最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

スケーリング

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯周病患者様におけるインプラント治療:その54

今日も昨日と同様に歯周病患者様におけるインプラント治療(その5)です。

昨日は歯周病の治療である『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』を行うにあたり、
再感染させないように一度全て行ったり、できるかぎり短期間で行うことは有効な方法であることをお話しました。
今日は『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』をさらに効果的に行う方法として
1 『局所的薬物送達療法:LDDS(Local drug delivery system)』と
2 『抗菌性グルコン酸クロルヘキシジン含嗽剤の使用』、
3 『経口的抗菌薬の投与』
について説明します。

まず今日は1.の『局所的薬物送達療法:LDDS(Local drug delivery system)』についてです。

『局所的薬物送達療法:LDDS(Local drug delivery system)』とは歯肉の内部(歯周ポケット)に抗菌作用のある薬を直接注入し、歯周ポケット内部の細菌を直接除菌するという方法です。
日本の歯科界では『塩酸ミノサイクリン』という薬が良く使用されています。
『塩酸ミノサイクリン』はテトラサイクリン系の抗生物質で、細菌の発育を抑制する作用があります。
ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、リン菌、赤痢菌、大腸菌、緑膿菌、クレブシエラなどに効力を示します。
まあ難しい言葉はいいとして、
簡単に言えば、歯周ポケット内部に薬を入れるだけの治療です。
痛みもありません。
しかし、『局所的薬物送達療法:LDDS』は歯周病ポケット内部の細菌の数を減らすことはできても、それ自体が歯根表面に付着した『歯石』そのものを取り除くことはできません。
つまり、『局所的薬物送達療法:LDDS』だけでは歯周病は治りません。

ただし、他の治療と併用すれば、炎症を消退させることができ、効果の高い治療法です。

明日は2.の『抗菌性グルコン酸クロルヘキシジン含嗽剤の使用』についてです。

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神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯周病患者様におけるインプラント治療:その35

今日は木曜日です。
普段は休診日ですが、今度の日曜日が休診のため、臨時に診療します。

さて今日も歯周病患者様におけるインプラント治療の続きです。
先日書きました、今までの『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』の欠点の話です。

歯周病は細菌感染(歯周病細菌)によって起る疾患です。
先程説明しました 汚れ(食べかす)が『歯周ポケット』内部へと侵入することです。
その治療として先程『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』を行うことを説明しました。
そして治療の進め方として1回の治療で7歯程度を行うため、
口腔内全体が歯周病の場合には治療回数は4回になります。
例えば、この合計4回の治療が1週間に1回程度の来院で、連続して行うことが可能であれば、さほど大きな問題はありませんが、
1ヶ月に1回とか数ヶ月に1回の治療頻度では問題を生じる可能性があると思われます。
つまり、『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』によって歯肉の内部がきれいになった(除菌)されたとしても、
他の部位がまだ汚れて(感染して)いれば、『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』した部位にも再度新たな感染が生じてしまう可能性があります。
つまり、いくら『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』を行っても再度感染してしまえば、効果は半減してしまうということです。


これはブラッシングがきちんとできているか どうかということにも影響します。
つまり、歯科医院で『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』をしても
歯ブラシがきちんとできていないと
再度感染してしまうからです。
よく患者様に例えとしてお話することがあります。
糖尿病の患者様が内科を受診した場合、薬を処方することがあります。
しかし、その際に食事療法や運動療法を指導しなければ、単に糖尿病の薬を処方しても
根本的な解決にはなりませんし、良くもなりません。
糖尿病となった原因があるのですから…
また食事療法にしても健康な方よりかなり厳密なことになります。
歯周病もそうです。
根本的な原因である、汚れの付着防止(ブラッシング)を行わなければ、治療(SRP)を行ってもなおりません。
特に重度の歯周病の場合、健康な方より、何倍も時間をかけ、丁寧に行う必要性があります。
それだけ、リスクが高いのですから。

また再感染(再度歯周病になる)する他の原因として 歯周病があまりにも進行してしまった歯を そのままにしておくことです。
歯周病が進行しすぎてしまった場合、『SRP』等の歯周病治療を行っても治らない(良くならない)ことがあります。
歯周病細菌を取り除けないのです。
こうした歯は『抜歯』となります。
しかし、患者様にとって『抜歯』はもちろん『嫌』なことです。
私達が患者様に歯周病の状態を説明し、どうしても歯を残すことができない場合、『抜歯』の説明をさせていただきます。
ほとんどの患者様はご理解していただけるのですが、
『抜歯』するくらいなら自然に取れるまでそのまま放置することを希望される方もいらっしゃいます。
これは非常に危険なことです。
歯を支えている周囲の骨はどんどんと吸収してしまい、周囲の歯まで及びます。
そして重度歯周病であった歯以外にも感染は及び、
問題がなかった歯までもがダメになってしまいます。
感染したのです。
このようにどうしても歯周病細菌の感染を取り除けない歯をそのままにしておくと問題はどんどんと大きくなっていきます。
また『抜歯しかない歯』をそのままにし、周囲の歯の歯周病治療(SRP)を行っても、治療直後からすぐに再感染してしまいます。
歯ブラシをまったくしない方に歯周病治療を行っているようなものです。

話は少しズレてしまいましたが、歯周病細菌は感染するということです。

明日は再感染させないための歯周病治療です。

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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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