最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2010年01月

インプラントモニター:その17

1/28(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラント症例:17回目』になります。

始めにお知らせになります。
前回のインプラント基礎ブログ(毎週金曜日アップ) では、インプラントの使い回しの問題について解説をしました。
明日(1/29:金)のインプラント基礎ブログ でも その続きについて解説しますので、ご覧になって下さい。

本日のテーマは『どこまで治療を行うのか?』という話です。
欠損が多い方の場合、欠損全てをインプラント治療で行うとかなり大変なことになります。
治療費もかかります。
そのため、
『どこをインプラント治療で対応するのか?』
『インプラント以外の治療方法はないのか?』
『インプラント治療 と その他の治療 の組み合わせはないのか?』
等さまざまなことが考えられます。

本日の症例は、欠損が多数あり
治療費を抑えるために さまざまな治療方法を組み合わせて行ったケースです。
それでは早速見ていきましょう。
以下は初診のレントゲン写真です。
スライド01

歯がない部分が多数あります。
現在は 義歯(入れ歯)を使用していますが、上顎の前歯などは義歯を外すと歯がない状態になるので審美的に問題があるので どうにかしたい とのご希望があり来院されました。
インプラント治療をご希望されて来院されましたが、
欠損が多数あるので、歯がない部分全てにインプラント治療を行うと治療費がかなりかかります。
そこで 現在一番問題となっている部位のみにインプラント治療を行う計画になりました。
患者様が現在一番気になっているのが、上顎です。
そこで上顎にインプラント治療を行う計画を立てましたが、ここで問題がありました。
骨の吸収があったのです。
上顎の前歯部も骨吸収がありましたが、
一番骨吸収が大きかったのが、上顎右側の奥歯です。
いつもと同じように骨吸収の状態を線で書いてみましょう。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド02

次に 以下も いつものように 骨吸収の程度を分かりやすくするために 骨が吸収した領域を赤色で明示します。
スライド03

次のレントゲンは、上顎洞 を見やすくした状態です。
緑色の部分は空洞です。
スライド04

骨吸収の程度 と 上顎洞の穴を合わせたのが、以下のレントゲン写真です。
スライド05

緑色の部分と赤色の間が現在存在している骨になります。
骨が非常に少ない(薄い)のがわかるかと思います。
上顎右側欠損部の奥は 骨吸収が大きいため、この部分にインプラントを埋入するのが難しい状態でした。
そのため、欠損部の手前の骨が一番残っている部位にインプラントを埋入し、
骨吸収が大きい部位には、インプラントを埋入しない治療計画を立てました。
カンチレバー という方法です。
このブログでもよくでてくる治療法の一つです。
ただし、カンチレバー は、一般的に行っている治療法ではありません。
このブログでは、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) 等の大変な治療を避けたりしたケースをご紹介しているために 頻繁に行っているように感じられるだけです。
最終的な治療計画は、以下のレントゲンのようになりました。
スライド07

上顎の右側の奥歯は、カンチレバー でインプラントブリッジとし、
上顎前歯部は インプラントによるブリッジ、
下顎は、治療費を抑えるためにインプラントは避け、
右側の奥歯は天然歯によるブリッジ、
左側の奥歯は 天然歯のブリッジができなかったため、義歯(入れ歯)になりました。
下顎の欠損部の義歯は、作成しても違和感が強く 使用しない可能性が高かったため、
きちんと奥歯で噛める部位を確保するため、右側を天然歯ブリッジを行うことにしました。
ちなみに 上顎の治療計画 と 骨吸収の状態を合わせたのが 以下のレントゲンになります。
スライド08

上顎右側の奥歯では、骨吸収している部位を避けてカンチレバー によるインプラント治療計画を立てていることが分かると思います。
今回のテーマは、欠損部全てに対し インプラント治療を行うのではなく、
治療費削減を目的として、
まず、最も重要視している部位にインプラントを埋入する計画になっています。
そのため、インプラント治療以外の欠損部 等については、全て保険診療で行っています。
ブリッジは、ほとんどのケースで健康保険が適応されます。
例えば、奥歯に1歯欠損があった場合の治療費は、ブリッジを装着時に約8.000円程度です。
できるかぎり費用をかけずに 最小限の範囲で最大限の効果を得るためには、
インプラント治療と保険治療を組み合わせることが有効です。
しかし、この症例の患者様の場合、神経がない歯が非常に多く ブリッジが最適な状態ではありませんでした。
神経がない歯は以下のレントゲンの青丸になります。
スライド06

神経のない歯が非常に多いのが分かります。
いつも説明していますが、神経のない歯は脆く さまざまなトラブルが起こりやすい 状態です。
今回 下顎右側奥歯の欠損部には、神経のない歯によるブリッジを選択しました。
もちろん 神経のない歯同士でのブリッジは、リスクが高い治療にはなります。
しかし、欠損部全てにインプラント治療を行うことは、治療費の点から無理なことでした。
理想的な治療方法としては、以下のような方法がベストと考えられます。
スライド09

スライド10

しかし、今回は理想的な治療計画ではなく
上顎のみにインプラントを埋入し、
きちんと噛む部位を確保するために下顎の右側のみを保険適応のブリッジで作成したのです。
以下が治療後のレントゲン写真です。
スライド11

ちなみに この症例で使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
昨年から 前歯部等の審美的な部位では、このアンキロス インプラント を使用する頻度が高くなりました。
非常に優れていると感じています。

ベスト治療計画というのは、単に欠損の状態だけでは決まりません。
費用 対 効果が最大限に達成される治療計画を立てることも重要なことなのです。
将来的には、下顎(左側)にもインプラント治療を行えばさらに噛む能力がアップするでしょう。

また、治療費を抑える方法として インプラントモニターをご利用されることも有効です。
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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ 断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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次回のブログは2/1(月曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラントモニター:その16

1/25(月曜日)です。
今日も『インプラント症例』になります。

本日も以前お話した歯根破折 の症例です。

しかし、今回の歯根破折 症例は、初診時に神経のない歯をどうするのかを非常に悩んだケースです。
以前にもお話しましたように 神経のない歯は非常に脆く、突然折れたりするリスクが高いものです。
そのため、インプラント治療だけでなく、口腔内全体の治療計画を立てる際には、神経のない歯をどのように考えるかにより 治療方針が大きく変わってきます。
具体的には、
神経のない歯を残して治療を行うのか?
神経のない歯は、リスクが高いとして抜歯するのか?
という選択に悩まされることがあります。

本日は、そのようなことを考えていきたと思います。

以前の歯根破折のブログをご覧になっていない方は参考として以下をご覧になって下さい。
  1. 1/14の歯根破折症例
  2. 1/11の歯根破折症例
  3. 1/ 7の歯根破折症例

患者様は10年程前の症例です。
以下は、初診時のレントゲン写真です。
以前は 現在使用しているようなデジタルレントゲンではなかったため、
フィルムのレントゲンを使用していました。
フィルムのレントゲンは、劣化するので
写りは 悪いですが、ご覧になって下さい。
スライド01

上顎右側の奥歯 と 下顎左側の奥歯が欠損しており、
下顎右側の奥歯も虫歯と欠損がありました。
患者様は、義歯(入れ歯)は 違和感が非常に強く
使用できないため、インプラント治療をご希望されました。
インプラント治療に先立ちインプラントの検査 を行いました。
その結果、上顎右側では骨の吸収がかなり起こっていました。
どれくらい骨吸収が進行しているかを分かりやすくするために、
骨の状態を線で書いたのが以下になります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド02

さらに骨吸収の程度を分かりやすくするために、以下のレントゲンをご覧になって下さい。
スライド03

上のレントゲン写真において赤色で囲まれている部分が骨が吸収した領域です。
骨が吸収する原因は いろいろと考えられますが、大きな原因としては以下のようなことになります。
  歯根破折にる骨吸収
  歯周病による骨吸収
  歯が欠損のままのために起こった骨吸収
です。

次のレントゲンは、上顎洞 を見やすくした状態です。
スライド04

緑色の部分は空洞です。
骨吸収の程度 と 上顎洞の穴を合わせたのが、以下のレントゲン写真です。
スライド05

緑色の部分と赤色の間が現在存在している骨になります。
骨が非常に少ない(薄い)のがわかるかと思います。
このままでインプラントを行うと非常に短いインプラントしか埋入することはできません。
スライド06

これでは、安定した状態とは言えません。
そこでソケットリフト法 を行い、可能なかぎり長いインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド07

次に下顎右側の奥歯は抜歯し、同部分は天然歯同士でブリッジで対応する治療計画を立てました。
スライド08

下顎の左側の欠損部は、骨の状態はさほど悪くなかったため、通常どおりインプラントによるブリッジの計画になりました。
以下のレントゲン写真は、最終的な治療計画です。
スライド10

さてここで問題となったのが、神経のない歯です。
本日の本テーマでもある神経のない歯をどう考えるか? です。
以下のレントゲンは、神経がない歯を青丸で書いています。
スライド09

神経のない歯は、どうしても将来性が低いのです。
そのため、上顎右側●印などは、あらかじめ抜歯した方が良いのか?
下顎の右側の奥歯も 天然歯同士でブリッジをするより、抜歯してインプラントを行った方が良いのか?
歯科医師によっても意見は分かれるところです。
しかし、私は可能なかぎり天然歯は抜歯せず保存する方が良い!(保存したい!)
という考えが強いので、最初の治療計画のように行いました。
治療後が以下のレントゲンになります。
まだ、この頃もデジタルレントゲンではないので、見にくいかと思います。
スライド11

治療終了後、6年程経過しました。
その間 患者様は、ほとんどメインテナンス(定期検査) にも来院されませんでした。
久しぶりに来院された時は、下顎右側の奥歯が取れてしまい、近くの歯科医院を受診したところ歯根破折 のため、抜歯と診断され びっくりして当医院を再受診しました。
その時のレントゲンが以下になります。
スライド13

やはり、神経のない歯は脆いのです。
×印の歯は歯根破折 を起こしていました。
今後の治療方針として、ブリッジを行うのは難しい状態でしたので×印の歯を抜歯し、インプラントを埋入することになりました。
また、現在は問題はないのですが、上顎の右側の奥歯も 若干ですが歯がグラグラしていました。
この歯も神経がない歯です。
スライド14

もし、この上顎右側の歯が歯根破折 した場合には、
またインプラントを埋め込むことが必要になります。
そう考えれば、上顎右側の神経がない歯も 始めの段階で抜歯し、インプラント同士によるブリッジとした方が良かったかもしれません。
以下のような治療計画です。
スライド15

このような治療計画であった場合、上顎の右側は最終的に2本のインプラントで治療が完了したのです。
もちろん 今は歯はダメになっていませんので、今後歯根破折 を起こさず づーと保つことも考えられます。
しかし、リスクの高い歯を残すことは、さまざまな問題を抱えることは確かです。
神経のない歯を抜歯した方が良かったのか?
残した(保存した)方が良かったのか?
非常に難しいところです。

こうしたことにならないためにも 神経は可能なかぎり取らない方が良いのです。

次回のブログは1/28(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。
簡単な症例ではなく、さまざまな意味をもった症例をご紹介します。



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インプラントモニター:その15

1/21(木曜日)です。

先日 愛知県豊橋市の歯科医院でインプラントの再使用を行っていたことが問題となっていました。
非常に大きな問題です。
このことについては、明日(1/22:金)のインプラント基礎ブログ で詳細をお話したいと思います。
是非ご覧になって下さい。

それでは 今日も前回の続きで、『インプラント症例』になります。

本日で15回目となりました インプラント症例ですが、このブログでは一般的な症例というよりは、患者様のご希望とか 骨の吸収状態 等があり、治療を工夫した症例を紹介しています。
本日ご紹介する症例もそのようなケースです。

通常、高度の骨吸収がある状態では、骨増大法(GBR法)を行い、骨の再生(増骨)を行って インプラントを埋入します。

ちなみに骨の吸収する原因は以下のようなことです。
  歯根破折
  歯がないまま長期間そのままになっている
  歯周病

骨増大法(GBR法)を行えば、ある程度の骨の回復(増骨)が可能です。

しかし、元々の骨吸収の程度が大きい場合には、GBR法(骨再生治療)の限界 もあります。
また、治療の大変さもあります。
そのため、可能であれば避けたい治療でもあります。

本日ご紹介する症例は、骨吸収がかなり起こっていたが、
患者様が「可能なかぎり大変な治療は避けたい!」とのご希望がありました。
そのため、骨増大法(GBR法)を極力避ける治療を行ったケースです。

初診時 患者様は
「奥歯がグラグラする!」 
「歯肉が腫れる!」
「噛めない!」
とのことで来院されました。
レントゲン等の 検査の結果、骨の吸収がかなり起こっていました。
以下は、初診時のレントゲン写真です。
スライド1

骨吸収の状態が分かりやすいようにレントゲン写真に線を書いてみましょう。
青線が本来の骨の状態です。
赤線が現在の骨吸収した状態です。
奥歯では、かなりの骨吸収があることが分かるかと思います。
スライド2

以下のレントゲンも骨吸収の状態をあらわしたものですが、
今回から新しく作成したものです。
今までの線だけよりも分かりやすいかと思います。
赤色の部分が骨吸収した部分です。
スライド3

歯周病の検査 等 総合した結果、以下の×印を抜歯することになりました。
ここまで骨吸収が進行してしまうと治療は不可能です
スライド4

以下のレントゲンは、先程の骨吸収と抜歯部位を合わせたレントゲンです。
スライド5

抜歯する歯はもう完全に骨の中に埋まっていないですね。
骨吸収がかなり大きくインプラント治療を困難にしています。
また、他にもインプラント治療を困難にする問題がありました。
それが、下歯槽神経と言われる下顎の顎の中にある神経の存在です。
以下は、神経をあらわした状態です。
スライド6

骨吸収が大きいため、下顎の神経との距離がほとんどなくなっています。
患者様には、GBR法を行ってからでないと適切にインプラント治療を行うことはできないことをお話しました。
しかし、患者様は「インプラント治療は行いたいが、大変な治療はできるかぎり避けたい!」
「痛いこと 腫れることは嫌!」とのご希望がありました。

さあ大変です。
骨吸収が大きいこの状態では 難しいご希望ですね。
考え抜いた結果、最小限のGBR法のみでインプラントを行う計画を提案しました。
1.骨吸収が大きいので、
  最小限の短いインプラントを使用する!
2.下顎神経を避けるためにも 
  最小限の短いインプラントを使用する!
3.インプラントを斜めに埋入 し、
  可能なかぎり長いインプラントを
  埋入できるようにする!
4.高度の骨吸収がある下顎左側の一番奥にはインプ
  ラントを埋入せす、カンチレバー を応用する!
以下が治療計画をあらわしたシュミレーションです。
スライド7

本当は、ベストな治療計画としては、GBR法をきちんと行い、可能なかぎり骨の増大を行ってからインプラントを埋入することが良いのです。
しかし、常に100%の治療計画とはならないのが臨床です。
 患者様のご希望!
 口腔内の状態(特に骨吸収の程度)!
 治療費!
 治療期間!
 治療の大変さ!
 もちろん安全性!
等 さまざまなことを総合して最終的な治療計画ができるのです。
以下が下顎のインプラント治療後です。
スライド8


次回のブログは1/25(月曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(1/19〜20)のインプラント手術報告

昨日のインプラント手術は珍しく骨吸収がまったくない下顎の奥歯にインプラントを2本埋入しました。
使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

簡単なケースでしたので、麻酔時間を除けば10分程度で終了です。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。



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インプラントモニターご希望の方がかなり増えてきましたが、まだまだ募集します。


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インプラントモニター:その14

1/18(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラント症例』になります。
この症例紹介ももう14回目になりました。
患者様というよりも同業者(歯科医師)が良く見ていると聞きますが…

このインプラント症例では、一般的なインプラントの症例ではなく、
特殊なケースであったり、
患者様のご希望もふまえた治療法であったり、
工夫をしたケースをご紹介しています。

本日の症例は 歯がほとんどない方に どのようにインプラント治療を行うかという話です。

まず、歯がほとんどない方にインプラント治療を行う場合、以下の写真のように前歯と奥歯に数本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとします。
88766


しかし、歯がほとんどない場合、
インプラントを行いたくても インプラントを埋入するための骨が吸収していたり、
多くのインプラントを埋入すると治療費が高くなってしまったり
等の多くの問題があります。

特に上顎の場合、奥歯では骨の吸収が起こっていることが多く、
骨の高さが5ミリ以下であった場合、骨の移植治療:サイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要になります。
このサイナスリフト法(上顎底挙上術) は、治療としてはかなり大変な治療であり、治療を行う私達 歯科医師でもできれば避けたい治療です。

また、多くのインプラントを埋入すると どうしても治療費がかかってしまうため、
できるかぎり最小限のインプラントを埋入して治療を行う計画を立てることも重要になります。

今回ご紹介する症例はまさしく そのような状態です。

患者様は「上顎の前歯がグラグラして噛めない!」とのことで来院されました。
口腔内を拝見すると 上下顎の奥歯はすでに欠損しており、前歯だけの状態でした。
欠損している奥歯には 義歯も使用していないため、前歯に負担がかかり
指で触れても抜けそうなくらい グラグラ でした。
初診時のレントゲン写真が以下になります。
スライド01

歯周病の検査 等を行った結果、上顎の歯は全て抜歯する必要性がありました。
(実際には、指で触れても取れそうな状態でしたから…)
以下のレントゲン写真の×印は抜歯が必要な歯です。
スライド02

患者様は、抜歯後に義歯(入れ歯)をご使用されるのは嫌というご希望があったため、
インプラントによる固定式ブリッジを行うことになりました。
しかし、いくつかの問題がありました。
その一つが骨の吸収です。
どれくらい骨吸収が進行しているかを分かりやすくするために、
骨の状態を線で書いたのが以下になります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
黄色線は、鼻腔です。
この線の上も空洞です。
スライド03

骨吸収が大きく、インプラントを埋め込むのが難しいのが分かるかと思います。
上顎の奥歯にインプラントを埋入するためには、骨の移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行う必要性があることを患者様にお話しました。
患者様は、サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行ってまで治療は行いたくない というご希望がありました。
また、上顎の奥歯にインプラントを埋入するということは 当然のことながら噛み合う下顎にもインプラントを埋入する必要性があります。
下顎の欠損部は以下の黄色丸です。
スライド04

もし 上下顎の欠損部全てにインプラントを埋入するとかなりの大掛かりな治療になります。
以下は、上下顎の欠損部全てにインプラントを埋入した場合のシュミレーションになります。
スライド05

もし 上図のような治療になると骨移植 も必要になりますし、インプラントの本数もかなり多くなります。
この治療法は患者様のご希望ではありません。
そこで奥歯にはインプラントを埋入しない治療計画になりました。
下顎の奥歯の欠損部と上顎の奥歯の欠損部にはなにも行わない計画です。
スライド06

赤線の内側の範囲内でインプラントを埋入する計画になりました。
以下のシュミレーションが今回の治療方法になります。
スライド07

奥歯にインプラントを行わない治療計画では、骨移植(上顎底挙上術) を行う必要性はありません。
また、インプラントの必要本数も最小限で行うことが可能です。
また、最も奥の部位には骨の吸収が大きかったため、同部位にはインプラントを埋入するために十分ではありませんでした。
そこでインプラントブリッジの最も奥の部位は、カンチレバー という方法で歯を作成する計画になりました。
本来欠損部全てにインプラントを埋入すれは、奥まできちんと噛むこともできます。
最も良い方法です。
しかし、患者様は長い間奥歯は欠損の状態で過ごしてきました。
特に不自由を感じていなかったようです。
また、今回の治療計画の部位までインプラントブリッジができれば、
審美的(見た目)にも歯がないようには見えません。
大変な治療を行わない!
治療費を最小限に抑える!
義歯ではない 固定式にする!
といった患者様のご希望をかなえることが今回の治療目的なのです。
以下は、治療後の状態です。
スライド09


次回も患者様に合わせて工夫をした症例をご紹介する予定です。
次回のブログは1/21(木曜日)になります。

今週(1/15〜17)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今年も週末はインプラント手術が多いです。
ここ数日のインプラント手術はさほど難しいケースはありませんでした。

難しくないとはいっても骨の吸収があり、骨増大治療(GBR法)を行う症例が多かったです。

最近インプラントモニターをご希望される患者様がかなり多くなってきましたので、
治療が完了しましたらこのブログでもご紹介させていただきます。



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インプラントモニター:その13

1/14(木曜日)です。
今日も『インプラント症例』になります。

このブログで良く 
『神経のない歯は折れやすい!』
ということを書きます。
本当に神経のない歯はリスクが高いのです。

今日は、神経ない歯が歯根破折 を起こした症例をご紹介します。

歯根破折 を起こした歯をレントゲン撮影すると 
折れた部位がレントゲンで見えるように感じられるかもしれません。
しかし、実際に歯根破折 していてもレントゲンでは、折れている部位がはっきりと写っていることは少ないのです。
折れるといっても 木がボッキッ と折れるようになっているわけではありません。
歯の根に亀裂が起こるのです。
レントゲンで分かるぐらい分離することは少ないのが現状です。

本日ご紹介する症例は、折れている部位が完全に分離しており、
レントゲン上ではっきりと見えるため、分かりやすいと思います。
早速症例を見てみましょう。
スライド01

下顎の左側の奥歯が折れていたのです。
以下のレントゲン写真の赤丸歯根破折 しているのです。
BlogPaint

それでは、分かりやすくするために赤丸の部分を拡大してみます。
1175_0001000

奥の根が折れているのが分かるかと思います。
このように歯根破折 している場合には、抜歯となります。
スライド02

通常歯根破折 していてもこのようにレントゲンではっきりと写ることは少ないのです。
それではどのようにして歯根破折 していることを判断するのかと言いますと
さまざまな検査や症状により総合的に判断します。

まず、歯肉が腫れている場合には、
歯周病による腫れか?
歯自体の問題による腫れか?
を判断することが必要です。
そのために、歯周の検査 を行います。
もし、歯周の検査 で問題がなかった場合には、歯自体に問題がある可能性が高いのです。
そして、神経がない場合には、
根のに膿みが溜まっているか?
歯根破折しているか?
のどちらかの可能性が高くなります。
状況にもよりますが、レントゲンで判断可能な場合もあります。
根のが黒く写っていれば、根の先に膿みが溜まっている可能性が高く、
根の中間部分が黒くなっていれば根が割れている可能性を疑います。

また、根のに膿みが溜まっている場合には、抗生剤を服用することで 膿みが減少しますので 腫れは数日で減少し、痛みもなくなることが多いのですが、
歯根破折 している場合には、症状の改善が見られないこともあります。
つまり、いくら抗生剤を飲んでも 折れている事自体は変わってはいないため、腫れが残ったり、歯をたたくと 痛みがあります。

最終的にはさまざまなことを総合し、歯根破折 しているかどうかを判断します。

以下は、歯根破折 した歯を抜歯後にインプラント治療を行った後になります。
スライド04

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

ちなみに神経のない歯は、以下の●青印で示してあります。
スライド03

神経があるか?
神経がないか?
の判断は、歯の根の中に白い線が見えれば、神経がない証拠です。
これは、神経を取った後に 神経の代わりの薬が詰まっているのです。

いつも書きますが、
『神経を取らないこと!』が非常に重要なのです。
神経を取った歯は、ダメになるリスクが非常に高いのです。
神経をできるかぎり取らないようにしている歯科医院は良い歯科医院と言えます。
(ただし、虫歯の状態等によりどうしても神経を取らなければならないこともあります)

次回のブログは1/18(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(1/12〜13)のインプラント手術報告

この2日間はインプラント手術はありませんでした。
実際にはインプラントの手術の予約はあったのですが、
患者様のご体調が悪いことがあり、キャンセルになりました。
風邪を引かれている等で体調が悪い場合には無理をせず
インプラント手術は延期した方が良いのです。
体調が悪い時に無理した行うと 手術後に腫れが強く起こったりします。
無理をしないことが大切です。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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インプラントモニター:その12

1/11(月曜日)です。
今日も『インプラント症例』になります。


前回の1/7のインプラント症例では、神経のない歯は非常にリスクが高いことをお話しました。
神経のない歯は脆く ダメになる確立が非常に高いのです。
この詳細は以下をご覧になって下さい。
      神経のない歯は、歯根破折しやすい!

今回も神経のない歯の症例です。

神経がない歯が多い方の場合、治療計画を立てるのが非常に難しいのです。

話より、実際に神経のない歯が多い方の症例を見ながら 解説した方が分かりやすいと思います。
以下は初診のレントゲンです。
スライド01

上顎前歯部のブリッジがグラグラするとのことで来院されました。
診査の結果、上顎前歯部ブリッジの右側の土台となっている歯が虫歯が進行しており、歯根破折 していたのです。
このレントゲンでは分かりづらいのですが、
歯の根が、まっぷたつに折れていたのです。
このように歯根破折 している場合には、抜歯となってしまいます。
スライド02

この歯を抜歯すると上顎前歯部は4歯欠損になります。
(すでに左側の2歯は欠損していたため)
4歯欠損の治療方針として、
1.義歯(入れ歯)
2.インプラント
3.ブリッジ
が考えられます。
しかし、現実的にブリッジは選択肢として厳しいものがあります。
4歯欠損を支えるためには、4歯以上の土台が必要になります。
特に上顎左側では、奥歯がすでにブリッジとなっているため、
前歯もブリッジとすると ブリッジの範囲はかなり大きくなります。
先程の×印を抜歯後にブリッジとした場合の土台は以下のようになります。
●印が欠損部で
●印がブリッジの土台
になります。
スライド1

ブリッジにした場合、欠損歯数も多く、土台に負担がかかるため 将来性が低い治療です。
そうなると 治療の選択肢として インプラント もしくは 義歯(入れ歯)が考えられます。
患者様は予知性の低いブリッジ と 義歯を希望しなかったため、インプラント治療を選択することになりました。

インプラント治療となったわけですが、
次に問題となるのは、他の歯の状態です。
神経がない歯が多いのです。
以下の●印は、神経がない歯です。
スライド03

抜歯後に4歯欠損となった部位にインプラントを埋入した場合、
その周囲の歯が神経がないため、どのような治療設計にした方が良いのかは いつも悩みます。
今回は 患者様のご希望もあり、4歯欠損のみの治療となりました。
しかし、インプラント治療完了後 約1年で問題が生じました。
インプラントの左側にあった神経のない歯(中央に近い1歯のみ)が折れたのです。
その時のレントゲンが以下になります。
スライド1


ただし、神経がないからといって 必ずダメになるわけではありません。
神経がない歯でも一生問題なく経過している歯もあります。

今回は、インプラント治療という計画を立てたわけですが、
もし、これがブリッジであった場合 土台となる歯がダメになったので、
全てのブリッジはやり直すことになっていたのです。
そう考えれば、インプラントという選択肢は正しかったとも言えます。

今後の治療方針としては、
折れた歯を抜歯し、同部にインプラントを行うことが 考えられます。

今回行ったインプラント治療は、折れた上顎右側前歯を2歯分 抜歯し、
4歯欠損に対し 3本のインプラントを埋入し、
インプラントブリッジとしました。
別の考え方をすれば、
この時点で 後で取れた 上顎左側前歯の2歯を抜歯することも一つの治療であったと思います。
つまり、この左側の2歯も同時に抜歯し、6歯欠損として考えることも選択肢としてあったということです。
6歯欠損であれば、4本のインプラントを埋入し、ブリッジとする治療法も考えられたと思います。
こうすれば、今回のように追加でインプラント治療を行うこともありませんでした。
極論の考えにはなりますが、神経がない歯はリスクが高いため、このような考え方は決して間違いではありません。
しかし、先にもご説明したように 神経のない歯だからといって 必ずダメになるわけではありません。
虫歯が深かったり、歯周病に大きな問題があり、
将来性が非常に低い場合には先を考え 抜歯という選択もありますが、
私自身は、保存できる可能性がある歯を あえて抜歯することはできるかぎり避けたいと考えています。

ただし、今回のような結果になると 神経のない歯をどうするか ということを考えさせられます。


次回のブログは1/14(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』になります。
次回の症例は、歯根破折 している症例をご紹介します。
レントゲン上で歯根破折 がはっきりと写っているケースです。


今週(1/8〜10)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


今週行ったケースは、下顎の奥歯です。
埋入したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) が1本でしたが、骨の吸収が大きかった症例です。

骨吸収がある場合には、インプラントを埋入するのと同時に骨増大法(GBR法)を行います。
今回使用したインプラントは、先程書きましたようにストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
ストローマンインプラント(ITIインプラント) は、一般的に1回法インプラントとして使用されています。
しかし、骨増大法(GBR法)を併用して埋入する場合には、2回法として使用します。
1回法2回法の違いについては、以下を参考にして下さい。
      1回法と2回の違い


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約2週間で完成した被せ物を装着し完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用、
今回のGBR法の費用も全て含まれています。
また、インプラントモニターであれば、168.000円(税込)になります。

今年になって インプラントモニター希望の方がかなりいらっしゃいました。
症例をもっと集めたいので、インプラントモニターは まだまだ募集しています。
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インプラントモニター:その11

2010年 1/7(木曜日)です。

今年最初のブログです。

今年最初のブログも『インプラント症例』からになります。

本日の症例は、初診が15年程前の患者様です。
私がまだ大学病院の歯周病科に勤務していた頃の患者様です。
私が始めて担当した時には、すでに 非常に大きな問題を抱えていました。
なにが問題であったかと言いますと、
噛み合わせ です。
患者様は、長年 歯科治療を繰り返してきた方です。
ほとんどの歯は 神経がなく、
ほとんどの歯は 被せ物を行っている歯 でした。
何度も治療を繰り返すうちに 噛み合わせが低くなり、問題を生じていました。
それでは、いつもどおりにレントゲン写真から見ましょう。

以下は、初診時のレントゲン写真です。
15年前の大学病院時代は、現在使用しているようなデジタルレントゲンではなかったため、
フィルムのレントゲンを使用していました。
フィルムのレントゲンは、劣化するので 写りが悪いですが、ご覧になって下さい。
スライド01

このレントゲンを解説します。
患者様は、噛み合わせに大きな問題がありました。
レントゲンで分かる範囲で説明します。
先にも解説しましたように 患者様の口腔内は
多くの被せ物を装着してありました。
その被せ物自体に問題があったのです。
問題点は多くありますが、最も大きな問題として、
奥歯の被せ物の高さです。
高さが低いのです。
奥歯の高さが低いため、噛み合わせがどんどんとズレてきていたのです。
以下のレントゲンは、現在の噛み合わせを赤線で表したものです。
赤線の奥歯付近が、下がっているのが分かるかと思います。
噛み合わせが低いのです。
スライド02

本来の噛み合わせは、以下のレントゲン写真のように
青線のように真っ直ぐになります。
スライド03

上のレントゲン写真のように
噛み合わせが低くなっているため、さまざまな問題が起こっています。
上顎の前歯には ブリッジが装着してあります。
奥歯が低くなっているため、前歯の噛み込みが強くなり、負担がかかっているのです。
また、他にも問題は多くあります。
神経がない歯が多いのです。
神経のない歯については、このブログでも良く解説しますが、神経のない歯は脆く ダメになる確立が非常に高いのです。
この詳細は以下をご覧になって下さい。
      神経のない歯は、歯根破折しやすい!
以下のレントゲンでは、神経がない歯を●印で書いてあります。
また、ブリッジの部位、義歯(入れ歯)の土台となっている歯も書いてあります。
スライド04


まず、右下の奥歯に注目して下さい。
右下の歯は、神経がない歯でブリッジを行っています。
これは、本当にリスクが高い治療です。
ブリッジは、土台となる歯に負担が加わる治療です。
土台となる歯が健康な状態であれば、問題は起こりにくいのですが、
ブリッジの土台となる歯が 神経がない歯であった場合には、
かなりのリスクとなります。
初診から数年して 右下の神経のない歯は、歯根破折 したのです。
歯根破折した場合には 抜歯です。
抜歯後の治療方針として、患者様はインプラント治療を選択されました。
抜歯後にインプラントを埋め込んだのが以下のレントゲンです。
スライド05


右下にインプラントを埋入後は、同部分は暫く仮歯で経過を見ました。
その理由として、インプラント部分に早急に被せ物を作成しても良いのですが、
噛み合わせに大きな問題があったため、
可能であれば 口腔内全体の噛み合わせの改善を行いたいと考えたのです。

また、今回抜歯した歯以外にも ダメになるリスクが高い歯があったため、
そうした歯をどうするのかを決める必要性もあったためです。
右下にインプラントを埋入後に仮歯で経過をみているうちに
問題が起こったのです。
先程説明した歯根破折 が次々に起こったのです。
スライド1

まず始めに上顎左側の奥3歯が歯根破折しました。
スライド1

次に下顎左側の奥1歯が歯根破折しました。
スライド01

その後、上顎の右側奥2歯が歯根破折しました。
以下は、先に歯根破折した上下顎左側にインプラントを埋入した後です。
スライド1

この段階で噛み合わせの改善を行っています。
元々低かった奥歯は、インプラントの被せ物で高さを回復させて治療しました。
この後、上顎右側のインプラントになります。
スライド07

このレントゲンは、デジタルレントゲンです。
その前のレントゲンと比較するとかなり違うのが分かります。
デジタルレントゲンは、現在の大船駅北口歯科で撮影したものです。
噛み合わせは、真っ直ぐになりました。
また、下顎左側の奥2本のインプラントは、初診時にすでに治療をしてあったインプラントです。
他歯科医院で行ったものですが、そのインプラントもそのまま利用しています。
下顎左側のインプラントは、私が使用しているストローマンインプラント(ITIインプラント) と同じメーカーですが、かなり古いタイプであり、現在は使用されていません。
以下のレントゲンは、
上が治療前の奥歯が低い状態です。
赤線が噛み合わせを表しています。
下が治療後の高さを回復させた状態です。
青線が噛み合わせを表しています。
治療によりだいぶ改善されたことが分かるかと思います。
スライド08


さて レントゲンで見ると簡単に見えるかもしれませんが、
ここまで治療を完了するまで非常に長い治療期間がかかりました。
正確には、治療期間が長かったのではなく、
初診時にすでに多くの問題を抱えていたため、一度に治療したのではなく、
経過を見ながら治療を追加していき、現在に至ったということです。

理想的に言えば、
初診時から一気に現在の状態まで治療を行うことも可能ですが、患者様の負担 等もあるため、現実問題として 全てを一度にまとめて行うことは難しいことです。
今回ご紹介した患者様は、私が手がけたインプラント治療の中で治療完了までに最も長い期間がかかっています。
しかし、その治療期間中は 歯がなかったりするわけではなく、仮歯を利用しますので、食事や審美的なことに問題は生じません。
初診が15年前で、
始めてインプラントを行ったのがその5年後、
その後次々に歯根破折を起こし、
最終的に現在の状態になったのが、5年程前です。
現在は、半年に1回のメインテナンスにきちんと通院していただいています。
メインテナンス期間も5年になりました。
現在の状態は非常に安定しており、
まったく問題はありませんが、
今後問題が起こるとすれば、上顎左側の前歯です。
この歯は神経がないため、折れたりする可能性があるからです。

神経を取らないこと
これが歯を長く保たせる一つの条件なのです。


今週(1/5〜6)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今年初日(最初)のインプラント症例は、下顎の奥歯でした。
下顎の奥歯に2本のインプラントを埋入したケースです。
他歯科医院にて奥歯を抜歯された方です。

ただし、できれば 当医院で抜歯していただきたかったのが実情です。
その理由として、
インプラント治療をご希望されている場合、抜歯時点ですでに治療が始まっているのです。

抜歯すると、歯があった『穴』があきます。
時間の経過とともに、この『穴』はふさがってくる(閉じる)のですが、骨が吸収して ふさがってくるのです。
つまり、抜歯した部位(顎の骨)は 時間の経過とともに 吸収していく傾向にあります。

骨が吸収すると その後に行うインプラント治療に大きな問題を生じます。
そのため、抜歯と同時に骨が吸収しない方法を行うことが重要なのです。

この方法をソケットプリザベーション と言います。
この方法を抜歯と同時に行っておくことが その後のインプラント治療を大きく左右します。

今回の患者様の場合、単に抜歯のみ行っていたため、どうしても骨の回復程度に問題がありました。
そのため、インプラントを埋め込むための 骨幅 や 骨の高さ がかなり少なくなっている状態でした。

今回は、インプラントを埋入と同時に骨増大治療(GBR法)を行いました。

それでは、骨増大治療(GBR法)を行えば、骨はいくらでもできるかと言いますと そうではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。

今回使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) が2本です。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

今年も可能なかぎり インプラント手術報告も行いたいと思います。


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Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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