最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

サイナスリフト法

今週もインプラント手術報告になります

10/5(月曜日)です。
今日も『インプラント症例報告』になります。

このところ 9月の連休も終わったこともあり、インプラント手術が急激に増えています。
昨日も診療開始から終了まで、1日中 ほとんど手術ばかりしていました。
また、難症例が多かったので結構大変な週末でした。

本日は、今週末 行ったインプラント手術の中で、特に難しかった上顎の奥歯について解説します。

このブログでもインプラント手術報告は、良く書きますが、その多くは、上顎の奥歯です。

この理由として、上顎の奥歯は、骨の吸収が大きい部位であり、
インプラントを埋込むための骨量(骨の高さ)が少なくなっていることが多いのです。

この内容も良く書く内容です。

骨が吸収すると インプラント治療が難しくなったり、
場合によっては、できないこともあります。

さまざまな歯科医院のホームページ等で
『骨が少ない場合には、骨の増大を行えば、インプラント治療は可能です』
と書いてありますが、骨の吸収量にもよりますが、こうした治療法は大変なことがあります。
大変というのは、治療時間がかかったり、治療後の腫れ や 痛み を伴う可能性が高くなるということです。

特に骨吸収が大きい場合には、治療は非常に大変になります。
吸収状態によってが、『骨移植手術』ということも必要になることもあります。

具体的には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法です。

通常 上顎の奥歯にインプラントを埋込む場合、理想的な骨の高さは、10ミリ以上 必要です。
10ミリ以上の骨の高さが残っていないと 良い状態とは言えません。

しかし、多くの場合、
歯周病 を放置していたり、
歯根破折を放置していたり、
歯がないまま にしておいたり
等により、歯を支えている骨は、どんどんと 吸収してしまいます。

その結果、上顎の奥歯にインプラントを行おうと思っても
骨の高さが、5ミリとか 3ミリとか 場合によって 1ミリ程度しか存在しないことがあります。
このような場合には、骨を増大(再生)させる治療法が必要になってきます。

しかし、同じ骨吸収があっても
多少骨吸収があるのか?
かなり骨吸収があるのか?
では、治療の難易度はまったく違ってきます。

例えば、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ程度であった場合には、ソケットリフト法 という治療法を行えば、長さが10ミリ程度のインプラントを埋込むことが可能になります。
ソケットリフト法 は、治療の難易度はさほど高くなく、治療後の腫れ等も大きく起ることが少ない治療法です。

しかし、上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ以下であった場合には、
治療は非常に難しくなります。
先にも記載しましたようにサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法を行う必要性があります。

この治療法は、骨の移植を伴うことになり、治療後の腫れ 等も大きく起りやすいのです。
当医院でも こうしたサイナスリフト法(上顎洞底挙上術) は、行いますが、できるかぎり避けていきたい治療法です。


さて話は、今週のインプラントの症例になります。
今週末も 上記のような 上顎の奥歯に骨吸収が認められる症例が多くありました。
その中の一症例をご紹介します。

患者様は、重度の歯周病です。
働き盛りの忙しい男性です。
歯周病であることは だいぶ以前より分かっていましたが、
忙しく なかなか歯科医院に通院できなかった方でした。
そのうち歯がグラグラとしてきて、1本、2本…とどんどんと歯を失う結果となっていきました。

そして、上顎は 前歯の4本を残して 全ての歯を失ってしまいました。
義歯も作製しましたが、違和感が強く、どうしても使用できなかったため、
インプラント治療を希望され来院されました。

診査の結果、上顎の奥歯は、骨吸収が非常に進行していました。
その理由は、歯周病 の状態を長く放置していたからです。

歯周病を放置すると 歯を支えている骨は どんどんと吸収してしまいます。
骨が吸収してしまうと 抜歯となった後に 治療が困難になってしまいます。

インプラント治療が困難になり、
吸収状態によっては インプラント治療ができなかったり、
また、欠損部位に義歯(入れ歯)を作製しようと思っても、骨が吸収した状態では、入れ歯も合いにくくなってしまいます。
入れ歯(義歯)は、顎の土手(歯肉の高まり)の上にあるものです。
顎の土手が高ければ、その高まりに入れ歯は、フィット(安定)します。
しかし、骨吸収が起った顎であった場合、顎の高まりは なくなり 平になってしまいます。
顎が平になってしまった状態では、その上に義歯(入れ歯)を作製しても 動いてしまいます。

歯周病を放置した方は、インプラントにせよ 義歯にせよ 非常に困難な状態になってしまうのです。

現在歯周病である方は、できるかぎり早急に治療を行うことが大切ですし、
もし、歯周病が完全に治らない状況であれば早期に抜歯しないと 骨の吸収がさらに進行してしまいます。

また、骨の吸収は、周囲の歯にも感染しますので、歯周病の歯が1本でもあると
その歯の周囲の歯から感染が始まり、最終的には、全ての歯に歯周病細菌の感染が拡大します。

話しは、非常に長くなってしまいましたので、昨日の症例に戻ります。
インプラント治療を行った奥歯は、
ソケットリフト法
GBR法(骨増大法)
を行い、なんとかインプラントを埋込むことができました。

使用したインプラントは、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)が3本です。

麻酔は、静脈内鎮静法 で行いました。
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。
一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。



次回のブログは10/8(木曜日)になります。



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どのような状態が難症例か?:その54

3/3(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『どのような状態が難症例か?:その5:歯周病による難症例とは?』になります。


歯周病が存在する方はインプラントの難症例です。

インプラントは絶対に虫歯にはなりません。
しかし、歯周病のような状態になります。
インプラントが歯周病のような状態になったことを インプラント周囲炎と言います。

インプラント治療後に歯ブラシが不十分になると汚れは歯肉とインプラントの境目から内部に侵入していきます。
この汚れは歯周病細菌と同様の細菌です。
インプラント周囲炎になると初期の段階では歯肉が腫れて行きます。
その後インプラントを支えている歯槽骨が吸収してしまいます。
最終的にはインプラントはダメになり、撤去することになります。
人工物であるインプラントには神経が通っていません。
そのため初期の段階では多くの場合、自覚症状がありません。
そのため、かなり状態が進行しなければ気付かないのが特徴です。

インプラント治療前には必ず歯周病の検査を行うことが必要です。
もし、歯周病と診断された場合には、インプラント治療前に徹底した歯周病治療が必要になります。
歯周病の状態のままインプラントを行うとインプラントがダメになるリスクが高くなります。

また、歯周病は再発率が高い疾患です。
治療後に徹底した歯ブラシができないと歯周病が再発してしまいます。
歯周病が再発するとインプラントにも歯周病細菌が感染しますので、
徹底した管理が必要になります。
当医院では、インプラント治療を希望される方で、歯周病であった場合、
歯周病治療を希望されない場合には、インプラントは行いません。
また、あまりにも歯ブラシができない方はインプラントをお勧めしません。

しかし、現在歯周病であったとしても、インプラント治療前に徹底して歯周病治療を行い、治せば、大丈夫です。

ただし、その後の メインテナンスがきちんとできないと再発する可能性がありますので注意が必要です。

歯周病のある方は難症例と言ってもいいでしょう。


次回のブログは3/3(月 木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『どのような状態が難症例か?:その6:全身疾患による難症例とは?』です。


今週(2/29〜3/2)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


上顎の前歯部は、インプラント治療にとって 最も難しいケースです。
その理由はいくつかあります。

まず、審美性です。

インプラントを行う場合、当然ですが、歯がない部位に行います。

歯がダメになるということは、それなりの理由があります。

歯周病であったり、
歯根破折
等です。

こうした状態を長期間放置すると、
歯を支えている骨が吸収してしまいます。
骨が吸収すると歯肉が退縮します。

これが大きな問題なのです。

歯肉が退縮してしまった状態で、インプラントを行うと
完成したセラミック等の被せ物の被せ物は、
歯が長くなったり(長く見えたり)します。

この詳細は以下を参考にして下さい。
   ・ 歯と歯の間に隙間ができる原因 !歯が長く見える原因!

インプラントを希望される方の多くは、骨の吸収が起っていることが多く、
前歯部においては難症例になります。

今回治療したケースでも骨の吸収がかなり起っていたため、難しいケースでした。

それでは、今回紹介するケースの詳細を説明します。

骨の幅は約3ミリでした。
通常、最適な骨の幅は、6ミリは必要です。
今回は3ミリですので、かなり骨幅が少ないことがわかります。

また、骨吸収により、骨の高さも2ミリ退縮していました。

幅が半分、高さも2ミリ吸収ですから、かなりの難症例です。

こうした場合には、骨の増大治療( 『GBR法』)が必要になります。

この 『GBR法』には、
あらかじめ、骨を増大(増やす)させてから、インプラントを埋入する方法( ステージド・アプローチ
インプラント埋入と同時に骨を増大する方法( サイマルテイニアス・アプローチがあります。

簡単に言えば、
ステージド・アプローチは2回の手術(骨増大とインプラント埋入)が必要であり、
サイマルテイニアス・アプローチは1回(インプラント埋入と同時の骨増大)の手術で、治療を行うことになります。

もちろん、治療を受ける患者様にとっては、手術回数の少ない、1回の手術が良いということになりますが、全てのケースで、同時(サイマルテイニアス・アプローチ)が適応されるわけではありません。

しかし、私自身は、できるかぎり、少ない手術回数で治療を行うことは非常に大切なことと考えています。

今回は、 インプラント同時GBR法(サイマルテイニアス・アプローチ)にて手術を行いました。

また、通常は“ ドリル ”で骨にインプラントを埋入するための“ 穴 ”をあけるのですが、今回は、“ ドリル ”をほとんど使用しない、
『スプリッティング法』を行いました。

“ ドリル ”で骨を削除しないため、少ない骨を温存できる利点があります。

今回のような骨幅が少ないケースでは、できるかぎり骨を削らないことが大切です。

さて、 『スプリッティング法』にて少しずつ、骨幅を拡大させ、
元々3ミリ程度であった骨幅は、6ミリ近くまで拡大されました。

この時点で、骨の増大をさほどしなくても大丈夫な状態にまでできました。

この点が大切なのです!

そして、さらに骨の幅を増大させるために、 『GBR法』も行いました。

『骨幅が6ミリあれば、十分なのでは?』

と思われるかもしれません。

しかし、実際には6ミリでは骨幅は十分ではないのです。

その理由として、インプラント手術後には骨が多少は吸収してしまうのです。

インプラント手術を行う際には、最適な(目標の)骨幅の20〜30%増で骨幅の増大を行うことが大切です。

この点も大切なことです!

今回は、 『GBR法』を行う際に、 人工骨(β―TCP)を使用しました。

人工骨の利点はいっぱいあります。

今回はブログですので、ポイントのみ簡単に説明します。

まず、 人工骨ですので、 自家骨のようにご自身の骨を削って採取する必要がありません。

つぎに、 人工骨は、吸収しにくいという利点があります。

ご自身の骨( 自家骨)のみを移植するとかなりの割合で吸収し、なくなってしまいます。

先程『20〜30%増で、骨幅を増やす』
と書きましたが、 自家骨では、かなりの割合で吸収してしまうため、効果が半減してしまいます。

その点、 人工骨(β―TCP)は吸収スピードが少ないため、使用しやすい材料です。

今日はだいぶ話しが長くなってしまいましたので、これで終わりにしたいと思います。

こうした、話はさまざまなテーマをホームページ上からみつける場合には、
ホームページの右上にあるサイト内検索のバー部分に
知りたい文字や文章を入力(書いて)すれば、簡単に検索できます。
このブログはちょっと難しい内容がありますので、調べたことがありましたら、どうぞご利用下さい。



手術時間は、GBR法も行いましたので、約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に仮歯の作製
3. その後、型を取り、
型取りの後、 約20日で完成した被せ物を装着し、完了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)、
最終的な被せ物は、
ハイブリッドセラミックで105.000円(税込)
の合計315.000円(税込)です。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法の費用も全て含まれています。



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インプラントの難症例:どのような状態が難症例か?:その44

2/28(木曜日)です。

今日も前回の続きで、噛み合わせによる難症例


噛み合わせによる難症例として、
『歯ぎしり』
『くいしばり』
があります。

歯ぎしりくいしばり は、インプラントにも天然歯にも影響があります。

しかし、インプラントの方が歯ぎしりによる問題は大きいのです。
その理由として、インプラントには『歯根膜』が存在しません。

歯根膜?

『歯根膜』とは歯の根の周囲にある薄い膜状のもので、歯と骨をつなぐ『じん帯』のような役割をしています。

また、『歯根膜』の中には咬む力を感知する知覚神経が存在します。
『歯根膜』には一定の幅があり、物を咬むとこの幅の分だけ歯は動きます。

つまり『歯根膜』『クッション』のような役割をしています。
この『クッション』が噛む力をコントロールするのに非常に大切なのです。

しかし、インプラントにはこの『クッション(歯根膜)』は存在しません。

骨と『クッションがないインプラント』がダイレクトに骨と接触しているため、咬むカによって動くことは ほとんどありません。

そのため噛合わせに問題がある場合には無理な力がインプラントに直接加わり 影響を及ぼします。

『歯ぎしり』『くいしばり』がある方はこうした力をさらに受けやすいのです。

こうした傾向が強い方にはインプラントをお勧めしないこともあります。
(歯軋りを強くしている方は歯を見ると削れている部分が認められます。また歯軋りで天然歯がダメになった場合にはインプラントを行っても同様にダメになる可能性があります)

『歯ぎしり』『くいしばり』による『力』はものすごいものです。

私は『歯ぎしり』『くいしばり』をしていない!
と思われるかもしれませんが、
その頻度や強さに違いはありますが、
ほとんどの方がしています。
『ギリギリ』と音として聞こえる方もいれば、
まったく音がしない方もいらっしゃいます。

『歯ぎしり』『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。

硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。

毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れた痕(あと)があります。

『歯ぎしり』『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

そんなに削れるのか?
と思われるかもしれません。
しかし、実際には結構 歯は削れるのです。

『歯ぎしり』『くいしばり』がある方はインプラントの難症例です。


次回のブログは3/3(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、難症例その3:歯周病による難症例とは?です。


今週(2/26〜27)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今回紹介する患者様は高齢で、上下顎ともに歯が1本もありません。

いわゆる、『総入れ歯』です。

しかし、義歯の安定が悪いため、食事中には義歯が落ちてきます。
どうにかならないかと当医院を受診されました。

歯が1本もない場合、片顎で、6〜8本程度のインプラントを埋入すれば、
ブリッジにすることが可能です。

ブリッジは固定式のため、ともとも歯があった状態のように回復が可能です。

実際のインプラントによるブリッジの症例は、下記のレントゲン写真を参考にして下さい。
buri2








しかし、こうしたインプラント・ブリッジによる治療は、インプラントの埋入本数が多くなり、治療費が高くなってしまいます。

そこで、治療費を抑える方法として歯が全てない場合、できる限り少ないインプラントの埋入で治療を行う方法もあります。

まず、2本のインプラントを埋込みます。
そして、インプラントと義歯をつなぐアタッチメントという金具を装着します。
これにより義歯とインプラントは強固に固定されますので、義歯が落ちてくるということはありません。

この治療法をアタッチメント義歯と言います。

下の写真は下顎にアタッチメント義歯を行ったものです。
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さて、話を今回の症例に戻します。

今回は上顎にインプラントの埋入を行いましたが、下顎にはすでにアタッチメント義歯が終了しているのです。

下顎の義歯の方が食事中に動きやすく、取れやすかったので、
まずは、下顎にインプラント治療を行いたいとの希望がありました。

そして、下顎をアタッチメント義歯にした結果、非常に快適であったため、顎も行いたいという希望があり、今回のインプラント手術となりました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)   SLAタイプ
直径4.1ミリ、長さ10ミリが2本でした。

埋入方法は、 『スプリッティング法』でした。
この方法は、ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながらインプラントを埋入するこの方法は骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ない治療法です。

もちろん手術直後から義歯は使用できます。
(多少の制限はありますが…)

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後にアタッチメントを取り付ければ終了です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本、
アタッチメントが1個52.500円(税込)×2個分、
ですので、合計525.000円(税込)になります。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法の費用も全て含まれています。



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インプラントの難症例:どのような状態が難症例か?:その34

2/25(月曜日)です。

昨日 私は、都内で『インプラントのセミナー』に参加してきました。
テーマは『インプラントの最新外科』です。
300名ぐらいの歯科医師が参加していたでしょうか?
会場は満員でした。
とくに目新しい内容ではありませんでしたが、時々こうしたことに参加するのは気分もリフレッシュされて良いですね。
他の3名の先生は、留守番で診療でしたが…

さて、今日も前回の続きで、骨の吸収を起こす“3つの理由”その3になります。


3 歯がないまま(欠損のまま)にした結果、骨が吸収してしまった!

  不適切な義歯の使用や 歯が抜けたままにしていると 顎の骨は吸収してきます
  骨は機能圧(噛むカ)が加えられることによりその高さや幅は維持されます
  歯周病に問題がなく 歯がきちんとあれば 顎骨の吸収はほとんどありません。
  しかし、抜歯を行うと 個人差はありますが、必ず顎骨は吸収していきます。
  特に、上顎の奥歯においては、骨が吸収するとインプラントが非常に困難
  になります。
  この理由として、上顎の奥歯の上方には『上顎洞』という空洞が存在しま
  す。
  上顎洞とは、
  上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞になっている部分のことです。
  この空洞は頬骨の奥に存在し、鼻腔へとつながっていて、鼻柱骨により左
  右に分かれています。
  多くの場合、歯が存在するとこの上顎洞と上顎の骨の距離は一定の幅があ
  りますが、歯周病や欠損状態が長く、骨が吸収してしまうと上顎と上顎洞
  との距離が薄くなってしまいます。
  その結果インプラントを行えないことがあります。

  欠損状態を放置すると難症例になります。


次回のブログは2/28(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、難症例その2:噛み合わせによる難症例とは?です。


今週(2/22〜24)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今回のケースは、口腔内全体を治療した症例です。
今日は、インプラントの話というより 治療開始から現在までの治療の進め方について解説したいと思います。

これも患者様にとって非常に興味があることだと思います。

『どのように治療は進めるのか?』ということです。

今回の患者様は、初診時に 口腔内には全て、セラミックの被せ物がされていました。

そのほとんどが虫歯になっており、インプラントもされていましたが、全てのインプラントが摘出しなければならないような状態でした。

つまり、今まで行ってきた、全ての治療がやり直しなのです。

患者様にとっては大変なことです。

しかし、患者様はそうした状況はすでに ご理解されていたようで、初診時には、『全ての被せ物をやり直してきちんとしたい!』という希望をお持ちでした。

このようなケースでは、全ての被せ物を一度 取り外すことから始めなければなりません。

まず、セラミックを取り外すに型を取ります。

そして、歯科技工士により、口腔内全体の仮歯を作製します。
つまり、セラミックを取り外すすでに仮歯は出来上がっているのです。

ちなみに仮歯といっても、審美的に問題になることはまったくありません。

そして、上顎、下顎と2回に分けて虫歯になっている古いセラミックを除去し、仮歯に置き換えます。

セラミックを除去した当日に仮歯が入りますので、審美的にも、食生活にも問題が生じることはありません。

きちんとした仮歯が作製されると 治療は スムーズに行えます。

歯周病の治療 や インプラント治療の際には、仮歯を一度取り外した方が断然治療が行いやすいのです。

そして、欠損部位にはインプラントを5本埋入することになりました。

今回のインプラント手術は そのうちの1本のみの埋入でした。

通常、多数のインプラント埋入の予定がある場合、
一度に埋入してしまうことが多いのです。
この理由として、何度もインプラント埋入を行うのは、患者様にも大変なことであるためです。

ここで、例えとして、
上下左右の奥歯にインプラント埋入の必要性が合った場合、以下のような進め方があります。
1 上下顎左右ともに1回で全て埋入する
2 上顎、下顎の2回に分けて埋入する
3 上顎右側、上顎左側、下顎右側、下顎左側 の4回に分けて埋入する
です。


どの方法が良くて どの方法が悪いということではありません。

患者様 個人個人により違います。

通院回数を少なくしたい希望があれば、1回で行った方が良いでしょう。

一度に行うのが不安であれば、最初は1本のみにし、治療の結果、不安が無くなれば、次回から2本にしたり、残りを全て行うという方法もあります。

また、埋入本数が多いと腫れる可能性が高くなるため、何回にも分けることもあります。

埋入方法は それぞれです。

今回は、『仕事上、腫れると困る』というご希望がありましたので、5本埋入予定のインプラントは、3回に分けて埋入することになりました。

今回は、その3回目の埋入(1本のみ)の日だったのです。

骨の状態はすごく悪い分けではありませんでしたが、骨の吸収が起っていたため、インプラントの埋入と同時に骨の増大法を行いました。
『GBR法』です。

使用したインプラントは、
ストローマン・インプラント   ( I.T.Iインプラント)

SLAタイプ  直径4.1mm 長さ10mmが1本でした。

麻酔方法は虫歯の治療で行うような普通の歯科麻酔です。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

ちなみに、型は上顎、下顎に分けて一度に全て同時に行います。

多数の型を取る場合、何回にも分けて行うことより、一度に行ったしまうことが多いです。

この方が、色や形態、噛み合わせを 合わせるのが“ 楽 ”だからです。
もちろん、患者様にとっても何回も型を取るのは大変ということもあります。

今回は、インプラントと骨が結合した後、全ての型を一度で取る予定です。





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かなり簡単な話ですが…
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インプラントの難症例:どのような状態が難症例か?:その24

2/21(木曜日)です。
今日も前回の続きで、骨の吸収を起こす“3つの理由” その2になります。

その2 歯根破折により骨が吸収してしまった!
  歯の根が割れてしまうことはよくあります。
  この原因の多くは 神経がない歯で起こります。
  神経のない歯はもろく通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
  こうした状態を 患者さんに説明する時に " 木 " に例えてお話しすること
  があります。
  生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはあり
  ませんが、枯れた木は折れる可能性があります。
  神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
  神経のない歯は血液供給がなくなるため、脆くなってしまうのです。

  歯の根が破折してしまった場合、折れている場所にもよりますが、
  ほとんどの場合 >抜歯となります。
  ここで問題なのが、折れてしまった歯が何とかならないものだろうかと考
  え、抜歯をためらい、時間が経過してしまうことです。
  破折したままの状態でいると破折した部分から感染が起こり、
  周囲骨の吸収が起こります。
  骨の吸収が大きく起こるとその後にインプラントを埋入する場合に非常に
  不利な状態になります。
  もし、歯根破折と診断された場合には早期に対処(抜歯となることが多い)
  する必要性があります。
  骨の吸収がほとんどない場合には抜歯と同時にインプラントが埋入
  ( 抜歯即時インプラントを参照)できますし、
  骨の吸収が軽度から中程度であれば抜歯と同時にインプラントを埋入し、
  さらにGBR法( 『GBR法』を参照)を行うことになります。
  しかし、長期間破折を放置しておくと吸収は大きくなり、インプラントを
  行うのに条件が悪くなります。
  歯根破折をそのままにしておくと難症例になります。



次回のブログは2/25(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『骨吸収を起こす3つの理由:その3』です。


今週(2/19〜20)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中からサイナスリフト法後にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今回のケースは、初診時に 上顎の左右ともに奥歯が4歯欠損していたため、インプラントによる治療を希望されて来院された患者様です。

診査の結果、上顎の奥歯は、高度に骨吸収を起こしており、場所によっては、約1ミリ高さしか存在しない状態でした。

通常、インプラントを適切に埋入するためには最低でも6〜8ミリ程度の骨の高さがないと行えません。

今回は、場所により 骨の高さが 1ミリですので、そのままインプラントを埋入するにはまったく無理な状態でした。

このように、1ミリ程度の骨の高さしか存在しない場合、インプラントを埋入するためには、 サイナスリフト法を行うしか方法はありません。

サイナスリフト法とは、骨の移植を行い、骨の高さの増大を行う治療方法です。

『なんだ、骨の移植を行えば、できるのか!』

と 思われるかもしれませんが、
この治療法は時間がかかり、
治療後の腫れも わりと強く起る治療法です。

治療期間は、 サイナスリフト法を行い、骨ができるまで、個人差はありますが、6〜12ヶ月です。

骨が再生後にインプラントの埋入になります。

そして、インプラントを埋入し、骨と結合するまでさらに6ヶ月程度はかかります。

つまり、治療期間は合計で、12〜18ヶ月程度はかかることになります。
場合によっては、もっとかかることもあります。

また、 サイナスリフト手術直後には、腫れが伴います。

この腫れは インプラント治療の中でも最も高頻度で起ります。
また、腫れの程度は、3〜10日間程度起ることがあります。
場合によりさらに続くこともあります。

私の経験上、 サイナスリフト法後に ほとんど腫れないという方も 今までにはいらっしゃいましたが、
基本的に 腫れると思っていただいた方が良いでしょう。

しかし、今回のように 骨の高さが1ミリしか存在しない場合には、 サイナスリフト法を行うしかありません。

サイナスリフト法の詳細については下記を参考にして下さい。
  ・ サイナスリフト法

話は戻ります。

今回の症例は、約7ヶ月前に サイナスリフト法を上顎の左右に行いました。

今回は、その片側のみにインプラントの埋入を行ったのです。

埋入したインプラントは、1本のみです。
2本は、 サイナスリフト法と同時に埋入を行ってあります。

それでは、 サイナスリフト法のみを行う治療と
サイナスリフト法同時にインプラントを埋入する方法の違いですが、
骨の高さは少ないが、3ミリ程度あり、インプラントを埋入する時にインプラントが安定できる状態であれば、同時に行います。

しかし、インプラントの安定が得られないようであれば、
無理せず、 サイナスリフト法のみを行い、
骨がきちんとできて(再生して)からインプラントの埋入を行った方が安全です。

今回の症例は、場所によっては、3ミリ程度の骨の高さがあったので、その部分には サイナスリフト法同時にインプラントの埋入が行えたのですが、
1ミリしか骨の高さがない場所は、前回 骨の再生治療のみ行ったのです。

そして、7ヶ月経過し、骨が再生したため、今回のインプラント埋入となりました。

使用したインプラントは、
ストローマン・インプラント   ( I.T.Iインプラント)

SLAタイプ  直径4.1mm 長さ10mmが1本でした。

麻酔方法は虫歯の治療で行うような普通の歯科麻酔です。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約6ヶ月後に型を取り( サイナスリフト法後なので通常より時間がかかります)、
3. 型取りの後、 約20日で完成した被せ物を装着し、完了です。


今回のように骨の吸収が著しい場合には、治療期間がかかり、大変なのです。

骨が吸収しないようにすることが大切です。

骨が吸収する3つの理由については、現在シリーズで書いていることですので、次回のブログもご覧になって下さい。


いつもはこれで終了ですが、今回は確定申告時期ですので、お役立ち情報を書きたいと思います。

        医療費の確定申告

歯科で行ったインプラント治療等の自費診療確定申告の対象になります。
是非 確定申告して下さい。

医科、歯科で支払った医療費が一定の金額以上の場合は控除の対象になります。
1年間(1月1日から12月31日)に医科、歯科の治療費(保険、自費診療とも含まれる)として支払った金額の合計が10万円以上の場合は控除の対象になります。(ただし上限は200万円までです)
具体的な控除額は(支払った医療費―保険等で補填された額)
―10万円もしくは所得金額の5%(いずれか低い金額)です。
確定申告時に源泉徴収票と一緒に医療費の領収書を税務署に提出します。

* 領収書の再発行はできませんので領収書は大切に保管して下さい。
* 通院にかかった交通費も対象になります。
 (しっかりとした交通費の内訳(車、電車、タクシー等) と 領収書 が必要です)

医療費控除:参考例

所得金額500万円(妻:所得なし、子供2人)で、1年間に支払った医療費の合計が100万円だった場合。
100万円―10万円=90万円が医療費控除になり、所得税として9万円、住民税として77,500円の合計167,500円が還付されます。

* 上記は参考例であり、年度、特別減税等は考慮していません。
  詳細は税務署にお問い合わせ下さい。



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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。



インプラントの難症例:どのような状態が難症例か?:その15

2/18(月曜日)です。
今日から新しいテーマになります。
テーマは、『インプラントの難症例:どのような状態が難症例か?』になります。


難症例その1:骨の状態による難症例とは?
インプラントを埋め込む手術自体は、顎の骨がしっかりしていれば、さほど大変な治療ではありません。

大変でないというのは、『治療時間が短かったり、腫れたりすることが少ない』ということです。

例えば、骨の幅や高さがしっかり存在する場合、インプラントを1本埋入するだけであれば、早ければ3分、長くても10分あれば十分です。
また、術後の腫れの程度には、その後の過ごし方や個人差はありますが、
9割以上の人は腫れないでしょう!

インプラント治療を始めて受けられる方は、
治療に伴う痛みや 腫れ等 不安なことがあるかと思います。
しかし、骨の状態さえ異常なければ、先程説明しましたように腫れたりする確立は非常に低いものです。

しかし、現実的には、インプラント治療を希望される患者様の多くは、骨がしっかりとしていません。
多くの方が 骨の幅や 高さに問題があるということです。

なぜこのように 骨の吸収が起ったのでしょう?
大きく分けて “3つの理由”が考えられます。

その1 歯周病により骨が吸収してしまった!
  最も多いことです。
   歯周病とは、
  歯周病細菌の感染により歯を支えている骨が吸収することです。
  歯周病を放置すると骨はどんどんと吸収してしまい、
  最終的には“歯がグラグラ”してきます。
  この段階では、骨の吸収が大きく、単純にインプラントを行うことができ
  ない可能性が高くなります。
  骨の増大治療が必要になります。
  失った骨を増大させる治療を 『GBR法』と言います。
  もちろん、骨の吸収程度にもよりますが、 歯周病で高度に骨が吸収してしま
  った状態は難症例になります。



次回のブログは2/21(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『骨吸収を起こす3つの理由:その2』です。


今週(2/15〜17)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

それでは、今週のインプラント手術の中から 『スプリットクレスト法』を行い、インプラント埋入と同時に 『GBR法』および 『ソケットリフト法』を行った1症例について解説します。

今回の症例は、上顎に 5歯の連続欠損 と 1歯の欠損があったケースです。
5歯の連続欠損には、3本のインプラントを埋入し、ブリッジとしました。

このように 多数の欠損がある場合、欠損全てにインプラントを埋入する必要性はありません。
通常は、欠損数の半分以上のインプラントの本数であれば、問題ありません。

埋入する本数が少なければ、治療費も抑えられますし、手術に対する負担も軽くなります。

それでは、5歯欠損の場合、どのようなケースでも、3本のインプラント埋入が必要なのでしょうか?

インプラントが必要な本数は、骨の状態 や 噛み合わせ等に大きく左右されます。

インプラントには さまざまな長さがあります。
当医院において主に使用している ストローマン・インプラントですと 短いもので6mm、それから2mm間隔で12mm(それ以上長いものもありますが一般的にはこの長さまでです)までの長さがあります。

インプラントの長さによってその成功率(生存率)は異なります。
例えば、骨の幅や高さがしっかりしていて、歯ブラシの状態も非常に良い、歯周病ではない、噛み合わせもしっかりしている、歯ぎしりもないとなれば 12mmの長さのインプラントが埋入されればその成功率は非常に高いものです(統計的には10年後の生存率で98%以上の報告が多くあります)。

しかし、6mm程度のインプラントしか埋入できないとすると その生存率はかなり低くなります。
単純に短いインプラントしか埋入できなければ 力学的に噛む力に耐えきれないということです。

話しは戻りますが、今回のように 5歯欠損であっても上記のような条件を満たし、骨がしっかりしていて10mm以上のインプラントが埋入できるとすれば3本のインプラントでもブリッジは十分可能です。
しかし、6mm程度のインプラントしか埋入できないような骨の状態であれば 3本でブリッジは厳しいことになります。
そのような状態であれば 5歯欠損に4本のインプラントを埋入した方が予知性(安心感)があります。

このように同じ5歯欠損であっても骨の状態等により埋入本数は変わってきます。逆に言えば、条件さえよければインプラントの本数は少なくても問題は起りません。

例えば、4歯欠損においても 骨の状態さえ良ければ、2本のインプラントを埋入してブリッジをすることも十分可能です。

話はだいぶ長くなりましたが、今回は、5歯の連続欠損に3本のインプラントと1歯欠損の合計4本のインプラント埋入を行いました。

骨の状態はかなり悪く、欠損状態(歯がなかった期間)が長かったため、骨の吸収が高度に起ってしまっていました。

歯がないと骨が吸収してしまう現象は以下をご覧下さい。
歯がないと顎の骨はどんどんと吸収していきます!

具体的には、骨幅が2ミリ程度しかありませんでした。
インプラントの直径は約4ミリですので、十分な骨幅とは言えません。

そこで、骨幅を増大させる 『スプリットクレスト法』 『GBR法』を併用しました。

また、今回は骨の幅が少ないだけでなく、高さも少なかったため、骨の高さを増大させるための、 『ソケットリフト法』も併用しました。

今回は特に骨幅が少なく、難症例でした。

しかし、どんなに骨幅が少なくとも、インプラントができないということは基本的にはありません。
骨を増大治療を行えば可能になります。
しかし、治療に伴う大変さはありますが…

今回 使用したインプラントは、
ストローマン・インプラント   ( I.T.Iインプラント)

SLAタイプ  
直径4.1mm 長さ12mmが2本、直径4.1mm 長さ10mmが1本、直径3.3mm 長さ10mmが1本でした。

麻酔方法は 『静脈内鎮静法』 です。
静脈内鎮静法は寝ている間に治療が終了するため、治療を受ける患者様にとっては楽な麻酔方法です。

この麻酔方法の欠点は手術時間が長くかかるということです。

つまり、
麻酔の準備にかかる時間と
麻酔が効くまでの時間、
麻酔がきれるまでの時間
麻酔がきれた後の待つ時間です。

実際の手術時間は、約30分程度でしたが、麻酔がきれるのを含め、帰宅されるまで、120分程度かかりました。

しかし、1回の手術で、緊張や不安もなく、行えますので、 『静脈内鎮静法』 は、患者様に非常に好評な麻酔方法です。

とくに今回のような難症例の場合、患者様、術者ともに 『静脈内鎮静法』 を行った方が楽な治療になります。

今回から 治療のスケジュール と 治療費 についても記載したいと思います。

治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. 約4ヶ月後に型を取り、
3. 型取りと噛み合わせ後、 約20日で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
今回の手術を含め、5歯欠損の治療費の合計は、
インプラントが1本21万円(税込)×3本、
最終的な被せ物は、
手前がハイブリッドセラミックで1歯105.000円(税込)×2歯分、
奥が金属製で73.500円(税込)×3歯分
ですので、合計1.060.500円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用、
今回のスプリットクレスト法、GBR法、ソケットリフト法の費用も全て含まれています。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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