今日も『早期荷重(負荷)』の続きです。
今日は『インプラント早期荷重(負荷)』重要な点および問題点を解説します。

まず第一点目ですが、最も大切なことになります。
それはインプラントを埋入した時にほとんど動かないということです。
研究的にはインプラントの動きが50〜150ミクロン以内ということです。
しかし、実際の臨床ではミクロン単位まで計測して手術を行っているのではありません。
インプラントを埋入する場合、骨の状態が悪く、インプラントと同時にGBR法という骨を増大させる治療を併用することがかなりあります。
私が手がける症例において約半分の症例がこの GBR法を行います。
もちろん骨の状態が悪いということはインプラントを埋入しても安定しないということです。
つまり約半数の症例はすでに適応症ではありません。

そして噛む力に耐えきるため、ある程度の本数のインプラントが必要です。
1〜2本のインプラントではまずリスクがありすぎて行うことはほとんどありません。
(ただし、1〜2本で即時荷重を行い、良好な結果を得られたという臨床報告はありますが、
まだ数少歯欠損においてはインプラント埋入後一定の期間を待つというのが一般的な考え方です)
ある程度の本数とは、
6本以上のインプラントになります。
これは早期荷重(負荷)の臨床データから得られた条件です。

またインプラントの長さも大切です。
十分長いインプラントの埋入が必要です。
短いインプラント同士を固定しても噛む力に抵抗することができず、ダメになってしまうことが考えられます。

こうするとさらに適応症は限られてきます。

さらに技術的な問題もあります。
インプラント埋入時に固定式の仮歯を作製する場合、
多くのケースで手術中に型を取り、噛み合わせも行います。
この段階でかなり時間がかかり、感染する可能性が高くなります。
また噛み合わせを調整したり、仮歯を装着する際にも感染する可能性があります。

こうしたことを考えると早期荷重(負荷)インプラントの適応症は骨の高さや幅が十分あり、ある程度多い数のインプラントの埋入が必要であり、
さらに治療としても難しいため、術者自体もインプラント経験が豊富な熟練した技術を持っていることが必要です。

こうなると早期荷重(負荷)の症例はかなり限定されるのが現状です。
下の症例のようなケースが適応症と思って下さい。

case2







それでは次回は『インプラントの即時荷重(負荷)』のまとめです。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。