患者様は、上下顎とも総義歯でしたが、上顎の方は、まだなんとか義歯が安定すう状態でしたので、
下顎を動かないような義歯にしたい とのご希望がありました。

治療計画として、ご高齢ということもあり、できるかぎり負担の少ない治療法を行うことになりました。

下顎の前歯に2本のインプラントを埋入し、そこに義歯を固定するための『アタッチメント』を装着する方法になりました。
この治療法については、以下を参考(クリック)にして下さい。
   ・アタッチメント義歯

先程 骨吸収が非常に大きいということを説明しましたが、インプラント治療を行う際には、骨吸収は大きな問題です。
骨吸収が大きいとインプラントを埋込むことが困難になるからです。

今回の患者様も骨吸収が大きかったため、インプラントを埋込む場所がほとんどない状態でした。
しかし、通常 下顎の前歯部は、わりと骨吸収が少ない場所ですので、
骨吸収が大きい方でも この部分には、インプラントを埋込むことができる場合が多いのです。
今回の患者様も 唯一 下顎の前歯部だけは インプラントを埋込むことができる状態でした。


インプラントを埋込む時間は、10分程度でしたので、負担も最小限に行えました。

96歳というご年齢ですが、自律歩行で通院も可能ですし、本当にご健康な方です。


インプラントを利用したアタッチメント義歯は、治療も簡単ですし、入れ歯も動かなくなりますので、
大変有効な治療方法です。





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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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