歯周病患者様におけるインプラント治療
『歯周病治療の新しい考え方:フルマウスSRP法』

今日から新しいテーマになります。

はじめに
現在インプラント治療は急速に普及しています。インプラントの長期的な報告も数多くされており、高い成功率となっています。
しかし、その反面失敗症例も多く報告されています。
特にインプラントと天然歯が共存する中で高い成功率を達成するためには単にインプラントを埋入するだけでなく口腔内の全体的な治療計画が必要となってきます。
残存歯の予知性、被せ物(補綴)治療との兼ね合い、咬み合せの状態、患者さんの希望などさまざまな面からの検討が必要になってきます。
その中でも歯周病に罹患した状態でのインプラント治療は困難を極めます。

上記の内容についての詳細は 歯周病患者さんにインプラントは可能か?に記載してありますのでインプラント治療と歯周病治療の両方にご興味がある方は是非御覧になって下さい。

当医院ではインプラント治療をご希望されて来院される方のほとんどに歯周病の検査を行います。
その理由はもし、歯周病がある状態でインプラント治療を行うと歯周病細菌がインプラントにまで感染するからです。

インプラントに歯周病細菌が感染すると『インプラント周囲炎』という状態になります。
インプラント周囲炎とは、インプラントが歯周病と同じような症状になることです。
インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると汚れは歯肉とインプラントの境目から内部に侵入していきます。
この汚れは歯周病細菌と同様の細菌です。
そして初期の段階ではインプラント周囲の歯肉が腫れて行きます。
その後インプラントを支えている歯槽骨を吸収してしまいます。
最終的にはインプラントはダメになり、撤去することになります。
人工物であるインプラントには神経が通っていません。
そのため初期の段階では多くの場合、自覚症状がありません。
そのため、かなり状態が進行しなければ気付かないのが特徴です。

そのため、歯周病患者様でインプラント治療を希望される場合、まず最初に歯周病の治療から開始します。

歯周病細菌というのは感染するということです。
インプラント治療を行う方に歯周病の検査を行うことは大切です。
今回のテーマはこの感染ということを考えた歯周病治療です。
続きはまた明日

ブログランキングにご協力下さい。下記をクリックして下さい。
人気blogランキングへ

大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。