サイナスリフト法:治療法その7

だいぶ続いているサイナスリフト法の話しです。
今日はサイナスリフト法には2つの方法があるというお話です。

昨日は上顎の奥歯において骨の高さが低く、5mm以下しかない場合にはサイナスリフト法が必要であることをお話しました。
そのサイナスリフト法には2つの方法があります。
一つはサイナスリフトと同時にインプラントを埋入する方法です。
インプラントを固定(安定)させる骨がある程度残っていれば可能です。
これが1回法です。
もう一つでは事前にサイナスリフトを行い、骨が成熟(できてから)してからインプラントを行う方法です。
インプラントを埋入しても固定する(安定する)ことができなければ同時にはできません。
これが2回法です。
もちろん1回法の方が治療期間が短くて良いということになります。
しかし基本的にサイナスリフト法を行うということは骨は少ないわけです。
多くの場合、1回で行うことは難しいのが現状です。
また研究論文では1回法より2回法のが予後良いという報告もあります。
基本的に骨が少ない場所に骨を作るわけですから時間をかけても確実な方法をとることが大切であると考えられます。

それでは明日もサイナスリフト法の続きです。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター