b73aa7b3.JPG今日はいい天気ですね。
暑いくらいです。
昨日は寒かったのに…
毎日気温が違うのでこまりますね。

それでは今日の話です。
また昨日の続きになります。

日本の歯科医療に予防という概念が低い理由として保険制度が挙げられます。
日本の歯科健康保険には予防は基本的にないからです。
簡単に言いますと病名がつかないからです。
例えば、患者様が『歯周病の検査をして下さい』と来院します。
これは保険がききません。
なぜかと言いますと痛みや義歯がこわれたといったことがないと病名がないからです。
ですから単に『虫歯があるかないか診て下さい』
というのは保険がきかないのです。
『虫歯にならないように予防して下さい』
と患者様から言われても予防に対することはできないのです。
虫歯に関して言えば、予防(虫歯にならない)は十分可能です。
虫歯の予防に関してはまた別の日に詳しくお話したいと思いますが、
まず、虫歯のリスク検査を行います。
これは唾液中の虫歯菌を調べることから始めます。
虫歯の細菌の種類と数を調べることにより患者さん個人の虫歯リスクを判定します。
そして虫歯リスクの状態により予防処置内容が決まります。
毎日のブラッシングもそうですが、虫歯予防薬(フッ素)の応用を行います。
フッ素の応用についてはさまざまな方法があり、フッ素を応用する期間についても個人差があります。
しかし、こうした虫歯予防プログラムを行えばかなりの割合いで虫歯は予防できます。
つまり虫歯がない子供ができるのです。
すばらしいことですね。
子供の時に虫歯にならなければ、大人になってもその効果は高いものです。
歯がなくなる原因は虫歯と歯周病がほとんどですから虫歯にならないことが歯を失わない秘訣です。
こうした予防を日本の歯科医療は今までしてこなかったのです。
本当は虫歯予防は十分できたのに!
残念です。

明日もこの続きです。

インプラントの大船駅北口歯科インプラントセンター