最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

歯科治療

最新インプラント症例:180回目

2013年 3月 7日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『180回目のインプラント症例』になります。

始めにお知らせです。

診療時間 変更 案内
3月10日(日曜日)
の診療は
15:30まで
となります

休診案内
3月20日(水):春分の日
3月21日(木):定休日
3月22日(金):医院研修


そでは本日の症例を始めます。
インプラント治療を行うということは、歯が欠損しているということです。
当然ですが…

そのため、歯が欠損した理由を考えていくことが非常に大切です。

先週紹介した症例は、全て同じことが理由で歯がダメになりました。
歯がダメになった最大の理由が神経がない歯だからです。

この神経がないということを基本として、考えていくことが非常に重要なのです。

本日の症例の前に以下のケースを参考にみて下さい。
以下の症例は、昨年の12月にブログでアップしたケースです。
上顎前歯部が腫れたとのことで来院されました。
スライド01

診査の結果、上顎前歯部は歯根破折していました。
スライド02

以下は、抜歯後です。
患者様は、インプラント治療をご希望されました。
スライド14

ここで問題となるのが、どのようにインプラント治療の計画を立てるかです。
まず治療プラン:1として
2歯欠損部のみを治療の対象とする場合です。
つまり、2歯欠損に2本のインプラントを埋入する方法です。
スライド21

しかし、このプランの問題点として、
インプラント予定部の両側の歯は、神経がない歯です。
そのため、インプラント予定部の両側の歯がダメになった場合には、
抜歯した部位にさらに追加のインプラントが必要になるのです。
スライド22

つまり最終的には、以下のようになる可能性があるのです。
スライド23

そこで、将来性の低い、欠損部の両側の歯も抜歯して治療計画を立てることも重要になります。
スライド24

始めから4歯欠損としてインプラント治療を考えれば、
以下のようなプランも考えられるからです。
スライド25

この方が治療費の削減にもなりますし、
将来的にインプラント治療を繰り返さないことにもつながります。

最終的にどのような治療プランを選択するかは、患者様のご希望にもよりますが、
インプラント治療を考える場合には、
単に歯がない部分のみをみて考えると将来的にさらに問題が大きくなることがあります。

現実的に日本人の口腔内は、神経がない歯が非常にいっぱいあります。
そのため、神経のない歯が歯根破折 して、
インプラント治療を選択する場合には、周囲の歯の状況をきちんと考えて治療計画を立てないと
神経のない歯だダメになるたびにインプラント治療を追加し続けなければいけません。

本日の症例は、再アップケースになりますが、
インプラント治療としては 非常に簡単なケースになりますが、
神経のない歯が多いため、今後に不安を残す2症例です。

まず1症例目になります。
以下が初診時です。
スライド01

上顎前歯部の被せ物が取れて、他歯科医院で診断してもらったところ
歯根破折 を起こしており、抜歯しか方法がないと言われ、なにか方法はないかと考え、当医院を受診した方です。
スライド02

当医院でもレントゲン等の診査を行った結果、
最初に受診した歯科医院と同様の診断で、
歯根破折 でした。
スライド03

この歯根破折 した歯は抜歯になります。
抜歯しか方法がないのです。
スライド04

ここで一番考えなければいけないのが、
歯根破折 した原因です。
スライド05


神経がないからは本当にトラブルが多いです。

スライド06

ここで この患者様の口腔内全体を見てみましょう!
以下のレントゲン写真の赤丸は神経がない歯です。
スライド07

ほとんどの歯が神経がありません。
今後が本当に心配な方です。
抜歯後の治療方針として患者様はインプラント治療をご希望されました。
スライド08


次のレントゲンは治療終了後になります。
スライド09

この症例のまとめは後で解説します。
使用したインプラントはアンキロス インプラント です。

2症例目になります。
以下が初診時になります。
スライド10

右下の奥歯が 数年前から腫れて、膿みも出ているため、
他歯科医院を受診したところ
抜歯と言われ、当医院を受診された方です。
スライド11

診査の結果、下顎右側の奥から3番目の歯は歯根破折 していました。
スライド12

この歯は治療不可能のため、抜歯と診断しました。
スライド13

この歯は なぜ歯根破折 したのでしょうか?
スライド15

当然 1症例目の理由と同じで、神経がないからです。
スライド16

この患者様の他の歯の状態を見てみましょう!
以下の赤丸は神経がない歯です。
奥歯のほとんどが神経がありません。
スライド17

患者様は抜歯後にインプラント治療をご希望されました。
スライド19

以下が治療終了後です。
使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。
スライド20

今回ご紹介した症例は、特別治療が難しかったケースではありません。
2症例に共通することとして、
神経のない歯が非常に多い!
ということです。
そのため、今回の治療で全てが解決したということではありません。
今回の治療終了後にも神経のない歯の問題を抱えることになります。
もし、神経を取らなければ、今回のような結果にはならなかったはずです。
神経があれば、抜歯することもなかったかもしれません。
抜歯しなければ、治療費もかからなかったことになります。
もちろん通院にかかる時間も無駄にならなかったのです。
神経があれば…
悔やんでも 悔やみきれない のです。

今回のテーマから重要なことが分かります。
可能なかぎり 神経を取らないことが重要であるということです。
神経を取った歯は、確実に寿命が短くなります。
悪くなったら歯科医院を受診するのではなく、
悪くなる前に歯科医院を受診し、
予防につとめることが重要なのです。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
合計 273.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 241.500円(消費税込)
になります。

次回の最新インプラント症例は、3月28日(木)です。
3月21日(木)、22日(金)は大阪で口臭外来の医院研修のため、休みとなります。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:174回目

2012年12月27日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『174回目のインプラント症例』になります。

始めに年末年始休診の案内です。
12月30日(日曜日)〜平成25年1月4(金)まで休診とさせていただきます。

今年も非常に多くのインプラント手術を手がけました。
インプラント手術件数も多いので、
なかなか紹介できない症例も多いのですが、
ご覧になっていられる方の参考になるように来年も
アップしていきたいと思います。

それでは、今年最後のインプラント症例です。
いつも 骨吸収があったり 等 大変なケースを紹介することが多いのですが、
今日は 最も簡単な症例 となります。

奥歯を1歯抜歯して、インプラントを1本埋入したケースです。
GBR法(骨増大法) 等 特別なことを行なったわけでもありません。

今年最後の症例は、最もよくあるインプラント症例になります。
基本中の基本という話しをしたいと思います。

さっそく見てみましょう!
初診時のレントゲン写真です。
下顎左側の奥歯の治療をご希望されて来院されました。
スライド1


下顎左側の奥から2番目の歯は、痛みはありませんでしたが 虫歯が深い状態でした。
またその手前の奥から3番目の歯は、被せ物が取れている状態でした。
スライド2


下顎左側の奥から2番目の歯は、虫歯を取り除くと歯自体が歯肉の中まで 深くなってしまうような状態であり、抜歯以外には考えられない状態です。
抜歯となります。
スライド3


以下が抜歯後です。
スライド4


さて口腔内は、下顎左側だけが問題があるのではありません。
さまざまな問題を抱えていました。
下顎前歯部の歯の間には、隙間(すきま)があり、
噛み合わせ的にも 審美的にも問題がありました。
下顎前歯部に隙間があることもあり、被せ物が取れた歯も斜めに移動しています。
スライド5


インプラント治療を考える上で 上記以外のリスクも考えないといけません。
まず、神経のない歯が多く存在するのです。
以下の三角印の歯( △ )は、神経がない歯です。
スライド6


神経のない歯については、今年も このブログでも何度も紹介してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に " 木 " に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も 枯れた木 と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

インプラント治療を考える際には、単に歯がない部分のみをみて判断してはいけません。
噛み合わせ、
歯周病の状態、
周囲の歯の状態(神経がない歯なのか? 等)
等をしっかりとみて判断することが大切です。
その上で治療計画を立てることが必要です。

どこに問題があるのか?
将来性は?
治療期間は?
治療費は?

さまざまな点を考慮しないといけません。

このブログは、インプラント症例ブログですので、
下顎左側の欠損部は、インプラント治療を行なうことになるのですが、
インプラント治療以外にも
ブリッジ、
義歯(入れ歯)が考えられます。

それぞれの利点、欠点は以下になります。

ブリッジ
  利点
    • 固定式であるので違和感がない
    • 審美的な外観を回復できる(金属式のものを除く)
    • 比較的治療期間が短い
    • 奥歯では金属製にはなるが、保険が適応される
  欠点
    • 治療のために燐在歯を削る必要がある
         これが最大の欠点といえます
    • 土台とした歯の清掃がしづらくなったり
      場合によっては過重負担のため、歯周病を招きやすい
p_hikaku02


義歯
  利点
    • 治療のために燐在歯を削る必要がない
    • 比較的治療期間が短い
    • 保険が適応される
  欠点
    • 人により違和感を生じやすい
    • 審美的外観の回復が難しい
     (保険の義歯は金属製の金具が付く)
     (ただし、金属製の金具がない義歯もあります)
     金属の金具のない審美的な義歯(ノンクラスプ デンチャー)
    • 長期間経過すると歯肉がやせてくるので修理や作り替えの必要が生じる
p_hikaku03


インプラント
  利点
    • 固定式であるので違和感がない
    • 治療のために隣在歯を削る必要がない
    • 審美的な外観を回復できる
    • 天然歯とほとんど同じ感覚で噛むことができる
  欠点
    • 治療期間が長くかかる
    • 保険診療外である
    • 手術が必要である
p_hikaku01


こうしたさまざまな問題点をご説明しました。
患者様は、下顎前歯部の隙間 等の治療は行なわずに
欠損部のインプラント治療のみを ご希望されました。
スライド7


治療ケースとしては、非常に簡単なので、
いつものように骨再生治療 等の話しはありません。
以下は、治療終了後です。
スライド8


インプラントの被せ物 と その手前の天然歯の被せ物は、
新しい素材の「 e-Max 」という被せ物です。
今まで一般的に使用されてきたセラミックと比較すると
圧倒的に破損(欠けたり、割れたり)することが格段に少ない素材です。
また、一般的に使用されるセラミックの内部は 金属製ですが、
内部も まったく金属を使用しない被せ物とすることが可能です。スライド9



最近は、この「 e-Max 」をインプラント にも 天然歯にも良く使用しています。
ちなみに 天然歯の場合には 1歯分で 5.2500円(消費税込)という治療費で、
今までのセラミックと比較すると半額程度です。
(症例によりe-Maxが適応できない症例もあります)
特に 金属アレルギーの方には、まったく金属をしないオールセラミックは非常に有効な材質と言えます。

使用したインプラントは、
ストローマンインプラント(ITIインプラント) です。

治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(e-Max)  1歯  105.000円(消費税込)
合計 273.000円(消費税込)
になります。

治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 241.500円(消費税込)
になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
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静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。

今年のインプラント症例ブログは終了です。
来年は、2013年1月10(木)開始となります。


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最新インプラント症例:173回目

2012年12月13日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『173回目のインプラント症例』になります。

始めに年末年始休診の案内です。
12月30日(日曜日)〜平成25年1月4(金)まで休診とさせていただきます。

通常 木曜日は休診日ですが、
12月27日(木)は、16:30まで診療致します。
年内の予約はほとんどいっぱいになっていますが、
12/27は普段休診日であるため、まだ若干ですが予約の空きがあります。

12月20日(木)の最新インプラント症例ブログは休ませていただきます。
新しい機材の搬入があるからです。



さて本日の症例は、いろいろと考えさせられるケースです。
歯が欠損している場合、
欠損部にインプラント治療を行なった方が良いのか?
他の治療方法が良いのか?
また、なぜ歯がなくなったのか?
等を考えることが必要です。

歯がなくなった理由(抜歯した理由)が分からないと
適切な治療計画が立てられませんし、
抜歯した原因と同じことがインプラント治療にも起こってしまいます。

例えば、歯周病 が原因で歯を失った場合には、
インプラント治療前に確実に残っている歯の歯周病治療を完了させないといけません。
これは、インプラントも歯周病のような状態になるからです。
インプラント周囲炎(インプラントの歯周病) と言います。

また、噛み合わせが原因で歯がダメになった場合にも
インプラント治療時には、噛み合わせに対して対応しないといけません。

インプラント治療は、単に歯がない部分をみて判断するのではなく、
口腔内全体を見て 今後のインプラント治療について計画を立てることが重要なのです。

本日ご紹介するケースもさまざまな問題を抱えている症例です。

それではさっそくみて見ましょう!
以下は初診時です。
上顎右側の前歯が腫れるとのことで来院されました。
スライド01

この歯は、歯の根が折れていることが分かりました。
歯根破折 という状態です。
スライド02

このブログをよく見られている方は、
「また、歯根破折か!」
と思われるかと思います。
そうなんです。
歯根破折 は、本当に頻繁に起こることなのです。
始めてこのブログを見られる方に歯根破折 について簡単に説明します。
(知っている方は、飛ばして次のレントゲンからご覧になって下さい)

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。

しかし、神経がないからといって 必ず歯根破折 するわけではありません。
今回の症例は、さまざまな問題が重なっていたのです。
歯根破折 の原因について考えましょう!
スライド03


まず先ほど説明したように神経がない歯だからです。
もし、この歯が神経がある歯であれば、歯根破折 を起こすことがまずありません。
スライド04


ちなみに この患者様は、多くの歯が神経がありません。
リスクの高い口腔内と言えます。
スライド05


次に上顎前歯部がブリッジとなっているためです。
スライド06

ブリッジという治療は、歯が欠損している両側の歯を支えとして連続した被せ物を行なう治療です。
そのため、歯が欠損している部分に加わる力の負担を
残っている歯で支えないといけません。
そのため、ブリッジの土台となっている歯には、噛む力の負担が加わってしまうのです。
スライド07


次に奥歯が欠損しているため、
残っている歯に負担が加わりやすいためです。
スライド08


現在義歯を使用していますが、多くの歯が欠損しています。
以下の×印が欠損部位です。
スライド09


上顎は、6歯分欠損しています。
もともと上顎には、14歯分の歯が存在していますので、
半分以上の歯がないことになります。
スライド10


奥歯では、噛む力の負担を支えることができませんので、
どうしても前歯で噛む力の負担を支えることになります。
つまり、残っている歯には、通常の倍(2倍)程度の力の負担が加わっていたことになります。
スライド11


今回歯根破折 のは当然の結果と言えます。
神経のない歯であること!
ブリッジとなっていたこと!
奥歯が欠損していたこと!
こうした問題が重なって今回の歯根破折 となったのです。
スライド12


結果的に上顎前歯部の腫れている歯は、歯根破折のため抜歯となりました。
スライド13


以下は、抜歯後です。
スライド14


それでは、今後はどのような治療方法が考えられるのでしょうか?
どのような治療方法が良いのでしょうか?
今後、少しでもトラブルが起こらないようにするためには、どうしたら良いのでしょうか?
スライド15


まず、上顎前歯部の2歯欠損に対して、ブリッジを行なった場合を想定しましょう。
ブリッジは、欠損部の両側の歯を削り、連結した被せ物を装着する方法です。
スライド16


この治療方法は、お勧めできません。
その理由として、
神経がない歯でブリッジを行なうこと
奥歯が欠損した状態であること
こうしたことから ブリッジを選択すると
再度歯根破折 を起こす可能性が高いと言えます。
スライド17


次にブリッジの範囲をさらに広げる方法も考えられます。
さらに両側の歯を削り、ブリッジの土台とすることにより、
ブリッジの強度は増強されます。
また、神経のある歯を土台に加えることにより
歯根破折 のリスクも軽減できます。
先ほどのブリッジの計画よりは、リスクは低くなります。
スライド18


しかし、さらに健康な歯までも削ることが必要となってしまいます。
虫歯でもない歯を削りたくはないのですよね。
歯は、削ったことで必ずリスクが高くなります。
スライド19


患者様は、上顎前歯部が義歯(入れ歯)となることは、審美的な面からも避けたいとの希望がありました。
そうですよね。
上顎前歯部が義歯となると
義歯を外した状態では、歯がないことが見えてしまいます。
やはり、固定式にしたいと考えられる方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
また、患者様は、ブリッジについても希望されませんでしたので、
インプラント治療による治療となりました。
スライド20


それでは、上顎前歯部におけるインプラント治療には、
どのような方法が考えられますでしょうか?
まず、上顎前歯部の2歯欠損のみにインプラントを埋入する方法です。
最もスタンダードな方法と言えます。
スライド21


しかし、この方法には問題点もあります。
その理由として、インプラント治療を行なった部位の両側の歯は、神経がありません。
もし、インプラント治療後に 以下の ×印 の歯がダメになった場合には、
さらに追加のインプラントが必要となります。
神経のない歯は、脆いということを忘れてはいけません。
スライド22


もし、インプラントの治療方法:1のように
上顎前歯部の2歯欠損のみにインプラントを行なった場合で、
後からその両側の歯がダメになった場合には、以下のように追加のインプラントを埋入し、
結果的に上顎前歯部には、4本のインプラントを行なうことになります。
スライド23


それであれば、先に欠損部の両側の歯も抜歯して
4歯欠損として、今後のインプラント治療を考えることも一つの方法です。
こうした抜歯を戦略的抜歯と言います。
スライド24


4歯欠損とした場合には、2本のインプラントで4歯分を支える
インプラントブリッジとなります。
スライド25


しかし、必要なインプラントの本数は、
インプラントを埋め込む部位の骨吸収の程度や
噛み合わせ
等によって決定されます。
かならず、4歯欠損の場合には、2本のインプラントでブリッジということではありません。

どちらの治療方法を選択するかは、
それぞれの治療法の利点、欠点を十分にご理解された上で
患者様に選択していただきます。
スライド26


患者様は、プラン:1を選択されました。
以下は、インプラント手術直後です。
スライド27

ちなみにインプラント治療期間中は、歯がないということはありません。
上顎前歯部は、固定式の仮歯を使用しますし、
奥歯は今までと同様に義歯の使用が可能です。

以下は、インプラント治療が終了した状態です。
スライド28

インプラント治療以外の場所は、もちろんご希望により保険治療で行なえます。

インプラント治療を考える上で大切なことは、
単に欠損部にインプラントを埋め込めば良いということではありません。
歯がダメになった原因や
口腔内の状況、
歯周病のリスク(今回は歯周病の問題はありませんでした)、
等を考え
患者様のご希望をふまえて決定されます。
もちろん治療費用も重要なポイントになります。

ただし、理想的には、奥歯の欠損部もインプラント治療を行なえば
噛み合わせを考えても理想的ではあります。
スライド29


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
1欠損部の合計 273.000円(消費税込)〜
になります。


次回(12/20)のインプラント症例ブログは、休みとさせてただきます。

歯周病ブログでもづーっと紹介していました
口臭外来の器材の搬入があるためです。
口臭外来については、準備が進んでいます。
来年もスタッフ教育のために、大阪のほんだ歯科でさらに研修をつみ
口臭外来を開始します。
開始時期については、3つのブログで報告します。


当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。




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今回のモニター募集は、できるかぎり多くの症例を掲載したいと思っているため、1歯欠損も募集しています。
何歯欠損でも大丈夫ですので、ご希望がございましたらご連絡下さい。

最近インプラント治療を行う際に静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) をご希望される方が非常に多くなってきています。
そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
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  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
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  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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欠損部からインプラントの治療費や治療期間(治療回数)等をお答えします。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:172回目

2012年12月6日(木曜日)です。

始めに12/9(日)の診療時間についてのお知らせです。
15:30までの診療となります。


この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『172回目のインプラント症例』になります。

前回のブログでは、上顎の奥歯にインプラントを埋入する際に、骨吸収が大きくインプラントを埋入するのが困難なケースに対してソケットリフト法 という治療法を行い、インプラントを埋入した症例を報告しました。

ソケットリフト法 は、よく行なわれる治療法です。
しかし、実際の臨床というのは、本当にさまざまなケースがあります。
上顎の奥歯で骨吸収が大きいからといって 必ずソケットリフト法 が適応されるわけではありません。

実際の臨床では、その状況によりさまざまな治療法を駆使して行なうのです。

本日の症例は、上顎の奥歯が欠損している症例で 骨吸収が大きく
インプラント治療が困難なためにインプラントの傾斜埋入
という方法を併用して行なったケースをご報告(再アップケース)します。

前回のブログと同様に 始めに上顎の奥歯の骨の状態について解説します。
この上顎の奥歯の解剖学的な状況が分かっていないと 今回のテーマを正確に理解することができないかです。
それでは、上顎の奥歯の骨吸収についてから解説します。
いつも このブログをご覧になっている方は、上顎の奥歯の上方に上顎洞 という空洞があるのをご存知かと思います。
以下のような症例(参考例であり、今回の症例ではありません)です。
緑色の線より上方が上顎洞になります。
スライド06

以下のレントゲンは、
上顎洞(空洞部分)を緑色で表しています。
歯周病等で骨吸収した部位は赤色です。
現在残っている骨は、緑色赤色の間のみになるのです。
スライド07

緑色の部分は空洞ですので、このままでは空洞内部にインプラントを入れることはできません。
そのため、上顎の奥歯にインプラントを行う場合には、
骨の高さに制限ができてしまいます。
つまり、長いインプラントが埋入できないのです。

それではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

この上顎洞は、歯がなくなると下方に下がってきます。
実は、もともとこの上顎洞は、もっともっと上の方にあったのです。
上顎洞は、硬い骨のようなものではなく、布のようなものと思って下さい。
例えれば、ハンモックが垂れ下がっているようなものです。
そして、歯がそのハンモックを支えているのです。
歯が支柱になっているのです。
歯が抜けるということは、ハンモックの支えがなくなるのと同じです。
支えがなくなった布(上顎洞)は、重力にしたがって下がっていくのです。

それでは、本日の症例を始めます。
以下が初診時です。(先程の参考症例とは違います)
患者様は、上顎右側の奥歯が欠存しており、噛めないとのことで来院されました。
スライド01

上顎右側が3歯分欠損しています。
スライド02

まず、右側上顎洞と骨吸収の状態を線で書いてみましょう。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
緑線は上顎洞です。
スライド03

さらに分かりやすくするために右側上顎洞緑色で塗りつぶしてみましょう。
この右側上顎洞は下方に下がってきたのです。
スライド04

それを分かりやすくするために左側上顎洞も一緒に表示してみましょう。
スライド05

右側の上顎洞左側の上顎洞では、その位置が違うのが分かるかと思います。
歯が欠存したために右側の上顎洞が下がってきたのです。
このように比較すると分かりやすいかと思います。
上顎が下がってくるのは、時間が経過すればするほど起こりやすくなってきます。
つまり、抜歯後はできるかぎり早急に対応しないとインプラント治療が難しくなるのです。
スライド06


それでは、この患者様の治療方法はどのように行ったら良いのでしょうか?
現在の状態のままでインプラントを行うと以下のようになります。
スライド07

上顎洞が下方に下がってしまったために短いインプラントしが埋入ができなくなります。
インプラントが安定するためには、可能なかぎり長いインプラントを埋め込むことが最も大切です。
そのための確実な方法は、上顎洞の中に骨の移植を行うことです。
この治療方法をサイナスリフト法(上顎底挙上術) と言います。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) は、骨の増大を確実に行える治療方法です。
しかし、結構大変な治療にはなります。
移植する骨をどこかから採取することが必要になります。
一般的には、顎の尖端(顎先)や 下顎枝(下顎の奥歯のさらに後ろ側)から取ってきます。
取ってきた骨を粉砕して 人工の骨 と ミックスさせて上顎洞内部に入れるのです。
下顎から採取した骨 と 人工骨 のミックスしたものが骨になるまで 6ヶ月から1年程度待ちます。
そして、骨の増大が確認できたらインプラントを埋入することができるのです。
私自身もこのような治療法も行うことがありますが、できるかぎり避けたい治療です。
(比較するために 次回の症例報告ではサイナスリフト法(上顎底挙上術) を行ったケースを紹介します)
その理由として治療を受ける患者様にとっては負担が大きいからです。
できるかぎり簡単で、
できるかぎり負担の少ない治療、
ということを行いたいと 考えています。
それは もし私自体がこのような治療を受ける立場であったとすれば
できるかぎり大変な治療は避けたいと思うからです。
サイナスリフト法(上顎底挙上術) を行えば、骨の増大は確実に行えますが、
それに対する治療後の腫れが大きくなったり、
骨移植による治療費の負担があったり、
治療期間が長くなります。
患者様ご自身もそうした治療方法はご希望されませんでした。
そこで最終的な治療方法は以下のようになりました。
スライド09

上顎洞を避けてインプラントを斜めに埋入することにしました。
これをインプラントの傾斜埋入 と言います。
これにより、骨移植を避けることができました。
また、長いインプラントを埋入することも可能になりました。
長いインプラントを埋入することで インプラントの本数も最小限の2本で行うことが可能になりました。
以下がインプラントを埋入した直後です。
スライド10

このレントゲンに上顎洞の線を記入したのが、以下のレントゲンです。
上顎洞を避けてインプラントが埋入されているのが分かるかと思います。
スライド11

以下のレントゲンは治療終了時です。
スライド12


本日の症例を見ていただくと 歯を失うと上顎洞が下がってくることがお分かりになったと思います。
また、骨吸収と上顎洞が下がっているために、インプラントが埋入できないケースでも
工夫(インプラントの傾斜埋入 )をすることで大変な治療を避けることも可能になりますし、治療費の削減にもなりました。

難症例を簡単に治療する!
これも大切なことなのです。

前回のブログで紹介しましたソケットリフト法 とは まったく違ったアプローチです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
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年末年始休診の案内

12月30日(日曜日)〜平成25年1月4(金)まで休診とさせていただきます。

次回のブログは、12/13(木)となります。


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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
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最新インプラント症例:171回目

2012年11月29日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『171回目のインプラント症例』になります。
このところ忙しく再アップケースが多かったのですが、
本日は新しい症例です。

始めに院長不在のお知らせです。
12/2(日曜日)は、学術大会参加のため、院長不在となります。
山科先生、真鍋先生、鎌田先生の診療となります。

このところ毎週のように休診 や 不在の日 が続きますが、
日々学ぶことは大切です。
それが毎日の診療に大きくかかわっているのです。

さて本日のインプラント症例は、比較的簡単な症例と言えます。
しかし、簡単といっても15年程前であれば、まだまだ簡単なケースとはいえなかったのです。
インプラント技術も年々進化しており、
以前であれば、一部の技術が卓越した一部の歯科医師しか行なっていなかったような症例が、
現在では誰でもということではありませんが、比較的簡単に行なえるようになってきています。
その一つがソケットリフト法 という治療方法です。

本日は、このソケットリフト法 を見ていただきましょう。

以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

上顎右側の奥歯の被せ物が取れたとのことで来院されました。
痛みはまったくありませんでした。
患者様としては、単に被せ物が取れただけですので、
そのまま着ければ、問題ないと思っていらしたようでした。

しかし、現実は大きく違ったのです。
この歯は歯根破折 していたのです。
スライド02


歯根破折 については、何度もこのブログで解説してきました。
始めてこのブログを読まれる方のために
簡単に神経のない歯について解説します。

神経のない歯は もろく 通常の咬む力でも割れてしまうことがあります。
こうした状態を患者さんに説明する時に"木"に例えてお話しすることがあります。
生き生きとした木はたたいたり、蹴ったりしても折れたりすることはありませんが、
枯れた木は折れる可能性があります。
神経を取った歯も枯れた木と同じような状態になります。
神経のない歯は血液供給がなくなるためもろくなってしまうのです。
過去の神経がない歯の歯根破折症例は、以下をご覧になって下さい。

歯根破折 症例

歯根破折 症例:1
歯根破折 症例:2  
歯根破折 症例:3
歯根破折 症例:4
歯根破折 症例:5
歯根破折 症例:6
歯根破折 症例:7
歯根破折 症例:8
歯根破折 症例:9
歯根破折 症例:10
歯根破折 症例:11
歯根破折 症例:12

上顎右側の奥から2番目の歯は、歯根破折 していため、抜歯となりました。
スライド03


ちなみに神経のない歯は、以下の赤丸(●印)です。
神経のない歯が多くあるのが分かります。
スライド04


以下は抜歯後です。
スライド05


抜歯部が治ったら、インプラントの埋入となります。
しかし、ここで問題となったのが、骨の吸収上顎洞の存在です。

まず、骨吸収について見てみましょう。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド06


次に問題となるのが上顎洞の存在です。
緑線は上顎洞という空洞です。
緑線の上方は、骨ではなく、穴が開いているのです。
骨もない、ただの空洞です。
いつもこのブログをご覧になっている方はもうすでにご存知のことと思います。
上顎洞の詳細は、以下を参考にして下さい。
        上顎洞
スライド07


骨吸収が起こっていることと 上顎洞の存在により
インプラントを埋入するための骨の高さが少ないのです。
具体的には、骨の高さ約6ミリ程度しか存在していません。
スライド08

上顎の奥歯に適切な長さのインプラントを埋め込むためには、
10ミリ以上の長さのインプラントが必要です。
現在の残っている骨の高さは約6ミリということは、
4ミリ以上の骨の高さが不足していることになります。
そこで行う治療がソケットリフト法 です。
ソケットリフト法説明の前に 先ほどの上顎洞についてもう少し解説しないといけません。

上顎洞は、硬い骨ではありません。
分かりやすく説明すると
少し硬い布が垂れ下がっている状態
と思って下さい。
しかし、この布は破れやすいのです。
それではソケットリフト法 の具体的な治療方法について解説します。

骨の高さが少ない状態で 無理に長いインプラントを埋入しようとすると
上顎洞を突き破ってしまいます。
そして、上顎洞が破れてしまいます。
p_img_04

そこで、以下のように治療を行います。
図1:
上顎洞の手前 1ミリまで骨に穴を開けます。
この1ミリ手前までというのが重要なポイントです。

図2:
開けた穴に 人工骨 を入れます。
人工骨の種類については今回省略しますが、
当医院で使用しているのはβーTCPという完全な人工で精製された骨です。
安全性が非常に高い材質です。
この人工骨を穴に入れた状態で、下から(穴を開けた骨の入口から)
棒状のオステオトームと言われる器具でたたきます。
この時 患者様には、コンコン とたたかれている感じがあります。
人工骨(βーTCP)を入れてたたき、
上顎洞の中に人工骨(βーTCP)を入れていきます。
この作業を何回か繰り返します。
そうすると上顎洞の中に少しずつ人工骨(βーTCP)が入り込みます。

図3:
結果的にインプラントを埋入するための骨の高さが確保されます。
p_img_05

ここまでがソケットリフト法 の術式です。

私が始めてソケットリフト法 を行なったのが約12年前です。
この当時 ソケットリフト法自体は、すでに多くの研究発表がされており、
使用する器具 等さまざまな情報は得ていましたが、
まだ未知の部分もあり、おそるおそる行なったことを覚えています。

現在、ソケットリフト法 という治療は、インプラント治療を手がける先生であれば、ほとんどの方が行なっている手法となっています。

以下は、ソケットリフト法 によりインプラントを埋入した直後です。
スライド09


現在ソケットリフト法 は、当たり前の治療となっています。
この手法により骨の高さが少ないケースでも比較的簡単にインプラントを埋め込むことが可能となりました。
しかし、どんなに骨吸収が起こっているケースでも可能ということではありません。

上顎の奥歯において、骨の高さが5ミリ以下の場合には、ソケットリフト法 で対応が難しいことがあります。
先生によっては、骨の高さが3ミリ程度であってもソケットリフト法 で対応される場合もあるようですが、あまり お勧めできる一般的な基準ではありません。
骨の高さが3ミリ程度でソケットリフト法 が行なえる先生は、相当の技術をもっていると言えます。
しかし、インプラント治療を始めたばかりの若い先生が
このような症例に出会った場合に、
「骨の高さが3ミリでもソケットリフト法でインプラント可能!」
という症例を 情報誌 等で見て
「それならやってみよう!」
というようにチャレンジをされることがあります。
先ほども書きましたように 3ミリの骨の高さでソケットリフト法ができる先生は、
相当の技術力や経験があるから可能なのです。
インプラント治療を始めたばかりの先生が手がける症例ではありません。

以下は、被せ物を装着し治療が終了した後です。
スライド10



治療費
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全て含まれた費用です。


次回のインプラント症例ブログは、12/6日(木)になります。


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12月30日(日曜日)〜平成25年1月4(金)まで休診とさせていただきます。


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  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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大口式インプラント法(OAMインプラント法)

2012年11月22日(木曜日)です。

この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。

始めに休診のお知らせです。

11/23(金曜日)祝日
11/24(土曜日):口臭セミナー参加のため休診


11/25(日曜日):10時から診療(いつもより30分遅く開始です)



今年も 残すところ あと 1ヶ月ちょっととなりました。
痛みがあったり、歯が欠損部があり噛めないという方は、早めにお近くの歯科医院に行かれて下さい。
年末ギリギリで歯科医院にいっても 1日で 差し歯 や ブリッジ が完成するわけではありませんので、早めの受診が必要です。
お正月から噛めなかったり、痛みがあるのでは嫌ですよね。

先日国際口腔インプラント学会 に参加してきました。
新しい情報を得ることは重要なことであり、
さまざまな症例を見ることで 明日からの診療に大変役立ちます。

さて 本日の話しになります。
今日は 症例ではなく『大口式インプラント法』の話しになります。

「大口式インプラント法(OAMインプラント法)」というのは、どのような治療法なのでしょうか?
一般的なインプラント治療とはなにが違うのでしょうか?

「大口式インプラント法(OAMインプラント法)」というのは、
使用するインプラントのメーカーの種類のことではありません。
インプラントを顎の骨の中に埋め込むための 手術方法のことです。

時々 この「大口式インプラント法」をご希望されて来院される患者様もいらっしゃいます。

それでは、「大口式インプラント法」について解説します。

通常、インプラントを顎骨内に埋め込むためには、専用のドリルで穴を形成します。

インプラントの直径(太さ)は、使用するインプラントメーカーにより多少違いますが、
3.5〜4.5ミリ程度あります。

そのため、適切なインプラントを埋入するためには、それ以上(インプラントの太さ以上)の骨の幅が必要になるのです。

具体的には、インプラントの周囲に1ミリ以上の余剰な骨幅が存在することが必要です。
つまり、適切にインプラント治療を行なうためには6ミリ以上は 骨幅が必要だということです。

しかし、多くの症例で6ミリ以上の骨幅が存在するケースは、少ないのです。

骨幅が少ない場合には、骨を増大させるGBR法(骨再生治療法) が必要になります。

この治療は、骨を増大(再生)できる大きな利点もありますが、大変な面もあります。
大変というのは、手術後の 腫れ や 疼痛 が起こる確率が高いということです。

もちろん、骨吸収が大きく、大幅に骨の増大(再生)を行おうとすれば、それだけ大変になります。

また、骨の再生量には 限界があり、どのような状態でも骨を元通りの状態に回復させることが可能なわけではありません。詳細は、以下をクリック
    •GBR法(骨再生療法)の限界
     
できれば、GBR法(骨再生治療法) を行わない方が楽なことになります。

「大口式(OAM)インプラント法」は、ドリルをほとんど使用しないで、骨幅を増大させて インプラントを埋入する方法です。(ほとんどですので若干は使用します)

話は、また一般的なインプラントの手術方法になります。
通常、骨に穴を開けるドリルですが、2〜4種類程度の太さがあります。
細いドリルから始め、最終的なインプラントの直径に近いサイズまで 順番にドリルを太くし、穴を開けていくのです。

OAM(大口式)インプラントは、ドリルではなく、細いキリのような器具です。
骨を削る刃は 付いていないので、骨が削られることはありません。
細いキリのような器具から 少しずつ 太くし、穴を押し広げて拡大します。

一番細い器具(キリ)で、0.5ミリです。
そこから約0.2ミリづつ 器具(キリ)は、太くなります。
最終的に、インプラントを埋め込むことが可能になるまで、16〜20種類の器具(キリ)を使用します。
oam


一般的なインプラントに使用するドリルが2〜4種類なので、いかにOAM(大口式)が少しずつ穴を拡大しているかが分かるかと思います。

ドリルは、骨を削りとり、穴を開けますが、
OAM(大口式)は、骨を削らないため、穴が大きく拡大されるたびに 骨幅が、押し広げられるのです。

骨には弾性があります。
例えば、厚さ3ミリの骨幅があったとします。
この骨の真ん中に 小さい 器具(OAMのキリ)を挿入し、穴を4ミリ程度まで拡大したとします。
計算上は、骨幅は、7ミリまで拡大されることになります。

現実的には、骨の吸収状態は、凸凹していたり、硬さも違うため、全て理論上とは違いますが、確実に骨幅は、太くなります。

ただし、時間はかかります。
通常、ドリルを使用すれば、骨幅に問題がなければ1本の埋入で5〜10分程度で十分終了しますが、
OAM(大口式)では、16〜20種類の器具(キリ)を使用し、他にも使用する器具がありますので、
大変時間がかかります。

しかし、非常に有効な治療法であることは間違いないことです。

それでは、「大口式(OAM)インプラント法」を行なうと骨の幅はいくらでも拡大できるのでしょうか?
GBR法(骨再生治療法) を行なわなくても良いのでしょうか?

それは違います。

もともとの骨幅によっても大きく変わりますが、
もともとの骨幅が4〜5ミリ程度あれば、「大口式(OAM)インプラント法」のみで十分骨幅を拡大させることが可能な場合があります。

しかし、骨幅が2〜3ミリしか存在しない場合には、「大口式(OAM)インプラント法」のみで対応することは難しいです。
もともとの骨幅が2〜3ミリしか存在しない状態を
6ミリの骨幅に拡大させることはできません。
この場合には、
「大口式(OAM)インプラント法」+ GBR法(骨再生治療法)
ということになります。

「大口式(OAM)インプラント法」を行なう結果、骨を増大させるようなGBR法を最小限にすることが可能になります。
この最小限というのが大きなポイントなのです。

実際に 私自身も「大口式(OAM)インプラント法」と同様の骨幅を広げる 『スプリッティング法』を行うようになってから GBR法を行う頻度がだいぶ少なくなってきました。

骨吸収が大きい場合には、GBR法を行うことがあっても 簡単な処置のみで終了させることができるため、患者様の負担もずいぶんと少なくなってきています。

GBR法は、骨吸収の程度にもよりますが、それなりに大変な治療です。

手術時間が かかれば かかるほど 術後の腫れ 等も大きくなります。

以前のインプラント治療は、骨の吸収がある場合には、骨の移植を積極的に行い、インプラントを埋め込むといった方法が主体であり、治療優先の考えがありました。

もちろん骨吸収がある部位には、インプラントは適切に行えませんので、骨を増大させることは重要なことです。
しかし、骨を増大させることと同程度で患者様の負担を軽減することも重要です。
もちろんOAM(大口式)インプラントで全ての問題が解決できるわけではありませんが、多くの症例で手術にかかわる負担を軽減させるこが可能になります。

「大口式(OAM)インプラント法」が適応ではないケースとして、

1.骨幅が十分にあるケース
  (もともとそうした状態は、通常のインプラント治療 が適応されます)

2.硬い骨
  (硬い骨は骨を広げようと思っても難しいことがあります。
   一般的に上顎の骨は柔らかいケースが多く、下顎は骨が硬いのです)

3.長時間の手術に耐えられない方
  (大口式(OAM)インプラント法は、非常に時間がかかるため、
   長時間お口を開けていられない場合には適応となりません)

適応症さえ合えば、有効な治療法と言えます。

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当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
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仮歯 の費用、
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OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のインプラント症例ブログは、11/29(木)になります。


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 さい。
 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:170回目

2012年11月15日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『170回目のインプラント症例』になります。

始めにお知らせです。
次の日曜日(11/18)は、国際口腔インプラント学会 出席のため、
院長と鎌田先生は休みになります。

また、来週の休診のお知らせです。
11/23(金曜日:祝日)、
11/24(土曜日)ほんだ歯科口臭勉強会参加のため休診
となります。

秋は、学会シーズンなので休診日で多くなり、ご不自由をおかけします。

現在 予約が非常に混んでおり、患者様にとっては予約が非常に取りづらくなっています。
特に土曜日は、年内の予約は ほぼうまっております。
(現時点でネット予約 では、土曜日の年内予約は あと4名のみしかあいていません。)
12月に入るとご希望のある日に予約を取ることはできない可能性が高いと思いますので、
できるかぎりお早めにご予約下さい。


最近は治療計画の作製 等 仕事が多く溜まっており、
このインプラント症例ブログも再アップが続いております。
本日も再アップになります。

本日の症例は、『治療計画の難しさ』です。
治療計画というのは、口腔内だけでは考えられません。
虫歯がいっぱいあったり、
歯周病が進行していたり、
噛み合わせがズレていたり、
欠損数が多かったり
した場合には、治療計画が非常に複雑になります。
もちろん、治療期間、治療方法、治療費、患者様の体調、治療費対するご理解の程度…等に制限がなければ、理想的な治療方法があります。
しかし、現実問題として、
 忙しくて通院が難しい!
 痛みのある治療は嫌!
 体調が悪い!
 高額な治療費は無理!
といったさまざまな問題があり、『どこまで治療を行うか』ということは
患者様のご希望、口腔内の状態 等を考えた上で決定されます。

本日ご紹介する症例も悩むことが非常に多かったケースです。

それでは早速始めましょう。
以下が初診時のレントゲンです。
スライド01

グラグラしている歯が多くありました。
スライド02

虫歯!
歯周病!
歯がない部分がある!
噛み合わせのズレが起こっている!
等さまざまな問題があります。
いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こす前の骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
スライド03

さらに分かりやすくするために 骨吸収部位を赤色の領域で表しします。
スライド04

骨吸収が非常に大きいのが分かります。
多くの歯が初診時にすでにグラグラです。
指で触っても取れそうな歯も多くあります。
下顎右側の奥歯がないことからも 噛むことも困難になっています。
一番最初に問題となるのが、
『どの歯を抜歯するのか?』ということです。
スライド05

現実問題としては、ほとんどの歯は将来性が低く、抜歯の対象です。
スライド06

逆に治療が可能な歯は以下の歯です。
歯周病治療、虫歯の治療…等を行うことにより治療が可能な歯です。
スライド07

患者様のご希望としては、
『極力 抜歯しないで 歯を保存したい!』
とのご希望がありました。
治療を受ける患者様側としては、当然のことです。
私達歯科医師も極力歯を保存したいと考えています。
しかし、将来性を考えた場合、
保存する方が良いのか?
抜歯した方が良いのか?
等を考えなければいけません。
スライド08

今回の症例も
歯周病の状態、
虫歯の状態、
噛み合わせの状態、
患者様のご希望を考えて以下の歯を抜歯することにしました。
スライド09

保存が厳しい歯もありましたが、それらの歯は残す(保存する)ことにしました。
最終的な治療計画は以下のようになりました。
スライド10

それでは、この治療の妥当性について解説していきます。
まず、右側です。
抜歯後 右側奥歯は、上下後ともに欠損になります。
欠損した部位の治療方法としては、
1.インプラント
2.義歯(入れ歯)
になります。
患者様は、取り外し式の義歯(入れ歯)は嫌なため、固定式のインプラント治療を選択されました。
スライド11

右側の奥歯の治療方法はこれで決定です。
次に上顎の前歯部です。
これが大きな問題となるのです。
今回の治療計画では、上顎前歯部は、2歯のみを抜歯し、2本のインプラントを埋入する計画になっています。
しかし、問題なのはインプラントを埋入した両側の歯(天然歯)です。
この歯自体すでにグラグラしています。
将来性はあまり高いとはいえません。
スライド12

もし、上顎の前歯部に2本のインプラントを埋入した後で
その両側の歯がダメになった場合には、
さらに2本のインプラントの追加が必要になります。
スライド14

そのため、理想的な治療方法としては、
上顎前歯部の2歯のみを抜歯するのではなく、
将来性の低い残りの歯も抜歯して治療計画を立てることです。
具体的には上顎前歯部は、4歯とも抜歯です。
スライド15

そして、2本のインプラントを埋入し、
インプラントブリッジとする方法です。
スライド16

この治療方法のが、最終的な治療費の削減にもなります。
治療の繰り返しもありません。
理想的な治療方法です。
しかし、理想的な治療方法 と 患者様のご希望とは違います。
患者様には、将来的に起こる さまざまな ことをご説明しました。
その結果、患者様は、
『なんとか歯を残したい!』という強いご希望がありました。
これが最終決定です。
スライド17

どの治療方法が良いということではありません。
それぞれの利点、欠点を十分ご理解していただき、
最終的な治療方針が決定されるのです。
次に下顎左側です。
スライド18

今回の治療計画では、欠損部周囲の歯を削り、ブリッジという治療方針になりました。
しかし、理想的には、ブリッジではない方が良いでしょう。
下顎左側の奥歯の治療方法としては、
1.ブリッジ
2.義歯(入れ歯)
3.インプラント
になります。
スライド19

患者様は、取り外し式の義歯は嫌であったため、
ブリッジ もしくは インプラント となります。
理想的にはインプラント治療が良いでしょう。
この理由として、歯を削ることがないからです。
スライド20

しかし、インプラント治療の場合、費用の問題がどうしてもあります。
スライド21

今回、右側 や 上顎前歯部 にもインプラント治療を予定しています。
さらに下顎左側までインプラント治療となると これは大変です。
今回の治療で最優先となる治療は、右側です。
右側の奥歯できちんと噛むことが可能となることが
将来的に口腔内を維持するために重要なことなのです。
スライド22

さまざまなことを考えた結果、下顎左側の奥歯はブリッジで対応することにしました。
また、このブリッジも治療費を抑えることを考え、保険のブリッジにしました。
ブリッジは、残っている歯の数によって違いますが、
ほとんどのケースで保険が適応されます。
ただし、材質は限定されます。(保険で セラミック 等は使用できません)
下顎左側のブリッジの治療費は、約25.000円程度です。
(神経がある、ない、によっても違います)
以下がインプラント治療が終了した状態です。
スライド24


今回の症例のテーマは、『治療計画の難しさ』でした。

治療費
インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
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最新インプラント症例:169回目

2012年11月8日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。
『169回目のインプラント症例』になります。

このインプラント症例ブログで良くアップするケースとして、
重度歯周病で抜歯した後のインプラント治療、
神経がない歯が折れた(歯根破折)後のインプラント治療、
骨吸収が高度に起こっている場合のインプラント治療
といった症例をアップすることが多いです。

本日アップするケースは、そうした治療内容が難しい症例ではありません。
治療方針に悩んだ症例と言えます。

さっそく初診時のレントゲンから見てみましょう!
下顎の左側の奥歯が欠損しているために来院されました。
スライド01

スライド02

患者様は欠損部にインプラント治療をご希望されていました。
スライド03

いつものように 骨吸収の状態を分かりやすくするために
骨吸収の状態を線で書いたのが以下のレントゲンになります。
青線が骨吸収を起こすの骨の位置です。
赤線は、現在の骨の位置です。
かなりの骨吸収が起こっているのが分かるかと思います。
スライド04

さらに わかりやすくするために、
骨吸収部位を赤色で表示します。
骨吸収が本当に大きいことが分かります。
スライド05

骨吸収以外にも問題があります。
欠損部手前の歯が斜めになっているのです。
これが欠損部にインプラント治療を行うのに問題となっています。
スライド06

もし、現状のまま 欠損部にインプラント治療を行うと
手前の歯が斜めに傾斜しているため
インプラントを埋め込むための位置が限定されてしまいます。
以下のようになってしまうのです。
スライド07

スライド08

もし、インプラントを埋入した部位の手前に
隙間(欠損部)ができる場合には、
カンチレバー という方法で欠損部をどうにかする方法はあります。
(欠損部(隙間)に歯(被せ物)を1歯分延長させる方法)
スライド09

しかし、やはりこのままの状態で単に欠損部にインプラントを埋め込むことは
問題が起こります。
骨吸収が大きく起こっているのでインプラント治療自体が難しくなります。
スライド10

また、欠損部手前の歯が
神経がないことも将来的な不安を残すことになります。
以下の赤丸()が神経がない歯です。
スライド11

欠損部手前の歯は、
神経がないこと、
歯が斜めになっていること
を考えると将来的に歯根破折 を起こしてもおかしくない歯です。
スライド12

もし、欠損部手前の歯を抜歯しないで 奥にインプラント治療を行った後で
手前の天然歯がダメになった場合には
新たに追加のインプラント治療が必要になります。
スライド1

スライド14

患者様には 上記のような説明を行いました。
つまり、
1.欠損部手前の歯を残して奥のみにインプラント治療を行うか?
2.欠損部の手前の歯を抜歯してインプラント治療を行うか?
です。

最終的には、患者様のご希望もあり、
欠損部手前の歯は抜歯となりました。
スライド15

以下は抜歯後です。
スライド16

最終的なインプラントの治療計画は、以下のようになります。
スライド17

最終的なインプラント治療計画の利点は以下のようになります。               
1.最終的なインプラントの本数を少なくできる
   (トータル治療費の削減)

2.適切な位置にインプラント埋入が可能

3.骨吸収の起こっている部位を避けることが可能
   (治療の大変さを最小限にできる)

以下は治療終了後です。
スライド19


どちらの治療方法が良いということではありません。
将来的にどのようになるのか?
治療費は?
治療の難易度は?
治療期間は?
等、それぞれの治療の利点、欠点を十分にご理解して選択していただくことになります。

そのため、当医院ではインプラント治療をご希望される方に対して
患者様に合わせた治療計画書(A4 30ページ程度の計画書)をお渡ししています。
インプラント治療は、単に歯が欠損している部位に
インプラントを埋め込めば良いわけではありません。

将来性的なリスクや
口腔内の状態(歯周病、噛み合わせ…等)、
治療費、
治療期間
等をきちんとご理解してからお決めになっていただくことが重要です。

本日の症例で使用したインプラントはストローマンインプラント(ITIインプラント) です。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント     168.000円(消費税込)×2本
被せ物(白い歯)   105.000円(消費税込)〜 ×3歯分
合計 651.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になりますので、
合計 556.500円(消費税込)
になります。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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「今、何を後悔していますか?」という話し

2012年11月 1日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。

本日は いつもの症例ではなく、ビジネス情報誌「PRESIDENT] に載っていた記事を紹介します。

ビジネス情報誌「PRESIDENT]が シニア1000名に
「今、何を後悔していますか」
というアンケートを実施した記事です。
「健康」のジャンルでは「運動」「食事」「タバコ」関連ではなく
「歯の定期検診を受けていればよかった」
が第一位でした。
この結果に聖路加病院の日野原先生が「歯周病と糖尿病」との関係にも触れ、
定期検診を推奨されています。
歯の検診を受ければ良かった


仕事で忙しい時期 等は、なかなか治療に専念できない時期はあるかと思います。
しかし、歯を失って始めて 歯の大切さ、噛むことの大切さ を実感するのです。

私は、歯周病専門医 ですので、重度歯周病の患者様が多く来院されます。
しかし、あまりにも進行してしまった歯周病の方が多いのも事実です。
私のような専門医でも全ての歯周病を治すことはできません。

一般的な慢性歯周病は、長い年月をかけて進行します。
抜歯となるような状態まで進行した慢性歯周病の場合、
15〜20年という長い年月をかけて進行しています。
そのため、早い時期で適切に治療を行なっていれば、十分歯周病の進行を停止させ、
長期的に維持させることは可能です。
しかし、悪い状態を10年も20年も放置してしまえば、
いくら歯周病専門医 でも残すことはできないのです。

歯周病は、病状が進行すると 歯を支えている骨が吸収する 病気です。
支えている骨の吸収が進行すると 歯がグラグラ してきて 抜けてしまいます。
もちろん、歯周病が進行しないうちに 適切に治療を行えば、歯周病の進行を停止させることが可能です。
歯周病の治療とは、
ルートプレーニング
フラップ オペレーション
GTR法
エムドゲイン法
といった治療です。
しかし、こうした治療にも限界があります。
先にも記載しましたように あまりにも骨吸収が進行してしまった場合には、
私のような歯周病専門医 であっても治すことは不可能です。
抜歯になります。
全ての歯周病を治すこはできないのです。
しかし、患者様にとって抜歯は可能なかぎり避けたいものです。
そのため、完全に抜歯しか方法がない状態でも 抜歯をご希望されない方は、多くいらっしゃいます。
これが、大きな問題なのです。
こうしたことを患者様に 他の例でご説明することがあります。
お腹が痛くて内科を受診したとします。
診査の結果、病名が ガン(癌)と診断されたとします。
しかも、ガンは、かなり進行していたのです。
もっと早い段階でガンが発見されていれば、抗ガン剤 や 放射線治療で治ることが可能だったのですが、
ガンが進行してしまっている現状では、ガンの部分を切除するしか治療方法はなかったとします。
もし、切除しないと ガンは、他の臓器にも転移してしまうからです。
ガンが転移した結果、生死にも関わってくるのです。
そのため、外科処置によってガンを切除する方法を選択するのです。
歯周病も同じです。
歯周病は感染症 ですので、治療を行っても治らない歯を放置すると
必ず 他の歯に感染してしまいます。
つまり、さらに多くの歯を失ってしまうのです。
歯周病は、感染症 であることをしっかりと認識することが 歯周病治療を行うための第一歩なのです。

日本人の死因第一位の病症は「がん」(悪性新生物)であることはご存知のことと思います。
そして、早く発見できれば、治る確立が高いこともご理解できますよね。
早く発見するということは、定期的に検査を受けるということです。
歯周病もそうですが、早い段階で治療を開始することが最も有効なことなのです。

ガンでも 歯周病でも 進行してしまった状態では、治すことは難しいのです。

またガン(癌)の中でも肺ガンは、最も多い病気の一つです。
肺ガンの原因として、考えられるととして喫煙があります。
喫煙は、もっとも死亡リスクの高いことの一つ言えます。
そうであれば、喫煙されている方は、人間ドックのような検査を定期的に受けることが
非常に重要です。
「知り合いのおじいさんは、90歳までタバコを吸っていたが、元気だった!」
「だからタバコを吸っても関係ない!」
「タバコは、絶対に辞めない!」
というような意見を聞くことがありますが、まったくナンセンスです。
私の知り合いの中でも肺ガンにかかった方を何人か知っていますが、
その全ての人は、肺ガン宣告後に
禁煙しています。
以前は、絶対にタバコは辞めないとい言っていた人でも
禁煙します。
そして「もっと早く禁煙していれば…」と後悔するのです。

今回のテーマである
「今、何を後悔していますか」
ということですが、今できることはあるはずです。
歯科も定期的に検査を受けることにより防げることはいっぱいあるのです。

ここで一つ注意事項があります。
歯科で定期検査を受けられる場合で、歯周病検査をご希望される場合には、
必ず 「歯周病検査希望 」と言われて下さい。
私の経験上、当医院に来院される重度歯周病の患者様の中には、
「定期的に歯科医院でメインテナンスを受けていた!」
「歯周病なんて1回も言われなかった!」
という方も少なくないのです。
しかし、定期的に歯科医院でメインテナンス(定期検査) を受けていたとしても
歯周病検査 は行なっていなかったのでしょう。

虫歯のチェック と 歯石を取る ことが定期検査としている歯科医院もあるのかもしれません。

もし、診療内容にご納得できない場合には、
各専門医を受診されることが良いでしょう。
歯周病専門医であれば、日本歯周病学会のHPに歯周病専門医が記載されています。
以下を参考にして下さい。
日本歯周病学会ホームページ(歯周病認定医掲載ページ)
   日本地図がありますので、ご希望の都道府県をクリックして下さい。

早期発見、早期治療が大切です。
本日は、インプラントの症例ではありませんでした。
次回のインプラント症例ブログは、11/8(木)になります。




当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
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治療計画以上の追加費用はありません。
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オリコン歯科医院ランキング2012年度版発表!

オリコン(音楽のオリコンチャートが有名ですが…)の2012年度版が
公表されました。
オリコンは、音楽以外でもさまざまな分野でアンケート調査を元にしてランキングを発表しています。
当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
ランキングされた多くの歯科医院は、大学病院 や 規模の大きい歯科医院ばかりでしたので、当医院のような小規模の個人歯科医院が選出されることはとても喜ばしいことです。
今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

ランキングの詳細は、以下をクリックして下さい。
  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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 基本的に、当日に回答させていただきます。

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
HPでは 治療費(費用)の説明や インプラント症例 無料相談コーナーもあります。

最新インプラント症例:168回目

2012年10月25日(木曜日)です。
この最新インプラント症例ブログは毎週木曜日にアップしています。

次の日曜日(10/28)は、学術講演参加のため、休診となりますので
本日は代わりに診療です。
『168回目のインプラント症例』になります。

先々週は私の体調不良のため、私自身が1週間休みだったため、
今週はとても忙しくなっています。

本日ご紹介する症例は、治療計画が理想どおりに進まなかったケースです。
再アップケースです。

インプラント治療をご希望されて来院されるということは、
すでに歯が欠損しているか
ダメな歯があり、抜歯を予定しているか
ということになります。

歯が欠損している場合、単に欠損している部位だけをみて
治療計画を立てるわけではありません。
欠損している周囲の歯の状態や
口腔内全体の状況をみて 治療計画を立てます。
これが重要なことなのです。

例えば、歯が1歯分欠損している患者様が来院されたとします。
検査を行った結果、欠損している部位の両側の歯もすでにダメな状態でした。
つまり、欠損している部位の両側の歯は抜歯しかない状態であったのです。
この場合の治療方法としては以下のことが考えられます。

1.欠損の両側の歯は状態が悪い歯であるため、
  この両側の2歯を抜歯し、
  3歯欠損として治療を考える。
  具体的には3歯欠損に対して 2本のインプラントを埋入し、
  3歯分の被せ物を作製する インプラントブリッジ とする。

2.両側の状態の悪い歯は 抜歯は行わないで、
  単に欠損している1部位のみにインプラントを埋入する。

2番目の方法で治療を行うことは もちろん可能です。
しかし、他に欠損している 1部位のみにインプラントを埋入しても
すぐに両側の歯がダメ(抜歯)になるため、
追加のインプラント治療を すぐに行う必要性があります。
後から2歯分のインプラントを追加することになるので、
結果論として3本のインプラントになります。
治療も何度も行うことになります。

もし、1番目のように始めから 将来性の低い 両側の歯を抜歯していれば、
2本のインプラントでブリッジとなったため、
治療費を抑えることもできましたし、
治療を何度も行うこともありません。

このようにインプラント治療を行う場合には、
単に欠損している部位だけをみて 治療計画を立ててはいけません。
欠損の周囲の歯の状態や
口腔内全体を考えることが重要なのです。

前置きが長くなってしまいましたが、本日の症例になります。
今回の症例報告はかなり長い話しになります。
本日ご紹介する患者様も 先に解説したような問題がありました。

以下が初診時になります。
右下の奥歯の被せ物が取れたとのことで来院されました。
スライド01

診査の結果、
虫歯が深く、
歯根破折 も起こしていました。
スライド02

診断は抜歯です。
スライド03

抜歯後は、インプラント治療を希望されました。
スライド04

ここで問題となるのが 欠損した周囲の歯の状態です。
スライド05

上記のレントゲン写真の丸で囲んだ部分を拡大したのが 以下になります。
欠損部(抜歯した歯の)手前の歯は、虫歯が非常に深く、
保存が厳しい状態です。
スライド07

本来であれば、この虫歯の深い歯は、グラグラしても(取れても)おかしくない状態です。
しかし、この被せ物はグラグラして(取れていない)いません。
その理由として、手前の2歯と連結してあるのです。
つまり、3歯分連結した被せ物を装着してあるため、
虫歯が大きく進行していても 被せ物が取れたりすることがありませんでした。
また、この歯は神経がない歯です。
そのため、痛みもなく、患者様は問題をまったく感じていませんでした。
しかし、実際には 欠損部手前の歯は 保存が厳しい状態でした。
また、さらにその手前の歯も状態が悪い歯でした。
スライド08

患者様には、今回抜歯した歯以外にも問題があることを説明し、
将来性を考えれば、欠損部の手前の歯の2歯分も抜歯して
治療計画を立てた方が良いことを説明しました。
特に欠損部手前の歯は、すぐにダメになる可能性が高いことを説明しました。
しかし、患者様のご理解は得られませんでした。
スライド09

そして、近い将来には、手前の歯を抜歯する必要性があることをご理解していただいた上で
欠損部のみにインプラント治療を行いました。
以下がインプラント治療が終了した後です。
スライド10

インプラント以外の治療方法として、
1.欠損部の両側の歯を削り、天然歯ブリッジ とする!
2.義歯(入れ歯)!
が考えられます。
義歯(入れ歯)が嫌であれば、ブリッジも選択肢の一つです。
しかし、先程説明しましたように 欠損部の手前の歯は、
明らかに虫歯が進行しており、
ブリッジの土台としてはまったく使用できない状態です。
もし、ブリッジを選択した場合、
治療後 すぐにダメになってしまいます。
全ての治療が理想どおりに行える分けではありません。
今回の治療は、周囲の歯の将来性を説明した上で
患者様の同意を得て欠損部のみにインプラント治療を行ったのです。
スライド11


暫くしたら 当然のことながら 問題は起こりました。
インプラントの手前の2歯の被せ物が取れてきたのです。
これは 想定していた範囲でした。
スライド12

患者様は、なんとか抜歯しないでの治療をご希望されましたが、
とても再治療は難しい状態でした。
そこで 患者様には抜歯しか方法はないことを説明しましたが、
ご納得されませんでした。
スライド13

取れた被せ物を 新しく作成することには無理があるので、
そのまま再度接着剤で付けました。
早ければ、数日で取れる可能性がありました。
長くても1ヶ月は保たないだろうと いうことも患者様に説明しました。
また、暫く患者様の通院が途絶えました。

数ヶ月して突然来院されました。
「被せ物が取れた!」
とのことでした。
取れた被せ物を見てみると ビックリです。
インプラント治療後(取れた物を再度被せ物を付けた後)とは違っていました。
なんと他の歯科医院で 取れた3歯を抜歯しないで新しくセラミックで治療がされていたのです。
そのセラミックを行った歯が取れたというのです。
当たり前です。
抜歯しか治療法がないような状態の歯を 無理矢理セラミックで治療しているからです。
また、取れないように3歯分を連結してありました。
連結すれば それだけ 取れにくいのは確かだからです。
スライド14

患者様は、なにせ
「抜歯したくない!」
というお気持ちが強かったのです。
しかし、3歯分を連結した被せ物は、完成から数ヶ月も保たずに再度取れてしまったのです。
スライド15

ちなみに このセラミックの費用は40万円以上したそうです。
治療期間より、短く取れてしまったのです。
当然と言えば、当然の結果です。
始めからダメな歯を 無理にセラミックにしたのですから…
スライド16

ダメになった部分を拡大してみましょう!
スライド17

見る人が見れば明らかに分かるような 悪い状態です。
患者様は、抜歯しないで再度治療をご希望されました。
しかし、この歯を再度治療することは あまりにも無理があることを説明しました。
将来性を考えれば、抜歯しか治療法はないのです。
スライド18

100%将来性のない歯を無理に治療しても
結果的にすぐにダメになってしまうことを再度説明させていただきました。
その結果、ようやく抜歯に同意していただけました。
スライド19

次に問題となったのが、抜歯後の治療の進め方です。
2歯とも抜歯してしまうと 当然のことながら 欠損してしまいます。
患者様は、治療期間中に歯がないことは嫌とのことでした。
また、義歯(入れ歯)を使用することもご希望されませんでした。
スライド20

難しいご要望です。
どのようなことが患者様にとって良いのか?
を考えました。
そして以下のような治療計画を立てました。
とりあえず、奥の1歯のみ抜歯します。
スライド21

そして、抜歯部にインプラントを埋入します。
スライド22

治療期間中は、取れたセラミック(3歯連結された被せ物)を仮歯として使用します。
スライド23

この取れたセラミックの被せ物は、
インプラントと骨が結合(くっつく)する約2〜3ヶ月間使用していただきます。
もちろん 噛むことも 審美的にも 問題はまったくありません。
最終的なインプラントの治療計画は、以下になります。
2歯欠損に対して、インプラントの本数は1本のみです。
そして、被せ物は2歯分です。
こうした治療法をカンチレバー と言います。
スライド24

本来は 欠損が2歯分ですので、
2本のインプラントを埋入することが適切です。
しかし、今回このようなカンチレバー にしたのにはいくつかの理由があります。
まず、治療費です。
先にも説明しましたように 患者様は、数ヶ月しか保たなかったセラミックに40万円以上もかかってしまいました。
そのため、少しでも治療費を抑えることが重要と考えました。
また、インプラントを2本埋入するための一般的な治療方法は、
2歯を同時に抜歯し、2本のインプラントを同時に埋入することです。
しかし、こうした方法では、歯がない期間(義歯を使用する期間)がどうしてもあります。
患者様が希望されている
「入れ歯でなく、歯がない期間をなくしたい!」
ということは達成できません。
上記のようなことを考えて、今回のような治療方法(カンチレバー )にしたのです。
具体的な治療ステップを見てみましょう!
以下は、奥の欠損部にインプラントを1本埋入した直後です。
スライド25

そして、インプラント手術直後には、取れたセラミックを仮歯として使用しました。
スライド26

インプラントと骨が結合(くっつく)後、手前の歯を抜歯します。
スライド27

そして、抜歯と同時にインプラントを土台とした仮歯に変更するのです。
スライド28

以下が全てのインプラント治療が終了した後です。
スライド29

随分遠回りをした治療でした。
結果的に非常に長い治療期間と
高額な治療費(無駄な治療費)がかかってしまいました。
スライド31

本来最も良い治療方法としては、始めに3歯とも抜歯し、以下のように治療を行っていれば良かったと考えられます。
スライド30


本日ご紹介する症例は、治療計画が理想どおりに進まなかったケースです。
実際の臨床の場では、さまざまなことがあるのです。


治療費
上記の症例をインプラントモニターで行った場合の治療費は以下になります。

インプラント   1本  168.000円(消費税込) 
被せ物(白い歯) 1歯  105.000円(消費税込)〜
になります。
治療費をさらに抑える方法として 被せ物を金属製にする方法があります。
金属製の被せ物は、1歯 73.500円(消費税込)になります。

当医院のインプラント治療費用の中には、
治療中のレントゲン撮影や薬代、
土台(アバットメント) の費用、
仮歯 の費用、
治療経過のレントゲン撮影、
セラミック等の被せ物の費用、
スプリッティング法(リッジエクスパンジョン法)
OAM(大口式)インプラントシステム
GBR法(骨増大法:インプラント埋入と同時の場合)
ソケットリフト法 の費用、
静脈内鎮静法(眠っている間に終了します) の費用も含まれています。
治療計画以上の追加費用はありません。
全て含まれた費用です。


次回のインプラント症例ブログは、11/1(木)です。

 インプラントモニター募集(インプラント手術費用20%割引
インプラントモニターの詳細については、下記をクリックして下さい。
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そこで、静脈内鎮静法 による麻酔をもっと多くの方にご利用していただくために 今まで3万円かかっていた費用を無料にしました。
これは、静脈内鎮静法 でインプラント治療を行いたいが、麻酔費用がかかるのがネックと考えられ断念されるケースがでてきたためです。
そのため、暫くの間 試験的に無料とさせていただくことにしました。
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当医院はインプラント治療で 11部門中 5部門で ベスト10入りをしました。
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今後も多くの患者様に支持されるよう スタッフともどもがんばってきたいと思います。

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  オリコン2012年 インプラント治療前のケア・説明部門: 7位
  
  オリコン2012年 インプラント治療の丁寧さ部門: 10位
  
  オリコン2012年 インプラント治療結果部門: 8位
  
  オリコン2012年 治療プランの充実度部門: 10位

  オリコン2012年 治療後のアフターケア・保障制度の充実度部門: 6位

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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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Profile
     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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