最新インプラント症例:日本歯周病学会歯周病専門医、国際インプラント学会認定医

インプラントなら横浜の大船駅北口歯科  神奈川県横浜市(JR大船駅北口から徒歩3分)にあります 国際インプラント学会認定医、日本歯周病学会専門医です。 インプラントのマニアックな情報を掲載しています。

GBR

ドリルを使用しないインプラント治療:その24

10/12(月曜日)です。
今日も前回の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その2』になります。

前回は、ドリルを使用しないインプラント治療の利点を7つ列挙しました。
(前回のブログを見られていない方は、是非 前回のブログを見て下さい)

その中で、まだ解説していなかったのが、4番目に列挙した『骨幅を増大できる!』です。

それでは、なぜ『ドリルを使用しないインプラント治療』は、『骨幅を増大できる!』のでしょうか?

前回解説しました『ドリルを使用しないインプラント治療』の術式をおさらいします。

まず、顎の骨に 針のような細い器具(リーマー)を挿入します。
その後、リーマーより若干太い器具(キリのようなもの)を挿入します。
少しずつ、この器具を大きくしていきます。

通常のインプラントで使用される『ドリル』は 骨を削るものですが、
『ドリルを使用しないインプラント治療の器具』は、骨を削ることはありませんので、
穴が開いた(押し広げられた)分だけ 骨の幅は広がっていきます。

この時、『骨は本当に広がるのか?』と思われるかもしれません。
骨には弾性があります。
骨をゆっくりと押し広げることにより、穴は少しづつ大きくなるのです。

最終的に押し広げられた 穴 が4ミリになったとします。
結果的に、骨の幅は、押し広げられた分だけ、幅が増大するのです。
(現実的には 4ミリの骨幅が広くなることはありませんが、ある程度は、押し広げられます)

この骨幅が押し広げられるということは、インプラント治療において非常に有効な方法です。

私が日々診療する インプラント治療(手術)の中で 骨の吸収があり、そのままでは、インプラントが埋入できない症例がほとんどを占めます。

つまり、多くの症例において骨吸収が起っているのです。

骨吸収が起る原因として、歯周病 であったり、歯根破折であったり、歯がない状態を放置 したり 等があります。

骨の吸収がある場合には、そのままでは、インプラントを埋込むことができません。

通常インプラントの幅(直径)は、約4ミリあります。
直径4ミリのインプラントを埋込むためには、6ミリ程度の骨幅が存在することが必要です。
もし、骨の幅が3ミリ程度であった場合には、そのままの状態では、インプラントを埋込むことが困難になります。

そこで、骨の増大治療が必要になってくるのです。
骨の増大治療のことをGBR法(骨増大法) と言います。

しかし、GBR法(骨増大法) は、万能な治療法ではありません。

どのような状態でも骨が元通りに再生できるわけではありません。
GBR法(骨再生治療)には限界 があるのです。


また、GBR法(骨増大法) の欠点として治療の難しさがあります。

5ミリ程度の骨幅であった場合、1ミリ程度の骨幅を増大させるために GBR法(骨増大法) を行うことはさほど難しくありませんが、
始めの段階で1〜2ミリしか骨幅が無かった場合には、6ミリまで骨の幅を増大させることは非常に難しい治療になります。

治療の難易度が高ければ、手術時間も長くなり、治療に伴う患者様の大変さも高くなります。(腫れたり、痛みを伴うということです)

また、経験の浅い歯科医師では骨幅を4ミリも5ミリも増大させるような治療は困難を極めます。

難易度が高いということは失敗(骨が増大できない)する可能性も高くなります。

その点、骨幅を押し広げるこの治療法は、初診時に狭い骨幅であっても少しずつ押し広げることにより、 GBR法等を行わなくても骨幅を改善させることが可能になります。

もちろんこの方法により、 GBR法(骨増大法) がまったくいらなくなったということではありません。

例えば、2〜3ミリ程度しか骨幅がない場合でも『ドリルを使用しないインプラント治療』により、骨幅を5ミリ程度まで拡大できれば、
あと1ミリ分GBR法(骨増大法) のみで骨幅を増大すれば、
良いことになります。

GBR法(骨増大法) により1ミリ骨幅を拡大させることはさほど難しいことではありません。

治療の難易度も低くなりますし、リスクも低くなります。

これが、ドリルを使用しないインプラント治療の利点の一つなのです。



次回のブログは10/15(木曜日)になります。

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ドリルを使用しないインプラント治療:その1

10/8(木曜日)です。


今週末は、日本歯周病学会のため、
10/10(土)午後 と 10/11(日)は、休診になります。


今日は、『ドリルを使用しないインプラント治療』になります。

インプラント治療は、チタンでできたネジを 顎の骨の中に埋込む治療方法です。

具体的には、専用のドリル を使用し、骨に穴をあけます。
そして、その穴の中に チタンのネジを埋込むのです。

この ドリル を使用することは、骨にダメージを与えることになります。
できるかぎり、骨にダメージを加えないためには、ドリルを使用しないことです。
しかし、現実的には、ドリルを使用しないと インプラントを埋込む “ 穴 ”をあけることができません。

まず、一般的な ドリル を使用した インプラント埋入方法について図解します。
30918817177
左の図をクリックすると拡大されます。









このように ドリル を使用することが通常の方法です。


次にドリルを使用しない インプラントの埋入方法を図解します。
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左の図をクリックすると拡大されます。









治療の開始は、リーマーと言われる 直径1ミリ程度の小さな 針のようなものを 骨に刺します。
本当に小さな穴があきます。
そして、使用する器具を少しずつ大きくし、穴を拡大します。
最終的には、埋入予定のインプラントの直径に近い状態まで 穴を拡大します。

こうした方法により、ドリルを使用しないで、穴をあけることができるのです。

このような話をすると 
『それでは、全てのインプラント治療をドリルなしで行えば、良いのでは?』
と思うかもしれません。

このドリルを使用しないインプラント治療には、
利点もありますし、欠点もあります。

本日は、利点について解説します。


1. 骨の削除量が最小限 !
   ドリルを使用しないので、骨はほとんど削ることはありません。

2. 出血が少ない、腫れにくい、痛みが少ない !
   骨を削らないため、通常のインプラント治療よりも腫れにくいのです。

3. 切開を最小限にできる !
   ドリルの操作 等が必要ないため、切開自体も最小限で行えます。
   この点も 治療後の腫れ 等 が少なくなる大きなポイントになります。

4. 骨幅を増大できる!
   このことが この治療の最大の利点と言ってもいいでしょう。
   この解説は非常に長くなるので、次回(10/12:月)解説します。
 
5.『初期固定』に優れている !
   骨の弾性により押し広げるため、インプラント埋入後に
   骨が収縮(縮む)します。
   骨が収縮すると、インプラントを『ギュッ』と押さえ込むこと
   になります。
   これが、インプラントの安定につながります。
   インプラント手術直後の安定性のことを
   『初期固定』と言います。
   初期固定はインプラントの成功にとって最も重要なことの一つ
   です。

6. 『骨密度が向上』する !
   骨を削らず、骨を圧迫して穴を開けるため、圧迫された骨の密
   度が向上します。
   骨が柔らかい方や骨粗鬆症の方に有利な方法です。

7. 骨を削らないため、手術時の不快感が少ない!
   ドリルを使用すると ドリルによる振動があります。
   こうした振動による手術中の不快感を最小限にできます。



今日は、話が長くなってしまいましたので、これで終了です。

次回のブログは10/12(月曜日)になります。
次回は、今日の続きで、『ドリルを使用しないインプラント治療:その2』です。


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Profile

インプラント歯周病...

     院長履歴

1993年 神奈川歯科大学卒業
1993年 同大学歯周病学講座
      入局
1999年 日本歯周病学会
      専門医取得
1999年 東京都にて杉山歯科
      医院開業
2003年 I.T.Iメンバー認定
2005年 国際口腔
      インプラント
      学会認定医取得
2006年 大船駅北口歯科
      インプラント
      センター開業

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