3/23(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『サイナスリフト法:その6』になります。

本日までで、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)は、
上顎の奥歯において、骨の吸収が大きい場合に行う方法であり、
治療を行うためには、骨移植が必要であることを解説しました。

また、この骨移植には、ご自身の骨と人工の骨を混合し、使用することも解説してきました。

そして、最も重要なことは、このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術)は、
治療に対する反応が強く起ることも解説してきました。

治療に対する反応とは、治療後の腫れ や 痛み です。

サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)を行うと治療後の腫れはかなり強く起ります。
このため、治療を受けられる患者様にとっては、
日常生活を行う上で支障となることが多く、
『骨移植を行ってまで…』という方が多いのも現状です。

それでは、骨吸収が大きい方で、
通常では、インプラントが行えない場合で、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)を行わないとインプラントができないと判断されたケースでは、
他に方法はないのでしょうか?

骨移植(サイナスリフト法)を行わないで、インプラント治療を行う他の方法として、
いくつかのことが考えられます。

その一つが『上顎結節を利用した傾斜埋入』です。

下の写真を見て下さい。
上顎の左右の奥歯が欠損しています。
緑の線が現在の骨の位置を示しています。
赤い線が上顎洞底の位置を示しています。
奥歯にあたる位置では、上顎洞が下がってきており、
骨の高さが少ないことが分かるかと思います。

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赤い線緑の線 の中央部分では、隙間が少ないのです。
つまりこの部分には、インプラントを埋込むための
骨の高さが存在しないのです。

具体的には、赤い線緑の線 の中央部分では、
骨の高さが約2ミリ程度しか存在しません。

安定するインプラントを埋入するためには、骨の高さは10ミリ程度は必要です。
つまり、赤い線緑の線では、インプラントを埋込むことができないのです。

もし、この部分にインプラントを埋入するためには、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)が必要になるのです。

そこで、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を避けるための方法が
『上顎結節を利用した傾斜埋入』です。

『上顎結節』とは、上顎の『親知らずに当たる部分』です。
  (実際には、親知らずのもう少し奥になります)

先程のレントゲンで 最も骨の吸収があるところ(赤い線緑の線)が、奥歯に当たる部分で、
『上顎結節』は、さらにその奥になります。

『上顎結節を利用したインプラントの傾斜埋入』は、
骨移植を行う 上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を避けるため、
『上顎結節』に斜めにインプラントを埋込む方法です。

解説するよりも、実際に症例を見ていただいた方が分かりやすいと思います。
下のレントゲンは、最初にあったレントゲン写真の症例に対し、
『上顎結節』に傾斜埋入を行った症例です。
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次回のブログは3/26(木曜日)になります。

今週(3/19〜22)のインプラント手術報告

本日紹介する『今週のインプラント手術』は、簡単な症例です。
簡単というのは、インプラントを埋込むための 骨の高さ や 幅が 十分存在しており、手術時間も短く、手術後の腫れ 等も非常に少ない ということです。

しかし、最近、このような簡単なケースは、少なくなってきています。
骨の吸収が非常に進行しており、インプラントが難しいケースが多いのが現状です。

骨が吸収してしまう原因として、
悪い状態を放置することです。

例えば、歯周病です。
歯周病は、歯周病細菌による感染症が主な原因です。
歯周病細菌により歯を支えている骨が吸収どんどんと進行していき、
最終的には、歯がグラグラし、抜けてしまうのです。

問題なのは、このような 歯がグラグラしている状態で抜歯した場合です。
骨の吸収が起っているため、その後にインプラント治療が難しくなってしまうのです。

インプラント治療の中には、骨を再生させる治療法もあります。
GBR法といった治療法がその一つです。

しかし、GBR法は、魔法の治療法ではありません。
GBR法を行えば、どのような状態でも元の状態に回復できるわけではありません。
また、一番大変なのは、治療後の腫れ 等です。
治療が複雑になればなるほど 治療後の反応も強くでます。

骨が吸収しないように 早めに対応することが重要です。
また、歯周病の場合、早めに治療を行えば、抜歯になることはありません。

話は、症例に戻ります。
骨の幅が十分存在していたために、骨の増大法等を行わずに
インプラントの埋入を行うことができました。

手術時間も麻酔を除けば、5分程度でした。
多少は、腫れる可能性もありますが、治療後に大きく痛みがでたりすることは
まずないと思います。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント) SLAタイプ 直径4.8ミリが1本でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
今回の手術を含め、治療費は、
インプラントが 21万円(税込)、
最終的な被せ物が 105.000円(税込)ですので、
合計で315.000円(税込)になります。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用も全て含まれています。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。