最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2010年11月

本日のブログは休ませていたきます

11月29日のブログは休ませていただきます。
学会発表の締め切りがせまっており、データまとめに時間がかかっているのです。
代わりに12月2日(木)にインプラント症例をアップします。

インプラント症例:81回目

11/22(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『 81回目のインプラント症例』になります。

本日のテーマは、「難症例を簡単に治療する!」です。

本日ご紹介する症例は、上顎の奥歯です。
上顎の奥歯と聞いて上顎洞 を思い出すことができた方は、だいぶこのブログを読まれている方ですね。
上顎洞 は、上顎の奥歯にインプラント治療を行うための大きなポイントになります。
本日は、この上顎洞 に焦点をしぼって解説します。

以下が初診時です。
患者様は、上顎右側の奥歯が欠存しており、噛めないとのことで来院されました。
スライド01

上顎右側が3歯分欠損していました。
スライド02

ここでいつものように骨吸収の状態を線で書いてみましょう!
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
なんどかこのブログを見られている方は、この線がだいぶ分かってきたのではないでしょうか?
始めて見られる方は、是非この線を覚えておいて下さい。
赤線まで骨が吸収したということです。
さらに分かりやすくするために 骨吸収した部位を赤い領域で塗りつぶして 見てみましょ!
スライド04

次に上顎洞を線で書いてみましょう!
スライド05

この緑線の内側は骨ではありません。
ただの空洞です。
そのため、現状では この空洞(上顎洞)の中にはインプラントを埋め込むことはできません。
上顎の奥歯の上方には、この上顎洞という空洞が存在するため
インプラント治療を難しくしているのです。
上顎洞も先程と同様に緑色で塗りつぶしてみましょう!
スライド06

先に説明したように この緑色の内部は空洞です。
この上顎洞の状態をご理解していただくために
反対側の左側の上顎洞を見てみましょう!
スライド07

左右の上顎洞の位置を比べると右側の方が下方に下がっているのです。
スライド11

スライド10

右側の上顎洞と左側の上顎洞では、その位置が違うのが分かるかと思います。
歯が欠存したために右側の上顎洞が下がってきたのです。
このように比較すると分かりやすいかと思います。

それではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

この上顎洞は、歯がなくなると下方に下がってきます。
実は、もともとこの上顎洞は、もっともっと上の方にあったのです。
上顎洞は、硬い骨のようなものではなく、布のようなものと思って下さい。
例えれば、ハンモックが垂れ下がっているようなものです。
そして、歯がそのハンモックを支えているのです。
歯が支柱になっているのです。
歯が抜けるということは、ハンモックの支えがなくなるのと同じです。
支えがなくなった布(上顎洞)は、重力にしたがって下がっていくのです。
上顎右側の3歯欠損のうち 手前の欠損はある程度骨の高さがありますが、
奥の2欠損については、骨の高さがほとんどありません。
スライド08

具体的な骨の高さは、以下になります。
3歯欠損のうち 前歯に近い部分は10ミリ以上の骨の高さが存在します。
しかし、奥の2歯欠損の骨の高さは4ミリ以下です。
スライド09

上顎の奥歯において、予知性のあるインプラント治療を行うためには、
長さ10ミリ以上のインプラントを埋め込むことが重要です。
そのため、現状では予知性のあるインプラント治療は難しいということになります。
それでは、この患者様の治療方法はどのように行ったら良いのでしょうか?
現在の状態のままでインプラントを行うと以下のようになります。
スライド12

上顎洞が下方に下がってしまったために短いインプラントしが埋入ができなくなります。
インプラントが安定するためには、可能なかぎり長いインプラントを埋め込むことが最も大切です。
そのための確実な方法は、上顎洞の中に骨の移植を行うことです。
この治療方法をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、骨の増大を確実に行える治療方法です。
しかし、結構大変な治療にはなります。
移植する骨をどこかから採取することが必要になります。
一般的には、顎の尖端(顎先)や 下顎枝(下顎の奥歯のさらに後ろ側)から取ってきます。
取ってきた骨を粉砕して 人工の骨 と ミックスさせて上顎洞内部に入れるのです。
下顎から採取した骨 と 人工骨 のミックスしたものが骨になるまで 6ヶ月から1年程度待ちます。
そして、骨の増大が確認できたらインプラントを埋入することができるのです。
私自身もこのような治療法も行うことがありますが、できるかぎり避けたい治療です。
その理由として 治療を受ける患者様にとっては負担が大きいからです。
できるかぎり簡単で、
できるかぎり負担の少ない治療、
ということを行いたいと 考えています。
それは もし私自体がこのような治療を受ける立場であったとすれば
できるかぎり大変な治療は避けたいと思うからです。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行えば、骨の増大は確実に行えますが、
それに対する治療後の腫れが大きくなったり、
骨移植による治療費の負担があったり、
治療期間が長くなります。
患者様ご自身もそうした治療方法はご希望されませんでした。
そこで最終的な治療方法は以下のようになりました。
スライド13

上顎洞を避けてインプラントを斜めに埋入することにしました。
これをインプラントの傾斜埋入 と言います。
これにより、骨移植を避けることができました。
また、長いインプラントを埋入することも可能になりました。
長いインプラントを埋入することで インプラントの本数も最小限の2本で行うことが可能になりました。
以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド14

このレントゲンに上顎洞の線を記入したのが、以下のレントゲンです。
上顎洞を避けてインプラントが埋入されているのが分かるかと思います。
スライド15

以下のレントゲンは治療終了時です。
スライド16

本日の症例を見ていただくと 歯を失うと上顎洞が下がってくることがお分かりになったと思います。
また、骨吸収と上顎洞が下がっているために、インプラントが埋入できないケースでも
工夫(インプラントの傾斜埋入 )をすることで大変な治療を避けることも可能になりますし、治療費の削減にもなりました。

難症例を簡単に治療する!
これも大切なことなのです。

次回のブログは11/29(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も難しいケースが多かったですね。
今週行った手術の中でも難しかったケースをご紹介します。
まず、1症例目です。
上顎左側の奥歯と下顎右側の奥歯に2本づつの合計4本のインプラントを埋入しました。
2546_0007000

下顎はさほど難しいケースではありませんでしたが、
上顎では、骨吸収があり骨の高さが非常に少ない状態でしたので、ソケットリフト法 を行い、インプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、
アンキロス インプラント
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
でした。

次の症例は、上顎の右側でした。
1771_0012000

骨幅の吸収が非常に起こっており、難しいケースでした。
そのため、インプラントを埋入すると同時に骨幅を増大させるGBR法(骨増大法) を行ったり、
OAM(大口式)インプラントシステム を併用してインプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。

上記の2ケースとも麻酔は静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
1回この麻酔で治療を行うと ほとんどの方が次の治療の際にも静脈内鎮静法 をご希望されます。
それだけ治療が楽だったということです。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 上顎では約3〜4ヶ月後、
       下顎では約2〜3ヶ月後
  に型を取ります。

治療費
インプラントモニターですので、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:80回目

11/15(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『80回目のインプラント症例』になります。

もう 80症例目ですか?
過去の症例も是非ご覧になって下さいね。
いろいろなケースがあります。
きっとあなたと同じようなケースもあるはずです!

本日ご紹介するケースのテーマは、
「どこまで治療を行った方が良いのか?:費用 対 効果の関係!」です。
歯が多数欠損している方の場合、
欠損全てにインプラント治療を行うと 治療費が非常に高額になってしまいます。
患者様にとっては、できるかぎり治療費を抑えたい と考えられることは当然のことです。
本日の症例もそのようなケースでした。

それでは、早速初診時のレントゲンから見てみましょう!

以下が初診時のレントゲンです。
上顎の前歯部の7歯分のブリッジがグラグラして噛めないとのことで来院されました。
診査をすると 指で触ってもとれそうなくらい グラグラです。
良く食事中に取れたりしなかったか不思議なくらい グラグラしていました。
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問題なのは 上顎の前歯だけではありません。
残っている歯も重度歯周病です。
また、奥歯は 多くが欠損しています。
以下の×印は、歯が欠損している部位です。
スライド03

先程説明しましたように 上顎の前歯部は、グラグラしていました。
また、残っている歯も 歯周病が進行している状態でした。
歯周病による骨吸収 がかなりありました。
骨吸収が非常に大きかったのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
何度かこのブログをご覧になっていられる方は、この青線赤線が分かってきたのではないでしょうか?
スライド04

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド05

ものすごく、骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
なぜ ここまで放置してしまったのでしょうか?
大変なことです。
それでは、なぜこのように骨吸収が起こってしまったのでしょうか?
1つ目の原因は、歯周病 です。
2つ目の原因は、噛み合わせです。
骨吸収を起こした前歯がグラグラし始めます。
さらに奥歯が欠損しているため、噛む力が全て前歯に加わってしまったのです。
スライド06

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その結果、上顎の前歯部は、指で触ってもとれそうなくらい
グラグラになってしまったのです。
スライド08

上顎の前歯部は、どのような治療法を行っても残すことは不可能な状態でしたので、
抜歯と判断しました。
スライド09

この上顎前歯部の抜歯については、患者様も当然のことながら同意していただけました。
それでは、残っている歯はどうなのでしょうか?
大丈夫なのでしょうか?
上顎左側の奥歯の3歯は、骨吸収も大きくかなり厳しい状態でした。
スライド10

しかし、患者様は、上顎左側の3歯も抜歯をしてしまうと
上顎で残る歯は、上顎右側の1歯だけになってしまうので、
なんとか抜歯しないで治療はでいないかとの希望がありました。
そのため、徹底した 歯周病治療 を行い、保存することにしました。
スライド11

また、この上顎左側の奥歯を残すには、他にも理由があります。
それは、後で解説しますが、噛み合わせの安定が必要なためです。
先に説明しましたように この患者様の上顎前歯部がダメになった理由の一つが
奥歯に歯がなく、前歯に負担が加わってしまったのです。
そのため、今回 抜歯した上顎前歯部にインプラント治療を行ったとしても
噛み合わせが安定しなければ、上顎前歯部のインプラントもダメになってしまう可能性があります。
そのため、上顎前歯部にインプラント治療を行うだけでなく、
噛み合わせを安定させることも重要なことなのです。
この説明については、また後で解説します。
上顎前歯部を抜歯した後は、義歯(入れ歯)とインプラント治療が考えられます。
患者様は、義歯は嫌とのことでした。
それは、入れ歯に対する違和感もそうですが、
義歯を入れない状態であると
上顎前歯部がないと 審美的に問題があるからです。
上顎前歯部が全てなければ、人前に笑うこともできませんので、
なんとか上顎前歯部を義歯ではない治療法をご希望されました。
つまり、インプラント治療です。
抜歯後の 欠損は、7歯分です。
そのため、4本のインプラントを埋入し、7歯分を作製する
インプラントブリッジによる治療計画を立てました。
以下のようなプランです。
スライド12

歯周病による骨吸収が大きかったので、
インプラント治療は非常に難しい状態でした。
GBR法(骨増大法) 等が必要になります。
次に問題となったのが、左右の奥歯の欠損です。
奥歯が欠損の状態のままでいると 前歯に負担が加わり、
いつかは、インプラントもダメになる可能性があります。
理想的には、以下のように奥歯にもインプラントを埋入することが有効です。
スライド13

スライド14

しかし、この治療計画であると 治療費が非常に高額になってしまいます。
先に説明しましたが、本日のテーマは、
「どこまで治療を行った方が良いのか?:費用 対 効果の関係!」です。
理想と現実 非常に難しいことです。
最終的には、インプラントは上顎前歯部のみに行うことになりました。
スライド15

そのかわり、奥歯には必ず義歯を装着していたくことが重要であることをお話しました。
奥歯に義歯があるからこそ 噛み合わせが安定するのです。
スライド16

ここで上顎左側の奥歯を抜歯しないで残すと判断したことが効果がでてきます。
上顎左側の奥歯が残れば、左側で噛む部位を確保することが可能になります。
結果的に 上顎前歯部にも負担が少なくなるのです。
以下は、インプラントを埋め込んだ直後です。
スライド17

もちろん インプラントを埋め込む前には、徹底した歯周病治療 が必要です。
ここで治療期間中の仮歯についてご説明します。
治療期間中は、上顎の残っている歯(右側の1歯と 左側の3歯)を土台として、
固定式の仮歯(ブリッジによる仮歯)を使用していただきます。
そのため、治療期間中は、歯がなかったり、義歯を使用することはありません。
仮歯の状態のままで治療は進んでいきます。
スライド18

以下が治療終了後です。
スライド19

インプラント以外の治療は、全て保険で行っています。

本日のテーマは、
「どこまで治療を行った方が良いのか?:費用 対 効果の関係!」
でした。


次回のブログは11/22(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
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本日は、これから急いで出かけるため、先週のインプラント手術報告はお休みさせていただきます。

なぜ急いででかけるかと言いますと
新しい歯科機材を見に行くからです。

セラミックを自動で作製する装置です。
この装置は、医院内でセラミックが自動で作製可能なため、
早ければ、治療当日にセラミックが入ることも可能になります。
しかも 最短で30分 程度でセラミックの作製が可能なケースもあります。

通常、セラミック等の被せ物を作製する場合、
まず型を取ります。
その後、歯科技工士がセラミックを作製します。
セラミックが完成するまで約1週間程度の期間がかかります。(1〜2歯程度の場合)

しかし、本日見に行く装置は、最短で20〜30分でセラミックの作製が可能なのです。

また、ケースによっては、型を取ることが必要ありません。
「えー型を取らないでどうしてセラミックが作製できるの?」
と思われるかもしれません。
その答えは、
高性能のカメラで歯を撮影し、それをコンピュータに取り込み、
器械が自動的にセラミックを作製してくれるのです。
「すごいですよね!」
何度も通わなくていいですし、
型を取るのが嫌な人もらくちんでセラミックが作製できます。
また、もっとも優れていることは、セラミックを作製するために
歯科技工士に依頼する必要性がないため、圧倒的にコストが安くできるのです。
確実に半額以下になるのではないかと思います。

本日 この自動セラミック作製器械を見に行き、実際に作製してみます。
どの程度の精度でできるか楽しみです。

導入するかどうかは、セラミックの精度も合わせて検討します。




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インプラント症例:79回目

11/ 8(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『79回目のインプラント症例』になります。

始めに休診のお知らせです。
11月14日(日)は、当ビル全体清掃のため休診となります。

本日の症例は、ソケットリフト法 をご紹介します。
ソケットリフト法の症例については、このブログでもよく紹介しています。

それでは、早速初診時のレントゲンから始めましょう!
スライド01

今回問題が起こっているのが、上顎の左側です。
上顎左側の歯肉が時々腫れるとのことで来院されました。
スライド02

歯肉が腫れた原因はどんなことだったのでしょうか?
その答えは、歯根破折 です。
歯根破折 については、ここ最近のブログでも何度も解説している話しです。
歯根破折 は、神経がない歯では本当に高頻度で起こります。
毎日 診療をしていると 1週間に数人は歯根破折 で抜歯する方が来院されます。
歯根破折 した場合には、基本的に抜歯です。

このブログでも良く解説しますが、神経がない歯は、非常に将来性が悪いです。
前回のブログでも書きましたが、重要な話しですので、今回も解説したいと思います。

神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

歯根破折 している部位を拡大して見てみましょう!
以下の黄色まるの部分が歯根破折した歯です。
スライド04

歯の真ん中で割れているのが分かると思います。
(見慣れていないと少し分かりづらいかもしれません。
 竹を縦に割ったように完全に2つに分離しています)
割れている部位をくっつけることはできません。
抜歯となります。
スライド06

歯根破折 の原因には、大きく分けて2つあります。
1.神経がない歯
2.ブリッジとなっている
です。
スライド07

この患者様は、神経がない歯が非常に多いのです。
以下の赤丸が神経がない歯です。
スライド08

抜歯した後の治療計画を考える際には、
単に歯が欠損した部位だけをみて考えるだけでなく、
残った周囲の歯の将来性を考えることが重要です。
今回は、神経がない歯が非常に多いということを十分考えた上で 治療計画を立てることが重要です。
特に今回歯根破折した歯の 前後の歯も神経がない歯です。
それでは、抜歯後には どのような治療方法があり、
それぞれの治療方法には、どのような利点、欠点があるのでしょうか?
抜歯後には、以下の3つの治療方法が考えられます。
1.義歯(入れ歯)
2.ブリッジ
3.インプラント
です。
スライド09

今回の症例の場合、どの治療法が良いのでしょうか?
順番に考えて行きましょう!
まず、義歯(入れ歯)です。
義歯は、抜歯後に型を取るだけの簡単な治療法です。
しかし、取り外し式であることと 違和感が非常に強いため、
多くの患者様は、入れ歯をご希望されません。
今回の患者様も義歯は、ご希望されませんでした。
しかし、義歯は決して悪い治療法ではありません。
きちんと義歯を使いこなせれば、最も簡単(短期間)で 治療費も最も安くできます。
スライド10

次にブリッジです。
ブリッジは、欠損部の両側(前後)の歯を削り、連結した被せ物を装着する治療法です。
義歯とは違い、取り外し式ではありません。
固定式です。
そのため、違和感は、義歯よりはるかに少ない治療法です。
また、保険が適応されますので、高額な治療費にはなりません。
  (欠損の数によっては、保険が適応されないブリッジもあります。
   また、奥歯では保険のブリッジは金属製になります。)
スライド11

しかし、ここで問題なのが、欠損部の両側の歯が神経がないということです。
先にも解説しましたように神経のない歯は、
非常に脆く、歯根破折 のリスクが高いのです。
スライド12

基本的に神経がない歯では、ブリッジを選択しない方が良いでしょう。
患者様は、将来性の低いブリッジは選択されませんでした。
スライド13

上記のようなことを考え、最終的には インプラント治療になりました。
スライド1

以下は抜歯後です。
スライド15

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨吸収はさほどありません。
まだ、抜歯した部位の穴が残っているだけです。
スライド16

問題となったのが、上顎洞の存在です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
スライド17

空洞に色をつけたのが以下です。
上顎洞という空洞が大きく存在しているのが分かるかと思います。
スライド18

骨の高さを見てみましょう!
今回欠損部は、2歯分です。
この2欠損部の手前の部分には、骨の高さは、ある程度存在していました。
しかし、奥の欠損部は、骨の高さが非常に少なかったのです。
スライド19

このままの状態で上顎左側の欠損部にインプラントを埋入すると
短いインプラントしか埋入できません。
短いインプラントは、安定が悪く長期的には問題が起こりやすいのです。
そこで少しでも長いインプラントを埋入する計画を立てました。
ソケットリフト法 を応用してインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド20


次にソケットリフト法 について解説します。

ソケットリフト法 は、上顎と上顎洞との距離が狭く、そのままではインプラントは不可能であるが、 5mm以上の距離がある場合に行う方法です。
通常インプラントを行うのには最低10mm(予知性のある治療を行うのに必要な最低限の骨量と考えている)の骨の高さが必要であるが、ソケットリフト法を応用すれば 5mmの骨の高さがあればインプラントを行うことができます。
治療自体はインプラントの穴を形成する器具を使用しないため通常のインプラトを行う場合よりも痛みや腫れがない治療法です。

図で解説します。
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骨の高さが少ない状態でインプラントを埋入すると
短いインプラントしか埋入できませんし、
無理して長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞内部にインプラントが突き抜けてしまいます。
これではいけません。

そこで、上顎洞を上方に引き上げる方法を行います。
上顎洞は、硬い骨ではありません。
大雑把に言えば、布が垂れ下がっている状態であると思って下さい。
垂れ下がった上顎洞という布を下(下方)から押し上げます。
そして、押し上げてできた空洞に人工の骨を入れ、空洞を維持します。
次に 押し上げられた上顎洞にインプラントを埋入するのです。
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ソケットリフト法は、本当に良く使用する治療方法です。
上顎の奥歯では、ソケットリフト法なしでは、できない症例が非常に多いのです。

以下のレントゲンは、ソケットリフト法 を応用してインプラントを埋入した直後です。
スライド21

ちなみに治療期間中ですが、固定式の仮歯を使用していますので、
インプラント手術当日から通常どおりに食事が可能です。
審美的にも問題はありません。
スライド22

次に治療前後のレントゲン比較を見てみましょう!
左側が治療前です。
右側がインプラント手術直後です。
奥のインプラントの尖端が白っぽく見えると思います。
この白い部分がソケットリフト法 によって上顎洞内部に入れた人工の骨です。
スライド23

もう少し分かりやすいように上顎洞とソケットリフト法 によって押し上げられた位置を線で書いてみましょう!
スライド24

以下が治療終了後です。
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ソケットリフト法 なくしては、この症例は治療ができなかったのです。

次回のブログは11/15(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

本日はソケットリフト法 という話しをしました。
先週もソケットリフト法 のケースはいっぱいありました。
まず1症例目です。
3回目のインプラントオペの患者様です。
上顎左側の奥歯にソケットリフト法 でインプラントを埋入しました。
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次の症例です。
上顎左側の奥歯に2本ソケットリフト法 で埋入しました。
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次の症例です。
このケースは、ソケットリフト法 サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行いました。
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いかにこうしたケースが多いかが分かると思います。
他にもさまざまなケースがありました。
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ご紹介できなかった症例も治療が終了しましたら
このブログでアップしたいと思います。

治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
白い被せ物で 1歯84.000円(消費税込)、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:78回目

11/ 1(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『78回目のインプラント症例』になります。

今年も後2ヶ月で終わってしまいます。
1年が過ぎるのは 早いものです。

本日ご紹介する症例は。神経がない歯がダメになったケースです。
このブログで紹介する症例でも最も多いケースです。
本当に神経がない歯はトラブルが多いです。

本日の症例のテーマは、
「将来性を考えた上で現在できること」
になります。
歯がダメ(抜歯)となった場合、単に欠損部のみをどうするかを考えるのではなく、
残っている歯が将来的にどうなるのか?
を考えることが重要です。
抜歯は患者様にとって最も嫌なことです。
できるだけ、ご自身の歯で噛みたいという希望は当然のことです。
そのため、残念にも抜歯となってしまった場合、
患者様の将来性を考え、今後どのような処置を行った方が良いのか?
ということを考えて行くことが重要なのです。
本日の症例は、まさにそのようなケースでした。

以下のレントゲンは初診時です。
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上顎左側の奥歯に問題がありました。
歯肉が腫れ、グラグラとしてきたため、当医院を受診されました。
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結論として、上顎左側の奥の2歯は、抜歯と診断しました。
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それでは、なぜこの歯は抜歯と診断されたのでしょうか?
この歯がダメ(抜歯)になった理由は以下のようなことです。
まず、第一に 神経がないことです。
次に ブリッジ形態になっていることです。
スライド04

神経がない歯は以下になります。
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このブログでもよく書きますが、
神経のない歯は、非常によくありません。
神経のない歯の話しは 何度も書いていますが とても重要なことですので 説明します。

神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
この続きは、以下をご覧になって下さい。
     歯根破折
神経がないこと
これが、今回抜歯となった大きな理由の一つです。
次に上顎左側の奥歯がブリッジになっていることです。
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ブリッジは、歯がない部分を補うために残っている歯で噛む力を負担する治療法です。
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そのため、今回の場合 残っている歯に負担が加わってしまったのです。
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上記の2つが大きな原因ですが、他にも歯根破折した原因があります。
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それが 骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
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さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
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上顎左側の奥歯では、骨吸収が大きいのがわかるかと思います。
今回 抜歯となった理由をまとめます。
1.神経がない歯は脆いので、折れてしまった!
2.ブリッジの土台となっていたため、加重負担で無理がかかった!
3.骨吸収が大きかったため、噛む力に耐えきれなかった!
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そのため、抜歯となったのです。
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以下が抜歯後です。
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問題なのは、抜歯後です。
抜歯したままでいるとさまざまな問題が起こります。
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上顎左側で噛めない分、噛む力が残っている歯に加わりやすいのです。
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特に上顎前歯部は、
神経がない!
ブリッジとなっている!
ということから今後のことを考えれば、歯根破折となり ダメ(抜歯)となる可能性があります。
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つまり、上顎左側の奥歯が欠損しているままであると
将来的には上顎前歯部もダメになりやすいということです。
スライド18

将来性を考えれば、上顎左側はきちんと噛めるようにすることが必要です。
そこでインプラント治療を検討します。
スライド19

先程と同じように抜歯後の骨吸収の状態を線で書いてみましょう。
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
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さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド21

さらに問題があったのが、上顎洞の存在です。
上顎洞の問題が起こっていました。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
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これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
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骨吸収と上顎洞の存在のためにインプラントを埋入するための骨の高さが非常に少なかったのです。
欠損部の手前の部分は、比較的骨の高さが存在していました。
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しかし、奥の部位には、骨吸収が大きいため インプラントを埋め込むための骨の高さが存在していない状態でした。
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インプラントを埋入するためには、骨の高さを増大させる治療が必要になります。
スライド26

GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法  等を併用してインプラントを埋入する治療計画を立てました。
スライド27

以下が治療後です。
スライド28

このことにより左側で噛めるようになったことはもちろんのこと
残っている歯の将来性も高くなりました。
スライド29

本日の症例のテーマは、
「将来性を考えた上で現在できること」
でした。


次回のブログは11/ 8(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

先週もさまざまな症例がありました。
その中から2症例をご紹介します。
下顎の左側の奥歯に2本のインプラント埋入です。
本日のケースと同様に 神経がない歯が多いため、非常に有効な治療です。
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次の症例は、上顎左側です。
このケースも同様に神経のない歯が欠損部周囲にあるため、
ブリッジを選択すると将来性が低い治療となります。
骨の高さが少ないため、ソケットリフト法 を併用してインプラントを埋入しました。
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治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。
被せ物は、
白い歯で 1歯84.000円(消費税込)〜、
金属製で 1歯58.800円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
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治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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本日のブログは夕方アップします

11月1日のブログは、夕方アップ予定です。
Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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