最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

AQBインプラント

ワンピースインプラント:その5

11/5(木曜日)です。

今日は、木曜日ですが、一昨日が祝日だったため、診療します。

ブログの前に今週のお知らせです。
今度の日曜日(11/8)は、院長は インプラントの勉強会のため、不在です。
他にも北浜先生も学会のため 不在ですので、日曜日は、山科先生と真鍋先生の2人での診療になります。


今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その5』になります。

このシリーズも今日で最終回です。

まずは、 今までの おさらいをしたいと思います。
同じような話にはなってしまいますが、分かりづらい話でしたので…

最初に インプラントの基本構造のおさらいです。
通常 使用されているインプラントのほとんどが、ツーピースタイプのインプラント です。

以下は、ツーピースタイプのインプラントのの写真です。
3つのパーツでできています。
28665515111
クリックすると拡大されます。






1. 上記写真の 最もの部分は、 インプラント本体: 『フィクスチャー』と
  言います。

2. 上記写真の 間の部分は、 アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』
  のことです。

3. 上記写真の 最もの部分は、 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも
言います。:被せ物のことです。

上記のように インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

一般的な手術方法は、第一段階として『フィクスチャー』と言われる ネジ の部分のみを 骨の中に埋め込みます。(インプラントの手術時です)
そして、骨とインプラントが結合(くっつく)まで 約2〜4ヶ月程度待ちます。
その後、『フィクスチャー』の上に 『アバットメント』を接合します。
そして、型を取るのです。
この3つのパーツは、全て別々である ということです。

しかし、ワンピースインプラントは、始めから 『フィクスチャー』と『アバットメント』が一体型になっています。

インプラント と アバットメント が結合する部分は、緩んだり 取れたりすると問題になってしまいますので、非常に精密な構造になっています。

コストの面からすると このアバットメントの価格は、インプラント本体(フィクスチャー)とさほど変わらないのです。
そのため、インプラント と アバットメント が一体型になっている ワンピースインプラントは、コストが安くできるのです。

もう少し 違いについてのおさらいは続きます。

インプラント手術後には、インプラントと骨が結合するまで、安静にすることが重要です。
具体的には、インプラントに外力が加わらないようにすることが重要なのです。

ツーピースタイプのインプラント は、インプラントを埋入する手術直後には、インプラント自体は、歯肉の中に埋め込まれることになります。
(インプラントの種類 等によっては、インプラントの蓋のみが歯肉の上に見える  1回法 の場合もあります)

これは、インプラント自体に外力が加わらないようにするためです。
しかし、ワンピースインプラントは、インプラント本体(フィククチャー)と土台(アバットメント)が一体型になっているため、手術直後から棒状のアバットメントが見えるのです。
そのため、舌に触れたり …等外力が加わりやすいのです。

また、インプラント手術を行う際には、インプラントを埋め込むための骨の状態が大きく関係してきます。
骨の幅や高さが十分に存在することが重要です。
しかし、現実的には、骨の吸収が起こっていることが多いのです。

骨の吸収が起こっている場合には、 骨増大治療(GBR法) を行います。
この場合には、インプラント本体(フィクスチャー)を歯肉の中に埋め込むことが基本になります。

そのため、骨吸収が起こっているケースでは、ワンピースインプラントは一般的には、使用されないことが多いのです。

また、インプラントの土台(アバットメント)についても解説しました。
ツーピースタイプのインプラント の場合、このアバットメントを選択することが可能です。
アバットメントの高さ や 角度を自由に選択できるのです。
これは、大きな利点になります。

次に、セラミック等のインプラントの被せ物です。
インプラントの被せ物には、
セメント(接着剤)で固定する『セメント固定式』と
ネジで固定する『スクリュー固定式』があることも解説してきました。
症例によっては、後で取り外しが可能な『スクリュー固定式』の方が有利なことが多いのです。
『スクリュー固定式』は、ツーピースタイプのインプラント でしか行えません。

それでは、『ワンピースインプラントは良くないのか?』
ということですが、
そうではありません。
確かに ツーピースタイプのインプラント と比較すると 治療の選択範囲は遥かに少ないですが、利点もあります。

ワンピースインプラントの最大の利点は、コストです。
治療費は、 ツーピースタイプのインプラント に比べ、圧倒的に安くなります。

インプラント治療は どうしても治療費が大きな問題になりますので、安く行えるワンピースインプラントは、大きなポイントになります。

現在、世界的にみて ほとんどのインプラントは、ツーピースタイプのインプラント です。

ツーピースタイプのインプラント の方が圧倒的に利点が多いからです。

しかし、きちんとした適応症さえ守れば、ワンピースインプラントも十分可能であると考えられます。


本日は、診療中で 朝途中まで書いていたブログを 現在 お昼休み中に書き終えました。

もうすぐ午後の診療ですので、本日のブログはこれで終了です。
午後は、インプラントの手術から診療開始です。
骨吸収が進行した上顎に5本のインプラントを埋入します。


次回のブログは11/9(月曜日)になります。


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大船駅北口歯科インプラントセンターインプラント 歯周病 専門医

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ワンピースインプラント:その4

11/2(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その4』になります。

当医院は、2日(月)と3日(水)は休診です。
そのかわり、通常は、休診の木曜日(11/5)は、診療致します。
11/5(木)のご予約は、オンライン予約は行えませんので、電話でご予約お願い致します。

また、救急の場合には、メール(info@sugiyama-d.sakura.ne.jp)でご連絡下さい。



さて、今日もツーピース インプラントの利点についてです。

前回から解説しているように世界中のインプラントのほとんどがツーピース インプラントです。
その理由として、ワンピースインプラントと比較して 圧倒的に多くの利点があるからです。

本日は、その中でも 前回予告した セメント固定式 と スクリュー固定式について解説します。

スクリュー固定式は、具体的に言うと、型を取ってできた被せ物を接着剤で付けるのではなく、『ネジ』で固定する方法です。

完成した被せ物の噛む面や 被せ物の横の部分に メガネで使用するような『小さなネジ』が付いています。
インプラントとは この『ネジ』で固定されることになります。

インプラントに被せ物を取り付ける際に、ドライバーのネジのようなもので、
締め付けて固定します。

『スクリュー固定』の最大の特徴として『取り外し』ができることです。
この『取り外し』ができることは 将来性を考えた場合、非常に利点となります。

被せものが セラミック や ハイブリッドセラミックのような白い材質の場合、 歯ぎしり や くいしばりの程度等によりますが、磨り減ったり、欠けたりする可能性があります。

もし、欠けたりした場合、『取り外し』ができれば、一度取り外して修理できます。
長期間の間に磨り減った場合でも取り外し、修理が可能になります。
また、万が一、インプラント自体に問題があった場合、取り外しができた方が
その後の治療を行いやすいという利点があります。

この取り外し式ができるスクリュー固定式は、非常に利点が多いのです。

たたし、欠点として、小さな歯(セラミック等)の内部にネジが入ってるため、構造が非常に複雑になります。
そのため、作成するコストは、セメント固定式と比較すると圧倒的に高くなります。


次にセメント固定式ですが、これは、通常の天然歯の被せ物と同様に 接着剤でセラミック等をくっつけることになります。
非常にシンプルな術式で治療が行えます。
治療に対するエラーが少ない方法とも言えます。

また、治療に関わる材料費等のコストを抑えることができます。

しかし、セメント固定式は、審美性を重視した前歯部では、問題が生じることがあります。

前歯部の場合等、インプラントを審美的に行う場合、インプラントと上部構造(被せ物)の境目が見えないように この境目の部分を歯肉の内部に設置します。

なんのことだかわからない方のために、天然歯において被せ物を行う際の治療方法について解説します。
通常、天然歯を削って、被せ物を行う時には、削る境目をどこに設定するかは、前歯、奥歯等により異なります。
奥歯は、削る境目を 歯肉と同じ位置もしくは 若干歯肉より少し上に設定します。
つまり、被せ物と削った境目が歯肉の上になり、直接見える状態にします。
こうすることにより、境目に直接歯ブラシを当てることが可能となります。
また、被せ物は接着剤でつけますので、つける際にできる余分な接着材を取り除くことが確実に行えます。

しかし、削った境目が歯肉の上に直接見えるということは 前歯では審美的に問題を生じることがあります。
そのため、前歯等の審美性を重視する場合にはこの境目を歯肉の中(約1〜1.5ミリ)に設置します。
境目は、歯肉の内部にあるため、審美的には優れていますが、問題点もでてきます。
一つは 型を取ることが困難なため、エラー(再度型を取ったり、完成した被せ物がぴったりと合わない等)がでてきます。
次に先程あった、境目にある余剰な接着剤を正確に取り除くことが難しいのです。
これは 余剰な接着剤がきちんと取り除けたか確認することが困難であることとつながります。
もし、余剰な接着材が歯肉内部に残ると それが、原因で炎症が起ります。

話は長くなりましたが、審美性を重視する部位にインプラントを行う場合、
インプラントと被せ物の境目を歯肉の内部(歯肉縁下1〜1.5ミリ)に設定しますので、接着剤を取り残す可能性があります。
審美性重視するために、歯肉縁下にインプラントを埋入した場合には『スクリュー固定』の方が優れていると言えます。


本日の内容は、なかり難しい話になりました。

前回のブログにも書きましたようにインターネット等で良く広告されている 格安インプラント の多くは、
ワンピースインプラントです。
インプラントの土台(アバットメント)が一体型になっているタイプです。

全てが一体型になっているため、非常に安価でできます。

骨吸収がなく、埋入部位 や 欠損数…等さまざまな条件さえあえば、ワンピースインプラントでも 十分対応ができると考えられます。

しかし、現実的には、土台(アバットメント)の長さ や 角度 等の種類を後から選択できないことや 『スクリュー固定』も選択できない 等 多くの問題点を抱えてることも事実です。

ワンピース インプラント か ツーピース インプラントかの選択は、さまざまな条件を考慮に入れて選択することが大切です。


次回は、今回のシリーズの最終回になります。
次回のブログは11/5(木曜日)になります。

今週(10/30〜31)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

毎回この手術報告では、難症例を解説しています。
今回のケースも本当に難しい症例でした。

骨の吸収が非常に大きかったケースです。

インプラントの埋入部位は、下顎の奥歯でした。
骨の幅は、約3ミリ程度です。

インプラントを適切に埋入するためには、約6ミリの骨幅が存在しないといけません。
骨幅が3ミリですから 適切な範囲の約半分しかありません。

そのため、インプラントを埋入する際に、骨幅を広げる方法と併用しました。
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法) です。

決行大変な治療でしたが、予定どおり、行うことができました。

使用したインプラントは、 ストローマン・インプラント  ( I.T.Iインプラント)  SLAタイプが3本でした。


今後の治療スケジュール
今後の予定としては、
1. 約7〜10日後に“抜糸”、
2. その後、 約3ヶ月後に型を取ります。

治療費
インプラントが1本21万円(税込)×3本です。
この中には、治療中のレントゲン撮影や薬代、今回のスプリットクレスト法、GBR法の費用も全て含まれています。




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ワンピースインプラント:その3 

10/29(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その3』になります。


このテーマも3回目になりました。
ワンピースインプラント についてお分かりにならない方は、前回と前々回のブログを御覧になって下さい。

前回までのブログでは、インプラントと骨が結合するまで期間は、 安静にすることが重要であることを解説しました。

ワンピースインプラントは、インプラント手術当日からインプラントの土台(アバットメント)が口腔内に見えるため、どうしてもインプラントに力が加わってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に GBR法(骨増大法)を行います。
この場合には、インプラントは、歯肉の中に埋め込みます。
つまり、骨吸収がある場合には、ワンピースインプラントは適していないことになります。

ここまでが、前回解説した内容でした。

本日は、 ツーピース インプラントの 他の利点について解説します。

ちょっと難しい話にはなりますが、他のHPではまず掲載されていないマニアックな内容ですので、御興味のある方は是非御覧になって下さい。

前回も解説しましたように 現在世界中で行われ入るインプラント治療のほとんどが ツーピース インプラントです。

先にも書きましたように インプラントと骨が結合した後で インプラントの土台(アバットメント)は、装着されます。

この土台(アバットメント)は、噛み合う歯との噛み合せ等により、その 長さ や 角度 が変わってきます。

メーカーに違いはありますが、土台(アバットメント)は、その長さ や 角度により 10種類以上が存在します。

細かく選択すれば、もっと数多くのアバットメント(土台)があります。

この角度 や 長さにを選択できることは 非常に有効です。

例えば、前歯部には、ワンピースインプラントはほとんど使用されません。

この理由として、前歯にインプラントを埋入した時には、インプラントの埋入角度と アバットメントの角度を変えることがほとんどだからです。

もし、前歯部に インプラントと土台(アバットメント)が一体型の、ワンピースインプラントを埋入した場合、どうしても 土台(アバットメント)が斜め前方に出っ張ってしまいます。

簡単に言えば、ワンピースインプラントを前歯部で使用した場合、出っ歯になってしまうのです。
(ちょっと分かりにくかもしれません)

そのため、ワンピースインプラントを行っている先生でも
前歯部は、 ツーピース インプラントを使用していることが多いのです。

ワンピースインプラント場合、土台の角度 や 長さを調節する必要性があった場合には、インプラントと骨が結合した後で、口腔内で直接土台を削ることになります。

削ることは可能ですが、足すことはできなくなりますし、角度をつけるために削ると 土台(アバットメント)の維持力が落ちることもあります。

土台と一体型のワンピースインプラントより
後から土台(アバットメント)を選択できる ツーピース インプラントの方が圧倒的に利点が多いのが事実です。

また、インプラントの被せ物は、大きく分けて2つの方法があります。
一つは、 セメント固定式で、
2つめは、  スクリュー固定式です。

これは、インプラントの被せ物を行う際に、大きなポイントになります。

次回のブログでは、
セメント固定式とはなにか?
  スクリュー固定式とはなにか?
という話から
それぞれの利点、欠点について解説します。

次回の話の内容にはなりますが、ワンピースインプラントは、セメント固定式しか選択できません。
それに対し、 ツーピース インプラントの方は、両方とも選択が可能です。

こうしたことが分かると、なぜ世界で使用されているインプラントメーカーのほとんどが ツーピース インプラントを製造しているかが分かります。


『インプラントについてもっともっと知りたい!』
と思っている方は、他では知ることができないことが分かります。


また、『格安インプラントのほとんどがワンピースインプラントを選択している理由』も分かります。

お楽しみに!!



次回のブログは11/2(月曜日)になります。


今週(10/27〜28)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から下顎にインプラント埋入を行った1症例について解説します。


昨日インプラント手術を行った患者様は、今回が初めてのインプラント手術ではありませんでした。

初診時には、骨吸収が非常に高度に起っていました。

どれくらい骨の吸収が起っていたかと言えば、
下顎の骨の高さが 1/3〜1/4程度 になってしまっていました。
つまり、顎の骨の60〜70%が吸収していたのです。

大変なことです。

インプラントを埋め込むことすらできなかったのです。

そのため、先に骨の増大法のみを行いました。
GBR法(骨増大法)です。

『骨増大を行えば、骨は、増えるの?』
『それなら 骨が吸収しても大丈夫では?』
と思われるかもしれません。

しかし、そう簡単にはいきません。

骨を再生させることは、大変難しいのです。

多少骨の吸収がある程度であれば、さほど大変ではありませんが、骨の吸収が大きい場合にはかなり大変です。

大変というのは、手術自体が大変だということです。
もちろん 骨吸収が大きければ、それだけ、手術時間はかかりますし、手術後の腫れ 等も大きくなります。

また、骨の再生には限界があり、どのような状態でも元通りに復元できるわけではありません。

骨の再生には限界があるのです


さて話は症例に戻ります。
数カ月前に GBR法(骨増大法)を行ったため、本日はインプラントを埋め込むことができるまで、骨の再生が認められました。

骨の再生は、十分達成できたので、手術時間はさほどかかりませんした。

今後は、インプラントと骨が結合するまで約3ヵ月待ちます。

初診時から  GBR法(骨増大法)によって骨が増大するまで、約3〜4ヵ月、
インプラントを埋入してから骨と結合するまで約3ヶ月、
トータルで約7ヵ月以上かかってしまいます。

骨吸収がさほどなければ、半分以下で治療は終了できるのですが…

骨吸収が起きないうちにきちんと対応することが重要なのです。

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ワンピースインプラント:その2 と インプラント症例報告5

10/26(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ワンピースインプラント:その2』になります。

前回のブログでは、ワンピース インプラント と ツーピース インプラントの違いについて解説しました。

その中で、世界中で使用されているいインプラントのほとんどは、ツーピース インプラントであることを解説しました。

本日は、その理由について解説します。

まず、ワンピース インプラントは、インプラント手術当日から歯肉の上に土台(アバットメント)が見えます。
長い棒状の 金属製の土台です。
インプラントと一体型になっているためです。

以下の話は、前回と同様の話にはなりますが、非常に重要なことなので再度解説します。


世界的に一般的に使用されているツーピース インプラントは、 インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋込まれます。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合したで装着するのです。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合したになります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。

以上のことが前回の話でした。

ワンピース インプラントは、どうしても手術直後から土台(アバットメント)が口腔内に露出(見えている)しているので、インプラントに外力が加わりやすいのです。

また、インプラントを埋込むための骨がしっかりしていないと ワンピース インプラントは適切にできません。

インプラント治療を行う方の多くは、
歯周病 歯根破折欠損状態を長く放置していた …等により骨吸収を起こしています。

骨吸収があった場合には、インプラントを適切に埋入することはできません。
適切にインプラントが埋入できないということは、埋入したインプラントが安定しないということです。
安定しないインプラントに外力が加われば、インプラント自体もダメになってしまいます。

また、骨吸収がある場合には、インプラントを埋入すると同時に吸収部位に骨の増大法を行います。
この方法をGBR法(骨増大法) と言います。

一般的にGBR法(骨増大法) を行った場合には、インプラント自体を歯肉の中に埋込みます。
インプラント手術時にインプラントを完全に歯肉の中に埋込む方法を2回法 と言います。

GBR法(骨増大法) を行った場合には、骨吸収がまったくなかった場合と比較してより手術後の感染に注意が必要です。

GBR法(骨増大法) には、人工骨を使用したり、骨の増大を行うためのGBR膜 等を使用します。
こうした骨増大に使用した材料が感染しないように インプラント本体も含め、全てを歯肉の中に埋込んでしまう2回法 がほとんどです。

また、上記以外にもさまざまな理由により、GBR法(骨増大法) を行った場合には、歯肉の完全閉鎖が基本になります。

インプラントを歯肉の中に埋込む(2回法 )ということは、ワンピース インプラントはできないということです。

私が日々インプラント手術を行う中で、骨の吸収がまったくなく、インプラントを埋入できるケースは、半数以下です。

半分以上のケースでは、GBR法(骨増大法) を行うのです。

つまり、骨吸収が起っている場合には、ツーピース インプラントが適応症ということになります。

他にもツーピース インプラントの利点があります。
これは、次回で解説します。
次回のブログは10/29(木曜日)になります。



今週(10/23〜25)のインプラント手術報告

今週(昨日)のインプラント手術の中から、
難しいケース であったり、
特殊なケース 等を抜粋して、紹介するコーナーです。

それでは、今週のインプラント手術の中から上下顎同時にインプラント埋入を行った1症例について解説します。

昨日も1日中 インプラントの手術でした。
その中でも難症例であった 上下顎に合計8本のインプラントを埋入した症例をご紹介します。

患者様は、長い間 歯科治療を繰り返されてきた方です。

虫歯、 歯周病
歯がない状態が長くあった 等の問題が長期的に続いたことにより、さまざまな問題が起っていました。

具体的なこととしては、
 今まで治療してきた被せ物 等が何度も取れてしまう!
 年々 歯がダメになり、抜歯を繰り返している!
 欠損部位がどんどんと増えていき、噛むところがなくなってきた!

そして、『このままでは、もっと もっと 歯を失うことになり、
噛むこともできなくなってしまうのではないか!』 という不安になり、
全体的に きちんと治療を行いたい というご希望があり、
紹介を受けて 当医院を受診されました。

このような 歯科治療を繰り返している方は 多くいらっしゃいます。

治療部位がすぐにダメになる大きな原因の一つとして、
『神経がない歯が多い!』ことがあげられます。

今回ご紹介する患者様も 2/3以上の歯がすでに欠損しており、
残っている歯は、全て神経がない歯です。
神経のない歯は非常に脆く、 通常の噛む力でも折れてしまうことが多いのです。

そのため、少しでも残っている歯に負担をかけないようにするためにも 欠損部位にインプラントを行うことは有効です。

今回ご紹介する患者様のように 多くの歯が欠損しており、噛むことが御不自由になっている方が本当に多くなっています。


全ての欠損部位にインプラントを埋入する方法ももちろん有効ですが、
まず、必要な部位にのみインプラントを行うことも 重要なことです。
最初に審美的な改善、噛むことの改善が必要です。


話は戻りますが、今回の治療は、本当に難症例でした。
大変なインプラント手術でした。

骨の吸収も多くあり、8本全てにおいて、
GBR法(骨増大法)
ソケットリフト法
スプリットクレスト法(リッジエクスパンジョン法)
PRP法
等 さまざまな方法を併用し、インプラントを埋入しました。
(これらの骨増大治療費用は 全てインプラント埋入費用に含まれています)

使用したインプラントは、全て ストローマンインプラント(ITIインプラント)です。

麻酔方法は、 静脈内鎮静法(無痛治療)です。
完全に寝ている間に治療が行えますので、治療が恐い方(心配な方) や インプラントの埋入本数が多い方、骨吸収が大きく治療時間がかかる方 には、非常に有効な麻酔方法です。

難症例であったため、治療時間もだいぶかかりました。
通常、骨吸収がさほどなければ、1本のインプラントを埋入する時間は、約5分程度です。

しかし、今回は、約3時間かかりました。
今年行ったインプラント手術の中で最も大変な手術でした。

私自身は、この手術の直前にも困難な手術があっため、連続のオペで だいぶ大変でしたが、
静脈内鎮静法(無痛治療)で行ったため、患者様ご自身は、苦痛もなく、ぐっすりと眠っている間に終了します。


昨日は、大変でしたので、休診の今日は少しゆっくりしたいと思います。

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ワンピース タイプ のインプラント

10/22(木曜日)です。

今日も前回の続きで、『ワンピース タイプ  インプラント』になります。

メール相談で インプラント治療に関するご質問が毎日のようにあります。
先日今までにないご質問がありました。
それが、今回のタイトルの『ワンピース タイプ  インプラント』です。

それでは、『ワンピース タイプ  インプラント』という話の前に
一般的なインプラントについて簡単にご説明します。

インプラントの基本構造は下図のようになっています。

1. インプラント本体: 『フィクスチャー』と言います。

2. アバットメント: 被せ物の歯を付ける『土台』のことです。

3. 上鵜構造『補綴物(ほてつぶつ)』とも言います。: 被せ物のことです。

インプラントの構造は大きく分けて この3つから成り立っています。

28665515111
クリックすると拡大されます。







一般的なインプラントは、インプラントの手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれます。

土台となるアバットメントは、後で装着されるのです。
後とは、インプラントと骨が結合(くっつく)する数ヶ月後です。

つまり、一般的なインプラント治療の手順として、
1.インプラント本体(フィクスチャー)を骨に埋込む手術を行う
2.インプラントと骨が結合するまで数ヶ月待つ
3.インプラント本体(フィクスチャー)に 土台(アバットメント)をつける
4.型を取り、被せ物(セラミック 等)を装着する

以上のようなステップでインプラント治療は進んでいきます。

重複しますが、インプラント手術時には、インプラント本体(フィクスチャー)のみが骨内に埋め込まれるのです。

あくあまでも 土台(アバットメント)は、インプラントと骨が結合した後で装着するのです。
土台(アバットメント)は、インプラント本体の上に装着される 棒状の装置です。

この土台(アバットメント)を装着するのが 骨とインプラントが結合した後で行う理由として、
インプラントを顎の骨の中に埋込んだ時点(手術時)では、まだインプラントと骨は結合(くっついて)していないのです。

インプラントが骨内に埋込まれてから 数ヶ月(通常2〜4ヶ月程度)という期間で 骨と結合するのです。

つまり、インプラントと骨が結合するまでは、安静にしておくことが必要なのです。

安静というのは、インプラントに外力が加わらないように することです。

そのため、土台(アバットメント)をインプラントに装着するのは、インプラントと骨が結合した後になります。

インプラント手術時に土台(アバットメント)があると 舌で触れたり、食事の際にぶつかってしまったり、
どうしてもインプラント自体に外力を加えることになってしまいます。

このようなことから 一般的なインプラント治療は、インプラント本体(フィクスチャー)と 土台(アバットメント)は、分かれているのです。
これが、一般的なインプラントです。
こうしたインプラントをツーピース インプラントと言います。
現在インプラントのほとんどがこのタイプです。
世界的にシェアーの高いインプラントメーカーの全てこのスステムを採用しています。
   以下を参考にして下さい。
     ・世界3大インプラント


それに対し、始めから インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が一体型になっているインプラントも存在します。
このタイプのインプラントをワンピース インプラントと言います。

ワンピスタイプのインプラントの最大の利点として、
コストが抑えられることです。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が噛む力で脱落することなく、適切に安定するためには、精密な構造が必要です。
インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)が結合するための精度が低いインプラントメーカーは、ダメということになります。

インプラント本体((フィクスチャー)と 土台(アバットメント)の結合は、精密さが非常に重要視されるのです。

それに対し、ワンピース インプラントは、インプラント本体 と 土台が一体型ですので、構造がシンプルです。
作製段階でも 比較的に簡単に作製ができるので、エラーも少ないインプラントです。

また、ワンピース インプラントは、型を取る行程や、使用する器具 等もシンプルに行うことが可能です。

そのため、インプラント自体のコストが非常に安価にできます。
インプラントに使用される コスト(インプラント本体、土台、型取りの器具 等を含める)は、
ワンピース インプラント と ツーピース インプラントを比較すると1/3〜1/5程度になります。

圧倒的にワンピース インプラント が安くできるのです。

インターネット等で『格安インプラント』と広告されているインプラントの多くは、こうしたワンピース インプラントを使用しています。

逆に言えば、ワンピース インプラントを使用しなければ、安くは提供できないのです。

先程、インプラントメーカーのほとんどがツーピース インプラントを採用しており、ワンピース インプラントは非常に少数派であることを書きました。

私自身も現在、ツーピース インプラントしか使用していません。

その理由については、次回のブログで解説します。
次回のブログは10/26(月曜日)になります。


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I.T.Iインプラント認定医でもあり、 GBR法 サイナスリフト 審美インプラント等の難症例も行います。
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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
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