最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

サイナスリフト法関連(NEW)

サイナスリフト法:その15

3/5(木曜日)です。
前回は、上顎の奥歯では、インプラントを行うための骨の高さが少ないことが多く、インプラントができなかったり、できたとしても非常に困難な治療になることが多い部位であることを解説しました。

そうしたことから『ソケットリフト法』という治療法が有効であることを
前回(3/2)のブログで解説しました。

しかし、この『ソケットリフト法』は、あまりにも骨が吸収している場合には、適応になりません。

前回のブログでは、5ミリ以上の骨の高さがないと一般的に『ソケットリフト法』の適応ではないことを解説しました。

今日は、その理由と5ミリ以下であった場合の治療法を解説します。

まず、ソケットリフト法を行うにあたり、5ミリ以上の骨の高さが存在しない場合には、
一般的な適応症ではない理由ですが、
ソケットリフト法は、骨の高さと増大すると同時に インプラントを埋込む治療法です。
そのため、埋込んだインプラントが安定することが重要になります。

ソケットリフト法 により 骨の高さを増大する といっても
骨はすぐに増大(再生)するわけではありません。

時間がかかります。

どれくらいかかるかと言いますと、最低3ヶ月以上です。

そのため、骨が増大(再生)するまでの期間は、
もともとあった 骨でインプラントを支えていることになります。

インプラントがきちんと骨の中に埋まらなければ、安定はしません。
インプラントがグラグラしてしまいます。

インプラントが グラグラ している状態では、インプラントと骨はくっつき(結合)しません。

そのため、『ソケットリフト法』を行うためには、
インプラント本体がグラグラせず、安定するための最低限の骨の高さが存在することが大切なのです。
その最低限が高さが5ミリなのです。

もちろんこの高さは、絶対的なものではありません。
埋込んだインプラントが安定する状況であれば、5ミリ以下でも可能なこともあります。

また、ソケットリフト法で高さを増大できる限界もあります。

2〜3ミリ程度しか骨の増大を行えないケースもありますし、
7〜8ミリ程度骨の高さを増大させることもできるケースもあります。
これは、さまざまな条件により変わってきます。

さらに歯科医師自身の技術的な能力にも左右されます。
一般的にソケットリフト法で骨の高さを増大させることができるのは、3〜5ミリが限界であると言われています。

しかし、7ミリも8ミリも骨の増大を行っている症例を見たこともあります。
このようなことは、そうとう経験をつまれた歯科医師であって、さまざまな条件も良かったのでしょう。

一般的には、ソケットリフト法で増大できる骨の高さは、3〜5ミリであると思って下さい。
そのため、もともとの骨の高さが、5ミリであった場合、ソケットリフト法で5ミリの骨の高さの増大を行えば、合計で10ミリの長さのインプラントが埋入できることになります。

上顎の奥歯においては、10ミリ以上の長さのインプラントを埋込むことは大切なことで、
それ以下であるとインプラントの安定は良くありません。
つまり、ダメになってしまう確率が高くなります。

それでは、上顎の奥歯において 骨の高さが5ミリ以下であった場合は、どうすれば良いのでしょうか?

この場合には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)という治療法を行います。

これは、ソケットリフト法とは違い、治療自体は、かなり大変になります。
大変というのは、治療後の反応も大変であるということです。

治療後には、かなり腫れます。
そのため、どうしてもインプラントを行いたい人以外には お勧めしない方法です。

次回のブログでは、『サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)』の詳細を解説します。

次回のブログは3/9(月曜日)になります。

今週(3/3〜4)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が始めてではありませんでした。

初診時にいらした時には、
下顎の左右奥歯が欠損、
上顎の右側の奥歯が欠損していた患者様でした。
このような場合、最も早く治療を完了させるためには、全て同時にインプラント治療を進行させることが良いです。
上顎は 約4ヶ月、下顎は 約3ヶ月で噛めるようになります。

しかし、一度に全てのインプラントを埋入することには、問題が生じることもあります。

まず、治療を受ける患者様にとってインプラント治療が始めての場合、さまざまな不安があると思います。
そのため、まず、1カ所、1本から始めたいと思っていられる方も多くいらしゃいます。

さらに一度にインプラントを行った場合、治療後の腫れも強く出る可能性も高くなります。
腫れが起った場合、仕事にも影響するのでは…と考えている患者様もいらしゃいます。

また、治療費の問題もあります。
一度に全てのインプラントを行うと治療費も高くなります。
そのため、例えば、今年は 右側だけ、来年に左側を行う といった方法を取る方もいらしゃいます。
もっと分けて行う方もいらしゃいます。

さまざまな理由からインプラントの埋入を分けて行うのです。

話は、今回の症例の患者様に戻ります。
今回の患者様は、一番最初に上顎のにインプラントを埋入し、被せ物まで完了させ、
次に下顎の右側を行い、被せ物まで完了させ、
今回、左側の奥歯のインプラント埋入手術をなりました。

そのため、治療期間は非常に長くなりましたが、一度に全て行うことは、治療後の食事や腫れ等に不安があるので分けて行いたいという理由からでした。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント 直径4.1ミリ、長さ10ミリでした。

下顎ですので、約2〜3ヶ月後に型を取ります。


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ソケットリフト法:その22

3/2(月曜日)です。
昨日は、当ビル全館清掃のため、休診でした。

早いもので今年も もう3月です。

さて今日は、前回の続きで、『ソケットリフト法:その2』になります。

前回は、上顎の奥歯にインプラントを行う際は、困難になることが多いことを解説しました。
この理由として、上顎の上方には、『上顎洞』という空洞が存在しているたです。
また、 歯周病 歯根破折 歯が欠損した状態を長く放置しておくといったことが起ると、骨が吸収してきます。
骨が吸収するとインプラントを行うことができなくなってしまいます。
このことは、このブログを読んでいる方は、もうすでにおわかりのことと思います。

そこで、上顎の奥歯において 骨が吸収してしまった場合の治療方法として、『ソケットリフト法』があることを前回解説しました。

それでは、どれくらいの骨が吸収しているとインプラントが困難になるのでしょうか?

インプラント治療を行う際に、インプラントの長さは 長ければ 長い程 有効です。
できるかぎり 長いインプラント を骨の中に埋込むことが
インプラントの長期的安定にとって非常に重要なことです。

インプラントの必要な長さは、決まっているものではありません。

上下顎、骨の硬さ(軟らかさ)、前歯、奥歯、欠損部位、欠損歯数、噛み合わせ…等
さまざまな条件により変わってきます。

例えば、上顎と下顎では、基本的に骨の硬さが違います。
顎の骨は軟らかく顎の骨は硬いのです。

もちろん硬い骨の方がインプラントを行うためには、優れている点が多いのです。
そのため、『下顎は 短いインプラント』、『上顎は 長いインプラント』が必要になります。

また、奥歯と前歯ですが、奥歯の方が噛む力が加わりやすいため、長いインプラントが有効になります。

こうしたことを考慮すると上顎の奥歯は、インプラントを行うためには、非常に厳しい条件になります。
さらに上顎洞の存在もあり、こうしたことがインプラント治療を難しくしているのです。

それでは、具体的にどの程度のインプラントの長さが必要なのかと言いますと、
10ミリ以上の長さはあった方が無難であると考えます。

しかし、多数歯欠損であった場合、その中の1部位のみであれば、短いインプラントでも 問題とならないこともあります。
例えば、上顎の奥歯が3歯欠損していた場合、骨の高さにまったく問題ない場合には、2本のインプラントを埋入し、ブリッジとすることでも大丈夫です。

しかし、骨の高さが少ない場合には、3本のインプラントが必要なこともあります。
その時、2本のインプラントは10ミリの長さのインプラントで、
残り1本が8ミリ程度のインプラントしか埋入できない場合でも
3本のインプラントの被せ物を連結することで安定を得られるのです。

しかし、欠損歯数が1部位の場合で、骨の高さが8ミリ程度しかなかったとします。
この場合には、8ミリの長さのインプラントでは無理なことが多いのです。

こうした場合、骨の高さを増大することが『ソケットリフト法』なのです。

それでは、『ソケットリフト法』により どの程度の骨の高さを増大することができるのでしょうか?

『ソケットリフト法』により、骨の高さを増大できる限度は、もともとの骨 等の条件により変わってきますが、おおよそ3〜5ミリが限界とされています。

さまざまな学術的な報告をみると5ミリ以上の骨増大を行ったものもありますが、
一般的には、3〜4ミリ程度になると考えられます。

つまり、もともと骨の高さが6〜7ミリ程度存在すれば、『ソケットリフト法』により10ミリの長さのインプラントを埋入させることが可能ということになります。(無理なく安全に行える範囲として)

多くの報告から『ソケットリフト法』の適応症は、『5ミリ以上の骨の高さが存在することが必要!』とされています。

それでは、ちょうど5ミリ場合や、
4ミリの場合、
3ミリ以下の場合では、
どのように判定をするのでしょうか?

多数歯の欠損があった場合で、その1本(1カ所)が骨の高さが4ミリであった場合では、状況により『ソケットリフト法』を行い、8ミリ程度のインプラントを埋入し、他のインプラントと連結させる方法と行うこともありますが、
3ミリ以下の場合、『ソケットリフト法』は困難になります。

『ソケットリフト法』の確実な適応基準というものは、存在しませんが、
先程も書きましたように『5ミリ以上の骨の高さが存在することが必要!』ということになります。

これ以下では、安定したインプラントは難しいのです。

次回は、上顎の奥歯において、骨の高さが非常に少ない場合(5ミリ以下)の 骨増大法について解説します。


次回のブログは3/26(木曜日)になります。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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