540cc809.jpg今日は月曜日ですので休診日です。

昨日のインプラント手術は1回に9本のインプラント埋入でした。
麻酔医が 静脈内鎮静法で麻酔を行い、治療を開始しました。

麻酔の前後や義歯の調整等には多少の時間はかかりましたが、手術時間は骨の幅も思ったよりは問題は少なかったため大幅なGBR法にならなかったため、30分程度で終了しました。

9本のインプラント埋入であれば早い方です。

今日腫れてなければいいのですが…


さて今日のテーマは歯周病と糖尿病の関係です。(またインプラントとの関係についても…)

現在、糖尿病の人はどんどんと増えており、糖尿病の予備軍も合わせると4に1人とまで言われています。
そして糖尿病と歯周病にも大きな関係があります。


歯周病と糖尿病の関係については以下の2つが考えられます。

1 糖尿病の人は感染に対する抵抗力が低下しています。
  そのため歯周病が悪化しやすい状況にあります。
  つまり糖尿病の人は歯周病になりやすいということです。

2 歯周病の原因菌が糖の代謝に影響を及ぼし、
  血糖値のコントロールが悪くなります。
  歯周病が悪化すると血糖値が上がるということです。


私は歯周病専門医ですから当医院に来院される方の多くは歯周病です。
特に重度の歯周病の患者様がほとんどです。

つまり一般歯科では治療が難しいと診断され、紹介や患者様ご自身が調べられて来院されるケースが多いからです。

歯周病の原因として一般的に考えられているのは
歯周病細菌 、噛み合わせ です。

しかし、当医院に来院される重度歯周病患者様の場合、全身的に問題を有していることが多くあります。
その一つに糖尿病があります。
糖尿病と歯周病、インプラントの関係については多くの論文学的報告がされており、
先程の1と2については歯周病専門医にとっては歯周病治療を行う際には注意事項の一般的な指標になっています。

実際に血糖値が高い患者様は歯周病は非常に治りずらいのです。
しかし、徹底して歯周病治療を行うことにより歯周病が改善するだけでなく、
血糖値の減少も起ってきます。

もちろん血糖値の減少は、どこで起った(食事療法、運動療法、ストレスの解放、薬物療法等)のかは
さまざまな因子があるため正確にはわかりませんが、
今まで続けてきた治療では血糖値の減少はある程度までしか抑えられなかった患者様が
歯周病治療後に血糖値が下がってきたということは良く経験します。

現在、糖尿病の患者様は是非歯科医院で歯周病の精密検査をされた方が良いと思います。
特に糖尿病が悪化すると歯周病の治療は大変になりますので、十分なケアーが必要です。


それではまた明日。


ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。