最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2010年07月

インプラント症例:64回目

7/29(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『64回目のインプラント症例』になります。

本日は始めに夏期休暇についてのお知らせです。
8/9(月)〜8/16(月)まで休診となります。

これだけ暑い毎日が続くと インプラント治療を希望されて来院される患者様も少なくなると思っていましたが、これが逆で どんどんと増えています。
毎日、毎日 治療計画を立てているのですが、これが追いつかないくらいです。
でも難症例ばかりです…

本日 ご紹介するような難症例ばかりです。

このブログで多い症例の一つとして、上顎の奥歯に骨吸収を起こしているケースがあります。
インプラントは、チタンでできたネジを骨の中に埋め込む治療です。
そのため、骨の状態(骨吸収程度)によって
インプラント治療が 適しているか?
インプラント治療が 適していないか?
があります。
骨吸収が大きく起こっている場合には、インプラント治療は困難になります。

本日ご紹介するケースは、上顎の左右奥歯に非常に進行した骨吸収があった方です。
骨の高さは、1〜2ミリ程度しか存在しておらず、
通常のインプラント治療では不可能だったケースです。

本日の症例の話しを紹介する前に 骨吸収 と 上顎洞 という話しからしたいと思います。
これが分からないと今回の症例をご理解するのは難しいのです。
( 現在基礎ブログでもこのようなケースの話しをしています )

上顎の奥歯の上方には『上顎洞』という空洞があります。
上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。
多くの場合、歯が存在すると この上顎洞 と 上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、
歯周病等で骨が吸収してしまうと 上顎 と 上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。
以下は、上顎洞の図です。
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A 歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。

B 歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
  インプラントを行うのに問題はない。

C 歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
  インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
  上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような状態である。
  このように歯を抜いた場所は年々やせて、場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいます。

それでは、参考例のレントゲンを見てみましょう!
まず、骨吸収がさほどなく、上顎洞まで十分な距離があるレントゲンです。
以下のレントゲンの赤線は、骨の吸収状態を表しています。
緑線は、上顎洞です。
赤線緑線の間に一定の幅(距離)があります。
20100723005818c72

次に骨吸収があり、上顎洞も下がっている状態です。
この場合、赤線緑線の間にはほとんど隙間がありません。
201007230100437f7

こうなると治療は難しくなります。

それでは、どの程度骨吸収があると問題なのか?
という具単的な数値について解説します。

一般的に骨吸収が少ない状態とは、上顎洞と骨との距離が10ミリ以上の場合です。
骨の高さが10ミリ以上あれば、
長さ10ミリのインプラントを埋入できるということです。
これ以下の長さのインプラントでは、上顎で安定したインプラントは行えません。
骨の吸収上顎洞の存在により治療は大きく変わってくるのです。

骨の吸収が大きい場合には、骨移植という治療法を行います。
この治療をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
この治療法を行えば、骨吸収が大きくても ほとんどのケースでインプラント治療が可能になります。
しかし、こうした方法は非常に大変なのです。

それでは、上顎の奥歯において骨吸収が大きく、骨の高さが10ミリ以下の場合には
必ず骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要かと言いますと 
そうではありません。
5ミリ程度骨の高さが存在すれば、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行う必要性はありません。
骨の高さが5ミリ程度残っていれば、ソケットリフト法 という比較的簡単な治療法で行えます。
骨の移植もありません。

今回ご紹介する症例は、上顎の左右奥歯が欠損しており、
骨吸収が著しく起こっていました。
骨の高さも1〜2ミリ程度しかありませんでした。
1〜2ミリですよ。
大変なことです。

それでは、今回の症例の初診時レントゲン写真をみましょう!
スライド01

上顎の右奥歯が3歯欠損、
上顎左側の奥歯が4歯欠損していました。
スライド02

長い間欠損のままになっていました。
義歯(入れ歯)は、作製したことがありましたが、
違和感が強いため、使用できませんでした。
こうした方は多いですね。
スライド03

最近になり、上顎右側の奥歯がグラグラしてきたため、
さらに歯を失うことに不安を持ち インプラント治療を希望して来院しました。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド04

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド05

奥歯では、骨の吸収が非常に進行しているのが分かるかと思います。
次に本日の最初にも解説しました上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド06

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド07

骨吸収の状態、
上顎洞の存在から
上顎の奥歯では、インプラントを埋入するための骨の高さがほとんどないことが分かると思います。
具体的には、上顎の右側では骨の高さが1ミリ程度、
上顎の左側では骨の高さが2〜3ミリ程度しか存在しません。
この状態では とてもインプラントを行うことはできません。

いつも このブログでは、骨吸収が起こっている症例の場合、
骨が存在する部位にインプラントを斜めに埋入するインプラントの傾斜埋入
カンチレバー
ソケットリフト法
等で対応することが多いのですが、これほど骨吸収が進行している場合には こうした方法ではインプラントを埋入すること自体が無理になります。
スライド08

奥歯にインプラント治療を行うためには、上顎の右側に3本、左側に4本のインプラントが必要になります。
スライド09

しかし、そのためには どうしても骨移植が必要になります。
先にも解説しましたサイナスリフト法(上顎底挙上術) です。
スライド10

そしてインプラントを埋入するのです。
スライド11

患者様は どうしても義歯は嫌であり、
どうにかインプラント治療を行いたい 
との強いご希望があったため、
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うことになりました。
しかし、ここでさらに問題があります。
骨移植といっても 今回の症例のように これだけ骨吸収が起こっていると
移植する骨の量も ものすごい量が必要です。
通常 骨移植を行う場合、移植する骨は、口腔内から採取します。
一般的には、
顎の尖端 とか
親知らず周囲 とか 
です。
しかし、口腔内からとってこれる骨の量には限界があります。
今回の症例のように骨移植する量が多い場合には、
腰骨から採取します。
しかし、腰から骨をとってくる場合には、入院が必要であり、
患者様の負担も大きいのです。
また、先程のように 
上顎右側に3本、
上顎左側に4本
のインプラントを埋入することは、費用的にも高額になってしまいます。
患者様のインプラント治療の希望、
治療費の削減、
治療負担の軽減
等を考えて最終的なインプラントの計画は以下のようになりました。
スライド12

最終的には 奥までインプラントを行わない計画になりました。
スライド13

こうすれば、治療費の負担軽減になるだけでなく、
治療に対する身体的な負担も可能なかぎり少なくなります。
次に問題となったのが、上顎左側の奥歯です。
以下のレントゲン写真の歯がグラグラしていたのです。
スライド14

将来性のないこの歯は、抜歯が必要です。
スライド15

そして、以下のように上顎右側の奥歯には3本のインプラントを埋入します。
スライド16

しかし、患者様のご希望としては、
上顎右側のこの歯を抜歯すると 審美的に問題が生じるため、すぐには抜歯したくないとの希望がありました。
スライド17

そのため、現時点ではこの歯は抜歯しないことにしました。
後で抜歯するのです。
スライド18

しかし、これが 後から問題となったのです。
スライド19

最終的には、最小限の範囲でサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行い、
最小限の範囲でインプラントを埋入することになりました。
以下は、骨移植を行った後です。
スライド20

少し分かりづらいと思いますので、術前と比較してみましょう。
スライド21

もっとわかりやすくするために、さらに拡大します。
まず、上顎右側です。
スライド22

治療後には、移植した骨が白っぽく見えると思います。
以下の白い矢印が 今回移植して骨が増えた部分です。
スライド1

このレントゲンに上顎洞骨(吸収した状態)の線を書いたのが以下です。
スライド2

骨が大幅に増大したのが分かると思います。

次に上顎左側です。
スライド23

奥の方に移植した骨が白く見えると思います。
同様に 以下の白い矢印が 今回移植して骨が増えた部分です。
スライド3

このレントゲンに上顎洞骨(吸収した状態)の線を書いたのが以下です。
スライド4


本日はだいぶ長くなってしまいましたので、これで終了です。
次回のブログは、インプラントを埋入するところからです。


次回のブログは8/2(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

前回のブログでも書きましたが、最近は本当に難症例が多いです。
特に上顎前歯部は、骨吸収が起こっている場合、審美的に問題となることが多いのです。
昨日行ったケースでも 骨吸収が非常に起こっており、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法(骨増大法)  等さまざまな方法を行ってインプラントを埋入しました。
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今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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インプラント症例:63回目

7/26(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『63回目のインプラント症例』になります。

毎日本当に暑いですね。
本日は始めに夏期休暇についてのお知らせです。
8/9(月)〜8/16(月)まで休診となります。

本日の症例は、以前このブログでも紹介したことがある症例です。
上顎前歯部の1歯欠損に対して、インプラントを埋入したケースです。
なぜ再度このブログでアップするかと言いますと
上顎前歯部の症例が多いからです。
ただし、その多くは難症例になっているのです。

最近、インターネットの普及もあり、来院される患者様の多くは
さまざまな情報をもって来院されます。
骨吸収が非常に進行した状態での骨再生治療についてとか…
さまざまな治療方法についての情報をもっています。
その中で最近非常に多いケースとして、
上顎の前歯部があります。
しかも、難症例のケースが多いのです。

本来 上顎前歯部は、審美性が重要視される部位ですので、
治療の難易度が高い部位です。
ただし、難易度が高いといっても その難しさは、さまざまな条件によって大きく変わってきます。
例えば、骨吸収の程度によっても大きく変わってきます。
元々、歯周病 を放置したり、
歯根破折 を起こした状態を長期的に放置したり、
歯がないまま長期間そのままになっていたり
することがあります。
このようなことが起こると 歯を支えている骨が吸収を起こします。
特に歯根破折 を起こしている場合には、急激に骨吸収が起こります。
先にもご説明したように インターネットの普及によって 患者様ご自身でさまざまな情報を得ることができるようになっています。
例えば、歯肉が腫れて 歯科医院に行ったところ
「神経のない歯が歯根破折 を起こしているため、抜歯しか方法がない!」
と診断を受けたとします。
当然 患者様は、
「なんとかならないのか?」
と思い、インターネット等でさまざまな情報を得ようとします。
歯根破折 を治す方法はないのか?」
「抜歯した後は、どのような治療になるのか?」
…等
悩み事はいっぱいあります。
また、さまざまな歯科医院を転々と受診し、
治療方法を聞きます。
歯根破折 を治す歯科医院を探したり、その後の治療方法について聞いてみたいという思いもあります。
これは当然のことです。
「なんとか良い方法があれば…」
という思いがあるのは当たり前のことです。
しかし、こうした情報の多さが 問題を引き起こすことがあります。
その一つは、時間の経過です。
歯根破折 を例にとって解説すると
歯根破折 を起こした場合には、できるかぎり早急に抜歯することが重要です。
折れた部位から 血液が入り込んだり、唾液が入り込んだりした結果、歯肉の中で感染が起こります。
感染の結果、歯周囲の骨が吸収(溶けてくる)するのです。
実際に、歯肉が腫れいる場合には、骨吸収はすでに起こっています。
そのため、歯肉が腫れて歯科医院を受診した時に
歯根破折 しています!」
と診断された場合には、骨吸収が起こっていると思って下さい。
そのため、早急に抜歯することが重要です。
しかし、先程ご説明したように 多くの患者様は、
歯根破折 を治す方法はないのか?」
等 ご自身の希望をかなえてくれる歯科医院を探します。
この間に骨吸収はどんどんと進行していくのです。
上顎前歯部が歯根破折 した患者様の中で当医院を受診される方の多くは、歯根破折 してからかなりの時間が経過しています。
そのため、私が検査する段階ですでに骨吸収がかなり起こっているのです。
「もっと早く来院していれば…」
と考えられるケースが本当に多いのです。
骨吸収が高度に起こっている場合には、治療後の審美性に大きく影響します。
インプラント治療の中には、吸収した骨を増大(再生)させる治療方法があります。
こうした治療をGBR法(骨増大法) と言います。
しかし、GBR法(骨増大法) は魔法の治療ではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。
患者様の中には、GBR法(骨増大法) を行えば、元の状態に回復(復元)できると考えていられる方がいらっしゃいます。
骨吸収の状況によっては、吸収前の状態に近く回復(骨再生)が可能です。
しかし、先にもご説明したようにGBR法(骨再生治療)には限界 があります。
骨吸収が起こった状態でインプラントを埋入するとさまざまな問題が起こります。
インプラント治療後に歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間ができる といったことがあります。
患者様にとっては、
「良く調べて より良い歯科医院を受診したい!」
という多いがあるのは当然のことですが、現在の状況をきちんとご理解していないと
状況はどんどんと悪化することがあります。

本日ご紹介する方も 長い間歯がないまま長期間そのままになっていた 患者様です。
づっと義歯を使用していたのです。
その結果、骨は痩せ、歯肉の退縮も起こっていたのです。
ただし、結果論としては、さまざまな治療によって審美的な回復ができた症例です。

前置きが長くなりましたが、早速症例を始めましょう!

本日の症例は、上顎前歯部の1歯欠損に対し、
「オールセラミッククラウン(ジルコニア)」でインプラント治療を行ったケースです。
以下の写真は、治療前(初診)です。
前歯が欠損しています。
79-1 2

患者様は、欠損部の両側の歯を削るブリッジはどしても避けたいとの思いがあり、
インプラント治療をご希望されていました。
また、審美的に治療を行いたいとのご希望があり、
インプラント埋入後は、オールセラミックによる治療をご希望されました。
以下の写真は、インプラントを埋入した後の状態です。
79-1 3

金属色に見えるのは、インプラントの 『蓋』になります。
この『金属の蓋』は、普段見えるものではありません。
インプラント手術直後から『仮歯』が装着されますのでご心配はありません。
これは、インプラント手術後の状態が見えやすいように仮歯を取って写真撮影したものです。
仮歯にはいくつかの方法があり、
今回の症例では、欠損部の両側の歯に仮歯を接着剤で固定する方法を行いました。
機能的にも審美的にも大きな問題を起すことはありません。

インプラント埋入後、骨と結合するまで約3〜4ヶ月待ちます。
その後、先程の金属を蓋を取り、インプラントの土台を装着します。
インプラントの土台のことを『アバットメント』と言います。
アバットメント等のインプラントの構造については、以下を参考にして下さい。
   インプラントの構造(パーツ)
一般的にインプラントの土台は、金属製(チタン合金)になります。
ほとんどのインプラントがこの金属製の土台です。
以下の写真は、金属の土台(アバットメント)を装着した状態です。
79-2 3

もちろんこの金属のアバットメントが見えることはありません。
アバットメント(土台)の上にセラミック等の被せ物が装着されるためです。
しかし、審美性を考えれば土台(アバットメント)自体も金属を使用しない素材が良いのです。
金属をしない土台を ジルコニア アバットメント と言います。
以下の写真がジルコニア アバットメントを装着した状態です。
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このジルコニア アバットメントが使用できるようになってから 審美性は今までと比較して格段に向上しました。
次に 土台(アバットメント)の上に装着される被せ物です。
いわゆる セラミックの歯です。
セラミックの素材を簡単に説明すると 瀬戸物です。
しかし、セラミックの被せ物(差し歯)と言っても 内面は金属でできています。
以下の写真は、セラミックの被せ物の内面(内側)から見たところです。
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ちょっとわかりにくかもしれませんが、
セラミックの作成方法は、始めに金属のフレームを作成し、その上にセラミックを焼き付けて作成されます。
そのため、セラミックと言っても内部(内面)は金属なのです。
もし、内面が金属フレームでできていないと強度が弱く 割れたりしてしまうからです。
しかし、審美的に治療を行うためには、内面にもまったく金属を使用しない素材が適しています。
この被せ物を オールセラミック と言います。
以下の写真は、オールセラミック ジルコニア クラウン です。
79-3 3

金属をまったく使用しないということは、審美的な面だけではなく、金属アレルギー に対しても有効です。
以下が治療後です。
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この症例で使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。
ジルコニアアバットメントも同社のシステムです。
前歯部に適したインプラント(プラットホーム・スイッチング) システムです。



次回のブログは7/29(木曜日)になります。
次回の症例は、上顎の奥歯の骨吸収が非常に起こっており、
骨の高さが1ミリ程度しか存在しない方に対して、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行ったケースをご紹介します。


先週のインプラント手術報告

先週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週末も多くのインプラント手術がありました。
非常に簡単なケースもありました。
骨吸収がさほどなければ、インプラントを1本埋入するのに5分もあれば十分です。
治療後の腫れもほとんどありません。
しかし、骨吸収が大きい場合には時間もかかります。
昨日も2件の手術がありましたが、その中で骨吸収が大きかったのが以下のケースでした。
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下顎前歯部では、骨の幅が2ミリ程度しかありませんでした。
これは、歯周病 歯がないまま長期間そのまま放置 した結果です。
通常、インプラントの幅(直径)は、約4ミリ程度あります。
直径4ミリのインプラントを埋入するためには、6ミリ程度の骨の幅が必要です。
今回の症例では、骨幅が約2ミリですので、非常に大変であったことは分かるかと思います。
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
を併用し、なんとかインプラントを埋入することができました。
本来は、このような状態にならないうちにインプラントを行うことが重要なのです。

使用したインプラントは、
奥歯ではストローマンインプラント(ITIインプラント)
前歯ではアンキロス インプラント
でした。

麻酔方法は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) です。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取りを開始します。


治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。



 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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  ・オリコン 2010年度版 顧客満足度の高い インプラント歯科医院ランキング神奈川県版

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:62回目

7/22(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
本日の症例は、前回の続きになります。

前回(7/19)のブログを見ていないと 本日のブログは分からないため、
始めに 前回のブログを再度アップした上で
本日の続きを解説します。
前回のブログを読まれた方は、飛ばして下さい。

それでは、前回の内容から始めます。

患者様は、非常に進行した重度歯周病の方でした。
上顎の前歯部から左側にかけては歯が欠損している部位が多数ありました。
また、下顎の右側も歯がグラグラしている状態でした。
そのため、左右の奥歯では噛めないため、
『どうにか噛める状態になりたい!』との思いで来院された方です。
前回のブログ や、
前々回のブログ では、
重度歯周病の患者様の症例を紹介しました。
重度歯周病の方のインプラント治療は非常に難しいのです。
その理由には、いくつかあります。
一つは、重度歯周病の患者様の場合、歯を支えている骨がすでにかなり吸収 しています。
インプラント治療は、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨の吸収が起こっている場合には治療を難しくします。
重度歯周病を放置している患者様の場合には、
抜歯後にインプラントを埋め込むこと自体が難しくなることがあります。
次に重度歯周病患者様の場合、
どの歯を抜歯し、
どの歯を残すのか?
という問題があります。
もちろん可能なかぎり抜歯せずに 残した方が良いのですが、
将来性が非常に低い歯を無理に残した場合には、逆にその後の治療を難しくすることになります。
例えば、歯が1歯欠損していたとします。
患者様は、その欠損部のみにインプラント治療を行い、
他の歯は、触らずに治療を進めたい 
との希望があったとします。
しかし、欠損部周囲のほとんどの歯がグラグラ(重度歯周病)であった場合、
無理に欠損部のみのインプラント治療を行っても
すぐに周囲の歯がダメになるたびに
新たにできた欠損にインプラントを埋め込むことが必要になります。
この追加されるインプラントは、歯がダメになるたびに どんどんと増えていきます。
治療に終わりがありません。
当然のことながら そのたびに治療費はどんどんとかかります。
どのような歯科治療もそうですが、
悪い歯や欠損部だけを見て治療を行うのではなく、
口腔内全体を見て治療計画を立てることが重要なのです。
また、歯周病を放置した状態で、インプラント治療を行っても
インプラント自体も歯周病のような状態になってしまいます。
これをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。
また、重度歯周病になるということは、簡単に言えば 
『歯磨きが十分にできていいない!』
ということです。
歯磨きが適切にできていないために 歯周病になったのです。
そうした方が、抜歯後にインプラント治療を行ったとしても
本当に適切に歯磨きができるか?
という問題があります。
多くの方は、インプラント治療前に歯周病についてご理解をされ、
徹底した歯周病治療を受けていただくため、
治療後には、適切な歯磨きを行っていただけます。
また、メインテナンス(定期検査) にもいらしていただいています。
しかし、これは100%の患者様に当てはまることではありません。
インプラント治療後も適切な歯磨きができなかったり、
メインテナンス(定期検査) に来院されない方もいらっしゃいます。
そのため、歯周病が再発してしまいます。
歯周病が再発すると インプラントにも感染を起こします。
結果的にインプラントもダメになってしまうのです。
こうしたことが起こることもあるため、
重度歯周病患者様の治療が非常に難しいのです。
今回ご説明していないことも、重度歯周病の方の治療の難しさは いっぱいあります。

前置きが長くなりましたが、症例を開始します。
以下が初診時のレントゲン写真です。
かなり前のケースですので、レントゲンが見にくくてすみません。
昔のレントゲンは、現在のデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンでしたので、劣化してしまいます。
スライド01

多くの歯がグラグラでした。
スライド02

このままであると見にくいので、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が本当に進行しているのが分かるかと思います。
歯周病専門医 でなければ、ほとんどの歯を抜歯と診断されてもおかしくない症例です。
さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド06

後で解説しますが、上顎左側の骨吸収 と 上顎洞の存在がこの後の治療を非常に難しくするのです。
初診時本当に大変な状態でした。
先にも書きましたようにグラグラが歯が多くありました。
患者様にはさまざまなお話をしました。
現在の歯周病の状態、
歯周病治療による改善の程度、
将来性、
治療期間、
インプラント治療について
等です。
その結果、以下の歯を抜歯することにしました。
スライド07

抜歯と判断した以外の歯は、徹底した歯周病治療 を行うことにしました。
このブログは、インプラントのブログですので、歯周病治療については省略します。
インプラント治療ですが、これが困難を極めました。
まず、上顎の左側についてです。
骨吸収が大きいことと、上顎洞の存在により、
残っている骨の高さは、本当に少ない状態でした。
スライド08

具体的な骨の高さは、
残っている歯の部位で約4ミリ、
その前後では1ミリもない状態でした。
スライド09

本当に大変な状態です。
通常、上顎にインプラントを行う場合、
最低限必要な骨の高さは、約10ミリです。
この高さ以下であると適切なインプラントが行えません。
今回は、1ミリ以下 と 
残っている部位(1カ所ですが…)でも4ミリです。
これでは、とてもインプラント治療が適切にできる状態ではありません。
困ったものです。
こうした骨吸収が高度に起こっている場合には、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) という治療法を行います。
しかし、この治療は、かなり大変です。
治療後の腫れ もかなり起こります。
患者様は、できるかぎり負担の少ない治療法をご希望されました。
そこで以下のような治療計画を立てました。
スライド10

この治療計画では、さまざまな治療法を併用し行うことが必要です。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
等です。
スライド11

以下は、上顎を抜歯した後です。
スライド12

ここで注目したいのが、上顎左側の抜歯した穴です。
『 穴 』です。
スライド13

この部分のみを拡大して見てしましょう。
スライド14


ここまでが前回の内容でした。
以下はその続きになります。

前回のブログの内容では、上顎の左側の抜歯した『 穴 』を見ていただきました。
この抜歯した穴をさらに見やすいように線で書いてみます。
スライド15

少しは分かりやすくなりましたか?
この抜歯した『 穴 』にさらに上顎洞を重ねてみましょう!
スライド16

さらに残っている骨の高さを書いてみましょう!
スライド17

残っている骨の高さがいかに少ないかが分かると思います。
ここに以下のようにインプラントを埋入するのです。
スライド18

GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
といった方法を併用してようやくインプラントが埋入できるのです。
スライド19

以下のレントゲンはインプラント埋入前の診査時です。
スライド20

以下のレントゲンは上顎左側のインプラント治療が終了した状態です。
スライド21

この状態で下顎右側の奥歯を抜歯しました。
上顎左側の奥歯のインプラント治療でも非常に大変だったのですが、
下顎も骨吸収が大きかったのです。
ちなみに上顎は大変だったといっても 骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) は行わなかったので、患者様にとっては最小限の簡単な治療で済んだということです。
大変であったのは、治療を行う私のことです。
かなり神経を磨り減らすような治療です。
でもこれで患者様の負担が減ることができました。
これは、治療の大変さ ということだけでなく、
治療費用 も大幅に削減できること
治療期間 も大幅に短縮できたこと
が患者様にとって大きな利点となりました。
さて、話しは下顎の右側に戻ります。
骨吸収が本当にすごい状態でした。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド22

この下顎右側で問題なのは、骨吸収だけではありません。
下顎神経という神経の存在も大きな問題でした。
スライド23

骨吸収が非常に大きいため、骨吸収部の真下に下顎神経が見えている状態になっていました。
こうした場合、まず 骨吸収部位に骨を増大することが必要になります。
具体的には、骨移植を行い、GBR法(骨増大法) を行うことです。
そして、骨の増大が完了した時点でインプラントを埋入するのです。
これが、正当な治療方法です。
しかし、この時点で すでに上顎の治療にある程度の時間がかかっています。
そのため、さらに下顎右側の治療に時間をかけることは、長期的に噛めない期間が長くなってしまうことがありました。
ただし、こうしたことの最終判断は患者様ご本人がお決めになることですので、
現在の骨吸収 等を含めた状態、
今後の治療期間、
治療内容、
治療費、
将来的なリスク

あらゆることをご説明した上で治療方針を決定しました。
以下が最終的なプランになりました。
スライド24

骨吸収部位 と 下顎神経を避けて少し奥にインプラントを埋入する治療計画です。
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
を併用したプランです。
スライド25

以下はインプラント治療終了後7年の状態です。
スライド26

治療終了後の状態に
上下後の骨吸収 と
上顎洞、
下顎神経
を記入したのが以下のレントゲン写真です。
スライド27

今回の症例がいかに難しいケースであったことが分かるかと思います。

今回のケースは、解説することが多かったため、2回に分けて解説しました。

今回のケースでは、
治療期間 の短縮、
治療費用 の削減、
サイナスリフト法(上顎底挙上術) 等の大変な治療は避ける
といったことで治療プランを考えていきましたが、これは全ての症例で行うことではありません。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行ってインプラントを埋入することもありますし、
十分なGBR法(骨増大法) を行ってからインプラントを埋入することもあります。

全てのケースが全て同じ治療プランになることはありません。


次回のブログは7/26(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。


治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
セラミックで 1歯126.000円(消費税込)、
ハイブリッドセラミックで 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:61回目

7/19(月曜日)です。

始めに今週の休診のお知らせです。
7/21(水)、7/22(木)は休診とさせていただきます。

このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『61回目のインプラント症例』になります。

本日の症例は『難症例』になります。
本日はちょっと長い話しになります。
しかし、重度歯周病の方 で インプラント治療を考えられている方は
是非見ていただきたい内容です。

患者様は、非常に進行した重度歯周病の方でした。
上顎の前歯部から左側にかけては歯が欠損している部位が多数ありました。
また、下顎の右側も歯がグラグラしている状態でした。
そのため、左右の奥歯では噛めないため、
『どうにか噛める状態になりたい!』との思いで来院された方です。
前回のブログ や、
前々回のブログ では、
重度歯周病の患者様の症例を紹介しました。
重度歯周病の方のインプラント治療は非常に難しいのです。
その理由には、いくつかあります。
一つは、重度歯周病の患者様の場合、歯を支えている骨がすでにかなり吸収 しています。
インプラント治療は、骨の中にチタンでできたネジを埋め込む治療です。
そのため、骨の吸収が起こっている場合には治療を難しくします。
重度歯周病を放置している患者様の場合には、
抜歯後にインプラントを埋め込むこと自体が難しくなることがあります。
次に重度歯周病患者様の場合、
どの歯を抜歯し、
どの歯を残すのか?
という問題があります。
もちろん可能なかぎり抜歯せずに 残した方が良いのですが、
将来性が非常に低い歯を無理に残した場合には、逆にその後の治療を難しくすることになります。
例えば、歯が1歯欠損していたとします。
患者様は、その欠損部のみにインプラント治療を行い、
他の歯は、触らずに治療を進めたい 
との希望があったとします。
しかし、欠損部周囲のほとんどの歯がグラグラ(重度歯周病)であった場合、
無理に欠損部のみのインプラント治療を行っても
すぐに周囲の歯がダメになるたびに
新たにできた欠損にインプラントを埋め込むことが必要になります。
この追加されるインプラントは、歯がダメになるたびに どんどんと増えていきます。
治療に終わりがありません。
当然のことながら そのたびに治療費はどんどんとかかります。
どのような歯科治療もそうですが、
悪い歯や欠損部だけを見て治療を行うのではなく、
口腔内全体を見て治療計画を立てることが重要なのです。
また、歯周病を放置した状態で、インプラント治療を行っても
インプラント自体も歯周病のような状態になってしまいます。
これをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。
また、重度歯周病になるということは、簡単に言えば 
『歯磨きが十分にできていいない!』
ということです。
歯磨きが適切にできていないために 歯周病になったのです。
そうした方が、抜歯後にインプラント治療を行ったとしても
本当に適切に歯磨きができるか?
という問題があります。
多くの方は、インプラント治療前に歯周病についてご理解をされ、
徹底した歯周病治療を受けていただくため、
治療後には、適切な歯磨きを行っていただけます。
また、メインテナンス(定期検査) にもいらしていただいています。
しかし、これは100%の患者様に当てはまることではありません。
インプラント治療後も適切な歯磨きができなかったり、
メインテナンス(定期検査) に来院されない方もいらっしゃいます。
そのため、歯周病が再発してしまいます。
歯周病が再発すると インプラントにも感染を起こします。
結果的にインプラントもダメになってしまうのです。
こうしたことが起こることもあるため、
重度歯周病患者様の治療が非常に難しいのです。
今回ご説明していないことも、重度歯周病の方の治療の難しさは いっぱいあります。

前置きが長くなりましたが、本日の症例を開始します。
以下が初診時のレントゲン写真です。
かなり前のケースですので、レントゲンが見にくくてすみません。
昔のレントゲンは、現在のデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンでしたので、劣化してしまいます。
スライド01

多くの歯がグラグラでした。
スライド02

このままであると見にくいので、
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が本当に進行しているのが分かるかと思います。
歯周病専門医 でなければ、ほとんどの歯を抜歯と診断されてもおかしくない症例です。
さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド06

後で解説しますが、上顎左側の骨吸収 と 上顎洞の存在がこの後の治療を非常に難しくするのです。
初診時本当に大変な状態でした。
先にも書きましたようにグラグラが歯が多くありました。
患者様にはさまざまなお話をしました。
現在の歯周病の状態、
歯周病治療による改善の程度、
将来性、
治療期間、
インプラント治療について
等です。
その結果、以下の歯を抜歯することにしました。
スライド07

抜歯と判断した以外の歯は、徹底した歯周病治療 を行うことにしました。
このブログは、インプラントのブログですので、歯周病治療については省略します。
インプラント治療ですが、これが困難を極めました。
まず、上顎の左側についてです。
骨吸収が大きいことと、上顎洞の存在により、
残っている骨の高さは、本当に少ない状態でした。
スライド08

具体的な骨の高さは、
残っている歯の部位で約4ミリ、
その前後では1ミリもない状態でした。
スライド09

本当に大変な状態です。
通常、上顎にインプラントを行う場合、
最低限必要な骨の高さは、約10ミリです。
この高さ以下であると適切なインプラントが行えません。
今回は、1ミリ以下 と 
残っている部位(1カ所ですが…)でも4ミリです。
これでは、とてもインプラント治療が適切にできる状態ではありません。
困ったものです。
こうした骨吸収が高度に起こっている場合には、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) という治療法を行います。
しかし、この治療は、かなり大変です。
治療後の腫れ もかなり起こります。
患者様は、できるかぎり負担の少ない治療法をご希望されました。
そこで以下のような治療計画を立てました。
スライド10

この治療計画では、さまざまな治療法を併用し行うことが必要です。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
カンチレバー
インプラントの傾斜埋入
等です。
スライド11

以下は、上顎を抜歯した後です。
スライド12

ここで注目したいのが、上顎左側の抜歯した穴です。
『 穴 』です。
スライド13

この部分のみを拡大して見てしましょう。
スライド14


今回の症例は、非常に奥が深い話し(長い話し)になりますので、
続きは次回(7/22:木)にしたいと思います。

次回のブログは7/22(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/16〜18)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週末行ったインプラント手術の中から難しかった症例 と 比較的簡単であった症例を紹介します。
1症例目は、下顎の奥歯にインプラントを4本埋入したケースです。
骨吸収が著しかったことと 下顎の神経が非常に近かったために、短いインプラントを欠損の数分だけ埋入したケースです。
インプラントが短かったために インプラントの安定が悪くGBR法(骨増大法) も難しかったです。
2190_0005000

2症例目は、比較的簡単なケースでした。
上後に1本のインプラントを埋入しました。
同様にGBR法(骨増大法) を行いましたが、骨吸収はさほど大きくなかったため、その難易度は低いケースでした。
2057_0009000

同じGBR法(骨増大法) と言っても 骨吸収の程度によってその難易度は大きく変わってきます。
難易度が高ければ 高いほど 手術時間は長くかかります。
その結果、治療後の腫れ も起こる確立が高くなります。
骨吸収が大きくならないうちにインプラント治療を行うことが
重要なポイントです。
これらの症例もインプラントモニターですので、治療が完了しましたら
このブログでご紹介したいと思います。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、上顎は 約3〜4ヶ月後
       下顎は 約2〜3ヶ月後
  に型を取ります。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
      インプラントモニター(20%割引)
今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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詳細は以下をご覧になって下さい。
      インプラント無料相談


2010年のオリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の
顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
  ・オリコン 2010年度版 顧客満足度の高い インプラント歯科医院ランキング神奈川県版

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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:60回目

7/15(木曜日)です。

今日は朝から外出していましてブログのアップが遅れました!

始めに来週の休診日(臨時休診)のお知らせです。
7/21(水)、7/22(木)は連休になります。


このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『60回目のインプラント症例』になります。
もうすでに60症例目です。
過去の症例もご覧になって下さい。
あなたと同じようなケースもきっとあるでしょう!

さて本日の症例は、『治療計画の難しさ』です。
治療計画というのは、口腔内だけでは考えられません。
虫歯がいっぱいあったり、
歯周病が進行していたり、
噛み合わせがズレていたり、
欠損数が多かったり
した場合には、治療計画が非常に複雑になります。
もちろん、治療期間、治療方法、治療費、患者様の体調、治療費対するご理解の程度…等に制限がなければ、理想的な治療方法があります。
しかし、現実問題として、
 忙しくて通院が難しい!
 痛みのある治療は嫌!
 体調が悪い!
 高額な治療費は無理!
といったさまざまな問題があり、『どこまで治療を行うか』ということは
患者様のご希望、口腔内の状態 等を考えた上で決定されます。

本日ご紹介する症例も悩むことが非常に多かったケースです。

それでは早速始めましょう。
以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

グラグラしている歯が多くありました。
スライド02

虫歯!
歯周病!
歯がない部分がある!
噛み合わせのズレが起こっている!
等さまざまな問題があります。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が非常に大きいのが分かります。
多くの歯が初診時にすでにグラグラです。
指で触っても取れそうな歯も多くあります。
下顎右側の奥歯がないことからも 噛むことも困難になっています。
一番最初に問題となるのが、
『どの歯を抜歯するのか?』ということです。
スライド05

現実問題としては、ほとんどの歯は将来性が低く、抜歯の対象です。
スライド06

逆に治療が可能な歯は以下の歯です。
歯周病治療、虫歯の治療…等を行うことにより治療が可能な歯です。
スライド07

患者様のご希望としては、
『極力 抜歯しないで 歯を保存したい!』
とのご希望がありました。
治療を受ける患者様側としては、当然のことです。
私達歯科医師も極力歯を保存したいと考えています。
しかし、将来性を考えた場合、
保存する方が良いのか?
抜歯した方が良いのか?
等を考えなければいけません。
スライド08

今回の症例も
歯周病の状態、
虫歯の状態、
噛み合わせの状態、
患者様のご希望を考えて以下の歯を抜歯することにしました。
スライド09

保存が厳しい歯もありましたが、それらの歯は残す(保存する)ことにしました。
最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド10

それでは、この治療の妥当性について解説していきます。
まず、右側です。
抜歯後 右側奥歯は、上下後ともに欠損になります。
欠損した部位の治療方法としては、
1.インプラント
2.義歯(入れ歯)
になります。
患者様は、取り外し式の義歯(入れ歯)は嫌なため、固定式のインプラント治療を選択されました。
スライド11

右側の奥歯の治療方法はこれで決定です。
次に上顎の前歯部です。
これが大きな問題となるのです。
今回の治療計画では、上顎前歯部は、2歯のみを抜歯し、2本のインプラントを埋入する計画になっています。
しかし、問題なのはインプラントを埋入した両側の歯(天然歯)です。
この歯自体すでにグラグラしています。
将来性はあまり高いとはいえません。
スライド12

もし、上顎の前歯部に2本のインプラントを埋入した後で
その両側の歯がダメになった場合には、
さらに2本のインプラントの追加が必要になります。
スライド14

そのため、理想的な治療方法としては、
上顎前歯部の2歯のみを抜歯するのではなく、
将来性の低い残りの歯も抜歯して治療計画を立てることです。
具体的には上顎前歯部は、4歯とも抜歯です。
スライド15

そして、2本のインプラントを埋入し、
インプラントブリッジとする方法です。
スライド16

この治療方法のが、最終的な治療費の削減にもなります。
治療の繰り返しもありません。
理想的な治療方法です。
しかし、理想的な治療方法 と 患者様のご希望とは違います。
患者様には、将来的に起こる さまざまな ことをご説明しました。
その結果、患者様は、
『なんとか歯を残したい!』という強いご希望がありました。
これが最終決定です。
スライド17

どの治療方法が良いということではありません。
それぞれの利点、欠点を十分ご理解していただき、
最終的な治療方針が決定されるのです。
次に下顎左側です。
スライド18

今回の治療計画では、欠損部周囲の歯を削り、ブリッジという治療方針になりました。
しかし、理想的には、ブリッジではない方が良いでしょう。
下顎左側の奥歯の治療方法としては、
1.ブリッジ
2.義歯(入れ歯)
3.インプラント
になります。
スライド19

患者様は、取り外し式の義歯は嫌であったため、
ブリッジ もしくは インプラント となります。
理想的にはインプラント治療が良いでしょう。
この理由として、歯を削ることがないからです。
スライド20

しかし、インプラント治療の場合、費用の問題がどうしてもあります。
スライド21

今回、右側 や 上顎前歯部 にもインプラント治療を予定しています。
さらに下顎左側までインプラント治療となると これは大変です。
今回の治療で最優先となる治療は、右側です。
右側の奥歯できちんと噛むことが可能となることが
将来的に口腔内を維持するために重要なことなのです。
スライド22

さまざまなことを考えた結果、下顎左側の奥歯はブリッジで対応することにしました。
また、このブリッジも治療費を抑えることを考え、保険のブリッジにしました。
ブリッジは、残っている歯の数によって違いますが、
ほとんどのケースで保険が適応されます。
ただし、材質は限定されます。(保険で セラミック 等は使用できません)
下顎左側のブリッジの治療費は、約25.000円程度です。
(神経がある、ない、によっても違います)
以下がインプラント治療が終了した状態です。
スライド24


今回の症例のテーマは、『治療計画の難しさ』でした。



次回のブログは7/19(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/13〜14)のインプラント手術報告

今週は比較的簡単なケースでさほど難しい手術はありませんでした。
ブログアップが遅れましたので、紹介はまた後日…

当医院の治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
1歯58.800円(消費税込)〜
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
  ・オリコン 2010年度版 顧客満足度の高い インプラント歯科医院ランキング神奈川県版

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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:59回目

7/12(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『59回目のインプラント症例』になります。

ワールドカップ 決勝見ましたか?
延長のため、終わったのが朝6:00頃でしたから
終わってからこのブログを書いています。

本日ご紹介する症例は、インプラントの歯周病です。
人工のネジであるインプラントも
天然歯と同様に 歯周病 になってしまいます。
歯周病は感染症 ですから、天然歯に歯周病 があると歯周病細菌 はインプラントにも感染します。
その結果、インプラント周囲の歯肉が腫れてきたり、インプラント周囲の骨が吸収したりします。
インプラントが歯周病のような状態になることをインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。

本日の症例は、他歯科医院でインプラント治療を行ったが、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になった方です。

以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

初診時には、上顎前歯部が指でとれそうなくらい グラグラでした。
スライド1

インプラント自体も出血、腫れがありインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になっていました。
スライド2

上顎の天然歯は、骨吸収が非常に大きいため、グラグラしてました。
前の歯科医院では、天然歯の歯周病治療をまったく行わない状態で、インプラントを埋入したのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド03

骨吸収がかなり起こっているのが分かるかと思います。
なぜ、前医では、このような状態(歯周病の状態)でインプラント治療を行ったのでしょう?
歯周病は、インプラントにも感染してしまうのです。
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) の結果、インプラント周囲の骨も吸収してしまっています。
スライド04

さて、この状態でどのように治療を行うか悩むところです。
患者様には、上顎の天然歯は保存が難しいことをお話しました。
つまり上顎は全て抜歯ということです。
上顎の歯の中には、1〜2歯程度なんとか残すことが可能な歯もあります。
しかし、1〜2歯残したとしても その将来性は非常に低く、
近い将来にはダメになる確立が非常に高い状態です。
もし、1〜2歯を保存し、抜歯した部位にインプラント治療を行ったとしても
残した天然歯が再度歯周病が再発した場合、インプラントにも歯周病細菌が感染してしまいます。
また、将来性のない天然歯がダメになった場合、新たにインプラントを追加治療する必要性もでてきます。
こうしたことを患者様にご説明したところ 上顎は全て抜歯することに同意していただけました。
スライド05

以下が抜歯後です。
スライド06

抜歯後は暫くの間 義歯(入れ歯)になります。
このようなケースの場合、抜歯前に型を取ります。
そして、抜歯と同時に義歯を装着しますので、歯がないという期間は1日もありません。
先にも解説しましたが、歯周病は感染症 です。
そのため、治療の第一歩は、口腔内から細菌感染を取りのくことです。
そのため、一番最初に行うことが抜歯なのです。
歯周病があまりにも進行した歯(抜歯が必要な歯)は、細菌の塊です。
そのため、まず先に こうした歯を抜歯しないと 口腔内から感染をなくすことはできません。
こうした基本的な考えができていないと 今回の患者様のように
歯周病がある状態でインプラント治療を行うといった 間違った治療になってしまいます。
次に行うのが、残った天然歯の歯周病治療
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) の治療です。
スライド07

インプラント周囲炎の治療方法については以下を参考にして下さい。    
      インプラント周囲炎の治療
口腔内から歯周病細菌が排除できた状態でようやくインプラント治療が開始となります。
最小限の範囲でインプラント治療が行えるように 6本のインプラントでブリッジの形態を行うことにしました。
スライド08

以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド09

骨吸収が非常に大きかったので、以下のような さまざまな治療法を併用して インプラントを埋入しました。
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
ソケットリフト法
PRP法
以下のレントゲンは、治療終了時です。
スライド1

治療前後のレントゲンだけを見ると
あっという間に感じるかもしれませんが、
歯周病による骨吸収が大きいと 治療はそれなりに 大変なのです。
今後は、歯周病の管理が重要です。
特にインプラント周囲炎(インプラントの歯周病) となった部位には、注意が必要です。
インプラント自体が骨吸収を起こしてしまうと いくらインプラント周囲炎の治療 を行っても完全に治る可能性は低いのです。
再度インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) になってしまうことも多いのです。
再発してしまうということは、インプラント自体がダメになるということだけではありません。
他のインプラント自体にも感染が引き起こります。
今後は注意して経過をみることが大切です。



次回のブログは7/15(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
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今週(7/9〜11)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も 簡単かケースから 大変難しいケース もいっぱいありました。
治療が終了しましたら このブログでご紹介します。
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治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
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静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
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 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
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そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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インプラント症例:58回目

7/8(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『58回目のインプラント症例』になります。

現在 朝の3:30です。
ワールドカップ スペイン × ドイツ 戦が始まりました。
この試合を見ながら ブログを書いています。
一気に眠気が覚めました!
いよいよ準決勝です。
勝った方がオランダと戦うことになりますが、
決勝より スペイン × ドイツ 戦 の方が興味があります。

本日ご紹介する症例は、いつもと違ったケースです。
いつもは、口腔内全体を考えた症例ですが、
本日は1歯のみにスポットを当てた症例です。
比較的多い症例で、神経のない奥歯が虫歯で折れたケースです。
折れた歯は抜歯となったケースです。
治療方法として、抜歯と同時にインプラントを埋入した症例です。
それでは早速始めましょう!
以下のレントゲンは初診時になります。
スライド1

下顎の一番奥の歯が折れたとのことで来院されました。
比較的多いケースです。
この症例は10年程前です。
この頃は現在使用しているデジタルレントゲンではなく、
フィルムのレントゲンのため、劣化しているため、少し見づらいかと思います。
折れた歯を分かりやすくするため、
歯自体を線で囲んでみましょう。
スライド2

折れた歯は このような大きさです。
患者様には、保存することは難しいので、抜歯と説明しました。
スライド3

患者様は、抜歯に同意していただけました。
抜歯後の治療方針として
1.義歯(入れ歯)
2.インプラント
3.なにもしない(治療しない)
ということが考えられます。
患者様は、インプラント治療を選択されました。
次に問題となったのが、治療期間です。
10年程前は、このようなケースは、
抜歯後に抜歯部位が治るまで待ってから インプラントを埋入するのが一般的でした。
(現在では、抜歯と同時にインプラントを埋入する治療もかなり行われています)
具体的には、抜歯後に約3〜6ヶ月程度待ちます。
その後、インプラントを埋入します。
そして、インプラントと骨が結合するまで 約2〜3ヶ月程度待ちます。
10年程前は、このような治療計画が一般的でした。
しかし、治療期間の短縮ということを考え、
抜歯と同時にインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド4

しかし、抜歯直後にインプラントを埋入すると
抜歯した穴とインプラントの直径はぴったりと合うということはありません。
抜歯した穴より、インプラントの直径の方が細いのです。
そのため、抜歯後にインプラントを行うと 抜歯した穴とインプラントとの間に若干の隙間ができます。
隙間ができるとインプラントは安定しません。
スライド5

そのため その隙間に骨を増大させる治療GBR法(骨増大法) が必要になってきます。
以下は、抜歯と同時にインプラントを埋入した直後です。
スライド6

レントゲンの見方ですが、
レントゲン上で骨は白く見えます。
骨がない部分(抜歯した穴)は、黒く見えます。
抜歯した穴とインプラントはピッタリとは適合しないため、
インプラント周囲には隙間(すきま)が見えます。
スライド7

この黒く見える隙間は、時間の経過とともに骨となっていくため
白っぽくなっていきます。
以下は、インプラント埋入後8週間経過した状態です。
インプラントの被せ物を装着し、治療が終了した直後です。
スライド8

インプラント周囲の黒かった部分(隙間)が白くなっているのが分かるかと思います。
以下のレントゲンは それから約10年経過した状態です。
スライド9


本日の症例報告は短い話しですが、これで終わりです。
これから スペイン × ドイツ 戦 に集中しなければ…

今週末も毎日インプラント手術でいっぱいです。
1日中、手術ばかりの日もあります。
手術の合間に一般の歯科治療を行うといった感じです。
今週末行った手術も次回のブログ時に報告したいと思います。

次回のブログは7/12(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(7/6〜9)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

この2日間は、比較的簡単なケースでした。
その中でご紹介するケースは、下顎にインプラントを1本埋入した症例です。
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使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
最近流行っている 国産格安インプラントとは違います。
コストはかなり高いインプラントですが、
その歴史、信頼性ともに世界一級品です。
私自身も10年以上使用していますが、奥歯においては最も信頼性の高いインプラントですね。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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2010年のオリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の
顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
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インプラント症例:57回目

7/5(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『57回目のインプラント症例』になります。

本日の症例のテーマは、
「最小限の範囲の治療とは?」と
「治療期間中の仮歯」
についてです。

患者様は、当医院に来院されるまで 治療を行っても次々に歯がダメになり、
気がついたら 上顎はほとんど歯がない状態でした。
初診時には、上顎に残っている歯は5歯のみでした。
しかも その5歯のうち1歯はすでにグラグラで 他の歯も状態としては良くありませんでした。
そのため、前歯科医院では、抜歯をし義歯(入れ歯)を作製するしか方法はないことの説明を受けたそうです。
しかし、患者様は
「どうしても入れ歯は避けたい!」
との強いご希望がありました。
しかし、欠損部位が多いこともあり、治療費の問題も大きくありました。
また、骨吸収が非常に大きく(詳細は後で解説)、治療自体も難易度が高い症例でした。

それでは初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド01

上顎は5歯のみが残っているだけです。
下顎も左右の奥歯はすでに欠損しており、残っているのは下顎の前歯の6歯のみでした。
現在は、下顎の左右は義歯(入れ歯)を使用しています。
しかし、違和感も強く、今後上顎がダメになると 上顎も大きな入れ歯になることを考えると
とても耐えがたい状態であると考えて当医院を受診されたのです。
患者様は、始めからインプラント治療をご希望されていました。
スライド02

ここで考えなければいけないことがあります。
この患者様がなぜ歯がダメになったのか?
ということです。
歯がダメになった原因をつきとめないと 適切な治療計画を立てることはできません。
まず、歯周病検査 を行いました。
その結果は、歯周病 には まったく問題がない状態でした。
歯周病でないとすると 歯がダメになった理由として考えられることとして
1.虫歯、
2.神経がない歯が歯根破折 を起こした。
3.噛み合わせ
が考えられます。
もう一度初診時のレントゲンに戻りましょう!
神経のない歯が多いのです。
スライド03

上顎前歯部の1歯を除いて 他は全て神経がない歯でした。
また、噛み合わせの状態を確認したところ 噛み合わせが非常に強いことが考えられました。
噛み合わせの問題とは、歯ぎしり や くりしばり のことです。
神経のない歯が多く、さらに噛み合わせの問題 があると歯は折れる確立が高くなります。
歯根破折 です。
歯根破折 については、このブログで何回もご紹介してきました。
神経のない歯は 非常に脆いため、通常の噛む力でも折れてしまいます。
また、虫歯になっても冷たい、熱い等の症状がでないため、手遅れになりやすかったりします。

今までの歯根破折 症例については以下をご覧になって下さい。


   1. 歯根破折症例:1
   2. 歯根破折症例:2  
   3. 歯根破折症例:3
   4. 歯根破折症例:4
   5. 歯根破折症例:5
   6. 歯根破折症例:6
   7. 歯根破折症例:7
   8. 歯根破折症例:8
   9. 歯根破折症例:9
  10.  歯根破折症例:10
  11.  歯根破折症例:11
  12.  歯根破折症例:12

こうした噛み合わせ や 神経がない歯が多いことを 十分に考慮して 治療計画を立てることが重要なのです。

問題はさらにありました。
骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド04

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド05

上顎の奥歯では骨吸収がかなり大きいことが分かるかと思います。
さらに上顎では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド06

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド07

上顎の奥歯では、骨吸収が起こっていることと 上顎洞の存在から 骨の高さがほとんどないことが分かります。
これが、後で解説する治療計画を大きく悩ますことになります。
スライド08

神経がない歯が多い!
骨吸収にも問題がある!
噛み合わせにも問題がある!
等さまざまな問題を抱えている症例です。
また、残っている歯自体にも大きな問題があります。
スライド09

上顎左側の奥から2番目の歯は、現時点でグラグラで指で触ってもとれそうな状態でしたので、
抜歯と診断しました。
また、上顎左側の一番奥の歯も基本的には抜歯です。
しかし、この歯はとりあえず抜歯を行わずに 保存することにしました。
この理由として
1.患者様の抜歯をしたくないという強い希望があったこと
2.この後で解説する 治療期間中の固定式の仮歯を作製するために どうしても必要な歯であること
3.インプラント治療が完了した後でダメになっても その後の治療方針に大きな変更がないこと
等から状態は悪いがこの歯は残すことにしました。
スライド10

また、インプラント治療を行うにあたり 患者様のご希望として、
『治療費を最小限に行いたい!』
との希望がありました。
理想的には欠損全てにインプラントを埋入し、完全に義歯(入れ歯)でない状態になりたい
との希望もありましたが、治療費が高額になってしまうこともあり、
最小限の治療範囲でとどめたい とのご希望がありました。
具体的には、
下顎はとりあえず義歯のまま!
上顎は、左側の奥歯は、歯がなくなると噛めないし、義歯は嫌なため、上顎左側のみにインプラント治療を行いたい!
上顎の右側は、治療費を削減することを考えて治療は行わない!
というご希望でした。
上記のようなことを考慮した結果、以下のような治療計画になりました。
スライド11

上顎左側はインプラントによるブリッジ、
上顎右側は天然歯によるブリッジ(保険診療)
になりました。
インプラント治療については、骨吸収が大きく、上顎洞 の問題もあったため、
ソケットリフト法
カンチレバー
という方法で行うことにしました。
こうした方法を行うことで
治療の大変さを最小限にすること
治療費を最小限にすることが可能になります。
スライド12

次に問題になったのが、治療期間中の仮歯です。
通常現状の状態を考えると治療期間中は入れ歯になることになります。
しかし、患者様は
「治療期間中も入れ歯は絶対嫌!」
ということでしたので、以下のような仮歯を作製しました。
スライド1

上顎の残っている天然歯(黄色丸)を土台として、固定式のブリッジの仮歯を作製するのです。
この仮歯は、完全に固定式ですので、違和感もありません。
審美的にも問題はありません。
快適な状態でインプラント治療を進めることができるのです。
こうしたことを考慮し、上顎左側の一番奥の歯は抜歯しない計画になったのです。
しかし、欠点もあります。
仮歯の土台となっている歯の数が少ないので、仮歯を維持するための強度が不足します。
その結果、治療期間中に仮歯が壊れる確立が高くなるのです。
義歯(入れ歯)にするか?
固定式の仮歯にするか?
をそれそれの利点、欠点をお話した結果、患者様は固定式の仮歯を選択されました。
以下は、仮歯を使用した状態でインプラントを埋入した直後です。
スライド13

以下は、治療が終了した後です。
スライド14

上顎右側の天然歯のブリッジは、治療費を少しでも削減するために保険診療の範囲で行っています。
治療費というのは、費用 対 効果 が重要です。
現時点で最も重要なことは、患者様のご希望にもあるように
義歯(入れ歯)避けるための治療です。
このことを達成するためには、上顎の左側の欠損部は、インプラント治療しか方法はありません。
そのため、上顎左側に治療費をかけることは 費用 対 効果 が最も有効となるのです。
上顎右側の天然歯のブリッジは、その次に考えれば良いのです。
費用的に余裕があれば、上顎右側の天然歯のブリッジもセラミック等にすれば良いですが、
優先順位としては、まず上顎左側のインプラント治療です。
また、将来的には 上顎右側の奥にもインプラントを埋入すれば、さらに良いでしょう!
以下のレントゲンは、治療終了後に骨吸収と上顎洞の状態を表示したものです。
スライド15

上顎左側の奥歯では、骨吸収が大きく非常に厳しい状態であったことが分かるかと思います。

本日のテーマは、
「最小限の範囲の治療とは?」と
「治療期間中の仮歯」
ということで解説してきました。
正しい治療方針とは、患者様自身によって大きく変わってくるのです。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
白い被せ物で 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のブログは7/8(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週(7/2〜3)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。


先週は日曜日がお休みでしたので2日間では、1件のみのインプラント手術でした。
上顎前歯部にインプラントを埋入しました。
長い間欠損部を放置していたため、骨吸収が大きかった症例です。
詳細は、また後日紹介しますが、インプラントの左側にある歯は歯根破折 しています。
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 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


      インプラント無料相談
現在インプラント無料相談を受け付けています。
詳細は以下をご覧になって下さい。
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2010年のオリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の
顧客満足度の高いインプラント歯科医院(神奈川県版) で当医院が総合2位になりました。
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  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

本日はお休みです

本日:7/1(木)は、朝から1日勉強会のため、ブログをお休みさせていただきます。
勉強会で得られた 新しい情報 等 がありましたら このブログでアップしたいと思います。
お知らせ:7/4(日)は勉強会のため、休診とさせていただきます。
Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

メール無料相談
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インプラントオンライン見積もり
欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

オンライン予約
オンラインで予約が行えます。

診療時間:9:30〜18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
メール :info@
     sugiyama-d.sakura.ne.jp
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