最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

インプラントモニター

インプラント症例:81回目

11/22(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『 81回目のインプラント症例』になります。

本日のテーマは、「難症例を簡単に治療する!」です。

本日ご紹介する症例は、上顎の奥歯です。
上顎の奥歯と聞いて上顎洞 を思い出すことができた方は、だいぶこのブログを読まれている方ですね。
上顎洞 は、上顎の奥歯にインプラント治療を行うための大きなポイントになります。
本日は、この上顎洞 に焦点をしぼって解説します。

以下が初診時です。
患者様は、上顎右側の奥歯が欠存しており、噛めないとのことで来院されました。
スライド01

上顎右側が3歯分欠損していました。
スライド02

ここでいつものように骨吸収の状態を線で書いてみましょう!
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
なんどかこのブログを見られている方は、この線がだいぶ分かってきたのではないでしょうか?
始めて見られる方は、是非この線を覚えておいて下さい。
赤線まで骨が吸収したということです。
さらに分かりやすくするために 骨吸収した部位を赤い領域で塗りつぶして 見てみましょ!
スライド04

次に上顎洞を線で書いてみましょう!
スライド05

この緑線の内側は骨ではありません。
ただの空洞です。
そのため、現状では この空洞(上顎洞)の中にはインプラントを埋め込むことはできません。
上顎の奥歯の上方には、この上顎洞という空洞が存在するため
インプラント治療を難しくしているのです。
上顎洞も先程と同様に緑色で塗りつぶしてみましょう!
スライド06

先に説明したように この緑色の内部は空洞です。
この上顎洞の状態をご理解していただくために
反対側の左側の上顎洞を見てみましょう!
スライド07

左右の上顎洞の位置を比べると右側の方が下方に下がっているのです。
スライド11

スライド10

右側の上顎洞と左側の上顎洞では、その位置が違うのが分かるかと思います。
歯が欠存したために右側の上顎洞が下がってきたのです。
このように比較すると分かりやすいかと思います。

それではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

この上顎洞は、歯がなくなると下方に下がってきます。
実は、もともとこの上顎洞は、もっともっと上の方にあったのです。
上顎洞は、硬い骨のようなものではなく、布のようなものと思って下さい。
例えれば、ハンモックが垂れ下がっているようなものです。
そして、歯がそのハンモックを支えているのです。
歯が支柱になっているのです。
歯が抜けるということは、ハンモックの支えがなくなるのと同じです。
支えがなくなった布(上顎洞)は、重力にしたがって下がっていくのです。
上顎右側の3歯欠損のうち 手前の欠損はある程度骨の高さがありますが、
奥の2欠損については、骨の高さがほとんどありません。
スライド08

具体的な骨の高さは、以下になります。
3歯欠損のうち 前歯に近い部分は10ミリ以上の骨の高さが存在します。
しかし、奥の2歯欠損の骨の高さは4ミリ以下です。
スライド09

上顎の奥歯において、予知性のあるインプラント治療を行うためには、
長さ10ミリ以上のインプラントを埋め込むことが重要です。
そのため、現状では予知性のあるインプラント治療は難しいということになります。
それでは、この患者様の治療方法はどのように行ったら良いのでしょうか?
現在の状態のままでインプラントを行うと以下のようになります。
スライド12

上顎洞が下方に下がってしまったために短いインプラントしが埋入ができなくなります。
インプラントが安定するためには、可能なかぎり長いインプラントを埋め込むことが最も大切です。
そのための確実な方法は、上顎洞の中に骨の移植を行うことです。
この治療方法をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、骨の増大を確実に行える治療方法です。
しかし、結構大変な治療にはなります。
移植する骨をどこかから採取することが必要になります。
一般的には、顎の尖端(顎先)や 下顎枝(下顎の奥歯のさらに後ろ側)から取ってきます。
取ってきた骨を粉砕して 人工の骨 と ミックスさせて上顎洞内部に入れるのです。
下顎から採取した骨 と 人工骨 のミックスしたものが骨になるまで 6ヶ月から1年程度待ちます。
そして、骨の増大が確認できたらインプラントを埋入することができるのです。
私自身もこのような治療法も行うことがありますが、できるかぎり避けたい治療です。
その理由として 治療を受ける患者様にとっては負担が大きいからです。
できるかぎり簡単で、
できるかぎり負担の少ない治療、
ということを行いたいと 考えています。
それは もし私自体がこのような治療を受ける立場であったとすれば
できるかぎり大変な治療は避けたいと思うからです。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行えば、骨の増大は確実に行えますが、
それに対する治療後の腫れが大きくなったり、
骨移植による治療費の負担があったり、
治療期間が長くなります。
患者様ご自身もそうした治療方法はご希望されませんでした。
そこで最終的な治療方法は以下のようになりました。
スライド13

上顎洞を避けてインプラントを斜めに埋入することにしました。
これをインプラントの傾斜埋入 と言います。
これにより、骨移植を避けることができました。
また、長いインプラントを埋入することも可能になりました。
長いインプラントを埋入することで インプラントの本数も最小限の2本で行うことが可能になりました。
以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド14

このレントゲンに上顎洞の線を記入したのが、以下のレントゲンです。
上顎洞を避けてインプラントが埋入されているのが分かるかと思います。
スライド15

以下のレントゲンは治療終了時です。
スライド16

本日の症例を見ていただくと 歯を失うと上顎洞が下がってくることがお分かりになったと思います。
また、骨吸収と上顎洞が下がっているために、インプラントが埋入できないケースでも
工夫(インプラントの傾斜埋入 )をすることで大変な治療を避けることも可能になりますし、治療費の削減にもなりました。

難症例を簡単に治療する!
これも大切なことなのです。

次回のブログは11/29(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

先週のインプラント手術報告

先週のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

今週も難しいケースが多かったですね。
今週行った手術の中でも難しかったケースをご紹介します。
まず、1症例目です。
上顎左側の奥歯と下顎右側の奥歯に2本づつの合計4本のインプラントを埋入しました。
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下顎はさほど難しいケースではありませんでしたが、
上顎では、骨吸収があり骨の高さが非常に少ない状態でしたので、ソケットリフト法 を行い、インプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、
アンキロス インプラント
ストローマンインプラント(ITIインプラント)
でした。

次の症例は、上顎の右側でした。
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骨幅の吸収が非常に起こっており、難しいケースでした。
そのため、インプラントを埋入すると同時に骨幅を増大させるGBR法(骨増大法) を行ったり、
OAM(大口式)インプラントシステム を併用してインプラントを埋入しました。
使用したインプラントは、アンキロス インプラント です。

上記の2ケースとも麻酔は静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
1回この麻酔で治療を行うと ほとんどの方が次の治療の際にも静脈内鎮静法 をご希望されます。
それだけ治療が楽だったということです。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 上顎では約3〜4ヶ月後、
       下顎では約2〜3ヶ月後
  に型を取ります。

治療費
インプラントモニターですので、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:80回目

11/15(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしていますが、暫くの間は 月曜日だけになります。(ちょっと忙しいので…すみません)
『80回目のインプラント症例』になります。

もう 80症例目ですか?
過去の症例も是非ご覧になって下さいね。
いろいろなケースがあります。
きっとあなたと同じようなケースもあるはずです!

本日ご紹介するケースのテーマは、
「どこまで治療を行った方が良いのか?:費用 対 効果の関係!」です。
歯が多数欠損している方の場合、
欠損全てにインプラント治療を行うと 治療費が非常に高額になってしまいます。
患者様にとっては、できるかぎり治療費を抑えたい と考えられることは当然のことです。
本日の症例もそのようなケースでした。

それでは、早速初診時のレントゲンから見てみましょう!

以下が初診時のレントゲンです。
上顎の前歯部の7歯分のブリッジがグラグラして噛めないとのことで来院されました。
診査をすると 指で触ってもとれそうなくらい グラグラです。
良く食事中に取れたりしなかったか不思議なくらい グラグラしていました。
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問題なのは 上顎の前歯だけではありません。
残っている歯も重度歯周病です。
また、奥歯は 多くが欠損しています。
以下の×印は、歯が欠損している部位です。
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先程説明しましたように 上顎の前歯部は、グラグラしていました。
また、残っている歯も 歯周病が進行している状態でした。
歯周病による骨吸収 がかなりありました。
骨吸収が非常に大きかったのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
何度かこのブログをご覧になっていられる方は、この青線赤線が分かってきたのではないでしょうか?
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さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド05

ものすごく、骨吸収が大きいのが分かるかと思います。
なぜ ここまで放置してしまったのでしょうか?
大変なことです。
それでは、なぜこのように骨吸収が起こってしまったのでしょうか?
1つ目の原因は、歯周病 です。
2つ目の原因は、噛み合わせです。
骨吸収を起こした前歯がグラグラし始めます。
さらに奥歯が欠損しているため、噛む力が全て前歯に加わってしまったのです。
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その結果、上顎の前歯部は、指で触ってもとれそうなくらい
グラグラになってしまったのです。
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上顎の前歯部は、どのような治療法を行っても残すことは不可能な状態でしたので、
抜歯と判断しました。
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この上顎前歯部の抜歯については、患者様も当然のことながら同意していただけました。
それでは、残っている歯はどうなのでしょうか?
大丈夫なのでしょうか?
上顎左側の奥歯の3歯は、骨吸収も大きくかなり厳しい状態でした。
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しかし、患者様は、上顎左側の3歯も抜歯をしてしまうと
上顎で残る歯は、上顎右側の1歯だけになってしまうので、
なんとか抜歯しないで治療はでいないかとの希望がありました。
そのため、徹底した 歯周病治療 を行い、保存することにしました。
スライド11

また、この上顎左側の奥歯を残すには、他にも理由があります。
それは、後で解説しますが、噛み合わせの安定が必要なためです。
先に説明しましたように この患者様の上顎前歯部がダメになった理由の一つが
奥歯に歯がなく、前歯に負担が加わってしまったのです。
そのため、今回 抜歯した上顎前歯部にインプラント治療を行ったとしても
噛み合わせが安定しなければ、上顎前歯部のインプラントもダメになってしまう可能性があります。
そのため、上顎前歯部にインプラント治療を行うだけでなく、
噛み合わせを安定させることも重要なことなのです。
この説明については、また後で解説します。
上顎前歯部を抜歯した後は、義歯(入れ歯)とインプラント治療が考えられます。
患者様は、義歯は嫌とのことでした。
それは、入れ歯に対する違和感もそうですが、
義歯を入れない状態であると
上顎前歯部がないと 審美的に問題があるからです。
上顎前歯部が全てなければ、人前に笑うこともできませんので、
なんとか上顎前歯部を義歯ではない治療法をご希望されました。
つまり、インプラント治療です。
抜歯後の 欠損は、7歯分です。
そのため、4本のインプラントを埋入し、7歯分を作製する
インプラントブリッジによる治療計画を立てました。
以下のようなプランです。
スライド12

歯周病による骨吸収が大きかったので、
インプラント治療は非常に難しい状態でした。
GBR法(骨増大法) 等が必要になります。
次に問題となったのが、左右の奥歯の欠損です。
奥歯が欠損の状態のままでいると 前歯に負担が加わり、
いつかは、インプラントもダメになる可能性があります。
理想的には、以下のように奥歯にもインプラントを埋入することが有効です。
スライド13

スライド14

しかし、この治療計画であると 治療費が非常に高額になってしまいます。
先に説明しましたが、本日のテーマは、
「どこまで治療を行った方が良いのか?:費用 対 効果の関係!」です。
理想と現実 非常に難しいことです。
最終的には、インプラントは上顎前歯部のみに行うことになりました。
スライド15

そのかわり、奥歯には必ず義歯を装着していたくことが重要であることをお話しました。
奥歯に義歯があるからこそ 噛み合わせが安定するのです。
スライド16

ここで上顎左側の奥歯を抜歯しないで残すと判断したことが効果がでてきます。
上顎左側の奥歯が残れば、左側で噛む部位を確保することが可能になります。
結果的に 上顎前歯部にも負担が少なくなるのです。
以下は、インプラントを埋め込んだ直後です。
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もちろん インプラントを埋め込む前には、徹底した歯周病治療 が必要です。
ここで治療期間中の仮歯についてご説明します。
治療期間中は、上顎の残っている歯(右側の1歯と 左側の3歯)を土台として、
固定式の仮歯(ブリッジによる仮歯)を使用していただきます。
そのため、治療期間中は、歯がなかったり、義歯を使用することはありません。
仮歯の状態のままで治療は進んでいきます。
スライド18

以下が治療終了後です。
スライド19

インプラント以外の治療は、全て保険で行っています。

本日のテーマは、
「どこまで治療を行った方が良いのか?:費用 対 効果の関係!」
でした。


次回のブログは11/22(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
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本日は、これから急いで出かけるため、先週のインプラント手術報告はお休みさせていただきます。

なぜ急いででかけるかと言いますと
新しい歯科機材を見に行くからです。

セラミックを自動で作製する装置です。
この装置は、医院内でセラミックが自動で作製可能なため、
早ければ、治療当日にセラミックが入ることも可能になります。
しかも 最短で30分 程度でセラミックの作製が可能なケースもあります。

通常、セラミック等の被せ物を作製する場合、
まず型を取ります。
その後、歯科技工士がセラミックを作製します。
セラミックが完成するまで約1週間程度の期間がかかります。(1〜2歯程度の場合)

しかし、本日見に行く装置は、最短で20〜30分でセラミックの作製が可能なのです。

また、ケースによっては、型を取ることが必要ありません。
「えー型を取らないでどうしてセラミックが作製できるの?」
と思われるかもしれません。
その答えは、
高性能のカメラで歯を撮影し、それをコンピュータに取り込み、
器械が自動的にセラミックを作製してくれるのです。
「すごいですよね!」
何度も通わなくていいですし、
型を取るのが嫌な人もらくちんでセラミックが作製できます。
また、もっとも優れていることは、セラミックを作製するために
歯科技工士に依頼する必要性がないため、圧倒的にコストが安くできるのです。
確実に半額以下になるのではないかと思います。

本日 この自動セラミック作製器械を見に行き、実際に作製してみます。
どの程度の精度でできるか楽しみです。

導入するかどうかは、セラミックの精度も合わせて検討します。




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インプラント症例:73回目

9/20(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『73回目のインプラント症例』になります。

このブログですが、毎週 月曜日 と 木曜日 にアップしていますが、
暫くは、月曜日だけになります。
ちょっと学会発表 等の仕事があるため、少し忙しく、
暫くの間は月曜日だけのアップになります。

本日の症例は、上下顎に骨吸収が起こっていたケースです。
特に上顎の奥歯には、骨吸収が起こっていたため、
ソケットリフト法 で対応しました。
ソケットリフト法 は、上顎の奥歯では非常に良く行う方法です。

本日の症例の前に、上顎奥歯の解剖とソケットリフト法 について解説します。
ソケットリフト法 をすでにご存知の方は、飛ばして見て下さい。

上顎の奥歯にインプラントを埋入するためには、上顎洞ということをしっかりと理解することが重要です。
上顎洞とは、上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。
多くの場合、歯が存在するとこの上顎洞と上顎の骨の距離は一定の幅がありますが、
歯周病 等で骨が吸収してしまうと上顎と上顎洞との距離が薄くなってしまいます。
その結果インプラントを行えないことがあります。

このことについて、図で解説します。(ご存知の方は飛ばして下さいね)
p_img_01

A.歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがある。
B.歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがある。
  インプラントを行うのに問題はない
C.歯周病等で骨が吸収してしまったために上顎洞までの距離がなくなり、
  インプラントを行うのに十分な骨の高さがない。
  上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような状態である。
  このように歯を抜いた場所は年々やせて、
  場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいます。

また後で症例を見ながら解説をしますが、上記のように上顎の奥歯で骨
高さが少ない場合には、どうしてもインプラントを行うことができません。
そのためにソケットリフト法 を行い、インプラントを埋入するのです。

次にソケットリフト法 について解説します。

ソケットリフト法 は、上顎と上顎洞との距離が狭く、そのままではインプラントは不可能であるが、 5mm以上の距離がある場合に行う方法です。
通常インプラントを行うのには最低10mm(予知性のある治療を行うのに必要な最低限の骨量と考えている)の骨の高さが必要であるが、ソケットリフト法を応用すれば 5mmの骨の高さがあればインプラントを行うことができます。
治療自体はインプラントの穴を形成する器具を使用しないため通常のインプラトを行う場合よりも痛みや腫れがない治療法です。

図で解説します。
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骨の高さが少ない状態でインプラントを埋入すると
短いインプラントしか埋入できませんし、
無理して長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞内部にインプラントが突き抜けてしまいます。
これではいけません。

そこで、上顎洞を上方に引き上げる方法を行います。
上顎洞は、硬い骨ではありません。
大雑把に言えば、布が垂れ下がっている状態であると思って下さい。
垂れ下がった上顎洞という布を下(下方)から押し上げます。
そして、押し上げてできた空洞に人工の骨を入れ、空洞を維持します。
次に 押し上げられた上顎洞にインプラントを埋入するのです。
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ソケットリフト法は、本当に良く使用する治療方法です。
上顎の奥歯では、ソケットリフト法なしでは、できない症例が非常に多いのです。

前置きが長くなりましたが、本日の症例を見てみましょう。
患者様は、歯肉の退縮 や 歯周病で来院されました。
しかし、検査の結果、神経のない歯が非常に多く、問題がいっぱいありました。
本日は、前置きが長かったので、少し短縮してお話をします。
以下のレントゲンは初診時ではありません。
初診から暫くした状態です。
上顎の左側の奥歯の差し歯(被せ物)が脱離した時の状態です。
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今回治療の対象となるのは、下顎の左側の奥歯と上顎左側の奥歯です。
下顎の左側の奥歯は、神経がなく、虫歯になっていたことと 根の先に膿みが溜まっていたため、抜歯しました。
上顎左側の奥歯も差し歯(被せ物)が取れてきましたが、治療不可能のため、抜歯となりました。
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以下が、抜歯後の状態です。
抜歯後の治療方法には、
1.インプラント
2.欠損の両側の歯を削り、ブリッジ
3.義歯(入れ歯)
が考えられます。
それぞれの利点、欠点をご説明したところ
患者様は、インプラント治療をご希望されたため、検査を行いました。
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このような状態になってしまったのには、理由があります。
神経のない歯が多いのです。
以下の黄色丸は、神経がない歯です。
スライド04

この患者様は、お若い方です。
口腔内全体を見ると前歯には、オールセラミックという被せ物が多く装着されています。
おそらく、審美的な理由から歯を削り、オールセラミックをしたのでしょう。
歯科医師の立場から言えば、歯を削る治療はお勧めできません。
確かに、歯を削り、セラミックを被せれば、見た目はすぐに良くなります。
しかし、歯を削ることは決して良いことではありません。
削った歯は、健康な歯と比較するとダメになるリスクは圧倒的に高くなります。
また、この患者様の場合、歯を削る段階で、神経を取ったのでしょう。
オールセラミックを行ってあるほとんどの歯が神経がありません。
大変な状態です。
なぜ、このような神経のない歯になってしまったのでしょう?
治療する歯科医師側にも問題があったのではないでしょうか?
患者様が審美的に治療したい というご希望を最優先させた結果かもしれません。

神経を取ることは、決して良いことではないことを患者様ご自身もきちんと理解することが重要です。
神経がない歯は、一生トラブルなして保ち続ける可能性は低いです。
いつかは、ダメ(抜歯)となる可能性が高いと言えます。
どれくらい保つかは、その後のお手入れにも大きく左右されますが、
5〜30年と言われています。
神経がない歯が 数年でダメになることも良くあります。
神経がない歯の寿命が5〜30年ということは、
20歳で神経と取った場合、どんなに保っても50歳ではダメになるということです。
もちろん、それ以上長く保つこともありますが、
現実的には、なにかのトラブルは起こるでしょう。

それでは、症例の続きになります。
骨吸収が非常に大きかったのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド05

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表します。
スライド06

骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
次に上顎洞です。
以下の緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の内側は空洞なのです。
骨ではありません。
ただの 穴 です。
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これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 を緑色で表示します。
スライド08

このままの状態で上顎左側の欠損部にインプラントを埋入すると
短いインプラントしか埋入できません。
短いインプラントは、安定が悪く長期的には問題が起こりやすいのです。
スライド09

そこで少しでも長いインプラントを埋入する計画を立てました。
スライド10

本日の最初にご説明したソケットリフト法 を応用したインプラントの埋入です。
スライド11

次に下顎左側の奥歯にも問題がありました。
スライド12

下顎も骨吸収の状態を見てみましょう。
スライド13

骨吸収以上に問題があったのが、下顎神経の存在です。
下の顎には、下顎神経という太い神経の管があります。
この下顎神経の位置は、上方にあったり、下方にあったりと 個人差があります。
この患者様の場合、かなり上方にあったのです。
スライド14

下顎は、
骨吸収がある!
下顎神経が上方にある!
という2点から インプラントを埋入する長さに制限がありました。
スライド15

さて実際の治療解説になります。
上顎左側の欠損部を拡大して見てみましょう!
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拡大したレントゲンが以下です。
スライド17

骨の高さがほとんどないのが分かるかと思います。
詳細は、後で解説しますが、先にインプラント埋入後のレントゲンになります。
スライド18

インプラント埋入後のレントゲン拡大を見てみましょう!
スライド19

奥のインプラントの尖端に見える白っぽくなっているのがソケットリフト法 によって入れられた人工骨です。
このままでは、わかりづらいので、
骨の状態を赤線
もともとの上顎洞の状態を緑線
現在の上顎洞の位置を黄色線で表示します。
スライド20

人工骨によって上顎洞が上方に押し上げられたのが分かるかと思います。
さらに治療前後の比較を見てみましょう!
スライド23

こう見ると分かりやすいと思います。
以下が治療終了後です。
スライド24

今後問題となるのが神経がない歯です。
患者様は、まだ若い方ですので、次々に問題は出てくると思います。
そのため、神経がない歯が多いことを考えて治療計画を立てることが重要です。
スライド25


次回のブログは9/27(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

本日は、話しが長くなってしまいましたので、今週のインプラント手術報告はお休みさせていただきます。
今週もインプラント手術がいっぱいありましたが、インプラントモニター治療を受けられた方は、ご紹介できずにすみません。

機会があれば、ご紹介します。




 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
ご希望の方は、ご利用下さい。
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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:55回目

6/24(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
『55回目のインプラント症例』になります。

いよいよ明日の朝方(深夜)は、日本 × デンマーク 戦ですね。
毎日、ワールドカップばかり見ていますので寝不足です。
でも楽しいー
昨晩もワールドカップをずっと見ていたので、朝のブログアップの時間が遅れました。


さて本日の症例は、多くの歯が歯根破折 していたケースです。
歯根破折 については、このブログで何回もご紹介してきました。
神経のない歯は 非常に脆いため、通常の噛む力でも折れてしまいます。
また、虫歯になっても冷たい、熱い等の症状がでないため、手遅れになりやすかったりします。

今までの歯根破折 症例については以下をご覧になって下さい。

   1. 6/ 7の歯根破折症例  
   2. 5/27の歯根破折症例
   3. 5/24の歯根破折症例
   4. 3/ 4の歯根破折症例
   5. 2/25の歯根破折症例
   6. 2/22の歯根破折症例
   7. 2/11の歯根破折症例
   8. 1/25の歯根破折症例
   9.  1/14の歯根破折症例
  10.  1/11の歯根破折症例
  11.  1/ 7の歯根破折症例

本日ご紹介する方は、本当に神経がない歯ばかりでした。
初診時来院された時には、上顎の前歯部が折れて 歯がない状態でした。
上の前歯がないと審美的にも大きな問題となります。
審美的な問題点も早期に解決することが重要なケースです。
以下のレントゲンは、初診時になります。
スライド01

問題はいっぱいありました。
神経のない歯が歯根破折 していたり、
虫歯が深い(進行している)歯がいっぱいありました。
スライド02

なぜ このような状況になったのでしょうか?
その最大の理由は、神経がない歯が多いからです。
先にも解説したように神経のない歯は、非常に脆く
さまざまな問題が起こりやすいのです。
その神経のない歯をブリッジとしているのですから
さらに問題は大きくなっているのです。
可能であれば、神経のない歯はブリッジにしない方が良いのです。
ブリッジは、欠損している部位を 残っている歯で支える治療です。
つまり、残っている歯(土台)には 負担が加わりやすいのです。
その負担が加わりやすい歯を ブリッジの土台とするわけですから
いつ 問題が起こっても不思議ではないのです。
以下のレントゲンの●:赤丸は神経がない歯です。
スライド03

本当に神経のない歯が多いですね。
上顎では、3本の歯を除いて 全て神経がありません。
結論として、以下の×印の 
虫歯が深かったり、歯根破折 している歯は 抜歯と診断されました。
スライド1

抜歯後に歯がなくなる部位は、
上顎で8歯分、
下顎で3歯分(下顎右側の一番奥は始めから欠損しています)です。
大変な数の 歯がなくなることになります。
スライド05

患者様は、欠損部に対しては、義歯(入れ歯)を使用することは嫌なため、
固定式のインプラント治療をご希望されました。
しかし、最初に問題となるのは、抜歯後の 審美性 と 噛む ことです。
抜歯するということは、歯がなくなる ということです。
この問題を解決することが 一番最初に必要なことです。
そこで、抜歯に 型を取り
あらかじめ 固定式の仮歯 を作製しておきます。
そして、抜歯と同時に残っている歯で 固定式の仮歯を作製するのです。
以下のようなプランです。
スライド1

黄色丸の歯を土台として、固定式の仮歯を作製するのです。
これで、抜歯当日から 審美的にも問題なく、
食事にも問題がない状態になります。
この仮歯を使用したまま インプラント治療を続けるのです。
次に問題となったのが、骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド06

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド07

骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
さらに上顎の右側では、上顎洞 の存在が問題となっていました。
緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド08

これも さらに分かりやすくするために、上顎洞 緑色で表示します。
スライド09

骨吸収上顎洞 の存在により、上顎右側の奥歯では、インプラントを埋入するための骨の高さが十分に存在していません。
上顎は8歯欠損、
下顎は3歯欠損です。
全ての欠損部にインプラントを埋入すると 治療費が高額になってしまいます。
当然のことながら患者様は、最小限の治療費で抑えたい というご希望がありました。
どこに 何本のインプラントが必要なのでしょうか?
『最小限のインプラントの本数で、最大限の効果のある治療計画!』
『残っている歯も神経がない歯が多いので、将来性をふまえた治療計画!』
が重要なことになってきます。
以下が最終的なインプラントの治療計画になります。
スライド10

下顎の左側の奥歯には、インプラントは埋入しません。
この理由として、
1.下顎右側の奥歯にインプラントを埋入することで右側で噛むことが可能となる
2.下顎の左側は、奥から2番目まであるので、噛むことにはさほど大きな問題にならない
3.下顎左側は、神経がない歯でブリッジを行ってあるため、
  将来的には問題が起こりやすい!
  そのため、現時点で一番奥にインプラントを行っても
  今後その手前のブリッジに問題が起こった場合には、
  再度インプラントを埋入する必要性がある!
  そのため、現時点で下顎左側の一番奥にインプラントを埋入することは
  費用 対 効果 といった点では問題が残る!
スライド13

このことから
今回の治療計画のポイントは、
1.無理がない範囲でインプラントの本数を少なくすること!
2.そのために ブリッジ と カンチレバー で対応する!
ということにしました。
スライド11

また、上顎右側の奥歯の骨吸収部位に対しては、
骨の高さが少ないため、理想的には骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要なことをお話しましたが、
患者様は、
『大変な治療は避けたい!』
とのご希望があったため、
ソケットリフト法 で対応することにしました。
スライド12

以下が治療終了後です。
スライド14

本日のテーマは、
『神経がない歯は本当に将来性が低く、大変になることが多い!』
ということです。
今後 神経がない歯でブリッジを予定されている方は、
今後のことを考えて治療プランを立てた方が良いでしょう。
歯根破折 を起こした場合には、抜歯になってしまいます。


治療費
インプラントモニターの場合、1本168.000円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

次回のブログは6/28(月曜日)になる予定です。
もしかしたら 来週の月曜日はお休みするかもしれません。
それは、ワールドカップの決勝トーナメントの状況次第で
寝不足が続く可能性があるからです。
4年に1度ですから…

今週(6/22〜23)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

先日の症例です。
詳細は治療終了後に再度解説します。
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インプラント症例:54回目

6/21(月曜日)です。
先週の木曜日はブログをお休みしてすみませんでした。
毎回楽しみに見ていられる方もいるようで…

今日は『54回目のインプラント症例』になります。

本日の症例は、前回予告しましたように 骨吸収が非常に大きく 通常の方法ではインプラントを埋入できなかったために ソケットリフト法 インプラントの傾斜埋入 という治療法を行い、インプラントを埋入した症例です。

それでは早速始めましょう!
10年程前に行った症例です。
以下は初診時のレントゲン写真です。
スライド01

患者様は、上顎の左右奥歯と下顎右側の奥歯がないため、食事ができないとのことで来院されました。
義歯は使用していましたが、違和感が強くほとんど食事ができない状態でした。
なんとか義歯ではない方法はないかと思い、当医院を来院された方です。
10年以上前は、現在よりインプラント治療が普及していない時期でした。
患者様が知り得る情報も限られていました。
そのため、ご紹介を受けて来院された方です。
歯はない部分は多数存在していました。
上顎右側の奥歯は 5歯欠損、
上顎左側の奥歯は 4歯欠損、
下顎の右側奥歯は 3歯欠損
でした。
スライド02

患者様は、初診時からすでにインプラント治療を行いたいとの強いご希望がありました。
そこで診査を行いましたが、さまざまな問題がありました。
一番大きな問題は、上顎の奥歯の骨吸収です。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
いつもこのブログを見られている方には、だいぶなれた骨吸収の線だと思います。
始めてこのブログを見られている方は、是非この骨吸収の線を覚えて下さい。
当医院にインプラント治療をご希望されて来院される方で
骨吸収がある患者様には、インプラント治療計画時に
今回の症例と同じように骨吸収の線を書いたインプラントシュミレーション計画をお渡ししています。
当医院に来院される患者様の多くは、このブログを見られているようですので、
このブログを十分にご理解されると
患者様それぞれに合わせた治療計画書をお渡しする際にさらに分かりやすくなると思います。
それでは、骨吸収の線を書いたレントゲンになります。
スライド03

もっと分かりやすくするために、骨が吸収した領域を赤色で表記します。
スライド04

骨吸収が非常に進行しているのが分かります。
さらに問題となったのが、上顎洞です。
以下のレントゲンの緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の上方は、骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド05

上顎洞をもっと分かりやすくするために 上顎洞という空洞を緑色の領域で表してみましょう。
緑色の領域の部分は、全て空洞です。
骨吸収と空洞をみると奥歯には、ほとんど骨が存在していないのが分かるかと思います。
スライド07

部位別に残っている骨の高さを見てみましょう!
スライド08

奥歯は本当に骨吸収がひどく、インプラント治療が難しそうですね。
インプラントは骨の中にネジ(インプラント)を埋め込む治療です。
骨がなければ、インプラントを埋め込むことすらできません。
もし、この状態でインプラントを埋入すると以下のようになってしまいます。
スライド09

奥歯では、非常に短いインプラントになってしまいます。
現実問題として このような短いインプラントは存在しませんし、
もし、存在していたとしても これでは当然のことながらダメになってしまいます。
それでは、どうすればインプラントを埋入できるのでしょう?
一般的には、上顎洞という空洞の中に 骨の移植を行います。
上顎洞に 骨の移植を行う治療をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
スライド10

ただし、この治療法はかなり大変な治療になってしまいます。
患者様には、骨吸収が大きいため、骨の移植手術を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) が必要なことをお話しました。
しかし、患者様は
『大変な治療は行いたくない!』とのご希望がありました。
そこで以下のようなプラン(治療計画)を立てました。
スライド11

ソケットリフト法
インプラントの傾斜埋入
という治療を駆使してインプラントを埋入する方法です。
スライド12

ソケットリフト法 は適応症はありますが、比較的患者様の負担が少ない治療法です。
上顎の奥歯で骨吸収があり、骨の高さが少ない場合には頻繁に使用される治療法です。
また、それでもインプラントが埋入できない部分には、無理にインプラントを埋入せずに
奥の骨が少しでも残っている部分にインプラントを斜めに埋入することにしました。
奥の骨が残っている部分は、親知らずがあった場所です。
この場所は比較的 骨が残っていることが多く、私自身 良く利用する場所です。
親知らず部分にインプラントを斜めに埋入(インプラントの傾斜埋入 )することで 可能となる治療方法です。
患者様もこの治療計画に同意していただけました。
そこでインプラントの診査になります。
以下はその診査の一つです。
インプラントを埋入する位置の確認です。
スライド13

そして インプラントの埋入に移ります。
まず最初に右側にインプラントを4本埋入しました。
ソケットリフト法 インプラントの傾斜埋入 を行ってです。
スライド14

次に左側にもインプラントを4本埋入します。
スライド15

さて次に考えなければいけないのが、下顎右側の欠損です。
下顎右側には2本のインプラントを埋入し3歯分を作製するインプラントブリッジの治療計画を立てました。
以下のようなプランです。
スライド16

以下が下顎右側にインプラントを埋入した直後です。
スライド17

インプラントと骨が結合(くっつく)まで待ちます。
上顎で約3〜4ヶ月、
下顎で約2〜3ヶ月
です。
その後、仮歯を作製します。
スライド18

この時点で下顎左側の奥歯が腫れてきました。
スライド19

初診時にすでにこの部分は、抜歯が必要なことをお話してあったため、この後抜歯となりました。
スライド20

抜歯後には以下のような治療計画になりました。
スライド21

ただし、抜歯した部位にインプラントを埋入するためには、抜歯部が治ってからの方が良いため、
まず1本のみを先に埋入し、抜歯部へのインプラント埋入は その後 行うことにしました。
スライド22

以下がインプラントの被せ物を行った後のレントゲンです。
スライド23

今後は、下顎左側の奥歯にインプラントを1本追加して終了です。
スライド24




次回のブログは6/24(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
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今週(6/18〜20)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、昨日行ったインプラント手術の中から 上下顎に同時に インプラント埋入を行った1症例をご紹介します。
患者様は、上下顎の奥歯が欠損していることと、重度歯周病という問題点もありました。
そのため、まず歯周病治療 を行い、昨日のインプラント埋入となったのです。
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インプラントは上下顎左右を1度(昨日1日)で埋入しました。
このように欠損が多数ある場合、
全て1回で埋入することもありますし、
2回に分けたり、
4回に分けて埋入することもあります。
1度で全てを埋入するか
何回かに分けてインプラントを埋入するかは、
患者様のご希望によります。
一度に全てを埋入することの利点として、
1.手術が1回で終了できる
2.インプラントの治療期間を短縮できる
以上の2点が最も大きな利点になります。
しかし、
1回で全てを行うのが怖い、
仕事柄、腫れるのを避けるため、負担の少ない方法で行いたい。
(手術を分けて行いたい!)
というご希望の患者様もいらっしゃいます。
どちらが良いということではありません。
現実的には欠損が多数ある方の場合、1回で全てを埋入する方法を選択される方の方が多いですね。

使用したインプラントは全てストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

使用した治療方法は、
GBR法(骨増大法)
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
ソケットリフト法
PRP法
等 です。

麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) です。

治療費は、インプラント1本 168.000円(消費税込)になります。

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治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
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治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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インプラント症例:49回目

5/27(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
今日も『49回目のインプラント症例』になります。

前回のブログでは、
『将来性を考えた治療計画によって最小の治療費で治療が可能となった!』
というテーマで
口腔内全体を考えて、将来性の低い歯を抜歯することで、
再治療を避けたり、
治療費を抑えたりすることが可能になる症例をご紹介しました。
特に神経のない歯が多い場合には、
将来性を考えた治療計画を立てることは重要なことです。

本日ご紹介する患者様は、神経のない歯が非常に多くあった方です。
そして、インプラント治療計画を立てる際に
将来性のない歯(将来性の低い歯)は 、抜歯して治療を行った方が 良いことを お話しましたが、
抜歯をご希望されないために 現時点で欠損している部位にインプラントを埋入して治療を進めましたが、インプラントの治療期間中に歯根破折 を起こしてしまった結果、治療計画を立てなおすことになった症例です。
この患者様は『歯ぎしり や くいしばり』が強いために
次々に神経のない歯が歯根破折 したのです。

本日のテーマは、
『神経のない歯は歯根破折のリスクが非常に高い!』です。

今までの歯根破折症例については以下をご覧になって下さい。

  1.5/24の歯根破折症例
  2.3/4の歯根破折症例
  3.2/25の歯根破折症例
  4.2/22の歯根破折症例
  5.2/11の歯根破折症例
  6.1/25の歯根破折症例
  7. 1/14の歯根破折症例
  8. 1/11の歯根破折症例
  9. 1/ 7の歯根破折症例


以下は、本日の患者様の初診時のレントゲンになります。
スライド01

右下の奥歯が欠損しており、噛めないとのことで来院されました。
スライド02

患者様に抜歯を行った時の状況 や 現在の口腔内の状態、歯周病の状態、噛み合わせの状態 等を考えると 患者様が歯を失った原因は、歯根破折 の可能性が高いことが考えられます。
残っている歯には、歯周病の問題もありませんでした。
スライド03

インプラント治療を行う場合、どうして歯を失ったのかの原因を考えることは非常に重要です。
こうしたことは、インプラントの治療計画を立てる上で重要になるのです。
今回の患者様の場合、
歯の噛む面が大きく削られていることと、
患者様自身も歯ぎしり を自覚されていることから
噛み合わせについての注意が必要であることが分かります。
単に歯が欠損している部位にインプラントを埋入しようとすると以下のような治療計画になります。
スライド04

通常、3歯欠損に対しては、2本のインプラントを埋入し、インプラント ブリッジ とすることがほとんどですが、今回の患者様の場合、歯ぎしり が強いことから3本のインプラントを埋入することになります。
それでは、本当に上記のようなインプラント治療計画で良いのでしょうか?
口腔内全体的なことを考えるとさまざまな問題があります。
一番問題なのは、神経がない歯が多いことです。
神経のない歯は以下の赤丸●になります。
スライド06

神経がない歯は 非常に脆く 通常の噛む力でも折れることがあります。
そのため、下顎右側奥歯の3歯欠損の手前の歯は、神経がないため歯根破折 のリスクが高いことをご説明しました。
そのため、将来的なことを考えれば、無理して残すより抜歯してインプラント治療計画を考えた方が良いことを患者様にご説明しました。
しかし、患者様は抜歯をご希望されないため、以下のような治療計画になりました。
スライド07

実際にインプラントを埋入した直後が以下のレントゲンになります。
スライド08

この後、インプラントと骨が結合するまで約2〜3ヶ月待ちます。
そして、型を取るのです。
しかし、問題が起こりました!!
埋入したインプラントの手前の天然歯が歯根破折 したのです。
治療開始前に患者様に神経のない歯のリスクについてご説明したことです。
スライド09

そのため、この歯根破折 を起こした歯は抜歯となりました。
インプラント治療終了後が以下になります。
スライド10

まだ、インプラントの型を取る前でよかったです。
これが、インプラントの型を取り、被せ物を装着して治療が終了した後に
手前の歯が歯根破折 した場合には、大変なことになっていました。
つまり、歯根破折 した歯を抜歯した後で
新たにインプラントを追加埋入する必要性があったのです。
再度インプラント治療を行うことが必要ですし、治療費もさらにかかります。
リスクの高い歯が存在する場合、将来的なことを考えて治療計画を立てることが必要なのです。
しかし、これで治療が終了したわけではありませんでした。
次々と歯根破折 が起こってきました。
スライド11

最初に起こったのは、下顎左側の奥歯の歯根破折 です。
スライド12

この部分のみを拡大してみます。
● 青丸が初診時です。
● 赤丸が歯根破折した直後のレントゲンです。
スライド13

見慣れないと分かりづらいですが、良くみると折れているのが分かります。

このように神経のない歯が次々に歯根破折 を起こす症例は非常に多くあります。
そのため、神経のない歯が存在する場合には、将来性を考えた治療計画が必要になってくるのです。

今回の症例の治療費は以下になります。
インプラント 1本 168.000円(消費税込)×3
被せ物 1歯 84.000円(消費税込)×4
合計:840.000円(消費税込)です。

治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
GBR法(骨増大法)
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のブログは5/31(月曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(5/25〜26)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

下顎の奥歯にストローマンインプラント(ITIインプラント) を1本埋入したケースです。
骨吸収が非常に大きく、インプラントを埋入するのに十分な骨が存在していなかったケースです。
そのため、インプラントを埋入すると同時にGBR法(骨増大法) を行いました。
このGBR法(骨増大法) はインプラント治療を行う方の多くに行う治療です。
特に最近来院される患者様の傾向として、悪い状態を長い間放置される方が多くいらっしゃいます。
本来であれば、どのような治療を行っても残せない(保存できない)悪い状態の歯は、早期に抜歯した方が良いのです。
本日の症例のテーマにもありました歯根破折 が典型的なケースです。
歯根破折 を放置すると骨吸収がどんどんと進行していきます。
骨吸収が起こると治療が大変になるだけでなく、インプラントができないこともあります。
放置して良いことはありません。


 インプラントモニター募集(20%割引
現在、新規にインプラント症例集のページを作成しています。
さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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圧倒的に楽にインプラント治療が行えます。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:48回目

5/24(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
今日も『48回目のインプラント症例』になります。
過去の症例もご覧下さい。
さまざまなケースを紹介してあります。
下にスクロールしてご覧になって下さい。

最近は非常に忙しい日々になっています。
昨日も朝から非常に混んでいて、待合室が人でいっぱいでびっくりでした。
歯科医師が1人休むと、その分が大変です。
もう一人歯科医師がいるとだいぶ楽なのですが…
忙しい分ブログを書く時間もなく、このブログを書いているのは 日付もとっくに変わっている深夜1時過ぎです。
眠い…

さて本日の症例のテーマは、
『将来性を考えた治療計画によって最小の治療費で治療が可能となった!』
です。
インプラント治療は、当然のことですが 歯が欠損している部位に行う治療です。
しかし、単に欠損部位にインプラントを埋入することだけを考えていると
将来的に大きな問題となることがあります。
口腔内全体で考えることが重要なことです。
残っている歯が将来的にどうなるのか?
ということです。

それでは 早速 症例のレントゲンを見ましょう。
以下が初診時のレントゲンです。
顎右側の奥歯が欠損しており、噛めない!』
顎右側の奥歯がグラグラしている!』
との問題で来院されました。
スライド01

右下の奥は2歯分欠損していました。
スライド02

右上もグラグラです。
スライド03

それでは、上顎のグラグラしている歯を抜歯して、下顎の右側とともにインプラントを行えば良いのでしょうか?
そうではありません。
口腔内全体の状況をきちんと検査して 状況を把握することが必要です。
この患者様で大きな問題は、神経がない歯が多いことです。
スライド04

このブログでも良く書いていますが、神経のない歯は非常に脆く、通常の噛む力でも折れてしまう確立が非常に高いのです。
歯根破折 です。
歯根破折 の怖さについてはこのブログで何度も解説してきました。
以前の歯根破折 症例は以下をご覧になって下さい。
  1.3/4の歯根破折症例
  2.2/25の歯根破折症例
  3.2/22の歯根破折症例
  4.2/11の歯根破折症例
  5.1/25の歯根破折症例
  6. 1/14の歯根破折症例
  7. 1/11の歯根破折症例
  8. 1/ 7の歯根破折症例
また、この症例は 下顎右側の欠損 と 上顎右側のグラグラしている歯 以外にも問題がありました。
下顎の右側の1歯が歯根破折 していたのです。
やはり神経のない歯は脆いです。
スライド05

そのため、抜歯が必要な部位は以下になります。
スライド06

それでは、上記の2歯を抜歯した場合の インプラント治療計画は どのようになるのでしょうか?
下顎が3歯欠損、上顎が1歯欠損になりますので、
以下のようなことになります。
スライド07

本当にこの計画で良いのでしょうか?
他の残っている歯の将来性はどうなのでしょうか?
もし、下顎のインプラント間にある歯がダメになったらどうなるのでしょうか?
下顎のインプラント間にある歯は 神経がない歯です。
スライド08

この歯がダメになると…
また、インプラントを追加することが必要になってしまいます。
スライド09

そのため、将来性を考えれば、先程のインプラント間にある歯は抜歯した方が良いのです。
スライド10

×印×印を抜歯すると最終的な治療計画は、以下のようになります。
スライド11

つまり、下顎の右側の奥は2本のインプラントでブリッジとすることが可能になるのです。
こうした方が最終的なインプラントの本数も少なくなります。
最小限のインプラントの本数で将来性の高い治療計画となったのです。
以下は、抜歯後です。
スライド12

そして、以下がインプラント治療終了後になります。
スライド13

このように口腔内全体の将来性を考えることにより、
インプラントの治療本数を減らすことが可能になります。
その結果、治療費も最小限に抑えることが可能になります。
また、何度も治療を繰り返すことがなくなります。
これが、将来性を考えた治療計画なのです。

特に神経のない歯が多い方の場合、
何度も治療を繰り返すことが良くあります。
毎年毎年歯科医院を受診し、治療の繰り返しを行っている方が多くいらっしゃいます。

将来性を考えた治療計画は本当に重要なのです。

今回のケースをインプラントモニター で行った場合の治療費ですが、
上顎の1歯欠損は、
インプラント 1本168.000円(消費税込)、
インプラントの被せ物が1歯84.000円(消費税込)ですので
上顎の治療費の合計は、252.000円(消費税込)になります。
下顎の4歯欠損の治療費の合計は、672.000円(消費税込)になります。

次回のブログは5/27(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。

今週(5/21〜23)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、昨日 上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。
昨日の患者様も歯根破折 を起こした方でした。
以下は昨日の手術直後です。
スライド1

昨日手術が終わったばかりですので、治療が終了しましたら またこのブログでご紹介します。
使用したインプラントは、アンキロス インプラント が2本です。
骨吸収があったため、スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) GBR法(骨増大法) を併用しました。
麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約4ヶ月後に型を取ります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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インプラント症例:47回目

5/20(木曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
今日も『47回目のインプラント症例』になります。

今までの症例の中にも さまざまな問題点を解決してインプラント治療を行ったケースがいっぱいありますので、是非以前のブログもご覧になって下さい。

最近のブログでは、上顎の奥歯にインプラントを埋入する際に骨吸収と上顎洞の存在により
インプラントが埋入できないケースをご紹介しました。
そこで5/10のブログ では、上顎洞を避けてインプラントの傾斜埋入 という方法を行うことによりインプラント治療を可能にした症例をご紹介しました。
また、その後の5/13のブログ では、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) しか治療方法がなかったので、サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行い、インプラント治療を行った症例をご紹介しました。

本日ご紹介する症例は、上顎の奥歯に高度の骨吸収があったため、インプラント治療が不可能と言われたため、当医院に紹介されて来院された方です。
前の歯科医院では、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行わないとインプラント治療ができないと言われたので、
『骨移植を行わないでインプラント治療はできないものか?』
ということで当医院を受診されたのです。
本日の症例は、いつもとは少し違った結論に達したケースです。
具体的には、
インプラントの傾斜埋入
サイナスリフト法(上顎底挙上術)
の両方を検討する結果になったのです。

それでは初診時のレントゲンから見てみましょう。
スライド01

初診時 上顎の右側の奥歯がグラグラするとのことでした。
スライド02

他歯科医院では、上顎右側の奥にインプラントを埋入することができないと 言われたとのことです。
このことは後で詳細を解説しますが、現在問題なのは、上顎右側のグラグラしている歯です。
グラグラしていた理由は、
奥の歯が虫歯が非常に進行していたためと
手前の歯は、歯根破折 を起こしていたためです。
スライド03

この歯は抜歯しか方法はありませんでした。
スライド04

以下が抜歯後です。
スライド05

ここで いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド06

いつもこのブログをご覧になっていられる方は、もうこのレントゲンを見ると 骨吸収状態が分かっているかと思います。
少し分かりづらい方でも何症例か見るとだんだんとご理解しやすくなってきますので、是非以前のブログも下にスクロールすると 今までの症例がご覧になれます。
上顎洞の状態をもっと分かりやすくするために、上顎洞を緑色で表示したのが以下です。
スライド07

上顎の右側の奥歯では、骨吸収と上顎洞の存在により骨の高さがほとんどないことが分かるかと思います。
上顎右側の奥歯において 現時点で存在する骨の高さは、約1ミリです。
骨の高さが1ミリしか存在しなければ、インプラント治療は無理です。
患者様には、以前の歯科医院で言われたように この部位にインプラントを埋入するためには、骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) しか治療法はないことをお話しました。
もし、奥までインプラントを埋入使用とすると どうしてもサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行うしかないのです。
スライド08

患者様も かなり悩んだようですが、
『やはり大変な治療は避けたい!』という最終的な判断のため、
最終的には以下のような治療計画になりました。
スライド09

この治療計画について解説します。
まず、患者様の最大のご要望の『大変な治療は避けたい!』
というご希望から上顎洞を避けてインプラントを埋入することにしました。
具体的には、上顎洞の手前にインプラントを斜めに埋入するインプラントの傾斜埋入 とインプラントの被せ物は、カンチレバー という方法で対応する計画です。
スライド10

これにより骨移植を伴うサイナスリフト法(上顎底挙上術) を避けることはできますが、奥2歯分には歯を作成することはできません。
スライド11

患者様はこの治療計画をご希望されたため、治療を開始しました。
以下は、上記の治療計画にそってインプラント治療が終了した後のレントゲン写真です。
スライド12

治療後のレントゲン写真に 骨吸収の状態上顎洞を表記したのが以下になります。
スライド13

上顎洞を避けて インプラントが埋入されているのが分かります。
いつもであれば、これで終了なのですが、
今回の症例は、これでは終わらなかったのです。
治療後、暫く経過観察してみましたが 患者様は、
『奥まで歯がないため、噛みにくい!!』とのご不満がありました。
スライド14

ここで治療は再度検討することが必要になりました。
現時点で 奥まで噛めるようになる方法としては、以下の治療法が考えられます。
1.義歯(入れ歯)を使用作成する
2.サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行いインプラントを埋入する
以上です。
患者様は、『義歯は嫌!』とのことでしたので、残る治療法はサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行いインプラントを埋入するしかありません。
スライド15

再度患者様には、サイナスリフト法(上顎底挙上術) についてご説明しました。
そして、骨移植さえ行えば 以下のようになることを再度ご説明しました。
スライド16

もちろん 今回のように後から治療を追加することは可能ですが、
状況によっては、後から治療を追加することがでいないケースもあります。
その理由として、
可能であれば、先に埋入したインプラントの被せ物と
サイナスリフト法 後に埋入したインプラントの被せ物を連結したい!
ということがあります。

奥の2歯分を単独で治療した場合、インプラントの安定のため、できるかぎり長いインプラントを埋入する必要性があります。
つまり、長いインプラントを埋入するために骨移植の量が多くなるのです。
骨移植の量が多くなればなるほど治療は大変になります。

今回治療の追加を行うかどうかは、患者様の最終的な判断にはなります。

私自身は 治療計画を立てる場合、
1.できる限り 治療費を抑える!、
2.できる限り 大変な治療を避ける!、
3.できる限り 治療期間を短くする!、
4.もちろん 予知性(将来性)が高くないといけません!
が大切なことであると考えています。

これは、もし 私が治療を受ける立場であった場合、
いくら良い治療であっても
1.支払える治療費には限界があるので、
  あまりにも高額であった場合には現実問題として治療ができない!、
2.大変な治療はもちろん嫌ですし、
  働いているかぎり あまりにも大変な治療を行うことは無理!、
3.頻繁に通院することも難しい!
からです。


次回のブログは5/24(月曜日)になります。
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インプラント症例:46回目

5/17(月曜日)です。
このインプラント症例ブログは毎週 月曜日木曜日にアップしています。
今日も『46回目のインプラント症例』になります。

本日ご紹介する症例のテーマは、
『患者様に合わせた治療計画!』です。

インプラント治療を行う場合、さまざまなことを考慮して治療計画を立てます。
第一に口腔内の状態です。(当たり前ですが…)
 骨吸収の状態や、
 歯周病の状態、
 噛み合わせの状態、
 残っている歯の将来性、
等を考慮して 最も良い治療法(将来性の高い治療計画)を患者様に提示します。
その中で『残っている歯の将来性』というのは、治療計画を立てる上で重要なことになります。
例えば、以下のようなケースがあったとします。
前歯が1歯欠損している症例です。
患者様がインプラント治療をご希望される場合には
通常であれば、1本のインプラントを埋入することになります。
しかし、歯周病 や レントゲン 等の検査をしたところ
その両側(左右)の歯もダメな状態であったとします。
つまり、欠損部の両側の歯の将来性は非常に低いということです。
このような場合、現在欠損している部位に1本のインプラントを埋入すると
治療後にインプラントの両側の歯がダメになれば、
再度 歯がなくなった部位へのインプラント治療が必要になります。
つまり、先に行ったインプラントの両側の2歯にもインプラントを埋入する必要性があるのです。
結果的に3本のインプラントが必要になるのです。
このように現時点では歯はダメになっていないが、将来性が非常に低い歯があった場合、
無理して歯を残すのではなく、将来性を考えて 抜歯を選択することも一つの方法です。
つまり、上顎前歯部の1欠損のみに対しインプラント治療を行うのではなく、
その両側の歯を抜歯し、3歯欠損として 治療計画を立てることです。
3歯欠損であれば、2本のインプラントを埋入してブリッジとします。
こうすれば、2本のインプラントですむわけです。
治療費、再治療の大変さ
ということから考えれば、先を見据えて抜歯する方法も有効なことです。
歯がダメになるたびにインプラントを埋入するのであれば、
毎回、毎回 大変な思いをするだけでなく、治療費も大変になります。

私自身の基本的な考えとして、その場限りの治療計画を立てるのではなく、
『将来性を考えた治療計画』が重要と思っています。
そのため、患者様には今後起こることをふまえた治療計画を提示させていただいています。

しかし、当然のことながら 患者様のご希望が優先されることもあります。
本日ご紹介する症例は、そのようなケースです。

前置きが長くなってしまいましたが、以下が初診時です。
スライド01

まずこの患者様の大きなポイントとして
下顎の左右奥歯が欠損しています。
上顎の前歯も欠損しています。
欠損部位はそのままになっており、義歯(入れ歯)も使用していません。
当然これでは噛むこともできませんし、審美的にも問題があります。
また、残っている上顎の前歯はグラグラです。
指で触ってもすぐ取れそうなくらいです。
スライド02

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨がかなり吸収しているのが分かるかと思います。
スライド03

この後での治療計画で必要な上顎洞についても記載しておきましょう。
以下のレントゲンの緑線は上顎洞という空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド04

こうした 上顎洞 骨吸収の状態を先にご理解していただくと
この後の話しが分かりやすくなります。
スライド05

歯周病検査 等から以下の4歯は確実に抜歯するしか方法はありませんでした。
スライド06

それでは、他の歯はどうなのでしょうか?
将来的には大丈夫なのでしょうか?
そうではありません。
以下のレントゲン写真の黄色丸の部分は将来性が低い歯です。
スライド07

それでは黄色丸の歯は本当に抜歯しか方法はないのでしょうか?
残すことはできないのでしょうか?
スライド08

将来性がないからといって先程の黄色丸の歯を抜歯すると ほとんどの歯が抜歯の対象になってしまいます。
スライド09

本日の始めに解説したようにダメな歯は先に抜歯して治療計画を立てた方が
将来性が高い治療にはなります。
しかし、患者様のご希望、治療費の問題…等を考えての治療計画ということも重要です。
最終的な治療計画というのは決まっているものではありません。
さまざまなことを考慮して決定されるのです。
どの治療方法が一番ということではありません。
今回の症例においても
現在の問題点(骨吸収の程度、歯周病の進行程度、噛み合わせの問題…)を患者様にご説明し、
将来的にどのようなことが起こるのか?
等を患者様にご説明したところ
患者様のご希望は以下のようなことでした。
1.上顎の前歯部のグラグラしている歯は、噛むこともできないので抜歯を希望
2.抜歯後は、入れ歯は避けたい
3.上顎の前歯部は、インプラント治療を希望
4.ただし、骨移植を伴うような大変な治療は避けたい
5.可能なかぎり簡単な方法でインプラント治療を行いたい
6.その他の状態の悪い歯は 厳しいとは思うが、可能なかぎり残したい
7.下顎の奥歯についてはインプラント治療を行いたい気持ちはあるが、費用的に無理
8.まずは上顎の前歯部を優先させて治療を行いたい
ということでした。
現時点での骨吸収の状態 や 噛み合わせ 等を考えると
患者様のご希望を全て取り入れることは難しい状態でした。
スライド10

患者様のご希望(治療費、抜歯部位の希望…等)、
骨吸収の状態、
将来性
を考慮した結果、最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド11

入れ歯を使用しない方法としては、最小限の範囲の治療計画です。
上顎の前歯部の欠損は8歯分です。
8欠損に対し、4本のインプラントを埋入しブリッジとします。
ただし、問題なのは骨吸収の状態です。
先にご説明したように上顎は骨吸収が非常に大きい部位です。
特に上顎右側の奥の欠損部は、非常に問題ありました。
スライド05

上顎右側の奥歯にインプラントをい埋入するためには、骨移植を行う必要性があります。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) です。
しかし、患者様は『大変な治療は避けたい!』というご希望が強かったため、骨がある程度存在する部位のみにインプラントを埋入する計画を立てたのです。
スライド12

上顎の右側はカンチレバー で対応し、
上顎の左側はソケットリフト法 で対応しました。
以下が治療後約4年の状態です。
スライド13

骨吸収をしている部位を避けてインプラントを埋入しているのが分かるかと思います。
スライド14

現在治療終了後、メインテナンス(定期検査) が4年程度行っていますが、トラブルなく経過しています。
今回の症例は100%の治療計画とは言えませんが、患者様のご希望の中で可能なかぎりの治療は達成できたと思います。
最小限の抜歯の範囲、
骨移植等の大変な治療を避けて最小限の治療、
最小限のインプラントの本数
最小限の治療費
等で治療を行っています。
患者様の治療結果の満足度は高いものです。
しかし、今後この状態を維持していくことが最も重要なことです。
幸い患者様はご協力度は高く必ずメインテナンス(定期検査) にいらしていただいています。

本日のテーマは『患者様に合わせた治療計画!』でした。
可能なかぎりご要望に合わせた治療計画を立てたいと考えています。


次回のブログは5/20(木曜日)になります。
次回もまだまだ続く『インプラント症例』です。
さまざまケースを紹介しますので、きっと あなたと同じような症例があるはずです。



今週(5/14〜16)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日行った手術をご紹介します。
GBR法(骨増大法)
PRP法
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
ソケットリフト法
等さまざまな治療法を駆使してインプラントを埋入しました。
スライド1

使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント)
アンキロス インプラント です。
麻酔は静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
インプラントモニター ですので、治療が終了しましたら再度このブログでご紹介したいと思います。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型取りを行います。

治療費
インプラントモニターですので1本168.000円(消費税込)になります。
この費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法 の費用、
PRP法
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

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さまざまなケースを見ていただくことにより、よりインプラント治療についてご理解していただきたいと思います。
そのため、症例を公開しても大丈夫という方(インプラントモニター)を募集しています。
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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

インプラント症例:26回目

3/1(月曜日)です。

いつもご覧になっていられる方は、もうお分かりと思いますが、
当院のHPが大幅にリニューアルしました。
3つのブログは、今後も変わらず書きますので是非ご覧になって下さい。

さて 今日も『インプラント症例(26回目)』になります。

最近インプラントモニター をご希望されて来院される方が非常に増えています。
本日は、1週間前に行ったインプラントモニター の方をご紹介します。

この患者様は、上顎右側の奥歯 と 下顎の左側の奥歯 が欠損している方です。
初診時に 上下顎の奥歯が欠損していたため、奥歯では噛めない状態でした。

今回の症例では今までのブログでは書かなかった観点から 症例を解説していきます。

歯は、上下顎があってこそ、その位置が安定してるのです。
もし、噛み合う歯が欠損している場合 歯は移動します。
例えば、下顎の奥歯が欠損していたとします。
そうすると 噛み合う上顎の歯が下に落ちてきます。
逆に上顎の奥歯が欠損していると
下顎の歯が上方に飛び出てくるのです。
歯は、上下顎で支えられているため、どちらかの歯が欠損すると
欠損している方向に歯は移動してしまうのです。

今回の症例でもそのようなことが起こっていました。

以下は初診時のレントゲン写真です。
スライド01

この初診時のレントゲンから上顎右側の奥歯 と 下顎の左側の奥歯 が欠損しているのが分かるかと思います。
下顎の奥歯は、噛み合う歯がないめ 挺出(上方に動いた)しています。
挺出状態を分かりやすくするためにであらわしてみましょう!
スライド02

下顎右側の奥歯の噛み合わせが斜めになっています。
本来の正常な噛み合わせは以下のようになるのです。
スライド03

下顎の奥歯が挺出(上方に飛び出した、移動した)したのです。
スライド04


正常な噛み合わせはどのような状態であるのかを 以下(前回のブログの症例)で見てみましょう!
完全に良い噛み合わせではありませんが、大きな問題がない噛み合わせです。
スライド05


以下のレントゲンは、今回の噛み合わせに問題がある症例 と 正常に近い噛み合わせ を比較したものです。
スライド06

このような場合、挺出した歯の対処には いくつかの方法があります。
矯正治療により、噛み合わせの改善を行うこともあります。
しかし、今回は、最終的に挺出した歯を削除(被せ物を再製)して対応することにしました。
スライド07

具体的には、赤色の部分を削除するのです。
そして、上顎右側の奥歯 と 下顎左側の奥歯 にはインプラントを埋入する治療計画を立てました。
しかし、上顎右側奥歯にはさらなる問題もあったのです。
骨の吸収があったのです。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために 骨吸収の状態を線で書いたのが以下になります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨が吸収してしまったのが分かるかと思います。
緑線は上顎洞です。
上顎洞(緑線の上方)は空洞です。
骨ではなく、穴が開いているのです。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド08

以下のレントゲンは、骨吸収の状態と上顎洞をさらに分かりやすくあらわしたものです。
スライド09

緑色の部分が上顎洞です。
赤色が骨吸収の部分です。
緑色の部分は空洞ですので、骨が存在するのは、
赤色との間だけになります。
奥歯の部分では骨吸収が大きいため、骨の高さがほとんどないのが分かるかと思います。
この骨吸収がある部分にインプラントを埋入するためにソケットリフト法 を応用した治療計画を立てました。
スライド11

一番奥の部分には、インプラントを埋入しない治療方法です。
こうした治療方法をカンチレバー と言います。
一番奥にインプラントを埋入しなかった理由の一つとして、
奥歯は、下顎の天然歯の挺出により、上下顎に隙間が非常に少ない状態であり
インプラントを埋入しても インプラントの土台がきちんとできる隙間(スペース)が少なくなる可能性が高いことがあったためです。
以下のレントゲンは、インプラント埋入シュミレーション と 下顎の噛み合わせの状態 を合わせた図です。
スライド12

下顎をそのままの状態でインプラントを埋入すると どうしても一番奥の部分がぶつかってしまうのが分かるかと思います。
以下のレントゲンは、1週間前にインプラントを埋入した状態です。
スライド13

まだ、昨日抜糸をしたところですので、この経過は後日ご紹介します。
下顎左側 と 上顎右側の一番奥は、ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
上顎右側の手前2本は、アンキロス インプラント です。
ストローマンインプラント(ITIインプラント) は、奥歯やソケットリフト法 を応用した場合に非常に適したインプラントです。

麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) で行いました。
現在、この麻酔方法は期間限定で無料となっておりますので、ご希望の方はご利用下さい。

インプラントモニター もかなり増えてきたため、まとまり次第ブログで紹介します。

次回のブログは3/4(木曜日)になります。
次回も『インプラント症例報告』です。



今週(2/26〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日のインプラントは、非常に大変なケースでした。
今年一番の難症例でした。
埋入したインプラントは、上顎に2本、下顎に4本です。
このどれもが非常に難症例でした。
下顎の2本は、骨幅が2ミリ程度しか存在しない状態でしたし、
残りの2本は、抜歯即時インプラント を行いました。
まあ大変でした。
OAM(大口式)インプラントシステム スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) GBR法(骨増大法) PRP法 を併用してなんとかインプラントを埋入することができました。
上顎も同様に大変でした。
麻酔は、静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) でした。
この患者様もインプラントモニター ですので、また後日経過を紹介します。
ちなみに初診のレントゲン写真は以下になります。
スライド1


昨日は、先生が1人休みでしたので、麻酔科の先生を含め3人で診療をしていましたが、本当に忙しく ヘトヘトな1日でした。
今日は休みですが、これからいろいろと仕事がいっぱいあります…が ブログを書いたらちょっと休みたいです!

治療費
インプラントが1本168.000万円(税込)です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のOAM(大口式)インプラントシステム スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法) GBR法(骨増大法) PRP法 静脈内鎮静法 の費用も全て含まれています。


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これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。
Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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     sugiyama-d.sakura.ne.jp
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