最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2010年02月

インプラント症例:25回目

2/25(木曜日)です。

本日のブログの前にお知らせがあります。
3月中に大船駅北口歯科の総合サイト を大幅にリニューアルします。
まった違う印象のHPになりますので、『突然HPがなくなった!』とビックリしないで下さい。


『インプラント症例25回目』になります。

インプラント治療は、どうしても治療期間がかかってしまいます。
インプラントを埋入後 骨と結合するまで、
上顎で約3〜4ヶ月、
下顎で約2〜3ヶ月です。
この治療期間中どうするかが大きな問題になります。

歯がなければ 噛むとこができません。
治療期間中といっても 噛めないわけにはいきません。
通常、インプラントの治療期間中は 仮歯を利用したり、仮の義歯を使用していたきます。
仮歯の詳細は、以下を参考にして下さい。
    インプラント治療期間中の仮歯
本日ご紹介する症例は、治療期間中の仮歯を工夫したケースです。

いつもこの症例報告は、一般的なインプラント治療ではなく、
骨吸収の状態や、患者様のご希望…等さまざまな問題を解決するために
治療を工夫して行ったケースをご紹介しています。
本日もそのようなケースです。

それでは早速始めましょう。
患者様は、初診時下顎左側の奥歯が腫れて噛めないとのことで来院されました。
以下のレントゲンが初診時です。
スライド1

診査の結果、下顎左側の奥歯が歯根破折 していました。
スライド2

歯根破折 については、何度もこのブログ(症例報告)でも解説してきました。

以前の歯根破折 のブログについては以下を参考にして下さい。
  1.2/22の歯根破折症例
  2.2/11の歯根破折症例
  3.1/25の歯根破折症例
  4. 1/14の歯根破折症例
  5. 1/11の歯根破折症例
  6. 1/ 7の歯根破折症例

本当に歯根破折 は、怖いです。
歯根破折する大きな原因は、神経がない歯だからです。

歯根破折 していた下顎左側の2歯は 抜歯と診断しました。
スライド3

問題なのが、この2歯を抜歯した後です。
もともと下顎の左側奥歯は 2歯が欠損しているため、
今回の2歯を含めると合計4歯分が欠損になります。

一般的にこのような場合の治療計画として、
まず、歯根破折 した2歯を抜歯します。
その後 義歯(入れ歯)を作成します。
場合により、抜歯に義歯の型を取り、抜歯に義歯を作成しておきます。
そして、抜歯と同時に義歯(入れ歯)を装着します。
このことにより、抜歯当日から歯がないことはありません。
この義歯は、『即時義歯』と言います。
即時義歯とは、抜歯した当日に即時に義歯を装着することです。
歯がない日をなくすために、『即時義歯』はよく行われる治療法です。

当医院でも抜歯後に義歯となる方のほとんどが この『即時義歯』になります。

しかし、今回の患者様は
『治療期間中 義歯(入れ歯)を使用したくない!』
とのご希望がありました。
本当に悩むところです。
歯根破折 した2歯を抜歯すれば、4歯欠損になってしまいますので、
義歯(入れ歯)以外には考えにくいものです。

歯根破折 している歯を抜歯後の治療計画は以下にようになります。
スライド4

4歯欠損に対し、3本のインプラントを埋入しブリッジとするのです。
今回の患者様は、噛み合わせが非常に強い方です。
そのため、3本のインプラントを埋入する計画にしました。
噛み合わせの状態や、骨の状態が良ければ2本のインプラントでも問題がないことがあります。
以下のようなシュミレーションです。
スライド1

話は、治療期間中の仮歯に戻ります。
治療期間中の義歯(入れ歯)を避けるために、以下のような治療方法を立てました。
2歯を抜歯するのではなく、とりあえず 手前の1歯のみを抜歯し、
歯根破折しいる歯と 一番奥の歯でブリッジの仮歯を作成する方法です。
以下のような治療方法です。
まず、手前の1歯のみを抜歯します。
スライド1

そして、抜歯と同時に●印の歯を土台としたブリッジの仮歯を作成します。
スライド2

スライド3

そして、この仮歯を使用した状態でインプラントを埋入するのです。
以下のようなプランです。
スライド4

こうしたことにより治療期間中も固定式の仮歯を使用できます。
そして、インプラントと骨が結合するまで約2〜3ヶ月待ちます。
仮歯のままです。
インプラントと骨が結合する3ヶ月後に
2回目の抜歯を行います。
この時にはインプラントによるブリッジの仮歯になるのです。
つまり、天然歯の土台による仮歯から
インプラントを土台とする仮歯に変更するのです。
スライド5

ただし、この治療法の唯一の欠点として、
2回目の抜歯をした後に抜歯部が治るまで また暫く待つことが必要です。
抜歯した部位が治るまで約2ヶ月間です。
この期間は、インプラントを土台とした仮歯が装着されるのです。
それでは実際の治療状況を見てみましょう。
スライド5

歯根破折している歯は、抜歯せずにブリッジの仮歯として利用しているのが分かるかと思います。

治療後が以下のレントゲンになります。
スライド6


インプラント治療を行う場合、治療期間中どうするのか?
ということは、非常に大きな問題です。
治療期間中もしっかり噛める方法があれば、
できるかぎりそうした治療法を選択したいと考えています。


次回のブログは3/1(月曜日)になります。
次回からも まだまだ『インプラント症例』です。

今週(2/23〜24)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎に1本のインプラント埋入を行った1症例について解説します。

一昨日インプラントを埋入した患者様は、4ヶ月前に上顎に3本、下顎に5本の 合計8本のインプラントを埋入した患者様です。
なぜ4ヶ月前に8本ものインプラントを埋入した患者様が 昨日もインプラントを1本埋入したのかと言いますと、4ヶ月前に埋入した8本のインプラントのうち 1本のインプラントがダメになったからです。
そのため、昨日に追加のインプラントを1本埋入したのです。
インプラントがダメになった理由は『外傷』です。

一般的にインプラントを埋入した後は、インプラントに負担をかけないように安静にします。
手術部位に触れないことが重要なのです。
しかし、義歯(入れ歯)をされている方の場合、問題が生じやすいのです。
手術直後から義歯を使用しないと食事もできません。
つまり、インプラントを埋入した上に 義歯(入れ歯)を装着することになります。

義歯(入れ歯)を使用しなくても問題がない方は、暫くの間 義歯(入れ歯)の使用を控えていただきます。
ただし、義歯を使用しないと食事が困難な場合には、手術直後から 義歯の内面を削除(くり抜いて)インプラントと義歯がぶつからないようにします。
元々 骨吸収が少ない方の場合 手術直後のインプラントは非常に強固に骨と結合しているので 多少義歯とぶつかってもさほど問題は起こりません。
しかし、骨吸収が大きい方の場合、インプラントを埋入すると同時に骨の再生治療(GBR法)を行います。
こうした場合には、手術直後のインプラントは、骨との接触は、ゆるく しっかり としていません。
そのため、極力インプラントと義歯を接触させずに安静にすることが重要です。

今回の患者様も歯周病 による骨吸収が非常に大きい方でした。
そのため、埋入した8本のインプラントの全てが骨の再生治療(GBR法)が必要な症例でした。
そのため、手術後の安静が非常に重要な症例でした。

患者様は、手術後の通院に来院されないことが多く、義歯の調整が完全には行えない状態でした。
本来は、骨吸収が大きかったり、手術直後から義歯を使用しているケースでは、定期的に義歯の調整が必要になります。

手術から4ヶ月後、8本のうち7本は 骨の再生も十分達成され、骨としっかり結合してました。
しかし、1本は義歯(入れ歯)が強くぶつかっていたと考えられる状況でした。
インプラントがグラグラしていたのです。

手術後、もっと義歯の調整と行ったりしておけば…と悔やまれる症例です。

結果的に1本のインプラントは摘出となりました。

昨日行ったインプラント手術は、このような理由からインプラントの追加埋入を行ったのです。
今回は、埋入したインプラントに負担が加わらないように十分注意をした設計を行いました。

こうしたインプラントの外傷が起こることは 非常に稀なことですが、
毎年数多くのインプラントを埋入していると 経験することです。

万が一、インプラントの再埋入が起こっても再治療費はかかりませんが、
治療期間の延長 等 患者様の負担が増えてしまいます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:24回目

2/22(月曜日)です。
今日も『インプラント症例24回目』です。

本日の症例は、多くの問題を抱えていたが、一度に全てを行うことが不可能だったために、
6年程度の歳月をかけて少しずつ治療を繰り返していったケースです。

このような治療方法は、現実問題としてあり得ます。
本来 一番良い方法は、悪いところは最初の段階で全て治療することです。
悪い状態を放置すると病状は悪化してしまいます。
例えば、歯周病 を放置すると歯を支えている骨が吸収してしまいます。
このような場合には、骨が吸収しないうちに抜歯した方が 後の治療が楽にできます。
また、歯周病 を放置すると 歯周病細菌が他の歯へも感染 します。
その結果、本来健康であった歯もダメになってしまうのです。
歯周病の治療 を行っても治らない歯は、抜歯になるのです。
また、このブログでも良く解説する歯根破折 も放置すると骨吸収を起こします。
歯根破折 を起こした場合には、早期に抜歯が必要です。

今回の症例も歯周病 歯根破折 を起こしていたため、結果的に多くの歯を抜歯することになったケースです。
また後でも解説しますが、神経のない歯が非常に多い方です。
神経がない歯は非常にリスクが高いものです。

それでは、初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド01

初診時 上顎前歯部の被せ物が脱離を起こし来院されました。
診査の結果、上顎前歯部が歯根破折 していました。
スライド02

この歯は抜歯となります。
スライド1

抜歯後の治療方針として、
1.両側の歯を削りブリッジ
2.インプラント
3.義歯(入れ歯)
が考えられます。
しかし、歯根破折した歯の 右側の歯は、神経がない歯です。
(後で神経がない歯を全て図示します)
神経がない歯は、非常に脆いのです。
そのため、今回歯根破折 してしまったのです。
その神経がない歯を ブリッジとして使用するのは、非常にリスクがあります。
このことを患者様にご説明したことろ
インプラント治療をご希望されました。
ブリッジの予後についてのデータは以下を参考にして下さい。
   天然歯ブリッジの予後についてのデータ
ただし、問題はこの歯根破折 を起こした歯だけではありませんでした。
多くの問題を抱えていたのです。
まず、神経がない歯が多いのです。
以下のレントゲンの青丸が神経がない歯です。
スライド04

ほとんどの歯が神経がないのです。
以前の歯根破折のブログをご覧になっていない方は参考として以下をご覧になって下さい。
  1.2/11の歯根破折症例
  2.1/25の歯根破折症例
  3. 1/14の歯根破折症例
  4. 1/11の歯根破折症例
  5. 1/ 7の歯根破折症例
これ以外にも歯周病等で骨吸収が起こっていた部位もありました。

以下のレントゲン写真は上顎前歯部のインプラント治療が終了した状態です。
ここでもう一つの問題が生じました。
上顎右側の奥歯のブリッジが取れてきたのです。
原因は、一番奥の歯が歯周病による骨吸収が起こっていたために、噛む力に耐えきれず、手前の歯に大きな負担が加わり、手前の歯は歯根破折してしまったのです。
先にも説明したように元々神経のない歯が多く、リスクを抱えていたため、今回の歯根破折という結果につながったのです。
その時のレントゲンが以下になります。
スライド05

上顎右側の2歯は、抜歯になりました。
スライド06

抜歯後の治療方針として、義歯もお勧めしました。
この理由として、下顎の右側奥歯も状態としては 良くありませんでした。
将来的には、下顎右側奥歯も抜歯となる可能性が非常に高いのです。
今回 上顎右側奥歯にインプラント治療を行ったとしても 将来的に噛む下顎の歯がなくなる確立が高いのです。

このようなこともご説明し、可能であれば 現時点で 下顎右側の奥歯も抜歯し、右側の上下顎を同時にインプラント治療を行った方が良いことを説明しました。
しかし、患者様は 一度に多くの歯を失うことをご希望されませんでした。
『下顎右側の奥歯は、ダメなのは分かっているが もう暫く使用していたい!』
とのご希望がありました。
そのため、この時点では上顎の右側奥歯にインプラントを埋入するだけの治療計画になりました。
(歯科医師の立場からすれば、右側の上下顎は、一度に治療を行いたいのですが…)
しかし、ここでまた問題があったのです。
同部は骨吸収が起こっており、多くの問題を抱えていました。
いつものように骨吸収の状態を分かりやすくするために骨吸収の状態を線で書いたのが以下になります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド07

以下のレントゲンは、骨吸収の状態と上顎洞をさらに分かりやすくあらわしたものです。
スライド08

緑色の部分が上顎洞です。
赤色が骨吸収の部分です。
緑色の部分は空洞ですので、骨が存在するのは、
赤色との間だけになります。
奥歯の部分では骨吸収が大きいため、骨の高さがほとんどないのが分かるかと思います。
この骨吸収がある部分にインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を応用した治療計画を立てました。
スライド1

以下のレントゲンが上顎右側のインプラント治療後です。
スライド10

これで上顎の治療は終了しましたが、下顎にはまだ問題が残っています。
特に下顎の右側奥歯は、この時点ですでに歯がグラグラしている状態でした。
しかし、患者様は抜歯を希望しませんでした。
(困ったものです。私としては、状況が悪化しないうちになんとか抜歯したかったのですが…)

この状態で数年が経過しました。
下顎右側の奥歯がグラグラして噛めないため、左側で噛むことが多くなりました。
そしたこともあり、下顎の左側の奥歯にも問題が生じました。
歯根破折 です。
下顎右側の奥歯は、歯周病等により骨吸収がかなり進行していました。
(予想していたとはいえ 大変なことになってしまいました…)
スライド11

下顎左側奥歯は、神経がない歯です。
しかも奥歯の欠損を補うために、手前の2歯を固定し、奥に1歯分を付け足しています。
これもブリッジと言います。
こうした方法は、明らかにダメになる治療方法です。
先程もありましたように神経がない歯をブリッジとすることは無理があるのです。
こうなることはある程度予想された結果です。
今回は、下顎の奥歯は 左右とも抜歯に同意していただきました。
そして、下顎の左右奥歯ともにインプラント治療となりました。
以下のレントゲンが治療終了後です。
スライド12

初診から6年以上の歳月をかけて一応の治療終了となりました。
もちろん、初診時に全ての問題がある歯を治療していれば、おそらく半年程度で治療は終了していたでしょう。
しかし、現実的には今回の症例のように何回かに分けて(ある程度の年月をかけて)治療を行うこともあります。
そのため、将来的にどのような問題が起こる可能性があるのかをきちんと見極めて治療計画を立てることが大切なのです。

私達歯科医師も論文や本 等から学ぶだけでなく、患者様から多くのことを学ぶことがあります。
患者様にあった治療方法というのがあるのです。


次回のブログは2/25(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(2/19〜21)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日は、朝から夕方まで 1日中インプラント手術の日でした。
全て静脈内鎮静法 での治療でした。
最近は本当にこの麻酔で行う方が多いです。

特に午後のインプラント手術は大変な治療でした。
下顎に1本のインプラントを埋入し、
上顎の奥歯には3本のインプラントを埋入しました。
問題が大きかったのは、上顎の奥歯でした。
骨の幅、高さともに非常に吸収していたのです。
インプラント経験の浅い歯科医師であれば、無理なケースであるような難症例です。

このケースはインプラントモニター でしたので、詳細は後日ご紹介します。

上顎の骨幅は、吸収しているところで約3ミリ
骨の高さは、吸収している部位で約3ミリでした。
本来 上顎にインプラントを埋入する場合 理想的な骨の量は、
骨幅約6ミリ
高さ10ミリ以上が必要です。
今回のケースではいかに問題があったかが分かるかと思います。

そのため、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法
ソケットリフト法
PRP法
等 さまざまな治療法を併用してインプラントを埋入しました。

それ以外の治療も多かったので、
麻酔科医も含め、4名の歯科医師でフル回転の1日でした。

使用したインプラントは、
アンキロス インプラント
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
の2種類を併用しました。

このケースは、後日インプラント症例でご報告します。




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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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インプラント症例:23回目

2/18(木曜日)です。

大変盛り上がっているオリンピック、皆さん見てますか?
私は、朝、昼休み、夜、録画したビデオでも…
見まくっています。

特にアルペンスキーが好きなのですが、
今年は、フィギュアスケートが面白いですね。
昨日も興奮しました!!
日本人のレベルも高く、
男子は混戦していますし、ドキドキして見ています。
私自身、4年くらい前(荒川静香さんが金メダル取った時後)から 
アイススケート ショー や 全日本フィギュア や グランプリシリーズ もよく見に行っています。
4年程前は、チケットもわりと簡単に取れたのですが、
今シーズンの 全日本フィギュア や グランプリシリーズ はチケットを取るのが大変でした。
盛り上がり方もすごいですね。
特に キム ヨナさんが参加する大会には、韓国の方が本当に大勢いらしてます。
昨年の代々木体育館で行われたグランプリファイナルは、私の周りはほとんど韓国の方でした。

みなさん がんばってほしいですね。


さあ 始めましょう!
今日も前回の続きで、『インプラント症例:23回目』になります。
もう この症例も23回目です。
だいぶさまざまなケースを紹介してきました。
本日の症例は、上顎の歯が全てない方です。
歯を失った原因が『噛み合わせ』です。
噛み合わせが原因といっても 『噛み合わせって どのようなこと?』と思われるかもしれません。
噛み合わせが原因で歯がダメになると言っても、さまざまなことが考えられます。
本日紹介する症例は、夜間の噛む力が強いタイプの患者様です。
分かりやすく言えば、『歯ぎしり』や『くいしばり』が強い方です。
インプラントにトラブルが起こる原因として最も多いことです。
歯ぎしりでインプラントがダメになる?
本当に?
と思われているかもしれません。
しかし、この『歯ぎしり』や『くいしばり』は非常に問題なのです。

『歯ぎしり』や『くいしばり』でインプラントがダメになる話の前に
インプラントと天然歯の違いについてお話します。

天然歯には『歯根膜』というものが存在します。
『歯根膜』とは、歯の根の周囲にある薄い膜状のもので、
歯と骨をつなぐ『じん帯』のような役割をしています。

また、『歯根膜』の中には 咬む力を感知する知覚神経が存在します。
『歯根膜』には一定の幅があり、物を咬むとこの幅の分だけ歯は動きます。
つまり『歯根膜』は『クッション』のような役割をしています。
この『クッション』が噛む力をコントロールするのに非常に大切なのです。
しかし、インプラントには この『クッション(歯根膜)』は存在しません。
骨と『クッションがないインプラント』がダイレクトに骨と接触しているため、咬むカによって動くことは ほとんどありません。
そのため、噛合わせに問題がある場合には無理な力がインプラントに直接加わり 影響を及ぼします。
この詳細については以下を参考にして下さい。
    インプラントと天然歯の違い!

これで、インプラントと天然歯の違いが分かったと思います。

『私は、歯ぎしり や くいしばり をしていないから大丈夫!』
と思われているかもしれませんが、大きな間違いです。
『歯ぎしり』や『くいしばり』は、ほとんどの方がしていると言われています。
『ギリギリ』と音として聞こえる方もいれば、
まったく音がしない方もいらっしゃいます。
『歯ぎしり』と『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。
硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。
毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れた痕(あと)があります。
『歯ぎしり』と『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

さて前置きはこれくらいにして、
本当に噛む力によってインプラントがダメになるケースは多いのです。

今回ご紹介する症例も噛み合わせが非常に強いか方です。
まず、初診時のレントゲン写真と見ながら解説していきます。
患者様は、10年以上前に来院された方です。
その頃のレントゲンは、まだデジタルではありませんでした。
いわゆるフィルムのレントゲンです。
このブログのために古いレントゲンを探してきました。
フィルムレントゲンは、かなり劣化していましたので 写りが悪くてすみません。
スライド01

いつもと同じように骨吸収の状態を線で書いてみました。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
黄色線は、鼻腔です。
鼻の穴です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド02

いつもこのブログを読まれている方は、だいぶ分かってきたと思います。
このレントゲン写真を見て、
『奥歯にはわりと骨吸収が少なく、骨の高さが残っている!』
と感じられたかもしれません。
そのとおりなのです。
上顎では、歯が1本も残っていませんが、わりと骨が しっかりしているのです。
このことから この方が歯を失った原因が予想できます。
もし、歯周病 歯根破折 が原因で歯を失った場合には、骨の吸収が起こっています。
また、下顎においても奥歯は骨吸収を起こしていますが、
前歯はわりと大丈夫です。
骨吸収が起こっていないのに歯がダメになる?
このようなケースでは、噛み合わせが原因の可能性が考えられます。
実際に患者様に『歯ぎしり』と『くいしばり』があるかどうかを聞いたことろ、
家族からも『歯ぎしり』と『くいしばり』があることを指摘されているとのことでした。

経験の浅い 若い歯科医師の場合、インプラント治療のために レントゲン撮影を行った結果、
この症例のように骨が十分ある場合、
『インプラント治療が楽で良かった!』と思うことがあります。
骨が十分存在していれば、インプラント治療はさほど難しくないからです。
しかし、これは大きな診断ミスです。
『これほど骨が残っているのに なぜ歯を失ったのか?』
ということを考える必要性があります。

患者様は、義歯(総入れ歯)を使用していましたが、
総入れ歯の違和感が非常に強く、入れ歯でない方法を希望されて来院されました。
診査の結果、下顎の左右2歯も抜歯と診断しました。
スライド03


そこで、上顎にはインプラントを複数本埋入し、インプラントによるブリッジの治療計画を立てました。
ここで問題となったのが、『歯ぎしり』と『くいしばり』の問題です。
『歯ぎしり』や『くいしばり』に問題がある方のインプラント治療は、どのようなことに注意が必要なのか?
ということを患者様に十分ご説明し、可能なかぎりリスクが少ない治療法をお話しました。

まずは、骨の状態をさらに把握するために診査を行いました。
以下は、×印を抜歯後に行った診査のためのレントゲン写真です。
スライド04

レントゲン上の細い棒状のものは、インプラントの埋入予定部位に 規格化されたピンを置き、
実際のインプラント埋入部位と実際の長さを計測するための診断方法です。
現在は、CT画像上 でインプラント埋入シュミレーションソフトを使用し解析できますが、10年以上前は、このようなピンを入れた状態で規格レントゲン写真を撮影することも多かったのです。

さてここで問題なのが、
何本のインプラントが必要か?
ということです。
もちろんインプラントの埋入本数が少なければ、治療費も安くすみます。
しかし、それが無理な設計であった場合には、
結果的にインプラントがダメになってしまいます。
適正なインプラントの本数が重要なのです。

もし、この患者様が『歯ぎしり』や『くいしばり』がなければ、
上顎に4本のインプラントを埋入し、ブリッジとすることも可能かもしれません。
以下のようなシュミレーションです。
スライド1

5本ではどうでしょうか?
スライド2

6本ではどうでしょうか?
スライド3

通常、インプラントの必要な本数は、欠損数の半数以上です。
下顎の欠損部位を考え、今回上顎に必要な歯の数は、12歯です。
つまり、6本のインプラントが必要と考えられます。
しかし、こうしたことは決まっていることではありません。
例えば、短いインプラントしか埋入できない場合には、インプラントの本数を増やして強度を増す必要性があります。
逆に長いインプラントが埋入可能であれば、インプラントの本数は少なくも大丈夫です。
そのため、ケースによっては、4本のインプラントも正解ですし、
5本のインプラントも正解です。
もちろん6本のインプラントでも正解です。

ここで先程のインプラントの診査のレントゲンを再度見てみましょう。
スライド1

左右の奥歯の骨の高さは、約8〜10ミリです。
8〜10ミリの骨の高さは、わりと吸収していない方ですが、
それでも十分な骨の高さではありません。
特に上顎左側の奥歯の中央部では、骨の高さが6ミリ程度しか存在しません。

現在の骨の高さ、『歯ぎしり』や『くいしばり』があることを考え、
最終的なインプラントの本数は、先程あった
欠損数の半数以上の数のインプラントに決定しました。
以下のようなシュミレーションです。
スライド4

上顎の左側は4本、右側は3本の合計7本のインプラントを埋入し、12歯分を作成する治療計画です。
また、より長いインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を併用してインプラントを埋入しました。
治療後が以下のレントゲンになります。
スライド09

治療後のレントゲン写真に骨吸収の線を入力したのが以下になります。
スライド10

上顎洞内(緑色の線から上方は空洞です)に入り込んだ部分がソケットリフト法 を行った部位です。
『歯ぎしり』や『くいしばり』等が考えられる場合には、できるかぎり長いインプラントを埋入することが非常に重要なのです。

今回の症例のように
骨吸収の状態や『歯ぎしり』や『くいしばり』等を考え 最終的なインプラントの本数は決まるのです。
無理をした治療計画は、結果的に問題を引き起こします。

古い症例でレントゲンの写りが悪くてすみませんでした。


次回のブログは2/22(月曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(2/16〜17)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日行ったインプラント手術は、インプラントモニター でした。

最近は、インプラントモニターの方がものすごく多くなっています。
10年程前にインプラントモニターの第1回目を募集したことがあったのですが、
この時には10名足らずでした。
現在は、毎日のようにインプラントモニターを希望されて来院されています。
やはり不況だからでしょうか?
症例もかなり集まってきたので、
そろそろ インプラントモニターも終了しようと考えていましたが、
予想以上の反響なので、暫く継続します。
ご希望の方は、是非ご利用下さい。


以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド1

この患者様の治療計画 等は、インプラントモニター ですので、後日詳細に解説しますが、下顎の左右奥歯が欠損しています。
そのため、前歯に負担がかかり、上顎右側の前歯が取れてきた患者様です。
この状態でいると 前歯もダメになってきます。
最終的には ほとんどの歯がダメになっていくでしょう。
将来的なことを考えると 噛み合わせの安定が最も重要になります。
そのため、奥歯にインプラントを埋入する計画になったのです。
昨日は、1回目のインプラント埋入手術の日でした。
右下奥に2本のインプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
スライド1

現在上顎も治療途中になっています。
歯周病の治療、ダメな歯の抜歯、インプラントを含めた噛み合わせの安定 等
まだまだ治療する部位は多くあります。
全ての治療は計画をきちんと立てて行うことが
治療期間の短縮を考え 重要なことなのです。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月待ちます。

治療費
インプラントモニターですので、1本168.000円(税込)になります。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。

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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:22回目

2/15(月曜日)です。
今日も『インプラント症例:22回目』になります。

本日まで続いている この症例報告では、さまざまな問題を工夫して治療を行ったケースを紹介しています。その中でも今日は、かなり特殊な治療方法をご紹介します。

患者様は、初診時 上顎に2歯しか歯が存在しない方でした。
早速初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド01

上顎は、右の奥歯 と 左の前歯 だけが残っている状態でした。
この2歯に入れ歯の金具がかかっており、義歯を安定させていました。
しかし、上顎左側の前歯がグラグラしてきたため、来院されました。
診査の結果、この歯は歯根破折 していました。
スライド02

歯根破折しているため、抜歯と診断しました。
歯根破折の症例については前回のブログを始めとして何度も解説してきました。
スライド03

現在患者様は、義歯に対して大きな不満を持っていました。
もちろん義歯(入れ歯)ですから 違和感もありますし、わずらわしさもあります。
特に現在の義歯は、ガタガタしており、食事の際に動いたり、外れたり大変なことでした。
しかし、患者様がもっともご不満としているのが、
審美的な問題でした。
入れ歯を外すと 歯がまったくない状態になるため、
『審美的に恥ずかしい!』という思いがいつもあったようです。
上顎の左側前歯がダメになったこの機会になんとか
この問題(不満)を開始したいとのご希望がありました。
義歯を使用していてご不満がある場合には、義歯でない形態を作成することがもっとも確実な方法です。
具体的には、前歯から奥歯にかけて数本(6〜8本程度)のインプラントを埋入し、
インプラント ブリッジ とする方法です。
インプラント ブリッジ は、完全固定式ですので、元々 歯があった状態に近くまで回復できます。
もちろん取り外し式ではありませんので、違和感もありません。
しかし、歯がほとんどない患者様の場合、インプラント ブリッジ を行うためには さまざまな問題があります。
一つは、治療費用 の問題です。
ある程度の数のインプラントを埋入すると どうしても治療費がかかります。
もう一つは、骨の問題です。
インプラントは、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨吸収を起こしている場合には、インプラントを埋め込むことが非常に難しくなります。
このことは、このブログをいつもご覧になっている方は良く分かることですね。
骨吸収についてお分かりにならない方は以下の参考診療をご覧になって下さい。
いつもこのブログを読まれている方は飛ばして下さい。
  1.歯根破折
  2.歯がないまま長期間そのままになっている
  3.歯周病
今回ご紹介する患者様も骨吸収がかなり起こっていました。
これも いつもと同じように骨吸収の状態を線で書いてみました。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
黄色線は、鼻腔です。
鼻の穴です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド04

もっと分かりやすくするために色で表してみましょう。
赤色の部分は、骨吸収した部分で、
緑色は空洞(上顎洞)です。
黄色も空洞です。
スライド05

このレントゲンから奥歯には骨がほとんど存在しないことが分かるかと思います。
この診査の結果、入れ歯でない インプラント ブリッジ をご希望される場合には、
骨吸収の大きい奥歯にもインプラントを埋入する必要性があることをお話しました。
しかし、先程のレントゲンでも分かるように 奥歯は骨吸収が非常に大きいので、
骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要であることを説明しました。
しかし、患者様は 『大変な治療は避けたい!』との希望がありましたので、奥歯の部分にインプラントを埋入することは断念しました。
また、治療費 の問題もありました。
患者様の一番のご希望としては、
『入れ歯を外した状態でも前歯がきちんとある(見える)状態になりたい!』
ということです。
さらに奥歯は
『入れ歯でも良いが きちんと噛めるようにしたい!』
というご希望もありました。
骨吸収の問題もあり、かなり難しいご希望です。
ただし、決定的なのは、奥歯にはインプラントを埋入せず、前歯を固定式にすることです。
以下のレントゲンのような範囲にのみインプラントを埋入することが必要です。
スライド06

白い線の外側は 骨吸収があるため、インプラントを埋入することはしません。
前歯の骨がある程度存在する部位のみにインプラントを埋入します。
そして、奥歯は義歯(入れ歯)を作成する治療計画にしました。
一般敵には、このような方法はあまり行わないのですが…

次に問題となるのは、インプラントの埋入本数です。
上顎の前歯部は、6歯分が欠損しています。
6歯の欠損を支えるために必要なインプラントの本数は何本かということです。
一般敵に 欠損数の半分程度のインプラントを埋入します。
例えば、歯が4歯欠損していれば必要なインプラントは2本です。
歯が6歯欠損していれば3本のインプラントが必要です。
ただし、これは決まっているものではありません。
埋入するインプラントの長さにも大きく関係します。
長いインプラントが埋入できれば、少ないインプラントの本数でも大丈夫ですが、
短いインプラントしが埋入できない場合には、インプラントの本数を増やすことが必要です。
今回の場合、奥歯の義歯(入れ歯)を支えることが必要ですし、
場合によっては、義歯を使用しない可能性もあります。
義歯を使用しなければ、インプラントを行った前歯のみに負担もかかります。
何本が良いのか悩むところです。
もちろん治療費さえ考えなければ、インプラントの本数は多い方が良いのです。

もう一つ問題なのが、治療期間中です。
上顎の前歯部にある『歯根破折した歯を先に抜歯したくない!』とのご希望がありました。
つまり、歯根破折した上顎の前歯部は、義歯を支えている大切な歯です。
これを抜歯すると義歯の安定が得られません。
もし、インプラント治療に先立ちこの歯を抜歯してしまうと
入れ歯はまったく安定しなくなってしまいます。
そのことから上顎の前歯部は抜歯しないで 先にインプラントを埋入し、
インプラントと骨が安定(くっついた)後に抜歯することにしました。
治療する側としては、さらに問題が大きくなりました。

さて、先程の話に戻りますが、必要なインプラントの本数です。
スライド07

2本はちょっと厳しいです。
スライド08

一般的に3本であれば問題ありませんが、義歯を固定することを考えば問題がある可能性もあります。
スライド09

最終的には4本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとし、奥歯の義歯の固定もかねました。
以下が治療後です。
スライド10

上顎左側の犬歯部は、後(インプラント埋入後)から抜歯する必要性があっため、
カンチレバー という方法をとりました。

この治療方法により、入れ歯を外した状態でも歯がないように見えることはありません。
また、奥歯にインプラントを埋入しないことで、骨移植 等の難しい(大変な)治療を避けることもできました。
また、患者様のご希望をかなえる範囲で最小限の治療費ですみました。
私たち歯科医師が結果だけをみれば、100%とは言えない方法です。
奥歯も骨移植をし、インプラントを埋入した方がより安全性が高い治療です。
また、前歯部を固定式(インプラントブリッジ)にせず、アタッチメント義歯 という方法もあります。
しかし、これらの方法では患者様のご希望をかなえることはできません。
将来的な安全性(安定性)、患者様のご希望といった中で考えた結果がこの治療方法です。
下顎左側の天然歯のブリッジは、治療費の削減もあり保険診療で行ってあります。
治療費を可能なかぎり抑えることが治療計画を立てる歯科医師として重要なことです。

次回からのインプラント症例でも 単にインプラントを埋入したという症例ではなく、
さまざまな問題点や治療に祭し工夫した症例等をご紹介したいと思います。
このような症例をご紹介することで患者様がもっといるさまざまなご不安を取り除くことにもつながると思います。


次回のブログは2/18(木曜日)になります。

今週(2/6〜9)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週末のインプラント手術はさほど難しい治療は少なかったです。
最近は 骨吸収が起こっていても、骨移植は可能なかぎり行わず、骨幅を押し広げる治療法を併用します。
こうした方法は、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム と言います。

GBR法は骨の増大を行うためには必要な治療法です。
しかし、骨の吸収が大きい場合には、いくらGBR法を行っても完全に元の状態に回復させることが難しいのです。

つまりGBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。

また、大幅な骨の増大(GBR法)を行うと
治療後の腫れ 等も大きく起こる可能性が高くなります。
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム は、骨吸収を起こしている場合でも骨増大(GBR法)を最小限にできる治療法です。
私は最近のインプラント治療ではこうした方法をほとんどのケースで併用しています。
これにより、複雑な治療を避けることができ、治療後の腫れ等も以前に比べるとかなり少なくなりました。

以前のインプラント治療は ドリルで骨に穴を開け、骨が吸収している部位には 骨移植を行うことが一般的な治療方法でした。
しかし、最近は複雑な治療や患者様に負担がかかる治療は極力少なくする治療が行われるようになってきています。


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インプラント症例:21回目

2/11(木曜日)です。
今日も『インプラント症例(21回目)』になります。

本日も以前から何回もお話している歯根破折 の症例です。

何度もこの歯根破折症例 を紹介するのには理由があります。
歯根破折 を起こし、抜歯となるケースが非常に多いのです。
抜歯となるケースでは 歯周病の次に多い理由となっています。

何回も歯根破折の症例をお見せするのは、神経がない歯の問題を分かっていただきたいからです。

以前の歯根破折のブログをご覧になっていない方は参考として以下をご覧になって下さい。
  1.1/25の歯根破折症例
  2. 1/14の歯根破折症例
  3. 1/11の歯根破折症例
  4. 1/ 7の歯根破折症例

本日の症例も神経のない歯が多く、次々に歯根破折 してきたケースです。
以下のレントゲン写真が初診時になります。
スライド01

神経のない歯が非常に多いのです。
以下のレントゲン写真の青丸は、神経がない歯です。
スライド04

今回歯根破折してきた歯は、下顎の左側の奥歯です。
スライド02

歯根破折した歯は、抜歯となりました。
スライド03

以下が抜歯後です。
スライド05

抜歯した後の治療方法には、
1.義歯(入れ歯)
2.欠損前後の歯を削りブリッジ
3.インプラント
が考えられます。
しかし、ブリッジはできるかぎり避けたいのです。
その理由として、下顎左側の抜歯した歯の前後の歯は、神経がない歯です。
神経がない歯をブリッジの土台とすることはあまり良いことではありません。
ブリッジは、欠損部位に加わる力を補うために、土台となる歯に分散する治療です。
そのため、ブリッジの土台となる歯が神経がない歯であった場合にはリスクが高まります。
このような場合にはインプラント治療の方が安全性が高いのです。
患者様もこうしたことにご理解され インプラント治療となりました。
以下は、インプラント治療後のレントゲンになります。
スライド06

その後のメインテナンスにて 暫くは問題がありませんでしたが、
上顎の右側奥歯に違和感がでてきました。
歯根破折 歯周病の問題が起こっていました。
本当に歯根破折 は多いです。
昨日診療した患者様の中でも2名の方が歯根破折 を起こしており、腫れを生じて来院されました。
本当に神経のない歯はリスクが高いのです。
神経のない歯をブリッジとした場合、約8年で問題が起こる確立が高いと言われています。
つまり、神経のない歯をブリッジにすると約8年で歯根破折 等の問題が生じることが多くなるのです。
ブリッジの予後についてのデータは以下を参考にして下さい。
   天然歯ブリッジの予後についてのデータ
上顎右側奥歯は、歯根破折等の問題が起こっていたのです。
以下のその時のレントゲン写真です。
スライド1

同部は抜歯となりました。
スライド2

同部は骨吸収が起こっており、多くの問題を抱えていました。
いつものように骨吸収の状態を分かりやすくするために骨吸収の状態を線で書いたのが以下になります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド09

さらに上顎洞をあらわしたのが、以下のレントゲン写真です。
緑色の部分が上顎洞です。
スライド10

緑色の部分は空洞ですので、骨が存在するのは、
赤線との間だけになります。
奥歯の部分では骨吸収が大きいため、骨の高さがほとんどないのが分かるかと思います。
この骨吸収がある部分にインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を応用した治療計画を立てました。
スライド11

インプラント埋入後が以下のレントゲン写真になります。
スライド12

骨吸収がさらに進行していた場合には、インプラント治療は難しくなっていました。
他の歯についても神経がない歯が多いため、今後に不安が残ります。

次回のブログは2/15(月曜日)になります。


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インプラントモニター:その20

2/8(月曜日)です。
今日も『インプラント症例:20回目』です。

本日の症例は、審美的なインプラント治療です。

上顎の前歯部 等の治療は、単に歯があれば良いということではありません。
審美的なことが重要になります。
本日の症例は、オールセラミッククラウン(ジルコニア)です。
詳しい内容は、実際の症例を見ながら解説します。
以下の写真は、治療前(初診)です。
前歯が欠損しています。
79-1 2

患者様は、欠損部の両側の歯を削るブリッジはどしても避けたいとの思いがあり、
インプラント治療をご希望されていました。
また、審美的に治療を行いたいとのご希望があり、
インプラント埋入後は、オールセラミックによる治療をご希望されました。
以下の写真は、インプラントを埋入した後の状態です。
79-1 3

金属色に見えるのは、インプラントの 『蓋』になります。
この『金属の蓋』は、普段見えるものではありません。
インプラント手術直後から『仮歯』が装着されますのでご心配はありません。
これは、インプラント手術後の状態が見えやすいように仮歯を取って写真撮影したものです。
仮歯にはいくつかの方法があり、
今回の症例では、欠損部の両側の歯に仮歯を接着剤で固定する方法を行いました。
機能的にも審美的にも大きな問題を起すことはありません。

インプラント埋入後、骨と結合するまで約3〜4ヶ月待ちます。
その後、先程の金属を蓋を取り、インプラントの土台を装着します。
インプラントの土台のことを『アバットメント』と言います。
アバットメント等のインプラントの構造については、以下を参考にして下さい。
   インプラントの構造(パーツ)
一般的にインプラントの土台は、金属製(チタン合金)になります。
ほとんどのインプラントがこの金属製の土台です。
以下の写真は、金属の土台(アバットメント)を装着した状態です。
79-2 3

もちろんこの金属のアバットメントが見えることはありません。
アバットメント(土台)の上にセラミック等の被せ物が装着されるためです。
しかし、審美性を考えれば土台(アバットメント)自体も金属を使用しない素材が良いのです。
金属をしない土台を ジルコニア アバットメント と言います。
以下の写真がジルコニア アバットメントを装着した状態です。
79-2 2

このジルコニア アバットメントが使用できるようになってから 審美性は今までと比較して格段に向上しました。
次に 土台(アバットメント)の上に装着される被せ物です。
いわゆる セラミックの歯です。
セラミックの素材を簡単に説明すると 瀬戸物です。
しかし、セラミックの被せ物(差し歯)と言っても 内面は金属でできています。
以下の写真は、セラミックの被せ物の内面(内側)から見たところです。
79-3 2

ちょっとわかりにくかもしれませんが、
セラミックの作成方法は、始めに金属のフレームを作成し、その上にセラミックを焼き付けて作成されます。
そのため、セラミックと言っても内部(内面)は金属なのです。
もし、内面が金属フレームでできていないと強度が弱く 割れたりしてしまうからです。
しかし、審美的に治療を行うためには、内面にもまったく金属を使用しない素材が適しています。
この被せ物を オールセラミック と言います。
以下の写真は、オールセラミック ジルコニア クラウン です。
79-3 3

金属をまったく使用しないということは、審美的な面だけではなく、金属アレルギー に対しても有効です。
以下が治療後です。
79-4 2

79-4 3


この症例で使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
ジルコニアアバットメントも同社のシステムです。
前歯部に適したインプラント(プラットホーム・スイッチング) システムです。

次回のブログは2/11(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(2/5〜7)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行ったケースは、かなり難しい症例でした。
上顎にインプラント埋入を2本埋入しました。
1カ所は、骨の2〜3ミリ程度しかない状態でした。
骨幅2〜3ミリというのは、結構厳しい状態です。
通常、インプラントの太さ(直径)は約4ミリ程度あります。
太さ(直径)4ミリのインプラントを埋入するためには約6ミリの骨幅がないといけません。
つまり、インプラントの太さ(直径)より、骨幅の方が太くないとダメなのです。
その骨2〜3ミリですから、大変なことと想像できると思います。
ちなみに骨吸収が起こる原因は以下のようなことです。
  1.歯根破折
  2.歯がないまま長期間そのままになっている
  3.歯周病
そのため、さまざまな治療法を駆使して、骨の増大を行い、インプラントを埋入しました。
OAMインプラントシステム(大口式インプラント)
GBR法です。

もう一カ所インプラントを埋入した部位は、骨の高さが非常に少ない状態でした。
通常上顎に安定したインプラントを埋入するためには、骨の高さが10ミリ程度ないといけません。
しかし、今回の症例は、骨の高さが約4ミリ程度しかなかったのです。
以下が初診時のレントゲンになります。
スライド1

分かりやすいように 骨吸収の状態を線で書いてみましょう。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド2

上顎洞の中は空洞ですので、骨が存在するのは赤線緑線の間の約4mmしかありません。
スライド1

そのため、ソケットリフト法 を行い インプラントを埋入しました。

2本埋入した後が以下のレントゲンになります。
スライド3
使用したインプラントは、
左側(奥歯)が
ストローマンインプラント(ITIインプラント) で、
右側(前歯部)が
アンキロス インプラント です。
インプラント埋入後の状態に骨の線を記入したのが下のレントゲンです。
スライド2

初診時とインプラント埋入後を比較したのが以下のレントゲンです。
スライド4

2本埋入したうち 左側のインプラントのの先端がドーム上に膨れ上がっているのが分かるかと思います。
白っぽくなっているのが、ソケットリフト法 によって押し上げられた上顎洞 の中に挿入された人工骨です。
この人工骨が骨となるまで待つことになります。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用、
今回のOAMインプラントシステム(大口式インプラント) GBR法ソケットリフト法 の費用も全て含まれています。
治療費を抑えたい方は、インプラントモニター(20%割引) をご利用下さい。
インプラントモニターですと1本 168.000円(税込)です。

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そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラントモニター:その19

2/4(木曜日)です。
今日も『インプラント症例19回目』になります。

インプラント症例報告も今日で19回目なので、
そろそろ いつもの情報コーナーに戻そうかと思っていますが、
『分かりやすくて 面白い!』というご意見も多いので、もう暫く続けたいと思います。

今日の症例は、前回と同様なケースです。
前回(2/1)のブログ では、矯正治療との組み合わせによる治療(途中で終わってしまいましたが…)をお話しました。
本日も矯正治療とインプラントの組み合わせになります。

このケースもだいぶ前の症例で、フィルムのレントゲン時代でしたので、だいぶ劣化しており、見にくいかもしれません。

患者様は、下顎の前歯部がもともと1歯分欠損しており、歯並びが悪く、歯ブラシも十分にできずに歯肉の炎症が強くなり、審美的にも問題があるので どうにかしたい とのご希望があり来院された方です。

早速初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド01

下顎の前歯部が先天的に1歯分欠損しているのです。
下の写真の赤丸の部分になります。
スライド02

分かりやすくするために、赤丸を拡大してみます。
スライド03

歯が斜めに傾いているのがはっきりと分かるかと思います。
歯が斜めになっているために骨吸収も起こっています。
スライド04

このような場合、歯ブラシがきないだけでなく、噛み合わせの変化も起こってきますし、審美的な問題も生じます。
どのような治療方針が考えられるのでしょうか?
一つ目の治療方法として、
以下のレントゲンのように1歯のみ抜歯します。
スライド05

そして、欠損の両側にある天然歯を削り、ブリッジとする方法です。
以下のような状態になります。
スライド06

しかし、 患者様は『歯を削る治療は行いたくない』 とのご希望がありました。
次の治療方法として、
斜めになっている歯を2歯分を抜歯し、
スライド07

3歯欠損となった部位に2本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとする方法です。
スライド08

しかし、患者様は抜歯すること自体もご希望されませんでした。
そこで 次の治療方法として、
斜めになっている歯を矯正的に動かし、
スライド09

できた隙間にインプラントを埋入する方法です。
スライド10

患者様は、この治療法を選択されました。
しかし、矯正治療は可能なかぎり簡単な方法で、短期間で行うこともご希望されました。
前回のブログ でも説明しましたように 私自身は、矯正医ではありませんので、簡単な矯正治療しか行えません。
もし、口腔内全体的な矯正治療を行う場合には、当医院の矯正医(現在は矯正医は勤務していません)に任せることになります。
ただし、どうしても矯正医に依頼すると矯正費用がかかってしまいます。
私が行えば、簡単な矯正治療であれば、インプラント治療の中に含まれますので、特別な費用がかかることはありません。
治療費を少しでも抑えたいという患者様のご希望もあることから
部分的な矯正治療を行うことになりました。
以下は、部分矯正が終了した状態です。
スライド11

この後、矯正治療によってできた隙間にインプラントがきちんと行えるかと診査します。
スライド12

確認後インプラントを埋入します。
スライド13

同じ症例であっても 治療方法は患者様のご希望によりかなり変わってきます。
患者様によっては、
治療期間が短い(短期間での治療)ことを最も重要視する場合もありますし、
歯を削らないことを重要視しすることもあります。
治療費を最も重要視することもあります。
また、将来的に最もリスクができくいようなベストな治療を望む場合もあります。
また、審美的なことを最重要とする場合もあります。
ご希望は患者様によってかなり違います。
今回は、
歯を削らない!
抜歯しない!
審美的に治療したい!
治療期間も可能なかぎり短く行いたい!
そして、治療費は最小限に抑えたい!
というご希望がありました。
そのため、今回のような治療となったのです。


次回のブログは2/8(月曜日)になります。
もう暫く『インプラント症例』になります。

今週(2/2〜3)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

昨日行ったインプラント治療はわりと珍しいインプラント手術でした。

どのような症例であったかと言いますと、
患者様が他歯科医院で20年程前に行った『ブレードタイプのインプラント』の摘出です。

まず、『ブレードタイプのインプラントとはなにか?』
というお話からしましょう。

現在使用されているインプラントは、ネジ型の形態をしています。
いつも このブログのレントゲン写真でみられるタイプです。
しかし、だいぶ昔(20〜30年以上前)には、
『ブレード』という形態もありました。
簡単に言えば、ネジより遥かに大きい、板状のプレートです。
以下のレントゲンがそのインプラントです。
BlogPaint

いつもこのブログで紹介しているインプラントとは
だいぶ違う形であることが分かると思います。

患者様は、このブレードタイプ インプラントの部分では違和感が強く、物を食べられないとのことでした。
口腔内診査をすると ブレードタイプ インプラントの部分は、グラグラ動いていました。
患者様は、ブレードタイプ インプラントを撤去し、
新しくインプラント治療を行いたい と強く希望していました。
しかし、この手のインプラントは、撤去が非常に大変なのです。
(グラグラはしているが、実際に取ろうと思っても なかなか取れないのです)

現在使用されているインプラントは、ほとんどがネジタイプです。
ネジタイプのインプラントは、右に回してねじ込んで骨の中に埋入します。
そのため、撤去する際には逆の左側に回します。
(実際には撤去することは 滅多にないですが…)

ネジタイプは、純チタンでできており、骨と強固に結合しています。
それに対し ブレードタイプ インプラントは、先程の穴のような部分に骨が入り込み
骨の中で動かないようになっているインプラントです。
骨とは直接くっついていないのです。
穴の中に骨が残っているため、撤去するには結構大変なのです。
当初患者様には、ブレードタイプ インプラントを撤去するのは大変なため、このままで様子をみましょうと ご説明していましたが、調子が悪く、どうしても撤去したいとのご希望が強くなってきたため、昨日の撤去となったのです。

全てを一体型で撤去するのは、難しいため、切断し2分割で撤去しました。
以下が 分割して撤去したブレードタイプ インプラントです。
IMG_8589

結構大変でした。
この後、インプラントの埋入になります。
もちろんネジタイプのインプラントです。

現在『プレートタイプのインプラント』は使用されていません。



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インプラントモニター:その18

2/1(月曜日)です。
『インプラント症例18回目』です。

本日で18回目となりました インプラント症例報告ですが、このブログでは一般的な症例というよりは、患者様のご希望とか 骨の吸収状態 等があり、治療を工夫した症例を紹介しています。
本日ご紹介する症例もそのようなケースです。

今までの症例をご覧になっていない方は、下にスクロールし、過去のブログをご覧になって下さい。
さまざなケースをご覧にいただけます。
現在インプラント治療で悩んでいる方では、参考となる症例もあるかもしれません。

それでは、本日の症例報告になります。
歯が欠損しているとさまざまなことが起こります。
 1.歯がない部分は、骨の吸収が起こります。
 2.歯がないと その周囲の歯が動いてしまいます。
このようなことが起こった場合、治療は難しくなっていきます。
本日の症例は、まさにそのようなケースです。
まず、初診のレントゲンから見てみましょう。
症例は、10年程前の症例になります。
スライド01

上顎左右奥歯と下顎左右奥歯が欠損していた患者様です。
欠損した状態を長く放置したため、歯の移動も起こっています。
特に上顎左側の奥歯では、歯が大きく傾斜しています。
他の部位についても欠損奥の歯が斜めに傾いています。
また、欠損部位では骨吸収も起こっています。
いつもと同じように骨吸収の状態を線で書いてみましょう。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド02

次に 以下も いつものように 骨吸収の程度を分かりやすくするために 骨が吸収した領域を赤色で明示します。
スライド03

次のレントゲンは、上顎洞 を見やすくした状態です。
緑色の部分は空洞です。
スライド04

骨吸収の程度 と 上顎洞の穴を合わせたのが、以下のレントゲン写真です。スライド05

緑色の部分と赤色の間が現在存在している骨になります。
骨が非常に少ない(薄い)のがわかるかと思います。
ここまでは、いつものパターンと同じですね。
毎回ご覧になっていられる方はだいぶ分かってきているのではないでしょうか?
それでは、上顎の右側の奥歯に注目してみましょう。
スライド07

このレントゲンに先程の骨吸収の状態と上顎洞の状態を表示してみましょう。
スライド08

骨の高さが非常に少ないのが分かるかと思います。
もし、この状態のままでインプラントを埋入した場合には、以下のレントゲンのようになってしまいます。
スライド09
非常に短いインプラントしか埋入できません。
もし、このような状態であれば、インプラントは長く維持されることはありません。
そこで、以下のような方法を行い、少しでも長いインプラントを埋入する治療計画を立てました。
1.インプラントを斜めに埋入することにより、
  少しでも長いインプラントを埋入できるように
  する!
  これをインプラントの傾斜埋入と言います。
2.ソケットリフト法 を応用し、
  少しでも長いインプラントを埋入する!
上記のような方法を組み合わせることにより以下のレントゲンのように治療を行う計画を立てました。
スライド10

さて、次は、上顎左側です。
欠損を長く放置してしまったために、奥の歯が斜めに傾斜してしまったのです。
この部分を拡大してみましょう。
スライド11

これでは、インプラントを埋め込むための隙間もありませんね。
また、骨の吸収もかなり起こっています。
スライド12

もし、現状でインプラントを埋入すると以下のようになってしまいます。
スライド13

こんな細いインプラントはありませんし、もしあったとしても噛むことには まったく効果はありません。
このような場合には、歯を矯正的に動かし、歯の隙間を確保することが必要です。
スライド14

歯を動かすのが完了したら、インプラントを埋め込むのです。
こちろん骨吸収がありますので、ソケットリフト法 等の処置も必要になります。
スライド15

歯がない状態を長く放置するとこのように治療は複雑になります。
以下が最終的な治療計画になります。
スライド16

治療途中経過を見てみましょう!
まず、上顎右側の奥歯です。
スライド17

インプラントの傾斜埋入とソケットリフト法 を行うことで、患者様にも大きな負担をかけずにインプラントを埋入することができました。
次に上顎左側の奥歯です。
私自身は、矯正医ではありませんので、日常 矯正治療を行うことはほとんどありません。
しかし、このような斜めになった歯をもとに戻すことはさほど難しいことではありませんので、矯正医でなくても多くの歯科医師は対応できる治療です。
このような状態の場合には、歯科医院でご相談されて下さい。
スライド18

以下が上顎右側と下顎のインプラント治療が終了した状態と上顎の左側の矯正治療が終了した状態です。
スライド19

矯正治療はどうしても時間(期間)がかかる治療ですので、歯を動かしている間に他の治療は完了できます。
完了できる部位は、早く終わらせることにより、噛む部位もできます。
きちんとした治療計画を立てることで、スムーズな治療が行えるのです。

今日は、途中になってしまいましたが、これから出かけるところがあるのでこれで終了です。
思っていたよりブログ作成に時間がかかってしまいました。
すみません!


次回のブログは2/4(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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