午後の患者さんは初診時に重度歯周病のため(骨の吸収がかなり進行していました)抜歯した部位に対し、抜歯後に骨を増大させるためにGBR法を行いました。
それから約4ヶ月後の今日インプラントを埋入しました。
骨は非常に良く再生しており、インプラントを行うにはまったく問題がない状態まで回復していました。

骨の幅や高さが十分ない場合、インプラントを埋入すると同時にGBR法を行う場合もありますが、骨の吸収量が多い場合にはあらかじめ骨を増大させておきます。
このように術前に骨を増大させる方法をGBR法の中でも『ステージドアプローチ』といいます。それに対しインプラント埋入と同時に行うGBR法を『サイマルテイニアスアプローチ』と言います。
骨がない場合には時間はかかりますが、『ステージドアプローチ』で骨を増大させた方が無難な治療法です。




今日の午前中のインプラント 2005-01-19
今日の午前中は上顎に1本のインプラントがありました。
ソケットリフト法とGBR法を組み合わせた治療です。
午後はまた1件のインプラント手術があります。

ホームページの更新ですが、来月ある講演の発表をまとめており、遅れています。すみません。
早急にアップしますのでお待ち下さい。
更新内容は以下のとうりです。
1.インプラント失敗の原因と症例
2.インプラントの手術中のビデオ撮影の公開
  その他です。




昨日のインプラント 2005-01-19
昨日は抜歯即時インプラントでした。
前歯のような審美性が重要視される部位は非常に有効な方法です。
インプラントはどうしても骨と結合する期間がかかります(通常上顎は3ヶ月、下顎は2ヶ月程度)ので、前歯のような部位はできるかぎり早期に治療を終了できることは重要なことです。
そのためには抜歯して歯肉が治り、インプラントを行うよりも抜歯と同時に行うことの方が期間的には有利です。
詳細は抜歯即時インプラントを参考にして下さい。



インプラントの杉山歯科医院