1/26(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『歯周病と全身との関係:その1』になります。

先日『インプラントの寿命はどれくらい?』というテーマを書きました。
その中でインプラントも歯周病になる話を書きました。
インプラント周囲炎です。

今回からの新しいテーマでは、『歯周病の恐ろしさ』を解説します。

 歯周病は、口腔内のことだけではなく、全身的にも大きな問題を引き起こします。
現在歯周病であるということは、歯周病細菌が口腔内にいつも存在するということです。
歯周病の方は、口腔内に細菌がいっぱいある状態で毎日食事をしているということです。
それでは、『歯周病の恐ろしさ』についての各論です。

1.歯周病は心臓発作を引き起こす?
 歯周病のある人はない人に比べて心臓血液疾患を発症するリスクが20〜180%
 高い!
 歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、血液とと
 もに全身をめぐり臓器や器官に侵入します。
 心臓付近ではそうした細胞により血管を詰まりやすくし、心臓発作を引き起
 こす可能性があるという報告があります。
 ノースカロライナ大学Dental Ecology教授のJames D.Beckのまとめによると
 6〜18年による5つの長期試験から歯周病のある人は ない人に比べて心臓
 血液疾患を発症するリスクが20〜180%高い
という結論を報告しています。
 また同教授は歯周病の進行程度が高いほど心臓血液疾患の発症リスクも高く
 なるとも言っています。
 歯周病と心臓血液疾患の関係についてはまだまだ研究が始まったばかりでデ
 ータは完全ではありませんが、 歯周病の管理が心臓血液疾患の発症を少なく
 するのであればブラッシングこそ健康の第一歩であるといえるのではないで
 しょうか。


2.歯周病は早産、低体重児の原因となる
 歯周病を持っている母親の早産のリスクは7倍になる!
 歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、血液とと
 もに全身をめぐり臓器や器官に侵入します。
 こうした菌は羊水中にまで影響を及ぼし、早産、低体重児の原因となること
 がわかってきました。
 現在、早産による低体重児の出生の割合は1割程でといわれており、その原
 因の一つとして膣の細菌感染による炎症があげられています。
 膣に感染が起こると、胎盤膜での炎症の結果、子宮が収縮、子宮頚部が拡張
 し、早産になります。
 ノースカロライナ大学の歯周病学教授Steven Offenbacherらの研究によると
 歯周病の原因菌が歯肉の奥へと侵入していきそこから血管に入り、 膣感染症
 が起こっていると報告しています。
 リスクの割合は歯周病がない母親に比べて 歯周病を持っている母親の早産
 のリスクは7倍になる
と報告しています。
 ちなみに飲酒をする母親の早産のリスクは3倍です。
 歯周病をきちんと治療し、ブラッシングをしっかり行うことでそうしたリス
 クは防げるのです。
 早産で生まれた新生児の中には 呼吸器疾患や脳性麻痺などの長期におよぶ
 障害を有していることも少なくないのです。
 あなたならどう考える? たかが歯周病、されど歯周病。


次回のブログは1/29(木曜日)になります。
『歯周病と全身との関係:その2』になります。


今週(1/23〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎に多数のインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎は、歯が1本もない状態です。
いわゆる『総入れ歯』の方です。

骨の状況は非常に悪い状態です。
つまり、骨吸収が大きいのです。

上顎の左右の奥歯では、骨の高さが少なくなっており、約4〜5ミリ程度の骨の高さしか残っていませんでした。

上顎の奥歯にインプラントを埋入する場合、10ミリ以上の骨の高さが残っていれば心配ない状態ですが、
骨の高さ約4〜5ミリ程度となると十分な骨の高さとは言えません。

そのため、上顎の奥歯に対しては、インプラントを埋込むと同時に骨の高さを増大(増骨)させるための 『ソケットリフト法』を行いました。

この方法を行ったことにより、長さ10ミリのインプラントを埋込むことができました。

次に前歯ですが、ここは骨の高さにはさほど問題はありませんでしたが、
骨のに大きな問題がありました。
今回使用したインプラントの太さ(直径)は、4.1ミリでした。
直径4.1ミリのインプラントを埋込むためには、
それ以上の骨幅が存在しないといけません。

しかし、実際には骨幅が狭いところで約2〜3ミリ程度の骨幅でした。

そこで、まず、骨の幅を広げる治療を行います。
『スプリットクレスト法』です。
ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながらインプラントを埋入するこの方法は骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ない治療法です。

しかし、元々骨幅が狭い部位は、上記の方法だけでは、十分な骨幅を獲得することはできませんので、さらに 人工骨(β―TCP)を使用した 『GBR法』を併用しました。

今回は、
『ソケットリフト法』を4カ所
『スプリットクレスト法』を4カ所
『GBR法』6カ所(上記との併用も含む)
行いました。

埋込んだインプラントは合計9本です。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 
直径4.1ミリ、長さ12ミリ が5本 と 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が4本でした。

これだけの長さのインプラントが9本埋入できれば十分です。

麻酔方法は、静脈内鎮静法です。

手術時間は、約90分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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