53f5e45a.JPG昨日の続きです。

昨日は『根管治療』は大変な治療であり、時間もかかることをお話しました。

今日はその続きになります。

歯科治療には時間がかかる!お金もかかる!
『根管治療』には非常に多くの時間がかかります。
海外(ここではアメリカを例にします)ではこの『根管治療』の治療費は歯の部位にも違いますが、およそ10万円です。
えー高い!
と思われるかもしれませんが、アメリカにはこの『根管治療』を専門とする歯科医師もいます。
治療にかける時間や技術的なことを考えると『根管治療』1歯で10万円というのは世界的にみて相場と考えられます。

日本ではどうでしょう。
歯の部位にもよりますが、『根管治療』1歯でおおよそ2〜3千円(保険診療の患者様負担分)です。
かなり違いますね。

ただし、アメリカと比較して1歯にかけられる時間が少ないのが現状です。
そのため、海外の大学で『根管治療』を勉強してきた日本の歯科医師(歯内療法専門医と言います)は日本の保険診療で『根管治療』をするのは無理であるとして保険診療で『根管治療』を行っていないもの現状です。
日本に健康保険法ができてからこの『根管治療』は保険上、軽視されているため日本の歯科医師の中には十分な時間をかけていない先生もいます。
前にも書きましたように奥歯の神経の除去治療には1時間はかかります。

上記のような診療も含めると歯科医師が1日で診療できる人数は10人ぐらいが限界かと思います。
実際に私の知り合いのアメリカ人の歯科医師(歯周病専門医です)は1日の診療患者様の人数は5人程度と言っていました。
通常日本では1人の先生で20人程度の患者様を診察されていると思います。
多い先生では1日に100人も診察されているというのも現状です。
20〜30年前は1日に100人の患者様を診察されていた先生はいっぱいいました。

このような状況をアメリカの先生に話をしたらびっくりしていました。
『1日に100人の患者様を診察するなんでクレイジーだ!』
『きちんとした診療ができるわけがない!』
と言っていました。
まあ無理もないでしょう。
アメリカでは歯科の待合室で人がいっぱいで何十分も待つなんて考えられないことですから。

しかし、日本ではアメリカのような診療体系であると間違いなく歯科医院は閉院になります。
(保険診療ですが…)

ここで日本人の器用さが活躍します

続きはまた明日です。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター
神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。