最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

骨再生

骨吸収が大きい場合の治療法5

9/7(月曜日)です。
今日は、『骨吸収が大きい場合の治療法』になります。


前回の話の中で、
骨が吸収しており、他歯科医院で インプラントができない と言われた』
とか
『骨が吸収しているので、骨の移植が必要と言われた』
というメール相談が毎日のように来ている という話をしました。

インプラントという治療自体は、骨がしっかりしていれば さほど大変な治療ではありません。
治療時間(手術時間)も1本の埋入で5分程度ですし、腫れや痛みが起ることもさほどありません。

しかし、骨吸収が大きい場合には、治療がかなり大変になることもあります。
治療時間(手術時間)も1時間以上かかることもありますし、
治療後の腫れも大きく起ることもあります。

特に上顎の奥歯において骨の吸収が大きい場合には、治療が難しくなることがあります。
通常、上顎のおいて、インプラントが長期的に安定するためには、
最低でも長さが10ミリ以上のインプラントを埋込んだ方が良いのです。
しかし、現実的には、骨吸収が進行している方も多く、
場合によっては、骨の高さが1〜2ミリ程度しか存在しない方も多いのです。

骨の高さが1〜2ミリでは、インプラントを埋込むことはできません。

こうした場合がインプラント治療の難症例になります。

もし、骨吸収があっても、まだ 5ミリ程度 骨が残っていれば、難症例にはならないのですが、
1〜2ミリでは、インプラント治療は非常に難しくなります。

上顎の奥歯において、骨が1〜2ミリ程度しか存在しない場合には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術) という治療法が必要になります。
この治療は、骨の移植を行うことになります。

インプラントの治療の中では、最も難症例になり、
治療期間がかかり、
治療負担もかかり、
治療費もかかります。

そのため、全ての患者様がご希望されることはなく、現実的にはインプラント治療でなく、
義歯(入れ歯)になることが多いのです。

『もっと骨が吸収しない段階であれば、簡単にインプラント治療を行えたのに…』と思われる状態です。

もっと他の言い方をすれば、
『もっと早く来院されていれば 歯を失うことがなかったのに…』という状態です。

病気というのは、早い段階で対応すれば、治療も簡単に行えるものです。
前回のブログでも書きましたが、
ガン(癌)という病気も早い段階で発見できれば、治療も簡単に行えます。
しかし、進行したガン(癌)の状態で発見されれば、
治療が難しくなるだけでなく、場合により治療ができないこともあります。

早期発見、早期治療が一番楽になるのです。

歯科治療においても
『もっと早く来院されていれば歯を失うことがなかったのに…』
という状態もありますし、
『もっと早く 対応すれは、インプラント治療も簡単にできたのに…』
と考えられる症例も多くあります。

もちろん、骨が吸収していても その程度によっては、まだ治療も簡単に行えます。
そのため、できるかぎり早く対応することがその後の治療方法を大きく左右するのです。


次回のブログは9/10(木曜日)になります。


今日は、インプラント手術報告ではなく、
最近、インプラント治療を希望されて来院される患者様が非常に多くなっているという話です。

インプラント治療は、インターネットの普及もあり、かなり認知されるようになってきています。

一昨日は、 インプラント治療を希望された患者様が、1日で7人来院されました。

この日は、新規で来院された患者様が 8人ですので、
来院された患者様のほとんどが インプラント治療をご希望されている ということです。

ただし、7人のうち 骨が十分に存在する方は、2人の患者様のみで
他の5人は、骨吸収がかなり進行していました。

骨の吸収が高度に進行していても さまざまな治療を行うことにより、骨を増大することは、可能です。
しかし、この骨の増大(再生)には、限界があります。
どのような状態でも元の状態に回復できるわけではありません。

本日のブログの内容でも解説しましたように 骨吸収を起こすには 原因がありますので、
そうならないように早く対応することが重要です。


現在、
歯がグラグラする!
歯肉が腫れる!
出血がある!
痛みがある!
歯が欠損している!
等の問題がある方は、早めにお近く歯科医院で相談されることが大切です。

まずは、検査です。
歯周病の検査、
噛み合わせの検査
等を行い、
今後のこと(将来性)、患者様のご希望もふまえ、治療計画を立ててもらって下さい。

早期の検査、早期の治療が 歯を抜歯しないで、保存するための重要なことなのです。




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インプラント手術報告

4/13(月曜日)です。
4/9(木)と4/10(金)のブログは、体調不良のため、当然休みましてすみませんでした。
4/8は、とても診療できる状況ではなかったので、他の先生にまかせて私は、休んでいました。
次の日の木曜日が定休日でしたので、1日ゆっくりと身体を休め、金曜日から仕事開始でした。

急性胃炎のため、2日間ほとんど食事を取らなかったので、さすがに金曜日の診療は大変した。
しかも、4/10〜12の3日間で件の手術(インプラント、GBR法…等)が入っていたため、
これまた、大変なことでした。
今日は、休診日ですので、ブログを書いた後、ゆっくりと休みたいと思います。

今日は、仕事が溜っているので、インプラント手術報告のみにさせていただきます。

今週(4/10〜12)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎の前歯部にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎の前歯が5歯欠損していたケースです。
骨吸収が大きく、この半年の中で最も大変なケースでした。

欠損期間が長かったこともあり、骨の吸収がかなり起っていました。

今回使用したインプラントの直径(太さ)は、3.5ミリです。
直径3.5ミリのインプラントを埋入するためには、
約5.5ミリ骨幅が必要です。

しかし、実際には、5ミリも6ミリも骨幅が存在するケースは、ほとんどありません。
残っている骨幅が4ミリ程度のケースが多いのです。
そのため、インプラントを埋込むと同時に 骨の少ない部分に 『GBR法』を行い、骨増大を行います。

今回のケースは、骨幅が1.5ミリ程度しか存在しない状態です。

通常、骨幅が2ミリ程度の場合には、インプラントと同時に 『GBR法』は、行わずに、先に骨の増大のみを行います。
そして、骨が十分に回復(増大)してから、改めてインプラントの埋入を行うのです。
ただし、この方法ですと、骨増大 と インプラント埋入 の2回の手術を行うことが必要であることと
治療期間が非常に長くかかってしまいます。

患者様は、手術に対する不安をお持ちであることともあったため、
手術回数を少なくするため、インプラントと同時に 『GBR法』を行う選択をしました。

まず、1.5ミリ程度しか骨幅が存在しないため、 『スプリットクレスト法』にて骨の幅を押し広げる方法を行いました。
この方法は、幅1.5ミリの骨の中心に “ ノミ ” のようなものを挿入し、たたき、少しずつ幅を押し広げていきます。
ちょっとずつです。
“ ノミ ” を打ち込んだ溝は、少しづつ広がります。
そして、最終的に骨の真ん中にできた “ 溝 ” にインプラントを埋込むのです。

1.5ミリしかなかった骨幅は、 『スプリットクレスト法』で 3ミリ近くにまで拡大されました。

そして、インプラントを埋込みました。
この時点で、インプラントがグラグラせず、安定していればOKです。
しかし、インプラントが安定していないような状態であれば、良くありません。
結果的に失敗する可能性もあります。

1.5ミリしかなかった骨幅は、 『スプリットクレスト法』で 3ミリ近くにまで拡大され、
直径3.5ミリのインプラントが埋入できました。
しかし、これだけでは、十分ではありません。

埋込んだインプラントの一部分は、骨の中に埋まっておらず、
インプラントのネジ部分が露出している状態です。

今度は、このネジが露出した部分に骨の増大を行う必要性があります。

自家骨と 人工骨(β―TCP)を混合したものを吸収している部位に設置します。

そして、 GBR膜を使用します。

GBR法を行う場合、必要以上の骨を増大させる必要性があります。

これは、移植した骨の20〜50%程度は、吸収してしまうからです。

そのため、6ミリ程度の骨幅を獲得したい場合には、8ミリ程度の骨幅になるように 自家骨と 人工骨(β―TCP)を混合したものを設置します。

今回も治療後の骨吸収をみこして、8ミリ程度の骨幅になるようにGBR法を行いました。

話は、最初に戻りますが、もともと骨の幅は、1.5ミリ程度しかなかったものを
8ミリまで増やしたことになります。
これは、かなり大変なことなのです。

そのため、最初に書きましたように
この半年で最も大変な治療となりました。

今後のスケジュールとして、
約3〜4ヶ月後にGBR膜を撤去する治療を行います。

GBR膜の中には、時間の経過とともに自然に吸収していく膜と
まったく吸収しない膜が存在します。

この使い分けは、もともとの骨の吸収程度や 骨増大の量 等により決定されます。

現在は、自然に吸収される膜を使用することがほとんどになっていますが、
骨の増大を大幅に行うようなケースでは、
吸収しない膜を使用することが多いのです。

ただし、この吸収しない膜は、取り扱うのが非常に難しい材料です。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラント 長さ11ミリが3本です。

麻酔は、 静脈内鎮静法にて行いました。

大変な治療であったため、治療後はかなり腫れると思います。


次回のブログは、4/16(木)になります。


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サイナスリフト法:その65

3/23(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『サイナスリフト法:その6』になります。

本日までで、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)は、
上顎の奥歯において、骨の吸収が大きい場合に行う方法であり、
治療を行うためには、骨移植が必要であることを解説しました。

また、この骨移植には、ご自身の骨と人工の骨を混合し、使用することも解説してきました。

そして、最も重要なことは、このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術)は、
治療に対する反応が強く起ることも解説してきました。

治療に対する反応とは、治療後の腫れ や 痛み です。

サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)を行うと治療後の腫れはかなり強く起ります。
このため、治療を受けられる患者様にとっては、
日常生活を行う上で支障となることが多く、
『骨移植を行ってまで…』という方が多いのも現状です。

それでは、骨吸収が大きい方で、
通常では、インプラントが行えない場合で、
サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)を行わないとインプラントができないと判断されたケースでは、
他に方法はないのでしょうか?

骨移植(サイナスリフト法)を行わないで、インプラント治療を行う他の方法として、
いくつかのことが考えられます。

その一つが『上顎結節を利用した傾斜埋入』です。

下の写真を見て下さい。
上顎の左右の奥歯が欠損しています。
緑の線が現在の骨の位置を示しています。
赤い線が上顎洞底の位置を示しています。
奥歯にあたる位置では、上顎洞が下がってきており、
骨の高さが少ないことが分かるかと思います。

sainasurifuto1
クリックすると拡大されます。





赤い線緑の線 の中央部分では、隙間が少ないのです。
つまりこの部分には、インプラントを埋込むための
骨の高さが存在しないのです。

具体的には、赤い線緑の線 の中央部分では、
骨の高さが約2ミリ程度しか存在しません。

安定するインプラントを埋入するためには、骨の高さは10ミリ程度は必要です。
つまり、赤い線緑の線では、インプラントを埋込むことができないのです。

もし、この部分にインプラントを埋入するためには、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)が必要になるのです。

そこで、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を避けるための方法が
『上顎結節を利用した傾斜埋入』です。

『上顎結節』とは、上顎の『親知らずに当たる部分』です。
  (実際には、親知らずのもう少し奥になります)

先程のレントゲンで 最も骨の吸収があるところ(赤い線緑の線)が、奥歯に当たる部分で、
『上顎結節』は、さらにその奥になります。

『上顎結節を利用したインプラントの傾斜埋入』は、
骨移植を行う 上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を避けるため、
『上顎結節』に斜めにインプラントを埋込む方法です。

解説するよりも、実際に症例を見ていただいた方が分かりやすいと思います。
下のレントゲンは、最初にあったレントゲン写真の症例に対し、
『上顎結節』に傾斜埋入を行った症例です。
sainasurifuto1
クリックすると拡大されます。






次回のブログは3/26(木曜日)になります。

今週(3/19〜22)のインプラント手術報告

本日紹介する『今週のインプラント手術』は、簡単な症例です。
簡単というのは、インプラントを埋込むための 骨の高さ や 幅が 十分存在しており、手術時間も短く、手術後の腫れ 等も非常に少ない ということです。

しかし、最近、このような簡単なケースは、少なくなってきています。
骨の吸収が非常に進行しており、インプラントが難しいケースが多いのが現状です。

骨が吸収してしまう原因として、
悪い状態を放置することです。

例えば、歯周病です。
歯周病は、歯周病細菌による感染症が主な原因です。
歯周病細菌により歯を支えている骨が吸収どんどんと進行していき、
最終的には、歯がグラグラし、抜けてしまうのです。

問題なのは、このような 歯がグラグラしている状態で抜歯した場合です。
骨の吸収が起っているため、その後にインプラント治療が難しくなってしまうのです。

インプラント治療の中には、骨を再生させる治療法もあります。
GBR法といった治療法がその一つです。

しかし、GBR法は、魔法の治療法ではありません。
GBR法を行えば、どのような状態でも元の状態に回復できるわけではありません。
また、一番大変なのは、治療後の腫れ 等です。
治療が複雑になればなるほど 治療後の反応も強くでます。

骨が吸収しないように 早めに対応することが重要です。
また、歯周病の場合、早めに治療を行えば、抜歯になることはありません。

話は、症例に戻ります。
骨の幅が十分存在していたために、骨の増大法等を行わずに
インプラントの埋入を行うことができました。

手術時間も麻酔を除けば、5分程度でした。
多少は、腫れる可能性もありますが、治療後に大きく痛みがでたりすることは
まずないと思います。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント ( I.T.Iインプラント) SLAタイプ 直径4.8ミリが1本でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約2〜3ヶ月後に型を取り、
3. 型取りの後、 約10日で完成した被せ物を装着し、完了です。
以外に治療回数はかからないものなのです。

治療費
今回の手術を含め、治療費は、
インプラントが 21万円(税込)、
最終的な被せ物が 105.000円(税込)ですので、
合計で315.000円(税込)になります。

この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、型を取る費用、被せ物の費用も全て含まれています。



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サイナスリフト法:その54

3/19(木曜日)です。

昨日は、WBC(日本×韓国)残念でしたね。

今日は、キューバ戦ですのでがんばっていただきたいものです。

さて、今日は木曜日ですが、診療です。
明日(3/20:金)が祝日のため、かわりに診療になります。

今日も前回の続きで、『サイナスリフト法:その5』になります。

今までの4回で、上顎の奥歯に骨の吸収がある場合には、
インプラント治療が難しくなることが多いことを解説してきました。

そして、骨吸収の程度を具体的な数値としてあらわすと、
骨の高さが5ミリ以下の場合には、通常の方法でインプラントを埋込むことは困難になることが多く、
骨の移植を行い、骨の高さの増大を待ってから インプラントの埋込みを行うことが必要であることを解説してきました。
その方法が上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)です。

そして、骨の移植方法として、患者様ご自身の骨 と 人工の骨を混ぜて使用することが多く、
治療に際しては、治療期間が長くなったり、
治療後の腫れが多くでたりする確率が高い治療であることも解説してきました。

治療自体は、結構大変です。
そのため、患者様にもあらかじめ、大変であることをお話します。
しかし、現実問題として、
『上顎の奥歯が欠損しており 噛めない!』 とか
『入れ歯が会わない!』 
と言った理由でどうしてもインプラントを行いたい という方も多くいらしゃいます。
骨の高さがある程度あれば、特に問題なくインプラントは行えますが、
骨吸収が非常に進行している方もかなりいらっしゃいます。

当医院でもサイナスリフト法は行います。

しかし、それでも年間で10症例はいかない程度です。
(少ない年度では5症例以下です)

また、骨の吸収程度 や 範囲(欠損歯数)によっては、行わないケースも存在します。
つまり、あまりにも骨吸収の範囲や吸収程度が大きい場合には、
上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)自体もさらに難易度が高くなってまうのです。

また、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を行った場合の治療期間ですが、
かなり長くかかります。

通常、骨に大きな問題がなく、上顎においてインプラントを埋入した場合、
インプラントと骨が結合するまで約3〜4ヶ月です。

しかし、骨吸収が大きく、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)行った場合、
骨ができるまでに6ヶ月〜1年かかります。
その後、インプラントの埋入になりますので、治療期間は非常に長くかかってしまいます。


今日でこのサイナスリフト法の話は最終回ですが、大切なことは、
このような骨吸収が起らないうちに対応することです。

つまり、 歯周病を放置したり、
歯根破折を放置したり、
歯がないままにしないことです。


次回のブログは3/23(木曜日)になります。

今日は、これで終了します。

今から WBC(日本×キューバ)を見なければなりません!!
がんばれニッポン!!


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

神奈川県横浜市にある 日本歯周病学会歯周病専門医 国際インプラント学会認定医の歯科医院
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サイナスリフト法:その44

3/16(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『サイナスリフト法:その4』になります。

今、WBC(日本 × キューバ 戦)を見ながらブログを書いています。


前回もだいぶ難しい話になっています。

ここまで、上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を行うためには、
上顎洞内部に骨の移植が必要であり、
移植する材料は、ご自身の骨(自家骨)と人工骨があり、
人工骨の中には、βーTCPという材料があることを解説してきました。

それでは、今日は、自家骨というテーマで解説していきたいと思います。

自家骨は、ほとんどの場合、患者様の口腔内から採取することは前回解説しました。

『オトガイ』と言われる顎の先端 や 下顎枝と言われる奥歯の後方 から採取します。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を患者様にお話する時に、よくご質問されることがあります。
それが、以下のようなことです。

1.顎の先端から骨を取った場合、その部位はどうなるのですか?
  骨を取った穴は再生するのですか?

2.骨を取ったりすると 顔が変形したりしないのですか?

3.骨を採取するなんて怖いのですが、痛みはありますか?

4.治療後、腫れたりしますか?

5.入院は必要ですか?

6.骨の移植とすると骨は、本当にできるのですか?

以上のようなご質問が多くあります。
順番に回答します。

まず、骨を採取した部位ですが、骨は再生しますのでご心配しないで下さい。

次に骨を採取すると顔が変形するかどうか ということですが、
これも問題ありません。

次に痛みがあるかどうか ということですが、
治療中は、静脈内鎮静法という麻酔を行いますので、痛みはありません。
この麻酔は、寝ている状態になりますので、治療中のことは覚えていません。
しかし、治療が終了し、麻酔が切れた後には、痛みを伴うことがあります。
半数以上の患者様においては、痛みは多少あるが、痛み止めで治まる程度であり、
食事等にも問題はない という程度です。
しかし、少数ですが、数日間痛みが続いた という方もいらっしゃいます。

次に腫れたりするか? ということですが、
腫れます。
今まで私が上顎洞底挙上術(サイナスリフト法)を行った中で、
まったく腫れなかった方は、1人だけです。
ほとんどの方が腫れます。
どの程度腫れるか ということですが、
最も多いケースで、3〜5日程度、顔が大きく腫れます。
中には、顔に アザ ができる方も いらっしゃいます。
アザ ができる理由として、内出血があります。
わかりやすく解説すると
転んだりした場合にできる 赤アザ や 青アザ のようなものです。
皮膚の下に内出血が起るために、アザができるのです。
もし、内出血ができても 手や足であれば、洋服で隠れたりしますが、
顔はそういうわけにはいきません。
見えますから…

もちろん そうしたことは 必ず起るわけではありませんが、
一応、一時的ですが、顔に アザ のようなものができる可能性があることをご理解して下さい。
当然のことながら アザ は一時的なことであり、時間の経過とともに治ります。

次に入院は必要ですか? ということですが、基本的には必要ありません。
外来で行えます。
しかし、大学病院等の入院設備がととのっている医療機関では、入院することがあります。
また、自家骨を採取する部位が口腔内以外であった場合には、入院が必要になります。

最後に骨移植をすると骨は本当にできるのですか? ということですが、
移植した骨を100 %とすると
全て骨になるのではありません。
移植した骨のある程度は、吸収してしまいます。
30%程度は、吸収してしまいます。
しかし、この吸収程度には、差があります。
さほど吸収しない方もいらしゃいますが、かなり吸収してしまう方もいらっしゃいます。
そのため、骨移植を行った後 数ヶ月してからレントゲンで検査し、
骨の再生程度を確認します。
骨の再生が悪い場合には、再度骨移植を行う可能性もあります。
ただし、こうしたことは確率としては非常に低いものです。


次回のブログは3/19(木曜日)になります。
また、この続きになります。

WBC(日本 × キューバ戦)先程勝ちました!
朝から見ていました!

3/19(木)は、診療致します。


今週(3/13〜15)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

上顎の前歯部が欠損している高齢の患者様です。
現在は、ブリッジをしていますが、ブリッジの土台が折れてしまったために、
インプラントを行うことになりました。

折れてしまった原因は、 歯根破折です。
歯根破折は、神経がない歯で高頻度で起ります。
神経のない歯はリスクが非常に高いと思って下さい。

患者様は、上顎の前歯が4歯欠損しており、ブリッジの土台として、欠損の隣の2歯(左右犬歯)を使用していました。
左右の犬歯とも神経がない歯でした。
その左右とも折れていたのです。

治療方法として、一般的には、左右の犬歯を抜歯と同時に 仮の義歯(入れ歯)を装着します。
しかし、患者様は、義歯(入れ歯)の装着をご希望されませんでしたので、
他の治療方法を考えることにしました。

まず、抜歯はせず、欠損部にインプラントを埋入し、
骨とインプラントが結合するまで待ちます。

インプラントと骨が結合するまでは、現在のブリッジをそのまま使用していただきます。
そのため、治療期間中は、義歯(入れ歯)を使用せず、現在と変わらない状態でいられます。

そして、インプラントを骨が結合したら、左右犬歯を抜歯し、インプラントを土台とした
仮歯に変更します。

これにより治療期間中の生活には変化はありません。


さて、インプラント手術ですが、欠損部位は、
歯がなかった期間が長かったため、骨吸収が起っていました
そのため、 『スプリッティング法』を行い、骨の幅を増大させ、さらに骨の幅を増大させるために、 『GBR法』を行いました。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントです。

麻酔方法は、静脈内鎮静法でした。




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サイナスリフト法:その3

3/12(木)です。


今日も前回の続きで、『サイナスリフト法:その3』になります。

上顎の奥歯が欠損している場合、骨が吸収しており、インプラント治療が困難になることが多いということを
何回かに分けて解説してきました。

特に、骨の高さが5ミリ未満の場合には、骨の移植を伴う、サイナスリフト法という治療を行う可能性が高いことを解説しました。

ただし、このサイナスリフト法は、大変な治療でもあります。
骨が吸収しているため、骨を増大させるために、骨の移植が必要なのです。
そして、移植する骨は、人工骨ご自身の骨(自家骨)を半分づつ混ぜて使用する方法が一般的です。

自家骨は、ほとんどの場合、患者様の口腔内から採取します。
手術部位に近いところから採取する場合もありますが、
多くは、下顎骨から採取します。
『オトガイ』と言われる顎の先端 や 下顎枝と言われる奥歯の後方 から採取します。

しかし、これが大変なのです。
大変と言うのは、痛みがあるということではありません。
治療は、もちろん麻酔(通常、静脈内鎮静法と言われる麻酔です)をしますので、ご心配はまったくいりませんが、治療後の腫れがかなり起ります。

もし、腕 や 足 をを手術したのであれば、腫れたとしても 洋服 や スボン 等で隠れて見えないものです。
しかし、お顔が腫れた場合、どうしても 日常生活に支障を及ぼすことになります。
これが患者様にとって大変なのです。

そこで、患者様の口腔内から骨を採取しないで行う方法はないのか?
ということも考えられます。
人工骨だけでサイナスリフト法は行えないのか?
人工骨だけを使用するのであれば、下顎の骨から骨を採取しないので、
治療時間もっからず、治療後の腫れも最小ですみます。

確かに、骨移植を行う際、自家骨を使用しなければ、患者様にとっても、
治療を行う歯科医師にとっても大変 楽なことです。

実際に、サイナスリフト法を行っている歯科医師の中には、人工骨のみを使用している手術を行っている方もいます。

そして、人工骨のみを使用した サイナスリフト法 の臨床報告も行われています。
私自身も 良好な結果であった症例を見たことがあります。

しかし、こうした人工骨のみのサイナスリフト法は、まだ100%信頼できる方法ではありません。

それでは、次にこの人工骨について解説します。
人工骨には、主に以下のような種類があります。

1. ハイドロキシアパタイト
2. リン酸三カルシウム(TCP)
3. 硫酸カルシウム
4. 炭酸カルシウム
5. 生体活性ガラス

そうした中でも使用頻度が高い、ハイドロキシアパタイト と  リン酸三カルシウム(TCP)について解説したいと思います。

かなり難しい話にはなりますが、ご興味のある方はどうぞご覧になって下さい。

『リン酸三カルシウム(TCP)』の正式名称は『Tricalcium phosphate』と言い、
その組成は、Ca3(PO4)2 で 骨材料として使用されるものとしては 2種類の 変態 があります。

変態 というのは組成が同じで 結晶構造の異なる物質のことです。
その一つがβ型であり、今回解説する『β-TCP』になります。

しかし、『β-TCP』自体が骨になるわけではありません。
『β-TCP』が上顎洞内部に移植された後、周囲の骨の細胞(御自身の生体内で生きている骨の細胞です)が『β-TCP』に入り込み 次第に骨に置き換わっていきます。

ここで、『β-TCP』自体の話をしたいと思います。
もともと『β-TCP』は、リン酸塩の粉末を 加圧下、1000〜1300℃で 焼成されたものです。
『β-TCP』は、歯科の臨床上小さな顆粒状態で使用されます。
使用する用途により異なりますが、大きさはコマ粒程度です。

この顆粒状の『β-TCP』を上顎洞内部に入れるのです。
しかし、『β-TCP』自体は、硬い骨ではありません。
先程書きましたようにご自身の骨の細胞と交わり、少しずつ骨に変わっていくのです。

この時に、ご自身の生きた骨の細胞が多く存在していた方がより、骨になりやすいのです。

『β-TCP』は、人工骨ですが、これ自体が本当の骨にはならないのです。

そのため、『β-TCP』を使用する場合には、自家骨(ご自身の骨)と混合して使用した方がより効果が高いと言えます。

この続きは、3/16(月曜日)になります。




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サイナスリフト法:その2

3/9(月曜日)です。
最近2回は、上顎の奥歯に インプラントを埋込むための 骨の高さが存在しない場合、
ソケットリフト法が有効な方法であることを解説してきました。
しかし、骨の高さが5ミリ以下であれば、ソケットリフト法は適していなく、
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)が適していることも解説しました。

それでは、このサイナスリフト法(上顎洞底挙上術)を行えば、
『インプラントが可能なの?』
ということになります。

この答えの前にサイナスリフト法についてもう少し解説します。

まず、上顎洞という存在について再度解説します。
下図のように上顎洞は、上顎の奥歯の上方に存在する空洞です。
bb98fe1b.gif
クリックすると拡大されます。




Aの図は、奥歯がまだ、存在する状態です。
歯がある状態で上顎洞までの距離があり、十分な骨の高さがあります。

Bの図は、上顎の奥歯を抜歯した状態です。
歯を失った後でも上顎洞までの距離があり、十分な骨高さがあります。
インプラントを行うのに問題はありません。

Cの図は、歯周病等で骨が吸収してしまったために 上顎洞までの距離がなくなり、インプラントを行うのに十分な骨の高さがない状態です。
上顎にインプラントを希望する患者さんの多くは(60%以上)このような状態です。
このように、歯を抜いた場所は年々やせて、場合によっては1〜2mm程度の幅しかない方もいらっしゃいます。

さて そのような骨吸収により 骨の高さがほとんどなくなってしまった状態が下図になります。
22
クリックすると拡大されます。




サイナスリフト法の治療方法としては、上顎洞の側面から切開をし、上顎洞内部に“ 穴 ”を開けます。

この側面から開けた“ 穴 ”から移植材をいれます。
33
クリックすると拡大されます。






移植を行うことにより、上顎洞は、上図の点線の位置から押し上げられ インプラントを行うのに十分な高さを得ることができます。

文章にすると簡単そうに思えますが、実際はそうではありません。
まず、なにが大変なのかと言いますと、
移植材の問題です。

移植材として主に使用されるのが、『自家骨』です。

『自家骨』は、患者様ご自身の口腔内から採取するのがほとんどです。
これが、患者様にとっては大変なのです。

もちろん、麻酔を行いますので、痛みはありませんが、
治療後の腫れ等がかなり起ります。

それでは、『自家骨』以外の方法はないのでしょうか?
『人工骨』を使用する方法もあります。

人工の骨ですから、患者様の口腔内から取ってくる必要性もありません。

『そんないい方法があるのであれば、人工骨で行いたい!』
と思うかもしれません。

しかし、現在時点の見解しては、人工骨のみでは、骨の再生が十分とは言えません。

歯科医師の中には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)を行う際に、100%人工骨のみを使用しているという報告も確かにあります。

しかし、こうした報告は、まだ、確実な方法ではなく、
現時点では、『自家骨』『人工骨』を半分づつ、混合して使用することが良いとされています。

次回のブログでは、こうした点についてさらに詳細を解説したいと思います。

次回のブログは3/12(木曜日)になります。


今週(3/6〜9)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日のインプラント手術は、上顎に2本しか歯が残っていない患者様のインプラントでした。

残っている2本の歯は、すでに 歯根破折しており、抜歯するしかない状態でした。

2本の歯を抜歯してしまうと、上顎は完全に歯がなくなってしまいます。
いわゆる総義歯です。

そこで、今回は、残っている2本の歯を抜歯すると同時に、7本のインプラントを埋入し、手術当日に固定式の仮歯を装着する方法と行いました。

手術当日に固定式の仮歯になりますので、今までの義歯は、全く使用しないことになります。

こうしたインプラントの方法を『インプラント即時荷重(負荷)』と言います。

インプラントの埋入本数が多いため、治療時間がかかります。

手術自体は、朝9:40から開始しました。
まず、麻酔科医による静脈内鎮静法を行います。
この麻酔により、患者様は、眠った状態になります。
手術中は、づーっと眠った状態ですので、痛みもご心配もまったくありません。

静脈内鎮静法後に、歯肉への麻酔が終了したのが、10:10頃です。

さて、これでインプラント手術が開始です。

まず、 歯根破折している2歯を抜歯しました。

次にインプラントの埋入です。

骨の幅が少ない部分もあり、インプラントをより強固に安定させるため、 『スプリッティング法』という治療方法を併用しながらインプラント埋入を行いました。
この方法は、ドリルをさほど使用せず、骨の幅を押し広げながらインプラントを埋入するこの方法は骨にダメージが加わりにくく、術後の腫れが少ない治療法です。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプであり、 直径4.1ミリ、長さ12ミリ が5本、直径4.1ミリ、長さ10ミリ が1本、直径4.8ミリ、長さ10ミリ が1本の合計7本でした。

また、骨の治癒と再生を促進するため、 『 P.R.P法 』という治療法も併用しました。

さて、インプラントの埋入が完了したのが、11:00頃です。

本来は、ここで終了ですが、
今回は、即時加重(負荷)・インプラント ですので、すぐ固定式の仮歯の作製にかかります。

固定式の仮歯は、あらかじめ作製してあるので、埋入したインプラントに固定するだけです。

でもこの固定が少し大変なのです。
インプラントを埋込む位置はあらかじめ、シュミレーションにより決まっていますが、
実際に手術を行うと、骨の状況等により多少の位置は変わってきます。
そのため、仮歯の最終的な位置や噛み合わせは、埋込んだインプラントに合わせ、調整をしていきます。

仮歯の調整に約80分かかりました。
終了したのが、12:20頃です。
その後麻酔が切れるのを待ち、今後の注意事項のお話をして、
患者様が帰えられたのが、12:50分頃でした。

治療を開始したのが、9:40でしたが、
もちろんまだ、義歯を使用している状態です。
3時間後には、義歯ではなく、固定式の仮歯が装着されたことになります。

今回は、非常に早く治療が終了できたケースです。
通常は、今回より1時間程度かかることが多いです。

おそらく患者様は、数日間腫れるとは思いますが、手術当日から固定式の仮歯になりますし、なにより義歯を使用しなくて良い開放感があります。

即時加重(負荷)・インプラント は全ての症例に適応されることはありませんが、適応症さえ合えば、非常に良い方法です。



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サイナスリフト法:その15

3/5(木曜日)です。
前回は、上顎の奥歯では、インプラントを行うための骨の高さが少ないことが多く、インプラントができなかったり、できたとしても非常に困難な治療になることが多い部位であることを解説しました。

そうしたことから『ソケットリフト法』という治療法が有効であることを
前回(3/2)のブログで解説しました。

しかし、この『ソケットリフト法』は、あまりにも骨が吸収している場合には、適応になりません。

前回のブログでは、5ミリ以上の骨の高さがないと一般的に『ソケットリフト法』の適応ではないことを解説しました。

今日は、その理由と5ミリ以下であった場合の治療法を解説します。

まず、ソケットリフト法を行うにあたり、5ミリ以上の骨の高さが存在しない場合には、
一般的な適応症ではない理由ですが、
ソケットリフト法は、骨の高さと増大すると同時に インプラントを埋込む治療法です。
そのため、埋込んだインプラントが安定することが重要になります。

ソケットリフト法 により 骨の高さを増大する といっても
骨はすぐに増大(再生)するわけではありません。

時間がかかります。

どれくらいかかるかと言いますと、最低3ヶ月以上です。

そのため、骨が増大(再生)するまでの期間は、
もともとあった 骨でインプラントを支えていることになります。

インプラントがきちんと骨の中に埋まらなければ、安定はしません。
インプラントがグラグラしてしまいます。

インプラントが グラグラ している状態では、インプラントと骨はくっつき(結合)しません。

そのため、『ソケットリフト法』を行うためには、
インプラント本体がグラグラせず、安定するための最低限の骨の高さが存在することが大切なのです。
その最低限が高さが5ミリなのです。

もちろんこの高さは、絶対的なものではありません。
埋込んだインプラントが安定する状況であれば、5ミリ以下でも可能なこともあります。

また、ソケットリフト法で高さを増大できる限界もあります。

2〜3ミリ程度しか骨の増大を行えないケースもありますし、
7〜8ミリ程度骨の高さを増大させることもできるケースもあります。
これは、さまざまな条件により変わってきます。

さらに歯科医師自身の技術的な能力にも左右されます。
一般的にソケットリフト法で骨の高さを増大させることができるのは、3〜5ミリが限界であると言われています。

しかし、7ミリも8ミリも骨の増大を行っている症例を見たこともあります。
このようなことは、そうとう経験をつまれた歯科医師であって、さまざまな条件も良かったのでしょう。

一般的には、ソケットリフト法で増大できる骨の高さは、3〜5ミリであると思って下さい。
そのため、もともとの骨の高さが、5ミリであった場合、ソケットリフト法で5ミリの骨の高さの増大を行えば、合計で10ミリの長さのインプラントが埋入できることになります。

上顎の奥歯においては、10ミリ以上の長さのインプラントを埋込むことは大切なことで、
それ以下であるとインプラントの安定は良くありません。
つまり、ダメになってしまう確率が高くなります。

それでは、上顎の奥歯において 骨の高さが5ミリ以下であった場合は、どうすれば良いのでしょうか?

この場合には、サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)という治療法を行います。

これは、ソケットリフト法とは違い、治療自体は、かなり大変になります。
大変というのは、治療後の反応も大変であるということです。

治療後には、かなり腫れます。
そのため、どうしてもインプラントを行いたい人以外には お勧めしない方法です。

次回のブログでは、『サイナスリフト法(上顎洞底挙上術)』の詳細を解説します。

次回のブログは3/9(月曜日)になります。

今週(3/3〜4)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が始めてではありませんでした。

初診時にいらした時には、
下顎の左右奥歯が欠損、
上顎の右側の奥歯が欠損していた患者様でした。
このような場合、最も早く治療を完了させるためには、全て同時にインプラント治療を進行させることが良いです。
上顎は 約4ヶ月、下顎は 約3ヶ月で噛めるようになります。

しかし、一度に全てのインプラントを埋入することには、問題が生じることもあります。

まず、治療を受ける患者様にとってインプラント治療が始めての場合、さまざまな不安があると思います。
そのため、まず、1カ所、1本から始めたいと思っていられる方も多くいらしゃいます。

さらに一度にインプラントを行った場合、治療後の腫れも強く出る可能性も高くなります。
腫れが起った場合、仕事にも影響するのでは…と考えている患者様もいらしゃいます。

また、治療費の問題もあります。
一度に全てのインプラントを行うと治療費も高くなります。
そのため、例えば、今年は 右側だけ、来年に左側を行う といった方法を取る方もいらしゃいます。
もっと分けて行う方もいらしゃいます。

さまざまな理由からインプラントの埋入を分けて行うのです。

話は、今回の症例の患者様に戻ります。
今回の患者様は、一番最初に上顎のにインプラントを埋入し、被せ物まで完了させ、
次に下顎の右側を行い、被せ物まで完了させ、
今回、左側の奥歯のインプラント埋入手術をなりました。

そのため、治療期間は非常に長くなりましたが、一度に全て行うことは、治療後の食事や腫れ等に不安があるので分けて行いたいという理由からでした。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント 直径4.1ミリ、長さ10ミリでした。

下顎ですので、約2〜3ヶ月後に型を取ります。


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骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その53

11/17(月曜日)です。

昨日の日曜日は、学会のため、休診でした。
11/23(日:勤労感謝の日)も休診になりますので、かわりに11/20(木)は診療致します。


今日も前回の続きで、『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その5』になります。

さて5回に分けて解説してきました このジリーズも今日で最終回です。
今までの内容については、過去のブログを参考にして下さい。

今日は、『GBR法の限界:その5』になります。
前回までは、骨が再生するためのスペースを確保することは、非常に困難であることを解説してきました。
今日は、その困難な理由についてさらに詳細に解説します。

実際の臨床では、歯肉の中に 人工骨等を入れたり、
支柱の変わりになるような材料(チタン等でできたピン)を入れることにより歯肉の間の隙間(スペース)を確保することを行いますが、100%元に戻させる(回復させる)ことは難しいのです。

以下のような問題も生じます。
例えば、歯が多数欠損していたとします。
骨吸収が大きく、そのままでは、インプラントができないため、GBR法を行う必要性があったとします。
治療期間は長いので、暫くの間は、義歯(入れ歯)がないと噛めません。
義歯を使用しながらGBR法を行うことになります。
そして、骨の高さを確保(再生、増骨)するためにGBR法を行います。
GBR法では、人工の骨を入れて高さを増したり、支柱のような材質(GBR膜 等)を歯肉の中に埋め込み歯肉をテント上に高くします。
しかし、骨ができるまでには、時間がかかります。
その間に義歯を使用すると義歯でGBR法を行った部位は圧迫されてしまいます。
義歯により、歯肉が圧迫されると 骨が再生(増骨)するための、スペースが確保できません。
こうした問題も起ります。

また、歯肉は、多少伸びますが、いくらでも高さを確保するために
歯肉が伸びるわけではありません。
限界があります。
歯肉はゴムのように伸び続けるものではないのです。
歯肉が伸びないと高さは確保できないのです。

まとめますと、骨吸収が“穴”のような状態であれば、歯肉の侵入を防ぐためのバリアー(GBR膜)を歯肉の間に入れることにより、ある程度骨の回復(増骨、再生)させることは可能ですが、
骨吸収が縦方向に起っている(骨吸収により高さが非常に少ない)場合には、
骨を100%元の状態に回復(再生、増骨)させることは困難になります。
これが、GBR法の限界なのです。



次回のブログは11/20(木曜日)になります。
次回から新しいテーマになります。『歯科治療と金属アレルギー』になります。
最近、急激に増えた感じがします。
特に80年代以前に歯科治療を受けたことがある方の口腔内では、
さまざまな金属が使用されている傾向が高く、審美的にも問題があります。
現在は、金属をまったく使用しない治療等が普及しています。

次回から始まる新テーマ『歯科治療と金属アレルギー』では、
『金属アレルギーとは?』
『アレルギーを起こしやすい金属』
『歯科治療と金属アレルギー』
『安全性の高い歯科治療は?』
『インプラントと金属アレルギー』
といったことについてシリーズで解説する予定です。


今週(11/14〜15)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

今回ご紹介する症例は、上顎の前歯部が1歯欠損している患者様です。
欠損の両側の歯はまったく問題ありません。
このようなケースはよくあります。
なぜ、欠損になってしまったのでしょうか?
その原因の一つとして 『神経がない歯』が考えられます。
神経のない歯は非常に脆くなります

歯の神経を取り除く時に、神経だけでなく、血管も取り除きます。
つまり、神経のない歯は、血液循環もないことになります。
例えて話しますと『枯れた木』です。
枯れた木のような『神経のない歯』は、特別な力が加わらなくても普通に生活している状態でも折れてしまうことがあります。
神経のない歯は非常にリスクが高いと思って下さい。

また、歯の根が折れてしまった場合には、痛みが生じないこともあるので、
折れたまま放置するケースがあります。
これが非常に危険なのです。
根の折れた部分から血液や細菌 等が入り込み、歯肉内部で感染を起こします。
感染を起こすと歯の根を支えている周囲の骨が吸収を起こします。

骨吸収が進行してしまった場合、その後でインプラント治療を選択する場合には
治療が難しくなってしまいます。

骨吸収が高度に起った状態でインプラントを行うことは、
治療自体が難しくなるだけではく、 治療後に審美的な問題を残すことがあります。

つまり、神経のない歯は、リスクが高いと思って下さい。
そのため、神経を取らないようにすることがまず大切なのです。

さて、今回の症例に戻ります。
骨吸収が認められたため、インプラントを埋入すると同時に 『スプリッティング法』 『GBR法』を行いました。
『GBR法』では、 人工骨(β―TCP)を使用しています。

『GBR法』は今日までのシリーズで解説したことです。

使用したインプラントは、 アンキロス・インプラントです。

手術時間は、 『GBR法』を併用したこともあり約20分程度でした。

今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3〜4ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)になります。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、スプリットクレスト法、GBR法の費用も全て含まれています。


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骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その44

11/13(木曜日)です。

今週の日曜日(11/16)は、臨時休診ですので、本日は診療になります。
* 来週の木曜日(11/20)も診療致します。

今日も前回の続きで、『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その4』になります。

前回は、GBR法で骨が再生(増骨、増大)する原理について解説しました。

それでは、GBR法を行うと骨はどこまででも再生可能なのでしょうか?

答えは『NO』です。
骨の再生(増骨)には、限界があります。
骨の吸収状態により治療の難易度は変わります。
骨吸収が大きければ 大きい程 骨の再生(増骨)治療は困難を極めます。

骨のを増やすことはわりとしやすい(可能な)のですが、
骨の高さを増やすことは難しいのです。

一番簡単に骨が再生できる条件は、11/6の『…その2』で解説したように“穴”です。

抜歯でできた骨の“穴”の中に骨を再生させることはさほど難しいことではありません。
歯肉の間の『バリヤー』であるGBR膜を入れれば、膜(GBR膜)で塞がれた
“穴”の中は骨で再生(増骨)されます。

しかし、垂直的(高さが吸収)に骨が吸収された部位をもとの高さまで骨を再生させることを難しいのです。
つまり平になった状態を高くすることは難しいのです。

例えば、 歯周病等で、骨の高さが、5ミリ吸収したとします。
インプラントを行うために、この5ミリを増骨(再生)させようとします。
この場合の骨再生は、非常に難しいのです。
その理由を説明します。

まず、骨が吸収するとそれに伴い歯肉も吸収(下がります)します。
歯肉が下がってしまった状態で骨を回復させようとする場合、
歯肉を上方に引っ張り上げる必要性があります。
骨が増大(増骨)するための場所(スペース)を確保する必要性があります。

例えてお話すると 骨吸収により歯肉が下がった状態は、
『つぶれたテント』のようなものです。
『テント』の中に人や物が入る(入れる)ためには、『つぶれたテント』を立て直す必要性があります。
『つぶれたテント』を立て直すことにより、『テント』の中にスペース(隙間)を確保するのです。

『テント』であれば、支柱を立てれば良いのですが、歯肉はそのように うまくはいきません。
下がった(つぶれた)歯肉を上に引っ張り上げようと思っても 歯肉はそんなに伸びることはできませんし、歯肉がつぶれないように支柱を入れることも困難なのです。

GBRgenkai1
クリックすると拡大されます。










次回のブログは11/17(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『骨の再生はどこまで可能なのか?:(GBR法)の限界:その5』です。
このシリーズの最終回です。

先にも書きましたように今日は診療ですので、ブログを書く時間がないので、これで終了です。
インプラント手術報告は休ませていただきます。

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インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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