11/27(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯科治療と金属アレルギー:その3』になります。

3回目の今日は、
『日本の保険診療で使用されている金属』と
『アレルギーの少ない金属治療』について解説します。



日本の保険診療で使用されている金属

日本の歯科保険診療において認められている2種類の金属について解説します。

金銀パラジウム合金
        保険診療ではほとんどのケースで使用される金属です。
        しかし、世界的に見れば、歯科材料としては
        あまり使用されることが少ない金属です。
        その理由は、海外での歯科治療のほとんどが保険が効かない
       (いわゆる自費診療)ため、あえて金銀パラジウム合金を使用
        しなくても純度の高い『金』やプラチナ等の他の良い材質を
        選択できるためです。
        歯科においてパラジウム合金は、日本特有の
        金属と言ってもいいでしょう。

    金銀パラジウム合金の成分は以下のようなものです。
      金(12〜20%)、
      銀(47〜58%)、
      銅(10〜18%)、
      パラジウム(20%)、
      その他(亜鉛、イリジウム、インジウム、スズ、ガリウム)

     ただし、金属を販売しているメーカーにより含まれている金属や組成
     が大きく変わります。
     『インジウム』や『スズ』が含まれている製品もあれば、
     含有していない製品もあります。
    * イリジウム、インジウム、スズともにアレルギーが少ない金属です。

・ ニッケルクロム合金
        :一応保険診療の中に組み込まれていますが、使用されること
         は、ほとんどない金属です。
         アレルギー反応が出やすく、強度も弱く使用する理由があま
         りないのが現状です。
         誰も使用しないのに保険適応になっているのか不思議な金属
         です。
         唯一の利点は、安いこと!


保険診療以外で使用される主な金属

・ 金合金(18K、20K)
        :歯科において24Kは使用されません。
         この理由として、24Kでは軟らかすぎてしまい、噛む力に
         耐えきれないからです。
         18Kか20Kかは噛み合わせ等を考慮し、使用します。
         『金(合金)』は、歯科で使用する金属の中で最も適合性が
         良く、金属アレルギーも引き起こす可能性が低い金属です。

・ 白金加金(プラチナ)
        :金属アレルギーになりにくく、強度に優れた金属と言えます
         セラミック等に使用されます。


次回のブログは12/ 1(月曜日)になります。
次回のテーマは、『歯科治療と金属アレルギー:その4』で、『歯科治療と金属アレルギー』についてです。
日本の歯科治療も問題点等について解説します。

今週(11/25〜26)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

上顎の小臼歯部にインプラント埋入を行ったケースについて解説します。
このインプラント手術報告では、骨吸収があるケースについてよく解説します。
今回も骨の吸収がかなりあった症例です。

インプラントの直径(太さ)は、約4ミリ程度です。
この直径のインプラントを埋入するためには、骨幅は6ミリはないとできません。
しかし、多くのケースで6ミリ以上の骨幅が存在することは少ないのが現状です。

インプラント治療を希望される方は、なにかの理由で歯がなくなってしまったということになります。
抜歯する理由として、
歯根破折
歯周病
があります。
どちらも、悪い状態を放置したりすると骨の吸収が進行してしまいます。
実際に歯周病で歯がダメになった場合、その後のインプラント治療が難しくなることがほとんどです。
つまり、歯周病によって骨が吸収してしまった ということです。

今回行った症例でも、 歯周病の放置による骨吸収がかなり起っていました。

骨幅は、3〜4ミリ程度しか残っていませんでした。
そのため、インプラント埋入と同時に骨幅を増大させる治療(GBR法)を行いました。

GBR法を行えば、どのような状態でも大丈夫ということではありません。
GBR法には、限界があります。
     ・GBR法の限界

また、大幅な骨の増大を行うと時間もかかります。
今回の手術時間は、約20分程でした。
20分のうち10分以上は、GBR法にかかった時間です。
インプラントを埋め込む治療自体は、5分もかかりません。

GBR法はそれだけ大変だということです。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ12ミリ が1本でした。

狭い骨幅を増大するために、 『スプリッティング法』 『GBR法』を併用しました。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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