最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

インプラントの基礎(NEW)

ワンピースインプラント:その3 

10/29(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その3』になります。


このテーマも3回目になりました。
ワンピースインプラント についてお分かりにならない方は、前回と前々回のブログを御覧になって下さい。

前回までのブログでは、インプラントと骨が結合するまで期間は、 安静にすることが重要であることを解説しました。

ワンピースインプラントは、インプラント手術当日からインプラントの土台(アバットメント)が口腔内に見えるため、どうしてもインプラントに力が加わってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に GBR法(骨増大法)を行います。
この場合には、インプラントは、歯肉の中に埋め込みます。
つまり、骨吸収がある場合には、ワンピースインプラントは適していないことになります。

ここまでが、前回解説した内容でした。

本日は、 ツーピース インプラントの 他の利点について解説します。

ちょっと難しい話にはなりますが、他のHPではまず掲載されていないマニアックな内容ですので、御興味のある方は是非御覧になって下さい。

前回も解説しましたように 現在世界中で行われ入るインプラント治療のほとんどが ツーピース インプラントです。

先にも書きましたように インプラントと骨が結合した後で インプラントの土台(アバットメント)は、装着されます。

この土台(アバットメント)は、噛み合う歯との噛み合せ等により、その 長さ や 角度 が変わってきます。

メーカーに違いはありますが、土台(アバットメント)は、その長さ や 角度により 10種類以上が存在します。

細かく選択すれば、もっと数多くのアバットメント(土台)があります。

この角度 や 長さにを選択できることは 非常に有効です。

例えば、前歯部には、ワンピースインプラントはほとんど使用されません。

この理由として、前歯にインプラントを埋入した時には、インプラントの埋入角度と アバットメントの角度を変えることがほとんどだからです。

もし、前歯部に インプラントと土台(アバットメント)が一体型の、ワンピースインプラントを埋入した場合、どうしても 土台(アバットメント)が斜め前方に出っ張ってしまいます。

簡単に言えば、ワンピースインプラントを前歯部で使用した場合、出っ歯になってしまうのです。
(ちょっと分かりにくかもしれません)

そのため、ワンピースインプラントを行っている先生でも
前歯部は、 ツーピース インプラントを使用していることが多いのです。

ワンピースインプラント場合、土台の角度 や 長さを調節する必要性があった場合には、インプラントと骨が結合した後で、口腔内で直接土台を削ることになります。

削ることは可能ですが、足すことはできなくなりますし、角度をつけるために削ると 土台(アバットメント)の維持力が落ちることもあります。

土台と一体型のワンピースインプラントより
後から土台(アバットメント)を選択できる ツーピース インプラントの方が圧倒的に利点が多いのが事実です。

また、インプラントの被せ物は、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、 セメント固定式で、
2つめは、  スクリュー固定式です。

これは、インプラントの被せ物を行う際に、大きなポイントになります。

次回のブログでは、
セメント固定式とはなにか?
  スクリュー固定式とはなにか?
という話から
それぞれの利点、欠点について解説します。

次回の話の内容にはなりますが、ワンピースインプラントは、セメント固定式しか選択できません。
それに対し、 ツーピース インプラントの方は、両方とも選択が可能です。

こうしたことが分かると、なぜ世界で使用されているインプラントメーカーのほとんどが ツーピース インプラントを製造しているかが分かります。


『インプラントについてもっともっと知りたい!』
と思っている方は、他では知ることができないことが分かります。


また、『格安インプラントのほとんどがワンピースインプラントを選択している理由』も分かります。

お楽しみに!!



次回のブログは11/2(月曜日)になります。


今週(10/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が初めてのインプラント手術ではありませんでした。

初診時には、骨吸収が非常に高度に起っていました。

どれくらい骨の吸収が起っていたかと言えば、
下顎の骨の高さが 1/3〜1/4程度 になってしまっていました。
つまり、顎の骨の60〜70%が吸収していたのです。

大変なことです。

インプラントを埋め込むことすらできなかったのです。

そのため、先に骨の増大法のみを行いました。
GBR法(骨増大法)です。

『骨増大を行えば、骨は、増えるの?』
『それなら 骨が吸収しても大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、そう簡単にはいきません。

骨を再生させることは、大変難しいのです。

多少骨の吸収がある程度であれば、さほど大変ではありませんが、骨の吸収が大きい場合にはかなり大変です。

大変というのは、手術自体が大変だということです。
もちろん 骨吸収が大きければ、それだけ、手術時間はかかりますし、手術後の腫れ 等も大きくなります。

また、骨の再生には限界があり、どのような状態でも元通りに復元できるわけではありません。

骨の再生には限界があるのです


さて話は症例に戻ります。
数カ月前に GBR法(骨増大法)を行ったため、本日はインプラントを埋め込むことができるまで、骨の再生が認められました。

骨の再生は、十分達成できたので、手術時間はさほどかかりませんした。

今後は、インプラントと骨が結合するまで約3ヵ月待ちます。

初診時から  GBR法(骨増大法)によって骨が増大するまで、約3〜4ヵ月、
インプラントを埋入してから骨と結合するまで約3ヶ月、
トータルで約7ヵ月以上かかってしまいます。

骨吸収がさほどなければ、半分以下で治療は終了できるのですが…

骨吸収が起きないうちにきちんと対応することが重要なのです。

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ワンピースインプラント:その2 と インプラント症例報告5

10/26(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その2』になります。

前回のブログでは、ワンピース インプラント と ツーピース インプラントの違いについて解説しました。

その中で、世界中で使用されているいインプラントのほとんどは、ツーピース インプラントであることを解説しました。

本日は、その理由について解説します。

まず、ワンピース インプラントは、インプラント手術当日から歯肉の上に土台(アバットメント)が見えます。
長い棒状の 金属製の土台です。
インプラントと一体型になっているためです。

以下の話は、前回と同様の話にはなりますが、非常に重要なことなので再度解説します。


世界的に一般的に使用されているツーピース インプラントは、 インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋込まれます。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合したで装着するのです。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合したになります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。

以上のことが前回の話でした。

ワンピース インプラントは、どうしても手術直後から土台(アバットメント)が口腔内に露出(見えている)しているので、インプラントに外力が加わりやすいのです。

また、インプラントを埋込むための骨がしっかりしていないと ワンピース インプラントは適切にできません。

インプラント治療を行う方の多くは、
歯周病 歯根破折欠損状態を長く放置していた …等により骨吸収を起こしています。

骨吸収があった場合には、インプラントを適切に埋入することはできません。
適切にインプラントが埋入できないということは、埋入したインプラントが安定しないということです。
安定しないインプラントに外力が加われば、インプラント自体もダメになってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に吸収部位に骨の増大法を行います。
この方法をGBR法(骨増大法) と言います。

一般的にGBR法(骨増大法) を行った場合には、インプラント自体を歯肉の中に埋込みます。
インプラント手術時にインプラントを完全に歯肉の中に埋込む方法を2回法 と言います。

GBR法(骨増大法) を行った場合には、骨吸収がまったくなかった場合と比較してより手術後の感染に注意が必要です。

GBR法(骨増大法) には、人工骨を使用したり、骨の増大を行うためのGBR膜 等を使用します。
こうした骨増大に使用した材料が感染しないように インプラント本体も含め、全てを歯肉の中に埋込んでしまう2回法 がほとんどです。

また、上記以外にもさまざまな理由により、GBR法(骨増大法) を行った場合には、歯肉の完全閉鎖が基本になります。

インプラントを歯肉の中に埋込む(2回法 )ということは、ワンピース インプラントはできないということです。

私が日々インプラント手術を行う中で、骨の吸収がまったくなく、インプラントを埋入できるケースは、半数以下です。

半分以上のケースでは、GBR法(骨増大法) を行うのです。

つまり、骨吸収が起っている場合には、ツーピース インプラントが適応症ということになります。

他にもツーピース インプラントの利点があります。
これは、次回で解説します。
次回のブログは10/29(木曜日)になります。



今週(10/23〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎同時にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日も1日中 インプラントの手術でした。
その中でも難症例であった 上下顎に合計8本のインプラントを埋入した症例をご紹介します。

患者様は、長い間 歯科治療を繰り返されてきた方です。

虫歯、 歯周病
歯がない状態が長くあった 等の問題が長期的に続いたことにより、さまざまな問題が起っていました。

具体的なこととしては、
 今まで治療してきた被せ物 等が何度も取れてしまう!
 年々 歯がダメになり、抜歯を繰り返している!
 欠損部位がどんどんと増えていき、噛むところがなくなってきた!

そして、『このままでは、もっと もっと 歯を失うことになり、
噛むこともできなくなってしまうのではないか!』 という不安になり、
全体的に きちんと治療を行いたい というご希望があり、
紹介を受けて 当医院を受診されました。

このような 歯科治療を繰り返している方は 多くいらっしゃいます。

治療部位がすぐにダメになる大きな原因の一つとして、
『神経がない歯が多い!』ことがあげられます。

今回ご紹介する患者様も 2/3以上の歯がすでに欠損しており、
残っている歯は、全て神経がない歯です。
神経のない歯は非常に脆く、 通常の噛む力でも折れてしまうことが多いのです。

そのため、少しでも残っている歯に負担をかけないようにするためにも 欠損部位にインプラントを行うことは有効です。

今回ご紹介する患者様のように 多くの歯が欠損しており、噛むことが御不自由になっている方が本当に多くなっています。


全ての欠損部位にインプラントを埋入する方法ももちろん有効ですが、
まず、必要な部位にのみインプラントを行うことも 重要なことです。
最初に審美的な改善、噛むことの改善が必要です。


話は戻りますが、今回の治療は、本当に難症例でした。
大変なインプラント手術でした。

骨の吸収も多くあり、8本全てにおいて、
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまな方法を併用し、インプラントを埋入しました。
(これらの骨増大治療費用は 全てインプラント埋入費用に含まれています)

使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

麻酔方法は、 静脈内鎮静法(無痛治療)です。
完全に寝ている間に治療が行えますので、治療が恐い方(心配な方) や インプラントの埋入本数が多い方、骨吸収が大きく治療時間がかかる方 には、非常に有効な麻酔方法です。

難症例であったため、治療時間もだいぶかかりました。
通常、骨吸収がさほどなければ、1本のインプラントを埋入する時間は、約5分程度です。

しかし、今回は、約3時間かかりました。
今年行ったインプラント手術の中で最も大変な手術でした。

私自身は、この手術の直前にも困難な手術があっため、連続のオペで だいぶ大変でしたが、
静脈内鎮静法(無痛治療)で行ったため、患者様ご自身は、苦痛もなく、ぐっすりと眠っている間に終了します。


昨日は、大変でしたので、休診の今日は少しゆっくりしたいと思います。

次回のブログは、10/29(木)です。


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ワンピース タイプ のインプラント

10/22(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピース タイプ  インプラント』になります。

メール相談で インプラント治療に関するご質問が毎日のようにあります。
先日今までにないご質問がありました。
それが、今回のタイトルの『ワンピース タイプ  インプラント』です。

それでは、『ワンピース タイプ  インプラント』という話の前に
一般的なインプラントについて簡単にご説明します。

インプラントの基本構造は下図のようになっています。

1. インプラント本体: 『フィクスチャー』と言います。

2. アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』のことです。

3. 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも言います。: 被せ物のことです。

インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

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クリックすると拡大されます。







一般的なインプラントは、インプラントの手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれます。

土台となるアバットメントは、後で装着されるのです。
後とは、インプラントと骨が結合(くっつく)する数ヶ月後です。

つまり、一般的なインプラント治療の手順として、
1.インプラント本体(フィクスチャー)を骨に埋込む手術を行う
2.インプラントと骨が結合するまで数ヶ月待つ
3.インプラント本体(フィクスチャー)に 土台(アバットメント)をつける
4.型を取り、被せ物(セラミック 等)を装着する

以上のようなステップでインプラント治療は進んでいきます。

重複しますが、インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれるのです。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合した後で装着するのです。
土台(アバットメント)は、インプラント本体の上に装着される 棒状の装置です。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合した後になります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。
これが、一般的なインプラントです。
こうしたインプラントをツーピース インプラントと言います。
現在インプラントのほとんどがこのタイプです。
世界的にシェアーの高いインプラントメーカーの全てこのスステムを採用しています。
   以下を参考にして下さい。
     ・世界3大インプラント


それに対し、始めから インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が一体型になっているインプラントも存在します。
このタイプのインプラントをワンピース インプラントと言います。

ワンピスタイプのインプラントの最大の利点として、
コストが抑えられることです。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が噛む力で脱落することなく、適切に安定するためには、精密な構造が必要です。
インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が結合するための精度が低いインプラントメーカーは、ダメということになります。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)の結合は、精密さが非常に重要視されるのです。

それに対し、ワンピース インプラントは、インプラント本体 と 土台が一体型ですので、構造がシンプルです。
作製段階でも 比較的に簡単に作製ができるので、エラーも少ないインプラントです。

また、ワンピース インプラントは、型を取る行程や、使用する器具 等もシンプルに行うことが可能です。

そのため、インプラント自体のコストが非常に安価にできます。
インプラントに使用される コスト(インプラント本体、土台、型取りの器具 等を含める)は、
ワンピース インプラント と ツーピース インプラントを比較すると1/3〜1/5程度になります。

圧倒的にワンピース インプラント が安くできるのです。

インターネット等で『格安インプラント』と広告されているインプラントの多くは、こうしたワンピース インプラントを使用しています。

逆に言えば、ワンピース インプラントを使用しなければ、安くは提供できないのです。

先程、インプラントメーカーのほとんどがツーピース インプラントを採用しており、ワンピース インプラントは非常に少数派であることを書きました。

私自身も現在、ツーピース インプラントしか使用していません。

その理由については、次回のブログで解説します。
次回のブログは10/26(月曜日)になります。


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ドリルを使用しないインプラント治療:その3

10/12(月曜日)です。

昨日まで、宮崎で日本歯周病学会が開催され、参加してきました。

今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その3』になります。

前回 と 前々回を見られていない方は、先にご覧になって下さい。

今日は まず おさらい として『ドリルを使用しないインプラント治療の利点』の再確認から始めたいと思います。

前回までで ドリルを使用しないインプラント治療は、以下の利点があることを解説してきました。

1. 骨の削除量が最小限 !

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
 
3. 切開を最小限にできる !

4. 骨幅を増大できる!
 
5. 『初期固定』に優れている !

6. 『骨密度が向上』する !

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!

*それぞれの詳細は、前回までのブログを見て下さい。

これらの利点をお話すると いいことばかりのように思えます。
では、『ドリルを使用しないインプラント治療』の欠点は、ないのでしょうか?

最大の欠点として、『手術時間が長くかかる!』ことです。

例えば、骨吸収が少ない状態の方にインプラント手術を行う場合、
どのくらいの手術時間がかかるかと言いますと
1本の埋入で約5分程度です。
   (ただし、さまざまな条件により多少変わってくることがあります。また、麻酔時間 等を除きます)

思っているより、ずいぶん 短時間で手術が終わると思われるかもしれません。

5分程度ですからね。

しかし、『ドリルを使用しないインプラント治療』は、時間がかかります。

3倍は 時間がかかります。

手術時間がかかるということは、それだけ 患者様には、負担(苦痛)があるということです。

手術の成功基準の一つに、手術時間があります。
短時間で手術を終了することは、手術時の感染を防止するだけでなく、治療後の腫れも少なくなります。

そのため、なにがなんでも『ドリルを使用しないインプラント治療』を全てのケースに行う わけではありません。

今まで通常に行われてきた『ドリルを使用する方法』の方が 楽に行えることもあります。

私が診療する中では、骨幅が少ないケースでは、骨幅を増大させることが可能な『ドリルを使用しない方法』を行うことが多いのですが、
骨幅が十分存在する場合には、今までの『ドリルを使用する方法』で行います。

この方が結果的に患者様に苦痛が少ないからです。

インプラント治療は、年々進化しています。
さまざまな治療方法が開発されています。
しかし、その新しい治療方法は、時間(期間)の経過とともに 消滅(なくなって)していく方法もあります。

治療法の開発当初は、良い方法と思われたことが、後に否定されることもありますし、
欠点が見つかることもあります。
また、さらに良い方法が開発され、自然になくなっていくこともあります。

インプラント治療は、治療を受ける患者様にとっては、場合により大変な治療です。
以前は、治療技術のみが先攻し、治療を受けられる患者様の立場が置き去りにされてきた時代もあります。

一般外科においてもそうですね。
お腹の開腹手術 等においても 大きく切開して手術を行う時代もありました。
大きく切開をすることにより、手術視野が確実となるからです。

しかし、大きく切開をすることにより、手術後の回復時間も長くかかり、患者様には、負担が大きかったのです。
そうしたことから 内視鏡を使用した手術が増えたり、切開を極力少なくした手術方法が開発されています。

インプラント治療もまったく同じです。
少しでも治療を受ける患者様の立場にたって考えた場合、
『ドリルを使用しないインプラント治療』は、非常に優れた方法になります。

今後のインプラント分野は、単に技術的なことや 新しい開発以外にも
患者様に負担の少ない手術方法がどんどんとでてくるでしょう。

当医院においてもそうしたことを 十分に考え、より安全に より負担の少ない治療を選択していきたいと考えています。



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次回からは、新しいテーマになります。





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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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