最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

治療後

患者さんに優しいインプラント治療:その54

4/17(木曜日)です。


今日も前回の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その5』になります。

優しい治療 その5:ソケットリフト法
上顎の奥歯にインプラントを行う場合、非常に難しい場合があります。
その理由として、上顎においてはインプラントを行うための骨が不足していることの方が多く、 60〜70%の方は骨の増大なくしてインプラントを行うことはできないからです。

特に骨の高さが不足していると治療は困難を極めます。

上顎の奥歯にインプラントを埋入する場合、必要な骨の高さは8〜10ミリ程度です。
しかし、先程書きましたように、上顎の奥歯が欠損している場合、骨の吸収が高度に起っていることが多く、インプラント治療を行うには高さが足りません。
具体的には、骨の高さが5ミリ以下という場合が多くあります。
こうした場合、以前は、 サイナスリフト法という治療を行う必要性がありました。
サイナスリフト法は骨を増大させるのに非常に有効な治療法です。
しかし、この サイナスリフト法の最大の欠点は、患者様に対して非常に負担が大きい治療なのです。
サイナスリフト法は、 骨移植がどうしても必要な治療です。
骨移植を行うとどうしても術後の腫れがかなり起ります。
手や足を治療するのであれば、腫れても 包帯や衣服で隠れますが、『顔面』が腫れた場合には、ちょっと困りますよね。
日常生活にも問題を生じる可能性があります。
骨移植を伴う サイナスリフト法は、上顎の奥歯において高さ的に骨吸収が高度に存在する場合には、非常に有効な方法です。
しかし、患者様にとっては、負担が大きい治療なのです。
それでは、上顎の奥歯に骨の吸収がある場合(高さが少ない場合)、他に治療法はないのでしょうか?
上顎の奥歯に骨の高さが5ミリ程度残っていれば、患者様に負担が大きい サイナスリフト法を行わなくても、『ソケットリフト法』という治療法があります。
『ソケットリフト法』は、 骨移植を行う必要性がないため、治療後に腫れる可能性が非常に低い方法です。
近年では、『ソケットリフト法』は、多くのインプラントを手がける歯科医師では一般的な方法になっています。
『ソケットリフト法』の詳細は以下を参考にして下さい。(図解で解説しています)
  ・ソケットリフト法


次回のブログは4/21(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その6』です。

次回は、このテーマの最終回です。
その後は、新しいテーマになります。
『金具を使用しない審美性の高い義歯:ノン クラスプ デンチャー』を予定しています。

お知らせ
4/25(金曜日)午後、4/26(土曜日)は 日本歯周病学会出席のため休診です。

話は、大きく変わりますが、メジャーリーグベースボールの話になります。

イチローや松井の話ではありません。

『薮』投手の話です。

現在、メジャーのジャイアンツに移籍した『薮』ですが、

久しぶりの勝ち投手(2005年5月20日のアスレチック在籍以来)となったようです。

良かったですね。

なぜ『薮』の話かと言いますと、

この白星となった前にインプラントの手術を受けていたそうです。

歯が折れて、抜歯となったために、インプラント手術を行い、手術当日に仮歯をつける

『即時負荷インプラント』を行ったそうです。

投げている最中に、傷口から出血があったそうです。

なにも当番当日に手術をしなくても… と思うのですが…





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患者さんに優しいインプラント治療:その43

4/14(月曜日)です。

今日も前回の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その4』になります。

優しい治療 その4:1回法インプラント

このシリーズのテーマである『患者さんに優しい治療』ですが、
インプラント治療はどうしてもインプラントを埋入する手術が必要です。
治療を受ける患者様にとっては、できるかぎり少ない手術回数で治療を行いたいものです。

インプラントの手術方法は、『1回法』『2回法』という治療方法があります。
この違いについては、下図を見ながら解説していきたいと思います。

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クリックすると拡大されます











『1回法』は、インプラントを骨の中に埋め込んだ後、インプラントの上に付ける『蓋』が口腔内に見える状態で手術が終了します。
インプラントと骨が結合するまでそのまま待ちます。
そして、型を取る段階で、『蓋』を外し、土台を付け型を取ります。
つまり、手術が『1回』で終了するため、『1回法』と言います。

次に『2回法』ですが、インプラントを骨の中に埋め込む際に、完全に歯肉の中に埋め込んでしまいます。
そのため、手術直後は、インプラントがどこにあるか分からない状態です。
つまり、インプラント自体は歯肉の内部にあるからです。
そして先程を同様にインプラントと骨が結合するまでそのまま待ちます。
そして型を取る段階で歯肉の中に埋まっているインプラントを見える状態にします。
その際に、歯肉に切開を行い、歯肉の中に埋まっている インプラントの『蓋』を歯肉の上に出します。
つまり、2回の手術が必要なため、『2回法』と言います。

インプラントは、1950年にスウェーデンの化学者ペル・イングウァール・ブローネマルク博士によって発見されたもので、その当時は2回法でした。
このインプラントシステムはブロネマルクインプラントといい、最も歴史のあるインプラントであり、研究や臨床報告も非常に多数あり、現在でも最も信頼性のあるインプラントのひとつです。

その後、『2回法』の欠点を補うべくスイスから『1回法』のインプラントが開発されました。
これが ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)です。
現在日本において30種類以上のインプラントが使用されていますが、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)はその中でも最も研究報告が多く、優れたインプラントと言えるものです。
つまり、『1回法』『2回法』というものは、もともとはインプラントの開発コンセプトの違いから生じたものです。
現在のインプラントの多くはブロネマルク、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)を模範して作られたものです。

話は戻りますが、患者様にとっては、1回で終わる手術の方が『楽』なので、
だんだんと『1回法』が主流になりつつあります。

このテーマでもある『患者様に優しいインプラント治療』ということから考えても私は『できるかぎり』 『1回法』を選択しています。

『できるかぎり…』というのは、全てではありません。
『1回法』よりも『2回法』のが優れていることがあります。

また、『2回法』でなければ ならないこともあります。

それは、骨の高さや厚さが不足している場合などの骨再生法 (『GBR法』)が必要な場合です。 『GBR法』をインプラントと併用する場合は、感染のリスクがあるため、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント)でも『2回法』で行います。

つまり、『1回法』『2回法』とはどちらが優れているのではなく、インプラントメーカーの開発コンセプトによって違いがあることと、 『GBR法』等の治療の併用によって異なるということです。

しかし、患者様の負担を考え、極力『1回法』で行ことは、『患者さんに優しい治療』になります。



次回のブログは4/17(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『患者さんに優しいインプラント治療:その5』です。


『今週のインプラント手術報告』は、特殊な治療(インプラント手術)ではなかったので、インプラント関連の話をしたいと思います。

インプラント治療を開始する前には、必ず 『インプラント治療計画書』をお渡しし、治療内容や治療費、治療期間、保証の話 等 インプラントに関することについてお話をさせていただいております。

今日は、その際に良く質問を受けることについて解説します。

被せ物の種類についてです。
被せ物の素材の違いで、費用も変わってくるため、患者様も悩みどころです。

以下は、 『インプラント治療計画書』で患者様にお渡ししている内容の一部です。

インプラント等の歯科で使用する被せ物には、大きく分けて、
1 オールセラミック( ジルコニア
2 セラミック
3 ハイブリッドセラミック
4 金属製
があります。

特徴を簡単に説明します。

始めに、セラミックハイブリッドセラミック の違いですが、
セラミックはいわゆる『陶器』と同じようなものです。
変色はせず、審美的に最も優れています。
また、汚れが付きにくく、歯周病のような方や、ブラッシングが十分できない方には適しています。
欠点としては非常に硬いため(天然歯よりも硬い)、噛み合う歯が天然歯の場合には天然歯が磨り減ってしまうことがあります。

次にハイブリッドセラミックですが、素材としてはセラミックにレジンという物を配合して作っています。
レジンとはプラスチックのようなものです。
このレジンを配合することにより硬さを天然歯とほぼ同程度にすることができます。
噛み合う歯が天然歯の場合には天然歯を磨り減らしたりする危険性が少なくなります。

また、セラミックは、その性質から欠けたりすると修復することが困難な材料ですが、ハイブリッドセラミックの場合にはもし欠けたとしてもある程度であれば口腔内で修復が可能です。
しかし、欠点としてはセラミックに比較して審美的には若干劣ります。
レジンは吸水性があるため若干の変色を起す可能性があります。
また、その吸水性のため汚れを付着しやすいという欠点があります。

被せ物は一般的には上記の2種類ですが、奥歯で審美的に問題がない部位は金属製の被せ物がよろしいかと思います。

金属ですが、噛み合わせの長期安定からすると最も優れている材質です。
長期的にはセラミックハイブリッドセラミックと同様に若干は磨り減りますが、かけたりすることはありません。
インプラントの被せ物としては一番お勧めです。

しかし、欠点として金属製ですので見た目に問題があります。
最も奥歯であればよいかと思いますが、少し手前になると見えてしまいます。
そのため多くの患者さんは金属を避ける傾向にありますが、私達からすると安全性の高い金属がいいと思います。

結論としてどれが優れているということではなく口腔内の状態により使い分ける必要性があるかと思います。

例えば、多数歯の被せ物を行う場合、見える前の部分をセラミックハイブリッドセラミック、見えにくい奥歯の部分を金属にするという方法もあります。

オールセラミック・ジルコニアについては、下記をクリックして下さい。
オールセラミック・ジルコニア



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インプラント治療後は腫れるのか?:その35

3/27(木曜日)です。
今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その3』になります。


6 手術前の抗生剤の服用による腫れの予防
  次に抗生剤の術前の服用です。
  いくら手術環境を整えても100%無菌であるとこは無理なことです。
  そのため抗生剤の服用は重要になってきます。
  一般的に抜歯を行うと治療後に抗生剤の処方があり、
  抜歯後に患者さんは 服用することになります。
  しかし、本来は抜歯後に服用するのは遅いことになります。
  抜歯後に抗生剤を服用して効果があるのは術後の感染予防です。
  抜歯時の感染予防にはなりません。
  抜歯前に抗生剤を服用する必要性があります。
  しかし、日本の保険制度では抜歯前の抗生剤投与は認められていません。
  そのため通常は抜歯後に処方されることになります。
  インプラントにおいては保険診療ではないため
  術前に処方することがほとんどです。
 (場合により治療後に服用することもあります)
  インプラント治療中の感染予防に対して効果がある抗生剤の処方方法は
  治療の1時間以上前です。
  そうするとインプラント治療中の感染予防対策になります。
  しかし、現実的には手術の1時間前にいらしていただくのは大変ですので、
  当医院では前日から服用していただいています。
  抗生剤の術前服用に対しては以下のようになっています。
  米国外科医協会の術後感染委員会(Olson 1984, Peterson 1990)によると
  口腔内の手術において手術前に抗生剤を服用することは、
  70%以上の術後感染減少率になるとしています。
  また、手術前に抗生剤を服用するとその量も少なくすることができます。

7 歯周病による感染の結果の腫れ
  この後の術後感染に関係していますが、もともと歯周病であった場合、
  インプラント治療前に歯周病の治療を行っていないと口腔内に存在する歯
  周病細菌がインプラントにも感染してしまいます。
  感染すると歯肉は腫れ、痛みが起ります。
  そのため、インプラント治療前には歯周病の検査はかかせません。
  そして、もし歯周病が存在していれば、インプラント治療前に歯周病治療
  が必要になります。
  インプラントが歯周病のような状態を インプラント周囲炎と言います。

8 術後感染が原因による腫れ
  インプラント手術後に口腔内を不衛生にしていると手術部位に感染を起こ
  すことがあります。
  感染を起こすと腫れる可能性があります。
  しかし、通常このようなことは起りません。
  インプラント手術には口腔内を清潔にすることが大切です。
手術部以外をしっかりとブラッシングする
口洗液でうがいをする(クロルヘキシジン溶液等)
義歯を使用している場合には食後義歯をきれいに洗う
手術部に触れない



次回のブログは3/31(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その4』です。


今週(3/28〜30)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。

今週は、インプラント手術自体ではなく、インプラントの被せ物について解説したいと思います。
(インプラント手術自体のみであると同じような話になってしまうもので…)

インプラントと骨が結合した後、(骨と結合するまで、平均的に上顎で3〜4ヶ月、下顎で2〜3ヶ月の期間がかかります)型を取るのですが、
『型を取ったらどれくらいの期間で被せ物が完成するか?』
という話をしたいと思います。

作製する材質や方法にもよりますが、
1〜3歯程度の噛み合わせに大きく問題がない場合には、1〜2週間で完成します。

しかし、前歯部の場合には、被せ物の歯の形を完成前に見ていただくことが必要な場合があります。
その場合には、型を取った後(1〜2週間)に歯の形の確認をしていただき、
その後さらに1〜2週間して完成です。

インプラントの数(欠損の数)が多い場合にはさらに完成までには時間がかかります。
これは、単に作製する数が多いからその分 作製時間がかかるということではありません。

例えば、下顎に1本も歯がなかったとします(無歯顎)。
完全固定式にするためには、通常、6〜8本程度のインプラントを埋入します。
そして、インプラント同士の ブリッジとします。
無歯顎ですので、14歯分(場合により12歯分)の連結した歯を作製します。

こうした場合、単に型を取れば、次回完成ではありません。
かなりの『作製ステップ』が必要です。

通常、型を取った後(1週間程度)、『噛み合わせ』を行います。

その後、『金属のフレーム』が完成します。
セラミック等の被せ物は、歯全てがセラミックではありません(オールセラミックという金属をまったく使用しないものもあります)。
通常、セラミックの内部は金属でできています。
補強の目的です。
特に ブリッジの場合、補強が必要になります。
この『金属のフレーム』を作製するのが大変なのです。

先程の『無歯顎』の場合、『金属のフレーム』最終的には全て連結されるわけですが、
全ての金属フレームを一度に完成させることは無理なのです。

この理由として、『金属のフレーム』の作製行程にあります。
歯科で作製する被せ物の金属部分は、『鋳造』と言って、
1000℃以上の高温で溶かした金属を
個人に合わせたブリッジの型に流し込んで作製します。

高温で溶かした金属は、この過程で、若干の変形を起こします。
得に大きなブリッジの場合には、大量の金属を使用しますので、
その変形率は高いものになります。

そのため、通常は、一度に14歯程度のブリッジを一気に完成させるのではなく、
1歯、1歯もしくは、数歯程度に分けて『金属のフレーム』を作製します。

つまり、最初の段階で完成した『金属のフレーム』はブリッジ状態ではなく、
細かく分割された状態なのです。

そして、口腔内で、その分割された『金属のフレーム』を『試適』します。
この段階で、『金属のフレーム』がきちんと変形なく、適合しているか確認します。

適合状態に問題なければ、分割された『金属のフレーム』を連結する作業にかかります。

次の段階(試適後、1〜2週後)では、この連結された『金属のフレーム』を再度
口腔内にて変形がないか?
適合は問題ないか?
等を確認します。

これで、『ブリッジの金属のフレーム』が完成です。

ここまでに、型を取ってから1〜1ヶ月半程度はかかります。

ここからの作製行程は話が長くなってしまうため、省略しますが、
(金属のフレームにセラミックを焼き付けるのです)

ここまでの期間と同程度の期間がかかってしまいます。

つまり、無歯顎の方に数本のインプラントを埋入し、ブリッジとする場合、
型を取ってから被せ物が完成するまでに、約2ヶ月以上はかかってしまうのです。

今回の話は少し分かりずらかったと思います。
今度写真付きで、順番に解説していく企画を考えます。

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インプラント治療後は腫れるのか?:その24

3/24(月曜日)です。


今日も前回の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その2』になります。



3 内出血による腫れ
  治療後に腫れる原因として、多いのが内出血です。
  分かりやすく例えると、手や足をぶつけた時に腫れることと同じです。
  手や足等をぶつけると皮膚下の血管が損傷し、破れます。
  その結果、皮膚内部で出血を起こすのです。
  これが腫れです。
  インプラント手術を行うと、必ず出血は起ります。
  出血が多い場合には腫れる確立は高くなります。
  手術範囲が大きかったり、インプラントの本数が多かったり、
   手術時間が長くかかった場合等です。
  このような内出血を抑える方法としては、
  可能なかぎり、手術範囲を小さく行う
  うがいをし過ぎない
  治療後の注意事項を厳守する
  インプラント治療後の注意事項として、
手術当日はお風呂を避ける
運動等を避ける
すぐに横にならない。また、就寝時は枕を高くして寝る
(頭を下げた状態にすると血液が手術部位に溜まりやすいため、すぐ横になる
 よりは、起きてイスに座ったりした方が良い)
手術部位を間欠的に冷やす
  アイスノン等で手術部を10〜20分程度冷やす。
  ただし、連続して冷やし過ぎると血液循環が悪くなるため、逆に良くありま
  せん。

4 手術前の衛生管理が不十分なことによる腫れ
  次に手術直前の口腔内の消毒不足です。
  手術直前には口腔内を消毒する必要性があります。
  口腔内は唾棄もあり、完全に滅菌することは無理ですが、
  術前に極力清掃することは非常に大切なことです。
  当医院ではインプラント手術当日はまず抗菌作用のある薬
  (クロルヘキシジンジェル)を歯ブラシにつけご自身でブラッシングして 
  いただいてから治療室に入っていただきます。
  そして、手術室ではクロルヘキシジン洗口剤で口をゆすいでもらいます。
  さらに麻酔の際にクロルヘキシジンの綿にて粘膜や歯を拭い、
  消毒を行います。

  次に、手術場所や、手術器具、治療者の衛生管理です。
  手術室でない場所で行ったり、不衛生な場所だったりした場合、
  感染する感染する可能性があります。
  インプラント手術を行う場所は衛生管理された手術室が良いでしょう。
  手術器具が汚染されていたりした場合です。
  しかし、この可能性はほとんどないと思って下さい。
  インプラント手術を行っている歯科医院では、
  使用する器具が汚染されているということはまずないと思われます。
 (もちろん、いろいろな歯科医院がありますので、
  絶対ということはありませんが…)。
  術者の衛生面も非常に大切です。
  術者の手術着やマスク、防止、手術用グローブ等です。
  髪の毛や顔に付着した汚れも注意が必要です。
  患者様の口腔内に術者の顔を近づけて手術を行うわけですから…

こうした衛生管理が不十分であると感染し、腫れる原因になります。

5 手術中による感染が原因による腫れ
  手術中に唾液が手術部位に触れたり
  インプラント本体に唾液が触れた場合、汚染されます。
  また、口腔粘膜に触れても問題が起ります。
  これは、他の感染リスクより起る確立が高いものです。
  防止策として、アシスタントの能力があります。
  手術する歯科医師は手術に集中していますので、
  アシスタントが唾液の排除を行うことになります。
  また、手術自体を手早く行うことです。
  これは無理して早く行うということではなく、
  きちんとしたトレーニング (切開の確実性や縫合の素早さ等)と
  術前のデータをきちんと頭にいれ、 
  治療前にイメージトレーニングをすることが有効です。
  的確に手術を早く行うことは感染のリスクを減らすだけでなく、
  術後の腫れも少なくします。

次回のブログは3/27(木曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『インプラント治療後は腫れるのか?:その3』です。

今週(3/21〜23)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。
日々の臨床で、どのようなことを行っているか 知っていただきたいと思い 今年から始めました。
それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

本日紹介するケースは、全顎的に重度の歯周病であり、
欠損数も多く、上顎で8歯、下顎で4歯、の欠損でした。
このように重度歯周病の場合、欠損歯数も多いことがあり、
残っている歯の将来性も考えなければなりません。

例えば、連続した3歯の欠損があるとします。
この場合、通常は、2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
しかし、3歯欠損の手前の歯が重度の歯周病であり、歯周病の治療を行ったとしても
近い将来にはダメになる可能性が非常に高いとします。
その場合、無理に残すより、抜歯することも考えられます。
抜歯の結果、4歯欠損になります。
4歯欠損の場合も 骨等の状況が良ければ、
2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
先程の3歯欠損と同様に2本のインプラント埋入で大丈夫なのです。

しかし、将来的にあやうい歯(保存が難しい歯)を無理に残した場合、
3歯欠損ですので、
2本のインプラントを埋入し、ブリッジとします。
その後、あやうい歯(保存が難しい歯)がダメになった場合、
さらにその部分に1本のインプラントを追加埋入します。
この追加埋入により最終的には3本のインプラントを行ったことになります。

始めから、このようなことが分かっていれば、
あやうい歯(保存が難しい歯)は、無理に残さず、抜歯していた方が良かったかもしれません。

治療費の削減になります。

どちらの方法をとるかは、将来性を考え患者様とお話をして決定されます。

このように重度の歯周病患者様の場合、将来性を考えた治療計画が必要なのです。

さらに、欠損数が多い場合、全てのインプラント治療を一度に行うと
治療費の問題があります。

そのような場合には、段階的にインプラントの埋入を行います。

例えば、左右の奥歯が欠損していれば、
とりあえず、右側のみにインプラントの埋入を行い、噛む場所の確保をします。

重度の歯周病の場合、噛み合わせの安定は非常に大切なことです。

もちろん左右全てにインプラント治療が行えれば、さらに良いのですが、治療費を抑えるということを考えるとこうしたプランもあります。

さて、前置きはこれくらいにし、今回の症例に戻ります。

今回の患者様も、欠損数は多いので、一度の治療で全てを行うのではなく、
第一段階として、噛む場所の確保と
審美性確保のための前歯部のインプラント埋入をすでに行っていた患者様です。

今回は、残っていた下顎の奥歯にインプラントの埋入を行ったケースでした。

治療自体はさほど難しいケースではありませんでした。

使用したインプラントは、
ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプ 直径4.1ミリ、長さ10ミリ が2本でした。

手術時間は、約15分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り
3. 約2週間後に被せ物を装着して完成です。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×2本、
最終的な被せ物は、
ハイブリッドセラミックで1歯105.000円(税込)×2歯分
ですので、合計630.000円(税込)になります。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用等が全て含まれています。




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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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