最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2012年05月

最新インプラント症例:142回目

2012年 5月16日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『142回目のインプラント症例』になります。

始めに休診のお知らせです。
6/3(日)は、学術講演出席のため休診となります。

本日ご紹介する症例は、1本のみインプラントを埋入したケースです。
いつもご紹介するような
何本ものインプラントを埋入したりするような症例ではありません。
しかし、
骨吸収が大きかったことと
抜歯となった理由が非常によくあるケースでしたのでご紹介します。

それでは早速症例を見てみましょう!
以下が初診時です。
スライド01

下顎左側の一番奥歯が腫れているとのことで来院されました。
スライド02

腫れた状態がかなり長くあったそうです。
しかし、腫れた時に薬を服用したりすると すぐ治るので
そのまま放置してしまったとのことです。

この悪い状態を放置したことが、大きな問題となるのです!

この歯は、歯根破折 していました。

神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に " 木 " に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした 木 はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木 は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

過去の神経がない歯の歯根破折症例は、以下をご覧になって下さい。

歯根破折 症例

歯根破折 症例:1
歯根破折 症例:2  
歯根破折 症例:3
歯根破折 症例:4
歯根破折 症例:5
歯根破折 症例:6
歯根破折 症例:7
歯根破折 症例:8
歯根破折 症例:9
歯根破折 症例:10
歯根破折 症例:11
歯根破折 症例:12

本当に神経のない歯は、リスクが高いです。

今回の症例の最後に
「神経のない歯はどれくらい保つのか?」
という話しをしたいと思います。

それでは、本日の症例に戻りましょう。

下顎左側の一番奥は、歯根破折 していたため、抜歯となりました。
スライド04

以下は抜歯後です。
スライド05

ここで大きな問題がありました。
歯根破折 を長期間放置してしまったために
骨吸収が起こってしまったのです。
しかも かなりの骨吸収です。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド06

本来であれば、腫れた時に きちんと検査し、
歯根破折 と判断された場合には、早急に抜歯すれば、
このような骨吸収は起こらなかったのです。
現状ではインプラントを埋め込むことはできません。
また、骨吸収以外にもインプラントを埋め込むことを困難にさせていることがありました。
それは、下顎神経の存在です。
スライド07


骨吸収と下顎神経の存在から
インプラント治療が難しい状態になっていました。
スライド08


そのため、まず骨を回復(再生)させるための治療を行なうことにしました。
GBR法(骨増大法) です。

こうした骨再生の話しを聞くと
「なんだ 骨吸収があってもGBR法を行なえば、インプラントはできるんだ!」
と思われるかもしれません。

しかし、GBR法(骨増大法) は、それなりに大変な治療です。
若干骨吸収がある程度であれば、GBR法(骨増大法) もさほど大変ではありませんが、
今回の症例のように骨吸収があまりにも大きい場合には、非常に大変な治療となります。
大変というのは、
治療後に腫れたり、
痛みを伴ったり、
治療期間が長くかかったり、
治療費がかかる
ということです。
また、GBR法(骨増大法) を行なったからといって 骨が元通りに回復するわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。

今回のケースの場合には、GBR法(骨増大法) を行なわないとインプラント治療はできませんので、治療を開始しました。
以下は、GBR法(骨増大法) 中の状態です。
スライド10

そして、骨の回復(再生)を待ち、
インプラントを埋入しました。
スライド11

以下は、被せ物を装着し、治療が終了した状態です。
スライド12

治療の骨吸収の状態を赤線
治療後の状態を緑線であらわします。
スライド13

骨の回復(再生)が行なわれたことが分かります。

先にも記載しましたように骨吸収が大きいと大変なのです。
今回の治療期間は、以下のようになりました。
1.抜歯後約3ヶ月待つ(抜歯部が治るまで)
2.GBR法(骨増大法)を行ない、骨が再生するまで約3ヶ月待つ
3.インプラントを埋入し、骨とくっつくまで さらに 約2〜3ヶ月待つ
その後型を取ります。

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)
合計 273.000円(消費税込)
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 241.500円(消費税込)
になります。

それでは、先に説明しましたように
「神経がない歯は どれくらい保つのか?」
という話しをしたいと思います。

神経がない歯の生存率です。

神経がない歯の生存率は、神経がある歯と比較すると圧倒的に低いのが現状です。
神経がない歯の生存率についての研究論文は多くありますが、
約5〜30年と言われています。
しかし、神経を取った後に 1年も経過しないうちにダメ(抜歯)となるケースもあります。
神経のない歯の生存率が約5〜30年ということは、
20歳で神経を取った人は、25歳〜50歳程度で歯がダメ(抜歯)になる確立が高いということです。
それだけ神経のない歯の将来性は低いのです。
30年以上保つこともありますが、非常に稀なケースと言えます。

また、神経がない歯に 被せ物(セラミック、金属冠) や 差し歯、ブリッジを行った場合、その被せ物は約7〜8年でトラブルが起こると言われています。

以下は、神経がない歯の代表的なトラブルです。

1.歯根破折を起こす!
まず、歯根破折(歯の根が折れる、亀裂が入る)です。
本日の症例ですね。
神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する際に " 木 " に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。
歯(根)が折れた場合には、基本的に抜歯となります。

2.虫歯になりやすい!
次に 神経がない歯は、虫歯になりやすく、虫歯の進行速度も早いのです。
神経を取った歯は、ほとんどの場合 金属製 や セラミック等の被せ物(差し歯)を行います。
こうした被せ物には、ほんのわずかですが つなぎ目(隙間:すきま)が存在しています。
段差といってもいいでしょう。
この つなぎ目 に汚れが溜まりやすく、歯磨きが適切にできないと 被せ物の隙間から虫歯細菌が侵入し、虫歯となってしまいます。
また、神経のない歯は、虫歯になってもしみる等の痛みが起らないため、気が付かないうちに進行しやすいのです。

3.根の先に膿みが溜まる!
次に 神経がない歯は、根の先に膿みが溜まることがあります。
この膿みが大きくなると 腫れたり、痛みが起こったりします。
本来、歯の中にある神経は、無菌的な状態ですが、
神経を取る際に歯に穴を開けた瞬間に 外部(大気中)の細菌が神経の穴に入ってしまいます。
外部からの感染を100%防ぐことは不可能なことです。
また、歯の根(神経が通ってる根)は、非常に複雑な形態をしており、
メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。
例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。
そのため、全ての神経を取り除くこと自体 難しいのです。
残った細い血管が腐ったりすると 膿みとなることもあります。
根の先に膿みが溜まった場合には、膿みを取り除く治療(感染根管治療)を行いますが、
再発率が高いのです。
根の先に膿みが溜まっているような状態(感染根管)では、
根自体が感染しているため消毒だけでは細菌を100%取り除くことは不可能です。
特にレントゲン上で膿みの陰が大きかったり、何度も腫れを繰り返しているような状態の場合には、
再発するリスクが高いことが 多くの論文からも明らかになっています。(再感染根管治療
以下は、さまざまな論文から得られた神経の治療の成績です。
  • 感染根管治療80%程度の成功率
   (50〜90%程度の成功率の論文報告が多い)
  • 再感染根管治療60%程度の成功率
   (50〜80%程度の成功率の論文報告が多い)
これらの論文から 根の先に膿みが溜まっているような状態で治療を行った場合(再感染根管治療)には、10人に治療を行えば 4人は膿み(腫れ)が再発するということです。

それでは、神経のない歯は どうしたら良いのでしょうか?
どうしたらトラブルなく 長く保つのでしょうか?
上記でご説明した
『歯根破折』
『根の先に膿みが溜まる』
といったことは、患者様ご自身で防ぐことは難しいのですが、
『虫歯になりやすい』ということは、予防をしっかり行うことでリスクは軽減できます。
つまり、毎食後の徹底した歯磨きが 今後を左右するのです。
また、神経のない歯が虫歯になっていると判断された場合には、早急に対応することが重要です。
神経がない歯は、冷たい等の症状がでないので、知らないうちに 虫歯が進行して 手遅れになることがあります。
また、神経のない歯に負担をかけないことも歯根破折防止の点からは大切なことです。
これは、神経のない歯をできるかぎりブリッジにしないことや
歯がない状態のままで放置しないことも重要なことです。
歯が欠損したままでいると 残っている歯に負担が加わるのです。
残っている歯に神経がなければ、歯根破折が起こる確立も高くなるのです。
神経がない歯を生涯に渡って維持することは、さまざまなリスクがあり 困難なことです。
そのため、リスクを最小限にするための治療方法 や 毎日の管理 が重要になってくるのです。


本日のブログは終了です。
次回は、6/7(木)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

  ・ メール無料相談は こちらをクリック
 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

  ・インターネット・オンライン予約 はこちらをクリック
休診日でも24時間 オンラインで予約が行えます。




大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:141回目

2012年 2月16日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『141回目のインプラント症例』になります。

今までの症例の中には、骨吸収が非常に進行しており、
骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行ったケースも多くありましたし、
上顎の奥歯において、骨の高さが少ないためにソケットリフト法 を行ったケースも多くありました。
また、骨の幅が非常に少ないケースで
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
PRP法
等を行ったケースも多く存在しました。
また、骨吸収はさほどないが、
重度歯周病 であったり、
噛み合わせに問題があったり、
神経のない歯 が多かったり、
さまざまな問題を抱えるケースに対してインプラントを埋入したケースも多くありました。

本日ご紹介する症例は、再アップ症例です。
下顎の前歯部が2歯分 欠損している方です。
欠損している周囲の歯を見ると神経のない歯が多く、
とても良い状態とは言えない口腔内です。
インプラントを行う際には、単に欠損部位だけをみて治療を行うわけではありません。
残っている歯の歯周病 の状態、
虫歯等の状態、
噛み合わせの状態
等を考慮して治療計画を立てることが重要です。
そして、最終的な治療計画は、患者様のご希望を最優先させて決まったプランです。
どのような治療計画もそうですが、
将来的に起こることを きちんと ご理解していただいた上で
治療プランを決定することが重要なことです。

それでは初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド01

患者様は、下顎の前歯部が欠損しているため、見た目にも問題があり
インプラント治療を行いたいとのことで来院されました。
下顎の前歯部が2歯分欠損していました。
スライド02

この2歯欠損を治療するにあたり、考えなければいけないことは、周囲の歯の状態です。
神経がない歯が非常に多いのです。
神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に " 木 " に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も 枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。
以下の黄色丸が神経がない歯です。
スライド03

患者様は、義歯(入れ歯)ではない固定式の治療方法をご希望されましたので、
天然歯を土台としたブリッジ と インプラント治療の2つの治療方法をご説明しました。
まず、天然歯でのブリッジです。
スライド04

この治療計画の場合、ブリッジがどれだけ長く保つかということは、
土台となる天然歯の状態により大きく左右されます。
この治療計画の場合、以下の問題点があります。
1.土台となる天然歯が神経がない!
2.土台となる歯が虫歯が深い!
3.ブリッジはどしても土台となる歯に負担がかかる設計のため、
  2歯欠損を2歯で支えるとなると どうしても負担が大きい!
スライド05

患者様は、残っている歯の状態を考えると このブリッジによる治療計画には不安があり
ご希望されませんでした。

ブリッジを行う場合、少しでも土台の負担を少なくするためには、
土台となる歯の数を多くすることが有効です。
先程のブリッジの治療計画の場合、欠損の両側の2歯分を土台としていますが、
これを欠損の 右側2歯、左側2歯の合計4歯を土台とすれば
1歯づつに加わる負担は少なくなります。
以下のようなブリッジです。
スライド1

しかし、患者様は ブリッジの治療のためにさらに多くの歯を削ることはご希望されませんでした。

将来性を考えれば、残っている歯自体に負担が少ない治療をご希望されました。
インプラント治療です。
スライド06

それでは、どのようなインプラント治療になるのでしょうか?
まず、2歯欠損に対して何本のインプラントが必要なのでしょうか?
スライド07

そのためには、先にも解説しましたように 周囲の歯の状態を考えることが重要です。
スライド08

まず、単に2欠損だけを考えれば、2本のインプラントが必要ということになります。
スライド09

しかし、2本のインプラントを埋入した後に 周囲の歯がダメになった場合、
さらにインプラントの追加が必要になる可能性も考えられます。
それは、先にも説明したように周囲の歯が神経がない歯だからです。
スライド1

欠損の両側の歯の将来性を考えれば、先に抜歯して4歯欠損として
インプラント治療を行うということも考えられます。
スライド10

以下のようなプランです。
スライド11

こうすれば、将来的な不安も少なくなりますし、
追加インプラントにかかる費用負担も少なくなり、
再治療にかかる時間的な負担もなくなります。
ただし、これはあくまでも治療の考え方ということだけです。
今後起こりうることを患者様にお話しすることが重要なことなのです。
義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントの利点、欠点、
インプラント治療を行う場合の周囲の歯の状態、
将来的に考えられること
等をご説明した上で最終的な患者様のご希望を考慮して
治療方針は決定されるのです。
今回の患者様のご希望は以下のようなことでした。
義歯(入れ歯)は避けたい!
欠損周囲の天然歯の状態を考えると 将来性的に問題が起こりやすいブリッジは避けたい!
ということからインプラント治療を行いたい!
しかし、周囲の歯を抜歯してまでインプラント治療は考えたくない!
治療費を最小限にしたい!
将来的に周囲の歯がダメになった場合も考慮して最小限のプランとしたい!
とのご希望でした。
スライド12

その結果、最終的な治療計画は、以下のようになりました。
スライド13

2欠損に対して、1本のインプラントのみを埋入し、2歯分を作製するのです。
下顎の前歯部は、噛む力の負担が加わりにくい部位ですので、
1本のインプラントで2歯分を支えることは可能です。
以下のレントゲンは治療後です。
スライド14

治療計画というのは、口腔内の状態 や 将来性、 患者様のご希望 等を考え決定されるのです。
今回は、周囲の歯が神経がないということから
負担のかかる天然歯のブリッジを避け、費用負担を最小限にしたインプラント治療になりました。

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
合計 273.000円(消費税込)〜
になります。


次回のブログは、5/31(木)になります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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最新インプラント症例:140回目

2012年 5月17日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『140回目のインプラント症例』になります。

始めにお知らせです。
次の日曜日(5/20)は、学術講演のため、院長は不在となります。


本日は再アップ症例になります。
多くの歯が歯根破折 していたケースです。
歯根破折 については、このブログで何回もご紹介してきました。
神経のない歯は 非常に脆いため、通常の噛む力でも折れてしまいます。
また、虫歯になっても冷たい、熱い等の症状がでないため、手遅れになりやすかったりします。

本当に神経がない歯ばかりでした。
初診時来院された時には、上顎の前歯部が折れて 歯がない状態でした。
上の前歯がないと審美的にも大きな問題となります。
審美的な問題点も早期に解決することが重要なケースです。
以下のレントゲンは、初診時になります。
スライド01

問題はいっぱいありました。
神経のない歯が歯根破折 していたり、
虫歯が深い(進行している)歯がいっぱいありました。
スライド02

なぜ このような状況になったのでしょうか?
その最大の理由は、神経がない歯が多いからです。
先にも解説したように神経のない歯は、非常に脆く
さまざまな問題が起こりやすいのです。
その神経のない歯をブリッジとしているのですから
さらに問題は大きくなっているのです。
可能であれば、神経のない歯はブリッジにしない方が良いのです。
ブリッジは、欠損している部位を 残っている歯で支える治療です。
つまり、残っている歯(土台)には 負担が加わりやすいのです。
その負担が加わりやすい歯を ブリッジの土台とするわけですから
いつ 問題が起こっても不思議ではないのです。
以下のレントゲンの●:赤丸は神経がない歯です。
スライド03

本当に神経のない歯が多いですね。
上顎では、3本の歯を除いて 全て神経がありません。
結論として、以下の×印の 
虫歯が深かったり、歯根破折 している歯は 抜歯と診断されました。
スライド1

抜歯後に歯がなくなる部位は、
上顎で8歯分、
下顎で3歯分(下顎右側の一番奥は始めから欠損しています)です。
大変な数の 歯がなくなることになります。
スライド05

患者様は、欠損部に対しては、義歯(入れ歯)を使用することは嫌なため、
固定式のインプラント治療をご希望されました。
しかし、最初に問題となるのは、抜歯後の 審美性 と 噛む ことです。
抜歯するということは、歯がなくなる ということです。
この問題を解決することが 一番最初に必要なことです。
そこで、抜歯に 型を取り
あらかじめ 固定式の仮歯 を作製しておきます。
そして、抜歯と同時に残っている歯で 固定式の仮歯を作製するのです。
以下のようなプランです。
スライド1

黄色丸の歯を土台として、固定式の仮歯を作製するのです。
これで、抜歯当日から 審美的にも問題なく、
食事にも問題がない状態になります。
この仮歯を使用したまま インプラント治療を続けるのです。
次に問題となったのが、骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド06

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド07

骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに上顎の右側では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド08

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド09

骨吸収上顎洞 の存在により、上顎右側の奥歯では、インプラントを埋入するための骨の高さが十分に存在していません。
上顎は8歯欠損、
下顎は3歯欠損です。
全ての欠損部にインプラントを埋入すると 治療費が高額になってしまいます。
当然のことながら患者様は、最小限の治療費で抑えたい というご希望がありました。
どこに 何本のインプラントが必要なのでしょうか?
『最小限のインプラントの本数で、最大限の効果のある治療計画!』
『残っている歯も神経がない歯が多いので、将来性をふまえた治療計画!』
が重要なことになってきます。
以下が最終的なインプラントの治療計画になります。
スライド10

下顎の左側の奥歯には、インプラントは埋入しません。
この理由として、
1.下顎右側の奥歯にインプラントを埋入することで右側で噛むことが可能となる
2.下顎の左側は、奥から2番目まであるので、噛むことにはさほど大きな問題にならない
3.下顎左側は、神経がない歯でブリッジを行ってあるため、
  将来的には問題が起こりやすい!
  そのため、現時点で一番奥にインプラントを行っても
  今後その手前のブリッジに問題が起こった場合には、
  再度インプラントを埋入する必要性がある!
  そのため、現時点で下顎左側の一番奥にインプラントを埋入することは
  費用 対 効果 といった点では問題が残る!
スライド13

このことから
今回の治療計画のポイントは、
1.無理がない範囲でインプラントの本数を少なくすること!
2.そのために ブリッジ と カンチレバー で対応する!
ということにしました。
スライド11

また、上顎右側の奥歯の骨吸収部位に対しては、
骨の高さが少ないため、理想的には骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要なことをお話しましたが、
患者様は、
『大変な治療は避けたい!』
とのご希望があったため、
ソケットリフト法 で対応することにしました。
スライド12

以下が治療終了後です。
スライド14

本日のテーマは、
『神経がない歯は本当に将来性が低く、大変になることが多い!』
ということです。
今後 神経がない歯でブリッジを予定されている方は、
今後のことを考えて治療プランを立てた方が良いでしょう。
歯根破折 を起こした場合には、抜歯になってしまいます。

使用したインプラントは、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のブログは、5/24(木)になります。

 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:139回目

2012年 5月10日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『139回目のインプラント症例』になります。

先週は、ゴールデンウィークのため、ブログは休ませていただきました。
十分エネルギーも充電できましたので気力も充実です。
今週からまた忙しい日々が続きます。

本日ご紹介する症例は、
「治療計画の変更!」
というテーマで解説します。

インプラント治療を行なう場合には、細かく治療計画を立てます。
当医院ですでにインプラント治療を受けられた方は、ご存知のことと思いますが、
「インプラント治療計画書」
という30〜40ページ程度の書面をお渡ししています。
その中には、
患者様ご自身のレントゲン上に記載されたインプラントシュミレーション、
骨吸収等の診断、
他の歯の状態、
噛み合わせ や 歯周病等の状態、
治療費、
具体的な治療スケジュール(日程)、
保証期間、
被せ物の素材の種類や特徴、
インプラント治療の問題点、リスク、
骨増大法(GBR)等の具体的な治療方法、

患者様に合わせた 内容が記載されています。
そうした「治療計画」に合わせて治療を進めていきますので
治療計画どおりに進まないというケースは、ほとんどありません。
しかし、時々治療計画を変更することもあります。
本日はそのような症例をご紹介します。

以下が初診時のレントゲン写真です。
スライド01

多くの歯が欠損しているのが分かるかと思います。
被せ物が次々に取れていき、抜歯を繰り返しており、
噛む場所がなくなってしまったとのことで紹介を受けて来院された方です。
スライド02

このままでは、食べることも 会話にも支障がきてしまっているので
なんとかしたいと考え、インプラント治療をご希望されて来院されました。
上顎は、半固定式義歯(コーヌスタイプ義歯)でした。
スライド03


半固定式義歯とは、義歯(入れ歯)は、義歯なのですが、
歯(ご自身の天然歯)に特殊な装置を付けて、義歯を固定するタイプの入れ歯です。
通常の義歯よりは、かなり安定も良いです。
しかし、義歯を固定する歯自体がダメになれば、使用はできません。
また、半固定式義歯は、非常に高額な治療になるため、
歯自体が長期的に保つ状態でなければ、なかなか将来性の低い治療(半固定式義歯)と言えます。
この患者様は、半固定式義歯を支えている歯が神経がない歯であり、
その歯が大きく虫歯になってしまっている状態でした。
歯が大きく虫歯になってしまったために半固定式義歯を支えることができずに
ダメになってしまったのです。
この患者様の口腔内を見ると
ほとんどが神経がない歯です。
以下の赤丸()が神経がない歯です。
スライド1

下顎前歯部の3歯以外は、全て神経がない歯でした。

神経のない歯についてはこのブログでもよく紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経がない歯は どれくらい保つのか?(神経がない歯の生存率)

神経がない歯の生存率は、神経がある歯と比較すると圧倒的に低いのが現状です。
神経がない歯の生存率についての研究論文は多くありますが、
約5〜30年と言われています。
しかし、神経を取った後に 1年も経過しないうちにダメ(抜歯)となるケースもあります。
神経のない歯の生存率が約5〜30年ということは、
20歳で神経を取った人は、25歳〜50歳程度で歯がダメ(抜歯)になる確立が高いということです。
それだけ神経のない歯の将来性は低いのです。
30年以上保つこともありますが、非常に稀なケースと言えます。

また、神経がない歯に
被せ物(セラミック、金属冠) や 差し歯、ブリッジを行った場合、
その被せ物は約7〜8年でトラブルが起こると言われています。

以下は、神経がない歯の代表的なトラブルです。

1.歯根破折を起こす!
まず、歯根破折(歯の根が折れる、亀裂が入る)です。
このブログでも良く解説する話しです。
神経のない歯はもろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する際に " 木 " に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるため もろくなってしまうのです。
歯(根)が折れた場合には、基本的に抜歯となります。

2.虫歯になりやすい!
次に 神経がない歯は、虫歯になりやすく、虫歯の進行速度も早いのです。
神経を取った歯は、ほとんどの場合 金属製 や セラミック等の被せ物(差し歯)を行います。
こうした被せ物には、ほんのわずかですが つなぎ目(隙間:すきま)が存在しています。
段差といってもいいでしょう。
この つなぎ目 に汚れが溜まりやすく、歯磨きが適切にできないと
被せ物の隙間から虫歯細菌が侵入し、虫歯となってしまいます。
また、神経のない歯は、虫歯になってもしみる等の痛みが起らないため、
気が付かないうちに進行しやすいのです。

3.根の先に膿みが溜まる!
次に 神経がない歯は、根の先に膿みが溜まることがあります。
この膿みが大きくなると 腫れたり、痛みが起こったりします。
本来、歯の中にある神経は、無菌的な状態ですが、
神経を取る際に歯に穴を開けた瞬間に 外部(大気中)の細菌が神経の穴に入ってしまいます。
外部からの感染を100%防ぐことは不可能なことです。
また、歯の根(神経が通ってる根)は、非常に複雑な形態をしており、
メインの神経以外にも 細い神経(血管)が無数に存在します。
例えると 木の根っこにも 無数の細い根が存在するのと同じです。
そのため、全ての神経を取り除くこと自体 難しいのです。
残った細い血管が腐ったりすると 膿みとなることもあります。
根の先に膿みが溜まった場合には、膿みを取り除く治療(感染根管治療)を行いますが、
再発率が高いのです。
根の先に膿みが溜まっているような状態(感染根管)では、
根自体が感染しているため消毒だけでは細菌を100%取り除くことは不可能です。
特にレントゲン上で膿みの陰が大きかったり、何度も腫れを繰り返しているような状態の場合には、
再発するリスクが高いことが 多くの論文からも明らかになっています。(再感染根管治療
以下は、さまざまな論文から得られた神経の治療の成績です。
  • 感染根管治療80%程度の成功率
   (50〜90%程度の成功率の論文報告が多い)
  • 再感染根管治療60%程度の成功率
   (50〜80%程度の成功率の論文報告が多い)
これらの論文から 根の先に膿みが溜まっているような状態で治療を行った場合(再感染根管治療)には、10人に治療を行えば 4人は膿み(腫れ)が再発するということです。

話しを今回の症例に戻しましょう!

今回の患者様の状況を見てみると
歯周病の問題は、下顎前歯部にはあるが、他の部位にはさほどありません。
そして、ほとんどの歯が神経がありません。
現在は、神経を取った歯が、
虫歯になったり、歯根破折しています。
口腔内の清掃状態(歯磨きの状態)もあまり良くありません。
虫歯に対しては、非常にリスクが高い口腔内(生活習慣)と言えます。

このような患者様に対して、半固定式の義歯を作製した場合には、
やはり今回のような結果になって当然なのです。
そのため、そうしたリスクを十分考えた上で治療計画を立てることが重要となります。
スライド04

下顎も歯周病や虫歯 等 問題は大きくあります。
スライド05

患者様は、食事ができない状態にまでなっていました。
スライド06

以下の×印の歯は抜歯が必要です。
スライド07

しかし、これらの歯を抜歯すると かなり多くの歯が欠損することになります。
上顎は12歯分がなくなります。
本来、上顎には14歯の歯が存在するわけですから
2歯しか残らないということは 当然のことながら きちんと噛むことができません。
スライド08

この全ての欠損部にインプラント治療を行なうとなると
かなり大変な治療になります。

また、骨吸収の状態にも問題はありました。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド10


患者様のご希望は、以下のようなことでした。

ご希望1: 可能なかぎり義歯(入れ歯)は避けたい!
ご希望2: 将来性の高い治療を希望!
ご希望3: 何度も治療の繰り返しをするのは嫌!
ご希望4: 治療期間はかかってもしっかりと治療を行ないたい!
ご希望5: 治療費についてはある程度かかるのはしかたがないが、可能なかぎり治療費は抑えたい!

というような内容でした。
そのため、以下の点に考慮して1回目の治療計画の説明を行ないました。

ポイント1: 
義歯はできるかぎり避けたいが、全ての欠損をインプラント治療で固定式となると
どうしても高額になってしまうため、
下顎の左右の欠損部に対しては、インプラントで固定式のブリッジとし、
上顎に関しては、2〜3本のみのインプラントを埋入し、義歯を固定するための 
装置を組み込む方法とする。
これは、現在上顎が半固定式の義歯を使用されているということを考慮しています。

ポイント2: 
上顎は、左側の2歯を除いて抜歯となるが、その残した2歯自体も将来性は低いので
無理して残すと その歯がダメ(抜歯)となった場合には、再度治療を行なう必要性があり、
将来性のある治療とはならず、さらに再治療費のことも考えると
無理して歯を残すよりは、将来性が低い歯は抜歯して治療計画を立てる。

こうしたことを考慮した治療計画が以下です。

下顎右側については、
4歯欠損に対して、2本のインプラントを埋入し、4歯分の被せ物を作製する。

下顎左側については、
5歯欠損に対して、3本のインプラントを埋入し、5歯分の被せ物を作製する。

という方法です。
最小限のインプラント埋入です。
もちろんのことながら 1本のインプラントで4歯を支えることはできませんので…
これが治療費が最小限のプランということになります。
もちろんブリッジですから 固定式です。
これで、患者様のご希望である
治療費を抑えたい!
義歯を避けたい!
ということを達成することが可能です。
スライド11

今回は、話しが長くなるため、詳細は避けますが、
インプラントを埋め込む部位は、骨吸収等を考慮して選択しました。

次に上顎です。
上顎については、
義歯を避けたい!
というご希望があったため、複数本のインプラントを埋入し、
ブリッジの計画も説明しましたが、
どうしても治療費が高額になるため、以下のような治療プランを提示しました。
アタッチメント義歯です。
スライド13

アタッチメント義歯とは、最小限のインプラントを埋入し、
入れ歯を固定するための装置を組み込む方法です。
このアタッチメントにより、入れ歯は強固に固定されますので、
通常の義歯(入れ歯)より、
食事 や 会話の際 に動いたり、
落ちてきたり
することが格段に低くなります。
また、状況にもよりますが、義歯の大きさも小さくすることが可能です。

以下は、アタッチメント義歯の参考症例(今回の症例ではありません)です。
下顎の前歯部に数本の歯が残っていましたが、
グラグラで指でも取れそうな状態です。
そのため、2本のインプラントを埋入し、義歯を固定するためのアタッチメントを付けました。
スライド14

義歯を固定するためのインプラント治療方法には、
上記の方法以外にも2本のインプラントをバーで支える方法もあります。
スライド15

バーの方が安定は良いですが、
コストは、上記の方が格段に治療費を抑えられます。

今回の方法は、先のアタッチメントという方法で対応することになりました。
治療費の削減がポイントとして大きかったからです。
本来このようなケースの場合には、
まず抜歯を行ない、その後インプラントの埋入となります。
しかし、現状で抜歯してしまうと
現在の半固定式の義歯が使用不可能となってしまいますので、
とりあえず抜歯しないでインプラントを埋入することになりました。
治療を行なう側としては、抜歯したいのが本音です。
しかし、治療期間中の患者様の生活習慣に支障をかけないことも大切なことです。
スライド17

ただし、最終的には抜歯します。
また、将来性も考え、現状では100%抜歯と判断しない歯も抜歯します。
これは、将来性を考えた上です。
今回無理に歯を残しても 近い将来に抜歯となった場合には、
その時点で再度義歯を新しく作成することが必要になります。
インプラントを利用した義歯は、保険が効きませんので
義歯自体も自費診療となります。
近い将来には、再度自費での義歯の作製が必要となる可能性が高いのです。
将来性の高い治療を希望!
何度も治療の繰り返しをするのは嫌!
ということを考慮すれば、やはり上顎は全て抜歯とした方が懸命です。
スライド18

治療は、先に下顎から行ないました。
その後上顎に3本のインプラントを埋入しました。
スライド19

上顎の残っている歯は、この時点ではまだそのままです。
現在の義歯が使用できるようにするためです。
スライド20

以下のレントゲンは、
下顎のインプラントに被せ物を装着した状態です(ブリッジ)。
上顎は、残っている歯全て抜歯した直後にアタッチメント義歯としました。
これにより噛めない日がないようにしました。
スライド21

患者様は、今までにないくらい噛めるようになり、
大変喜ばれました。
本来は、これでインプラント治療は終了のはずでしたが…
噛めるようになるとさらにがでてくるものです。
「上も義歯ではない状態になりませんか?」
というご希望をお持ちになるようになりました。
もっと もっと噛めるようになりたいことと
義歯を避けられたらもっと快適になるのではないのか
というご希望がどんどんと強くなっていったのです。
スライド22

この時点で再度治療計画を立て直すことになりました。
スライド23

インプラントブリッジです。
しかし、ここで
「治療費は最小限にしたい!」
というご希望もありましたので、
3本の追加インプラントのみで対応することにしました。
以下のような治療計画です。
スライド24


今回は話しが非常に長くなってしまいましたので、
詳細は省略しますが、治療が長くなってしまったこともあり、
先に埋入したインプラントの感染が起こった部位がでてきたため、
再度位置を変えて埋入した部位もありました。
以下は、上顎のインプラントブリッジの治療が終了した状態です。
スライド25


基本的に治療計画が変更されることがほとんどありませんが、
患者様のご希望等により
今回の治療のように変更することも稀にはあります。
患者様のご希望をできるかぎり考えていくことは大切なことです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
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治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
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