最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

2016年03月

2016年3月31日インプラント症例ブログ

2016年3月31日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


このブログでよく解説するテーマとして
「工夫した症例」
というのがあります。

インプラント治療の場合、
同じような症例はあっても
必ず同じ治療を行うわけではありません。

どのような治療を行うかは、
単に歯がない部分をみて計画を立てるのではありません。

残っている他の歯の将来性や
患者様の希望、
治療費、
治療期間、
治療中の仮歯の問題、
生活スタイル、

さまざまなことを考慮して 最終的な治療方針(治療計画)が決定されます。

そのため、1人として 同じ治療計画にはならないのです。

本日紹介する症例は、以前アップしたことがあるケースです。

しかし、先程説明した「工夫した症例」という話しをするには
簡単なケースということもあり 分かりやすいので 再度アップして解説したいと思います。

本日の症例のテーマは、
『将来性を考えた治療計画によって最小の治療費で治療が可能となった!』
です。

インプラント治療は、当然のことですが 歯が欠損している部位に行う治療です。

しかし、単に欠損部位にインプラントを埋入することだけを考えていると
将来的に大きな問題となることがあります。

口腔内全体で考えることが重要なことです。

残っている歯が将来的にどうなるのか?
ということです。

それでは 早速 症例のレントゲンを見ましょう。

以下が初診時のレントゲンです。

顎右側の奥歯が欠損しており、噛めない!』

顎右側の奥歯がグラグラしている!』
との問題で来院されました。
スライド01


右下の奥は2歯分欠損していました。
スライド02


右上もグラグラです。
スライド03


それでは、上顎のグラグラしている歯を抜歯して、
下顎の右側とともにインプラントを行えば良いのでしょうか?

そうではありません。

口腔内全体の状況をきちんと検査して 状況を把握することが必要です。

この患者様で大きな問題は、神経がない歯が多いことです。
スライド04


このブログでも良く書いていますが、
神経のない歯は非常に脆く、
通常の噛む力でも折れてしまう確立が非常に高いのです。
歯根破折 です。

また、この症例は 下顎右側の欠損 と
上顎右側のグラグラしている歯
以外にも問題がありました。

下顎の右側の1歯が歯根破折 していたのです。

やはり神経のない歯は脆いです。
スライド05


そのため、抜歯が必要な部位は以下になります。
スライド06


それでは、上記の2歯を抜歯した場合の インプラント治療計画は どのようになるのでしょうか?

下顎が3歯欠損、上顎が1歯欠損になりますので、
以下のようなことになります。
スライド07


本当にこの計画で良いのでしょうか?

他の残っている歯の将来性はどうなのでしょうか?

もし、下顎のインプラント間にある歯がダメになったらどうなるのでしょうか?

下顎のインプラント間にある歯は 神経がない歯です。
スライド08

この歯がダメになると…
また、インプラントを追加することが必要になってしまいます。
スライド09


そのため、将来性を考えれば、先程のインプラント間にある歯は抜歯した方が良いのです。

スライド10


×印×印を抜歯すると最終的な治療計画は、
以下のようになります。

スライド11


つまり、下顎の右側の奥は2本のインプラントでブリッジとすることが可能になるのです。

こうした方が最終的なインプラントの本数も少なくなります。

最小限のインプラントの本数で将来性の高い治療計画となったのです。

以下は、抜歯後です。
スライド12


そして、以下がインプラント治療終了後になります。
スライド13


このように口腔内全体の将来性を考えることにより、
インプラントの治療本数を減らすことが可能になります。

その結果、治療費も最小限に抑えることが可能になります。

また、何度も治療を繰り返すことがなくなります。

これが、将来性を考えた治療計画なのです。

特に神経のない歯が多い方の場合、
何度も治療を繰り返すことが良くあります。

毎年毎年歯科医院を受診し、
治療の繰り返しを行っている方が多くいらっしゃいます。

将来性を考えた治療計画は本当に重要なのです。

使用したインプラントは、
ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。





治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯分 100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、 1歯分 90.000円(消費税別)になります。
インプラントの土台(アバットメント)は、1装置54.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

治療費は現時点での費用であり、今後変更になる可能性があります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。


 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
インプラントモニター制度(手術費用から20%割引)

今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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 歯科治療で分からないこと や ご心配ごと をメールして下
 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

2016年3月インプラント症例ブログ

2016年 3月24日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。

本日の症例は、治療計画が非常に難しいケースです。

その理由は、神経がない歯が非常に多いのです。

このブログでも良く解説しますが、
神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。

こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。

生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。

神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。

神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

この話は、ブログでよくする話です。

本当に神経のない歯はリスクが高く、
トラブルを起こすことがよくあります。


そうした神経がない歯が非常に多くあったため、
単に欠損部にインプラントを埋入するだけで良いのか悩むケースでした。

また、噛み合わせに大きな問題を起こしていました。
このことについては、症例を見ながら解説します。

以下のレントゲンは、初診時になります。
スライド01


下顎の左右の奥歯が欠損していました。

この欠損部には、義歯(入れ歯)をされていましたが、
違和感が強く、なんとか義歯ではない治療法をご希望されていました。
スライド02


また、上顎右側前歯部 と 下顎右側が歯根破折 していました。
スライド03


これらの歯は、神経がない歯です。

先にもご説明しましたように 神経のない歯は、本当にリスクが高いです。

神経がない歯は、一生の間にまったくトラブルがないことの方が少ないと言えます。

つまり、神経のない歯は、なにかしらの問題が起こることが多いのです。

神経のない歯の将来性については、さまざまな報告がありますが、
神経のない歯の寿命は、5〜30年と言われています。

例えば、20歳で神経をとった場合、
どんなに保っても50歳までにダメ(抜歯)になるということです。

私自身の実感としては、もっと短いと感じています。

極端な話し、神経を取った後、1年も経たないうちにダメ(歯根破折 )するケースも多く経験します。

以下は、神経がない歯を黄色丸で表示しました。
スライド04


半数の歯が神経がないのです。

将来性は、非常に低いですね。

この神経がないことを考えた上で治療計画を立てることが重要です。

ただし、神経がない歯が必ずダメになるということではありません。
さまざまな問題が複合することにより、歯根破折 のリスクが高まるのです。
スライド05


まず歯根破折 の一つ目の原因は、先程から解説しているように神経がないことです。
スライド06



2つ目の原因は、ブリッジになっていることです。

ブリッジは、歯が欠損している部位を治療するために 欠損部位の両側の歯を削り、
連結した被せ物を行う治療です。

そのため、ブリッジの土台となる歯には、どうしても噛む力の負担が加わりやすいのです。

そして ブリッジの土台となる歯が神経がない場合には、さらにリスクが高くなります。
スライド07



3つ目の原因は、下顎の左右奥歯が欠損していたことです。

奥歯が欠損しているため、奥歯では噛めないことになります。

そのため、残っている前歯に負担が加わってしまったのです。

噛む力の負担が加わった前歯が
神経がない!
ブリッジになっている!
ということですから 当然のことながらダメ(歯根破折 )になる確立が高くなるのです。
スライド08


上顎右側の歯が歯根破折 したことは、当然といえば当然の結果だったのです。

神経がない歯は、可能なかぎりブリッジにするべきではありません。

神経がない歯をブリッジとした場合、それが一生保つ確立は非常に低いと思って下さい。
歯根破折 した場合には、抜歯になります。
スライド09



次に問題となったのが、噛み合わせです。

下顎の奥歯が欠損すると 噛み合う上顎の歯が下方に挺出してしまいます。

歯は、上下顎が噛み合っていて始めて その位置は維持されるのです。

歯が欠損したままにしておくと 噛み合っていた歯は動くのです。

具体的には、下顎の歯が欠損した場合、噛み合っていた上顎の歯が下方に挺出します。

上顎の歯が欠損した場合には、噛み合っていた下顎の歯が上方に伸び上がっていきます。

正しい噛み合わせは、以下の黄色線です。
スライド10


下顎の歯が欠損しているために、上顎の歯が下方に挺出していきます。
スライド11

そうすることにより、下記の赤線のように噛み合わせがズレていくのです。
スライド12


以下は、正常な噛み合わせ(黄色線)とズレた現在の噛み合わせ(赤線)の比較です。
スライド13


以下の赤い領域が歯が挺出した部分になります。
この挺出した部分を削除して噛み合わせの改善が必要になるのです。
スライド14


このような奥歯が欠損している患者様の多くは、
噛み合わせのズレが起こっていることが多く、
インプラント治療を行う際に どうしても挺出した部分の治療が必要になることが多いのです。

噛み合わせのズレが起こっている方は本当に多いですね。

以下のような理由で起こることが多いです。

歯が欠損します。

そのため、欠損部位に入れ歯を作製します。

しかし、義歯(入れ歯)は、違和感が強く、取り外し式ということもあり、
次第に 使わなくなってきます。

義歯をしないため、噛み合わせのズレが起こってきます。

その結果、他の部位に負担が加わるのです。


現在、歯が欠損している方は、本当に注意が必要です。

話しは、治療方針に戻ります。
まず、以下の2歯は歯根破折 のため、抜歯です。

スライド15


そして、インプラントを埋入です。

以下のような治療計画を立てました。
スライド16


この患者様の場合、奥歯の噛み合わせをしっかりさせることが最も重要なことです。

神経がない歯が多いので、奥歯の噛み合わせをしっかりさせないと
残っている歯に負担が加わり、さらにダメ(抜歯)となる歯が増えていきます。

そのため、下顎の奥歯にインプラントを行うことは、
将来性を高めるためにも 非常に有効な治療と言えます。

次に上顎右側の前歯部ですが、これもインプラント治療が有効になります。

上顎右側の×印を抜歯すると同部は 3歯欠損になります。

この欠損の左側にある天然歯は、2歯とも神経がありません。

もし 神経がない歯をブリッジの土台とした場合には、リスクが高まります。

将来性を考えれば、この欠損もインプラント治療が適しています。

下顎左側の3歯欠損に対しては、
欠損の両側に2本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとします。

右側の3歯欠損については、骨吸収が大きい部位には、無理してインプラントを埋入せずに
骨がある程度存在する部位にインプラントを埋入した方が治療が楽に行えるため、
3歯欠損の右側に2本のインプラントを埋入し、カンチレバー という方法で治療を行う計画を立てました。

また、歯が挺出している上顎の奥歯についても もちろん治療が必要です。
スライド17


この挺出している歯の治療については、もちろん健康保険が適応されますので、
高額な治療費がかかることはありません。

被せ物を撤去して、適切な噛み合わせに改善させた被せ物を再度装着するだけです。
被せ物の費用は、1歯分で約3.000円程度(3割負担の方)です。

以下は、抜歯後にインプラントを埋入したレントゲンです。
スライド18



ちなみにインプラント治療期間中は、仮歯を装着しますので、歯がない日は1日もありません。

上顎右側は、欠損部位の両側の歯を土台にして固定式の仮歯を装着します。
下顎は義歯になります。
スライド19



以下が治療が終了した後のレントゲンです。
スライド20


噛み合わせも改善し、将来性も高くなりました。
スライド21


今回の症例は、
神経のない歯が多い!
噛み合わせのズレが起こっている!
といったリスクが高い方の治療でした。



治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯分 100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、 1歯分 90.000円(消費税別)になります。
インプラントの土台(アバットメント)は、1装置54.000円(消費税別)になります。

インプラントモニターの詳細は、以下をご覧下さい。


インプラントモニターは期間限定で行なっている制度です。
モニター終了後は通常料金となりますので、
ご希望される方は、お早めに受けられて下さい。

治療費は現時点での費用であり、今後変更になる可能性があります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用が含まれています。


このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
現在 毎週 大学病院で外来診療と講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで4万円かかっていた費用を無料にしました。(インプラント2本以上同時に埋入の方のみ)
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
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詳細は以下をご覧になって下さい。
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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

2016年3月インプラント症例ブログ

2016年 3月 3日(木曜日)です。

このブログは「大船駅北口歯科 インプラント症例専門サイト」です。


このブログでよく紹介する症例として
上顎の奥歯に骨吸収を起こしているケースがあります。

上顎の奥歯に骨吸収を起こすと インプラント治療が難しくなります。

その理由の一つには、上顎洞という空洞の存在があるからです。

このブログを良く読まれている方はすでにご存知のことと思います。

本日の症例の話しを紹介する前に 
骨吸収 と 上顎洞 
という話しからしたいと思います。

これが分からないと今回の症例をご理解するのは難しいのです。

上顎の奥歯の上方には『上顎洞』という空洞があります。

上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。

多くの場合、歯が存在すると この上顎洞 と 上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、
歯周病等で骨が吸収してしまうと 上顎 と 上顎洞との距離が薄くなってしまいます。

その結果インプラントを行えないことがあります。

以下は、上顎洞の図です。
p_img_01


A 歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。

B 歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
  インプラントを行うのに問題はない。

C 歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
  インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
  上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような状態である。
  このように歯を抜いた場所は年々やせて、場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいます。

骨吸収と上顎洞の存在から上顎の奥歯には、
インプラントを埋入するための骨の高さが存在しないことが多いのです。

上顎の奥歯において、インプラントが安定するための必要な骨の高さは、
約10ミリ以上です。

これ以下であるとインプラントは安定しません。

そのため、10ミリ以下の場合 さまざまな治療方法を行いインプラントを埋入するのです。

ソケットリフト法

サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)

と言われる治療方法がその代表的な治療方法です。
これらの方法は、上顎洞という空洞の中に骨(人工骨を含む)を移植する方法です。

ソケットリフト法 は 患者様の負担も少なく、比較的簡単な治療ですが、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、かなり大変な治療になりますので、
できれば避けたい治療です。

上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ程度あれば、
ソケットリフト法 で対応が可能です。

しかし、5ミリ以下(状況により3ミリ程度あればOK)の場合には、
骨移植を伴う 大変な サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うことが必要です。

患者様にとっては、できるかぎり大変な治療は避けたいものです。

そのため、骨吸収が大きい部位には、インプラントを埋入しないで治療を行う方法もあります。

こうした方法は、
カンチレバー

インプラントの傾斜埋入

という治療方法です。

私自身の考えとして、骨移植を伴う 大変な サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は最終手段であり、可能なかぎり 負担の少ない治療法を行いたいと思います。

このブログでも
ソケットリフト法

サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)

カンチレバー

インプラントの傾斜埋入

といった症例を何度もご紹介してきました。

前置きが長くなりましたが、本日の症例になります。

今年は講演依頼が多く毎日資料作りで忙しい日々です。
そのため、本日のブログも再アップケースとなります。

10年以上前の症例になりますので、以前の症例です。

初診のレントゲンは古いものですので、写りが悪いですが…

以下が初診時になります。

初診時上顎は歯が1本もありませんでした。

下の歯もグラグラしていました。
スライド01


患者様は、義歯に抵抗があり、
なんとか義歯でない治療方法をご希望されて当医院を来院されました。

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。

青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。

赤線は、現在の骨の位置です。
スライド02



さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド03


骨の吸収が非常に進行しているのが分かるかと思います。

次に本日の最初にも解説しました上顎洞です。

以下の緑線は上顎洞という空洞です。

緑線の内側は空洞なのです。

骨ではありません。
ただの 穴 です。

スライド04


これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。

スライド05


上顎の奥歯では、
インプラントを埋入するための骨の高さがほとんどないことが分かると思います。

具体的には、上顎の右側では骨の高さが1〜3ミリ程度、
上顎の左側では骨の高さが1〜2ミリ程度しか存在しません。


この状態では とてもインプラントを行うことはできません。
スライド06


また、下顎にも大きな問題が起こっていました。

これも同様に骨吸収の状態を線で書いてみます。
スライド07


さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド08


下顎も大変な骨吸収です。

歯周病専門医でなければ、全て抜歯してもおかしくないケースです。

下顎右側の奥歯だけは抜歯になりました。

スライド09

後で治療終了後 のレントゲン写真もでてききますが、
現在でも下顎はまったく問題なく維持されています。

徹底した歯周病治療と
患者様の維持管理、メインテナンス(定期検査)が行われれば、
このような重度歯周病であっても維持できる可能性はあるのです。

さて、このように上顎の奥歯に骨吸収が高度に起こっている場合には、
どのように治療を進めれば良いのでしょうか?

スライド10


理想的には、上顎の奥歯に骨移植サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行ってからインプラントを埋入することです。

スライド11

スライド12


しかし、この方法であるとさまざまな問題がでてきます。

1.骨移植の費用やインプラントの本数も増えるため、治療費が高額になる!
2.骨移植に伴う腫れが起こり、患者様の負担が増える!
3.骨移植には非常に長い治療期間がかかる!

そのため、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) を行うかどうかは、
患者様のご希望にもよります。

スライド13



また、下顎の問題も考えなければいけません。
スライド14


上顎だけを考えて治療を行っても
噛み合う下顎の歯がダメになった場合にどうするのか?
ということも考えなければいけません。

患者様のご希望は、
1.上顎は、大変な骨移植は避けたい!
2.しかし、上顎は固定式のインプラントにしたい!
3.治療費は最小限にしたい!
4.治療期間も長くかかるのは避けたい!
5.下顎は、義歯を使用しても違和感がさほどないので、義歯でも良い!
といったことから最終的なインプラントの治療計画は以下のようになりました。
スライド15


骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は行わずに、
比較的簡単なソケットリフト法 を行い、
骨の高さがほとんどない部分には、
インプラントを埋入せずにカンチレバー という方法で対応しました。

スライド16

下顎の右側は義歯で対応し、
残った下顎の歯は徹底した 歯周病治療 を行いました。

スライド17


以下のレントゲンは、現在の状態です。
スライド18

現在は、患者様の徹底した歯磨き や 適正な生活習慣を行うとともに
毎回必ずメインテナンス(定期検査)に来院されています。

その結果、下顎の歯周病状態ともに問題はなく、良い状態を維持できています。

治療方法といのは、必ず決まった治療になるわけではありません。
患者様の口腔内の状態、
ご希望
等を考え、最終的な治療計画が決まるのです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯分 100.000円(消費税別)〜 になります。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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診療時間:9:30〜18:00
休診日 :月曜日、木曜日、祝日
電話  :045-891-3334
メール :info@
     sugiyama-d.sakura.ne.jp
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