最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2010年04月

インプラント症例:43回目

4/29(木曜日)です。
今日も『インプラント症例の43回目』です。

今日の症例は『最小限の治療!』というテーマで進めていきたいと思います。
患者様は、上顎の左右奥歯が欠損している方です。
欠損部には、義歯(入れ歯)を使用していました。
しかし、入れ歯を維持するための金具がかかっている歯がグラグラしてきたため、
『将来的には全ての歯がなくなってしまう!』
とご心配になり来院されました。
患者様は、以前から入れ歯に違和感があり『インプラント治療を行いたい!』 とのご希望を持っていらっしゃいましたが、治療に対する不安 等もあり、義歯のままでいました。
しかし、今回 上顎左側の奥歯がグラグラしてきて痛みがあり、噛めない 
とのことからインプラント治療を決断されたそうです。

このブログでは、毎回さまざまなテーマでインプラント治療を行ったケースをご紹介しています。
現在、歯が欠損していてお困りの方にも当てはまるようなケースもあるかと思います。
過去のブログにさかのぼってご覧になって下さい。

さて、本日の症例に戻ります。
以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

以下の写真が現在の状態です。
上顎の左右の奥歯は、義歯(入れ歯)を使用しています。
義歯の金具がかかっている上顎左側の歯がグラグラしているのです。
入れ歯は、落ちないように残っている歯に金具をかけて固定するものです。
そのため、金具がかかっている歯に負担がくわわりやすいのです。
スライド02

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

奥歯では骨吸収がかなり進行しているのが分かるかと思います。
診査の結果、上顎左側の指で触っても取れそうなグラグラの歯は、抜歯と診断しました。
スライド04

患者様の中には、グラグラしてすぐにでも取れそうな歯であっても
『自然に取れるまで 抜歯しないで そのままにしたい!』
とご希望される方もいらっしゃいます。
最終的には患者様のご希望になりますが、
今回その奥にインプラント治療を行うのであれば、
このグラグラしている歯は確実に抜歯になります。
その理由はいくつもあります。
まず、グラグラしている歯は感染しているため、
そのままにして奥にインプラントを埋入すると
インプラントにも感染がおよび インプラント自体もダメになってしまいます。

次にこのグラグラしている歯は、先程の骨吸収のレントゲン写真でも分かるように
骨吸収がかなり起こっています。
骨吸収が進行した状態で抜歯すると
インプラントを埋入すること自体が困難になったり、
骨吸収状態によっては、インプラントが不可能になったり、
骨吸収とともに起こる歯肉退縮の結果、審美的に大きく問題が残ったりします。
また、奥の欠損部にインプラント治療を行った後で、
このグラグラしている歯を抜歯した場合には、
さらにインプラントを追加埋入することが必要になるため、治療費もかさみます。

治療前に将来性をきちんと把握して治療計画を立てることが
歯科治療において非常に重要なのです。
現在、歯科的な問題で悩んでいるからこそ、このブログを見られている方が多いかと思います。
歯がダメになる前に適切な治療計画があれば、
問題は最小限に抑えることが可能になりますし、後から大変なことを避けることが可能になります。

話しはズレてしまいましたが、
上顎左側の一番奥の歯はグラグラしており、指で触っても取れそうな状態であったこともあり
患者様は この歯の抜歯を同意していただきました。

先程の骨吸収のレントゲン写真に上顎洞を記入したのが以下になります。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
また、骨吸収した部位は赤色になります。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
スライド06

それでは、この骨吸収の状態でインプラントを埋入するとすれば、
何本のインプラントが必要なのでしょうか?
左右2本づつ?
左右3本づつ?
骨吸収が大きいため、理想的には以下のように左右4本づつです。
スライド07

しかし、このインプラント計画であると 治療費も高額になってしまうため、
患者様は一番奥までは、インプラントを埋入しないことをご希望されました。
以下のような治療計画です。
スライド08

それでは『3歯欠損に対して3本のインプラントが必要なのか?』とうことですが、
そうではありません。
長いインプラントを埋入できれば、2本のインプラントでブリッジとすることが可能です。
以下のような方法です。
スライド09

もちろんブリッジにすることにより、治療費の削減にもなります。
次に問題となるのは、
『どこにインプラントを埋入するのか?』
ということです。
スライド10

上顎の右側の奥歯では、上顎洞 の存在から長いインプラントが埋入できません。
また、初診時グラグラしていた上顎左側の抜歯した歯では、骨吸収が高度に進行してしまっていたため、適切な状態ではありません。
以下のような状態だからです。
スライド11

骨が吸収している部位には、
GBR法(骨増大法) を行ったり、
上顎洞内部に骨移植を行うサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行えば、かなり長いインプラントを埋め込むことも可能です。
しかし、こうした治療法は、術後に腫れが大きく起こる確立が高い治療法です。
患者様も『大変な治療は避けたい!』とのご希望がありました。
そこで、インプラントを埋入する部位は、骨吸収の少ない部位にしました。
以下が最終的なインプラントの治療計画です。
スライド12


まず右側ですが、
一番奥の部分には 骨の高さが少ないため、
インプラントを埋入せず、手前2歯欠損にインプラントを埋め込みます。
そして、被せ物を3歯分作成する方法です。
こうした方法をカンチレバー と言います。
また、2本埋入する うちの 奥のインプラントは、
少しでも長いインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を行う計画を立てました。

次に左側です。
骨吸収の大きい手前の欠損にはインプラントを埋入しないで
奥の2欠損にインプラントを行うことにしました。
また、奥の2歯欠損に対しては 少しでも長いインプラントを埋入するために、
ソケットリフト法 を行うことにしました。
それでも 一番奥の部分は、骨の高さが少ないために 少しでも長いインプラントを埋入するためにインプラントの傾斜埋入 も行う計画にしました。

今回のインプラント治療計画は、
治療の大変さ 術後の腫れ や 疼痛を少しでも避けるために
骨吸収が大きい部位にはインプラントを埋入せず、
ソケットリフト法
インプラントの傾斜埋入
カンチレバー
といった治療法を行うことで
費用的にも
治療の大変さ
最小限で行うことが可能になりました。
スライド13

以下が治療終了後です。
スライド14


使用したインプラントは、4本全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

今回から上記のケースの治療費(インプラントモニターで行った場合 )も掲載します。
インプラントが1本 168.000円(消費税込)、
被せ物が1歯 84.000円(消費税込)です。
そのため 片側(左右別)の合計は、
168.000円×2本 + 84.000円×3歯分 = 588.000円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

次回のブログは5/10(月曜日)になります。
来週はゴールデンウィークのため、
5/3(月)、5/6(木)のブログはお休みさせていただきます。
診療も5/3(月)〜5/6(木)まで休診とさせていただきます。
緊急の場合には、メール(info@sugiyama-d.sakura.ne.jp)でご連絡下さい。



今週(4/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日のインプラント手術は、骨吸収もさほどなく わりと簡単なケースでした。
下顎の奥歯に2本のストローマンインプラント(ITIインプラント) を埋入しました。
簡単な手術はいいですね。
あっと言う間に終わりました。
麻酔次回を除けば、約10分弱です。
ストローマンインプラント(ITIインプラント) は ほとんどの場合1回法 で行いますので後は、約2〜3ヶ月後に型を取るだけです。
このシンプルさがストローマンインプラント(ITIインプラント) の利点でもあります。




 インプラントモニター募集(20%割引
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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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インプラント症例:42回目

4/26(月曜日)です。
今日も『インプラント症例の42回目』になります。

本日の症例の方は、上顎の左右奥歯が1歯づつ欠損している方です。
他歯科医院で抜歯され、奥歯で噛むことが不自由になったとのことで当医院を受診された患者様です。

本日の症例のテーマは、『歯がなくなった原因を考えることが重要!』です。
歯がなくなる原因(ダメになる原因)には、
1.虫歯
2.歯周病
3.歯根破折
4.噛み合わせの問題(外傷)
が考えられます。

そのため、インプラント治療を行う場合には、
『どうして歯を失ったのだろう?』
ということを考えれることが大切です。
例えば、歯周病 で歯を失った場合、インプラント治療前に徹底して歯周病治療を行うことが重要になりますし、インプラント治療後も歯周病のケアーをきちんとすることが重要になります。
また、歯ぎしり や くいしばり によって歯がダメになった場合には、インプラント治療を行っただけでは インプラント自体も噛む力によって問題が起こることもあります。

それでは 本日の患者様はどうでしょうか?
早速初診時のレントゲンを見てみましょう!
スライド1

以下のレントゲンの●:赤丸が欠損部位です。
スライド1

それでは 本日のテーマになりますが、歯がなくなった理由はどんなことなのでしょうか?
歯周病
歯周病ではありません!
インプラント治療を行う際には、必ず歯周病検査 を行います。
残っている歯には歯周病の問題はまったくありませんでした。
歯周病は、感染症 です。
そのため、現在残っている歯にまったく歯周病の問題がないため、
欠損している歯のみに歯周病が起こっていた とは考えにくいのです。
虫歯 でしょうか?
これも違います。
当医院に来院された時点では、すでに歯は欠損していましたが、患者様への問診から虫歯であったことはないことが確認されています。
そのため、歯根破折 も原因とは考えられません。
歯根破折 は、ほとんどの場合、神経がない歯に起こるためです。
もちろん口腔内を見るかぎり、虫歯は1本もないことからも 虫歯でダメになったことは考えにくいのです。
次に考えられることは、噛み合わせです。
歯ぎしり や くいしばり による外傷です。
今回は、レントゲン写真のみであるのでご説明が難しいですが、
口腔内を見ると 歯が大きく削られているのが分かりました。
この削られた跡は、歯ぎしり や くいしばり によるものです。
また、患者様の問診からも歯ぎしり や くいしばり の既往があることが分かりました。
そのため、噛み合わせに問題があって 歯がダメになった ということを考えて 治療計画を立てることになります。
歯が欠損した場合の治療方法には、
1.欠損部の両側の歯を削る固定式のブリッジ
2.取り外し式の義歯(入れ歯)
3.インプラント
が考えられます。

それぞれの治療方法を考えて行きましょう。
まず、ブリッジです。
スライド3

右側の欠損部の両側の歯は、まったく削られていない歯です。
患者様は、歯を削ることに抵抗がありました。
一般的なブリッジは、歯を全周約2ミリ程度削除します。
そして、歯を全体的に覆う被せ物を装着します。
しかし、歯をどうしても削りたくない方の場合には、歯の一部分のみを削除して行うブリッジもあります。
しかし、歯の一部分のみを削除するブリッジの場合、接着力が乏しいので
噛み合わせが強い方の場合、ブリッジごと取れてしまうことがあります。
こうしたことからもブリッジによる治療は選択しませんでした。

次に義歯(入れ歯)です。
スライド4

義歯は、歯を削ることはありません。
しかし、取り外し式であることもあり、患者様はご希望されませんでした。

次にインプラントです。
スライド5

インプラントは、固定式ですので、義歯のように取り外すことはありません。
また、ブリッジのように歯を削ることはありません。
この点から考えればインプラントが今回の治療の適応ということになります。
患者様ご自身もインプラント治療をご希望でした。
しかし、問題なのが 今回の歯がダメになった原因の『噛み合わせ』です。
歯ぎしり や くいしばり がある方にインプラントは適切なのでしょうか?
答えとしては、歯ぎしり や くいしばり が強い方にインプラントは適していません。
この理由は、以下を参考にして下さい。
      歯ぎしりはインプラントをダメにする!
ただし、患者様の
歯を削りたくない!
義歯は嫌!
ということも考慮に入れて、一定の基準が確保できれば 歯ぎしり や くいしばり のリスクを少なくできます。
一定の基準とは、以下のようなことです。

まず、歯ぎしり や くいしばり 防止のための『ナイトガード』と言われる マウスピースを就寝時に使用すること!

可能なかぎり長いインプラントを埋入すること!
短いインプラントの場合、噛む力に耐えきれないことがあるため、現状で極力長いインプラントを埋入することが有効です。

次にインプラントの被せ物の素材を注意する!
通常インプラントの被せ物は、セラミック等の瀬戸物を使用することが多いのですが、セラミック等は、破損することがあります。
特に歯ぎしり や くいしばり が強い方の場合、セラミックが欠けたり、割れたりすることがあります。
そのため、インプラントの被せ物は、金属製にしたり、被せ物の外側の見える部分は白くしても 噛む面を金属製にすることが 破損防止のために有効です。

こうしたこを考慮した上でインプラント治療を行うことになりました。
さてここで問題となったのが、長いインプラントを埋入することです。
インプラント埋入予定部は、若干ですが 骨の吸収等があり、
十分な長さのインプラントを埋入することが困難な状態でした。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド2

以下のレントゲンは、骨吸収の状態をさらに分かりやすくするために
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
スライド3

骨吸収があることと 上顎洞の位置からインプラントを埋め込むには、大きな問題がありませんが、今回の噛み合わせのことを考えると可能なかぎり長いインプラントを埋入したいところです。
そのため、上顎洞内部にも骨再生を行い、インプラントを埋入するソケットリフト法 を計画しました。
スライド4

以下は、インプラント手術直後です。
スライド6

以下のレントゲンは、インプラント治療終了時です。
スライド7

最終的な被せ物は、下顎と噛む面のみを金属製として、歯ぎしり や くいしばり による破損防止対策を行いました。

今後は、メインテナンス(定期検査) により 噛み合わせの変化による問題が起こっていないかをみていくことが重要になります。
歯は噛み合うことによりすり減っていきます。
例えば、靴を毎日履いていると、
人によっては 踵(かかと)がすり減る人もいれば、
つま先がすり減ったり、内側がすり減ったり、外側がすり減ったりします。
すり減った靴を使用していれば、さまざまな問題が起こることがあります。
口腔内も同じです。
歯は必ず すり減ります。
その結果、噛み合わせのバランスを壊すこともあります。
歯ぎしり や くいしばり が強い方は こうしたことが起こりやすいので、注意が必要です。

本日の症例のテーマは、『歯を失った原因を考えた治療計画が必要!』ということでした。

本日の歯周病ブログでは、噛み合わせ(歯ぎしり や くいしばり)による問題を図解しています。
是非ご覧になって下さい。
以下をクリック!
   4/26の歯周病ブログ


次回のブログは4/29(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。

今週(4/23〜25)のインプラント手術報告

今週末は、骨吸収がさほどないケースばかりでしたのでわりと楽で良かったです。
最近は、インプラントモニター が多いですね。
今日は話しがだいぶ長くなってしまったので、モニターの患者様の症例はまた後日報告します。

インプラントモニター の場合、1本168.000円(消費税込)になります。

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最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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2010年のオリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の
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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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インプラント症例:41回目

4/22(木曜日)です。

本日もインプラント症例報告です。

最近、インプラントモニター の方が非常に多いので、かなりHPにアップする症例が増えてきたのですが、好評なので暫くは続けたいと思います。
中には、患者様ご自身が受けられた治療内容をこのブログで早く見てみたい! 
とご希望される方もいらっしゃるくらいです。

このインプラント症例報告も本日で41症例目なので、いつもこのブログを見られている方は、さまざまざまなケースをご覧になったかもしれません。
今日始めてこのブログを見られたり、まだ数症例しか見られていない方は、
是非過去のブログにさかのぼってご覧になって下さい。
*下にスクロールすれば10症例程度見られます!

さて本日の症例報告は、先日インプラントを埋入したばかりの患者様です。
良くあるケースであるため、多くの方に参考になると思ったので まだ治療は終わってはいませんが、紹介させていただきます。

インプラントの治療計画を立てる際に最も重要になるのが、骨の状態です。
具体的には、骨吸収がどれだけあるかがインプラントの治療計画を大きく左右します。
例えば、歯が4歯分欠損していたとします。
骨吸収がさほどなく、骨の幅や高さに問題がなければ、4歯欠損に対して2本のインプラントを埋入し、インプラント ブリッジ とします。
長いインプラントが骨の中に埋まれば 十分安定するため、2本で4歯分を支えることはまったく問題ありません。
しかし、骨吸収が大きければインプラントの本数を増やすことが必要な場合があります。
また、噛み合わせ等もインプラントの治療計画を立てる際には大きなポイントになります。
また、骨吸収があまりにも大きい場合には、骨吸収している部位にインプラントを埋入するために
サイナスリフト法(上顎底挙上術)
GBR法(骨増大法) を行ってインプラントを埋入します。
しかし、これらの治療法は大変なことがあるため、極力大変な治療法を避けるために
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入 といった治療で対応することもあります。

今までの症例報告では、こうした技術的なことを中心として解説してきました。
しかし、本日の症例は技術的なことではなく、患者様のご希望であったり、将来的なことを考えて治療計画を立てたケースをご紹介します。

最初にご説明したように 治療の難易度としては最も簡単な症例です。
以下が初診時になります。
スライド01

下顎の左側の奥から2番目の歯が 他歯科医院でダメ(抜歯)と診断され、
どうにかならないのか?
ということで当医院を受診されました。
スライド02

この歯は 神経がない歯で、歯の真ん中から歯が分断(分離)している状態でした。
痛みはありませんでしたが、その手前の歯もないことから左側では噛めない状態でした。
他歯科医院で抜歯と診断された歯をどうにかしたいとのご希望 と
その手前の欠損部を治療したいとのご希望もありました。

それでは、下顎の奥から2番目の歯は、本当に抜歯するしかないのでしょうか?
スライド03

また、その手前の欠損部はどうしたら良いのでしょうか?
スライド04

それでは、他歯科医院での診断どおりに抜歯した場合には、どのような治療法が考えられるのでしょうか?
奥から2番目の歯を抜歯すると 2歯分が欠損になります。
こうした場合の治療方法には、3つ考えられます。

一つ目は、欠損部の両側の天然歯を削りブリッジとする方法です。
スライド05

ブリッジ の利点、欠点は以下です。
  利点
  ・固定式である
  ・義歯と比較すると違和感が非常に小さい
  ・多くの場合保険が適応される
  ・治療期間が比較的短い(状況により2回の治療回数)
  欠点
  ・歯を削ることが必要
  ・保険の場合、奥歯は金属製になってしまうため、審美的に問題が残る
  ・欠損部に加わる力を削った歯で補うため、土台となった歯に負担が加わりやすい
   特にブリッジとなる歯が神経がな場合にはトラブルが起こりやすい

次の方法として、義歯(入れ歯)があります。
スライド06

義歯(入れ歯) の利点、欠点は以下です。
  利点
  ・ブリッジのように治療のために欠損部の両側の歯を削る必要性がない
  ・比較的治療期間が短い
  ・保険が適応されるので、もっとも治療費が安い
  ・インプラントのように外科的治療がないので全身的に問題がある方に適している
  欠点
  ・違和感が非常に強い
  ・取り外し式である
  ・義歯を固定するのための金具がつくことがあり、審美的に問題がある
  ・顎の骨が吸収したりした場合には定期的に再製(修正)が必要

次の方法としてインプラントがあります。
スライド07

インプラントの利点、欠点は以下です。
  利点
  ・固定式なので違和感が少ない
  ・義歯と比較すると圧倒的に審美的回復が可能なケースがほとんど
  ・ブリッジのように歯を削らない
  ・残った天然歯に負担をかけない
  ・義歯と違い、ほとんど天然歯を同じような感覚で噛むことが可能
  欠点
  ・外科治療が必要
  ・保険が適応されないため、治療費が高額になる
  ・治療期間が長い
  ・骨吸収が高度に起こっていると治療が大変もしくはできないこともある

患者様は、今まで受けてきた治療は、
歯を削ったり、神経を取ったりする治療を繰り返すことでした。
歯を削る治療の問題点も経験してきました。
そのため、今回はインプラント治療を選択したいとのご希望がありましした。
しかし、『下顎の奥から2番目の歯を抜歯するのは、できるかぎり避けたい!』
とのご希望がありました。
もちろん 単に歯を抜きたくない との 強い希望もありましたが、
欠損が2歯分になってしまうと インプラントを行いたくても
『費用的に難しい!』 ことも現実問題としてあったからです。
そのため、下顎左側の奥から2番目の歯は保存することに決定しました。
現状で可能なかぎり治療を行い、保存して
もし、将来的に完全にダメになったら その時
再度インプラント治療を検討したい!
とのご希望がありました。
私としても その方が良いことをご説明しました。
もし、抜歯した後でインプラントを行うために治療費の問題があれば、
結果的にブリッジを選択する可能性が高いことがあります。
ブリッジの平均寿命はインプラントと比較すると圧倒的に短いものです。
以下は、インプラントと天然歯ブリッジがどれだけ保つかというデータです。
参考にされて下さい。
   インプラントとブリッジの予後についてのデータ
現時点で、これ以上 状態を悪化させないためにも 残っている天然歯を削らないことは、
非常に重要なことです。
そのため、下顎奥から2番目の歯は保存することになりました。
スライド08

以下が最終的な治療計画になりました。
スライド09

もちろん患者様によっては、将来性のない歯を残した結果 ダメになった場合に、
再度インプラント治療を行うことになるため、
2回 大変な治療を受けなければならないのであれば、
始めから抜歯して 治療を行いたい! というご希望があることもあります。
どちらの方法が良くて、どちらの方法が悪い ということではありません。
将来的に起こることをきちんとご理解していただいた上で決定することが重要なのです。
ただし、可能であれば避けたい治療は、天然歯を削るブリッジです。
削った天然歯は元に戻ることはないからです。

このような症例は、非常に多いのです。
治療費というのは、非常に大きな問題ですから
可能なかぎり費用を抑えることと 将来性を考えて 治療計画を立てることが重要です。

以下は、先日行った手術直後です。
スライド10

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
骨吸収もほとんどなかったため、難しい治療ではありませんした。
ちなみにインプラントの奥の歯を残したことの利点は、別のところにもあります。
奥から2番目の歯に仮歯をつけて、その歯をインプラント部分にまで延長させることにより、インプラント治療期間中も歯がないことは1日もありません。
固定式の仮歯を使用できることも抜歯しないで歯を残した利点になります。
スライド11

この症例は、まだまだ先日手術が終了したばかりですので、終了したら再度ブログでご紹介します。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取ります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のブログは4/26(月曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。
明日からの週末もさまざまなインプラント手術がありますので、
ご紹介できる症例も多いかと思います。


 インプラントモニター募集(20%割引
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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:40回目

4/19(月曜日)です。
今日も『インプラント症例』です。
40回目になりました。

本日のテーマは、
1.噛み合わせの安定は非常に重要!
2.状況を悪化させないためには、早期の対応が大切!
3.神経がない歯が多い人は、上記の2つが特に重要!!
という内容です。

今回ご紹介する症例は、インプラント治療としては非常に簡単なケースです。
骨吸収もほとんどありませんでした。
いつもこのブログでご紹介する症例は、骨吸収が非常に進行しているため、
GBR法(骨増大法)
PRP法
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
サイナスリフト法(上顎底挙上術)
を行うようなケースがほとんどでした。
また、骨移植等の大変な治療を避けるために
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった治療法を行うようなケースも数多く紹介してきました。
しかし、このような難しいケースばかりではありません。
骨吸収もなく簡単に治療が行える症例もあります。

今回の治療の大きなポイントは、現在抱えている問題を最小限に抑えるためにインプラント治療を選択することが重要であった症例です。
今回のような症例は当てはまる方が多くいらっしゃるかと思います。

それでは初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド1

右下の奥歯と左下の奥歯の被せ物が取れてしまったため、
『奥歯で物が噛めない!』との問題から当医院を受診されました。
診査をすると被せ物が取れた歯は、虫歯が非常に深い状態でした。
スライド2

上顎の左側の奥歯も被せ物が取れている状態でした。
スライド3

これらの歯は神経がない歯です。
このブログでも良く書いていますが、神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも折れてしまう確立が非常に高いのです。
歯根破折 です。
以前の歯根破折 症例は以下をご覧になって下さい。
  1.3/4の歯根破折症例
  2.2/25の歯根破折症例
  3.2/22の歯根破折症例
  4.2/11の歯根破折症例
  5.1/25の歯根破折症例
  6. 1/14の歯根破折症例
  7. 1/11の歯根破折症例
  8. 1/ 7の歯根破折症例

さて話しは今回の症例に戻ります。
以下の青丸:●が神経がない歯です。
スライド4

治療計画としてまず、虫歯の深い歯は保存不可能であったため、抜歯としました。
スライド5

以下が抜歯後です。
スライド6

抜歯後は、下顎の左右の奥歯が欠損してます。
当然のことながらこの部分では噛めないことになります。
欠損部分で噛めないと 噛む力は他の歯へおよびます。
もし、今後もこの欠損した状態が続くと神経のない歯への負担が大きくなり歯根破折 を起こす可能性が高くなります。
歯根破折 によりまた新たに欠損が増えれば、さらに残った歯への負担が増します。
この時点で欠損部位を拡大させないことが重要なのです。
以下がインプラントの治療計画です。
スライド7

以下は、インプラント治療後です。
スライド9


ここで最初に解説した『本日のテーマ』をおさらいします。
本日のテーマは
1.噛み合わせの安定は非常に重要!
2.状況を悪化させないためには、早期の対応が大切!
3.神経がない歯が多い人は、上記の2つが特に重要!!
です。
今回の患者様は、下顎の左右奥歯が欠損したこの時点で
欠損部位にインプラント治療を行ったことが多きなポイントです。
欠損部にインプラントを埋入することにより、噛み合わせの安定が得られます。
これにより神経がない歯への負担を最小限にすることが可能になります。

簡単なケースでしたが、将来的なことを考えれば
インプラント治療は非常に有効な治療方法でした。


次回のブログは4/19(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例』です。

今週(4/17〜19)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週末は、結構大変な症例が多かったです。
ソケットリフト法
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
GBR法(骨増大法)
等さまざまな治療法を駆使してインプラント治療を行ったケースがほとんどでした。

その中では比較的簡単であった症例をご紹介します。
詳しい治療経過は、全ての治療が完了したら再度アップします。
以下がインプラント治療前です。
1487_0006000

以下は昨日のインプラント手術直後です。
1487_0007000


その他にも上顎に6本を埋入したケース等、大変な症例が多かったですね。
ほとんどの方がインプラントモニターでしたので、
また後日このブログでご紹介したいと思います。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。


治療費
治療費は、インプラントモニターでしたので
1本168.000円(消費税込)になります。
この中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
型を取る費用、
治療経過のレントゲン撮影、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法 の費用、
PRP法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。

当医院では最初の治療計画時の費用以外は、追加費用は一切ありません。




 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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インプラント症例:39回目

4/15(木曜日)です。

ブログのデザインを変えてみました!!

今日もいつものように『インプラント症例の39回目』です。

本日の症例は、重度歯周病の患者様です。
全体的に歯周病が進行しており、当医院を受診した段階では多くの歯を抜歯しなければならないような状態でした。
歯周病については、歯周病専門サイトHP で詳しく掲載してありますが、歯周病を簡単に説明すると歯周病細菌による感染症 です。
歯周病細菌が歯周ポケット 内部に侵入することにより歯肉の炎症が起こり、さらに進行すると骨が吸収する 病気です。
骨が吸収すると歯がグラグラ とし、最終的に抜けてしまうのです。
一般的に歯周病の進行は遅いもので、歯が抜けるまで10年以上の歳月がかかります。
しかし、確実に骨吸収は進行していくのです。
そして、グラグラする! 腫れた! 等の症状が出始めた時にはすでに遅いことが多く、
抜歯となってしまうことがあります。

このブログは、インプラントのブログですので、歯周病の話しはこれくらいにします。
歯周病のブログは以下をご覧になって下さい。
   歯周病専門サイトブログ

本日ご紹介する患者様も歯周病が非常に進行していました。
それでは早速見てみましょう。
以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

私達歯科医師がこのレントゲンを見れば、非常に進行した歯周病であることはすぐ分かります。
しかし、当然のことながら一般の方が見ても分からないため、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02

骨吸収をする前が青線ですから 奥歯においてはかなり骨吸収を起こしているのが分かるかと思います。
さらに分かりやすくするために
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
スライド03

奥歯は、かなりの骨吸収を起こしていることが分かるかと思います。
以下の×印は抜歯と判断しました。
スライド04

しかし、問題なのはこのこれらの歯だけではありません。
他にも問題はかなりあります。
以下の△印は 抜歯まではいきませんが、歯周病が非常に進行している歯です。
将来性は悪い歯になります。
スライド05

先程の×印の歯を抜歯すると 左右の奥歯では噛めないことになります。
奥歯で噛めないということは、残っている歯にも負担が加わるということです。
先程もご説明したように△印の歯は骨吸収が高度に起こっている歯です。
つまり、△印の歯は噛む力の負担に耐えきれないような歯なのです。
残した厳しい歯をなんとか長期的に安定させるためにも 噛み合わせの安定が重要なのです。
まず、歯周病の治療が必要です。
このブログは、インプラント専門ブログですので、歯周病の治療内容については以下を参考にして下さい。
     1.ルートプレーニング
     2. 歯周外科処置(フラップ オペレーション)
     3.GTR法
     4.エムドゲイン法

以下は、抜歯後の欠損部位の治療方法です。
スライド06

上顎の奥歯を抜歯した後は、骨吸収が非常に進行しているため、インプラントを埋入するにはかなり厳しい状態でしたので、ブリッジで対応することになりました。
また、この治療方法の選択には治療費も大きく関わってきます。
全ての欠損部位をインプラントで行う場合、どうしても治療費が高額になってしまいます。
そのため、上顎の抜歯後は保険適応のブリッジで対応することにしました。
保険対応のブリッジの場合約15.000円(保険3割負担でブリッジを装着時にかかる費用)になります。
今回の治療で大切なことは、
 歯周病治療を徹底的に行うことと、
 噛み合わせの安定です。
治療費というのは、患者様にとって非常に大きなことです。
重度歯周病の状態を治療後に長期的に安定させるためには、どうしても噛み合わせの安定が重要になってくるのです。
最小限の治療費で最大限の効果が行える治療方法が今回の計画になりました。
次に右下の治療方法です。
右下の欠損部位には、インプラントもしくは義歯しか治療方法はありません。
義歯は 患者様にとって違和感があるだけでなく、噛み合わせが安定しにくい治療方法です。
そこで下顎右側の奥歯は、インプラント治療を選択しました。
スライド07

しかしここでも問題がありました。
スライド08

これでは インプラントを行うことはできません。
インプラント治療前にGBR法(骨増大法) を行う必要性があります。スライド09

以下のレントゲンは、
×印の歯を抜歯し、
歯周病治療を行い、
上顎の欠損部にはブリッジの仮歯を行い、
インプラント予定部にはGBR法(骨増大法) を行っているところです。
スライド10

上記にも書いたようにインプラント治療前には必ず歯周病治療を終了させておくことが必要です。
歯周病治療を行わないでのインプラント治療はあり得ません。
当医院ではインプラント治療をご希望される方には、歯周病検査 を必ず行います。
以下のレントゲンは、治療終了後になります。
スライド12

GBR法(骨増大法) を行う前と治療後の比較です。
スライド13

緑色の部分がGBR法(骨増大法) によって骨が再生した部分です。
治療後のレントゲンだけを見ると簡単そうに思えますが、そうではありません。
よくさまざまなホームページで、
『当医院でインプラント治療を行った方はほとんど腫れません!』
『インプラント治療はまったく大変な治療ではありません!』
というようなことを書いてあるサイトを見ます。
絶対嘘です!!
もちろんまったく腫れず、治療後にまったく痛みがないケースも多く存在します。
しかし、骨吸収が非常に進行したケースの場合、まったく腫れないなんてことはあり得ません。
GBR法(骨増大法) を伴うようなケースであれば、多少でも腫れることはありす。
それを正直に書いていないホームページを見ると
『嘘つき!』
と言いたくなります。
『腫れる!』
『痛い!』
なんてことを書くとマイナスイメージになるので、嘘でも 良いことばかりを書いているのです。
話しはズレてしまいましたが、骨吸収が進行するとどうしてもインプラント治療が大変になります。
そしても最も大きな問題なのは、残した他の歯です。
今回は、徹底した歯周病治療を行ったために歯周病の進行は停止しました。
しかし、一度失った骨は元に戻るわけではありません。
骨の支持が少なくなった歯は、当然のことならが健康な歯と比較すれば
その予知性(将来性)は低いものです。
再度歯周病が再発すれば、一気にダメになることもあります。
このような状態にならないようにすることが重要なのです。

今回の症例のテーマは、重度歯周病であった症例に対し、噛み合わせの安定を得ることで
その将来性を高めたケースです。

現在歯周病で悩んでいる方は、歯周病が進行しないうちにきちんと対応することが必要です。

次回のブログは4/19(月曜日)になります。
次回もインプラント症例です。
明日からの週末はインプラント手術予約がいっぱいですので、かなり忙しい3日間になりそうです。



今週(4/13〜14)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

一昨日行ったインプラント手術の方は、今回で2回目のインプラントでした。
一度インプラント治療を終了し、メインテナンス(定期検査) を行っていた方です。
今回インプラント治療となった原因は、歯根破折 です。
この方は、本当に神経がない歯が多い患者様です。
今回も神経がない歯が折れたのです。

使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
私が今まで使用したどのインプラントメーカーと比較しても圧倒的に前歯部に関しては優れていると感じています。

今回のインプラント手術では、骨吸収も大きく起こっていたため、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法(骨増大法)
を行いました。


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インプラント症例:38回目

4/12(月曜日)です。
今日も『インプラント症例(38症例目)』になります。

1週間に2回(月曜日と木曜日)に書いているこのブログですが、
毎回症例をまとめて書くのは結構大変なことなのです。
ブログを始めてからもう6年を過ぎ だいぶ慣れたとはいえ、
症例をまとめるのは それなりに大変なことです。
それでも 症例を書き続けるのには理由があります。
症例がその医院(歯科医師)が分かる表現方法だからです。

それでも 忙しい時には結構大変なんです。
昨日、一昨日の週末も 非常に混んでいたため、診療が終了したら もうヘトヘトでした。
特に昨日は本当に予約が混んでいた日でした。
私(院長)以外にも歯科医師は3名いましたが、それでも私が担当する患者様が一番多いので
大変忙しい週末でした。
また、診療が終わってからも すぐ帰れるわけではなく、
雑用はいっぱい残っています。
特に時間がかかるのが『治療計画』です。
昨日も全ての仕事が終わったら 日付が変わっていました。
そして 全ての雑用が終わってから このブログを書いています。

前置きが長くなりました。
今日で この症例シリーズも 38症例目になりましたが、
いつもは骨吸収が大きかったりしてさまざまな問題があるケースに対して、
いろいろと工夫をした症例をご紹介しています。
本日のケースは、今まで紹介した中では最も簡単な症例です。

本日のテーマは、
1.治療方法の選択
2.早期対応
といった点をテーマに解説していきます。

歯が欠損している場合の治療方法には以下のように いくつか考えられます。
1.義歯(入れ歯)
2.天然歯を削り固定式のブリッジ
3.インプラント
4.自家歯牙移植
です。

どの治療法が一番優れているということではありません。
上記の4つの治療法にはそれぞれ 特徴があり、利点、欠点もあります。
それぞれの利点、欠点と簡単に説明します。

1.義歯(入れ歯)
  利点
  ・ブリッジのように治療のために欠損部の両側の歯を削る必要性がない
  ・比較的治療期間が短い
  ・保険が適応されるので、もっとも治療費が安い
  ・インプラントのように外科的治療がないので全身的に問題がある方に適していることがある
  欠点
  ・違和感が非常に強い
  ・取り外し式である
  ・義歯を固定するのための金具がつくことがあり、審美的に問題がある
  ・顎の骨が吸収したりした場合には定期的に再製(修正)が必要

天然歯を削り固定式のブリッジ
  利点
  ・固定式である
  ・義歯と比較すると違和感が非常に小さい
  ・多くの場合保険が適応される
  ・治療期間が比較的短い(状況により2回の治療回数)
  欠点
  ・歯を削ることが必要
  ・保険の場合、奥歯は金属製になってしまうため、審美的に問題が残る
  ・欠損部に加わる力を削った歯で補うため、土台となった歯に負担が加わりやすい
   特にブリッジとなる歯が神経がな場合にはトラブルが起こりやすい

3.インプラント
  利点
  ・固定式なので違和感が少ない
  ・義歯と比較すると圧倒的に審美的回復が可能なケースがほとんど
  ・ブリッジのように歯を削らない
  ・残った天然歯に負担をかけない
  ・義歯と違い、ほとんど天然歯を同じような感覚で噛むことが可能
  欠点
  ・外科治療が必要
  ・保険が適応されないため、治療費が高額になる
  ・治療期間が長い
  ・骨吸収が高度に起こっていると治療が大変もしくはできないこともある

4.自家歯牙移植
  利点
  ・固定式なので違和感が少ない
  ・ブリッジのように歯を削らない
  ・残った天然歯に負担をかけない
  欠点
  ・一般的に移植する歯は親知らずであるため、
   親知らずがなかったり、虫歯になっていたり、埋まっている歯であったり
   した場合には適応にならないことが多い
  ・通常、ダメな歯を抜歯と同時に親知らずを移植するため、
   すでに歯が欠損している部位への移植は適応とされない
  ・ほとんの場合、移植した歯の神経は死んでしまうため、
   結果として神経がない歯が移植されることになる。
  ・現実問題として移植の適応症は非常に少ない


次に、もう一つの本日のテーマである『早期対応』です。
歯が欠損した状態が長く続くとさまざまな問題が起こります。
欠損した歯の周囲の歯が動いたり(歯の移動)、
噛み合う上下顎の歯も動きます(歯の挺出)。
また、歯がないと顎の骨が吸収 してきます。
欠損部位では噛めないため残っている歯へ負担が加わり、その結果さらに多くの歯を失うことになる。

上記のような問題が生じた場合、その後に治療を行っても完全に問題を回復ができないことも多いだけでなく、残っている歯への影響が強くなります。
歯が欠損している場合には可能なかぎり早急に対応することが重要です。

前置きが長くなりましたが、本日の症例の説明を始めたいと思います。
患者様は、上顎の左右の奥歯を他歯科医院で抜歯されたため、噛めないとのことで当医院を受診されました。
以下のレントゲンが初診時になります。
スライド1

以下の●:赤丸が歯がない部分になります。
スライド2

患者様は、左右の奥歯が欠損してから
『噛みにくい!』
とのことでした。
下のレントゲン写真は、上下顎の歯が噛み合っている位置を表したものです。
スライド3

今日の最初に解説したように このような場合の治療方法には、
1.義歯(入れ歯)
2.ブリッジ
3.インプラント
が考えられます。
どの方法が良いのでしょうか?
まず、上顎の右側の奥歯の欠損に対しては 上記の3つの治療法とも可能です。
しかし、患者様は取り外し式の義歯は ご希望されませんでした。
次にブリッジはどうでしょうか?
上顎右側の欠損の両側は、無傷(なにも削られたいない歯)の歯です。
できれば 治療のために歯を削りたくないものです。
上記のように利点、欠点をご説明したところ、インプラント治療を選択されました。
上顎左側については、欠損の奥に歯がないため、
治療の選択肢は、義歯 もしくは インプラント治療のどちらかになります。
患者様は、インプラント治療を選択されました。
また、こうした治療法を選択する場合、単に患者様のご希望だけで決められるものではありません。
骨の吸収状態にも影響されます。
例えば、骨吸収が非常に大きい場合には、インプラント治療が非常に難しくなることがあります。
特に上顎の奥歯では、骨吸収が非常に高度に起こっていることがあります。
もし、骨の高さがほとんどない状態まで骨吸収していた場合には、骨の移植手術を行わないとインプラント治療ができません。
この治療をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、それなりに大変な治療ですので、治療内容のご説明をすると インプラント治療をあきらめてブリッジや義歯等の他の治療法を選択される方も多いのです。
それでは、この患者様の骨吸収の程度はどうでしょうか?
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド4

以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
確かに骨吸収はありますが、インプラント治療を行うには さほど問題はありません。
スライド5

ソケットリフト法
多少のGBR法(骨増大法)
を行うことで十分対応可能です。
スライド6

以下のレントゲンは、インプラント手術直後です。
スライド7

このようなインプラント手術は非常に簡単です。
腫れたりする確立も低いものです。
ソケットリフト法 は、上顎の奥歯が骨吸収を起こしていて 長いインプラントを埋め込むための適切な高さがない場合に行う治療です。
一般的に 骨の高さが5ミリ程度存在していれば可能な治療法です。
ソケットリフト法 は、難しい治療ではありません。
しかし、2〜3ミリ程度しか骨の高さが存在しない場合には、通常ソケットリフト法 を選択しません。
この場合には、骨移植を伴う大変なサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うことになります。
治療の簡単さも どの治療を行うかの選択の一つになります。
以下のレントゲンは、インプラント治療終了時です。
スライド8

このレントゲンに上顎洞 を記入したのが 以下になります。
スライド9

この患者様は、この時点でインプラント治療を選択されたことが最も良かったことです。
その理由として、欠損状態を放置すると さまざまな問題が起こります。
噛み合わせが変化したり、骨の吸収が起こります。
歯がないと骨は吸収するのです。
この詳細は、以下をご覧になって下さい。
   歯がないまま長期間そのままになっていると骨吸収を起こす
もし、今回インプラント治療を行わなければ、もっと骨吸収を起こしていたでしょう。
骨吸収が起こった結果、インプラント治療が難しくなり ブリッジしか選択肢がなくなってしまったかもしれません。
ブリッジは、歯を削る治療ですので、健康な歯を傷つけてしまう結果になります。
骨吸収が少ない状態でインプラント治療を行えたことが最も良かったことです。
今回の紹介した患者様は 早めの判断の結果、歯を削らずに最小限の治療が達成できたのです。
早めに治療を行えば、簡単に治療を完了させることができるのです。

現在 歯が欠損している方は、できるかぎりお早めに治療した方がいいです。


次回のブログは4/15(木曜日)になります。

本日から歯周病ブログで新しいテーマを始めました。
歯周病ブログ をご覧なって下さい。
テーマは、『歯ぎしりは 歯をダメにする大きな原因! これを知らないと歯科は語れない!』です。


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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

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 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:37回目

4/8(木曜日)です。
今日もまだまだ続く『インプラント症例(すでに37症例目)』になります。

今までの症例報告をご覧になりたい方は、さかのぼってご覧になって下さい。
いろいろな治療ケースがご覧になれますので、
現在悩んでいるような状態と同じような症例もあるかと思いますので、
参考にして下さい。

さて本日の症例は、治療中の仮歯を工夫したケースです。

インプラント治療を行う場合、治療期間中をどうするかが大きな問題です。
インプラント治療を行うということは
歯がないことになります。
欠損している部位にインプラントを埋入するわけですから…
また、インプラント治療はどうしても治療時間(期間)がかかります。
一般的にインプラントを埋入してから 骨と結合(くっつく)までには、
一定の時間(期間)がかかります。
上顎では約3〜4ヶ月、
下顎では約2〜3ヶ月
です。
そのため、骨とインプラントが結合するまでは安静にすることが必要です。
具体的にはその期間歯がないということになります。
これでは困りますよね。
どうにか仮歯があったり、仮の義歯を作成することはできないのでしょうか?
可能です!
基本的にインプラント治療期間中は歯がないということはありません。
インプラント手術直後から噛めるようにします。
ただし、
固定式の仮歯にするのか?
義歯(入れ歯)にするのか?
は、口腔内の状態によって大きく変わります。
欠損部位の両側に歯が存在していれば、固定式の仮歯(ブリッジの仮歯)を作成します。
しかし、
歯が多数欠損している場合や、
総入れ歯のような方には固定式は難しいことです。
このような方の場合、基本的に義歯(入れ歯)を使用しながらインプラント治療を進めていきます。
ただし、特殊な治療方法として
インプラントを埋入時(手術当日)にインプラント自体に固定式の仮歯を装着する方法もあります。
この方法をインプラント即時加重(負荷):インプラント手術当日に固定式の仮歯まで行う治療法 と言います。
ただし、この方法は全てのケースで適応されることはありません。
インプラント即時加重(負荷) の適応基準にはいくつかありますが、最も重要なこととして、
『骨吸収がほとんどなく、埋入したインプラントがしっかりと安定していること!』です。
もっと言えば、インプラント即時加重(負荷) が適応されるケースが少ないのが現状です。
そのため、多数の歯がない方は、どうしても義歯(入れ歯)を使用しながら インプラント治療を進めることになります。
ただし、患者様によっては
『どうしても義歯を使用したくない!』
と言われる方も多いのです。

今回ご紹介する患者様は、上顎に歯が3歯(本)しか残っていない方です。
しかもこの3歯(本)が全て歯根破折 をしています。
3歯(本)とも抜歯が必要です。
しかし、患者様は
『インプラントの治療期間中 どうしても義歯(入れ歯)を使用したくない!』
との強い希望を持っていました。
また、この患者様の骨は非常に大きな吸収を起こしていました。
つまり先程ご説明したインプラント即時加重(負荷) が適応ではない患者様です。
それでは、歯根破折 した3歯(本)のみしか残っていない状態で固定式の仮歯は可能なのでしょうか?
前置きが長くなりましたが、これを可能にした症例をご紹介します。
10年以上前の症例ですのでレントゲン写真の写りが悪くて見にくいかもしれません。


患者様は、上顎の前歯部が3歯(本)しか存在しない状態でした。
その3歯(本)でブリッジをしていたのです。
上顎の左右の奥歯は、欠損している状態でした。
奥歯の義歯は作成したのですが、違和感が強く使用できない状態でした。
このような方は、本当に多いですね。
奥歯の義歯を使用しない状態が続いたため、上顎の前歯部に負担がかかり、歯根破折 したのです。
当院にいらした時にはすでに上顎の前歯部のブリッジはグラグラでした。
以下は、初診時の口腔内写真とレントゲン写真です。
スライド01

写真が小さくて見にくいかもしれません。
真ん中の口腔内写真を見ると 一見 歯がきちんとあるように見えるかもしれません。
しかし、上の写真を見ると前歯部分しか歯がないことが分かります。
上顎の奥歯には歯がないのです。
上顎の前歯部には、3歯(本)のみが残っています。
そして、この3歯(本)で6歯分のブリッジとなっていたのです。
上顎の前歯部のブリッジ自体がグラグラと動いていたのです。
グラグラしているブリッジを撤去したのが下の写真です。
インプラント診査時のレントゲンです。
スライド02

上顎前歯部に3歯のみが残っているのが分かるかと思います。
以下の●:赤丸が歯根破折していたのです。
スライド03

この歯は抜歯するしか方法がない状態でした。
スライド04

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
上顎の左右奥歯では、骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド06

残っている上顎の3歯は、歯根破折 していますし、奥歯は高度の骨吸収を起こしています。
非常に難しいケースですね。
しかも 患者様は、『義歯は嫌!』というご希望ですから…
難題が多いケースです。
いろいろと考えた結果、とりあえず 上顎の3歯を抜歯しないで インプラントを埋入する計画を立てました。
つまり、残っている3歯でブリッジの仮歯を作成し、欠損している部位にインプラントを埋入する方法です。
そして、インプラントと骨が結合したら 歯根破折 している3歯を抜歯して、今度はインプラントを土台とした仮歯に変更するという治療計画です。
スライド07

まず、インプラント治療に先立ち、上顎前歯部に仮歯(仮のブリッジ)を作成することになりました。
残っている3歯を土台として、8歯分の仮歯を作成しました。
その時の写真が以下になります。
スライド08

とても仮歯には見えないですね。
また、義歯を使用しなくても歯がないようには見えません。
初診時のブリッジよりも左右に1歯づつ歯を延長させていますので、
これだけでも見た目はかなり改善されたと思います。
この状態でインプラント治療を開始します。
この時点で患者様は、きれいになった見た目に満足されていました。
以下が具体的なインプラントの埋入計画です。
6本のインプラントを埋入します。
スライド09

そして、11歯分の歯を作成するという方法です。
また、奥歯の骨吸収が大きい部位は、ソケットリフト法 という方法でインプラントを埋入しました。
また、このレントゲンでは分かりませんが上顎の前歯部も骨吸収が非常に大きかったため、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) GBR法(骨増大法) にて骨の増大を行いながらインプラントを埋入する計画を立てました。
さらに骨吸収が進行している最も奥には、インプラントを埋入せずにカンチレバー という方法で被せ物を作成することにしました。
以下が被せ物を含めた最終的な治療計画です。
スライド10

以下のレントゲンは、3歯を残してインプラントを埋入した直後です。
スライド11

さまざまな治療方法を組み合わせて治療を行うことにより難症例に対応できるのです。
スライド12

以下は、治療終了後です。
スライド13

スライド14

治療期間中、固定式の仮歯を使用していたため、
見た目(審美面)、
噛むこと(食事)
に問題がなく過ごすことができました。
このまま1年に2回の間隔でメインテナンス(定期検査) を行っていました。
そして、5年が経過したことろで、他の問題が起こりました。
また、歯根破折 です。
スライド15

本当に神経のない歯は問題が起こりやすいです。
この歯も抜歯となりました。
スライド16

抜歯後はインプラント同部もインプラント治療を行い、現在は以下のような状態です。
スライド17


今回のテーマは、インプラント治療期間中の歯がない期間をどうするか?
というお話でした。
現在インプラント治療を考えられている方で
治療期間中がご心配な方は、担当歯科医師にご相談下さい。

今日はだいぶ話が長くなりましたので、これで終了です。
次回のブログは4/12(月曜日)になります。

最近は難しい話ばかりでしたので、次回はよくある簡単なケースの話をしたいと思います。
お楽しみに!


次回も『インプラント症例』です。


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インプラント症例:36回目

4/5(月曜日)です。
今日も『インプラント症例(36回目)』になります。

今日このブログを始めて見られる方がいらっしゃいましたら 是非今までの症例もご覧になって下さい。
きっと患者様にあった症例もあるはずです。

それでは本日のブログを始めたいと思います。
いつもご紹介する症例は、骨吸収が起こっているケースばかりです。
骨吸収を起こす原因は以下のようなことです。
1.歯根破折
2.歯がないまま長期間そのままになっている
3.歯周病
しかし、今回ご紹介する患者様は、欠損数は多いですが、骨吸収がさほどないケースです。
そのため、インプラント治療自体はさほど難しいことではありませんでした。
約10年前に行った治療です。
10年以上前は、まだデジタルレントゲンではなかったため、フィルムの古いレントゲンです。
そのため、久しぶりにカルテから取り出したら、かなり劣化して見にくくなっていました。
カルテに入れたままにしておくのではなく、
もっときちんと管理していれば…と後悔しました。

以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

ちょっと見にくいですが、骨吸収はさほどない状態でした。
患者様は、『入れ歯ではなく、固定式の歯で噛みたい!』という強いご希望を持っていました。
ここで問題なのは、歯がない部分に何本のインプラントが必要かということです。
現在 下顎の欠損数は9歯です。
スライド02

必要なインプラントの数というのは決まっているものではありません。
骨吸収が大きく、短いインプラントしか埋入できなかったり、
噛み合わせ(歯ぎしり等がある)が悪かったりした場合には、
インプラントの本数を多くして強度を増強することが必要です。
一般的には、欠損数の半分程度のインプラントが必要です。
今回下顎の欠損数は 9歯分ですので、
5本のインプラントを埋入することにしました。
また、上顎の左側の奥歯の2歯欠損にもインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド03

インプラントにどうしても治療費がかかってしまいますので、他の部分は全て保険診療で行うことにしました。

患者様のご希望も含め、現在大切なことは欠損部をインプラント治療により噛めるようにすることです。
そのため、インプラント治療にかかる治療費を最優先させ、
他の天然歯の治療は保険で行うことです。
こうしたことで、患者様のご希望である 固定式で奥まできちんと噛める状態が達成できたのです。
以下がインプラント治療終了後 10年経過した状態です。
スライド04


さて、これで全てが終わったわけではありません。
インプラント治療の終了が治療のゴールではないのです。
インプラント治療部位も含め、他の天然歯の部分もダメにならないように管理することが大切なのです。
メインテナンス(定期検査) が重要なのです。

もともとこの患者様が歯がダメになった原因は、虫歯です。
患者様曰く、小さい頃から歯が悪く いつも歯科医院を受診していました。
しかし、ある時から虫歯治療を行った被せ物が脱離(取れてきた)し、
『虫歯が深いから抜歯です!』と歯科医院で言われ続けてきた結果、
多くの歯を失うことになってしまいました。

多くの歯を失うことになってからも
歯科医院の転院を繰り返して、最終的に当医院にたどり着いたのです。
虫歯治療を繰り返してダメになった大きな理由として
神経がない歯が多いからです。
神経のない歯は 非常に脆く 通常の噛む力でも割れることがかなりの確立であります。
また、神経がない歯が虫歯になっても 痛み等がありませんので、分からないうちに進行していることもあります。
神経がない歯は本当にリスクが高いのです。
ちなみに神経のない歯を赤丸:●で表示します。
スライド1

ほとんどの歯が神経がないのが分かるかと思います。
先程も書きましたが、患者様は当医院を受診するまでに 小さい頃からづーっと歯科医院に通院をし続けてきました。
しかし、通院していたにも関わらず どんどんと歯がダメ(抜歯)になっていったのです。
きちんとした治療がなされていなかったのもあるかと思いますが、
適切なメインテナンス(定期検査) をされていなかったのも事実です。

患者様は、当医院でのインプラント治療が終了後すでに10年という歳月が過ぎました。
しかし、その10年間は抜歯がないだけでなく、1回の再治療も行っていません。
治療後、づーっと問題なく維持されてきたのです。
これは、患者様の日々の適切な歯磨きができてこそです。
また、10年間つーっとメインテナンス(定期検査) に通院されています。
この継続的な努力も良好な結果をもたらしたのです。

現在は、まったく問題がないので、6ヶ月に1回のメインテナンス(定期検査) となっています。
このまま20年、30年…と問題なく維持していきたいものです。

本日の症例のテーマは、
今まで年々歯がダメ(抜歯)になっていた方でも きちんとした治療と その後の適切な維持管理ができれば、トラブルなく維持できるという症例のご紹介でした。


次回のブログは4/8(木曜日)になります。
今日も『インプラント症例』です。

今週(4/9〜11)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行ったインプラント手術の患者様は、インプラントモニター の患者様でした。
最近は、インプラントモニター(20%割引) をご希望される方の方が多いくらいです。

初診時は、以下のような状態で来院されました。
スライド05

下顎の左側の奥歯がかなり以前から欠損していました。
そのため、食事のほとんどを右側で食べることになっていました。
ところが、少し前から上顎の左側の奥歯で噛むことができなくなってきました。
上顎左側が歯根破折 していたのです。
歯根破折 についてはこのブログでも良く紹介する内容です。
スライド06

歯根破折 している場合、抜歯となることがほとんどです。
スライド07

この歯を抜歯すると奥歯では噛めなくなるとの思いから
当医院を受診された患者様です。

また 診査の結果、さまざまな問題が起こっていました。
その一つが、噛み合わせのズレです。
下顎の右側の奥歯が欠損した状態で長期間放置してしまったため、
噛み合う上顎の歯が挺出してきたのです。
以下のレントゲンは、噛み合わせのズレを表示したものです。
青線は、正常な状態を表した状態です。
スライド08

以下の赤線は、現在の患者様の状態です。
スライド09

上顎の歯が挺出し、噛み合わせが斜めになっているのが分かるかと思います。
青線赤線を合わせたのが以下の写真です。
スライド10

『奥まできちんと噛みたい!』という患者様のご希望もあり、
以下のような治療経過になりました。
上顎の埋入部位はまだ決まっていませんが、以下のようにインプラントを埋入できれば、
最も噛める状態になります。
スライド11

昨日は、下顎の左側に2本のインプラントを埋入しました。
スライド12

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) を2本です。
麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、2〜3ヶ月後に型を取ります。

治療費
治療費は、インプラントモニターですので、
1本168.000円(消費税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、静脈内鎮静法の費用も全て含まれています。
当医院では最初の治療計画時の費用以外は、追加費用は一切ありません。



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インプラント症例:35回目

4/1(木曜日)です。
今日も『インプラント症例』になります。
35回目です。
いつも見ていられる方にとっては、症例も あきてきたかもしれません。
ためになるような症例があればご紹介していきますが、
来週からインプラントの最新情報もご紹介したいと考えています。

さて、本日の症例は、歯がほとんどない方のインプラント治療です。
だいぶ前のケースです。
もう10年近く経っているケースです。
患者様は、上下顎の歯が グラグラ で食事がほとんどできない状態で来院されました。
歯周病の検査をすると 歯を支えている骨は、ほとんど吸収してしまっている状態でした。
私は、日本歯周病学会の歯周病専門医 ですが、
どのような状態でも歯を残せるわけではありません。
今回の患者様は、歯を支えている骨がほどんと吸収 してしまっていました。
どの程度骨吸収が進行していたかと言いますと
『歯を支えている骨が90%以上吸収していた!』のです。
もうグラグラです。
いつもと違い、初診時の口腔内写真から見てみましょう。
スライド1

骨吸収が進行しているため、歯がグラグラ と動いているため、歯と歯の隙間が大きくなっています。
また、歯周病の原因となっている歯石が大量に付着しているのが分かるかと思います。
以下の写真は、上下顎を内側から見たところです。
スライド2

左側の奥歯は、欠損しています。
それでは、初診時のレントゲンを見てみましょう。
スライド3

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド4

以下のレントゲンは、
骨吸収した部位を赤色であらわしたものです。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド5

先にも解説したように すでに90%以上の骨が吸収してしまっている状態でした。
大変な状態です。
問診で患者様は、歯磨きを行う習慣がほとんどなかった ことが分かりました。
歯石の付着状況からしても 患者様は、歯磨きがほとんど行われていなかったことが分かります。
歯周病は感染症 です。
歯石の内部には、細菌(歯周病細菌)がいっぱい生存しています。
この細菌が原因となり、骨吸収が起こったのです。
歯周病の治療の中には、失った(吸収した)骨を再生(回復)させる治療法があります。
GTR法 エムドゲイン法 です。
しかし、これらの骨再生治療は 魔法の治療法ではありません。
骨が再生するといっても骨再生には限界(適応症) があります。
私自身も歯周病専門医 ですから、こうした骨再生治療 を含め歯周病治療 が当院の診療の基本になっています。
しかし、この患者様の場合、とても保存することができない状態でした。
1歯を残して全て抜歯と診断しました。
スライド6

それでは、
『抜歯と診断した歯以外は、本当に残すこができなかったのでしょうか?』
徹底した 歯周病治療 を行えば、もう何本か(3〜4歯程度)保存することは可能かもしれません。
しかし、あと数本の歯を抜歯しないで残したとしても その将来性はほとんどありません。
結果的にすぐにダメになってしまうでしょう。
また、完全にダメな歯を中途半端に残してしまうと
逆に治療計画が難しくなってしまいます。
特に抜歯後にインプラント治療を計画した場合、
ダメな歯を無理矢理残すとさらに問題が大きくなってしまいます。
例えば、下顎の右側の奥歯を2歯のみ、下顎の左側の奥歯を1歯のみ、下顎の前歯部を2歯のみ
なんとか残せたとします。
そして、抜歯した欠損部には、インプラントを埋め込んだとします。
しかし、無理矢理残した歯は グラグラしているため噛むことはできません。
せっかく治療を行ったのに 食事が十分にできません。
また、無理矢理残した歯も近いうちにダメになっていきます。
インプラントによって欠損部を治療したとしても 
残した歯がダメになってしまえば、また欠損部ができてしまいます。
そして、また新たに欠損部にインプラント治療を行うことが必要になってしまうのです。
こうしたことを繰り返すとインプラントを埋入する本数もどんどんと増えていきます。
治療費も年々増加していくだけです。
治療もいつまでたっても終わりません。

患者様にとって抜歯ということは、非常にためらうこと(嫌なこと)ですが、
私達歯周病専門医 からすれば、
『この歯は徹底した治療を行えば、十分治る!』
『この歯は絶対に治らない!』
『ダメな歯を無理に残すと 逆に問題が大きくなる!』
といったことが分かるのです。
そのため、
歯を残すことで治療を複雑にしたり、
他の歯へ感染してさらに悪化させたり、
いつまでも治療が終わらなかったりすると判断した場合には、抜歯と診断します。
将来性を考えた 適切な治療計画がないと決して良い結果にはなりません。

こうしたことに患者様はご理解していただけました。
患者様ご自身もほとんどの歯がグラグラで
指で触っても取れてしまう状況であることは十分に分かっていましたので、
患者様のご希望は、
『早く きちんと噛めるようになりたい!』
『 再治療を繰り返すようなことはしたくない!』
『将来的にも不安がない治療を行いたい!』
『審美的にも問題がない状態にしたい!』
『治療費も最小限にしたい!』
とのご希望がありました。
また患者様は、今まで義歯(入れ歯)を使用した経験がなかったために、
義歯への不安をかなり持っていました。
そこでまずダメな歯を抜歯し義歯(入れ歯)を作成することから始めました。
義歯は抜歯前に型を取り、作成しておきます。
そして、抜歯と同時(当日)に義歯を装着します。
歯がないという期間は1日もありません。

義歯(総入れ歯)になった状態で暫く経過をみていただきました。
義歯にはなかなかなれない状態でしたが、上顎はなんとか使用できるようでした。
しかし、下顎の義歯は違和感が強くまったく使用でいない状態でした。
そこで、下顎にはインプラントを埋入し、完全固定式のブリッジを作成する計画を立てました。
以下のレントゲンは、抜歯後のインプラント診査時です。
スライド7

インプラントの治療計画は、骨吸収等を考え以下のようになりました。
スライド8

以下のレントゲンは、下顎のインプラント治療が終了した後です。
スライド9

下顎は、完全固定式ですので もともと歯があった状態に回復できたのです。
患者様も何十年ぶりに、きちんと食事もでき、審美的にも満足できると 非常に喜んでいただけました。
上顎については、このまま義歯のご使用に問題がなければ、そのまま使っていただきますが
ご希望により インプラントによる固定式のブリッジを作成することも可能です。

今朝は、起きるのが遅くなり、アップが遅れたため これで終了です。


 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

4/1のブログのアップは、10:00頃の予定

4/1(木)です。
本日のブログアップは遅れています。
10:00頃にアップ予定です。
すみません。
Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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診療時間:9:30〜18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
メール :info@
     sugiyama-d.sakura.ne.jp
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