最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

歯ぎしり

インプラントと噛み合わせ:その2

8/6(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラントと噛み合わせ:その2』になります。

前回のブログでは、歯が欠損した状態を放置すると 噛み合う歯が動いたりして、噛み合わせに問題が起ってしまうことを解説しました。

また、歯ぎしり や くいしばり の問題についても解説しました。

本日もインプラントと噛み合わせについての続きになります。

噛み合わせに問題があると インプラントの被せ物(セラミック等)が欠けることがあります。
これは、もちろん頻繁に起ることではありませんが、
インプラントのセラミックが欠けることは現実問題として考えられることです。

特に奥歯では、噛む力の負担が大きいため、割れることがあります。

まず、この理由を解説します。
インプラント天然歯は、噛み合わせに対して大きな違いがあります。

天然歯の周りには『歯根膜』と呼ばれる非常に薄い膜が存在します。

これは噛んだ時に歯を傷つけないように『クッション』のような働きをします。
つまり、歯は噛むと動くのです。

それに対して、インプラントには、歯根膜は存在しません。
そのため、歯を噛んでも動かないのです。
この 歯が動くということは 非常に大切なことです。
歯やインプラントに過度な力が加わった場合、動くことにより過剰な力を逃がす働きがあります。

もし、動かないインプラントに過剰な力が加わった場合、
その力は、そのまま被せ物(セラミック等)に加わります。

つまり、インプラントには 歯根膜がないため、噛んだ力を分散させることができず、
セラミック 等に負担がかかり、欠けてしまうのです。

もし、欠けてしまった場合の対応ですが、少し欠けたのみであれば、その部分を研磨し、丸めるのみです。

ある程度欠けてしまた場合には、修理用のセラミックがありますので、それで、修復します。

大きく欠けてしまった場合には、新しく再製します。

また、再製や修復とともに考えなければならないのが、『原因の究明』です。

例え、欠けた部分を修正しても噛み合わせ や 歯ぎしり が改善されなければ、再度欠けてしまうことが考えられます。
そのため、噛み合わせのチェックやマウスピースを必ず使用することが大切です。
マウスピースについては、前回のブログで解説した内容を参考にして下さい。

毎日の食事や 歯ぎしり や くいしばり にも対応しなければ、なりませんので、セラミック等には非常に負担がかかります。

セラミックの素材は大雑把に言いますと『お茶碗』と同じような『瀬戸物(せともの)』です。
このような素材に毎日負荷をかけていれば、割れてきたりする可能性があるのがわかるかと思います。
もちろん歯科で使用する『セラミック』は『お茶碗』とは違いますが、
割れるリスクは0%にならないのです。

また、割れたりした場合、被せ物を強い接着剤でつけていると
欠けたりした場合に 外すのが困難になってしまいます。
そのため、ネジで固定する方法 や 仮の接着剤でつける ことが有効です。
取り外すことができれば、修理も簡単に行えます。

また、インプラントの被せ物の素材を セラミック 等にせず、金属製の被せ物にする方法があります。
金属ですが、噛み合わせの長期安定からすると最も優れている材質です。

長期的にはセラミック等と 同様に若干は磨り減りますが、かけたりすることはありません。
インプラントの被せ物としては一番お勧めです。

しかし、欠点として金属製ですので見た目に問題があります。
最も奥歯であればよいかと思いますが、少し手前になると見えてしまいます。
そのため多くの患者さんは金属を避ける傾向にありますが、
医療サイドからすると安全性の高い金属がいいと思います。


今週、今回の内容のように インプラント治療後にセラミックが欠けた患者様が来院されました。
ちょうど前回と今回の話と共通する部分がありましたので、紹介させていただきます。

患者様は、数年前に 右下奥歯が4歯分欠損しており、義歯を作製しましたが、
違和感が強く、義歯(入れ歯)ではない、固定式のインプラントを希望され来院された患者様でした。

治療方針として、2本のインプラントを埋入し、4歯分のセラミックを装着する
いわゆる ブリッジ としました。

治療に際し、さまざまな問題をかかえていました。
まず一つ目は、歯が欠損してから義歯(入れ歯)を作製しましたが、違和感が強いため、
なかなか使用することができない状態でした。
そのため、欠損部の上の歯が挺出(落ちて)してしまっていました。
これは、前回のブログでお話をした内容ですね。
噛み合う歯が挺出してしまったため、下顎との隙間(スペース)がほとんど無くなっていました。
どの程度 隙間(スペース)がなくなっていたかと言いますと
もともとあった隙間(スペース)の約70%が失われた状態です。
このような場合、挺出してしまった上顎を多少、削除(削る)し、
上下顎の隙間(スペース)を確保しますが、挺出してしまった歯を削除するにも限界があります。
あまり削除できないケースもあります。
特に挺出してしまった上顎の歯が神経がある状態であった場合には、削れる限界があります。

今回のケースでも多少挺出した上顎を削除し、セラミック ブリッジを作製しましたが、
それでも通常の隙間(スペース)の半分以下しかない状態でした。
そのため、作製してできたセラミック ブリッジも高さが半分程度の物しか作製できませんでした。

また、患者様は噛み合わせが非常に強い方でした。
歯ぎしり や くいしばり が非常に強い方です。

このようなことが合わさり、今回のセラミック部分の破損につながったと考えられます。

修復を試みようと思いましたが、再度欠ける可能性が高いと判断し、
ブリッジ自体を新しく作製することにしました。
ブリッジを新しく作成する場合、当医院では保証制度がありますので、
費用はまったくかからず、無料で行えます。

さて、今回新しく作製するにあたり、同じようなことが起らないように
4歯分のブリッジのうち、一番奥の部分のみ、金属製にすることにしました。
一般的に、一番奥の歯に噛む力が加わりやすいので、割れることがあります。
今回は、そうしたことを防止するために、一番奥のみを金属製に変え方が安全であることを
患者様にご説明したところご納得していただけました。

歯科治療において、治療を行った部位が100%トラブルなく経過すれば良いのですが、
現実的には、治療部位に問題を生じることもあります。
そのような場合には、トラブルとなった原因を考え、できるかぎり問題が生じないような
方法で対応することが重要であると考えられます。

無理をした方法で行っても、良い結果は得られません。

本日は話がだいぶ長くなってしまったので、これで終了します。


次回のブログは8/10(月曜日)になります。


8/12(水)〜8/17(月)夏期休診になります。


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インプラントと噛み合わせ

8/3(月曜日)です。

前回のブログでは、インプラント治療の際には、歯周病に注意が必要であることを解説しました。
それは、インプラントも歯周病のような状態になるということです。
インプラント周囲炎 です。

今回は、他の注意事項について解説します

噛み合わせについてです。

インプラントをご希望されている方の中には、歯が欠損してから長期的に期間(時間)が経ってしまっている方がいらっしゃいます。
歯がない状態が長く続くと、残っている歯は、動いてしまいます。
例えば、下の奥歯が1歯欠損(抜歯)となったとします。
歯がないままでいると この欠損した歯と噛み合っていた上顎の歯が下に落ちてきます。
必ず落ちてくるということではありませんが、
多くの場合 噛み合う歯がなくなると 歯は動きます。

また、動くのは、噛み合う歯だけではありません。
欠損している部位の両側の歯も 欠損している部位に傾斜して動いてきます。

歯が動くことによって、噛み合わせが全体的にズレていきます。

歯が多数欠損している方では、ほとんどの場合、歯の移動が起こり、噛み合わせ変化が起っています。
このような場合には、治療は大変です。
単に 歯がない(欠損)している部位にインプラントを埋込めば良いわけではありません。
噛み合わせ全体を考えた治療計画が必要になります。

先程 例で 下顎の奥歯が1歯欠損すると 噛み合う上顎の歯が落ちて来ることを解説しました。
このよな場合には、下顎の欠損部位にインプラントを埋込むことと
落ちてきた上顎の歯を多少削除することが必要になることがあります。
もちろん歯を削ることは、あまり良いことではありません。
しかし、欠損を放置し、噛み合わせが変化した状態で、インプラントの噛み合わせを作製することは
良いことではありません。
適切な噛み合わせにするためには、欠損部以外の問題も解決することが必要です。

もっとも重要なことは、歯がない状態を長く放置しないことです。

さて 次にお話する 噛み合わせの問題点は、『歯ぎしり や くいしばり』です。
この ブログでは、良くお話しする内容です。
『歯ぎしり や くいしばり』は、本当に大きな問題を引き起こします。

詳細は、以下を見て下さい。
歯ぎしり くいしばり の問題

この『歯ぎしり や くいしばり』を防止する対策として、
『ナイトガード』という マウスピースを就寝時に使用することが一般的です。

特に、疲労があったり、ストレスが溜ったり、体調の変化が起っているような状態は、
『歯ぎしり や くいしばり』が強くなる傾向があります。

しかし、問題なのは、このマウスピースを 今後 使用し続けることが可能かどうかです。

通常、『ナイトガード』は、寝ている間に使用するものです。
どの程度の期間使用する必要性があるかということですが、
基本的に 一生涯 使用していただきます。

大変です。
毎日、使用するのは…

そのため、最初は、ナイトガードを使用していたが、だんだんと使わなくなる方もいらしゃるのが現状です。
しかし、『歯ぎしり や くいしばり』が強い方は、ナイトガードを使用しないことにより、
問題が起ることがあります。

『歯ぎしり や くいしばり』に問題がある方を治療する際には、
ナイトガードの作製を行いますが、
ナイトガードだけに頼った対応を行うと 
もし、患者様が使用されなかった時に問題が生じやすいので、
『歯ぎしり や くいしばり』が強い方の場合には、それなりの対応が必要になります。

例えば、インプラント自体の安定性を得るために、できるかぎり長いインプラントを使用したり、
欠損が多い場合には、インプラントの本数を増やしたりします。
インプラントの本数を増やすということは、
例えば、下顎の奥歯に欠損が4歯分あったとします。
骨の状況され良ければ、2本のインプラントを埋入し、4歯分のブリッジとします。
2本のインプラントでも問題なく機能します。
しかし、『歯ぎしり や くいしばり』が強い方では、
インプラントの本数を3本にしたり、4本にしたりします。
この方が安定が良いのです。

次回のブログでは、インプラントと噛み合わせの 他の問題点について解説します。


次回のブログは8/6(木曜日)になります。


今週(7/31〜8/2)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

下顎の左右欠損部に3本のインプラントを行った症例です。
今回インプラント手術を行った患者様は、数週間前にも上顎にインプラントを埋入された方です。

上下顎に欠損があり、両顎ともインプラントを行う場合には、
上下顎同時(同日)にインプラントを埋入する場合と
日にちを異なり、2回に分けて行う ことがあります。
これは、症例にもより違いますし、
患者様のご希望によっても違います。

ただし、2回に分けて行う場合には、上顎から行うことが多いのです。
その理由として、インプラントと骨が結合(くっつく)期間が上顎のが長い(期間がかかる)のです。

使用するインプラントの種類(メーカー)や骨の状態にもよりますが、
当医院で使用している ストローマンインプラント(ITIインプラント)アンキロス インプラント では、顎で約2〜3ヶ月、顎で約3〜4ヶ月の期間がかかります。
つまり、顎の方が治療期間が長いのです。
そのため、上下顎とも治療を行う場合には、時間(期間)のかかる上顎から開始することが多いのです。

今回の症例も時間(治療期間)のかかる上顎を先に行い、
治療期間の短い下顎を今回(後で)行いました。

使用したインプラントは、 ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

麻酔方法は、静脈内鎮静法 です。
この麻酔方法は、治療中は、完全に眠ってる状態です。
そのため、治療(手術中)の不安がまったくなく行えます。

一度この静脈内鎮静法 で行うとほとんどの患者様は、2回目の治療もこの麻酔方法を“ご希望されます。




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インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの被せ物:64

今日は昨日の続きになります。
『ナイトガード』についてです。

『ナイトガード』はお渡しする際に調整に多少のお時間がかかります。
(10分程度)

歯科医院により『ナイトガード』の形は多少違いますが、
一般的には 透明な物で、歯の部分のみ覆います。
(歯科医院によって、赤や、青、模様がある場合もあります)
材質は柔らかいゴムのような柔らかい材質もあれば、硬いプラスチックの場合もあります。

この材質は患者様の状態により異なります。

費用は健康保険診療が適応されますので、約5000円(3割負担の場合)になります。

また この『ナイトガード』の耐久性ですが、
噛む力によりだいぶ違います。
噛む力が非常に強い場合には2〜3ヶ月ですり減ってしまうこともありますが、
一般的には1〜2年程の使用が可能になります。
修理はできませんので、すり減ってしまった場合には
新たに型を取り、交換(新規作成)になります。

お手入れの仕方は 歯ブラシを使用し、流水下で洗っていただきます。
汚れの付着がひどい場合には歯科医院にお持ちになっていただければ、無料で
クリーニングできます。

また『ナイトガード』の使用は 通常、『就寝時』になりますが、スポーツをされている場合や、日常 くいしばりがある場合には常時使用されることをお勧めします。

もちろん 食事中には使用できません。

『ナイトガード』を初めて使用される場合には違和感がありますが、
だんだんと慣れてきます。
根気よく使用されて下さい。

歯周病の方、インプラント治療を受けた方で『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されている場合や、歯科医院で指摘された場合には
できるかぎりこの『ナイトガード』を使用して下さい。

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インプラント 歯周病 専門医のブログ:インプラントの被せ物:43

今日も暑いですね。

昨日はインプラントに限らず、歯科で使用する全ての被せ物は必ず、すり減ることをお話しました。
そして磨り減り方を増大する原因の一つとして『歯軋り』や『くいしばり』があります。

この『歯軋り』や『くいしばり』が、
私達がインプラントを行う際に最も注意するケースです。

先日、インプラントには天然歯と違い歯根膜というクッションが存在しないために噛む力が直接加わるという話しをしました。
『歯軋り』や『くいしばり』がある方はこうした力をさらに受けやすいのです。
こうした傾向が強い方にはインプラントをお勧めしないこともあります。
(歯軋りを強くしている方は歯を見ると削れている部分が認められます。また歯軋りで天然歯がダメになった場合にはインプラントを行っても同様にダメになる可能性があります)

私が今まで経験した中で、インプラントがダメになった原因で最も多いのがこの『歯ぎしり』と『くいしばり』によるものです。

『歯ぎしり』と『くいしばり』による『力』はものすごいものです。

私は『歯ぎしり』と『くいしばり』をしていない!
と思われるかもしれませんが、
その頻度や強さに違いはありますが、
ほとんどの方がしています。
『ギリギリ』と音として聞こえる方もいれば、
まったく音がしない方もいらっしゃいます。

『歯ぎしり』と『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。
硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。
毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れた痕(あと)があります。
『歯ぎしり』と『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

そんなに削れるのか?
と思われるかもしれません。
しかし、実際には結構 歯は削れるのです。

また『歯軋り』や『くいしばり』がある場合で、インプラント治療を行う場合、
予防策として『ナイトガード』といわれるマウスピースのようなものを夜間装着していただきます。

明日はこのナイトガードについて詳しく説明します。

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インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その63

歯が割れないための方法(ファイバーコアによるボンディング接着システム):その6

今日は土曜日です。
1週間のうち一番忙しい日です。
めずらしくインプラント手術がない日です。

そのかわり『補綴(ほてつ)』と言われる被せ物を行う治療が多くあります。

最近は被せ物の中でも金属を全く使用しない『オールセラミックス』をよく使用します。
ここ数年、オールセラミックの質は格段に向上しており、審美性だけでなく、耐久性に優れています。

この話はまた後日したいと思います。

さて今日も、『歯根破折』についてです。

歯根破折の原因については昨日までいろいろと書いてきました。
その大きな原因は『コア』にありました。
今日は『歯根破折』するその他の原因についてです。

歯根破折する他の原因として『噛み合わせ』があります。
噛み合わせと言ってもいろいろあります。
まず、歯並びに問題があり、歯全体がかみ合っていないような場合です。
歯が全体的に噛み合っていなく、一部分の歯のみが当たっているとその歯に負担がかかります。
もし、そうした歯に神経がない場合には『歯根破折』する可能性が高くなります。
これはこのシリーズで何度も書いてきましたが、『神経のない歯』は血液の循環もなくなり、脆くなっているからです。

また最も問題となるのが、『歯ぎしり』や『くいしばり』です。

『歯ぎしり』や『くいしばり』についてはHPのさまざまなところやこのブログでもよく書きますが、すごく問題があることなのです。

就寝時に歯を『ギリギリ…』とするあの行為です。
場合により『音』として聞こえることもありますが、『音』が聞こえないこともあります。
『歯ぎしり』や『くいしばり』はすごいすよ。
この行為によって歯が次々に折れる場合があります。

歯科治療において口腔清掃(歯ブラシ)と『歯ぎしり』や『くいしばり』が最も注意することです。

現在神経がない歯が多い人は『歯根破折』する可能性が高いため、『歯ぎしり』や『くいしばり』の防止策が必要です。

『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。

ボクシング、ラクビーといったスポーツ選手が使用するものとほぼ同じものです。

『ナイトガード』保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

それでは今日はこれで終了です。
また明日!

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インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:43

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:4

昨日までの3回に分けて『歯ぎしり』や『くいしばり』は
『歯周病』や『インプラント』にとって非常に問題となることをお話しました。

歯科疾患は後天的な原因が多い病気です。
つまり、生まれながらに持っていたりするものよりは、
生まれた後の行動、(歯ブラシの頻度や方法、歯ぎしりの有無、食生活や睡眠、運動、ストレス等…)により起ります。

つまり、虫歯や歯周病等で歯が欠損してしたということはそれなりの原因があるわけです。

欠損部位の治療方法として 単にインプラントを行えば 良いということではなく、なにが原因で起ったのかを(歯がなくなったのかを)考えることが大切です。

インプラント治療を希望される方はインプラントを行えば、『ずーと問題なく過ごす』と思っていらっしゃる場合があります。

もちろんインプラントの成功率は非常に高いものですが、決して100%ではありません。

インプラント自体も歯周病のような状態になったり(インプラント周囲炎)、今回のテーマである『歯ぎしり』や『くいしばり』によってダメになったりすることもあります。

話は戻りますが、歯がダメになった ということは、原因があります。
インプラント治療後もその原因が解決されなければ、インプラント自体もダメになってしまう可能性があります。
歯周病で歯がダメになった方は、問題のない人より、丁寧に時間をかけブラッシングを行う必要性があります。
また『歯ぎしり』や『くいしばり』によって歯がダメになった方は、『ナイトガード』を使用する必要性があります。

『ナイトガード』の話をしたり、実際に『ナイトガード』を使用していただくと何人かの患者様は
『ナイトガードを使用しなければならなのですか?』とか
『ナイトガードはいつまで使用するのですか?』といった質問があります。
基本的に『ナイトガード』はずーっと使用して頂くことになります。
ずーっと というのは『一生涯』ということです。

つまり、『歯ぎしり』や『くいしばり』がなくならなければ、
いつまでも、歯やインプラントには無理な力(ストレス)が加わっているということです。
無理な力が加わっている以上は『ナイトガード』は使用していただきます。
歯やインプラントがダメになる原因があるからです。

ただし、『歯ぎしり』や『くいしばり』は一時的に起ることもあります。
『疲労』や『ストレス』がその原因です。

『疲労』や『ストレス』により『歯ぎしり』や『くいしばり』は起るもしくは増加するとされています。

実際には『歯ぎしり』や『くいしばり』があっても歯がダメにならない方もいらっしゃいます。
ブラッシングが十分できていない もしくは 歯ブラシをまったく行わない方でも いくつになっても歯が残存している方もいらっしゃいます。

だからと言って歯ブラシをしなかったり、ナイトガードを使用しなくていいということにはなりません。

歯を失った方はその時点でなにかの理由があるのですから…

もちろん『歯ぎしり』や『くいしばり』、『ブラッシング』以外にも歯やインプラントをダメにする原因はいっぱいあります。
先程もありました『食生活』、『睡眠』、『ストレス』、『喫煙』等です。
特に『喫煙』は大敵です。
インプラントを行った方や歯周病の方は絶対に『禁煙』しなければなりません。

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インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:35

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:3


今日はブログを書くのが遅れ、午後になっています。

午前中は病院の工事がありました。

『コンプレッサー』という器械がこのところ調子が悪かったため、
交換作業をしていました。

『コンプレッサー』とは 歯を削る道具(“タービン”と言われる器具です)を動かすもととなる装置のことです。

『コンプレッサー』は病院の機械室にあるのですが、
昨年末から調子が悪く、“タービン”が動かないということが何度かありました。

医療器具は突然動かなくなると困るため、その器械のバックアップ装置があるのですが、今回そのバックアップ自体にも問題があったのです。

今回は万全を期して全て交換しました。

まあ そんな話は良いのですが…

さて今日もシリーズで続いている『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係です。

昨日は『歯ぎしり』防止策として『ナイトガード』の必要性をしてきました。

『ナイトガード』は歯周病に対しても大切な治療です。

保険診療が適応されますので、『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されているか、歯科医院で指摘された場合には是非 作製された方がいいでしょう。

『ナイトガード』の作製は簡単なものです。

歯の型を取るだけです。
型を取れば、次の日には完成します。
(お待ちいただければ、1〜2時間で完成できますが、具体的な時間は通院されている歯科医院で聞いてみて下さい)
歯科医院によっては作製に1週間程度時間がかかることもありますので、
あらかじめ聞いておいた方がいいでしょう。

『ナイトガード』はお渡しする際に調整に多少のお時間がかかります。
(10分程度)

歯科医院により『ナイトガード』の形は多少違いますが、
一般的には 透明な物で、歯の部分のみ覆います。
(歯科医院によって、赤や、青、模様がある場合もあります)
材質は柔らかいゴムのような柔らかい材質もあれば、硬いプラスチックの場合もあります。
この材質は患者様の状態により異なります。

費用は健康保険診療が適応されますので、約5000円(3割負担の場合)になります。

また この『ナイトガード』の耐久性ですが、
噛む力によりだいぶ違います。
噛む力が非常に強い場合には2〜3ヶ月ですり減ってしまうこともありますが、
一般的には1〜2年程の使用が可能になります。
修理はできませんので、すり減ってしまった場合には
新たに型を取り、交換(新規作成)になります。

お手入れの仕方は 歯ブラシを使用し、流水下で洗っていただきます。
汚れの付着がひどい場合には歯科医院にお持ちになっていただければ、無料で
クリーニングできます。

また『ナイトガード』の使用は 通常、『就寝時』になりますが、スポーツをされている場合や、日常 くいしばりがある場合には常時使用されることをお勧めします。

もちろん 食事中には使用できません。

『ナイトガード』を始めて使用される場合には違和感がありますが、
だんだんと慣れてきます。
根気よく使用されて下さい。

歯周病の方、インプラント治療を受けた方で『歯ぎしり』や『くいしばり』を 自覚されている場合や、歯科医院で指摘された場合には
できるかぎりこの『ナイトガード』を使用して下さい。

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インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:23

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:2

昨日から『歯ぎしり』と『くいしばり』について話してきました。

今日はもう少し、詳しく解説します。

天然歯は噛むと若干動きます。
これは『歯根膜』というクッションのようなものが歯の根の周りに存在するためです。
このようなクッションが存在する理由ですが、
噛む力は非常に強いものです。
特に就寝時にはかなり強い力で噛みしめる方がいらっしゃいます。
いわゆる『歯ぎしり』と言われるものです。
『歯ぎしり』はどんな方でも大抵します。
ギリギリと音として聞こえる方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。
この『歯ぎしり』の力は強く、『歯根膜』というクッションがないと歯はダメージを受けてしまいます。
いわゆる『打撲』のような状態です。

『歯根膜』があるために歯は噛んだ時に上下、左右に動くのです。
簡単に言えば『歯根膜』は歯にダメージが加わらないように噛む力を調整しているのです。
それに対しインプラントは骨と完全に結合しているため動きません。
(厳密には骨のたわみの分だけ若干は動きますが、臨床的には動かないと思っていただいてOK です)

そのため噛む力はインプラントに直接加わってしまうのです。

インプラント治療においてはこの噛む力をいかに分散させるかが
キーポイントになります。

この方法として
口腔内にインプラントと天然歯がある場合、
インプラントの被せ物を装着する際には、天然歯よりも若干低くします。
低くといっても200ミクロン程度であり、見た目で分かることはありませんし、噛んで感じることもありません。

先程書きました『歯根膜』の範囲内です。
ぐっと噛んだ時に天然歯は沈みこみ、インプラントと同じ高さになります。

しかし、この高さの調整はずーっと普遍なわけではありません。

このシリーズの最初に書きましたように個人差はありますが、
歯はすり減るのです。

例えば、靴でも、長く使用しているとすり減ります。
右のみすり減ったり、左のみ、かかとが良くすり減ったりと人さまざまです。

噛み合わせを良い状態に保つためには定期的にチェックが必要です。

またこのテーマである『歯ぎしり』や『くいしばり』がある場合は大変です。
すり減り方が大きいからです。

また噛む力も強いため、インプラントには毎日負荷がかかります。
インプラントにとっては大変なストレスです。

この『歯ぎしり』や『くいしばり』からインプラントを保護するのが、
『ナイトガード』と言われるものです。
簡単に言えば、『マウスピース』です。

これはスポーツをする人が使用しているものと同じような装置です。

ボクシング、ラクビーといったスポーツです。

明日はこの『ナイトガード』についての詳細です。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、GBR法、サイナスリフト、審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは治療費(費用)の説明やインプラント症例、無料相談コーナーもあります。

インプラント 歯周病 専門医のブログ:『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:14

『歯ぎしり』と『歯周病』、『インプラント』との関係:1


昨日は『歯科治療を中断する原因』の中で
『歯ぎしり』や『くいしばり』は問題になることを書きました。

この『歯ぎしり』や『くいしばり』は歯科治療を行うにあたり本当に大変なことなんです。

特にインプラント治療においては治療後に一番重要なことと言ってもいいでしょう。

昨日もお話しましたが、『ブラッシング』は、治療後 いかに良い状態を維持するために大切なことです。

このブラッシングですが、インプラント治療を受けた患者様に限っては
ほとんどの方が ブラッシングをしない ということはありません。

もちろん個人差はあり、ものすごく丁寧に 毎食 時間をかけて行っている方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。
しかし、1日1回しかブラッシングをしていないような方は あまりいません。

これは前回のシリーズでも書きましたが、インプラント治療を受けた患者様の多くはメインテナンスに来院される比率が高いことからも言えます。

そのため、インプラント治療後に毎回きちんと メインテナンスに来院されている患者様に関しては、汚れの付着によって 問題が起ることは さほどありません。

そのため、さほど心配はしていません。
一番心配なのは、
『歯ぎしり』と『くいしばり』です。

インプラント治療後に これほど心配が多いことはありません。

私が今まで経験した中で、インプラントがダメになった原因で最も多いのがこの『歯ぎしり』と『くいしばり』によるものです。

『歯ぎしり』と『くいしばり』による『力』はものすごいものです。

この話はインプラント治療を受けられる患者さんにとっては非常に大切なことです。

私は『歯ぎしり』と『くいしばり』をしていない!
と思われるかもしれませんが、
その頻度や強さに違いはありますが、
ほとんどの方がしています。

『歯ぎしり』と『くいしばり』によって歯はどんどんと削れていくのです。
硬い歯でも、被せ物の金属でも必ず すり減ります。
毎日のことですから、感じないとは思いますが、
歯を良く見ると、削れて後あります。
『歯ぎしり』と『くいしばり』が強い方ですと、歯の1/3程度まで削れている場合があります。

そんなに削れるのか?
と思われるかもしれません。
しかし、実際には結構 歯は削れるのです。

以下は昨日書きました内容になります。

歯は毎日使用していますので、どんな方でも必ずすり減ります。
例えば、靴でも、長く使用しているとすり減ります。
右のみすり減ったり、左のみ、かかとが良くすり減ったりと人さまざまです。

靴のすり減り方が大きい場合、そのまま使用していると足が疲労したり、体のゆがみを起こしたりすることもあります。

口腔内も同じです。
すり減り方が大きかったり、一定の部分のみすり減ったり、
『歯ぎしり』や『くいしばり』による歯へのストレスが大きい場合には
問題を生じます。

靴であれば、見れば、どこがすり減ったりしているか分かります。
しかし、口腔内のすり減り方を見極めることはまず無理でしょう。

そたため、定期的に噛み合せのチェックは必要になります。


今日は短いですが、ここまでにします。

なぜかと言いますと、土曜日だからです。

土曜日は非常に混んでいるため、事前の準備に時間がかかるからです。

続きはまた明日…

明日は『歯ぎしり』や『くいしばり』がインプラントに及ぼすメカニズムについてです。

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インプラント 歯周病 専門医のブログ:歯科治療を中断する原因:4

歯科治療を中断する原因:4


歯科治療の中でも歯周病治療の終わりはないと思って下さい。

『終わりがない?』

なぜかと言いますと歯周病は再発率が高い疾患だからです。
100%完治ということは無理な疾患だからです。

例えば、高血圧や糖尿病であった場合、
一度、治療をすれば、二度と高血圧や糖尿病にならないということではありません。
日々の食生活や運動、ストレス等が関係してきます。
食生活が乱れたりすれば、また病状はすぐに悪化してきます。

歯周病もそうです。

昨日、歯周病の原因として
『汚れの付着』と『噛み合わせ』があることをお話しました。

そして毎食のブラッシングが歯周病再発防止のためには大切であることをお話しました。

特に歯周病患者様の場合、健康な方の何倍もの時間をかけて丁寧にブラッシングを行う必要性があります。
このブラッシングを毎食、完璧に行い続けることは大変なことです。

歯周病治療後のメインテナンスを長く続けていると、若干は場所により、歯周病が再発することがあります。

ずーっと 良い状態を維持し続けることは大変なことです。

そのためにメインテナンスがあるのです。

もし、歯周病が再発したとしても定期的に診ていれば、悪化しない状態のうちに発見できますし、
メインテナンスで行う、歯科衛生士のクリーニング(PMTC)は汚れの付着を防止します。
また定期的に検査に来院することにより、患者様ご自身の歯周病治療に対する意識の向上にもつながります。

メインテナンスを受けると、
『また明日からがんばってブラッシングをしなければ…』というように
気持ちも改まってきます。

なににせよ、歯周病の患者様は治療後も定期検査(メインテナンス)を受けることが大切です。

またメインテナンスでは『噛み合わせ』を検査することも大切です。

歯周病の原因には『汚れの付着』と『噛み合わせ』があることをお話しました。
『噛み合わせ』は歯周病に対し、非常に重要なことです。
『噛み合わせ』の内容を全て説明するにはちょっと難しいところもありますので、歯周病と噛み合わせの代表的なお話をしたいと思います。

毎日、噛み続けていると、歯は必ずすり減ります(削れます)。
天然歯も削れれば、金属の被せ物もすり減ります。
セラミックのような被せ物のすり減ります。
しかし、上記の全て 硬さが違うため、すり減り方も違ってきます。
均等にすり減ってくれれば良いのですが、
右で良く噛む人、左で良く噛む人(噛む癖がある方です)、
『歯ぎしり』や『くいしばり』をする人、
奥歯のみかみ合っており、前歯がかまないような噛み合わせの人、
それ以外にも歯並びに問題がある人 等
噛み合わせにはさまざまなことがあります。

特に『歯ぎしり』や『くいしばり』は歯周病にとって問題となることがあります。

歯周病治療と同時に『歯ぎしり』や『くいしばり』から歯を保護するための治療が必要になってきますし、
定期的に噛み合わせの“ズレ”が起っていないか検査することが大切です。

歯は毎日使用していますので、どんな方でも必ずすり減ります。
例えば、靴でも、長く使用しているとすり減ります。
右のみすり減ったり、左のみ、かかとが良くすり減ったりと人さまざまです。

靴のすり減り方が大きい場合、そのまま使用していると足が疲労したり、体のゆがみを起こしたりすることもあります。

口腔内も同じです。
すり減り方が大きかったり、一定の部分のみすり減ったり、
『歯ぎしり』や『くいしばり』による歯へのストレスが大きい場合には
問題を生じます。

靴であれば、見れば、どこがすり減ったりしているか分かります。
しかし、口腔内のすり減り方を見極めることはまず無理でしょう。

そたため、定期的に噛み合せのチェックは必要になります。

また靴は大きくすり減ったりすれば、新しく交換できますが、
歯は新しく交換することはもちろんできません。

歯周病の患者様は特に注意が必要です。
歯周病になると歯を支えている骨が吸収します。
骨の支えが少なくなると “ グラグラ ”してきます。
こうなると通常の噛む力には耐えることができなくなってきます。

本来、歯が骨の中にしっかり埋まっており、“ グラグラ ”と動かない状態であれば、噛む力に耐えられるのですが、
“ グラグラ ”と動く状態では通常の噛む力でも歯にダメージが加わってしまいます。
また実際に“ グラグラ ”していなくても
歯周病により骨がある程度吸収してしまっている状態では通常の噛む力でも
ダメージが加わってしまう可能性があります。

加わる力のコントロールを行い、噛み合わせのズレがないかのチェックが大切になります。

今日はだらだらと長くなってしまいましたが、続きはまた明日。


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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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