2014年 7月31日(木曜日)です。


始めに夏期休診案内です。
8月11日(月)〜18日(月)まで休診とさせていただきます。
休診中の連絡は以下よりメールでご連絡下さい。
    夏期休診中の連絡メール


このブログはインプラント症例を紹介するブログです。

このブログが始まって以来 毎週木曜日にアップしていましたが、
今年の4月から毎週 大学で講義を行うことになったため、
ブログの更新が不規則になると思います。
毎週ご覧になっていただいている方も多くいらっしゃるかと思いますが、ご理解いただければと思います。
できるかぎり毎週木曜日にアップしたいと考えております。

『219回目のインプラント症例』になります。


本日ご紹介する症例(再アップ症例)は、典型的な歯が次々にダメになるケースです。
初診時 患者様は重度の歯周病です。
非常に歯周病が進行していました。
また、下顎の左右の奥歯が欠損していてました。
スライド01

スライド02

だいぶ古い症例ですので、レントゲンが見にくくてすみません。
残っている歯も大きな問題がありました。
歯周病が進行しているため、歯を支えている骨の吸収が高度に起こっていました。
下顎の歯はグラグラで指で触っても取れそうなくらいの状態でした。
また、下顎の奥歯が欠損しているため、前歯でしか噛めない状態でしたので、
前歯に負担が加わっていたため、上顎の前歯もグラグラでした。
スライド03

このような状態は、典型的に歯が次々にダメになるパターンです。
歯周病が起こり、
歯が抜け、
噛むところが少なくなるため、残っている歯に負担がかかり、さらに歯がダメになる…
最終的には、全ての歯が抜けきます。
その間 義歯を何度も作成したり、
抜歯を繰り返したり、
腫れ、痛みも頻繁に起こります。
きちんとした食事ができずに、生活習慣にも問題が生じます。
食事がきちんとできないために健康面にも問題が起こります。
完全に悪循環になっていきます。

このような方は、本当に多いです。
どこかでこの悪循環を経つことが大切です。
歯周病については、きちんとした歯周病治療を行うことで改善されてきますが、
吸収してしまった骨は、基本的には元に戻りません。
そのため、グラグラは改善しないのです。
骨吸収が起こった歯は、そのうち噛む力に耐えきれずに ダメになるのです。

このような症例の場合、
今後 歯をきちんと保存するためには、
1.徹底した歯周病治療!
2.噛み合わせの安定!
が重要になってくるのです。

話しは初診時の状態に戻ります。
歯周病の放置、
下顎の奥歯の欠損状態を放置した結果、
さまざまな問題が起こっていました。
先程も書きましたように 奥歯で噛めないため、前歯に負担が加わっています。
さらに上顎の奥歯にも問題が生じていました。
噛み合う下顎の歯がないため、上顎の奥歯が下方に挺出してきたのです。
スライド04

次に歯周病による骨吸収について解説します。
歯周病を放置すると歯を支えている骨が吸収します。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド05

骨吸収がかなり進行しているのが分かるかと思います。
どの歯をとっても非常に厳しいことには変わりませんが、
患者様のご希望としては、
『なんとか自分の歯を残したい!』との強いご希望がありました。
『抜歯したくない!』というのは
当然のことながら 誰もが持っている希望です。
たたし、私達歯科医師は、口腔内全体を考えて治療計画を立てること重要です。
歯周病治療を行っても治らない状態の歯を無理に残すと
結果的に他の問題のない歯へも感染したり、
骨吸収をさらに加速します。
今回の患者様の場合、きちんとした治療目標を立てることが重要です。
以下の3つが治療の大きな目的になります。
1.感染拡大を防止するためにも、歯周病を行っても治らない歯は抜歯する!
  (ダメな歯と残る歯の判断をきちんとする)
2.徹底した歯周病治療を行う!
3.歯周病治療だけを行っても 噛み合わせを改善することはできないので、
  上顎の前歯がダメになってしまうので、噛み合わせをきちんとさせる!
スライド07

下顎の奥歯の欠損部に対しては、噛み合わせ安定のため、インプラント治療を行う計画を立てました。
スライド08

左右の奥歯は3歯欠損つづです。
3歯欠損には、2本のインプラントを埋入し、インプラントブリッジとします。
以下がインプラント手術直後です。
スライド09

治療終了後が以下になります。
スライド10

今回の症例のように 歯周病 と 噛み合わせ には大きな関係があります。
歯周病を治すためには、噛み合わせの安定が大切なのです。


治療費
インプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  160.000円(消費税別) 
被せ物(白い歯) 1歯  100.000円(消費税別)〜 になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 70.000円(消費税別)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。