8/31(月曜日)です。
今日は、『インプラント症例報告』になります。

今週(8/28〜30)のインプラント手術報告

今週末は、お盆休み明けだったこともあり、いろいろな手術が非常に多かったです。
その中で下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

下顎の奥歯が3歯分欠損しているケースです。

通常、下顎の奥歯が3歯欠損している場合には、
2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。

また、下顎の奥歯が4歯欠損している場合でも
2本のインプラントを埋入し、ブリッジとすることが可能です。

他の部位では、どうなのでしょうか?

例えば、下顎の前歯部が6歯分欠損していた場合でも
2本のインプラントで6歯分を支えるブリッジが可能なことがあります。

このようにインプラントを埋込む本数は、歯のない数ではありません。
ブリッジとすることにより、インプラントを埋込む本数を少なくできます。

インプラントの本数が少なくなれば、
治療費も抑えることができますし、
手術に対する負担も少なくなります。

ただし、こうしたブリッジができない場合もあります。

インプラント治療は、骨の中にネジでできたインプラントを埋込むものです。
インプラントのネジは、
長いものもあれば、
短いネジもあります。
どちらのインプラントがより安定しているかと言いますと、
長いインプラントです。

インプラントの長期安定のためには、できるかぎり長いインプラントを埋込むことが重要です。

この長いインプラントを埋込むことが可能であれば、安定が良いため、少ない本数で良いのです。

しかし、現実問題として、骨の吸収があります。
骨の吸収は、さまざまなことで起ります。

・歯根破折
・歯周病
・長期的に歯がない状態でいた
等です。

このようなことにより、顎の骨は吸収してしまいます。
骨が吸収すると当然のことながら、短いインプラントしか埋入できないことになります。

他にも骨の硬さの違いがあります。
上顎と下顎では、骨の硬さに違いがあります。
下顎の骨の方が圧倒的に硬いのです。
硬い骨の方がインプラントの安定性が高いのです。
そのため、上顎と下顎では、一般的に下顎の骨の方が安定性が高いのです。

このようなことがあり、長いインプラントを埋込む骨の量が存在していれば、
少ない数のインプラントで十分です。


さて、今回の症例になります。
今回の症例は、先でも書きましたように下顎の奥歯が3歯分欠損していました。
レントゲン診査により、存在する骨の量(骨の高さ)は、非常に少ない状態でした。
具体的には、長さ6ミリという 今回使用した I.T.Iインプラント(ストローマン インプラント)の中では、最も短いインプラントしか使用できない状況でした。

長さ6ミリという 最も短いインプラントしか使用できない場合、
2本のインプラントで3歯分を支えるブリッジは、難しいのです。

また、今回行った患者様は、噛み合わせの問題 等 他にも問題がありました。

こうしたことから今回のケースでは、3歯欠損に対して、3本のインプラントを埋込みました。

また、埋込んだ3本のインプラントのうち、2本のインプラントは、
骨の高さが少ないだけでなく、
骨吸収により、骨の幅も非常に少ない状態でした。

そのため、2本のインプラントに対しては、GBR法(骨増大法) を行いました。

骨吸収により、骨の高さが少なく、幅も少ない状況であったので、状態としては、あまり良くなかったのです。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×3本、
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、GBR法 費用も全て含まれています。



次回のブログは9/3(木曜日)になります。




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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。